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    7283 愛三工業 有価証券報告書-第122期(2023/04/01-2024/03/31)

    【表紙】
    【提出書類】 有価証券報告書
    【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
    【提出先】 関東財務局長
    【提出日】 2024年6月14日
    【事業年度】 第122期(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
    【会社名】 愛三工業株式会社
    【英訳名】 AISAN INDUSTRY CO., LTD.
    【代表者の役職氏名】 取締役社長 野 村 得 之
    【本店の所在の場所】 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1
    【電話番号】 (0562)47-1131(代表)
    【事務連絡者氏名】 経理部長 猪 飼 英 人
    【最寄りの連絡場所】 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1
    【電話番号】 (0562)47-1131(代表)
    【事務連絡者氏名】 経理部長 猪 飼 英 人
    【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所(東京都中央区日本橋兜町2番1号)株式会社名古屋証券取引所(名古屋市中区栄三丁目8番20号)

    第一部 【企業情報】

    第1 【企業の概況】

    1 【主要な経営指標等の推移】

    (1) 連結経営指標等

    回次 第118期 第119期 第120期 第121期 第122期
    決算年月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月 2024年3月
    売上高 (百万円) 205,489 181,427 193,751 240,806 314,336
    経常利益 (百万円) 6,866 4,986 10,255 14,083 17,201
    親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) (百万円) △5,073 3,525 6,831 8,504 11,744
    包括利益 (百万円) △6,850 6,076 15,265 12,226 33,135
    純資産額 (百万円) 82,769 87,773 100,889 110,382 139,558
    総資産額 (百万円) 186,362 189,918 201,936 225,762 272,549
    1株当たり純資産額 (円) 1,255.94 1,336.78 1,539.63 1,688.64 2,158.56
    1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) (円) △80.55 55.97 108.40 135.01 187.63
    潜在株式調整後1株当たり当期純利益 (円) 108.34 134.98 187.45
    自己資本比率 (%) 42.5 44.3 48.0 47.1 49.4
    自己資本利益率 (%) △6.1 4.3 7.5 8.4 9.7
    株価収益率 (倍) 11.99 6.73 6.66 9.08
    営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 14,678 17,761 13,544 20,269 38,627
    投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △16,591 △6,785 △6,955 △29,599 △9,664
    財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 1,704 △1,176 △4,128 3,536 △11,431
    現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) 34,674 44,369 48,750 43,972 66,494
    従業員数〔外、平均臨時雇用  者数〕 (名) 9,161 8,688 8,368 8,809 8,920
    〔1,555〕 〔1,330〕 〔1,352〕 〔1,650〕 〔1,984〕

    (注)1 第118期の「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

    2 第118期の「株価収益率」については、親会社株主に帰属する当期純損失であるため記載しておりません。

    3 第119期の「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

    4 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第120期の期首から適用しており、第120期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

    (2) 提出会社の経営指標等

    回次 第118期 第119期 第120期 第121期 第122期
    決算年月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月 2024年3月
    売上高 (百万円) 93,597 83,138 80,996 88,973 106,805
    経常利益 (百万円) 3,800 2,904 6,878 9,731 4,579
    当期純利益又は当期純損失(△) (百万円) △4,955 2,731 6,129 9,245 2,744
    資本金 (百万円) 10,684 10,684 10,708 10,714 10,838
    発行済株式総数 (株) 63,018,396 63,018,396 63,073,379 63,086,379 63,339,379
    純資産額 (百万円) 54,978 58,457 63,073 70,182 71,755
    総資産額 (百万円) 123,414 127,840 135,423 151,630 159,523
    1株当たり純資産額 (円) 870.22 925.62 999.99 1,112.39 1,149.08
    1株当たり配当額(内1株当たり中間配当額) (円) 20.00 18.00 29.00 35.00 55.00
    (13.00) (7.00) (15.00) (15.00) (27.00)
    1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) (円) △78.67 43.37 97.27 146.77 43.84
    潜在株式調整後1株当たり当期純利益 (円) 97.22 146.75 43.80
    自己資本比率 (%) 44.4 45.6 46.5 46.2 45.0
    自己資本利益率 (%) △8.5 4.8 10.1 13.9 3.9
    株価収益率 (倍) 15.47 7.50 6.13 38.84
    配当性向 (%) 41.5 29.8 23.9 125.4
    従業員数〔外、平均臨時雇用 者数〕 (名) 2,726 2,743 2,668 2,610 2,565
    〔623〕 〔456〕 〔480〕 〔537〕 〔620〕
    株主総利回り(比較指標:配当込みTOPIX) (%)(%) 77.2(90.5) 104.3(128.6) 117.2(131.2) 147.2(138.8) 273.5(196.2)
    最高株価 (円) 972 725 987 953 1,731
    最低株価 (円) 412 432 620 645 829

    (注) 1 最高株価および最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、

        2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものであります。

     2 第118期の「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

     3 第118期の「株価収益率」および「配当性向」については、当期純損失であるため記載しておりません。

     4 第119期の「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

     5 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第120期の期首から適用しており、第120期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

    2 【沿革】

    1938年12月 資本金50万円をもって軍需品の製造を目的に名古屋市瑞穂区に設立
    1945年10月 キャブレタなど自動車部品の製造に着手
    1957年11月 本社および工場を現在の大府市に移転
    1960年8月 エンジンバルブの生産開始
    1966年2月 テイケイ気化器㈱(現・連結子会社)に資本参加し子会社化
    1971年3月 安城工場を新設
    1980年5月 愛協産業㈱(現・連結子会社)を設立
    1980年7月 樹脂キャニスタの生産開始
    1980年11月 名古屋証券取引所市場第二部に株式上場
    1981年8月 スロットルボデーの生産開始
    1982年8月 米国に現地法人アイサンコーポレーションオブアメリカ(現・連結子会社)を設立
    1983年4月 電動燃料ポンプの生産開始
    1984年9月 インジェクタの生産開始
    1984年10月 アイサンコンピュータサービス㈱(現・連結子会社)を設立
    1988年2月 日本超硬㈱(現社名㈱ニチアロイ・連結子会社)に資本参加、翌年4月子会社化
    1989年4月 米国に現地法人フランクリンプレシジョンインダストリー㈱(現・連結子会社)を設立
    1990年5月 豊田工場を新設
    1992年11月 デミング賞実施賞を受賞
    1997年1月 インドネシアに㈱アイサンナスモコインダストリ(現・連結子会社)を設立
    1997年3月 韓国の玄潭産業㈱(現・連結子会社)に資本参加
    2000年3月 東京証券取引所市場第二部に株式上場
    2000年8月 フランスのビトロンフランス㈱(現社名アイサンインダストリーフランス㈱・連結子会社)に資本参加
    2000年9月 チェコにアイサンビトロンチェコ㈲(現社名アイサンインダストリーチェコ㈲・連結子会社)を設立
    2000年10月 フランスのアイサンビトロンヨーロッパ㈱(現社名アイサンインダストリーフランス㈱・連結子会社)を子会社化
    2001年3月 東京証券取引所市場第一部、名古屋証券取引所市場第一部に株式上場
    2002年3月 韓国の玄潭産業㈱(現・連結子会社)を子会社化
    2002年4月 中国に沈陽玄潭汽車部件有限公司(現・連結子会社)を設立
    2002年6月 インドにIHDインダストリーズ㈱(現・連結子会社)を設立
    2003年7月 中国に愛三(天津)汽車部件有限公司(現・連結子会社)を設立
    2004年3月 ベルギーにアイサンコーポレーションヨーロッパ㈱(現・連結子会社)を設立
    2004年4月 米国にヒョンタンアメリカ㈱(現・連結子会社)を設立
    2004年5月 中国に愛三(佛山)汽車部件有限公司(現・連結子会社)を設立
    2005年8月 中国に泰凱通用化油器(寧波)有限公司(現・連結子会社)を設立
    2006年5月 スロバキアにヒョンタンスロバキア㈲(現・連結子会社)を設立
    2006年8月 中国に愛三貿易(広州)有限公司(現・連結子会社)を設立
    2007年11月 韓国の㈱D&H(現社名玄潭テック㈱・連結子会社)およびその子会社に資本参加し子会社化
    2008年7月 愛三熊本㈱(現・連結子会社)を設立
    2011年8月 インドにアイサンオートパーツインディア㈱(現・連結子会社)を設立
    2011年12月 タイにアイサンコーポレーションアジアパシフィック㈱(現・連結子会社)を設立
    2013年2月 メキシコにアイサンオートパーツメキシコ㈱(現・連結子会社)を設立
    2016年3月 中国に玄潭(張家港)汽車部件有限公司(現・連結子会社)を設立
    2018年4月 インドにアイサンセールスインディア㈱(現・連結子会社)を設立
    2018年6月 インドにフィエムインダストリーズ㈱との合弁会社としてアイサンフィエムオートモーティブズインディア㈱(現社名アイサンインダストリーインディア㈱・連結子会社)を設立
    2022年1月 ㈱デンソーと燃料ポンプモジュール事業の譲受で契約締結
    2022年4月 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
    名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプレミア市場へ移行
    2022年9月 ㈱デンソーからの燃料ポンプモジュール事業譲受が完了、米国のキョウサンデンソーマニュファクチュアリングケンタッキー㈲(現社名アイサンインダストリーケンタッキー㈲)を連結子会社化
    2023年6月 マグネクス㈱を子会社化
    2023年11月 ㈱アイエムアイを子会社化

    3 【事業の内容】

    当社グループ(当社および当社の関係会社)は、愛三工業株式会社(当社)、連結子会社28社、非連結子会社2社および関連会社1社より構成されており、自動車部品の製造・販売を主な内容とし、事業活動を展開しております。

    当社グループの事業内容およびセグメントとの関連は、おおむね次のとおりであります。

    (自動車部品)

    燃料ポンプモジュール、スロットルボデー、キャニスタなどの自動車部品の製造・販売を行っております。

    [主要な関係会社]

    日本    テイケイ気化器㈱、㈱ニチアロイ、愛三熊本㈱

    アジア  玄潭産業㈱、玄潭テック㈱、愛三(天津)汽車部件有限公司、愛三(佛山)汽車部件有限公司、愛三貿易(広州)有限公司、沈陽玄潭汽車部件有限公司、㈱アイサンナスモコインダストリ、アイサンコーポレーションアジアパシフィック㈱、アイサンオートパーツインディア㈱、アイサンインダストリーインディア㈱、アイサンセールスインディア㈱、IHDインダストリーズ㈱

    米州    フランクリンプレシジョンインダストリー㈱、アイサンインダストリーケンタッキー㈲、アイサンコーポレーションオブアメリカ、アイサンオートパーツメキシコ㈱

    欧州    アイサンインダストリーフランス㈱、アイサンインダストリーチェコ㈲、アイサンコーポレーションヨーロッパ㈱

    (自動車部品以外)

    自動車運送取扱業務、土木建設業、コンピュータシステムおよびプログラムの開発・販売等を行っております。

    [主要な関係会社]

    日本    愛協産業㈱、アイサンコンピュータサービス㈱

    [事業系統図]

    当社グループの事業系統図および主要な会社名は次のとおりであります。

     ※ その他の関係会社であります。

    4 【関係会社の状況】

    名称 住所 資本金又は出資金(百万円) 主要な事業の内容 議決権の所有(被所有)割合 関係内容
    所有割合(%) 被所有割合(%)
    (連結子会社) 愛知県豊田市 72 自動車部品 86.2 当社部品の購入先役員の兼任  1名
    テイケイ気化器㈱
    愛協産業㈱ 愛知県大府市 30 自動車部品以外 100.0 当社製品の輸送等役員の兼任  1名
    アイサンコンピュータサービス㈱ 愛知県大府市 10 自動車部品以外 100.0 当社のコンピュータシステム開発及び計算業務の委託先役員の兼任  2名
    ㈱ニチアロイ 愛知県安城市 10 自動車部品 100.0 当社部品の購入先役員の兼任  1名
    愛三熊本㈱ 熊本県玉名市 400 自動車部品 100.0 当社部品の購入先 役員の兼任  2名
    玄潭産業㈱ (注)2 韓国牙山市 百万ウォン17,467 自動車部品 95.1 当社製品の販売先役員の兼任  1名
    玄潭テック㈱ 韓国牙山市 百万ウォン300 自動車部品 100.0(100.0) 韓国製造子会社の部品購入先
    愛三(天津)汽車部件有限公司 (注)2 中国天津市 百万元206 自動車部品 95.8 当社製品の販売先役員の兼任  2名
    愛三(佛山)汽車部件有限公司 (注)2 中国佛山市 百万元173 自動車部品 95.0 当社製品の販売先役員の兼任  2名
    愛三貿易(広州)有限公司 中国広州市 百万元6 自動車部品 100.0 中国での営業活動拠点役員の兼任  2名
    沈陽玄潭汽車部件有限公司 中国沈陽市 百万元51 自動車部品 100.0(100.0) 韓国製造子会社製品の販売先
    ㈱アイサンナスモコインダストリ (注)2 インドネシア西ジャワ州 百万ルピア30,940 自動車部品 85.0 当社製品の販売先役員の兼任  2名
    アイサンコーポレーションアジアパシフィック㈱ タイバンコク都 百万バーツ16 自動車部品 100.0 アセアン地域での営業活動拠点
    アイサンオートパーツインディア㈱ (注)2 インドチェンナイ市 百万ルピー1,262 自動車部品 95.0 当社製品の販売先役員の兼任  1名
    アイサンインダストリーインディア㈱ (注)2 インドニューデリー市 百万ルピー1,000 2輪・3輪車部品 95.0 当社製品の販売先役員の兼任  1名
    アイサンセールスインディア㈱ インドグルガオン市 百万ルピー100 自動車部品 100.0(0.1) 当社製品の販売先
    IHDインダストリーズ㈱ インドカーンチプラム市 百万ルピー66 自動車部品 100.0(100.0) 韓国製造子会社製品の販売先
    フランクリンプレシジョンインダストリー㈱ (注)2、4 米国ケンタッキー州 千米ドル16,000 自動車部品 100.0 当社製品の販売先
    アイサンインダストリーケンタッキー㈲(注)2 米国ケンタッキー州 千米ドル26,800 自動車部品 100.0 当社製品の販売先
    アイサンコーポレーションオブアメリカ 米国ミシガン州 千米ドル100 自動車部品 100.0 当社製品の販売先
    アイサンオートパーツメキシコ㈱ (注)2 メキシコサンルイスポトシ市 百万ペソ1,285 自動車部品 97.6 当社製品の販売先
    アイサンインダストリーフランス㈱ フランスヌベール市 千ユーロ4,030 自動車部品 100.0 チェコ製造子会社製品の販売先役員の兼任  2名
    アイサンインダストリーチェコ㈲ (注)2 チェコローニー市 百万チェココルナ651 自動車部品 95.0 当社製品の販売先役員の兼任  2名
    アイサンコーポレーションヨーロッパ㈱ ベルギーザベンダム市 千ユーロ700 自動車部品 100.0 欧州地域での営業活動拠点役員の兼任  2名
    その他4社
    (その他の関係会社) 愛知県豊田市 635,402 自動車の製造販売 29.0 当社製品の販売先役員の兼任  2名役員の転籍  3名
    トヨタ自動車㈱ (注)5

    (注) 1  「議決権の所有(被所有)割合」欄の(内書)は間接所有割合であります。

    2  特定子会社に該当します。

    3  上記連結子会社は、有価証券届出書または有価証券報告書を提出しておりません。

    4 フランクリンプレシジョンインダストリー㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

      主要な損益情報等 ① 売上高     31,841百万円

               ② 経常利益     3,129百万円

                ③  当期純利益    2,465百万円

               ④ 純資産額    12,768百万円

               ⑤ 総資産額    17,606百万円

    5  その他の関係会社のトヨタ自動車㈱は、有価証券報告書を提出しております

    5 【従業員の状況】

    (1) 連結会社の状況

    2024年3月31日現在

    セグメントの名称 従業員数(名)
    日本 3,127 〔840〕
    アジア 3,692 〔963〕
    米州 1,449 〔158〕
    欧州 652 〔23〕
    合計 8,920 〔1,984〕

    (注) 1  従業員数は、就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む)であり、臨時雇用者数は〔  〕内に当連結会計年度の平均人員を外数で記載しております。

    2  臨時雇用者数には、期間従業員、パートタイマー、嘱託契約の従業員、派遣社員を含めております。

    (2) 提出会社の状況

    2024年3月31日現在

    従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
    2,565 〔620〕 43.5 20.9 6,911,738

    (注) 1  従業員数は、就業人員数(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む)であり、臨時雇用者数は〔  〕内に当事業年度の平均人員を外数で記載しております。

    2  臨時雇用者数には、期間従業員、パートタイマー、嘱託契約の従業員、派遣社員を含めております。

    3  平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。

    4  提出会社のセグメントは日本であります。

    (3) 労働組合の状況

    当企業集団のうち、提出会社の労働組合は愛三工業労働組合と称し、全トヨタ労働組合連合会に加盟し、全トヨタ労働組合連合会を通じて全日本自動車産業労働組合総連合会に所属しております。なお、労使関係は円満に推移しており、現在会社と組合との間に懸案事項はありません。

    (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

    ① 提出会社

    2024年3月31日現在

    管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1
    全労働者 正規雇用労働者 パート、有期労働者
    1.3 81.9 73.4 71.8 49.1

    (注) 1  「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき、算出したものであります。

    2  「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

    ② 連結子会社

    2024年3月31日現在

    名称 管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1
    全労働者 正規雇用労働者 パート、有期労働者
    愛協産業㈱ 4.7 50.0 46.4 66.5 61.8

    (注) 1  「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき、算出したものであります。

    2  「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

    第2 【事業の状況】

    1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

    (1) 会社の経営の基本方針

    当社グループの経営の基本的な考え方は、以下のとおりであります。

    1. お客様第一の心で商品を創り

    2. 知恵と技術で高品質を実現し

    3. 人を大切にする明るい職場を築いて

    企業の繁栄と豊かな環境作りで社会に貢献する

    (2) 中長期的な目標指標

    当社グループは、中期的な経営方針として、既存事業の競争力強化と更なる成長、新規領域の事業育成を掲げております。安定的成長と持続的収益性を中期的な目標指標として掲げており、2025年度までを計画期間とする中期経営計画では、売上高2,800億円、営業利益率5.0%を目標として設定しております。

    (3) 中長期的な会社の経営戦略

    当社グループは、持続可能(サステナブル)な社会の実現に事業活動を通して貢献していくことをめざし、「VISION2030」を掲げています。企業グループのめざす姿の実現に向けた活動に全力で取り組んでまいります。

    ・ビジョン:「この手で笑顔の未来を」

    ・めざす姿:「確かな技術と品質で 豊かな社会へ新たな価値を創造」

    「今をもっと快適に」

    「未来の子どもたちに安心と笑顔を」

    (4) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題

    ① 既存事業の成長

    既存事業は、今後もトップメーカーとしてパワートレインを支え続けるため、燃料ポンプモジュールに続く事業統合等による更なる製品拡大を検討してまいります。また、収益性を強化し、競争力をより一層高めるため、生産プロセスの効率化・省人化によるものづくり力強化に加えて、生産体制の再構築などによるグローバル最適生産を進めます。

    ② 新規事業の拡大

    電動化製品事業については、事業の拡大に向けて、小型モビリティ向けコントローラなどの製品開発や電池パックシステムの冷却ユニットなどの技術開発を進めてまいります。あわせて、外部との連携強化や実際の開発テーマを扱った実践的なOJTを通じて、ソフトウェア人財の育成を進め、電池冷却、電力変換駆動などのシステム開発を加速してまいります。

    また、クリーンエネルギー活用事業については、モビリティに搭載する製品の開発に加え、2030年以降の非自動車製品の事業化に向けた技術基盤づくりのために、水素・アンモニアを用いたクリーンな発電の実用化に取り組んでまいります。

    ③ 持続可能なものづくり変革

    環境と会社成長の好循環につなげる施策として、当社安城工場隣接地に安城新工場を建設し、高効率な生産活動など、革新的なものづくりを目指します。また、新工場では、自社開発のアンモニア・水素発電による電力安定供給実証の実施など、ものづくりとカーボンニュートラルの両立を実現する最新技術を活用し、環境に貢献する製品を提供します。

    ④ サステナビリティ経営の推進

    会社の持続的な成長のためには経営基盤が重要であるとの考えに基づき、以下の課題に取り組んでまいります。

    ガバナンス強化については、ステークホルダーから信頼される企業を目指して、コンプライアンスの徹底やリスクマネジメントなどの取り組みに加えて、自由に意見が言い合える風通しの良い職場づくりを進めてまいります。

    環境への取り組みについては、カーボンニュートラルの実現に向けて、CO2排出量削減に加え、低炭素材料への切り替えやリサイクルなど、ライフサイクルアセスメント視点での活動を進めてまいります。また、気候変動に関する戦略や取り組みなどを開示してまいります。

    人財の多様化や人権尊重については、「自律的に学び、考え、果敢に挑戦する」人財が、お互いを「認め合い、活かし合い」ながら、「ともに成長し続ける組織」を目指して、DXなどによる働き方改革や従業員のエンゲージメント向上により、人的資本経営の取り組みを進めてまいります。

    これらの活動を通じて、当社グループは、世界のお客様に感動いただける商品・サービスを提供できる企業をめざして努力する所存です。

    2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

    当社グループのサステナビリティに関する考え方および取組みは、次のとおりであります。

    なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

    当社グループは、持続可能な社会の実現に向けてサステナビリティ基本方針を策定するとともに、VISION2030を基に、2050年以降を見据えた長期視点で事業、環境、人財・風土、社会、ガバナンスの5つの観点から当社の取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を特定しました。特定したそれぞれのマテリアリティを経営戦略や方針へ反映させ、ありたい姿と具体的なKPIを設定しました。

    ≪ガバナンス≫

    取締役社長を議長とするサステナビリティ委員会において、サステナビリティ基本方針に基づき、経営層がESG分野全般の方向性、適正性について、2回/年以上のマネジメントレビューを実施しています。年2回開催するサステナビリティ委員会において、下部委員会から報告を受け、内容を審議しています。これらの審議の結果のうち、重要事項は取締役会や経営審議会・経営会議に報告されています。 ≪リスク管理≫

    当社グループでは、サステナビリティ委員会において、下部委員会(※)から報告を受けた経営に重要な影響を与えるリスクに対して、総合的な管理を実施しています。下部委員会から報告されてきたリスクは、抽出・分析・評価を行ったうえで優先的対応リスクを選定し、所管部署が中心となってリスク低減に関する各種施策を実施しています。

    下部委員会では、各種施策の進捗状況やリスクの最新状況を確認するとともに、サステナビリティ委員会に報告します。サステナビリティ委員会は、報告に基づいてリスク管理に関する指示・監督を行っています。
    ※ 下部委員会:TCFD委員会、CN委員会、安全衛生委員会、働き方改革委員会、BCP委員会およびガバナンス委員会  ≪人財の育成および社内環境整備に関する方針、戦略≫

    当社は、『「自律的に学び、考え、果敢に挑戦する」人財が、「認め合い、活かしあい」ながら、ともに成長し続けるチーム・組織をめざす』をスローガンに風土改革、人財変革、多様な人財活躍の3本柱で人財基盤を強化する取り組みを推進しています。

    (1) 風土改革

    当社では、経営理念の中に「人を大切にする明るい職場を築く」ことを掲げ、従業員1人ひとりが高い志とやりがいを持ち、イキイキと仕事することを通じて個人も会社も成長を実感できる風土づくり、職場づくりに取り組んでいます。

    VUCAといわれる環境下において、企業が健全に成長するためには従業員エンゲージメントを向上させることが重要であるとの認識に立ち、2022年より半期ごとにサーベイを実施し、組織・従業員の状態を可視化しています。

    調査結果を踏まえ、2023年には会社・経営陣が本気で会社風土を変えるための意思を示すための全社アクション「働きがい改革」の一環として、役員・幹部と従業員の対話会「愛三カタリバ」を開催し、延べ150回以上、1,600名以上の従業員が参加しました。

    その他、各部門でエンゲージメント結果を踏まえた独自取り組みを進めてきた効果もあり、2023年の従業員エンゲージメントは全社で3Pts.上昇しました。また、設問項目別に見ると「自社への将来性」が15Pts.、「経営陣への信頼」が12Pts.増加しました。

    今後は、対話文化を根付かせていくための「愛三カタリバ」の継続・深化に加え、調査結果から把握した課題を解決すべく、その他全社施策を展開予定です。

    (2) 人財変革

    現在の自動車業界は、CASE、MaaS、カーボンニュートラルへの対応など、変化が速く、大きく、激しい環境にあります。

    他方、当社としては既存のパワートレイン製品事業の競争力強化による更なる成長、保有技術と強みを生かした脱炭素に資する新規領域の事業育成の両面に取り組んでいます。

    当社が持続的に成長するためには、その屋台骨である人財の育成が重要なテーマの一つであり、とりわけ、イノベーションに挑戦し続ける人づくりに向け、ソフトウェア教育やDX教育、企業内訓練校(愛三学園)での電子テクノロジー講座の開設等、従業員のリスキリング、アップスキリングに対して積極的な投資を行なっています。2023年にはオンデマンド型学習ツールや学習管理システム「愛三マナビバ」を導入し、今後計画している「選抜型から自律型への教育体系の全面改訂」に向けて着々と準備を進めています。

    従業員1人ひとりの成長を支えるマネジメントの在り方についても、管理型から支援型への変革を進めるべく、コーチング研修の強化や1on1ミーティングのトライアル導入にも取り組んでいます。

    また、変革に向けてチャレンジする従業員を適正に評価・育成していくため2020年度から新人事制度を段階的に導入しています。2024年4月からは経営体制の構築・強化のため、業務執行における意思決定の迅速化を図るべく、執行役員と幹部職の間に新資格として「執行職」を新設いたしました。

    今後は退職金制度の全面改訂と非管理職の賃金制度の見直しを実施予定です。

    (3) 多様な人財活躍

    取り巻く環境が激しく、価値観が多様化している現在において、新たな価値を生み出し社会に貢献していくためには、これまでの意識や働き方を変える必要性があります。

    とりわけ、DEI(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)推進は当社の持続的成長に欠かせない経営戦略であるとのダイバーシティ宣言を発出以後、「認め合い、活かし合う」をキーメッセージに、年齢・性別・国籍・障がいの有無・時間的制約の有無に関係なく、多様な価値観を持つ人財が個性や能力を最大限発揮できるフィールドを整備しています。

    当社では、女性活躍を重点課題と位置づけ、女性を対象とした研修会や座談会、外部有識者を招聘した健康推進セミナー、不妊治療セミナー、育児休業取得者を対象とした愛三パパママサロン(育児交流会)など、継続的に取り組んできました。

    こうした活動が評価され、2022年7月には女性の活躍に関する取り組みの実施状況が優秀な企業に与えられる「えるぼし(2つ星)」に認定されました。また、2023年7月には仕事と育児の両立サポート企業として「くるみん」に認定されました。

    2023年4月からはDEI推進における行動改革期の活動として、職場課題の解決に向けてワンチームとなる”イキイキ職場活動”をスタートしました。

    2024年2月には部門長を対象にDEI推進ロードマップの中間報告会を実施し、結実期に向けた今後の取り組みと”全員活躍”への想いを共有しました。

    なお、男性育児休業取得の理解度向上をねらいとしたマネジメント勉強会などの取り組みを継続した結果、2023年度の男性育児休業取得率は81.9%となり、前年比7.6%増となりました。

    また、今後も海外売り上げの拡大が進んでいく中、海外現地でパフォーマンスを発揮できる駐在員や、日本から現地をサポートすることができる人財の需要が拡大していることから、当社グループとしてグローバル人財の育成が急務であるとの認識のもと、言語力・異文化理解・関係構築・グローバルビジネス意識の4要素の向上を目指し、意欲・素養のある人財に短期間の海外勤務機会を提供する海外トレーニー制度を立上げ、2024年度中にトライアル実施を計画しています。

    また一方で、海外拠点が自立的に施策を実行できる体制を目指し、グループ全体で強固な人財基盤の構築に取り組んでいます。海外拠点のナショナルスタッフの幹部職人数の目標値を設定し、幹部候補の明確化と日本への短期留学制度や指導者による出前教育制度の構築、拠点毎のニーズに合わせた受入れ教育などを推進しています。

    2022年8月には人権尊重の取り組みを推進するための「人権方針」を策定・発表しました。今後は、サプライヤーを含むすべてのビジネスパートナーにも同方針に基づく人権尊重の働きかけを実施し、サプライチェーン全体での人権尊重の取り組みを進めてまいります。(4) 指標および目標

    当社では、上記「人財の育成および社内環境整備に関する方針、戦略」において、次の指標を用いています。

    指標 目標 当期実績
    従業員エンゲージメント 2030年までに60Pts. 52Pts.
    女性管理職 2030年までに10人 5人
    海外ナショナルスタッフ幹部職(※) 2030年までに30人 17人

    (※) 海外グループ会社の目標値です。

    なお、当社はグループ各社と連携し、人的資本経営における重要課題への取り組みを推進しておりますが、全ての会社で同一の取り組みが行われているものではないため、当社のものを記載しております。 

    ≪TCFD提言に基づく情報開示≫

    当社グループでは、気候変動問題を重要な経営課題の1つとして認識し、2022年5月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)への賛同を表明し開示を行いました。

    TCFDの提言内容を踏まえ、気候変動が事業に与えるリスクや機会についての分析と対応を進め、関連する情報の開示とその充実に努めています。

    (1) ガバナンス

    取締役社長を委員長とするサステナビリティ委員会において、気候変動問題を含むサステナビリティ分野全般の方向性や適正性を確認しております。気候変動問題については、サステナビリティ委員会の下部委員会であるTCFD委員会(3ヶ月に1回以上開催)において、気候変動問題に関連する計画の策定、実行および管理を行います。

    年2回開催するサステナビリティ委員会において、TCFD委員会やその他の委員会から報告を受け、内容を審議しています。これらの審議の結果のうち、重要事項は取締役会や経営審議会・経営会議に報告されています。

    (2) 戦略

    ① シナリオ分析の前提

    当社グループは、車の電動化の普及の節目となりうる2030年時点に加えカーボンニュートラル目標の2050年の事業影響について、愛三グループ(連結)を対象としたシナリオ分析を実施しました。シナリオ分析は、不確実な将来に適切に対処することにより、持続可能な競争力の強化を図ることを目指して、1.5℃/2℃および4℃の複数のシナリオを採用しました。この2つのシナリオについて、移行リスクの分析では、主に国際エネルギー機関(IEA)のWorld Energy Outlook 2022などを参照し、物理リスクの分析では、主に気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6次評価報告書などを参照しました。

    ② シナリオにおける社会像

    1.5℃/2℃シナリオでは、炭素税の導入やGHG排出規制の強化・厳格化など、現在よりも社会の脱炭素に向けた政策・法制度が整備され、当社を含む自動車業界では製造工程のみならず、素材や走行時から廃棄に至るまでの製品ライフサイクルでのCO2排出削減が強化・厳格化されることを想定しています。その結果、新車販売の中で、電気自動車(BEV)・プラグインハイブリッド車(PHEV)・燃料電池車(FCV)のシェアが広がることを想定しています。

    一方で、4℃シナリオでは、地球温暖化が進行することで、自然災害の頻発化・激甚化・長期化が進み、被災によりサプライチェーンが寸断され、生産の一時停止などが発生することを想定しています。

    ③ 気候変動に伴い想定されるリスクと機会

    当社グループでは、シナリオにおける社会像に基づき、「ステークホルダーにとっての重要性」と「愛三グループにとっての重要性」を考慮した上で、当社グループにとってのリスクと機会を整理しました。長期時間軸として2050年を想定した、各国・地域の状況や事業内容を踏まえたリスク・機会の抽出を行いました。その中で、特に重要度が高いと判断した項目についてそれぞれの2030年度における財務的影響の評価を行い、リスク軽減と機会創出の対応に取り組んでいます。

    ■気候変動リスク・機会と対応

    ※1 台数前提は2℃シナリオにて算出 ※2 FFV : Flexible-Fuel Vehicle

    注1 時間軸

    短期:~2025年  中期:~2030年  長期:~2050年

    注2 影響度

    単年度の営業利益に与える影響:大 20億円以上、中 1億円~20億円未満、小 1億円未満

    注3 当社グループの対応

    2022年11月に発表した中期経営計画に気候関連リスクの軽減と機会創出の取組みを織り込んで活動を推進しています。詳細は、当社HPに掲載しております。

     (3) リスク管理

    当社グループは、サステナビリティ委員会において、TCFD委員会から報告を受けた経営に重要な影響を与える気候変動リスクの他に、各委員会(※)から報告されてくるその他の経営に重大な影響を与えるリスクを含めて、総合的なリスク管理を実施しています。各委員会から報告されてきたリスクは、抽出・分析・発生の可能性と影響度を考慮し評価を行ったうえで優先的対応リスクを選定し、所管部署が中心となってリスク低減に関する各種施策を実施しています。

    各委員会は、各種施策の進捗状況やリスクの最新状況を確認するとともに、サステナビリティ委員会に報告しています。サステナビリティ委員会は、報告に基づいてリスク管理に関する指示・監督を行っています。

    ※ 各委員会:CN委員会、安全衛生委員会、働き方改革委員会、BCP委員会およびガバナンス委員会

    (4) 指標および目標

    COP28では、1.5℃目標達成のための緊急的な行動の必要性、2025年までの排出量のピークアウト、全ガス・全セクターを対象とした排出削減が明記され、また、欧州をはじめ各地域の環境関連法規制が強化されるなど、昨年以上に温室効果ガスの排出削減、環境貢献が求められています。

    当社グループは、環境企業として、気候変動対策に関する情報開示や評価の国際的なイニシアティブへ対応し、地球環境の脱炭素化を推進します。

    現在、サプライチェーン全体で取り組む温室効果ガスの削減活動を、製品レベルの現場改善・技術革新に深化させ、脱炭素に寄与するアンモニア・水素等のクリーンエネルギーの技術開発やe-fuel/水素エンジン・電池等の次世代モビリティの製品開発を進め、着実に温室効果ガスを削減します。

    また、製品のライフサイクル全体の3R(廃棄物等の発生抑制・循環資源の再使用・再生利用)+Renewable(バイオマス化・再生材利用等)をはじめとする資源循環に、サプライチェーン全体で連携した取り組みを推進し、温室効果ガスを抑制します。

    さらに、事業拠点や周辺地域の自然環境および生物多様性の保全・再生、環境人財の育成等の環境活動を産学官・地域と連携して取り組み、環境負荷を低減します。

    3 【事業等のリスク】

    当社グループの財政状態、経営成績、キャッシュ・フローおよび株価などに影響を及ぼす可能性のある主要なリスクとしては、以下のようなものがあります。

    なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。

    (1) 経済状況

    当社グループの全世界における営業収入のうち、重要な部分を占める自動車部品の需要は当社グループが製品を販売している国または地域の自動車生産台数に影響を受けます。

    従って、日本、アジアおよび米州等の当社グループの市場における景気後退、およびそれに伴う自動車生産台数の減少は当社グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

    (2) 為替レートの変動

    当社グループの事業には、世界の各地域における製品の生産・販売が含まれております。一般に現地通貨に対する円高は当社グループの事業に悪影響を及ぼし、円安は好影響をもたらします。為替レートの大幅な変動は、当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

    (3) 原材料や部品の価格

    当社グループは、製品の製造に使用する原材料や部品を複数の供給元から調達しております。これらの供給元とは取引基本契約を締結し、安定的な取引を行っておりますが、市況の変化による価格の高騰や品不足が生じないという保証はありません。その場合、当社グループの製造原価の上昇を招き、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

    (4) 車の電動化に関する新製品開発

    当社グループはお客様が期待される以上の品質・性能・コストの実現、安全・環境を配慮し、あらゆる動力源に対応したシステム・製品の開発を行い、電動化パワートレイン制御分野での世界トップメーカーをめざしております。

    当社グループは今後も継続して魅力あるパワートレインシステムや電動化製品を開発できると考えておりますが、当社グループが属する自動車部品業界の電動化の流れの中で、技術的な進歩をはじめとする急速な変化に対応できない場合、将来の成長と収益性を低下させ、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

    (5) 価格競争

    自動車部品業界における価格競争は大変厳しいものとなっており、販売している各製品が各地域においてさらに厳しい価格競争に直面することが予想されます。このような価格競争に対処すべく、生産性向上などの合理化活動や最適調達などによりコスト低減を図っておりますが、全世界の競合他社との価格競争に打ち勝てない場合、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

    (6) 特定の取引先への依存

    当社グループの主要な販売先として、その他の関係会社であるトヨタ自動車株式会社があります。当連結会計年度における当社グループの売上高の5割程度はトヨタ自動車株式会社向けであり、同社の販売動向は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

    (7) 国内外グループ経営に潜在するリスク

    当社グループは、様々な国で製品の生産と販売を行っております。その国々における予期しない政治的要因、テロ、戦争などの社会的混乱、経済状況の変化に加え、ストライキによる操業の中断などは、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

    また、国内外グループ会社の経営環境の変化により、グループ事業の再編、撤退などを余儀なくされ、財務的な損失を計上せざるを得ないリスクが生じる可能性があります。

    (8) 製品の欠陥

    当社グループは、世界のお客様に「安心」「信頼」される品質を実現するため、設計から生産、販売をはじめ、あらゆる工程で品質の造り込みに全力をあげて活動しております。しかしすべての製品に欠陥がなく、将来においてリコール等が発生しないという保証はありません。また、製造物責任賠償については万が一に備え保険に加入していますが、この保険が、最終的に負担する賠償額を十分にカバーできるという保証はありません。大規模なリコール等や製造物責任賠償につながるような製品の欠陥は、多額のコストを要するとともに、当社グループの評価に重大な影響を与え、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。また、製品品質の重要性を社内で継続的に周知・教育しておりますが、万が一、品質に関する重大なコンプライアンス違反等が発生した場合には、当社グループの社会的信用の失墜やブランドイメージの毀損など、当社グループの財政状態と経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

    (9) 災害や停電、感染症等による影響

    当社グループは、製造ラインの中断やサプライチェーンの分断による影響を最小化するために、定期的な災害防止検査と点検を行っております。しかしサプライチェーンを含めた生産施設で発生する災害、停電またはその他の中断事象による影響を完全に防止または軽減できる保証はありません。従って大規模な地震、気候変動に伴う自然災害やその他の操業を中断する事象が発生した場合、当社グループの生産能力が著しく低下する可能性があります。

    感染症の影響が長期化した場合、減産や操業停止など、当社グループ全体の事業運営および業績に影響が及ぶ可能性があります。不可抗力に関する影響は防止または軽減できるものではありませんが、対処可能な事項については、最小化できるような対策を講じます。

    (10) 退職給付債務

    当社グループの従業員退職給付費用および債務は、割引率等の数理計算上の前提条件や年金資産の期待収益率に基づいて算出されております。従って、実際の結果が前提条件と異なった場合、または前提条件が変更された場合は、将来の期間に認識される費用および計上される債務に影響を及ぼす可能性があります。

    (11) 固定資産の減損損失

    当社グループが保有する土地・建物等について、時価が著しく下落した場合や事業の損失が継続するような場合には、固定資産の減損損失の計上により、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

    (12) 繰延税金資産

    当社グループは、将来減算一時差異および税務上の繰越欠損金に対して、将来の課税所得を合理的に見積もった上で回収可能性を判断し、繰延税金資産を計上しております。将来の課税所得については、経営環境の変化などを踏まえ適宜見直しを行っておりますが、結果として繰延税金資産の全額または一部に回収可能性がないと判断し、繰延税金資産の取崩しが必要となった場合、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

    (13) 訴訟および法的手続

    当社グループは、ビジネス活動において、継続的な法令遵守に努めています。それにも関わらず、様々な訴訟および規制当局による法的手続の当事者となる可能性があり、その場合には当社グループの業績および財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。

    また、当社グループは、他社製品との差別化をはかるために、独自の技術ノウハウの蓄積と知的財産の保護に努めておりますが、当社グループの製品は広範囲にわたる技術を利用しているため、第三者の知的財産権を侵害しているとして、訴訟の当事者となる可能性があります。

    (14) 情報セキュリティ

    当社グループは、機密情報の保護・管理等のため、情報セキュリティ推進計画に基づき、外部からのサイバー攻撃への対策や従業員への啓発・教育等を実施しております。また、万が一サイバー攻撃等による損害が発生した場合に備え、サイバー保険を付保しております。それにも関わらず、外部からのサイバー攻撃等による情報セキュリティ事故や詐欺による資金流出などが起こった場合、その被害の規模により、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

    4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

    当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。

    (1) 経営成績

    当連結会計年度の日本および世界経済は、各国の政策金利引き上げや中国経済の先行き懸念などがあり、回復のペースに減速の傾向がありました。自動車業界においては、車両生産の一時的な変動が見られたものの、市場バックオーダーの解消に向けて、全体としては稼働が堅調に推移しました。一方、原材料・エネルギー価格の高止まりや、賃金上昇などによるインフレ、為替の変動、国際的な緊張の高まりによる影響など、依然として不透明な状況が継続しております。

    このような経営環境のなか、パワートレイン製品事業の競争力強化や電動化製品開発の加速、クリーンエネルギー活用技術の向上など愛三グループ一丸となって、企業価値向上に向けて取り組んでまいりました。

    「パワートレイン製品事業の競争力強化」としましては、競争力が高く環境にも優しい次期型ダントツ製品の市場投入やMMK(もっとものづくり強化)活動のグローバル展開、生産設備の自働化などによる高効率なものづくり革新により、サプライチェーン全体での競争力を高め、厳しい経営環境下でも収益が確保できる体質とすることができました。

    また、2022年9月に株式会社デンソーから譲り受けた燃料ポンプモジュール事業については、一部地域の生産自前化を完了するとともに、競争力強化に向けた製品の品揃えの統合などにより、収益力の拡大を進めております。

    「電動化製品開発の加速」としましては、電池システムを含めた電池事業領域の拡大に向けた足掛かりとして、2025年4月から電池セルケース/カバーの量産開始を予定しており、2023年12月より新しく安城プレス工場の建設を開始しました。

    さらに、需要が急拡大する車載用電池に関する技術力向上と電池セルケース/カバーの安定供給に向け、2023年11月に株式会社アイエムアイを子会社化いたしました。

    「クリーンエネルギー活用技術の向上」としましては、アンモニア・水素発電システムの開発を進めるとともに、燃料電池の発電効率向上、長寿命化や排熱制御などの燃料電池発電制御技術の研究開発に取り組んでおります。さらに、クリーンエネルギー活用事業の成長に寄与するとともに、燃料電池に関するコア技術を蓄積するため、2023年6月に、燃料電池分野に強みを持つマグネクス株式会社を子会社化しました。

    このようななか、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は314,336百万円と前期に比べて30.5%の増収となりました。利益につきましては、営業利益は15,498百万円と前期に比べて13.7%の増益、経常利益は17,201百万円と前期に比べて22.1%の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は11,744百万円と前期に比べて38.1%の増益となりました。

    地域別の業績は次のとおりであります。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高を含んでおります。

    [日本]

    売上高は、販売数量の増加により113,932百万円(前年同期比18.0%増)となりましたが、営業利益は諸経費の増加により760百万円(前年同期比81.0%減)となりました。

    [アジア]

    売上高は、販売数量の増加および為替の影響により136,960百万円(前年同期比25.9%増)となりましたが、営業利益は諸経費の増加により7,659百万円(前年同期比4.6%減)となりました。

    [米州]

    売上高は、販売数量の増加により71,210百万円(前年同期比64.2%増)となり、営業利益は5,564百万円(前年同期比3.7倍)となりました。

    [欧州]

    売上高は、販売数量の増加および為替の影響により15,655百万円(前年同期比24.1%増)となり、営業利益は926百万円(前年同期は営業損失159百万円)となりました。

    生産、受注および販売の実績は、次のとおりであります。

    ① 生産実績

    当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

    セグメントの名称 生産高(百万円) 前年同期比(%)
    日本 79,677 125.0
    アジア 112,094 124.1
    米州 62,062 156.4
    欧州 12,674 113.9
    合計 266,508 130.1

    (注) 金額は製造原価によっており、セグメント間内部振替後の数値によっております。

    ② 受注状況

    当社グループは、トヨタ自動車株式会社はじめ各納入先よりおおむね四半期ごとの生産計画の提示をうけ、当社グループの生産能力を勘案して、これにより生産計画をたてております。なお、主たる受注先は、トヨタ自動車株式会社で約50%を占めております。

    ③ 販売実績

    当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

    セグメントの名称 販売高(百万円) 前年同期比(%)
    日本 91,948 118.8
    アジア 135,682 126.1
    米州 71,096 164.2
    欧州 15,608 124.3
    合計 314,336 130.5

    (注) 1  セグメント間の取引については、相殺消去しております。

    2  主な相手先別の販売実績および総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

    相手先 前連結会計年度(自  2022年4月1日至  2023年3月31日) 当連結会計年度(自  2023年4月1日至  2024年3月31日)
    販売高(百万円) 割合(%) 販売高(百万円) 割合(%)
    トヨタ自動車㈱ 122,323 50.8 150,053 47.7
    現代自動車㈱ 30,360 12.6 34,976 11.1

    (2) 財政状態

    当連結会計年度末の総資産は、現金及び預金の増加および円安による海外子会社資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ46,786百万円増加し、272,549百万円となりました。負債は、買掛債務の増加等により、前連結会計年度末に比べ17,610百万円増加し、132,990百万円となりました。

    また、純資産は、円安による為替換算調整勘定の増加および利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ29,176百万円増加し、139,558百万円となりました。

    地域別の資産は、次のとおりであります。

    [日本]

    退職給付に係る資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べ、14,950百万円増加し、109,190百万円となりました。

    [アジア]

    現金及び預金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ、14,669百万円増加し、91,579百万円となりました。

    [米州]

    現金及び預金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ、12,125百万円増加し、49,067百万円となりました。

    [欧州]

    現金及び預金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ、443百万円増加し、10,757百万円となりました。

    なお、当社グループの連結財務諸表で採用する会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

    (3) キャッシュ・フローの状況

    当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、66,494百万円となり、前連結会計年度末に比べ22,522百万円増加いたしました。

    (営業活動によるキャッシュ・フロー)

    営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税金等調整前当期純利益および減価償却費により38,627百万円の収入となりました。前年同期に比べ18,358百万円の収入増加となりました。

    (投資活動によるキャッシュ・フロー)

    投資活動によるキャッシュ・フローは、主に固定資産の取得に伴う支出により9,664百万円の支出となりました。前年同期に比べ19,934百万円の支出減少となりました。

    (財務活動によるキャッシュ・フロー)

    財務活動によるキャッシュ・フローは、主に借入金の返済などにより11,431百万円の支出となりました。前年同期に比べ14,967百万円の支出増加となりました。

    資本の財源および資金の流動性については、下記のとおりとしております。

    ①  資金需要

    当社グループの資金需要のうち主なものは、当社グループ製品の製造のための材料や部品の購入および新製品生産や増産対応等にかかる設備投資によるものであります。

    ②  財務政策

    当社グループは現在、運転資金については、当社および一部の国内連結子会社においてCMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を導入し、各社における余剰資金を当社へ集中し一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。また、設備投資資金については、原則内部資金または借入により資金調達することとしております。借入による資金調達に関しては、運転資金としての短期借入金を各連結子会社が、設備等の長期借入金を当社および各連結子会社が調達しております。また、その一部はグループ内資金の効率化を目的としグループ会社間で融資を行っております。

    当社グループは財務の健全性を保ち、営業活動によるキャッシュ・フローを生み出すことによって、当社グループの将来必要な運転資金および設備投資資金を調達することが可能と考えております。

    5 【経営上の重要な契約等】

    該当事項はありません。

    6 【研究開発活動】

    当社グループは、企業の持続的成長を目指し策定した「VISION2030 この手で笑顔の未来を」のスローガンのもと、パワートレイン製品事業の基盤強化や電動化製品開発の加速、クリーンエネルギー活用技術の向上など、愛三グループ一丸となって研究開発活動を進めています。

    「パワートレイン製品事業の基盤強化」としましては、競争力が高く環境にも優しい次期型ダントツ製品の市場投入やMMK(もっとものづくり強化)活動のさらなる進展により、収益力および競争力をより一層高める開発を進めております。

    「電動化製品開発の加速」としましては、保有技術を活かした電池セルケース/カバーを足掛かりに電動製品の開発経験による技術積上げやソフトウェア開発人財の育成を進め、システム化に向けた技術基盤を構築し、モビリティへの貢献を目指しております。

    「クリーンエネルギー活用技術の向上」としましては、当社の技術や強みを活かし、ガス燃料やフレックス燃料技術を応用した自動車向け製品開発に加え、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、アンモニア水素発電をはじめとするクリーンエネルギーシステムの具現化の研究を大学・専門機関と共同で進めております。

    ここで培う知見や技術を活かし、将来の自動車向け製品の開発および国内エコプラント構想に取り組み、新たなものづくりに挑戦しております。

    これら習得した技術とともに、創業以来培ってきたものづくり力、エンジンシステム開発力および適合技術を活かし、電動化システムへの足掛かりとなる電池、電源系等の製品開発、カーボンニュートラル化への研究開発を加速させてまいります。

    当連結会計年度における研究開発費は、日本で12,419百万円、アジアで517百万円、総額で12,936百万円であります。

    第3 【設備の状況】

    1 【設備投資等の概要】

    当社グループでは、主力製品の生産能力向上や新製品対応、新規事業への対応などに、グローバルで総額12,285百万円の設備投資を行いました。そのうち6,894百万円を日本に、5,391百万円を海外に投資しました。

    主力製品である燃料ポンプモジュール、スロットルボデー、キャニスタ、エンジンバルブ、EGRバルブに対する設備投資額は5,901百万円です。製品別にはそれぞれ3,844百万円、1,354百万円、261百万円、163百万円、279百万円といった内訳であります。地域別では日本において2,468百万円、アジアで1,890百万円、米州で1,442百万円、欧州で101百万円といった内訳であります。

    また日本では安城新工場(仮称)建設のための土地購入に1,352百万円を投資しました。

    2 【主要な設備の状況】

    (1) 提出会社

    2024年3月31日現在

    事業所名(所在地) セグメントの名称 設備の内容 帳簿価額(百万円) 従業員数(名)
    建物及び構築物 機械装置及び運搬具 土地(面積千㎡) リース資産 その他 合計
    本社および本社工場(愛知県大府市) 日本 自動車部品製造設備 5,512 2,783 802(82)[15] 91 525 9,715 1,507〔409〕
    安城工場(愛知県安城市) 日本 自動車部品製造設備 1,342 2,594 2,175(153)[4] 6 129 6,249 629〔166〕
    豊田工場および広瀬テクニカルセンター(愛知県豊田市) 日本 自動車部品製造設備および試験設備 1,325 1,473 2,569(95) 7 80 5,456 401〔45〕
    その他工場等 日本 自動車部品製造設備 183 7,128 216 7,528 ―〔―〕
    事務所・営業所等 日本 その他設備 6 0 7 28〔―〕
    厚生施設他 日本 その他設備 685 59 1,627(41)[0] 2 2,374 ―〔―〕

    (2) 国内子会社

    2024年3月31日現在

    会社名 所在地 セグメントの名称 設備の内容 帳簿価額(百万円) 従業員数(名)
    建物及び構築物 機械装置及び運搬具 土地(面積千㎡) リース資産 その他 合計
    テイケイ気化器㈱ 愛知県豊田市 日本 自動車部品製造設備 79 479 0(2)[5] 128 56 744 163〔57〕
    愛協産業㈱ 愛知県大府市 日本 その他設備 1,098 42 991(14)[9] 15 69 2,218 167〔131〕
    アイサンコンピュータサービス㈱ 愛知県大府市 日本 その他設備 22 149(0)[0] 2 174 43〔―〕
    ㈱ニチアロイ 愛知県安城市 日本 自動車部品製造設備 101 202 22(0) 3 329 72〔22〕
    愛三熊本㈱ 熊本県玉名市 日本 自動車部品製造設備 225 131 150(43) 5 2 515 40〔10〕

    (3) 在外子会社

    2024年3月31日現在

    会社名 所在地 セグメントの名称 設備の内容 帳簿価額(百万円) 従業員数(名)
    建物及び構築物 機械装置及び運搬具 土地(面積千㎡) リース資産 その他 合計
    玄潭産業㈱ 韓国牙山市 アジア 自動車部品製造設備 960 1,092 629(44) 73 197 2,953 517〔51〕
    玄潭テック㈱ 韓国牙山市 アジア 自動車部品製造設備 51 163 107(9)[13] 33 5 362 156〔45〕
    愛三(天津)汽車部件有限公司 中国天津市 アジア 自動車部品製造設備 999 4,027 ―[53] 76 5,103 451〔59〕
    愛三(佛山)汽車部件有限公司 中国佛山市 アジア 自動車部品製造設備 749 3,672 ―[52] 264 455 5,142 485〔23〕
    沈陽玄潭汽車部件有限公司 中国沈陽市 アジア 自動車部品製造設備 419 742 ―[21] 2 165 1,330 164〔12〕
    ㈱アイサンナスモコインダストリ インドネシア西ジャワ州 アジア 自動車部品製造設備 1,457 1,859 188(83) 33 1,232 4,770 1,198〔―〕
    アイサンオートパーツインディア㈱ インドチェンナイ市 アジア 自動車部品製造設備 589 1,512 ―[40] 129 2,232 243〔249〕
    アイサンインダストリーインディア㈱ インドニューデリー市 アジア 自動車部品製造設備 216 1,082 ―[15] 168 114 1,582 110〔318〕
    IHDインダストリーズ㈱ インドカーンチプラム市 アジア 自動車部品製造設備 69 182 ―[8] 2 111 366 147〔90〕
    フランクリンプレシジョンインダストリー㈱ 米国ケンタッキー州 米州 自動車部品製造設備 1,023 3,910 45(242) 247 5,227 528〔21〕
    アイサンインダストリーケンタッキー㈲ 米国ケンタッキー州 米州 自動車部品製造設備 415 2,104 27(58) 120 191 2,859 560〔137〕
    アイサンオートパーツメキシコ㈱ メキシコサンルイスポトシ市 米州 自動車部品製造設備 2,160 4,455 79(66) 121 6,815 347〔―〕
    アイサンインダストリーチェコ㈲ チェコローニー市 欧州 自動車部品製造設備 1,486 1,735 131(71) 74 3,427 609〔7〕

    (注) 1  帳簿価額のうち「その他」は工具、器具及び備品の合計であります。

    2  帳簿価額は、内部取引に伴う未実現利益消去前の金額を記載しております。

    3  [  ]は連結会社以外から賃借している土地の面積で外書きしております。

    4  現在休止中の主要な設備はありません。

    5  従業員数の〔  〕は、臨時雇用者数を外書きしております。

    6  玄潭産業㈱、玄潭テック㈱、沈陽玄潭汽車部件有限公司およびIHDインダストリーズ㈱は決算期が12月であるため、2023年12月31日現在の状況を記載しております。

    3 【設備の新設、除却等の計画】

    (1) 重要な設備の新設等

    会社名 事業所名(所在地) セグメントの名称 設備の内容 投資予定額(百万円) 資金調達方法 着工年月 完了予定年月
    提出会社 本社工場(愛知県大府市) 日本 モータ評価設備 304 自己資金および借入金 2022年11月 2024年12月
    安城工場(愛知県安城市) 日本 電池ケース生産新工場 2,470 2023年6月 2024年12月
    安城工場(愛知県安城市) 日本 電池ケースプレス設備 1,681 2023年3月 2025年3月
    豊田工場(愛知県豊田市) 日本 燃料ポンプ生産防塵室 160 2024年9月 2024年12月
    愛三(天津)汽車部件有限公司 中国天津市 アジア ポンプモジュール生産設備 250 2024年4月 2025年3月
    アイサンオートパーツインディア㈱ インドチェンナイ市 アジア 工場拡張 210 2024年4月 2025年3月
    アイサンインダストリーインディア㈱ インドニューデリー市 アジア 燃料ポンプ生産設備 350 2024年4月 2025年3月
    フランクリンプレシジョンインダストリー㈱ 米国ケンタッキー州 米州 バスバーエンド組付設備 150 2024年4月 2025年3月
    アイサンインダストリーチェコ㈲ チェコローニー市 欧州 インマニ生産設備 800 2024年4月 2025年3月

    (2) 重要な設備の除却等

    該当事項はありません。

    第4 【提出会社の状況】

    1 【株式等の状況】

    (1) 【株式の総数等】

    ① 【株式の総数】
    種類 発行可能株式総数(株)
    普通株式 190,000,000
    190,000,000
    ② 【発行済株式】
    種類 事業年度末現在発行数(株)(2024年3月31日) 提出日現在発行数(株)(2024年6月14日) 上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 内容
    普通株式 63,339,379 63,351,379 東京証券取引所プライム市場名古屋証券取引所プレミア市場 単元株式数100株
    63,339,379 63,351,379

    (注)  「提出日現在発行数」欄には、2024年6月1日以降当有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は含まれておりません。

    (2) 【新株予約権等の状況】

    ① 【ストックオプション制度の内容】

    ストックオプション制度の内容は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(ストック・オプション等関係)」に記載しております。

    ② 【ライツプランの内容】

    該当項目はありません。

    ③ 【その他の新株予約権等の状況】

    該当項目はありません。

    (3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

    該当項目はありません。

    (4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

    年月日 発行済株式総数増減数(株) 発行済株式総数残高(株) 資本金増減額 (百万円) 資本金残高 (百万円) 資本準備金増減額(百万円) 資本準備金残高(百万円)
    2019年4月1日~2020年3月31日 (注1) 7,000 63,018,396 3 10,684 3 12,686
    2021年7月14日 (注2) 18,983 63,037,379 8 10,693 8 12,695
    2021年4月1日~2022年3月31日 (注1) 36,000 63,073,379 15 10,708 15 12,710
    2022年4月1日~2023年3月31日 (注1) 13,000 63,086,379 5 10,714 5 12,716
    2023年4月1日~2024年3月31日 (注1) 253,000 63,339,379 124 10,838 124 12,840

    (注)1  新株予約権の行使による増加であります。

    2  譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行による増加であります。

    発行価格      888円

    資本組入額    444円

    割当先        当社の取締役(社外取締役除く)        4名

                  当社の取締役を兼務しない執行役員    5名

    3  2024年4月1日から2024年5月31日までの間に、新株予約権の行使により、発行済株式総数が12,000株、資本金および資本準備金が、それぞれ6百万円増加しております。

    (5) 【所有者別状況】

    2024年3月31日現在

    区分 株式の状況(1単元の株式数100株) 単元未満株式の状況(株)
    政府及び地方公共団体 金融機関 金融商品取引業者 その他の法人 外国法人等 個人その他
    個人以外 個人
    株主数(人) 23 35 117 131 12 10,639 10,957
    所有株式数(単元) 110,530 17,598 301,810 103,862 30 99,236 633,066 32,779
    所有株式数の割合(%) 17.46 2.78 47.67 16.41 0.00 15.68 100.00

    (注)  当社所有の自己株式は、917,500株であり、「個人その他」欄に9,175単元含まれております。

    (6) 【大株主の状況】

    2024年3月31日現在

    氏名又は名称 住所 所有株式数(千株) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
    トヨタ自動車株式会社 愛知県豊田市トヨタ町1番地 18,107 29.00
    株式会社デンソー 愛知県刈谷市昭和町一丁目1番地 5,500 8.81
    株式会社豊田自動織機 愛知県刈谷市豊田町二丁目1番地 4,767 7.63
    日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 東京都港区赤坂一丁目8番1号赤坂インターシティAIR 4,573 7.32
    株式会社日本カストディ銀行(信託口) 東京都中央区晴海一丁目8番12号 1,988 3.18
    愛三工業従業員持株会 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛三工業株式会社内 1,626 2.60
    株式会社三井住友銀行 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 1,580 2.53
    RE FUND 107-CLIENT AC(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) 東京都新宿区新宿六丁目27番30号 1,030 1.65
    STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) 東京都港区港南二丁目15-1品川インターシティA棟 999 1.60
    DFA INTL SMALL CAP VALUEPORTFOLIO(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) 東京都新宿区新宿六丁目27番30号 766 1.22
    40,940 65.58

    (注)1 上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、次のとおりであります。

    日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)              4,573千株

    株式会社日本カストディ銀行(信託口)                        1,988千株

    2 上記のほか当社所有の自己株式917千株があります。

    (7) 【議決権の状況】

    ① 【発行済株式】

    2024年3月31日現在

    区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
    無議決権株式
    議決権制限株式(自己株式等)
    議決権制限株式(その他)
    完全議決権株式(自己株式等) (自己保有株式) 普通株式 917,500 普通株式 917,500
    普通株式 917,500
    完全議決権株式(その他) 普通株式 62,389,100 普通株式 62,389,100 623,891
    普通株式 62,389,100
    単元未満株式 普通株式 32,779 普通株式 32,779
    普通株式 32,779
    発行済株式総数 63,339,379
    総株主の議決権 623,891
    ② 【自己株式等】

    2024年3月31日現在

    所有者の氏名又は名称 所有者の住所 自己名義所有株式数(株) 他人名義所有株式数(株) 所有株式数の合計(株) 発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)
    (自己保有株式)愛三工業株式会社 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 917,500 917,500 1.44
    917,500 917,500 1.44

    2 【自己株式の取得等の状況】

    【株式の種類等】 会社法第155条第3号および会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得

    (1) 【株主総会決議による取得の状況】

    該当事項はありません。

    (2) 【取締役会決議による取得の状況】

    区分 株式数(株) 価額の総額(円)
    取締役会(2023年4月26日)での決議状況(取得期間2023年4月28日~2023年11月30日) 1,370,000 1,000,000,000
    当事業年度前における取得自己株式
    当事業年度における取得自己株式 871,400 999,946,334
    残存決議株式の総数及び価額の総額 498,600 53,666
    当事業年度の末日現在の未行使割合(%) 36.4 0.0
    当期間における取得自己株式
    提出日現在の未行使割合(%) 36.4 0.0

    (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

    区分 株式数(株) 価額の総額(円)
    当事業年度における取得自己株式 233 279,945
    当期間における取得自己株式

    (注)  当期間における取得自己株式には、2024年6月1日以降当有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式は含まれておりません。

    (4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

    区分 当事業年度 当期間
    株式数(株) 処分価額の総額(円) 株式数(株) 処分価額の総額(円)
    引き受ける者の募集を行った取得自己株式
    消却の処分を行った取得自己株式
    合併、株式交換、株式交付、会社分割に係る移転を行った取得自己株式
    その他(譲渡制限付株式の付与に伴う減少) 26,501 27,110,523
    その他(単元未満株式の買増し請求による減少)
    保有自己株式数 917,500 917,500

    (注)  当期間における保有自己株式数には、2024年6月1日以降当有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式は含まれておりません。

    3 【配当政策】

    当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題と位置付け、将来への積極的な成長投資と財務健全性の維持などを総合的に勘案して、株主の皆様のご期待におこたえしていきたいと考えております。

    中期経営計画の対象となる2023年度から2025年度の3年間において、連結配当性向30%以上を目標としております。あわせて、資本効率向上を目的に資金状況や株価水準などを総合的に勘案し、機動的な自己株式取得も実施してまいります。

    当社は、会社法第459条の規定に基づき、剰余金の配当を株主総会の決議によらず、取締役会の決議で行うことができる旨を定款に定めており、剰余金の配当は、中間配当および期末配当の年2回を基本としております。期末配当の決定機関につきましては、機動的な資本政策および配当政策の実施を可能とするため取締役会としています。

    当期の配当金につきましては、期末配当金を1株当たり28円とし、中間配当金27円とあわせて年間55円(前期比20円増)とさせていただきました。

    当期に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。

    決議年月日 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円)
    2023年10月30日取締役会決議 1,688 27
    2024年4月25日取締役会決議 1,747 28

    4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】

    (1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】

    ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

    <基本的な考え方>

    当社は、長期安定的な企業価値の向上を経営の最重要課題としています。その実現のためには、株主の皆様やお得意先をはじめ、取引先、地域社会、従業員等の各ステークホルダーと良好な関係を築き、お客様に満足していただける商品を提供することにより長期安定的な成長を遂げていくことが重要と考えています。この考え方は、経営理念に基づいており、さらに愛三グループ行動指針、ビジョンなどにより公表、展開しています。

    また、当社は、東京証券取引所が定めるコーポレート・ガバナンスコードに賛同し、下記の基本方針のもと、経営の効率性と公正性・透明性の維持・向上に努めます。

    <基本方針>

    1.株主の権利・平等性の確保

    株主の権利を尊重し、株主の平等性を確保するとともに、適切な権利行使のための環境整備に努めます。

    2.株主以外のステークホルダーとの適切な協働

    愛三グループ行動指針のもと、各ステークホルダー(お客様、仕入先、従業員、地域社会等)との信頼関係の維持・向上に努めます。

    3.適切な情報開示と透明性の確保

    法令に基づく開示を適切に行うとともに、法令に基づく開示以外の情報も主体的に発信し、透明性の確保に努めます。

    4.取締役会の責務

    透明・公正かつ機動的な意思決定を行うため、社外取締役の選任や執行役員制度の採用など、取締役会の役割・責務の適切な遂行に努めます。

    5.株主との対話

    株主の皆様とは、当社の長期安定的な成長の方向性を共有したうえで、建設的な対話に努めます。

    ②  企業統治の体制および当該企業統治の体制を採用する理由

    当社は、自動車部品の製造、販売を主要な事業領域として、「企業の繁栄と豊かな環境づくりで社会に貢献する」ことを経営理念として事業活動を行っております。

    その実現のために、株主総会、取締役会、監査役(会)、会計監査人などの法律上の機能に加え、執行役員制度の採用やさまざまな内部統制の仕組み整備により、経営の迅速化や、公正かつ透明性のある経営に努めております。

    当社は取締役会、監査役会を設置しており、社外取締役3名、社外監査役3名を選任しております。

    各取締役および執行役員は、部門と事業・基盤のタテとヨコで業務を分担し、連携による迅速かつ効率的な業務執行に努めるとともに、相互牽制による適正な業務執行に努めております。

    監査役は、監査役会で定めた監査方針および実施計画に基づいて、監査活動を実施しております。

    役員人事・報酬に関する事項は、社内諮問機関である役員人事報酬委員会により事前検討を行い、公正かつ透明性を確保しております。

    これらの体制により、当社の企業統治は十分に機能していると判断しております。

    ③ 企業統治に関するその他の事項

    1.内部統制システムの整備の状況

    内部統制システムの当社の特徴は、

    ・「人を大切にする」との考えのもと、業務執行を行う「人」の善意・意欲・自立的な判断を最大限引き出す仕組みを基本とする。

    ・「人」と「組織」による「業務執行プロセス」の中に、内部統制の仕組みを組み込んでおり、相互牽制や管理・監督ができるようにする。

    ・安全・品質等の基盤を整備し、事業ごとに「組織を横断する仕組み」を設置し、内部統制を補完する。

    ・執行役員制度の採用により、経営意思決定の迅速化と業務執行の効率化を図る。

    という考えをもとにしております。

    世界のお客様によい商品を提供し、健全で持続的な発展をするために、内部統制システムを整備・運用することが経営上の重要な課題であると考え、次のとおり「内部統制システムに関する基本方針」を決定し、業務の有効性、効率性および適正性を確保し、企業価値の向上につなげております。

    [取締役、執行役員および使用人の法令遵守]

    1  経営理念、愛三グループ行動指針等により誠実性と倫理価値観を徹底

    2  経営審議会、経営会議、サステナビリティ委員会、基盤会議など、全社横断的な会議体による意思決定、監視、相互牽制

    3  関係法令等の周知徹底による法令遵守の基盤整備および、啓蒙活動・階層別教育による愛三グループ行動指針の徹底

    4  倫理法令遵守に関する通報・相談窓口の設置

    5  財務報告の信頼性を確保するための内部統制システムを構築し、その整備・運用状況を評価

    [情報の保存および管理]

    1  重要な会議の意思決定に関する情報、取締役の決裁に関する情報の保存および管理に関する規則の制定・遵守

    [損失の危険の管理]

    1  重大な影響を及ぼす安全・品質等のリスクを規程に基づき各担当部署が未然防止

    2  予算制度により資金を適切に管理

    ・りんぎ制度による所定の審議、決裁基準に基づく決裁と執行

    ・重要な資金の流れについては、取締役会への付議基準に基づき適切に付議

    3  不測の事態発生時の対応マニュアルの整備、訓練とリスク分散措置

    [取締役および執行役員の職務の効率性]

    1  取締役および執行役員が部門と事業・基盤のタテとヨコで業務を分担することによる相互牽制と連携

    2  方針管理による業務の推進および四半期ごとの点検・改善

    [企業集団における業務の適正性]

    1  グループ全体で経営理念、ビジョン、行動指針、中期経営計画、年度方針を共有

    2  子会社からの報告・情報収集に関するルールと定期的または随時情報交換

    3  子会社の権限を明確化、重要案件を当社と子会社の間で事前協議

    4  本社による子会社のリスク管理に加え、子会社の体制整備を行い、子会社の業務の適正性および効率性の確保を推進

    [監査役を補助する使用人]

    1  監査役の求めにより業務補佐のための使用人を設置

    2  業務補佐のための使用人の人事・処遇は、監査役の同意を得て実施

    [監査役への報告]

    1  会社に著しい損害を及ぼす恐れのある事実を発見したときは直ちに監査役に報告

    2  定期的または随時、監査役に対し業務報告を実施

    3  監査役に報告を行ったことを理由として不利益な取扱いを行わないことを社内ルール化

    [監査役の職務の執行について生ずる費用の処理]

    1  監査役からの申請に基づく適正な監査費用などの予算化

    2  監査役の職務の執行について生ずる費用の負担

    [監査役の監査の実効性確保]

    1  監査役と取締役社長との定期的な会合

    2  監査役による重要な会議体への出席、重要な書類の閲覧、子会社の調査

    3  監査役が弁護士、公認会計士等との連携を図れる環境の整備

    4  監査役と子会社の取締役等との意思疎通、情報収集への協力

    また、反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方およびその整備状況については、当社は、「愛三グループ行動指針」に基づき、社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力とは一線を画し、組織として毅然とした態度で臨むとともに、一切の関係を持たないことを基本方針としております。

    [対応統括部署および不当要求防止責任者の設置状況]

    1  反社会的勢力の対応統括部署を総務部とし、責任者を設置

    2  反社会的勢力による不当要求等は、対応統括部署に報告・相談

    [外部専門機関との連携状況]

    1  警察や顧問弁護士などからの指導・助言

    2  警察などが主催する連絡会、関係団体への加入

    [反社会的勢力に関する情報の収集・管理状況]

    1  外部の専門機関と反社会的勢力に関する最新情報を共有

    2  社内への注意喚起等に活用

    [対応マニュアルの整備状況]

    1  「社員行動の手引き」に具体的行動例を示し、社内各部に周知

    [研修活動の実施状況]

    1  定期的に外部の講習会に参加し、その内容を関係部署へ展開

    2.責任限定契約の概要

    当社と各社外取締役および各社外監査役は、会社法第423条第1項に定める賠償責任を限定する契約を締結しており、当該契約に基づく賠償責任限度額は、会社法第425条第1項に定める額としております。

    3.役員等賠償責任保険契約の概要

    当社は会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しており、被保険者の業務に起因し、株主もしくは第三者から損害賠償請求された際の損害を当該保険契約により補填することとしております。保険料は全額会社が負担しております。

    4.取締役の定数

    当社の取締役は10名以内とする旨定款に定めております。

    5.取締役の選任決議要件

    当社は、取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨、および累積投票によらない旨を定款に定めております。

    6.株主総会決議事項を取締役会で決議することができる事項およびその理由

    当社は、以下について株主総会の決議によらず、取締役会で決議することができる旨定款に定めております。

    1  会社法第165条第2項の規定により、自己株式を取得することができる旨

    (機動的な対応を可能とするため)

    2  会社法第426条第1項の規定により、取締役の責任を免除することができる旨

    (職務の遂行にあたり期待される役割を十分に発揮できるようにするため)

    3  会社法第426条第1項の規定により、監査役の責任を免除することができる旨

    (職務の遂行にあたり期待される役割を十分に発揮できるようにするため)

    4  会社法第454条第5項の規定により、剰余金の配当をすることができる旨

    (株主への機動的な利益還元を行うため)

    5  会社法第459条第1項各号の規定により、剰余金の配当等をすることができる旨

    (株主への機動的な利益還元を行うため)

    7.株主総会の特別決議要件

    当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、機動的に行えるよう、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもってこれを行う旨を定款に定めております。

    ④ 取締役会の活動状況

    取締役会は必要に応じて随時開催します。当事業年度において当社は取締役会を合計13回開催しており、個々の取締役および監査役の出席状況については次のとおりです。

    区分 氏名 取締役会出席状況
    取締役 野 村 得 之 全13回中13回
    取締役 中 根 徹 全13回中13回
    取締役 加 藤 茂 和 全13回中13回
    取締役 宮 越 博 規 全13回中13回
    取締役 草 野 正 樹 全13回中13回
    社外取締役 大 井 祐 一 全13回中13回
    社外取締役 柘 植 里 恵 全13回中13回
    社外取締役 入 部 百合絵 全13回中13回
    常勤監査役 植 木 洋次郎 全13回中13回
    常勤監査役 古 田 祐 二 全13回中13回
    社外監査役 平 野 善 得 全13回中13回
    社外監査役 山 形 光 正 全13回中10回
    社外監査役 加 藤 貴 己 全11回中11回
    社外監査役 松 山 洋 司 全2回中2回

    (注)全回数が異なるのは、就任時期の違いによるものです。

    取締役会における主要な検討事項は、当社の経営に関する基本方針、重要な業務執行に関する事項、株主総会の決議により授権された事項、法令および定款に定められた事項等であり、主な議案・報告件数は次のとおりです。

    決議事項 報告事項 合 計 割 合
    経営方針・ガバナンス関連 6件 26件 32件 48%
    決算・配当・財務関連 9件 2件 11件 16%
    内部統制・コンプライアンス関連 2件 5件 7件 10%
    人事・指名・報酬 4件 4件 8件 12%
    その他案件 1件 8件 9件 14%
    合計 22件 45件 67件 100%

    ⑤ 取締役会の実効性評価

    当社は、取締役会が適切に機能しているかを検証し、その機能の向上を図っていくために、取締役会の実効性評価を毎年実施しています。実効性評価の結果については、取締役会で報告議案として共有され、今後の取締役会の体制や運営などに関して議論することで、取締役会の実効性向上とガバナンスの強化に繋げております。2023年度の取締役会実効性評価については、2024年4月に点数評価と記述式評価の両面で実施しました。評価の結果では、各項目について概ね肯定的な評価・意見を得られ、実効性は確保されていると評価いたしました。

    また、その中でいくつかの提案事項もありましたので、具体的な施策を今後実行し、引き続き取締役会の実効性向上に努めてまいります。

    (2) 【役員の状況】

    ①役員一覧

    男性12名 女性2名 (役員のうち女性の比率14.3%)

    役職名 氏名 生年月日 略歴 任期 所有株式数(千株)
    代表取締役社長社長執行役員 野 村 得 之 1960年12月16日生 1985年4月 トヨタ自動車株式会社入社 2008年1月 同社車両電子設計部長 2012年1月 同社電子技術統括部長 2013年4月 同社常務理事・電子技術領域長 2016年4月 同社常務理事・先進技術開発カンパニー 2017年6月 当社取締役副社長、副社長執行役員 2018年6月 当社取締役社長、社長執行役員(現任) 1985年4月 トヨタ自動車株式会社入社 2008年1月 同社車両電子設計部長 2012年1月 同社電子技術統括部長 2013年4月 同社常務理事・電子技術領域長 2016年4月 同社常務理事・先進技術開発カンパニー 2017年6月 当社取締役副社長、副社長執行役員 2018年6月 当社取締役社長、社長執行役員(現任) (注)3 34
    1985年4月 トヨタ自動車株式会社入社
    2008年1月 同社車両電子設計部長
    2012年1月 同社電子技術統括部長
    2013年4月 同社常務理事・電子技術領域長
    2016年4月 同社常務理事・先進技術開発カンパニー
    2017年6月 当社取締役副社長、副社長執行役員
    2018年6月 当社取締役社長、社長執行役員(現任)
    代表取締役副社長副社長執行役員 中 根  徹 1959年8月24日生 1980年4月 当社入社 2008年6月 当社第1営業部長 2010年6月 当社取締役 2012年6月 当社執行役員 2013年6月 当社取締役、執行役員 2014年6月 当社取締役、常務執行役員 2017年6月 当社取締役、専務執行役員 2020年6月 当社取締役副社長、副社長執行役員(現任) 1980年4月 当社入社 2008年6月 当社第1営業部長 2010年6月 当社取締役 2012年6月 当社執行役員 2013年6月 当社取締役、執行役員 2014年6月 当社取締役、常務執行役員 2017年6月 当社取締役、専務執行役員 2020年6月 当社取締役副社長、副社長執行役員(現任) (注)3 37
    1980年4月 当社入社
    2008年6月 当社第1営業部長
    2010年6月 当社取締役
    2012年6月 当社執行役員
    2013年6月 当社取締役、執行役員
    2014年6月 当社取締役、常務執行役員
    2017年6月 当社取締役、専務執行役員
    2020年6月 当社取締役副社長、副社長執行役員(現任)
    取締役副社長副社長執行役員 加 藤 茂 和 1964年4月14日生 1987年4月 トヨタ自動車株式会社入社 2013年1月 同社経理部 企画室長 2015年1月 トヨタ自動車(中国)投資有限会社 執行副総経理 2019年4月 当社執行役員 2020年6月 当社取締役、執行役員 2024年4月 当社取締役、副社長執行役員 2024年6月 当社取締役副社長、副社長執行役員(現任) 1987年4月 トヨタ自動車株式会社入社 2013年1月 同社経理部 企画室長 2015年1月 トヨタ自動車(中国)投資有限会社 執行副総経理 2019年4月 当社執行役員 2020年6月 当社取締役、執行役員 2024年4月 当社取締役、副社長執行役員 2024年6月 当社取締役副社長、副社長執行役員(現任) (注)3 20
    1987年4月 トヨタ自動車株式会社入社
    2013年1月 同社経理部 企画室長
    2015年1月 トヨタ自動車(中国)投資有限会社 執行副総経理
    2019年4月 当社執行役員
    2020年6月 当社取締役、執行役員
    2024年4月 当社取締役、副社長執行役員
    2024年6月 当社取締役副社長、副社長執行役員(現任)
    取締役副社長副社長執行役員 山 中 章 弘 1962年10月30日生 1988年4月 トヨタ自動車株式会社入社 2011年1月 同社HV先行開発部長 2018年1月 同社常務理事・パワートレーンカンパニー統括 2019年1月 同社パワートレーンカンパニー 先行技術開発領域長 2024年1月 同社パワートレーンカンパニー Chief Project Leader 2024年5月 当社顧問 2024年6月 当社取締役副社長、副社長執行役員(現任) 1988年4月 トヨタ自動車株式会社入社 2011年1月 同社HV先行開発部長 2018年1月 同社常務理事・パワートレーンカンパニー統括 2019年1月 同社パワートレーンカンパニー 先行技術開発領域長 2024年1月 同社パワートレーンカンパニー Chief Project Leader 2024年5月 当社顧問 2024年6月 当社取締役副社長、副社長執行役員(現任) (注)3 9
    1988年4月 トヨタ自動車株式会社入社
    2011年1月 同社HV先行開発部長
    2018年1月 同社常務理事・パワートレーンカンパニー統括
    2019年1月 同社パワートレーンカンパニー 先行技術開発領域長
    2024年1月 同社パワートレーンカンパニー Chief Project Leader
    2024年5月 当社顧問
    2024年6月 当社取締役副社長、副社長執行役員(現任)
    取締役執行役員 草 野 正 樹 1964年12月1日生 1987年4月 当社入社 2012年1月 当社豊田工場工場管理部長 2016年5月 愛三(佛山)汽車部件有限公司 総経理 2021年1月 当社生産・物流本部長、中国本部長、アセアン本部長 2022年4月 当社執行役員 2022年6月 当社取締役、執行役員(現任) 1987年4月 当社入社 2012年1月 当社豊田工場工場管理部長 2016年5月 愛三(佛山)汽車部件有限公司 総経理 2021年1月 当社生産・物流本部長、中国本部長、アセアン本部長 2022年4月 当社執行役員 2022年6月 当社取締役、執行役員(現任) (注)3 14
    1987年4月 当社入社
    2012年1月 当社豊田工場工場管理部長
    2016年5月 愛三(佛山)汽車部件有限公司 総経理
    2021年1月 当社生産・物流本部長、中国本部長、アセアン本部長
    2022年4月 当社執行役員
    2022年6月 当社取締役、執行役員(現任)
    取締役執行役員 此 原 弘 和 1965年11月30日生 1989年4月 当社入社 2014年1月 当社二輪事業部長 2017年6月 当社執行役員 2020年9月 愛三(佛山)汽車部件有限公司 総経理 2021年4月 当社執行役員 2024年6月 当社取締役、執行役員(現任) 1989年4月 当社入社 2014年1月 当社二輪事業部長 2017年6月 当社執行役員 2020年9月 愛三(佛山)汽車部件有限公司 総経理 2021年4月 当社執行役員 2024年6月 当社取締役、執行役員(現任) (注)3 5
    1989年4月 当社入社
    2014年1月 当社二輪事業部長
    2017年6月 当社執行役員
    2020年9月 愛三(佛山)汽車部件有限公司 総経理
    2021年4月 当社執行役員
    2024年6月 当社取締役、執行役員(現任)
    取締役 大 井 祐 一 1954年8月17日生 1978年4月 豊田通商株式会社入社 2001年3月 同社物流部 グループリーダー(部長級) 2006年4月 同社執行役員 2011年6月 同社常務執行役員 2013年6月 同社常務取締役 2015年4月 同社専務取締役 2017年4月 同社取締役、専務執行役員 2017年6月 同社代表取締役、副社長執行役員 2019年6月 同社シニアエグゼクティブアドバイザー 2020年6月 当社取締役(現任) 1978年4月 豊田通商株式会社入社 2001年3月 同社物流部 グループリーダー(部長級) 2006年4月 同社執行役員 2011年6月 同社常務執行役員 2013年6月 同社常務取締役 2015年4月 同社専務取締役 2017年4月 同社取締役、専務執行役員 2017年6月 同社代表取締役、副社長執行役員 2019年6月 同社シニアエグゼクティブアドバイザー 2020年6月 当社取締役(現任) (注)3
    1978年4月 豊田通商株式会社入社
    2001年3月 同社物流部 グループリーダー(部長級)
    2006年4月 同社執行役員
    2011年6月 同社常務執行役員
    2013年6月 同社常務取締役
    2015年4月 同社専務取締役
    2017年4月 同社取締役、専務執行役員
    2017年6月 同社代表取締役、副社長執行役員
    2019年6月 同社シニアエグゼクティブアドバイザー
    2020年6月 当社取締役(現任)
    取締役 柘 植 里 恵 1968年3月9日生 1990年4月 監査法人トーマツ入所(現・有限責任監査法人トーマツ) 1995年4月 公認会計士登録 1999年1月 柘植公認会計士事務所 所長(現任) 2007年6月 株式会社ラ・ヴィーダプランニング 代表取締役(現任) 2015年6月 当社取締役(現任) 1990年4月 監査法人トーマツ入所(現・有限責任監査法人トーマツ) 1995年4月 公認会計士登録 1999年1月 柘植公認会計士事務所 所長(現任) 2007年6月 株式会社ラ・ヴィーダプランニング 代表取締役(現任) 2015年6月 当社取締役(現任) (注)3
    1990年4月 監査法人トーマツ入所(現・有限責任監査法人トーマツ)
    1995年4月 公認会計士登録
    1999年1月 柘植公認会計士事務所 所長(現任)
    2007年6月 株式会社ラ・ヴィーダプランニング 代表取締役(現任)
    2015年6月 当社取締役(現任)
    役職名 氏名 生年月日 略歴 任期 所有株式数(千株)
    取締役 入 部 百合絵 1975年6月20日生 2007年4月 豊橋技術科学大学 情報メディア基盤センター 助教 2013年4月 愛知県立大学 情報科学部 助教 2013年8月 名古屋大学大学院 情報科学研究科 特任助教 2017年4月 名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授 2017年4月 愛知県立大学 情報科学部 准教授(現任) 2022年6月 当社取締役(現任) 2007年4月 豊橋技術科学大学 情報メディア基盤センター 助教 2013年4月 愛知県立大学 情報科学部 助教 2013年8月 名古屋大学大学院 情報科学研究科 特任助教 2017年4月 名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授 2017年4月 愛知県立大学 情報科学部 准教授(現任) 2022年6月 当社取締役(現任) (注)3
    2007年4月 豊橋技術科学大学 情報メディア基盤センター 助教
    2013年4月 愛知県立大学 情報科学部 助教
    2013年8月 名古屋大学大学院 情報科学研究科 特任助教
    2017年4月 名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授
    2017年4月 愛知県立大学 情報科学部 准教授(現任)
    2022年6月 当社取締役(現任)
    常勤監査役 植 木 洋次郎 1961年11月26日生 1984年4月 当社入社 2008年6月 当社経理部長 2011年6月 当社経営企画部長 2013年6月 当社執行役員 2017年6月 当社常務執行役員 2019年3月 当社常務執行役員玄潭産業株式会社 会長 2020年4月 当社執行役員 2022年4月 当社韓国事業本部長 2022年6月 当社常勤監査役(現任) 1984年4月 当社入社 2008年6月 当社経理部長 2011年6月 当社経営企画部長 2013年6月 当社執行役員 2017年6月 当社常務執行役員 2019年3月 当社常務執行役員玄潭産業株式会社 会長 2020年4月 当社執行役員 2022年4月 当社韓国事業本部長 2022年6月 当社常勤監査役(現任) (注)4 36
    1984年4月 当社入社
    2008年6月 当社経理部長
    2011年6月 当社経営企画部長
    2013年6月 当社執行役員
    2017年6月 当社常務執行役員
    2019年3月 当社常務執行役員玄潭産業株式会社 会長
    2020年4月 当社執行役員
    2022年4月 当社韓国事業本部長
    2022年6月 当社常勤監査役(現任)
    常勤監査役 古 田 祐 二 1962年7月3日生 1981年4月 当社入社 2014年3月 当社総務人事部長 2017年6月 当社経営企画部長 2019年1月 当社総務人事部長 2021年1月 当社総務人事部 主査 2021年6月 当社常勤監査役(現任) 1981年4月 当社入社 2014年3月 当社総務人事部長 2017年6月 当社経営企画部長 2019年1月 当社総務人事部長 2021年1月 当社総務人事部 主査 2021年6月 当社常勤監査役(現任) (注)4 3
    1981年4月 当社入社
    2014年3月 当社総務人事部長
    2017年6月 当社経営企画部長
    2019年1月 当社総務人事部長
    2021年1月 当社総務人事部 主査
    2021年6月 当社常勤監査役(現任)
    監査役 平 野 善 得 1952年2月2日生 1976年11月 監査法人丸の内会計事務所入所(現・有限責任監査法人トーマツ) 1982年3月 公認会計士登録 1995年6月 同法人代表社員 2015年10月 公認会計士平野善得事務所 所長(現任) 2016年6月 当社監査役(現任) 1976年11月 監査法人丸の内会計事務所入所(現・有限責任監査法人トーマツ) 1982年3月 公認会計士登録 1995年6月 同法人代表社員 2015年10月 公認会計士平野善得事務所 所長(現任) 2016年6月 当社監査役(現任) (注)4
    1976年11月 監査法人丸の内会計事務所入所(現・有限責任監査法人トーマツ)
    1982年3月 公認会計士登録
    1995年6月 同法人代表社員
    2015年10月 公認会計士平野善得事務所 所長(現任)
    2016年6月 当社監査役(現任)
    監査役 加 藤 貴 己 1969年8月18日生 1992年4月 トヨタ自動車株式会社入社 2018年4月 同社調達企画部長 2021年1月 同社サプライチェーン戦略部長 2022年7月 同社調達本部 副本部長(現任) 2023年6月 当社監査役(現任) 1992年4月 トヨタ自動車株式会社入社 2018年4月 同社調達企画部長 2021年1月 同社サプライチェーン戦略部長 2022年7月 同社調達本部 副本部長(現任) 2023年6月 当社監査役(現任) (注)4
    1992年4月 トヨタ自動車株式会社入社
    2018年4月 同社調達企画部長
    2021年1月 同社サプライチェーン戦略部長
    2022年7月 同社調達本部 副本部長(現任)
    2023年6月 当社監査役(現任)
    監査役 矢 崎 信 也 1966年9月11日生 1996年4月 弁護士登録、加藤・村瀬合同法律事務所 入所 1999年11月 村瀬・矢崎綜合法律事務所代表弁護士(現・ひのき綜合法律事務所)(現任) 2024年6月 当社監査役(現任) 1996年4月 弁護士登録、加藤・村瀬合同法律事務所 入所 1999年11月 村瀬・矢崎綜合法律事務所代表弁護士(現・ひのき綜合法律事務所)(現任) 2024年6月 当社監査役(現任) (注)4
    1996年4月 弁護士登録、加藤・村瀬合同法律事務所 入所
    1999年11月 村瀬・矢崎綜合法律事務所代表弁護士(現・ひのき綜合法律事務所)(現任)
    2024年6月 当社監査役(現任)
    160

    (注)1 取締役大井祐一、取締役柘植里恵および取締役入部百合絵は、会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。

    2 監査役平野善得、監査役加藤貴己および監査役矢崎信也は、会社法第2条第16号に定める社外監査役であります。

    3 2024年6月14日開催の定時株主総会の終結の時から1年

    4 2024年6月14日開催の定時株主総会の終結の時から4年

    5 当社は、経営意思決定の迅速化と業務執行の効率化を図るため、執行役員制度を採用しております。提出日現在の執行役員は13名(非取締役7名含む)であります。

      ②  社外取締役および社外監査役

    当社は、経営の透明性、意思決定の迅速化をはかるため、専門的かつ中立・公正な立場から取締役会を監督および監視いただくことをねらいとして、社外取締役3名および社外監査役3名をそれぞれ選任しております。

    社外取締役3名のうち、大井祐一氏は豊富な海外経験と総合商社で培った幅広い知識を有しており、柘植里恵氏は公認会計士およびファイナンシャルプランナーの資格を持ち、財務・会計の専門的な経験・知識を有しております。また、入部百合絵氏は愛知県立大学情報科学部准教授等を歴任し、情報科学を中心とした高い専門的知識を有しております。

    社外監査役3名のうち、平野善得氏は公認会計士の資格を持ち、財務・会計の専門的な経験・知識を有しております。加藤貴己氏は自動車業界に精通し、豊富な経験・知識を有しております。矢崎信也氏は弁護士の資格を持ち、法務・コンプライアンスに関する専門的な経験・知識を有しております。なお、加藤貴己氏はトヨタ自動車株式会社の幹部職であります。トヨタ自動車株式会社は、当社の主要顧客であり、当社株式の29.0%(2024年3月31日現在)を保有しておりますが、同社との取引は定常的な取引であり、社外監査役個人が直接利害関係を有するものではありません。また、東京証券取引所および名古屋証券取引所が定める独立役員の要件を満たす大井祐一、柘植里恵、入部百合絵、平野善得および矢崎信也の各氏を独立役員に指定しております。

    (3) 【監査の状況】

    ① 監査役監査の状況および内部監査の状況等

     1.監査役監査の組織、人員および手続

    経営監視機能としては、監査役制度を採用しており、常勤監査役2名および社外監査役3名が取締役および執行役員の職務執行ならびに当社と国内外子会社の業務や財政状態を監査しております。社外監査役1名は、公認会計士として会計・財務の専門知識を有しております。

    2.監査役および監査役会の活動状況

    監査役会は必要に応じて随時開催します。当事業年度において当社は監査役会を合計12回開催しており、個々の監査役の出席状況については次のとおりです。

    区分 氏名 監査役会出席状況
    常勤監査役 植 木 洋次郎 全12回中12回
    常勤監査役 古 田 祐 二 全12回中12回
    社外監査役 平 野 善 得 全12回中12回
    社外監査役 山 形 光 正 全12回中11回
    社外監査役 加 藤 貴 己 全10回中10回
    社外監査役 松 山 洋 司 全2回中2回

    (注)全回数が異なるのは、就任時期の違いによるものです。

    監査役会における主要な検討事項は、監査の方針、監査計画、内部統制システムの構築・運用状況、取締役等の職務の執行状況、会計監査人の監査の方法および結果の相当性等です。

    また、監査役の活動として、取締役その他の使用人等との意思疎通、取締役会その他の重要な会議への出席、重要な決裁書類等の閲覧、本社および各工場における業務および財産の状況の調査、子会社の取締役および監査役等との意思疎通および情報交換、子会社からの事業報告の確認、会計監査人からの監査結果の報告の確認を行っています。

    3.内部監査の状況

    (1)内部監査の組織、人員および手続

    当社は内部監査を統括する部署として監査室を設置しており、本報告書提出日現在8名の体制で構成されております。監査室は当社グループ全体の内部監査に係わる企画・立案・実施等の機能を担っており、年間の監査計画にもとづき、当社および当社グループ会社の内部統制や業務運営に係わる監査を実施しております。

    内部監査の結果については、経営会議体で代表取締役社長や各執行役員に報告されております。また、監査役や会計監査人への結果報告や定期的な情報交換など、監査役監査・会計監査との連携も図っております。

    (2)当事業年度における内部監査の活動状況

    当事業年度は財務報告に係る全社的な内部統制について、当社および国内外の当社グループ21社を対象として、内部監査を実施しました。また、当社ならびに連結子会社4社を内部統制上の重要拠点と位置付け、業務プロセスに係る内部統制の評価も実施しました。

    あわせて、当社および当社グループ会社の業務運営に関する監査も、計画にもとづき実施しました。

    ② 会計監査の状況

    1.監査法人の名称

    有限責任監査法人トーマツ

    2.継続監査期間

    1961年以降

    3.業務を執行した公認会計士

    今泉 誠、水越 徹

    4.監査業務に係る補助者の構成

    公認会計士11名およびその他の監査従事者17名

    5.監査法人の選定方針と理由

    当社は、当監査法人の品質管理体制、独立性および専門性等を総合的に勘案し、当監査法人を選任しております。

    また、当社の監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると認められる場合、監査役全員の同意により解任いたします。

    加えて、上記の場合の他、会計監査人による適正な監査の遂行が困難であると認められた場合など、その必要があると判断した場合、株主総会に提出する会計監査人の解任または会計監査人を再任しないことに関する議案の内容は、監査役会が決定いたします。

    6.監査役および監査役会による監査法人の評価

    当社の監査役および監査役会は、監査役会が策定した評価基準に基づき、当監査法人の評価を行いました。その結果、当監査法人による監査が適切に行われていることを確認しております。

    ③監査報酬の内容等

    1.監査公認会計士等に対する報酬

    区分 前連結会計年度 当連結会計年度
    監査証明業務に基づく報酬(百万円) 非監査業務に基づく報酬(百万円) 監査証明業務に基づく報酬(百万円) 非監査業務に基づく報酬(百万円)
    提出会社 64 1 52
    連結子会社
    64 1 52

    前連結会計年度における提出会社の非監査業務の内容は、主に統合報告書の作成に関する助言・指導業務です。

    2.監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(1.を除く)
    区分 前連結会計年度 当連結会計年度
    監査証明業務に基づく報酬(百万円) 非監査業務に基づく報酬(百万円) 監査証明業務に基づく報酬(百万円) 非監査業務に基づく報酬(百万円)
    提出会社 42 16
    連結子会社 107 35 161 54
    107 78 161 70

    提出会社における非監査業務の内容は、主に法務関連業務です。

    連結子会社における非監査業務の内容は、主に税務関連業務です。

    3.監査報酬の決定方針

    該当事項はありません。

    4.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由

    当社の監査役会は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況および報酬見積りの算出根拠等が適切であるかどうかについて必要な検証を行いました。その結果、取締役会が提案した会計監査人に対する報酬等について相当であると認め、会社法第399条第1項の同意をしております。

    (4) 【役員の報酬等】

    ①役員の報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針に係る事項

    当社の役員の報酬等は、役員が継続的かつ中長期的な業績向上への意欲を高め、当社グループの企業価値増大に資するよう、当社の業績、経営環境等を考慮のうえ、各役員の役位、職責等に応じて決定しております。

    当社の報酬制度は、固定報酬(月額報酬)、短期インセンティブ(賞与)、中長期インセンティブ(譲渡制限付株式報酬)により構成されており、役員の報酬等の額またはその算定方法に関する決定方針を定めております。

    役員の報酬等の構成は以下のとおりです。

    〔報酬構成および支給対象〕

    役員区分 月額報酬 賞与 譲渡制限付株式報酬
    取締役(社内取締役のみ)
    社外取締役
    監査役

    ※取締役(社内取締役のみ)の報酬等は、月額報酬:賞与:譲渡制限付株式報酬の割合が、概ね60%:30%:10%となるよう設定します。

    役員の個人別の報酬等の内容にかかる決定方針の内容は以下のとおりです。

    <月額報酬>

     当社の経営状況等を考慮した適切な水準で、取締役の職位に応じて設定し、毎月1回支給しております。

    <賞与>

     当事業年度の連結営業利益を指標とし、個人別査定に基づき調整を行い、毎年1回支給しております。

     また、当該業績指標を選定した理由は、当社の経営成績や実力を示す指標として連結営業利益が適切だと判断

    したためです。なお、当事業年度における役員賞与にかかる指標の実績は15,498百万円です。

    <譲渡制限付株式報酬>

     当社は、株主の皆様との一層の価値共有を進め、当社の企業価値の持続的な向上を図ることを目的として、当

    社の取締役(社外取締役を除く)に対して、譲渡制限付株式報酬制度を導入しております。

    〔譲渡制限付株式報酬の概要〕

    対象者 取締役(社外取締役を除く)
    株式報酬枠 年額2,500万円以内
    上限株数 年間3万株以内
    譲渡制限期間 取締役会で定める地位の退任日まで

    取締役の月額報酬および賞与の報酬総額は、2021年6月15日開催の第119回定時株主総会にて、年額3億円以内(うち社外取締役分 年額3,000万円以内)と決議しております。当該株主総会終結時点の取締役(社外取締役を含む)の員数は、6名です。監査役の月額報酬は、2019年6月12日開催の第117回定時株主総会にて、月額700万円以内と決議しております。当該株主総会終結時点の監査役の員数は、5名です。

    取締役会は、当事業年度に係る役員の個人別の報酬等について、報酬等の内容の決定方針および決定された報酬等の内容が取締役会で決議された決定方針と整合していることや、役員人事報酬委員会からの答申が尊重されていることを確認しており、当該決定方針に沿うものであると判断しております。また、当事業年度における役員人事報酬委員会は、年間10回程度行われております。

    ②提出会社の役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額および対象となる役員の員数

    役員区分 報酬等の総額(百万円) 報酬等の種類別の総額(百万円) 対象となる役員の員数(名)
    金銭報酬 非金銭報酬等
    固定報酬 業績連動報酬 譲渡制限付株式報酬
    取締役(社外取締役を除く) 193 113 65 13 5
    監査役(社外監査役を除く) 43 43 2
    社外役員 21 18 2 7

    なお、譲渡制限付株式報酬は、当事業年度における費用計上額を記載しております。

    ③提出会社の役員ごとの連結報酬等の総額等

    連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。

    (5) 【株式の保有状況】

    ① 投資株式の区分の基準及び考え方

    当社は事業会社であり、純投資目的株式を原則保有しないこととしております。また、事業上必要と考えられる場合には、政策投資目的株式を保有することとしております。

    ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式

    1.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容

    当社が行う自動車部品事業において、今後も成長を続けていくために開発・生産・販売等の過程において、様々な企業との協力関係が必要です。そのため、事業戦略、取引先との事業上の関係強化、さらには地域社会との関係維持などを総合的に勘案し、政策保有株式として保有します。また、個別の政策保有株式について定期的に精査を実施し、保有の妥当性について検証しています。

    2.銘柄数及び貸借対照表計上額

    銘柄数(銘柄) 貸借対照表計上額の合計額(百万円)
    非上場株式 12 278
    非上場株式以外の株式 4 6,661
    (当事業年度において株式数が減少した銘柄)
    銘柄数(銘柄) 株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)
    非上場株式
    非上場株式以外の株式

    3.特定投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

    特定投資株式

    銘柄 当事業年度 前事業年度 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社の株式の保有の有無
    株式数(株) 株式数(株)
    貸借対照表計上額(百万円) 貸借対照表計上額(百万円)
    ㈱デンソー 1,514,356 378,589 取引関係の維持・強化株式数の増加は、株式分割によるもの
    4,365 2,817
    ㈱豊田自動織機 113,557 113,557 取引関係の維持・強化
    1,777 834
    豊田通商㈱ 38,000 38,000 取引関係の維持・強化
    390 213
    中央発條㈱ 120,120 120,120 取引関係の維持・強化
    127 86

    (注) 定量的な保有効果については記載が困難であります。保有の合理性は、保有目的、経済合理性、取引状況等により検証しております。

    第5 【経理の状況】

    1  連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

    (1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下「連結財務諸表規則」という。)に基づいて作成しております。

    (2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

     なお、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。

    2  監査証明について

    当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2023年4月1日から2024年3月31日まで)の連結財務諸表および事業年度(2023年4月1日から2024年3月31日まで)の財務諸表について、有限責任監査法人トーマツにより監査を受けております。

    3  連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて

    当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内容を適切に把握し、または会計基準等の変更等について的確に対応することができる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入しております。

    1 【連結財務諸表等】

    (1) 【連結財務諸表】

    ① 【連結貸借対照表】
    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2023年3月31日) 当連結会計年度(2024年3月31日)
    資産の部
    流動資産
    現金及び預金 42,555 65,554
    受取手形及び売掛金 ※1 30,664 ※1,4 39,279
    電子記録債権 4,027 ※4 3,752
    有価証券 3,418 1,482
    商品及び製品 7,820 8,287
    仕掛品 5,153 6,320
    原材料及び貯蔵品 21,803 18,959
    その他 ※1 5,916 ※1 6,084
    貸倒引当金 △33 △82
    流動資産合計 121,326 149,636
    固定資産
    有形固定資産
    建物及び構築物 ※3 59,921 ※3 63,157
    減価償却累計額 △39,281 △41,735
    建物及び構築物(純額) ※3 20,639 ※3 21,422
    機械装置及び運搬具 ※3 179,585 ※3 191,185
    減価償却累計額 △137,248 △149,505
    機械装置及び運搬具(純額) ※3 42,337 ※3 41,680
    土地 ※3 7,121 ※3 8,617
    建設仮勘定 3,682 6,331
    その他 ※3 40,538 ※3 41,270
    減価償却累計額 △34,416 △35,722
    その他(純額) ※3 6,122 ※3 5,547
    有形固定資産合計 79,903 83,599
    無形固定資産 2,229 2,398
    投資その他の資産
    投資有価証券 ※2 5,331 ※2 9,200
    退職給付に係る資産 10,222 23,309
    繰延税金資産 5,158 2,707
    その他 1,637 1,743
    貸倒引当金 △45 △45
    投資その他の資産合計 22,303 36,915
    固定資産合計 104,436 122,912
    資産合計 225,762 272,549
    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2023年3月31日) 当連結会計年度(2024年3月31日)
    負債の部
    流動負債
    支払手形及び買掛金 27,390 ※4 32,872
    電子記録債務 2,733 ※4 7,462
    短期借入金 2,909 2,219
    1年内返済予定の長期借入金 6,273 8,091
    未払費用 9,424 10,955
    未払法人税等 1,093 1,179
    製品保証引当金 2,949 7,603
    役員賞与引当金 93 96
    事業構造改善引当金 176 148
    その他 ※1 5,838 ※1,4 11,438
    流動負債合計 58,881 82,067
    固定負債
    長期借入金 39,646 31,526
    繰延税金負債 1,040 3,448
    役員退職慰労引当金 48 51
    退職給付に係る負債 15,144 15,357
    その他 617 538
    固定負債合計 56,498 50,922
    負債合計 115,380 132,990
    純資産の部
    株主資本
    資本金 10,714 10,838
    資本剰余金 12,541 12,668
    利益剰余金 73,957 82,720
    自己株式 △56 △1,032
    株主資本合計 97,155 105,195
    その他の包括利益累計額
    その他有価証券評価差額金 2,745 5,332
    為替換算調整勘定 5,407 14,854
    退職給付に係る調整累計額 1,099 9,358
    その他の包括利益累計額合計 9,252 29,546
    新株予約権 86 27
    非支配株主持分 3,888 4,789
    純資産合計 110,382 139,558
    負債純資産合計 225,762 272,549
    ② 【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
    【連結損益計算書】
    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
    売上高 ※1 240,806 ※1 314,336
    売上原価 ※2,3 208,051 ※2,3 273,117
    売上総利益 32,754 41,218
    販売費及び一般管理費
    荷造運搬費 1,854 2,160
    給料及び手当 7,122 8,202
    福利厚生費 1,891 2,121
    役員賞与引当金繰入額 92 99
    退職給付費用 128 217
    役員退職慰労引当金繰入額 9 11
    製品保証引当金繰入額 832 4,706
    その他 7,191 8,200
    販売費及び一般管理費合計 19,122 25,720
    営業利益 13,632 15,498
    営業外収益
    受取利息 185 456
    受取配当金 135 151
    有価証券売却益 29
    為替差益 365 1,227
    補助金収入 42 239
    その他 291 211
    営業外収益合計 1,050 2,286
    営業外費用
    支払利息 225 185
    固定資産除売却損 ※4 295 ※4 339
    その他 78 58
    営業外費用合計 599 583
    経常利益 14,083 17,201
    特別利益
    新株予約権戻入益 19 24
    特別利益合計 19 24
    特別損失
    北米子会社資金流出事案に伴う見積損失 818
    特別損失合計 818
    税金等調整前当期純利益 13,284 17,226
    法人税、住民税及び事業税 3,269 4,243
    法人税等調整額 877 546
    法人税等合計 4,146 4,789
    当期純利益 9,138 12,436
    非支配株主に帰属する当期純利益 633 691
    親会社株主に帰属する当期純利益 8,504 11,744
    【連結包括利益計算書】
    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
    当期純利益 9,138 12,436
    その他の包括利益
    その他有価証券評価差額金 △325 2,592
    為替換算調整勘定 5,386 9,866
    退職給付に係る調整額 △1,972 8,241
    その他の包括利益合計 ※1 3,088 ※1 20,699
    包括利益 12,226 33,135
    (内訳)
    親会社株主に係る包括利益 11,384 32,038
    非支配株主に係る包括利益 842 1,097
    ③ 【連結株主資本等変動計算書】

      前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    (単位:百万円)
    株主資本
    資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
    当期首残高 10,708 12,667 67,281 △84 90,573
    連結子会社の決算期変更に伴う変動
    連結子会社の決算期変更に伴う変動を反映した当期首残高 10,708 12,667 67,281 △84 90,573
    当期変動額
    新株の発行 5 5 10
    剰余金の配当 △1,826 △1,826
    親会社株主に帰属する当期純利益 8,504 8,504
    自己株式の取得 △0 △0
    自己株式の処分 △1 27 25
    非支配株主との取引に係る親会社の持分変動 △131 △131
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
    当期変動額合計 5 △126 6,676 27 6,582
    当期末残高 10,714 12,541 73,957 △56 97,155
    その他の包括利益累計額 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
    その他有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 退職給付に係る調整累計額 その他の包括利益累計額合計
    当期首残高 3,070 237 3,063 6,371 107 3,836 100,889
    連結子会社の決算期変更に伴う変動
    連結子会社の決算期変更に伴う変動を反映した当期首残高 3,070 237 3,063 6,371 107 3,836 100,889
    当期変動額
    新株の発行 10
    剰余金の配当 △1,826
    親会社株主に帰属する当期純利益 8,504
    自己株式の取得 △0
    自己株式の処分 25
    非支配株主との取引に係る親会社の持分変動 △131
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額) △325 5,170 △1,964 2,880 △21 51 2,910
    当期変動額合計 △325 5,170 △1,964 2,880 △21 51 9,493
    当期末残高 2,745 5,407 1,099 9,252 86 3,888 110,382

      当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    (単位:百万円)
    株主資本
    資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
    当期首残高 10,714 12,541 73,957 △56 97,155
    連結子会社の決算期変更に伴う変動 △33 △33
    連結子会社の決算期変更に伴う変動を反映した当期首残高 10,714 12,541 73,923 △56 97,122
    当期変動額
    新株の発行 124 124 249
    剰余金の配当 △2,948 △2,948
    親会社株主に帰属する当期純利益 11,744 11,744
    自己株式の取得 △1,000 △1,000
    自己株式の処分 2 24 27
    非支配株主との取引に係る親会社の持分変動
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
    当期変動額合計 124 127 8,796 △975 8,072
    当期末残高 10,838 12,668 82,720 △1,032 105,195
    その他の包括利益累計額 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
    その他有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 退職給付に係る調整累計額 その他の包括利益累計額合計
    当期首残高 2,745 5,407 1,099 9,252 86 3,888 110,382
    連結子会社の決算期変更に伴う変動 △33
    連結子会社の決算期変更に伴う変動を反映した当期首残高 2,745 5,407 1,099 9,252 86 3,888 110,349
    当期変動額
    新株の発行 249
    剰余金の配当 △2,948
    親会社株主に帰属する当期純利益 11,744
    自己株式の取得 △1,000
    自己株式の処分 27
    非支配株主との取引に係る親会社の持分変動
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 2,587 9,447 8,259 20,294 △58 901 21,136
    当期変動額合計 2,587 9,447 8,259 20,294 △58 901 29,209
    当期末残高 5,332 14,854 9,358 29,546 27 4,789 139,558
    ④ 【連結キャッシュ・フロー計算書】
    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
    営業活動によるキャッシュ・フロー
    税金等調整前当期純利益 13,284 17,226
    減価償却費 12,994 14,831
    のれん償却額 56 118
    貸倒引当金の増減額(△は減少) △5 45
    製品保証引当金の増減額(△は減少) 688 4,176
    役員賞与引当金の増減額(△は減少) 8 3
    事業構造改善引当金の増減額(△は減少) △97 △30
    退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 64 214
    退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △1,586 △1,259
    役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) △21 3
    受取利息及び受取配当金 △321 △608
    支払利息 225 185
    為替差損益(△は益) 106 △131
    固定資産除売却損益(△は益) 137 294
    売上債権の増減額(△は増加) △986 △3,857
    棚卸資産の増減額(△は増加) △826 1,942
    仕入債務の増減額(△は減少) 2,881 7,371
    未払費用の増減額(△は減少) 159 938
    その他 △3,592 1,235
    小計 23,168 42,697
    利息及び配当金の受取額 321 623
    利息の支払額 △222 △187
    法人税等の支払額 △2,998 △4,505
    営業活動によるキャッシュ・フロー 20,269 38,627
    投資活動によるキャッシュ・フロー
    定期預金の預入による支出 △358 △18
    定期預金の払戻による収入 678 1,048
    有価証券の取得による支出 △957
    有価証券の売却による収入 550
    固定資産の取得による支出 △6,425 △12,337
    固定資産の売却による収入 793 1,308
    事業譲受による支出 ※2 △16,279
    連結の範囲の変更を伴う子会社持分の取得による支出 ※2、※3 △198
    投資有価証券の取得による支出 △0 △180
    投資有価証券の売却による収入 36
    貸付けによる支出 △7,059 △311
    貸付金の回収による収入 170 275
    投資活動によるキャッシュ・フロー △29,599 △9,664
    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
    財務活動によるキャッシュ・フロー
    短期借入れによる収入 2,598 2,704
    短期借入金の返済による支出 △3,786 △3,192
    長期借入れによる収入 20,000
    長期借入金の返済による支出 △2,348 △6,324
    社債の償還による支出 △10,000
    新株予約権の行使による株式の発行による収入 9 215
    自己株式の取得による支出 △0 △1,000
    自己株式の売却による収入 0 27
    配当金の支払額 △1,826 △2,948
    非支配株主への配当金の支払額 △440 △502
    リース債務の返済による支出 △227 △411
    非支配持分からの子会社持分取得による支出 △442
    財務活動によるキャッシュ・フロー 3,536 △11,431
    現金及び現金同等物に係る換算差額 1,014 2,760
    現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △4,778 20,292
    現金及び現金同等物の期首残高 48,750 43,972
    連結子会社の決算期変更に伴う現金及び現金同等物の期首残高増減額(△は減少) 2,229
    現金及び現金同等物の期末残高 ※1 43,972 ※1 66,494
    【注記事項】
    (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

    (1) 連結の範囲に関する事項

    連結子会社 28社

    テイケイ気化器㈱、愛協産業㈱、アイサンコンピュータサービス㈱、㈱ニチアロイ、愛三熊本㈱、玄潭産業㈱、玄潭テック㈱、愛三(天津)汽車部件有限公司、愛三(佛山)汽車部件有限公司、愛三貿易(広州)有限公司、沈陽玄潭汽車部件有限公司、泰凱通用化油器(寧波)有限公司、玄潭(張家港)汽車部件有限公司、㈱アイサンナスモコインダストリ、アイサンコーポレーションアジアパシフィック㈱、アイサンオートパーツインディア㈱、アイサンインダストリーインディア㈱、アイサンセールスインディア㈱、IHDインダストリーズ㈱、フランクリンプレシジョンインダストリー㈱、アイサンインダストリーケンタッキー㈲、アイサンコーポレーションオブアメリカ、ヒョンタンアメリカ㈱、アイサンオートパーツメキシコ㈱、アイサンインダストリーフランス㈱、アイサンインダストリーチェコ㈲、アイサンコーポレーションヨーロッパ㈱、ヒョンタンスロバキア㈲ 非連結子会社 2社

    マグネクス㈱、㈱アイエムアイ

    なお、上記非連結子会社は、いずれも小規模会社であり、総資産・売上高・当期純損益(持分に見合う額)および利益剰余金(持分に見合う額)等はいずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないため、連結の範囲から除いております。 

    (2) 持分法の適用に関する事項

    持分法を適用しない非連結子会社および関連会社

    非連結子会社

    マグネクス㈱、㈱アイエムアイ

    関連会社

    ミヤマ精工㈱

    なお、上記非連結子会社(2社)および関連会社(1社)は、当期純損益(持分に見合う額)および利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため、持分法の適用範囲から除いております。 (3) 連結子会社の事業年度等に関する事項

    連結子会社のうち、玄潭産業㈱、玄潭テック㈱、沈陽玄潭汽車部件有限公司、泰凱通用化油器(寧波)有限公司、玄潭(張家港)汽車部件有限公司、IHDインダストリーズ㈱、ヒョンタンアメリカ㈱、アイサンインダストリーフランス㈱、ヒョンタンスロバキア㈲の決算日は12月31日であり、連結決算日(3月31日)と異なっておりますが、決算日の差異が3ヵ月を超えていないため、連結財務諸表の作成にあたっては当該子会社の事業年度の財務諸表を使用し、連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。

    当連結会計年度より、㈱アイサンナスモコインダストリ、フランクリンプレシジョンインダストリー㈱、アイサンコーポレーションオブアメリカ、アイサンインダストリーチェコ㈲、アイサンコーポレーションヨーロッパ㈱は決算日を12月31日から3月31日に変更し、連結決算日と同一となっております。

    愛三(天津)汽車部件有限公司、愛三(佛山)汽車部件有限公司、愛三貿易(広州)有限公司、アイサンオートパーツメキシコ㈱は、連結決算日である3月31日に仮決算を行い、連結する方法に変更しております。なお、当該子会社の2023年1月1日から2023年3月31日までの3ヶ月の損益については利益剰余金で調整する方法を採用しております。 (4) 会計方針に関する事項

    (イ)重要な資産の評価基準および評価方法

    1 有価証券

    その他有価証券

    市場価格のない株式等以外のもの

    時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定しております。)

    市場価格のない株式等

    移動平均法による原価法

    2 デリバティブ

    時価法

    3 棚卸資産

    主として総平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)

    (ロ)重要な減価償却資産の減価償却の方法

    1 有形固定資産(リース資産を除く)

    当社および国内連結子会社は定率法によっております。
    ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)ならびに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備および構築物については、定額法によっております。
    在外連結子会社は、主として定額法(ただし、一部の在外連結子会社は機械装置と工具については定率法)によっております。
    なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。

    建物及び構築物 7~50年
    機械装置及び運搬具 主として9年

    2 無形固定資産(リース資産を除く)

    定額法によっております。

    3 リース資産

    リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。

    (ハ)重要な引当金の計上基準

    1 貸倒引当金

    当社および連結子会社の一部は、債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率等により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。

    2 製品保証引当金

    当社および連結子会社の一部は、製品の品質保証費用の支出に充てるため、納入先とのクレーム補償契約に基づくクレームは過去の実績を基礎にして当連結会計年度売上高に対応する発生見込額を繰り入れ、当連結会計年度保証期間経過対応分を取り崩しており、そのほか臨時かつ多額に発生したクレームに対応するため、その支出見込額を繰り入れ、支出額を取り崩しております。

    3 役員賞与引当金

    当社および国内連結子会社の一部は、役員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額の当連結会計年度負担額を計上しております。

    4 事業構造改善引当金

    事業構造の改善に伴い発生する損失に備えるため、今後発生が見込まれる費用について、合理的に見積もられる金額を計上しております。

    5 役員退職慰労引当金

    連結子会社の一部は、役員の退職慰労金支給に充てるため、内規に基づく期末要支給額を計上しております。

    (ニ)重要な収益および費用の計上基準

    収益

    当社グループは、下記の5ステップアプローチに基づいて、収益を認識しております。

    ステップ1:顧客との契約を識別する
    ステップ2:契約における履行義務を識別する
    ステップ3:取引価格を算定する
    ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する
    ステップ5:企業が履行義務の充足時に(または充足するにつれて)収益を認識する

    当社グループは主として、国内外の自動車メーカー向けの部品供給事業を中心に事業活動を行っております。当社グループは、主に完成した製品を顧客に供給することを履行義務としており、原則として、製品の納入時点において支配が顧客に移転して履行義務が充足されると判断し、当該時点において収益を認識しておりますが、国内販売において、出荷時から製品の支配が顧客に移転されるまでの期間が通常の期間である場合には、出荷時点において収益を認識しております。これらの履行義務に対する対価は、履行義務充足後、別途定める支払条件により概ね3ヵ月以内に受領しており、契約に重要な金融要素は含んでおりません。収益は、顧客との契約において約束された対価から、有償支給取引において顧客に支払われる対価を控除した金額で測定しております。また、仮単価等の取引はあるものの変動対価の見積りに重要性はありません。

    (ホ)退職給付に係る会計処理の方法

    ① 退職給付見込額の期間帰属方法

    退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

    ② 数理計算上の差異の費用処理方法

    数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております。

    (へ)重要な外貨建の資産または負債の本邦通貨への換算の基準

    外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。
    なお、在外連結子会社の資産および負債は、在外連結子会社の決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益および費用は、期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定および非支配株主持分に含めております。

    (ト)重要なヘッジ会計の方法

    1 ヘッジ会計の方法

    原則として繰延ヘッジ処理によっております。
    なお、特例処理の要件を満たしている金利スワップ取引については特例処理によっております。
    また、一体処理(特例処理・振当処理)の要件を満たしている金利通貨スワップについては一体処理によっております。

    2 ヘッジ手段とヘッジ対象

    a ヘッジ手段…金利スワップ

    ヘッジ対象…借入金利息

    b ヘッジ手段…金利通貨スワップ

    ヘッジ対象…外貨建借入金および利息

    3 ヘッジ方針

    当社および連結子会社は金利変動リスクを軽減する目的で金利スワップ取引を利用しており、為替相場変動リスクを軽減する目的で通貨スワップ取引を利用しております。これらの取引は短期的な売買差益を獲得する目的や投機目的のために利用しておりません。

    4 ヘッジ有効性評価の方法

    特例処理によっている金利スワップおよび一体処理によっている金利通貨スワップについては、有効性の判定を省略しております。

    (チ)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

    連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、随時引き出し可能な預金および容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヵ月以内に満期または償還期限の到来する短期投資からなっております。

    (リ)のれんの償却方法および償却期間

    のれんは、10年間にわたる均等償却をしております。

    (ヌ)その他連結財務諸表作成のための重要な事項

      グループ通算制度の適用

    当社および一部の国内連結子会社は、グループ通算制度を適用しており、「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号 2021年8月12日。以下「実務対応報告第42号」という。)に従って、法人税および地方法人税の会計処理またはこれらに関する税効果会計の会計処理ならびに開示を行っております。 

    (重要な会計上の見積り)

    当連結会計年度における将来に関する主な仮定および見積りの不確実性の主な発生要因のうち、翌連結会計年度において資産および負債の帳簿価額に対する重要な修正の原因となる重要なリスクが生じる可能性があるものは以下のとおりです。

    ① 製品保証引当金

    (百万円)
    前連結会計年度 当連結会計年度
    製品保証引当金計上額 2,949 7,603

    当社グループは、製品の品質保証費用の支出に充てるため、納入先とのクレーム補償契約に基づくクレー ムは過去の実績を基礎にして当連結会計年度売上高に対応する発生見込額を繰り入れ、当連結会計年度保証期間経過対応分を取り崩しております。また臨時かつ多額に発生したクレームは、会社が過去に製造した製品に対して納入先が不具合の修理対応を行った場合に会社が負担すると合理的に見込まれる金額に基づき算定し、その支出見込額を繰り入れ、支出額を取り崩しております。その見積額は不具合対応の実施台数、1台当たりの修理単価、不具合対応費用の負担割合を基に計算しております。この計算は見積りによるものであり、本質的に不確実性を内包しております。従って、実際のクレーム費は見積りと異なることがあり、製品保証引当金の積み増しまたは取り崩しが必要となる可能性があります。

    ② 繰延税金資産の回収可能性の評価

    (百万円)
    前連結会計年度 当連結会計年度
    繰延税金資産計上額 5,158 2,707
    繰延税金負債計上額 1,040 3,448

    当社グループは、将来減算一時差異に加え過年度に生じた税務上の繰越欠損金に対して、将来加算一時差異の解消見込、将来の課税所得およびタックス・プランニングを考慮し、繰延税金資産を認識しております。繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに基づいて判定されますが、その基礎となる次年度の予算および中期経営計画には製品の販売数量や販売単価等の重要な仮定が用いられており、さらには世界的なインフレ等の影響を受け、これらの見積りには不確実性を伴うため、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用を計上する可能性があります。

    (未適用の会計基準等)

    ・「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日 企業会計基準委員会)

    ・「包括利益の表示に関する会計基準」(企業会計基準第25号 2022年10月28日 企業会計基準委員会)

    ・「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日 企業会計基準委員会)

    (1) 概要

    2018年2月に企業会計基準28号「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等(以下「企業会計基準第28号等」)が公表され、日本公認会計士協会における税効果会計に関する実務指針の企業会計基準委員会への移管が完了されましたが、その審議の過程で、次の2つの論点について、企業会計基準第28号等の公表後に改めて検討を行うこととされていたものが、審議され、公表されたものであります。

    ・税金費用の計上区分(その他の包括利益に対する課税)

    ・グループ法人税制に適用される場合の子会社株式等(子会社株式または関連会社株式)の売却に係る税効果

    (2) 適用予定日

    2025年3月期の期首より適用予定であります。

    (3) 該当会計基準等の適用による影響

    「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用における連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。

    (表示方法の変更)

    (連結貸借対照表関係)

    前連結会計年度において、独立掲記しておりました「無形固定資産」の「のれん」は、金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「無形固定資産」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

    この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「無形固定資産」に表示していた「のれん」1,092百万円、「その他」1,136百万円は、「無形固定資産」2,229百万円として組み替えております。

    (連結損益計算書関係)

    前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業外収益」の「固定資産売却益」は、営業外収益の総額の100分の10以下となったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。

    また、前連結会計年度において、「営業外収益」の「その他」に含めていた「補助金収入」は、営業外収益の総額の100分の10以上となったため、当連結会計年度より独立掲記することとしております。

    これら表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

    この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外収益」に表示していた「固定資産売却益」158百万円、「その他」175百万円は、「補助金収入」42百万円、「その他」291百万円に組替えております。

    (連結貸借対照表関係)

    ※1 顧客との契約から生じた債権、契約資産および契約負債は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(収益認識関係) 3. 契約残高」に記載しております。

    ※2  非連結子会社および関連会社に対するものは、次のとおりであります。

    前連結会計年度(2023年3月31日) 当連結会計年度(2024年3月31日)
    投資有価証券(株式) 93百万円 270百万円

    ※3 国庫補助金等による圧縮記帳額

       国庫補助金等の受入れにより取得価額から控除している圧縮記帳額は、次のとおりであります。

    前連結会計年度(2023年3月31日) 当連結会計年度(2024年3月31日)
    建物及び構築物 163百万円 163百万円
    機械装置及び運搬具 227 225
    土地 64 64
    有形固定資産その他 1 0

    ※4 期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しております。

    なお、当連結会計年度末日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形が、連結会計年度末残高に含まれております。

    前連結会計年度(2023年3月31日) 当連結会計年度(2024年3月31日)
    受取手形 1百万円
    電子記録債権 481
    支払手形 21
    電子記録債務 2,092
    設備関係支払手形(流動負債その他) 8
    営業外電子記録債務(流動負債その他) 117
    (連結損益計算書関係)

    ※1  顧客との契約から生じる収益

    売上高については、顧客との契約から生じる収益およびそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

    ※2 期末棚卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次の棚卸資産評価損(△は戻入益)が売上原価に
    含まれております。

    前連結会計年度(自  2022年4月1日至  2023年3月31日) 当連結会計年度(自  2023年4月1日至  2024年3月31日)
    棚卸資産評価損(△は戻入益) 459 百万円 817 百万円

    ※3 売上原価に含まれる研究開発費の総額

    前連結会計年度(自  2022年4月1日至  2023年3月31日) 当連結会計年度(自  2023年4月1日至  2024年3月31日)
    研究開発費 11,111 百万円 12,936 百万円

    ※4 営業外費用に計上した固定資産除売却損の内容は次のとおりであります。

    前連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)
    建物及び構築物 80百万円 30百万円
    機械装置及び運搬具 204 270
    その他 10 38
    295 339
    (連結包括利益計算書関係)

    ※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

    前連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)
    その他有価証券評価差額金
    当期発生額 △433百万円 3,689百万円
    組替調整額 △29
    税効果調整前 △462 3,689
    税効果額 137 △1,097
    その他有価証券評価差額金 △325 2,592
    為替換算調整勘定
    当期発生額 5,386 9,866
    組替調整額
    為替換算調整勘定 5,386 9,866
    退職給付に係る調整額
    当期発生額 △2,312 12,095
    組替調整額 △497 △304
    税効果調整前 △2,809 11,790
    税効果額 837 △3,549
    退職給付に係る調整額 △1,972 8,241
    その他の包括利益合計 3,088 20,699
    (連結株主資本等変動計算書関係)

    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    1 発行済株式に関する事項

    株式の種類 当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
    普通株式(千株) 63,073 13 63,086

    (注) 増加は、新株予約権の行使による増加13千株であります。

    2 自己株式に関する事項

    株式の種類 当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
    普通株式(千株) 106 0 34 72

    (注) 増加は、単元未満株式の買取りによる増加0千株であり、減少は、端株買増請求対応および譲渡制限付株式報酬の付与による減少34千株であります。

    3 新株予約権等に関する事項

    区分 新株予約権の内訳 当連結会計年度末残高(百万円)
    提出会社 ストック・オプションとしての新株予約権 86

    4 配当に関する事項

     (1) 配当金支払額

    決議 株式の種類 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    2022年4月27日取締役会 普通株式 881 14 2022年3月31日 2022年5月30日
    2022年10月27日取締役会 普通株式 945 15 2022年9月30日 2022年11月25日

     (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

    決議 株式の種類 配当の原資 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    2023年4月26日取締役会 普通株式 利益剰余金 1,260 20 2023年3月31日 2023年5月29日

    当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    1 発行済株式に関する事項

    株式の種類 当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
    普通株式(千株) 63,086 253 63,339

    (注) 増加は、新株予約権の行使による増加253千株であります。

    2 自己株式に関する事項

    株式の種類 当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
    普通株式(千株) 72 871 26 917

    (注) 増加は、取締役会決議に基づく取得による増加871千株および単元未満株式の買取りによる増加0千株であり、
    減少は、譲渡制限付株式報酬の付与による減少26千株であります。

    3 新株予約権等に関する事項

    区分 新株予約権の内訳 当連結会計年度末残高(百万円)
    提出会社 ストック・オプションとしての新株予約権 27

    4 配当に関する事項

     (1) 配当金支払額

    決議 株式の種類 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    2023年4月26日取締役会 普通株式 1,260 20 2023年3月31日 2023年5月29日
    2023年10月30日取締役会 普通株式 1,688 27 2023年9月30日 2023年11月27日

     (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

    決議 株式の種類 配当の原資 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    2024年4月25日取締役会 普通株式 利益剰余金 1,747 28 2024年3月31日 2024年5月28日
    (連結キャッシュ・フロー計算書関係)

    ※1  現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

    前連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)
    現金及び預金勘定 42,555百万円 65,554百万円
    預入期間が3ヶ月を超える定期預金 △1,067 △59
    有価証券勘定に含まれる預入期間が3ヶ月以内の譲渡性預金 2,484 1,000
    現金及び現金同等物 43,972 66,494

    ※2 現金及び現金同等物を対価とする事業の譲受けにより増加した資産および負債の内訳

    前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    キョウサンデンソーマニュファクチュアリングケンタッキー㈲の持分の取得ならびに株式会社デンソーからの事業譲受に伴う連結開始時の資産および負債の内訳ならびに新規連結子会社持分および事業の取得価額とその取得のための支出(純額)との関係は次のとおりであります。

    なお、キョウサンデンソーマニュファクチュアリングケンタッキー㈲は2023年4月1日付でアイサンインダストリーケンタッキー㈲に社名変更しております。

    流動資産 9,641 百万円
    固定資産 19,272
    のれん 1,147
    繰延税金資産 298
    流動負債 △2,474
    固定負債 △8,909
    為替換算調整勘定 23
    持分および事業の取得価額 18,999
    取得価額の調整に係る未収入金 41
    現金及び現金同等物 △2,563
    差引:取得のための支出 16,477

    当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

     該当事項はありません。

    ※3 持分の取得により新たに連結子会社となった会社の資産および負債の主な内訳

    前連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    キョウサンデンソーマニュファクチュアリングケンタッキー㈲の持分を取得しております。詳細は上記「※2 現金及び現金同等物を対価とする事業の譲受けにより増加した資産および負債の内訳」に記載した通りであります。

    当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

     該当事項はありません。

    (リース取引関係)
    ファイナンス・リース取引(借主側)所有権移転外ファイナンス・リース取引(1) リース資産の内容(イ)有形固定資産主として自動車部品事業における生産設備および車両ならびにコンピュータ関連機器であります。(ロ)無形固定資産主として自動車部品事業における製品設計データ管理用ソフトウェアであります。
    (2) リース資産の減価償却の方法連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「(4) 会計方針に関する事項 (ロ)重要な減価償却資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。
    (金融商品関係)

    1 金融商品の状況に関する事項

    (1) 金融商品に対する取組方針

    当社グループは、資金運用については短期的な預金等に限定しております。また資金調達については、主として銀行等金融機関からの借入れによっております。デリバティブは、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。

    (2) 金融商品の内容およびそのリスクならびにリスク管理体制

    営業債権である受取手形及び売掛金、電子記録債権は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、当社グループの販売管理規則等に従い、取引先ごとの期日および残高管理を行うとともに、主な取引先の信用状況調査など必要に応じて実施しております。また、海外で事業を展開していることから生じる外貨建ての営業債権は、為替の変動リスクに晒されておりますが、原則として先物為替予約を利用してヘッジしております。

    有価証券及び投資有価証券は、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、定期的に時価や発行体の財務状況を把握しております。

    営業債務である支払手形及び買掛金、電子記録債務は、そのほとんどが1年以内の支払期日であります。また、一部外貨建てのものについては、為替の変動リスクに晒されておりますが、恒常的に同じ外貨建ての売掛金の残高の範囲内にあります。

    借入金のうち、短期借入金は主に営業活動に係る資金調達であり、長期借入金(原則として5年以内)は主に設備投資に係る資金調達です。変動金利の借入金や外貨建ての借入金は、それぞれ金利の変動リスクおよび為替の変動リスクに晒されております。このうち長期のものの一部については、支払金利の変動リスクを回避し支払利息の安定化を図るために金利スワップ取引を利用し、また為替の変動リスクに対しては通貨スワップ取引を利用するなど、個別契約ごとにデリバティブ取引をヘッジ手段としております。

    デリバティブ取引の執行・管理については、内部規程に基づいており、取引権限の限度および取引限度額(成約高に対する割合)、運用目的や実施の可否が明示されております。また、デリバティブの利用にあたっては、信用リスクを軽減するために、格付けの高い金融機関とのみ取引を行っております。なお、連結子会社の取引については、「関係会社管理規定」に基づき事前に当社への報告を行うものとしております。

    また、営業債務や借入金は、流動性リスクに晒されておりますが、当社グループでは、各社が資金繰計画を作成・更新するなどの方法により管理しております。

    (3) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

    注記事項「デリバティブ取引関係」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。

    2 金融商品の時価等に関する事項

    連結貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額については、次のとおりであります。

    前連結会計年度(2023年3月31日)

    連結貸借対照表計上額(百万円) 時価(百万円) 差額(百万円)
    (1) 有価証券及び 投資有価証券(*2) 8,367 8,367
    (2) 長期借入金 (1年内返済予定の 長期借入金含む) 45,920 45,639 △281
    (3) デリバティブ取引(*3) 52 52

    (*1) 現金及び預金、受取手形及び売掛金、電子記録債権、支払手形及び買掛金、電子記録債務、短期借入金については、短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

    (*2) 市場価格のない株式等

    非上場株式(連結貸借対照表計上額382百万円)については、「(1) 有価証券及び投資有価証券」には含めておりません。

    (*3) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で示しております。

    当連結会計年度(2024年3月31日)

    連結貸借対照表計上額(百万円) 時価(百万円) 差額(百万円)
    (1) 有価証券及び 投資有価証券(*2) 10,123 10,123
    (2) 長期借入金 (1年内返済予定の 長期借入金含む) 39,617 39,206 △411
    (3) デリバティブ取引(*3) (848) (848)

    (*1) 現金及び預金、受取手形及び売掛金、電子記録債権、支払手形及び買掛金、電子記録債務、短期借入金については、短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

    (*2) 市場価格のない株式等

    非上場株式(連結貸借対照表計上額559百万円)については、「(1) 有価証券及び投資有価証券」には含めておりません。

    (*3) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で示しております。

    (注1) 金銭債権および満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額

    前連結会計年度(2023年3月31日)

    1年以内(百万円) 1年超5年以内(百万円) 5年超10年以内(百万円) 10年超(百万円)
    現金及び預金 42,555
    受取手形及び売掛金 30,664
    電子記録債権 4,027
    有価証券及び投資有価証券
    譲渡性預金 3,418
    合計 80,664

    当連結会計年度(2024年3月31日)

    1年以内(百万円) 1年超5年以内(百万円) 5年超10年以内(百万円) 10年超(百万円)
    現金及び預金 65,554
    受取手形及び売掛金 39,279
    電子記録債権 3,752
    有価証券及び投資有価証券
    譲渡性預金 1,482
    合計 110,067

    (注2) 社債、短期借入金および長期借入金の連結決算日後の返済予定額

    前連結会計年度(2023年3月31日)

    1年以内(百万円) 1年超2年以内(百万円) 2年超3年以内(百万円) 3年超4年以内(百万円) 4年超5年以内(百万円) 5年超(百万円)
    短期借入金 2,909
    長期借入金 6,273 8,123 3,023 20,500 8,000
    合計 9,182 8,123 3,023 20,500 8,000

    当連結会計年度(2024年3月31日)

    1年以内(百万円) 1年超2年以内(百万円) 2年超3年以内(百万円) 3年超4年以内(百万円) 4年超5年以内(百万円) 5年超(百万円)
    短期借入金 2,219
    長期借入金 8,091 3,026 20,500 8,000
    合計 10,310 3,026 20,500 8,000

    3 金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

    金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性および重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

    レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産または負債に関する相場価格により算定した時価

    レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

    レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

    時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

    (1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

    前連結会計年度(2023年3月31日)

    区分 時価(百万円)
    レベル1 レベル2 レベル3 合計
    有価証券及び投資有価証券
    株式 4,948 4,948
    その他 3,418 3,418
    デリバティブ取引 52 52

    当連結会計年度(2024年3月31日)

    区分 時価(百万円)
    レベル1 レベル2 レベル3 合計
    有価証券及び投資有価証券
    株式 8,641 8,641
    その他 1,482 1,482
    デリバティブ取引 (848) (848)

    (2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

    前連結会計年度(2023年3月31日)

    区分 時価(百万円)
    レベル1 レベル2 レベル3 合計
    長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む) 45,639 45,639

    当連結会計年度(2024年3月31日)

    区分 時価(百万円)
    レベル1 レベル2 レベル3 合計
    長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む) 39,206 39,206

    (注)時価の算定に用いた評価技法および時価の算定に係るインプットの説明

    有価証券及び投資有価証券

    上場株式は連結会計年度末の市場価格によって算定しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。

    その他に含まれる譲渡性預金の時価は、帳簿価額にほぼ等しいことから当該帳簿価額を時価としており、レベル2の時価に分類しております。

    デリバティブ取引

    取引先金融機関から提示された価格等によって算定しており、レベル2の時価に分類しております。

    長期借入金

    長期借入金の時価については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

    (有価証券関係)

    1 その他有価証券

     前連結会計年度(2023年3月31日)

    種類 連結貸借対照表計上額(百万円) 取得原価(百万円) 差額(百万円)
    連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの (1) 株式 4,862 915 3,947
    (2) 債券
    (3) その他
    小計 4,862 915 3,947
    連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの (1) 株式 86 100 △14
    (2) 債券
    (3) その他 3,418 3,418
    小計 3,504 3,519 △14
    合計 8,367 4,434 3,932

    (注) 非上場株式(連結貸借対照表計上額289百万円)については、市場価格がないため、上表の「その他有価証券」には含めておりません。

     当連結会計年度(2024年3月31日)

    種類 連結貸借対照表計上額(百万円) 取得原価(百万円) 差額(百万円)
    連結貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの (1) 株式 8,641 1,019 7,622
    (2) 債券
    (3) その他
    小計 8,641 1,019 7,622
    連結貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの (1) 株式
    (2) 債券
    (3) その他 1,482 1,482
    小計 1,482 1,482
    合計 10,123 2,501 7,622

    (注) 非上場株式(連結貸借対照表計上額289百万円)については、市場価格がないため、上表の「その他有価証券」には含めておりません。

    2 売却したその他有価証券

     前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    区分 売却額(百万円) 売却益の合計額(百万円) 売却損の合計額(百万円)
    株式 36 29
    債券
    その他
    合計 36 29

     当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    区分 売却額(百万円) 売却益の合計額(百万円) 売却損の合計額(百万円)
    株式
    債券
    その他 550
    合計 550
    (デリバティブ取引関係)

    1 ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

      通貨関連

    前連結会計年度(2023年3月31日)

    区分 取引の種類 契約額(百万円) 契約額のうち1年超(百万円) 時価(百万円) 評価損益(百万円)
    市場取引以外の取引 為替予約取引
    売建
    米ドル (注)1 410 △6 △6
    スワップ取引
    米ドル (注)2 6,869 6,869 80 80
    タイバーツ (注)2 166 166 △21 △21
    合計 7,446 7,035 52 52

    (注) 1 上記為替予約取引は、当社が連結子会社に対する債権をヘッジ対象としたものであり、個別財務諸表上は振当処理しております。

       2 当社が連結子会社に対する外貨貸付について、将来の為替変動リスクを回避するために行っているものであります。

    当連結会計年度(2024年3月31日)

    区分 取引の種類 契約額(百万円) 契約額のうち1年超(百万円) 時価(百万円) 評価損益(百万円)
    市場取引以外の取引 為替予約取引
    売建
    米ドル (注)1 417 △17 △17
    スワップ取引
    米ドル (注)2 6,869 6,869 △798 △798
    タイバーツ (注)2 166 166 △32 △32
    合計 7,453 7,035 △848 △848

    (注) 1 上記為替予約取引は、当社が連結子会社に対する債権をヘッジ対象としたものであり、個別財務諸表上は振当処理しております。

       2 当社が連結子会社に対する外貨貸付について、将来の為替変動リスクを回避するために行っているものであります。

    2 ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

      金利関連

    前連結会計年度(2023年3月31日)

           該当事項はありません。

    当連結会計年度(2024年3月31日)

     該当事項はありません。

    (退職給付関係)

    1.採用している退職給付制度の概要

    当社および一部の連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型、非積立型の確定給付制度および確定拠出制度を採用しております。

    確定給付企業年金制度(すべて積立型制度であります。)では、給与と勤務期間に基づいた一時金または年金を支給しております。

    一部の確定給付企業年金制度には、退職給付信託が設定されております。

    退職一時金制度(すべて非積立型制度であります。)では、退職給付として、給与と勤務期間に基づいた一時金を支給しております。

    なお、一部の連結子会社が有する確定給付企業年金制度および退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債および退職給付費用を計算しております。

    2.確定給付制度(簡便法を適用した制度を含みます。)

    (1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表

    (百万円)

    前連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)
    退職給付債務の期首残高 26,265 25,497
    勤務費用 1,353 1,684
    利息費用 126 147
    数理計算上の差異の発生額 93 311
    退職給付の支払額 △2,341 △2,399
    退職給付債務の期末残高 25,497 25,241

    (2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表

    (百万円)

    前連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)
    年金資産の期首残高 22,597 20,575
    期待運用収益 440 402
    数理計算上の差異の発生額 △2,219 12,406
    事業主からの拠出額 647 618
    退職給付の支払額 △890 △810
    年金資産の期末残高 20,575 33,193

    (3) 退職給付債務および年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債および退職給付に係る資産の調整表

    (百万円)

    前連結会計年度(2023年3月31日) 当連結会計年度(2024年3月31日)
    積立型制度の退職給付債務 10,440 9,982
    年金資産 △20,575 △33,193
    △10,134 △23,210
    非積立型制度の退職給付債務 15,056 15,258
    連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 4,922 △7,951
    退職給付に係る負債 15,144 15,357
    退職給付に係る資産 △10,222 △23,309
    連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 4,922 △7,951

    (4) 退職給付費用およびその内訳項目の金額

    (百万円)

    前連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)
    勤務費用 1,353 1,684
    利息費用 126 147
    期待運用収益 △440 △402
    数理計算上の差異の費用処理額 △497 △304
    確定給付制度に係る退職給付費用 542 1,123

    (5) 退職給付に係る調整額

    退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

    (百万円)

    前連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)
    数理計算上の差異 △2,809 11,790
    合計 △2,809 11,790

    (6) 退職給付に係る調整累計額

    退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

    (百万円)

    前連結会計年度(2023年3月31日) 当連結会計年度(2024年3月31日)
    未認識数理計算上の差異 △1,505 △13,295
    合計 △1,505 △13,295

    (7) 年金資産に関する事項

    ①年金資産の主な内訳

    年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。

    前連結会計年度(2023年3月31日) 当連結会計年度(2024年3月31日)
    株式 70.0% 80.6%
    一般勘定 9.8% 5.9%
    短期資金 2.5% 2.6%
    オルタナティブ投資 6.7% 4.3%
    その他 11.0% 6.6%
    合計 100.0% 100.0%

    (注) 1 オルタナティブ投資は、ヘッジファンドへの投資であります。

    2 年金資産合計には、企業年金制度に対して設定した退職給付信託が前連結会計年度58.5%、当連結会計年度72.3%含まれております。

    ②長期期待運用収益率の設定方法

    年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在および予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在および将来期待される長期の収益率を考慮しております。

    (8) 数理計算上の計算基礎に関する事項

    主要な数理計算上の計算基礎

    前連結会計年度(2023年3月31日) 当連結会計年度(2024年3月31日)
    割引率 0.4% 0.4%
    長期期待運用収益率 2.0% 2.0%

    3.確定拠出制度

    当社および連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度265百万円、当連結会計年度264百万円であります。

    (ストック・オプション等関係)

    1 ストック・オプションに係る費用計上額および科目名

    該当事項はありません。

    2 権利不行使による失効により利益として計上した金額

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)
    新株予約権戻入益 19 24

    3 ストック・オプションの内容、規模およびその変動状況

     (1) ストック・オプションの内容

    定時株主総会決議年月日 2017年6月13日 2018年6月13日 2019年6月12日
    付与対象者の区分及び人数 当社取締役   7名 当社取締役   6名 当社取締役   4名
    当社執行役員  12名 当社執行役員  12名 当社執行役員  15名
    当社従業員   44名 当社従業員   47名 当社従業員   46名
    株式の種類別ストック・オプションの付与数(注)1 普通株式332,000株 普通株式326,000株 普通株式316,000株
    付与日 2017年7月3日 2018年7月2日 2019年7月1日
    対象勤務期間 2017年7月3日から2019年7月1日 2018年7月2日から2020年7月1日 2019年7月1日から2021年7月1日
    権利行使期間 2019年7月1日から2023年6月30日 2020年7月1日から2024年6月30日 2021年7月1日から2025年6月30日
    新株予約権の数(個)(注)2 1,090[1,000] 990[960]
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(注)2 普通株式109,000株[100,000株] 普通株式99,000株[96,000株]
    新株予約権の行使時の払込金額(円)(注)2 1株当たり915 1株当たり1,035 1株当たり705
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)(注)2 発行価格1株当たり 915資本組入額(注)3 発行価格1株当たり 1,035資本組入額(注)3 発行価格1株当たり 705資本組入額(注)3
    権利確定条件及び新株予約権の行使の条件(注)2 (注)4 (注)4 (注)4
    新株予約権の譲渡に関する事項(注)2 譲渡による新株予約権の取得については、取締役会の承認を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項(注)2

    (注) 1 株式数に換算して記載しております。

    2 当連結会計年度の末日(2024年3月31日)における内容を記載しております。当連結会計年度の末日から提出日の前月末現在(2024年5月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当連結会計年度の末日における内容から変更はありません。

    3  新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格のうち資本に組み入れる額

    (1) 新株予約権の行使により株式を発行する場合において増加する資本金の額は、会社計算規則第17条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果1円未満の端数が生じたときは、その端数を切り上げるものとしております。

    (2) 新株予約権の行使により株式を発行する場合において増加する資本準備金の額は、上記(1)記載の資本金等増加限度額から上記(1)に定める増加する資本金の額を減じた額としております。

    4 新株予約権者は、権利行使時において、当社取締役(社外取締役を除く)、執行役員または従業員であることを要します。ただし、退任・定年退職・転籍によりその地位を喪失した場合(死亡の場合を除く)は、地位喪失または権利行使期間の開始のいずれか遅い方から1年間は権利を行使することができます。

    (追加情報)

    「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2)新株予約権等の状況 ①ストックオプション制度の内容」に記載すべき事項をストック・オプション等関係注記に集約して記載しております。

     (2) ストック・オプションの規模およびその変動状況

     当連結会計年度(2024年3月期)において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載しております。

    ① ストック・オプションの数

    定時株主総会決議年月日 2017年6月13日 2018年6月13日 2019年 6月12日
    権利確定前(株)
    前連結会計 年度末
    付与
    失効
    権利確定
    未確定残
    権利確定後(株)
    前連結会計 年度末 191,000 216,000 226,000
    権利確定
    権利行使 35,000 91,000 127,000
    失効 156,000 16,000
    未行使残 109,000 99,000

    ② 単価情報

    定時株主総会決議年月日 2017年6月13日 2018年6月13日 2019年 6月12日
    権利行使価格 (円) 915 1,035 705
    行使時平均株価 (円) 1,031 1,448 1,123
    付与日における公正な評価単価 (円) 144 130 135

    4 ストック・オプションの権利確定数の見積方法

     基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用しております。

    (税効果会計関係)

    1 繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

    前連結会計年度(2023年3月31日) 当連結会計年度(2024年3月31日)
    (繰延税金資産)
    退職給付に係る負債 1,998 百万円 百万円
    減損損失 1,999 1,725
    繰越欠損金(注)2 2,608 2,195
    未払賞与 959 1,137
    未払費用 831 1,193
    減価償却超過額 543 447
    製品保証引当金 709 1,810
    棚卸資産評価減 958 1,446
    役員退職慰労引当金 14 15
    資産調整勘定 755 584
    その他 1,183 1,090
    繰延税金資産小計 12,562 11,645
    税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額 (注)2 △1,045 △1,352
    将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額 △1,309 △1,535
    評価性引当額小計(注)1 △2,355 △2,887
    繰延税金資産合計 10,206 8,757
    (繰延税金負債)
    海外子会社の減価償却費 △1,582 △1,710
    その他有価証券評価差額金 △1,184 △2,281
    差額負債調整勘定 △491 △380
    子会社の留保利益 △2,049 △2,499
    退職給付に係る資産 △1,804
    その他 △780 △822
    繰延税金負債合計 △6,089 △9,499
    繰延税金資産の純額 4,117 △741

    (注)1 評価性引当額は、531百万円の増加となりました。この増加の主な内容は、税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額の増加に伴うものであります。

    2 税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

    前連結会計年度(2023年3月31日)

    1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超 合計
    税務上の繰越欠損金(a) 8 225 2,374 2,608百万円
    評価性引当額 △1,045 △1,045 〃
    繰延税金資産 8 225 1,328 (b)1,563 〃

    (a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

    (b) 税務上の繰越欠損金2,608百万円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産1,563百万円を計上しております。当該繰延税金資産1,563百万円は、当社と連結子会社における税務上の繰越欠損金の残高2,608 百万円(法定実効税率を乗じた額)の一部について認識したものであり、回収可能と判断しております。

    当連結会計年度(2024年3月31日)

    1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超 合計
    税務上の繰越欠損金(a) 208 1,986 2,195百万円
    評価性引当額 △1,352 △1,352 〃
    繰延税金資産 208 634 (b) 842 〃

    (a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

    (b) 税務上の繰越欠損金2,195百万円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産842百万円を計上しております。当該繰延税金資産842百万円は、当社と連結子会社における税務上の繰越欠損金の残高2,195百万円(法定実効税率を乗じた額)の一部について認識したものであり、回収可能と判断しております。

    2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳

    前連結会計年度(2023年3月31日) 当連結会計年度(2024年3月31日)
    法定実効税率 30.0
    (調整)
    交際費等永久に損金に算入されない項目 1.5
    受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △2.2
    住民税均等割等 0.2
    外国源泉税 7.5
    評価性引当額 2.3
    海外子会社の税率差異 △9.1
    税額控除 △3.6
    その他 1.2
    税効果会計適用後の法人税等の負担率 27.8

    (注)前連結会計年度は、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100分の5以下であるため注記を省略しております。

    3 法人税および地方法人税の会計処理またはこれらに関する税効果会計の会計処理

    当社および一部の国内連結子会社は、グループ通算制度を適用しており、実務対応報告第42号に従って、法人税および地方法人税の会計処理またはこれらに関する税効果会計の会計処理ならびに開示を行っております。

    (収益認識関係)

    1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

    当社グループは主として、自動車メーカー向けの部品供給事業を中心に事業活動を行っております。

    得意先別に分解した売上高は以下のとおりです。

    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    (単位:百万円)
    報告セグメント 合計
    日本 アジア 米州 欧州
    トヨタグループ(関連会社含む) 59,063 48,238 28,212 9,120 144,633
    その他 9,762 58,283 14,823 3,340 86,208
    自動車メーカー向け部品供給事業 小計 68,825 106,521 43,035 12,460 230,842
    その他 8,542 1,055 272 93 9,963
    合計 77,368 107,576 43,308 12,553 240,806

    (注)1 連結グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しております。

    2 「その他」には、主に日本におけるその他の源泉から生じた収益2,276百万円を含んでおります。

    当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    (単位:百万円)
    報告セグメント 合計
    日本 アジア 米州 欧州
    トヨタグループ(関連会社含む) 64,235 58,530 44,240 11,736 178,742
    その他 19,001 75,634 26,662 3,808 125,107
    自動車メーカー向け部品供給事業 小計 83,236 134,164 70,903 15,544 303,850
    その他 8,711 1,517 193 63 10,486
    合計 91,948 135,682 71,096 15,608 314,336

    (注)1 連結グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しております。

    2 「その他」には、主に日本におけるその他の源泉から生じた収益3,592百万円を含んでおります。

    製品別に分解した売上高は以下のとおりです。

    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    (単位:百万円)
    報告セグメント 合計
    日本 アジア 米州 欧州
    燃料系製品 16,779 66,893 15,275 5,718 104,667
    燃料ポンプモジュール 13,178 64,530 14,351 5,718 97,778
    インジェクタ 1,037 2,363 3,400
    その他 2,564 0 924 3,488
    吸排気系製品 29,065 21,641 13,376 5,135 69,218
    スロットルボデー 13,116 12,683 9,144 4,153 39,098
    EGRバルブ 12,383 4,838 4,171 981 22,374
    その他 3,565 4,118 60 7,744
    排出ガス制御系製品 13,101 13,673 12,608 0 39,384
    キャニスタ 9,953 11,887 12,432 0 34,273
    その他 3,148 1,785 176 5,111
    動弁系製品(エンジンバルブ) 5,285 2,396 1,773 365 9,821
    その他の自動車部品 4,593 1,915 0 1,240 7,750
    自動車部品 小計 68,825 106,521 43,035 12,460 230,842
    その他 8,542 1,055 272 93 9,963
    合計 77,368 107,576 43,308 12,553 240,806

    (注)1 連結グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しております。

    2 「その他」には、主に日本におけるその他の源泉から生じた収益2,276百万円を含んでおります。

    当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    (単位:百万円)
    報告セグメント 合計
    日本 アジア 米州 欧州
    燃料系製品 32,002 92,951 34,344 7,037 166,336
    燃料ポンプモジュール 29,045 90,656 33,194 7,037 159,934
    インジェクタ 182 2,223 2,405
    その他 2,774 72 1,150 3,996
    吸排気系製品 26,594 22,405 18,356 6,399 73,757
    スロットルボデー 13,477 11,658 11,925 5,114 42,176
    EGRバルブ 9,043 6,460 6,343 1,285 23,131
    その他 4,074 4,286 88 8,448
    排出ガス制御系製品 15,614 15,481 16,126 0 47,223
    キャニスタ 12,343 11,696 16,036 0 40,076
    その他 3,271 3,785 89 7,146
    動弁系製品(エンジンバルブ) 5,217 2,263 1,965 486 9,932
    その他の自動車部品 3,807 1,062 109 1,620 6,600
    自動車部品 小計 83,236 134,164 70,903 15,544 303,850
    その他 8,711 1,517 193 63 10,486
    合計 91,948 135,682 71,096 15,608 314,336

    (注)1 連結グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しております。

    2 「その他」には、主に日本におけるその他の源泉から生じた収益3,592百万円を含んでおります。

    2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

    収益を理解するための基礎となる情報は、「連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) (4)会計方針に関する事項 (ニ) 重要な収益および費用の計上基準」に記載のとおりです。

    3.契約残高

    顧客との契約から生じた債権、契約資産および契約負債の残高は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度 当連結会計年度
    顧客との契約から生じた債権(期首残高)
    受取手形 103 96
    売掛金 26,097 29,992
    合計 26,201 30,089
    顧客との契約から生じた債権(期末残高)
    受取手形 96 71
    売掛金 29,992 38,884
    合計 30,089 38,956
    契約資産(期首残高) 14 3
    契約資産(期末残高) 3 4
    契約負債(期首残高) 29 27
    契約負債(期末残高) 27 15

    連結財務諸表において、顧客との契約から生じた債権は「受取手形及び売掛金」、契約資産は流動資産の「その他」、契約負債は流動負債の「その他」として計上されております。

    当連結会計年度において認識された収益のうち、契約負債の期首残高に含まれていた金額、また、過去の期間に充足した履行義務から認識した収益の金額に重要性はありません。

    また、当連結会計年度の契約資産および契約負債について重要な変動はありません。

    4.残存履行義務に配分した取引価格

    当社グループに当初に予想される契約期間が1年超の重要な契約がないため、実務上の便法を使用し、残存履行義務に関する情報の記載を省略しております。

    また、顧客との契約から生じる対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。

    (セグメント情報等)

    【セグメント情報】

    1 報告セグメントの概要

    当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち独立した財務情報が入手可能であり、取締役会等の経営決定機関が経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

    当社グループは、主に国内および海外の自動車メーカー向けに燃料ポンプモジュール、スロットルボデー、キャニスタ等の自動車部品を国内においては主に当社が、海外においては各国現地法人が、それぞれ製造・販売を行っております。

    現地法人はそれぞれ独立した経営単位であり、各地域において事業活動を展開しております。

    したがって、当社グループは、製造・販売を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「アジア」(主に韓国、中国、インドネシア、インド)、「米州」(米国、メキシコ)および「欧州」(チェコ、フランス、ベルギー)の4つを報告セグメントとしております。なお、「日本」セグメントでは、自動車部品の製造・販売他、自動車運送取扱業、土木建設業、コンピュータシステムおよびプログラムの開発・販売等の事業を行っております。 2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法

    報告されている地域別のセグメントの会計処理方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。セグメント間の内部収益および振替高は市場実勢価格に基づいております。 

    3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報

    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    (単位:百万円)
    報告セグメント 合計 調整額(注)1 連結財務諸表計上額(注)2
    日本 アジア 米州 欧州
    売上高
    (1) 外部顧客に対する売上高 77,368 107,576 43,308 12,553 240,806 240,806
    (2) セグメント間の内部売上高  又は振替高 19,180 1,193 51 57 20,482 △20,482
    96,548 108,769 43,359 12,611 261,288 △20,482 240,806
    セグメント利益又は損失(△) 4,009 8,025 1,515 △159 13,391 240 13,632
    セグメント資産 94,239 76,909 36,941 10,313 218,404 7,358 225,762
    その他の項目
    減価償却費 5,587 4,668 2,543 611 13,410 △416 12,994
    のれんの償却額 40 15 56 56
    有形固定資産および 無形固定資産の増加額 14,850 4,795 6,634 88 26,369 △69 26,299

    (注)1 調整額は、以下のとおりであります。

    (1)セグメント利益又は損失(△)の調整額240百万円は、主にセグメント間未実現利益の調整額であります。

    (2)セグメント資産の調整額7,358百万円は、当社の現金及び預金、投資有価証券等の全社資産25,719百万円およびセグメント間取引の消去△18,361百万円であります。

    (3)減価償却費の調整額△416百万円は、固定資産に係る未実現損益の実現によるものであります。

    (4)有形固定資産および無形固定資産の増加額の調整額△69百万円は、固定資産に係る未実現損益の消去によるものであります。

    2 セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

    当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    (単位:百万円)
    報告セグメント 合計 調整額(注)1 連結財務諸表計上額(注)2
    日本 アジア 米州 欧州
    売上高
    (1) 外部顧客に対する売上高 91,948 135,682 71,096 15,608 314,336 314,336
    (2) セグメント間の内部売上高  又は振替高 21,983 1,277 114 46 23,422 △23,422
    113,932 136,960 71,210 15,655 337,758 △23,422 314,336
    セグメント利益 760 7,659 5,564 926 14,910 587 15,498
    セグメント資産 109,190 91,579 49,067 10,757 260,593 11,955 272,549
    その他の項目
    減価償却費 6,098 4,979 3,470 608 15,157 △326 14,831
    のれんの償却額 69 48 118 118
    有形固定資産および 無形固定資産の増加額 6,999 3,142 2,139 129 12,410 △20 12,390

    (注)1 調整額は、以下のとおりであります。

    (1)セグメント利益の調整額587百万円は、主にセグメント間未実現利益の調整額であります。

    (2)セグメント資産の調整額11,955百万円は、当社の現金及び預金、投資有価証券等の全社資産29,973百万円およびセグメント間取引の消去△18,018百万円であります。

    (3)減価償却費の調整額△326百万円は、固定資産に係る未実現損益の実現によるものであります。

    (4)有形固定資産および無形固定資産の増加額の調整額△20百万円は、固定資産に係る未実現損益の消去によるものであります。

    2 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 

    【関連情報】

    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    1 製品およびサービスごとの情報

    「自動車部品」の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%超であるため、記載を省略しております。 

    2 地域ごとの情報

    (1) 売上高

    (単位:百万円)
    日本 米国 中国 欧州 その他 合計
    74,559 28,771 44,085 19,885 73,503 240,806

    (注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。 (2) 有形固定資産

    (単位:百万円)
    日本 米国 中国 その他 合計
    34,937 10,001 10,481 24,482 79,903
      3 主要な顧客ごとの情報

    (単位:百万円)
    顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
    トヨタ自動車㈱ 122,323 日本、アジア、米州および欧州
    現代自動車㈱ 30,360 アジアおよび米州

    当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    1 製品およびサービスごとの情報

    「自動車部品」の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%超であるため、記載を省略しております。 

    2 地域ごとの情報

    (1) 売上高

    (単位:百万円)
    日本 米国 中国 欧州 その他 合計
    89,858 38,390 50,996 25,919 109,171 314,336

    (注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。 (2) 有形固定資産

    (単位:百万円)
    日本 米国 中国 その他 合計
    38,484 9,666 10,019 25,428 83,599
      3 主要な顧客ごとの情報

    (単位:百万円)
    顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
    トヨタ自動車㈱ 150,053 日本、アジア、米州および欧州
    現代自動車㈱ 34,976 アジアおよび米州

    【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    該当事項はありません。

    当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    該当事項はありません。

    【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    (単位:百万円)
    報告セグメント その他 全社・消去 合計
    日本 アジア 米州 欧州
    当期末残高 655 437 1,092 1,092

    (注)  のれん償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

    当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    (単位:百万円)
    報告セグメント その他 全社・消去 合計
    日本 アジア 米州 欧州
    当期末残高 585 417 1,003 1,003

    (注)  のれん償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

    【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    該当事項はありません。

    当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    該当事項はありません。

    【関連当事者情報】

    1 関連当事者との取引

    (1) 連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

    (ア) 連結財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等に限る)等

    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    種類 会社等の名称又は氏名 所在地 資本金又は出資金(百万円) 事業の内容又は職業 議決権等の所有(被所有)割合(%) 関連当事者との関係 取引の内容 取引金額(百万円) 科目 期末残高(百万円)
    役員の兼任等 事業上の関係
    その他の関係会社 トヨタ自動車㈱ 愛知県豊田市 635,402 自動車の製造販売 所有直接0.0被所有直接28.7 兼任2名転籍3名 当社製品の販売 営業取引 自動車部品の販売 42,726 電子記録債権 1,308
    売掛金 6,012
    自動車部品・材料の購入 3,723 買掛金 737

    当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    種類 会社等の名称又は氏名 所在地 資本金又は出資金(百万円) 事業の内容又は職業 議決権等の所有(被所有)割合(%) 関連当事者との関係 取引の内容 取引金額(百万円) 科目 期末残高(百万円)
    役員の兼任等 事業上の関係
    その他の関係会社 トヨタ自動車㈱ 愛知県豊田市 635,402 自動車の製造販売 所有直接0.0被所有直接29.0 兼任2名転籍3名 当社製品の販売 営業取引 自動車部品の販売 48,828 電子記録債権 1,544
    売掛金 6,086
    自動車部品・材料の購入 6,057 買掛金 1,085

    (注) 取引条件および取引条件の決定方針等

    (1)自動車部品の販売については、市場価格を勘案した当社希望価格を提示し、毎期価格交渉のうえ、一般的取引条件と同様に決定しております。

    (2)自動車部品・材料の購入については、市場価格、総原価を勘案して、一般的取引条件と同様に決定しております。

    (イ) 連結財務諸表提出会社と同一の親会社を持つ会社等及び連結財務諸表提出会社のその他の関係会社の子会社等

    該当事項はありません。

    (ウ) 連結財務諸表提出会社の非連結子会社及び関連会社等

    該当事項はありません。

    (エ) 連結財務諸表提出会社の役員及び個人主要株主等

    前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    該当事項はありません。

    当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    種類 会社等の名称又は氏名 議決権等の所有(被所有)割合(%) 関連当事者 との関係 取引の内容 取引金額(百万円) 科目 期末残高(百万円)
    役員 植木 洋次郎 被所有直接0.0 当社監査役 ストックオプションの権利行使(注) 11

    (注) 取引条件および取引条件の決定方針等

            2017年6月13日および2019年6月12日開催の定時株主総会の決議に基づき付与されたストックオプションの当連結会計年度における権利行使を記載しております。

    (2) 連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

    該当事項はありません。

    2 親会社又は重要な関連会社に関する注記

    該当事項はありません。

    (1株当たり情報)
    前連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)
    1株当たり純資産額 1,688円64銭 2,158円56銭
    1株当たり当期純利益 135円01銭 187円63銭
    潜在株式調整後1株当たり当期純利益 134円98銭 187円45銭

    (注) 算定上の基礎

    (1) 1株当たり純資産額

    前連結会計年度末(2023年3月31日) 当連結会計年度末(2024年3月31日)
    純資産の部の合計額(百万円) 110,382 139,558
    純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 3,974 4,817
    (うち新株予約権(百万円)) (86) (27)
    (うち非支配株主持分(百万円)) (3,888) (4,789)
    普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 106,408 134,741
    1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(千株) 63,014 62,421

    (2) 1株当たり当期純利益および潜在株式調整後1株当たり当期純利益

    前連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日) 当連結会計年度(自 2023年4月1日至 2024年3月31日)
    1株当たり当期純利益
    親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 8,504 11,744
    普通株主に帰属しない金額(百万円)
    普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 8,504 11,744
    普通株式の期中平均株式数(千株) 62,991 62,595
    潜在株式調整後1株当たり当期純利益
    親会社株主に帰属する当期純利益調整額(百万円)
    普通株式増加数(千株) 9 58
    (うち新株予約権(千株)) (9) (58)

    希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要 新株予約権 2種類(2017年6月13日決議1,910個2018年6月13日決議2,160個)これらの詳細は、「注記事項、(ストック・オプション等関係)」に記載のとおりであります。 ―

    (重要な後発事象)

    該当項目はありません。

    ⑤ 【連結附属明細表】
    【借入金等明細表】
    区分 当期首残高(百万円) 当期末残高(百万円) 平均利率(%) 返済期限
    短期借入金 2,909 2,219 5.3
    1年以内に返済予定の長期借入金 6,273 8,091 0.2
    1年以内に返済予定のリース債務 459 645
    長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。) 39,646 31,526 0.2 2025年8月~ 2027年8月
    リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。) 514 357 2025年4月~ 2031年3月
    その他有利子負債 従業員預り金 9 10 0.5
    49,813 42,849

    (注) 1  平均利率については、借入金等の期末残高に対する加重平均利率を記載しております。

    2  リース債務の平均利率については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債務を連結貸借対照表に計上しているため、記載しておりません。

    3  長期借入金およびリース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)の連結決算日後5年内における返済予定額は以下のとおりであります。

    1年超2年以内(百万円) 2年超3年以内(百万円) 3年超4年以内(百万円) 4年超5年以内(百万円)
    長期借入金 3,026 20,500 8,000
    リース債務 156 111 72 10
    【資産除去債務明細表】

    当連結会計年度期首および当連結会計年度末における資産除去債務の金額が、当連結会計年度期首および当連結会計年度末における負債および純資産の合計額の100分の1以下であるため、連結財務諸表規則第92条の2の規定により、記載を省略しております。

    (2) 【その他】

    当連結会計年度における四半期情報等

    (累計期間) 第1四半期連結累計期間 第2四半期連結累計期間 第3四半期連結累計期間 当連結会計年度
    売上高 (百万円) 69,131 147,749 233,425 314,336
    税金等調整前四半期(当期)純利益 (百万円) 4,881 9,913 15,983 17,226
    親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益 (百万円) 3,867 7,525 11,506 11,744
    1株当たり当期純利益 (円) 61.45 119.84 183.63 187.63
    (会計期間) 第1四半期連結会計期間 第2四半期連結会計期間 第3四半期連結会計期間 第4四半期連結会計期間
    1株当たり四半期純利益 (円) 61.45 58.38 63.80 3.82

    2 【財務諸表等】

    (1) 【財務諸表】

    ① 【貸借対照表】
    (単位:百万円)
    前事業年度(2023年3月31日) 当事業年度(2024年3月31日)
    資産の部
    流動資産
    現金及び預金 17,991 19,909
    電子記録債権 ※1 3,686 ※1,3 3,436
    売掛金 ※1 15,987 ※1 17,345
    有価証券 2,484 1,000
    製品 1,517 1,734
    仕掛品 3,627 4,711
    原材料及び貯蔵品 295 472
    前渡金 2,677 2,759
    前払費用 70 72
    その他 ※1 5,262 ※1 4,046
    流動資産合計 53,601 55,487
    固定資産
    有形固定資産
    建物 ※2 8,364 ※2 8,156
    構築物 ※2 749 ※2 900
    機械及び装置 ※2 14,619 ※2 14,006
    車両及び運搬具 52 31
    工具、器具及び備品 1,535 955
    土地 5,787 7,176
    リース資産 90 104
    建設仮勘定 997 3,880
    有形固定資産合計 32,198 35,212
    無形固定資産
    借地権 28 28
    ソフトウエア 366 606
    のれん 655 585
    リース資産 10 1
    その他 179 233
    無形固定資産合計 1,240 1,454
    投資その他の資産
    投資有価証券 4,231 6,939
    関係会社株式・出資金 39,787 40,899
    長期貸付金 ※1 7,099 ※1 7,115
    長期前払費用 128 86
    繰延税金資産 6,001 3,726
    前払年金費用 7,269 8,524
    その他 101 103
    貸倒引当金 △28 △28
    投資その他の資産合計 64,590 67,368
    固定資産合計 98,029 104,035
    資産合計 151,630 159,523
    (単位:百万円)
    前事業年度(2023年3月31日) 当事業年度(2024年3月31日)
    負債の部
    流動負債
    支払手形 8
    電子記録債務 ※1 2,165 ※1,3 6,710
    買掛金 ※1 8,466 ※1 10,146
    関係会社短期借入金 2,231 2,234
    1年内返済予定の長期借入金 6,000 8,000
    リース債務 ※1 59 ※1 53
    未払金 ※1 914 ※1 3,737
    未払費用 6,440 7,103
    未払法人税等 256 153
    預り金 112 310
    製品保証引当金 1,161 2,403
    役員賞与引当金 65 68
    その他 ※1 787 ※1,3 2,018
    流動負債合計 28,671 42,941
    固定負債
    長期借入金 39,500 31,500
    リース債務 ※1 62 ※1 72
    退職給付引当金 13,175 13,216
    資産除去債務 34 34
    その他 4 4
    固定負債合計 52,776 44,827
    負債合計 81,448 87,768
    純資産の部
    株主資本
    資本金 10,714 10,838
    資本剰余金
    資本準備金 12,716 12,840
    その他資本剰余金 2
    資本剰余金合計 12,716 12,843
    利益剰余金
    利益準備金 1,468 1,468
    その他利益剰余金
    別途積立金 16,110 16,110
    繰越利益剰余金 26,423 26,218
    利益剰余金合計 44,001 43,797
    自己株式 △56 △1,032
    株主資本合計 67,375 66,447
    評価・換算差額等
    その他有価証券評価差額金 2,721 5,280
    評価・換算差額等合計 2,721 5,280
    新株予約権 86 27
    純資産合計 70,182 71,755
    負債純資産合計 151,630 159,523
    ② 【損益計算書】
    (単位:百万円)
    前事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) 当事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
    売上高 ※1 88,973 ※1 106,805
    売上原価 ※1 77,378 ※1 96,311
    売上総利益 11,594 10,493
    販売費及び一般管理費 ※2 8,198 ※2 10,247
    営業利益 3,396 246
    営業外収益
    受取利息及び配当金 ※1 5,574 ※1 4,139
    為替差益 535 426
    その他 ※1 427 ※1 152
    営業外収益合計 6,536 4,718
    営業外費用
    支払利息 ※1 78 ※1 63
    関係会社株式評価損 156
    固定資産除売却損 91 154
    その他 32 10
    営業外費用合計 201 385
    経常利益 9,731 4,579
    特別利益
    新株予約権戻入益 19 24
    特別利益合計 19 24
    税引前当期純利益 9,751 4,604
    法人税、住民税及び事業税 645 669
    法人税等調整額 △139 1,190
    法人税等合計 506 1,859
    当期純利益 9,245 2,744
    ③ 【株主資本等変動計算書】

      前事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    (単位:百万円)
    株主資本
    資本金 資本剰余金 利益剰余金
    資本準備金 その他資本剰余金 資本剰余金合計 利益準備金 その他利益剰余金 利益剰余金合計
    別途積立金 繰越利益剰余金
    当期首残高 10,708 12,710 12,710 1,468 16,110 19,005 36,584
    当期変動額
    新株の発行 5 5 5
    剰余金の配当 △1,826 △1,826
    当期純利益 9,245 9,245
    自己株式の取得
    自己株式の処分 △1 △1
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
    当期変動額合計 5 5 5 7,417 7,417
    当期末残高 10,714 12,716 12,716 1,468 16,110 26,423 44,001
    株主資本 評価・換算差額等 新株予約権 純資産合計
    自己株式 株主資本合計 その他有価証券評価差額金 評価・換算差額等合計
    当期首残高 △84 59,919 3,046 3,046 107 63,073
    当期変動額
    新株の発行 10 10
    剰余金の配当 △1,826 △1,826
    当期純利益 9,245 9,245
    自己株式の取得 △0 △0 △0
    自己株式の処分 27 25 25
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額) △325 △325 △21 △346
    当期変動額合計 27 7,455 △325 △325 △21 7,108
    当期末残高 △56 67,375 2,721 2,721 86 70,182

      当事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    (単位:百万円)
    株主資本
    資本金 資本剰余金 利益剰余金
    資本準備金 その他資本剰余金 資本剰余金合計 利益準備金 その他利益剰余金 利益剰余金合計
    別途積立金 繰越利益剰余金
    当期首残高 10,714 12,716 12,716 1,468 16,110 26,423 44,001
    当期変動額
    新株の発行 124 124 124
    剰余金の配当 △2,948 △2,948
    当期純利益 2,744 2,744
    自己株式の取得
    自己株式の処分 2 2
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
    当期変動額合計 124 124 2 127 △204 △204
    当期末残高 10,838 12,840 2 12,843 1,468 16,110 26,218 43,797
    株主資本 評価・換算差額等 新株予約権 純資産合計
    自己株式 株主資本合計 その他有価証券評価差額金 評価・換算差額等合計
    当期首残高 △56 67,375 2,721 2,721 86 70,182
    当期変動額
    新株の発行 249 249
    剰余金の配当 △2,948 △2,948
    当期純利益 2,744 2,744
    自己株式の取得 △1,000 △1,000 △1,000
    自己株式の処分 24 27 27
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 2,559 2,559 △58 2,500
    当期変動額合計 △975 △927 2,559 2,559 △58 1,572
    当期末残高 △1,032 66,447 5,280 5,280 27 71,755
    【注記事項】
    (重要な会計方針)
    1 資産の評価基準および評価方法(1) 子会社株式および関連会社株式移動平均法による原価法
    (2) その他有価証券市場価格のない株式等以外のもの時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定しております。)
    市場価格のない株式等移動平均法による原価法
    (3) 棚卸資産の評価基準および評価方法総平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)
    2 固定資産の減価償却の方法(1) 有形固定資産(リース資産を除く)定率法によっております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)ならびに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備および構築物については、定額法によっております。なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。建物 15~50年機械及び装置 主として9年
    (2) 無形固定資産(リース資産を除く)定額法によっております。
    (3) リース資産リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。
    3 引当金の計上基準(1) 貸倒引当金債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率等により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
    (2) 製品保証引当金当社製品の品質保証費用の支出に充てるため、納入先とのクレーム補償契約に基づくクレームは過去の実績を基礎にして当事業年度売上高に対応する発生見込額を繰り入れ、当事業年度保証期間経過対応分を取り崩しており、そのほか臨時かつ多額に発生したクレームに対応するため、その支出見込額を繰り入れ、支出額を取り崩しております。
    (3) 役員賞与引当金役員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額の当事業年度負担額を計上しております。
    (4) 退職給付引当金従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務および年金資産の見込額に基づき、当事業年度末において発生していると認められる額を計上しております。①退職給付見込額の期間帰属方法退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。②数理計算上の差異の費用処理方法数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしております。
    4 収益および費用の計上基準収益当社は、下記の5ステップアプローチに基づいて、収益を認識しております。ステップ1:顧客との契約を識別するステップ2:契約における履行義務を識別するステップ3:取引価格を算定するステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分するステップ5:企業が履行義務の充足時に(または充足するにつれて)収益を認識する当社は主として、国内外の自動車メーカー向けの部品供給事業を中心に事業活動を行っております。当社は、主に完成した製品を顧客に供給することを履行義務としており、原則として、製品の納入時点において支配が顧客に移転して履行義務が充足されると判断し、当該時点において収益を認識しておりますが、国内販売において、出荷時から製品の支配が顧客に移転されるまでの期間が通常の期間である場合には、出荷時点において収益を認識しております。これらの履行義務に対する対価は、履行義務充足後、別途定める支払条件により概ね3ヵ月以内に受領しており、契約に重要な金融要素は含んでおりません。収益は、顧客との契約において約束された対価から、有償支給取引において顧客に支払われる対価を控除した金額で測定しております。また、仮単価等の取引はあるものの変動対価の見積りに重要性はありません。
    5 退職給付に係る会計処理退職給付に係る未認識数理計算上の差異の未処理額の会計処理の方法は、連結財務諸表におけるこれらの会計処理の方法と異なっております。
    6 外貨建資産および負債の本邦通貨への換算基準外貨建金銭債権債務は、期末日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。
    7 ヘッジ会計原則として繰延ヘッジ処理によっております。なお、特例処理の要件を満たしている金利スワップについては特例処理によっており、振当処理の要件を満たしている為替予約については振当処理によっております。また、一体処理(特例処理・振当処理)の要件を満たしている金利通貨スワップについては一体処理によっております。
    8 のれんの償却方法および償却期間 のれんは、10年間にわたる均等償却をしております。
    9 グループ通算制度の適用当社はグループ通算制度を適用しており、実務対応報告第42号に従って、法人税および地方法人税の会計処理、またはこれらに関する税効果会計ならびに開示を行っております。

    (重要な会計上の見積り)

    各見積りに関する内容につきましては、連結財務諸表の注記事項(重要な会計上の見積り)にて記載しております。

    ① 製品保証引当金

    (百万円)
    前事業年度 当事業年度
    製品保証引当金計上額 1,161 2,403

    ② 繰延税金資産の回収可能性の評価

    (百万円)
    前事業年度 当事業年度
    繰延税金資産計上額 6,001 3,726
    (貸借対照表関係)

    ※1 関係会社に対する主な資産および負債には、区分掲記されたものの他に次のものがあります。

    前事業年度(2023年3月31日) 当事業年度(2024年3月31日)
    短期金銭債権 16,657百万円 16,619百万円
    長期金銭債権 7,035 7,035
    短期金銭債務 2,203 2,393
    長期金銭債務 46 13

    ※2 国庫補助金等による圧縮記帳額

        国庫補助金等の受入れにより取得価額から控除している圧縮記帳額は、次のとおりであります。

    前事業年度(2023年3月31日) 当事業年度(2024年3月31日)
    建物 148百万円 148百万円
    構築物 5 5
    機械及び装置 209 209

    ※3  期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しております。

    なお、期末日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形が、期末残高に含まれております。

    前事業年度(2023年3月31日) 当事業年度(2024年3月31日)
    電子記録債権 409百万円
    電子記録債務 1,899
    設備関係支払手形(流動負債その他) 8
    営業外電子記録債務(流動負債その他) 128
    (損益計算書関係)

    ※1 関係会社との取引に係るものが次のとおり含まれております。

    前事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) 当事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)
    営業取引(売上高) 62,181百万円 65,790百万円
    営業取引(仕入高) 13,638 15,934
    営業取引以外の取引高 5,830 4,119

    ※2 販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度29.9%、当事業年度40.8%、一般管理費に属する費用のおおよその割合は前事業年度70.1%、当事業年度59.2%であります。
    販売費及び一般管理費のうち主要な費目および金額は次のとおりであります。

    前事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) 当事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

    給料及び手当 3,196 百万円 3,475 百万円
    荷造運搬費 1,014 1,435
    製品保証引当金繰入額 381 1,488
    減価償却費 380 354
    役員賞与引当金繰入額 65 68
    (有価証券関係)

    子会社株式および関連会社株式(前事業年度の貸借対照表計上額は子会社株式23,514百万円、関連会社株式93百万円、当事業年度の貸借対照表計上額は子会社株式23,692百万円、関連会社株式93百万円)は、市場価格のない株式等であるため、記載しておりません。

    (税効果会計関係)

    1 繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

    前事業年度(2023年3月31日) 当事業年度(2024年3月31日)
    (繰延税金資産)
    退職給付引当金 2,150 百万円 1,885 百万円
    減損損失 1,520 1,183
    繰越欠損金 1,057 1,065
    未払賞与 889 947
    製品保証引当金 348 721
    資産調整勘定 755 584
    減価償却超過額 642 559
    未払費用 390 375
    棚卸資産評価減 363 316
    その他 516 439
    繰延税金資産小計 8,635 8,079
    税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額 △129 △713
    将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額 △840 △1,002
    評価性引当額小計 △969 △1,715
    繰延税金資産合計 7,665 6,364
    (繰延税金負債)
    その他有価証券評価差額金 △1,172 △2,256
    差額負債調整勘定 △491 △380
    繰延税金負債合計 △1,664 △2,637
    繰延税金資産の純額 6,001 3,726

    2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳

    前事業年度(2023年3月31日) 当事業年度(2024年3月31日)
    法定実効税率 30.0 30.0
    (調整)
    交際費等永久に損金に算入されない項目 0.2 0.4
    受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △16.1 △24.8
    住民税均等割等 0.2 0.4
    外国源泉税 7.7 18.2
    評価性引当額 △16.3 16.2
    その他 △0.5 0.0
    税効果会計適用後の法人税等の負担率 5.2 40.4

    3 法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理

    当社は、グループ通算制度を適用しており、実務対応報告第42号に従って、法人税および地方法人税の会計処理またはこれらに関する税効果会計の会計処理ならびに開示を行っております。

    (収益認識関係)

    顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(収益認識関係)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。

    (重要な後発事象)

    該当事項はありません。

    ④ 【附属明細表】
    【有形固定資産等明細表】

    (単位:百万円) 

    区分 資産の種類 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期償却額 当期末残高 減価償却累計額
    有形固定資産 建物 8,364 413 36 585 8,156 23,801
    構築物 749 242 4 87 900 2,594
    機械及び装置 14,619 3,241 199 3,653 14,006 66,287
    車両及び運搬具 52 3 1 23 31 179
    工具、器具及び備品 1,535 566 13 1,132 955 11,400
    土地 5,787 1,424 35 7,176
    リース資産 90 62 48 104 538
    建設仮勘定 997 9,882 6,999 3,880
    32,198 15,836 7,290 5,531 35,212 104,802
    無形固定資産 借地権 28 28
    ソフトウエア 366 376 0 137 606 2,088
    のれん 655 69 585 110
    リース資産 10 9 1 260
    その他 179 217 162 1 233 38
    1,240 594 162 217 1,454 2,498

    (注) 当期増加額の主なもの
    機械及び装置・・・      燃料ポンプモジュール製造設備  1,412 百万円

                                     封鎖弁製造設備                  462 百万円

                                     スロットルボデー製造設備        453 百万円

                                     EGRバルブ製造設備               157 百万円

    【引当金明細表】

    (単位:百万円)

    科目 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高
    貸倒引当金 28 28
    製品保証引当金 1,161 1,488 246 2,403
    役員賞与引当金 65 68 65 68

    (2) 【主な資産及び負債の内容】

    連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。

    (3) 【その他】

    該当事項はありません。

    第6 【提出会社の株式事務の概要】

    事業年度 4月1日から3月31日まで
    定時株主総会 6月中
    基準日 3月31日
    剰余金の配当の基準日 9月30日、3月31日
    1単元の株式数 100株
    単元未満株式の買取り・売渡し
    取扱場所 (特別口座)東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
    株主名簿管理人 (特別口座)東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 三菱UFJ信託銀行株式会社
    取次所
    買取・売渡手数料 無料
    公告掲載方法 電子公告により行います。ただし、やむを得ない事由により電子公告によることができないときは、日本経済新聞および中日新聞に掲載して行います。
    株主に対する特典 該当事項なし

    (注)  当社定款の定めにより、当社の株主はその有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することができません。

    (1) 会社法第189条第2項各号に掲げる権利

    (2) 取得請求権付株式の取得を請求する権利

    (3) 株主の有する株式数に応じて募集株式の割当ておよび募集新株予約権の割当てを受ける権利

    (4) 単元未満株式の買増しを請求することができる権利

    第7 【提出会社の参考情報】

    1 【提出会社の親会社等の情報】

    当社は、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。

    2 【その他の参考情報】

    当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。

    (1) 有価証券報告書およびその添付書類、確認書 事業年度(第121期) 自 2022年4月1日至 2023年3月31日 2023年6月13日関東財務局長に提出
    (2) 有価証券報告書の訂正報告書および確認書 事業年度(第121期) 自 2022年4月1日至 2023年3月31日 2023年8月4日関東財務局長に提出
    (3) 内部統制報告書およびその添付書類 2023年6月13日関東財務局長に提出
    (4) 四半期報告書および確認書 (第122期第1四半期 自 2023年4月1日至 2023年6月30日) 2023年8月10日関東財務局長に提出
    (第122期第2四半期 自 2023年7月1日至 2023年9月30日) 2023年11月13日関東財務局長に提出
    (第122期第3四半期 自 2023年10月1日至 2023年12月31日) 2024年2月9日関東財務局長に提出
    (5) 自己株券買付状況報告書 2023年6月14日2023年7月12日2023年8月10日2023年9月13日2023年10月12日2023年11月13日2023年12月13日関東財務局長に提出

    第二部 【提出会社の保証会社等の情報】

    該当事項はありません。

    独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書

    2024年6月14日

    愛三工業株式会社

    取締役会 御中

    有限責任監査法人 トーマツ

    名古屋事務所

    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 今 泉 誠
    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 水 越 徹

    <連結財務諸表監査>

    監査意見

    当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている愛三工業株式会社の2023年4月1日から2024年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。

    当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、愛三工業株式会社及び連結子会社の2024年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。

    監査意見の根拠

    当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

    監査上の主要な検討事項

    監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。

    製品保証引当金の見積り
    監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由 監査上の対応
    会社グループは、2024年3月31日現在、連結貸借対照表に製品保証引当金を7,603百万円計上しており、このうち2,403百万円は愛三工業株式会社の製品保証引当金である。会社は、注記事項(重要な会計上の見積り)①製品保証引当金に関連する開示を行っている。また、新規個別引当案件の発生に伴い、前連結会計年度末の計上額1,161百万円と比較し、1,242百万円増加している状況にある。製品保証引当金は、製品の品質保証費用の支出に備えるための引当金であり、主に納入先とのクレーム補償契約に基づく一般引当と納入先が決定したリコールをはじめとする大型の不具合対応に基づく個別引当がある。このうち、製品保証引当金残高の大半を占める個別引当は、会社が過去に製造販売した製品に対して納入先が不具合の修理対応を行った場合に会社が負担すると合理的に見込まれる金額に基づき算定される。当該製品保証引当金は主に以下の要素から計算される。 ・不具合対応の実施台数 ・1台当たりの修理単価 ・不具合対応費用の負担割合 不具合対応の実施台数は不具合対応の実施率、1台当たりの修理単価は製品不具合の原因に照らした修理工数の見積りにより影響を受け、また、不具合対応費用の負担割合の見積りは納入先との交渉状況により影響を受けることから、相対的に不確実性が高く経営者の判断に重要な影響を受ける。また、個別引当の対象とする不具合案件は、会社が負担する金額が合理的に見積もられる場合に製品保証引当金を計上するため、その網羅性は経営者の判断に重要な影響を受ける。 以上から、当監査法人は製品保証引当金の見積りにつき、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、製品保証引当金のうち、リコールをはじめとする大型の不具合対応に基づく品質保証費用に対する個別引当の網羅性及び評価の妥当性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 ・製品保証引当金の計上および見積りに必要な全ての情報を入手し、引当金の算定要否や算定結果を確認する品質管理部門による内部統制の整備及び運用状況を評価した。 ・会社として識別している不具合案件等に対する個別引当要否の会社判断の妥当性を検討するため、各不具合案件について、案件の概要、製品不具合の原因、不具合対応や納入先との費用負担交渉の進捗等について会社の品質管理部門の責任者に質問を行い、関連する情報等との整合性を確認した。 ・ 会社として製品保証引当金の計上対象となる不具合案件等の網羅性を検討するため、国土交通省が公表しているリコールの届出一覧、取締役会等の会議体議事録及び稟議書を査閲した。 ・ 不具合対応の実施台数、1台当たりの修理単価及び不具合対応費用の負担割合について、経営者が使用する見積りの精度を検討するため、過去の案件における当初に見込んだ実施台数、修理単価及び負担割合とそれらの実績とを比較した。 ・ 不具合対応の実施台数及び1台当たりの修理単価について、会社の品質管理部門の責任者に対する質問及び過去の他の案件における実績並びに対応案件の費用発生状況等に照らして、不具合対応の実施台数及び1台当たりの修理単価の見積りの合理性を評価した。 ・ 不具合対応費用の負担割合について、会社の品質管理部門の責任者に対する質問及び製品不具合の原因や過去の他の案件における実績等に照らして、納入先との負担割合に関する交渉結果の見積りの合理性を評価した。

    繰延税金資産の回収可能性
    監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由 監査上の対応
    会社グループは、2024年3月31日現在、連結貸借対照表に繰延税金資産を2,707百万円計上しており、このうち大半は愛三工業株式会社の繰延税金資産である。会社は、注記事項(重要な会計上の見積り) ②繰延税金資産の回収可能性の評価及び(税効果会計関係)に関連する開示を行っている。 会社は、将来減算一時差異に加え過年度に生じた税務上の繰越欠損金に対して、将来加算一時差異の解消見込、将来の課税所得及びタックス・プランニングを考慮し、繰延税金資産を認識している。繰延税金資産の回収可能性は、会社単体の将来の課税所得の見積りに基づいて判定されるが、その基礎となる次年度の予算及び中期経営計画には製品の販売数量や販売単価等の重要な仮定が用いられており、さらには世界的なインフレ等の影響を受け、これらの見積りには不確実性を伴い、経営者の判断に重要な影響を受ける。 以上から、当監査法人は愛三工業株式会社の繰延税金資産の回収可能性につき、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、愛三工業株式会社の繰延税金資産の回収可能性を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。 ・ 事業計画の策定を含む、将来の課税所得の見積りに関連する内部統制の整備・運用状況を評価するために、経営者への質問及び関連資料の閲覧を実施した。 ・ 当監査法人のネットワーク・ファームの税務専門家を関与させ一時差異及び税務上の繰越欠損金の残高を検討するとともに、それらの解消スケジュールを検討した。 ・ 経営者による将来の課税所得の見積りを評価するため、その基礎となる次年度の予算や中期経営計画との整合性を確認し、その内容に関する質問、その前提となる製品の販売数量や販売単価等に関連する内部資料との突合、業界動向及び直近の利用可能な外部データとの比較を行うことにより会社の見積りの合理性を評価した。 ・ 過年度に策定された予算や中期経営計画と実績を比較し、経営者の見積りの偏向の有無及び予算や中期経営計画の精度について検討した。 ・ 世界的なインフレ等の影響を含め、次年度の予算や中期経営計画に一定のリスクを反映させた経営者による不確実性の程度を評価し、リスクが適切に反映されているかを検討した。
       その他の記載内容

    その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。

    連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。

    当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。

    その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 

    連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任

    経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

    連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。

    監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    連結財務諸表監査における監査人の責任

    監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。

    監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。

    ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。

    ・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。

    ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。

    ・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。

    ・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。

    ・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。

    <内部統制監査>

    監査意見

    当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、愛三工業株式会社の2024年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。

    当監査法人は、愛三工業株式会社が2024年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。

    監査意見の根拠

    当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

    内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任

    経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。

    監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。

    なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。

    内部統制監査における監査人の責任

    監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。

    監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。

    ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。

    ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。

    ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。

    <報酬関連情報>

    当監査法人及び当監査法人と同一のネットワークに属する者に対する、会社及び子会社の監査証明業務に基づく報酬及び非監査業務に基づく報酬の額は、「提出会社の状況」に含まれるコーポレート・ガバナンスの状況等(3)【監査の状況】に記載されている。 

    利害関係

    会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

    以 上

    (注)1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。

    独立監査人の監査報告書

    2024年6月14日

    愛三工業株式会社

    取締役会 御中

    有限責任監査法人 トーマツ

    名古屋事務所

    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 今 泉 誠
    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 水 越 徹

    <財務諸表監査>

    監査意見

    当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている愛三工業株式会社の2023年4月1日から2024年3月31日までの第122期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。

    当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、愛三工業株式会社の2024年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。

    監査意見の根拠

    当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

    監査上の主要な検討事項

    監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 

    製品保証引当金の見積り
    会社は、2024年3月31日現在、貸借対照表に製品保証引当金を2,403百万円計上しており、注記事項(重要な会計上の見積り) ①製品保証引当金に関連する開示を行っている。監査上の主要な検討事項の内容、決定理由及び監査上の対応については、連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(製品保証引当金の見積り)と同一内容であるため、記載を省略している。
    繰延税金資産の回収可能性
    会社は、2024年3月31日現在、貸借対照表に繰延税金資産を3,726百万円計上しており、注記事項 (重要な会計上の見積り) ②繰延税金資産の回収可能性の評価及び(税効果会計関係)に関連する開示を行っている。監査上の主要な検討事項の内容、決定理由及び監査上の対応については、連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(繰延税金資産の回収可能性)と同一内容であるため、記載を省略している。
    その他の記載内容

    その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。

    財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。

    当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。

    その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 

    財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任

    経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

    財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。

    監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    財務諸表監査における監査人の責任

    監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。

    監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。

    ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。

    ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。

    ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。

    ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。

    ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。

     <報酬関連情報>

    報酬関連情報は、連結財務諸表の監査報告書に記載されている。 

    利害関係

    会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

    以  上

    (注)1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。