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    2438 アスカネット 有価証券報告書-第28期(2022/05/01-2023/04/30)

    【表紙】
    【提出書類】 有価証券報告書
    【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
    【提出先】 中国財務局長
    【提出日】 2023年7月27日
    【事業年度】 第28期(自 2022年5月1日 至 2023年4月30日)
    【会社名】 株式会社アスカネット
    【英訳名】 Asukanet Company,Limited
    【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 松尾 雄司
    【本店の所在の場所】 広島県広島市安佐南区祇園3丁目28番14号
    【電話番号】 082-850-1200(代表)
    【事務連絡者氏名】 専務取締役CFO 功野 顕也
    【最寄りの連絡場所】 広島県広島市安佐南区祇園3丁目28番14号
    【電話番号】 082-850-1200(代表)
    【事務連絡者氏名】 専務取締役CFO 功野 顕也
    【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所(東京都中央区日本橋兜町2番1号)

    第一部 【企業情報】

    第1 【企業の概況】

    1 【主要な経営指標等の推移】

    回次 第24期 第25期 第26期 第27期 第28期
    決算年月 2019年4月 2020年4月 2021年4月 2022年4月 2023年4月
    売上高 (千円) 6,295,992 6,575,955 5,773,644 6,331,332 6,976,226
    経常利益 (千円) 873,121 710,569 330,836 452,715 618,028
    当期純利益 (千円) 598,924 501,638 225,503 332,810 482,498
    持分法を適用した場合の投資利益 (千円)
    資本金 (千円) 490,300 490,300 490,300 490,300 490,300
    発行済株式総数 (株) 17,464,000 17,464,000 17,464,000 17,464,000 17,464,000
    純資産額 (千円) 5,431,034 5,750,385 5,825,599 6,020,785 6,203,097
    総資産額 (千円) 6,271,514 6,607,688 6,465,349 6,896,235 7,134,859
    1株当たり純資産額 (円) 322.49 341.45 345.75 358.24 373.19
    1株当たり配当額(内、1株当たり中間配当額) (円) 11.00 10.00 7.00 7.00 9.00
    (―) (―) (―) (―) (―)
    1株当たり当期純利益 (円) 35.57 29.79 13.39 19.76 28.94
    潜在株式調整後1株当たり当期純利益 (円) 35.56
    自己資本比率 (%) 86.6 87.0 90.1 87.3 86.9
    自己資本利益率 (%) 11.5 9.0 3.9 5.6 7.9
    株価収益率 (倍) 44.9 34.7 74.1 53.9 32.5
    配当性向 (%) 30.9 33.6 52.3 35.4 31.1
    営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 919,926 849,178 359,336 827,132 695,453
    投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △795,405 △774,047 △335,819 △91,260 △331,554
    財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) △161,639 △187,583 △169,864 △157,761 △315,639
    現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 1,669,763 1,555,817 1,410,088 1,994,178 2,044,027
    従業員数〔外、平均臨時雇用者数〕 (名) 354 373 377 389 420
    〔134〕 〔138〕 〔138〕 〔142〕 〔146〕
    株主総利回り(比較指標:東証マザーズ指数(配当込み)) (%)(%) 102.7 67.3 65.1 70.2 62.9
    (83.0) (69.9) (106.2) (61.4) (66.1)
    最高株価 (円) 1,964 1,866 1,913 1,758 1,226
    最低株価 (円) 1,150 774 928 658 864

    (注) 1 当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については、記載しておりません。

    2 第25期、第26期、第27期及び第28期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

    3 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第27期期首から適用しております。なお、主要な経営指標等に与える影響はありません。

    4 持分法を適用した場合の投資利益につきましては、関連会社が存在しないため、記載しておりません。

    5 従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

    6 最高・最低株価は、2022年4月4日以降は東京証券取引所グロース市場における株価を記載しており、それ以前は東京証券取引所マザーズ市場における株価を記載しております。

    2 【沿革】

    1995年7月 遺影写真を中心とした画像処理及び通信出力サービス(メモリアルデザインサービス事業)を目的とし、資本金10,000千円にて広島市西区に株式会社アスカネットを設立メモリアルデザインサービス事業の拠点として、千葉市美浜区に関東支社を開設
    1999年3月 米国カリフォルニア州にAskanet International,Incを設立し、アメリカ市場に進出(出資比率100%)
    1999年4月 メモリアルビデオの通信出力サービスを開始
    1999年10月 本社を広島市東区に移転し、旧本社に企画開発室を設置
    2000年1月 個人向け写真集作製サービス(パーソナルパブリッシングサービス事業)の企画開発を開始
    2000年9月 パーソナルパブリッシングサービス事業の生産拠点として、大阪市北区に大阪支社を開設
    2000年12月 パーソナルパブリッシングサービス事業の営業、マーケティング拠点として、東京都港区に東京支社を開設
    2001年2月 パーソナルパブリッシングサービス事業において、「マイブックサービス」を開始
    2002年4月 Askanet International,Incを清算
    2002年6月 パーソナルパブリッシングサービス事業において、「プロフォトブックサービス」を開始
    2003年8月 広島市安佐南区に社屋を取得し、プロダクトセンターを開設、大阪支社・企画開発室をプロダクトセンターに移転
    2003年10月 本社を広島市安佐南区に移転し、プロダクトセンターと統合メモリアルデザインサービス事業において、「レタッチ(写真修正)サービス」を開始
    2004年3月 パーソナルパブリッシングサービス事業において、「マイブックデラックスサービス」及び「マイブックミニモバイルサービス」を開始
    2004年8月 パーソナルパブリッシングサービス事業において、「アートブックサービス」を開始
    2005年4月 東京証券取引所マザーズに株式を上場
    2005年5月 東京支社を東京都港区虎ノ門から東京都港区南青山に移転し、ショールームを併設
    2005年6月 パーソナルパブリッシングサービス事業において、アメリカ市場にて”Asukabook”ブランドでサービスを本格開始
    2005年8月 本社隣地に新社屋完成
    2006年11月 パーソナルパブリッシングサービス事業において、「オートアルバムサービス」を開始
    2006年12月 パーソナルパブリッシングサービス事業において、「マイブックエディタ3.0」をリリースし、「アートブックサービス」と「マイブックサービス」を統合
    2008年4月2008年11月 2008年12月2009年3月 パーソナルパブリッシングサービス事業において、「フォトゲットサービス」を開始広島市安佐南区にメモリアルデザインサービス事業向け新社屋が完成し、同事業部が本社より移転パーソナルパブリッシングサービス事業において、「かんたんマイブックサービス」を開始パーソナルパブリッシングサービス事業において、「アスカブックメーカー」をリリース
    2010年4月2011年1月2011年2月2011年3月 パーソナルパブリッシングサービス事業において、「マイブックエディタ4.0」をリリースパーソナルパブリッシングサービス事業において、「アスカブックメーカー2」をリリースメモリアルデザインサービス事業において、「遺影バンクサービス」を開始特許出願権等を取得し、空中結像技術の研究(エアリアルイメージング事業)を開始
    2012年10月2013年10月 2016年2月 本社隣の土地建物を取得メモリアルデザインサービス事業のデジタル写真の加工を行う拠点として、滋賀県大津市にびわこオペレーションセンターを開設パーソナルパブリッシングサービス事業において、「patapata(パタパタ)」をリリースパーソナルパブリッシングサービス事業において、「マイブックライフ」をリリース
    2017年2月 ユニロボット株式会社と資本・業務提携
    2018年3月 株式会社VRCと資本・業務提携
    2018年5月 本社隣の土地を取得
    2019年5月 エアリアルイメージング事業において、樹脂製ASKA3Dプレートの第1段階量産化へ移行
    2019年6月 本社隣地に新社屋完成
    2020年2月 AWL株式会社と資本・業務提携
    2020年6月 エアリアルイメージング事業において、技術開発拠点として、神奈川県相模原市に技術開発センターを開設
    2020年10月 関東支社を千葉市中央区に移転し、千葉ベイサイドオペレーションセンターに名称変更
    2021年1月 「e-tayori(いいたより)」サービスを開始
    2021年5月 メモリアルデザインサービス事業を「フューネラル事業」に、パーソナルパブリッシングサービス事業を「フォトブック事業」に、エアリアルイメージング事業を「空中ディスプレイ事業」に名称変更
    2022年4月 東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズ市場からグロース市場へ移行
    2022年12月 株式会社リクシィと資本・業務提携

    3 【事業の内容】

    当社は、遺影写真等画像映像のデジタル加工、通信出力を主体としたフューネラル事業と個人向け写真集の作製、販売を主体としたフォトブック事業を主な事業として取り組んでおります。また、第3の事業として、空中結像技術を取得し、空中ディスプレイ事業として、その研究、開発を行い、事業化に向けて進めております。

    なお、最近のセグメント別の売上実績は以下のとおりであります。

    回次 第27期 第28期
    決算年月 2022年4月 2023年4月
    セグメントの名称 売上高(千円) 構成比(%) 売上高(千円) 構成比(%)
    フューネラル事業 2,773,460 43.8 3,152,168 45.2
    フォトブック事業 3,410,229 53.9 3,634,755 52.1
    空中ディスプレイ事業 147,642 2.3 189,303 2.7
    合計 6,331,332 100.0 6,976,226 100.0

    (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。

    当社の事業系統図は以下のとおりであります。

    ※ ASKA3Dプレートとは、空中結像を可能にする当社独自技術による特殊なプレートのことです。

    (1) フューネラル事業

    当事業におきましては、主として葬儀葬祭関連の会社に対し、遺影写真等写真画像のデジタル加工、通信出力及びメモリアルビデオなど葬祭関連演出サービスの提供並びに付随するシステム機器、サプライ用品等の販売を行っております。

    当事業の特徴は以下のとおりであります。

    ① 当事業の成り立ち

    従来より遺影写真は葬儀において不可欠な要素でありましたが、その作成手法は暗室において遺影写真の元となる写真から切り貼りするという大変手間がかかるものでした。また、仕上がりは不自然なものとなるのが実状でありました。

    当社の前身となる株式会社飛鳥写真館において、写真業を営む傍ら、コンピュータによるデジタル画像処理により、不具合が生じた写真を修正するサービスを提供し、画像処理のノウハウを蓄積いたしました。そのノウハウを元に遺影写真に特化した画像処理技術を研究、確立し、集配可能な地域において取引先を拡大してまいりました。

    その後、通信インフラ技術、リモートコントロール技術との融合により、葬儀社などでの集配業務を削除でき、高品質、低価格、短納期で遺影写真を全国に提供できるサービスを確立させ、当社を設立し、全国的に展開いたしました。

    ② 遺影写真の加工技術

    遺影写真の加工は最新のコンピュータとソフトウェアを用いて行っておりますが、コンピュータは単なる絵筆であり、ソフトウェアを使用するだけで美しい遺影写真を作成できるわけではありません。加工前写真は小さなものも多く、拡大する必要があり、また、喪家のご要望により、着物を洋装や和装に着せ替える必要が生じます。その際、自然な感じに仕上げるためには、粒子の質感を合わせたり、顔の向きと体の向きを調整したり、顔の大きさのバランスや首の仕上げ、絵画的な表現など、広範囲にわたる特殊な画像加工ノウハウを必要とします。当社では、長年の蓄積による遺影写真に特化したオペレーター教育体制を確立しており、常に高品質の加工技術を用いて作成された遺影写真を提供しております。

    ③ ネットワークによる囲い込み

    遺影写真等写真画像のデジタル加工につきましては、当社の顧客にコンピュータ・スキャナ・プリンタなどから構成される専用端末機械を設置し、加工前写真の取り込みから加工済み写真のプリント出力までを、通信回線を通じ、当社でフルリモートコントロール(注)にて処理しております。

    (注)フルリモートコントロールとは、加工前写真の取り込み作業及び加工済み写真のプリントアウト作業を当社のオペレーターが通信回線を通じて葬儀社などに設置してある専用端末機械を遠隔操作によって行うものです。従って、葬儀社などにとっては、スキャナ上に遺影写真作成の元となる加工前写真を置くだけで、あとは完成された遺影写真が自動的にプリンタから出力される流れになります。

    フルリモートコントロールによるプロセスを示すと、以下のようになります。

    このフルリモートコントロールの仕組みにより、地域を問わずサービスの提供が可能となり、全国約2,820か所の葬儀社等とネットワークによる囲い込みを実現しております。

    ④ サポート体制

    万が一専用端末機器が故障した場合に備えて、全国14箇所に自社社員によるメンテナンスサポート拠点を設置し、何時でも迅速に機器の代替ができる365日自社サポート体制を構築することによって、葬儀社などに安心感を提供しております。

    ⑤ 新しい演出サービスの総合的提供

    当事業においては、遺影写真等のデジタル加工、通信出力サービスの他に、以下のようなサービスを提供しております。

    ・主に葬祭会館祭壇用に開発した、エッジライト(導光板)やLEDを応用した光るパネル(額)を提供し、そのパネルに使用するフィルムへの遺影写真等の出力サービスを行っております。このサービスにより葬祭会場のどの場所からも遺影写真がはっきり見えるようになります。

    ・故人の思い出の写真を川の流れや四季の動画、ナレーションと共に編集を行い、葬儀に際し、ビデオとしてスクリーン投影し、故人を偲ぶ葬儀演出用コンテンツの作成・通信出力サービスを行っております。

    ・家庭に残された故人の子供の頃からの多量の写真を元に、追悼の写真集を製作しております。

    ・故人の写真数枚から製作するイメージポスターをデザインし、製作・通信出力するサービス(メモリアルコラージュ)を提供しております。このサービスは、主に葬祭会館のロビーにおいて、故人の思い出の品とともに展示されています。

    ⑥ 葬儀葬祭市場のDX化を実現するサービスの開発・提供

    当事業においては、葬儀葬祭市場のDX化を目的とした「tsunagoo(つなぐ)」サービスを開発し、以下のようなサービスを提供しております。

    ・このサービスは、葬儀社・喪主・会葬者をDXサービスによりつなぎ、効率化や利便性の向上を実現しています。

    ・喪主は、訃報のオンライン化により、訃報連絡の手間が大幅に削減されます。

    ・会葬者は、オンライン上で正確な訃報連絡を受けたり、供物や供花、弔電等の注文を簡単に行うことができます。

    ・葬儀社は、電話等での受注や代金回収の手間が解放され、業務の効率化が図れるとともに、新しい収益源を確保することができます。

    ・その他、葬儀後のサービスの充実や、不動産や相続など他サービスとの連携を継続しております。

    (2) フォトブック事業

    当事業におきましては、デジタルカメラの急速な普及や、ブロードバンド環境の一般化を背景に、写真館などのプロフェッショナル写真市場、写真愛好家を中心とするハイエンドアマチュア(注1)市場、一般コンシューマ市場向けにオンデマンド写真印刷(注2)による1冊からの少ロットに対応した個人向け写真集(アスカブック、マイブック、オートアルバム等)の製造、販売及び関連するソフトウェアの開発、販売を行っております。

    (注)1 ハイエンドアマチュアとは、デジタル一眼レフカメラなどを所有し、写真撮影を趣味としている人々のことです。

       2 オンデマンド写真印刷とは、フィルムや版を作製することなく写真データを直接印刷することです。

    当事業の特徴は以下のとおりであります。

    ① 当事業の成り立ち

    当事業は、従来の「写真撮影→プリント→アルバム」から「デジタルカメラ撮影→インターネット→写真集」というデジタルカメラからの新しいアウトプット手法を提案するものであります。フューネラル事業で蓄積してきた画像加工ノウハウと、デジタルカメラの普及、ブロードバンドの一般化という市場環境を融合させ、当事業を開始いたしました。

    写真データがデジタル化されているため、コンピュータにより自由に加工、編集が可能となり、比較的容易に自分だけのオリジナルデータが作成でき、そのデータをインターネット経由で発注することで、自分だけの写真集を1冊から提供しております。

    ② 技術的背景

    当事業の特色は、特殊なオンデマンド印刷によって作成される印刷画像のクォリティーの優位性にあります。これまで写真集を通常の印刷で製作しようとする場合は、印刷に必要な製版を行う必要があるため、非常に高価となり、数冊レベルの少ロット作製には不向きでした。

    一方、オンデマンド印刷と呼ばれる無版印刷では、一般的には、色表現や機器制御が難しいため、高品質で安定した写真表現は困難とされていました。当事業では当初から写真プリントと同等の高品質無版印刷を目指し研究開発を行ってまいりました。その結果、高度なカラーマネジメント技術(注1)や当社印刷機専用のカラープロファイル(注2)、高い品質安定度を実現するオンデマンド印刷機器の制御技術、使用用紙の表面処理技術などにより、写真プリントと同等の高品質印刷による写真集を1冊から非常に安価で作製することを実現いたしました。また、一般の写真愛好家でも、特別な編集スキルを必要とせず、自由に発注できる写真集編集用ソフトウェアを各種開発し、提供しております。ユーザーは、そのソフトウェアをWEBなどからダウンロードして使用でき、データ制作後には再びWEBから発注ができるようになっております。発注されたデータは当社のサーバー内にて自動組版されることにより、効率的な生産を行っております。また当事業では、クォリティーや納期を重視するために、写真のデータ化・画像処理・画像用サーバー運用・印刷・製本までの全てを自社内で運用しております。これらにより一冊からの少ロット・多品種であるにもかかわらず非常に安価で高品質な写真集を提供することが可能になっております。

    (注)1 カラーマネジメント技術とは、正しく設定されたユーザーのモニターやスキャナと当社印刷物の色調を統一的に管理する技術のことです。

       2 デジタルカメラなどで作成されたデータは光の三原色(RGB)によって構成されています。カラープロファイルとは、そのデータを印刷用インキの四色(CMYK)のデータに変換する一種のプログラムのことで、印刷品質に大きく影響を与えるものです。

    一般的な印刷による写真集作製工程と当事業における写真集作製工程との主な違いは以下のように示すことができます。

    ③ サービス概要

    当事業において提供している製品は、主に、アスカブック、マイブック及びOEMによる提供であります。

    アスカブックは主としてプロフェッショナル写真市場向けの製品で、サイズが大きく重厚なものや、書店に並んでいる写真集と同様のつくりとなっており、当社が提供しておりますソフトウェア「アスカブックメーカー」による入稿のほか、デジタルカメラで撮影された写真データでの入稿にも対応しております。当市場に対しては、自社営業による顧客開拓のほか、デジタルフォトセミナーを主催し、顧客の囲い込みに努めております。特に婚礼写真市場向けの販売が主力となっておりますが、スタジオ写真、建築写真市場への拡販を進めております。マイブックは主として一般コンシューマ向けの製品で、インターネット経由により簡単に発注でき、安価で提供しており、子供の成長記録や旅行の思い出記録などに適しています。マイブックについても、発注用のソフトウェアを開発し、ユーザーに無償で提供しており、このソフトウェアを用いることによって専門的な知識がなくとも、自由にデザイン、レイアウトすることが可能です。また、ウェブ上で簡単に発注できる仕組みのほかスマホからの様々なフォトグッズを注文できるマイブックライフというサービスも展開しております。OEMでの提供は、大手顧客を中心に相手先ブランドにて写真集やプリントを提供しております。これらすべての製造は、自社工場にて行っております。

    ④ 生産フロー

    当事業では、写真のデータ化、デザイン処理から印刷、製本までを社内一貫生産することで、短納期できめ細かい対応を実現しております。

    生産フローの概要は以下のとおりであります。

    (3) 空中ディスプレイ事業

    当事業におきましては、空中結像技術を元に、様々な映像画像の新しい表現方法を模索しています。より高度な空中結像を可能にするための研究、それを実現する反射パネル等の製造、当技術が有効に活用される市場のマーケティングを主要な活動としております。

    当事業の特徴は以下のとおりであります。

    ① 当事業の成り立ち

    当社は、デジタル画像処理やオンデマンド写真印刷等、常に映像画像の新しい表現方法を追求しております。そのような状況の中、空中に映像画像を結像させ表現するという極めてユニークな技術に出会い、その技術者とともに当社に取込み、当事業を開始いたしました。

    ② 技術的背景

    当事業の技術は、別の装置から発光される映像画像が特殊な反射プレート(ASKA3Dプレートといいます。)を通過することによって、空中に再結像させる受動系技術と、自らが映像画像を発して空中に結像させる能動系技術に二分されます。まずは、基盤の試作化に成功しており、反射パネルに独自の技法を施すことにより、高輝度、高精細、高い飛び出し距離を実現しております。また、平面だけでなく立体画像映像も空中に結像させるなど研究を進めてまいります。あわせて、より高度な能動系技術の研究も追随させてまいります。

    ③ 現状の課題と今後の方向性

    受動系技術、能動系技術とも、今までにない新しい技術であり、その実現には様々な課題があります。まずは、受動系技術の開発、事業化に重点的に取り組んでまいります。受動系技術につきましては、基本的な技術開発は完了しており、生産体制を構築し、ASKA3Dプレートの販売を行っております。空中結像を可能にするASKA3Dプレートにつきましては、ガラス製、樹脂製の両方にトライしております。ガラス製につきましては、大型かつ高品質な空中結像が可能であり、サイネージ用途に適しており、一定程度生産できる体制は確立しておりますが、さらなるコストの削減を進めてまいります。また、ガラス製ASKA3Dプレートの内製化を目的として技術開発センターを設立し、その研究を行っております。中型サイズまでは試作品が完成しており、大型化および量産化に向けて進めてまいります。樹脂製につきましては、その生産性の高さから、センサーと組み合わせた製品組込用途に適しており、一定量の量産体制は確立しております。現在の生産能力にフィットした案件の獲得と、将来的な生産能力の拡大が課題となっております。マーケティング面につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけに、空中結像による非接触操作が注目を受けており、国内外において販売の拡大を図ってまいります。海外代理店の営業活動の制約がなくなりつつあるため、代理店サポート体制を充実させ、海外での売上拡大を見込んでおります。能動系技術につきましては、受動系技術による事業化が軌道に乗ってから本格的に研究・開発する方針であります。

    4 【関係会社の状況】

    該当事項はありません。

    5 【従業員の状況】

    (1) 提出会社の状況

    2023年4月30日現在

    従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
    420 36.4 9.3 4,760
    (146)
    セグメントの名称 従業員数(名)
    フューネラル事業 217
    (72)
    フォトブック事業 160
    (72)
    空中ディスプレイ事業 18
    (―)
    全社(共通) 25
    (2)
    合計 420
    (146)

    (注) 1 従業員数は就業人員数であります。

    2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。

    3 臨時従業員には、パートタイマー及びアルバイトを含み、派遣社員を除いております。

    4 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

    5 全社(共通)は、総務及び経理等の管理部門及び戦略企画部門、マーケティング推進部門の従業員であります。

    (2) 労働組合の状況

    労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

    (3) 役職者に占める女性労働者の割合、有給休暇取得率及び労働者の男女の賃金の差異

    当事業年度
    役職者に占める女性労働者の割合(%)(注1) 有給休暇取得率(%)(注1) 労働者の男女の賃金の差異(%)(注1,3)
    管理職に占める女性労働者の割合(注2) 監督職に占める女性労働者の割合(注2) 全労働者 正規雇用労働者 パート・有期労働者
    7.9 34.3 93.6 58.8 75.8 59.4

     (注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

         2 当社におきまして、管理職とはマネージャー職以上、監督職とは、副主任職から係長職までと定義しております。

    3 「労働者の男女の賃金の差異」について、賃金制度や体系において性別による差異はありません。正規雇用労働者の賃金の差異は、女性の管理職割合、監督職割合が男性と比較して低いことによるものです。また、パート・有期労働者の賃金の差異は、専門性を有する賃金の高い男性嘱託社員が一定数在籍することによるものです。

    第2 【事業の状況】

    1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

    文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。

    (1) 経営方針

    ① 会社の経営の基本方針

    当社は、コーポレートメッセージとして「未来に感動を」を掲げており、最新のデジタルテクノロジーと独自のネットワークシステムで、映像画像が持つ表現力を深め、広げていくとともに、未来に感動を与えるための新しいビジネスモデルを模索してまいります。

     当社のビジネスは、ITデジタル技術・印刷および色管理技術・ヒューマンリテラシーなど広範囲にわたる複合的な技術やノウハウの集約によって成り立っています。インターネットなどの通信インフラにより提供された画像データに高度な画像処理技術や写真印刷技術などを施すことで、完全にカスタマイズされたサービスを一人一人のお客様に提供し、究極の顧客満足を得る企業を目指してまいります。

    さらに、画像映像の新しい表現方法や、ITや最新技術を活用した新規ビジネスなど、新しい取り組みにも常に挑戦してまいります。

    ② 目標とする経営指標

    当社は、未来に感動を与えるための映像画像の新しい表現方法の創造を使命としており、事業の拡大を通じて、より多くの感動を提供してまいりたいと考えております。そのために、事業の安定的成長と適切な利益の獲得が重要な経営目標であると認識しております。従いまして、当社は、経営指標として、売上高増加率と売上高経常利益率を重要視しております。

    ③ 経営環境及び中長期的な会社の経営戦略

    当社は、ニッチストック型ビジネスであるフューネラル事業と安定成長型ビジネスであるフォトブック事業、空中結像という新しい市場の創造を目指す空中ディスプレイ事業という位置づけの異なる3つの事業にバランスよく力を注いでまいります。

    3つの事業に共通する経営環境としましては、従来より進んでおりますIT化、ネットワーク化がさらに加速していくとともに、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、事業環境の変容がみられます。その環境変化に適応したサービスの開発や、社内体制の適応が不可欠と認識しております。

    また、ユニークな技術を有するスタートアップ企業と提携することで、新しいビジネスの創出とともに、当社の顧客基盤のニーズに対応したサービスの提供も進めていく方針です。

    各事業の経営環境および事業戦略は以下のとおりです。
     (フューネラル事業)

    フューネラル事業が属しております葬儀葬祭業界は、高齢化社会の進展とともに葬儀件数の漸増が期待されるものの、家族葬にみられるような葬儀の小規模化が進行し、経営環境は決して楽観できるものではありません。また、新型コロナウイルス感染症拡大の時期を経て、葬儀の小型化がさらに進んでいる状況であります。そのような環境のもと、葬儀社からは新たな収益機会の提案や業務効率化ツールに対するニーズが高まってきております。

    フューネラル事業は、当社設立以来の中核事業であり、長年培ってきた画像処理技術や全国的な自社サポート拠点の設置及び新サービス開発力によって、安定的な成長と利益獲得の基盤が確立しております。当事業では、遺影写真加工のさらなるシェアアップを図るとともに、顧客である葬儀社の新しい収益機会の提供および業務効率化を可能にするITサービス「tsunagoo」の浸透を進めてまいります。さらに葬儀社向けに新しいサービスを開発し、拡充してまいります。また、AIを含めた最新技術の導入やテレワークなどへの対応を進めてまいります。

    (フォトブック事業)

    フォトブック事業が属しております写真業界は、デジタル化が進行し、一眼レフカメラでの撮影を主力としたプロフェッショナルを含めたハイエンド層と、スマートフォンでの撮影を主とするカジュアル層の2分化がみられます。インスタグラムなど様々な写真の楽しみ方が見られ、写真撮影の機会は増加傾向にあります。また、プロフェッショナル写真家向けサービスのメインターゲットであるウェディング業界は、新型コロナウイルス感染症の抑制による正常化が進んでおります。一般消費者向け市場においては、新型コロナウイルス感染症の影響は緩和されつつあるものの、海外旅行の低迷やマスク着用の常態化により撮影機会が減少しており、厳しい環境が継続しております。
     フォトブック事業は、数千億円といわれる写真アウトプット市場をターゲットにしているため、大きなポテンシャルを有しており、当事業の認知度が一定程度広まってまいりましたが、未だ十分とはいえません。当社が誇る高い写真印刷技術や製品開発力及び充実した営業・サポート体制という強みを背景に、当事業の認知度の向上に努め、印刷による1冊から写真集という新しい写真文化の浸透に注力してまいります。高品質・多品種をコンセプトにしておりますプロフェッショナル写真家向けの「アスカブック」及びコンシューマ向けの「マイブック」はそれぞれにおいて、新製品を継続的に投入し成長を持続してまいります。また、少品種・低価格をコンセプトとするOEM供給も進めており、フルラインナップでの生産体制を強みとしております。生産面においては、業容の拡大に応じた適切な生産能力の増加と生産効率の向上に努めるとともに、顧客ニーズに即した発注ツールの開発や製品ラインナップの充実に注力いたします。また、新しいウェディングや撮影スタイルに適応した新しいサービスの開発にも努めるとともに、スタジオ写真や建築写真などウェディング向け以外のマーケットの開拓も進めてまいります。
     (空中ディスプレイ事業)

    空中ディスプレイ事業は、空中結像という新しいマーケットの創造にチャレンジしております。事業環境としましては、従来より提案しておりました空中結像による非接触操作が、新型コロナウイルス感染症拡大を機に大きな注目を受けております。また、未来的なサイネージとしての活用も見込まれております。
     当社独自の空中結像技術は高輝度、高精細、高い飛び出し距離などで優位性があります。この技術を活用して画像映像の新しい表現方法の確立を目指しており、結像を可能にするプレートの開発、生産、販売により当社の成長の原動力とすべくチャレンジしてまいります。用途としては、サイネージ用途と、センサーとの組み合わせによる製品組込用途に分けられ、前者はガラス製プレートが、後者は樹脂製プレートが適しており、ガラス製プレートと樹脂製プレートともに開発、生産、販売を進めております。国内外の展示会への出展や活用用途の具体的な提案などにより、プレートの普及を推進してまいります。プレートの生産につきましては、ファブレス形態による生産に加え、技術開発センターを設立し、量産技術の内製化にもチャレンジしております。

    また、上記3事業にとどまらず、xRや3D分野をターゲットにした新しいビジネスの創造や、スタートアップ企業との提携による事業拡大にも取り組んでまいります。

    (2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

    今後の見通しとしましては、新型コロナウイルス感染症の影響は弱まり、社会経済活動の正常化が進んでおります。当社が属しております葬儀葬祭業界、写真業界ともデジタル化、IT化に対するニーズが増加していることに加え、新型コロナウイルス感染症の経験を経て、求められるサービスも変化する可能性があります。このような環境のもと、継続して成長していくために、以下の項目を対処すべき課題と認識しております。

    ① 空中ディスプレイ事業の収益化

    当社の独自技術であるASKA3Dプレートによる空中結像は、その鮮明さ、明るさ、大きさにおいて優位性を持っており、その新規性や利用可能性の広さなどから、展示会やデモンストレーションなどでの評価は高いものの、ASKA3Dプレートの生産体制の構築や世界的なマーケティングに時間を要しており、十分に事業として確立していないのが現状です。

    新型コロナウイルス感染症感染の拡大フェーズを経て、空中結像によるサイネージや非接触操作に確固たるニーズがあることは把握しているものの、想定以上に案件の長期化を余儀なくされております。今後は、代理店とも協力し国内外での販売活動を加速化するとともに、営業の進捗と連動させたASKA3Dプレートの安定生産体制を確立してまいります。また、自社技術開発センターでの中型サイズのガラス製プレートの量産技術を確立させ、市場投入を進めてまいります。

    ② 既存事業の環境変化への適切な対応

    従来より展開しておりますフューネラル事業、フォトブック事業とも安定した事業基盤を確立しておりますが、技術革新や新型コロナウイルス感染症拡大による事業環境の変化を認識しており、その適切な対応を課題としております。

    両事業とも、豊富な顧客基盤や技術力を強みとしており、新型コロナウイルス感染症の抑制とともに、売上は回復してきておりますが、業界や顧客のニーズの変化も認識しております。そのようなニーズの変化を、アフターコロナを見据えた新しいビジネスチャンスととらえ、AI、3Dなどの技術との融合により、新しい製品・サービスの開発や既存製品・サービスの改良が必要であると考えております。

    ③ イノベーション創出基盤の醸成

    変化の激しいこの時代において持続的な成長をするためには、新しい技術との融合や社員のイノベーティブな発想を通じて、新しいサービスの提案、開発が不可欠となっております。

    そこで、イノベーション推進機能を有する戦略企画部の強化や、若手社員に向けたイノベーション教育の継続的な実施、社内提案制度の充実などを通じて社内のイノベーション創出基盤の醸成を継続していくとともに、ベンチャー企業との提携などにより社外の技術やノウハウとの融合を進めることにより、企業成長を図ってまいります。

    2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

    当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

    なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

    (1) サステナビリティ全般に関するガバナンス及びリスク管理

    当社は、代表取締役社長が委員長を務める「リスク管理・コンプライアンス委員会」を毎月1回開催しており、サステナビリティに関しては、リスク管理・コンプライアンス委員会にて検討・協議しております。リスク管理・コンプライアンス委員会にて協議された方針や課題などは、経営会議及び取締役会へ付議又は報告され、取締役会はこのプロセスを定期的に監督し、必要に応じて対応の指示を行っております。

    リスク管理・コンプライアンス委員会において、当社のサステナビリティに関する課題を議論するとともに、各事業におけるリスク及び機会が当社に与える影響について議論、評価し、各事業部にも共有しております。

    (2) 重要なサステナビリティ項目

    これらガバナンス及びリスク管理を通して識別された当社における重要なサステナビリティ項目は以下のとおりであります。

    ・人的資本

    ・情報資産の管理

    それぞれの項目にかかる当社のサステナビリティに関する考え方及び取組は次のとおりであります。

    ① 人的資本
    a.人材の多様性の確保

     多様化する価値観、ニーズを先んじて捉え、お客様の期待を超える体験・感動をお届けすることによって、持続的成長が可能になると考えており、それを実現するためには、私たちも多様性に富んだ人材・組織である必要があると考えております。加えて、社員一人ひとりがかけがえのない個性を発揮し、自分らしく健康で生き生きと働くことができる企業文化・風土の醸成や、ライフスタイルに合わせた就業を可能とする制度の整備を通じた働き方改革を推進することで、働き甲斐を高めてまいります。

     持続的な成長を実現していくには、多様な考え方、バックグラウンドを持つ人材がそれぞれの個性を発揮して活躍することによる新たな価値創造が不可欠で、それを可能にする環境整備も重要であると考えております。そのため、ダイバーシティ及びインクルージョンの推進を重要な経営戦略の一つとして位置付けております。

    b.人材育成方針

     上記に述べたダイバーシティに富んだ人材を育成するほか、変化の激しいこの時代において持続的な成長をするためには、社員一人ひとりのイノベーティブな発想によって新しいサービスの提案、開発が不可欠であると認識しております。そのためには社員のイノベーティブな能力を高める仕組みや、社員が自律的に成長しキャリアを構築できる仕組みが必要であると考えております。

     具体的には、社員一人ひとりが必要なスキルを身につけ、能力を最大限に発揮してもらえるよう、各年次、職位ごとに求められる能力・専門知識の習得を目的とした研修制度だけでなく、入社した社員が安心して長く勤められるように、トレーナーを専属的に付け業務を指導するOJT制度を実施し、若手社員のモチベーションアップや定着率向上に寄与しております。また、管理職を対象とした集合研修を年2回継続的に実施しているほか、次世代リーダーの育成にも力を入れております。

     また、社員のイノベーティブな能力を高めるために以下の仕組みを運用しております。

    ・ビジネスプランコンテスト

      年に1回、行動指針の一つである「新しいこと・面白いことの発信基地になろう」を実現するため、「こんなものが世の中にあったらいいのに」「こんな新しいビジネスを提案したい」というアイデアを各部署がプレゼンする「ビジネスプランコンテスト」を実施しております。毎年、各部署から多くのチームが参加し、一定のテーマに沿ったビジネスプランが発表され、審査が行われます。優秀なビジネスプランについては社内で表彰され、さらにはビジネス化が検討されます。

    ・Asuka Egg Game

      個人またはチームで新しい事業やサービス(ビジネスの卵)を自由にゲーム感覚で提案する制度です。単に提案するだけでなく、その提案内容のブラッシュアップに事務局が伴走して、最終的にはビジネス化にもつながる柔軟な制度となっております。社員の自由な発想を推奨した取り組みで、社員のイノベーティブな能力が高まるだけではなく、事業部の垣根を越えてチームが作られる等、組織力の強化にもつながる制度となっております。

    ・課題発見・解決型研修

      各部署から若手・中堅社員が参加し、デザイン思考による課題の発見・解決の手法を学び、具体的なビジネスプランを1年間をかけて練り上げていく研修です。この研修は、国際的に社会人教育や人財育成教育に使われるプロジェクト型学習(Project Based Learning:PBL)をフレームワークとして、当社の社外取締役である川瀬真紀氏監修のもと、様々な専門家のサポートを受けて実施しております。事業部や部署の垣根を越えてチームを組み、1年間の研修の中でこれからの社会を見据えながら、当社事業との関連や社会の新しい動きにおける「課題」を見つけ、「解決策」を考えます。実際にフィールドワークを行い、情報を収集しながら、1年間をかけてチームごとに新しいビジネスプランを作成し、最終的に幹部社員に向けて発表を行います。

    ・自己磨き支援制度

     「自らが学び・考え・行動する」という行動指針の一つを実現するため、社員の自主的な学びに対して経済的なサポートを行う制度です。

    c.社内環境整備

     労働者不足への対応、生産性向上の観点から、性別や年齢などに関係なく様々な人材が長きにわたって活躍できる環境や仕組みを整備し、多様な人材が意欲をもって活力ある組織の構築を推進していくとともに、優秀な人材を確保するため、新卒を対象とした定期採用に加え、即戦力として期待できる中途採用も積極的に行っております。

     少子高齢化社会による労働力人口の減少を背景に、女性が活躍できる環境づくりは急務であると認識しており、安心して働き続けることができる働きやすい職場環境、時間や場所にとらわれない働き方ができる環境の整備に努めております。

     また、仕組みや制度の運用だけでなく、性別や年齢に関係なくお互いに認め合うことを行動指針の一つに掲げており、オープンでフェアな企業風土の醸成が重要であると考えております。

     具体的には以下の環境を整備しております。

    ・アスカサンクス

     当社の行動指針にある「お互いを認め合う」を浸透させるため、アスカサンクスという全社員を対象としてお互いを褒め合う制度を導入しており、部署問わず、お互いを認め合った投稿を全社員が共有し、称賛をすることで、エンゲージメントの更なる向上につなげております。

    ・デジタル基盤の整備と部分的なリモートワークの導入

     業務の効率化やリモートワークを可能とするため、コミュニケーションツールのデジタル化や社内決裁の簡素化・デジタル化は従前より実現しております。当社は製造業でありリモートワークの導入が難しい職種もありますが、部署や職種によっては、社員の働く環境を「出社」に限定せず、リモートワーク担当業務及び家庭環境に応じてリモートワークの導入を行うことにより、時間や場所にとらわれない働き方を整備しております。

    ・育児時短勤務

     出産や育児で男性と同じように働けないことを理由にキャリアをリタイアすることが、本人にとってキャリアアップに悪影響とならないよう、育児時短勤務制度を設け、その社員に合った働き方を提供できる環境を整備しております。

    d.指標及び目標

     当社では、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、以下の指標を用いております。当該指標に関する目標及び実績は、次のとおりであります。

    指標 目標 実績(当事業年度)
    管理職に占める女性労働者の割合 2026年4月末までに13%以上達成 7.9%
    有給休暇取得率 2026年4月期まで85%以上維持 93.6%
    正規雇用労働者の男女の賃金の差異 2026年4月期までに78%以上達成 75.8%

    (注)当社は女性社員が自身の強みを活かして活躍できる組織及びそれを支援する制度づくりを目的として女性活躍推進法に基づく自主行動計画を実行しております。
    詳細は当社ウェブサイト(URL https://www.asukanet.co.jp/contents/company/pdf/202307-actionplan.pdf)に掲載している女性活躍推進法に基づく「一般事業主行動計画」をご覧ください。

    ② 情報資産の管理

    当社では、様々な情報システムを使用して業務を遂行しており、適切なシステム管理体制の構築やセキュリティ対策を行っておりますが、自然災害や不正アクセス等により、情報システムの障害や個人情報の漏えい等が生じる可能性があります。 

    また、事業を遂行するにあたり、個人情報をはじめとする多様な情報資産が多く存在しており、これらを適切に管理・保護することが重要であると認識しております。

    これらのリスクに対して、情報セキュリティ管理規程等の規程・マニュアルを定め、全役員・従業員への研修、教育を通じて重要性の周知徹底を図っております。また、情報リスク管理責任者である担当取締役の下、各部門に配した情報セキュリティ担当者とともに情報セキュリティ委員会を構成し、情報資産を安全に管理できる体制を整備・運用しております。

    当社は、個人情報について、従来から個人情報の保護体制に対する第三者認証制度であるプライバシーマークの認証を取得しております。また将来的なISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証取得を目指して、ISMS認証基準に準拠した管理体制の構築を進めており、さらなる情報資産の管理体制の強化を推進しております。 

    上述のとおり、情報資産の管理・保護や管理体制の継続的な強化に取り組む中で、具体的な目標として以下を目指しております。

    目標1 プライバシーマーク認証の取得継続
    目標2 ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証の取得
    目標3 重要な情報関連事故の発生ゼロの継続

    3 【事業等のリスク】

    有価証券報告書に記載した事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。

    なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、別段の記載がない限り、当事業年度末現在において当社が判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。

    また、以下の記載は、当社株式への投資に関連するリスクを全て網羅するものではありませんので、ご留意下さい。

    (1) 葬儀施行価格の低下傾向の影響等について

    当社のフューネラル事業が対象とする葬儀業界においては、高齢化社会が一段と進行する中でマーケット自体の拡大が見込まれるものの、会葬者の減少により、葬儀施行価格が全般的に低下傾向にあります。当社が取扱う遺影写真等の葬儀施行価格全体に占める割合は相対的に低く、葬儀施行価格の低下の影響は限定的なものと考えており、また、当社では遺影写真自体の高品質化による他社との差別化や葬儀演出関連の新サービスの提案により販売単価の低下を抑制するよう努めております。さらに、画像加工業務の効率化などにより利益率向上にも努めております。しかしながら、このような施策を行ったにもかかわらず、全体的な葬儀施行価格の低下の影響を受け、遺影写真の販売単価の低下が余儀なくされた場合、当社の業績に影響を与える可能性があります。また、昨今、お亡くなりになった方を葬儀を行わず直接火葬場へ送る、いわゆる直葬が増加傾向にあり、直葬におきましては遺影写真を作成しないことが多くあります。現在のところ、全体に占める割合は僅少でありますが、将来大きく増加した場合、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (2) 競合の影響について

    当社が、フューネラル事業において主として行っている、遺影写真等画像のデジタル加工、通信出力サービスは、当社が独自に他社に先駆けて開発したものであり、長年培ってきた技術やノウハウによって高い品質を維持するとともに、全国的な自社サポート拠点の設置による安定的なサービス供給体制を構築しており、他社の追随を許さないものとなっております。当サービスにおきましては、全体の遺影写真に対する、フルリモートコントロールによる通信出力を活用したデジタル画像加工が占める割合は現在のところまだ相対的に低く、今後とも同方法への切り替え需要が見込めるものと認識しております。現在のところ、当社と類似したサービスを提供している会社はありますが、品質、サポート体制、顧客基盤、新サービス開発力において当社に優位性があるものと認識しております。従いまして、当事業を推進していくうえで、他社との競合が激化するような可能性は低いものと考えておりますが、将来において、新たな技術、手法による遺影写真等の画像加工サービスが開発され、当社が提供するサービスに置き換わるような事象が生じた場合には、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    また、フォトブック事業において提供しております、高品質なオンデマンド写真印刷による、少ロット、低価格の個人向け写真集の作製は、フューネラル事業で蓄積してきた高い画像処理ノウハウや、高度なカラーマネジメント技術、特殊印刷機制御技術など広範囲にわたる技術やノウハウを基として確立した事業であります。当社と同様の事業を行う会社は存在しますが、品質、営業・サポート体制、顧客基盤、新製品開発力において当社に優位性があるものと認識しております。しかしながら将来において、技術開発とマーケティングの両面において能力の高い企業が市場に参入し、競争の激化によって当社の優位性が失われた場合には、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (3) システム障害について

    当社の事業はインターネットなど通信ネットワークを利用しているため、地震や水害等の自然災害、火災・電力供給の停止等の事故あるいはコンピューターウィルス等の外部からの不正な手段によるコンピューターへの侵入等により、通信ネットワークの切断、ネットワーク機器等の作動不能や誤作動等の事態が生じた場合に、当社の事業に大きな影響を与える可能性があります。

    当社においては、このようなリスクを回避するため、自動バックアップシステムの構築や、緊急時のシステム対応の徹底、自家発電設備の導入等の対策を講じておりますが、このような対策にもかかわらず何らかの要因でシステムに障害が発生した場合、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (4) 情報資産の管理について

    当社は、事業を遂行するにあたり、個人情報や顧客情報をはじめとする多様な情報資産を取扱うことになります。

    そうした情報資産の機密保持につきましては、情報を取扱うデータベースへのパスワードによるアクセス制御等セキュリティ対策を整えるほか、徹底した社員へのモラル教育実施や内部監査の強化などを行うことで、当社内部からの漏洩防止に努めるとともに、個人情報に関してはプライバシーマークを取得するなど管理体制を整備しております。あわせて、将来的なISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証取得を目指して、ISMS認証基準に準拠した管理体制の構築を進めており、さらなる情報資産の管理体制の強化を推進しております。また、顧客資産の管理につきましては、管理手法の徹底、教育、付保などの対策を講じております。こうした対策にもかかわらず、不測の事態により情報資産の漏洩または紛失が発生した場合、当社の社会的信用の低下や賠償の支払などにより、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (5) サービスの展開について

    当社は、新しい写真文化の創造を目指して、常に他社に先駆けて積極的に新サービスを展開する方針であります。新サービスの展開にあたっては、当社において研究開発やシステム開発を行う必要があり、当該開発が様々な要因により時間を要して対応が遅れた場合や、必ずしも当初の想定どおりに進捗しなかった場合には、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    また、開発が想定どおりに進捗した場合であっても、販売網の構築や新サービスの認知に時間がかかることや顧客ニーズに十分応えることができないなどの原因により、収益獲得が想定どおりに進捗しなかった場合には、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (6) 空中ディスプレイ事業について

    当社は、映像画像の新しい表現方法として、空中結像技術を取得し、空中ディスプレイ事業として、事業を開始しました。非常に斬新でユニークな技術であるがゆえに、さらなる技術開発に想定より時間がかかったり、コストがかかる可能性があります。また、空中結像を可能にするプレートの少量生産には成功しており、本格量産段階への移行を進めていますが、量産化が想定どおりに進まない可能性があります。マーケティングが上手く行えなかったり、販売パートナーの開拓や製品・技術の認知に時間がかかったり、顧客ニーズに十分応えることができない可能性があります。これらの原因により、収益獲得が想定どおりに進捗しなかった場合には、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    また、当技術は、高輝度、高精細、高い飛び出し距離など優位性を持っておりますが、当技術より優れた技術が出現し、当技術が陳腐化する等の原因により、収益獲得が想定どおりに進捗しなかった場合には、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (7) 海外での事業展開の進捗について

    当社は、フォトブック事業においては、新しい写真文化の創造を目指して、アメリカなど海外に事業を展開する方針であります。また、空中ディスプレイ事業においても、海外市場を含めて営業展開を図っております。海外への事業展開にあたっては、文化、言語、習慣の違いなどからマーケティングに想定以上の時間がかかったり、適切な代理店網の構築が十分にできないことやサービスの認知に想定以上の時間がかかるなどの原因により、収益獲得が想定どおりに進捗しなかった場合には、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (8) 販売代理店との関係について

    当社は、海外におけるフォトブック事業及び空中ディスプレイ事業の展開においては、各エリアごとに販売代理店を設置し、販売代理店と協働して市場の拡大を図っております。現時点では、販売代理店と友好的かつ安定的な関係を維持しておりますが、今後何らかの理由により有力な販売代理店との関係が悪化した場合、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (9) 為替変動の影響について

    当社は、フォトブック事業及び空中ディスプレイ事業においては、主に海外代理店を通じての海外展開を図っており、海外向け売上も一定の規模があります。海外向け売上は外貨建て取引が中心であり、急激な円高となった場合は、海外向け売上の採算が悪化し、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (10) 知的財産権について

    当社は、積極的に特許権、商標権等の出願を行い、知的財産権の保全を図っていく方針でありますが、これらの登録出願が認められない可能性があり、そのような場合には当社の今後の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社の知的財産権が侵害された場合には、解決までに多くの時間及び費用が発生するなど、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    当社ではこれまで知的財産権に関しての侵害訴訟等を提起されておりません。しかしながら、当社の事業分野における知的財産権の現況を完全に把握することは非常に困難であり、当社が把握できないところで知的財産権を侵害している可能性は否定できません。また、今後当社の事業分野における第三者の特許権など知的財産権が新たに成立し、損害賠償または使用差止等の請求を受ける可能性があり、そのような場合には当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (11) 生産能力の集中について

    当社は、フューネラル事業の生産能力の約3分の2、フォトブック事業の生産能力のほとんどが広島県広島市の本社及びその周辺に集中しております。これは生産能力の集中による生産設備の高稼動や、効率的な生産体制の構築、生産人員の教育の容易さなど集中させているメリットが十分にあると判断しているためであります。フューネラル事業では、オペレーションセンターを国内3か所(広島・千葉・滋賀)に分けて設置するなど、そのリスクを分散すべく対策をとっておりますが、地震や水害等の自然災害、火災・電力供給の停止等の事故、物流網の障害などが生じた場合、製品・サービスの供給が滞り、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (12) 特定取引先への集中について

    当社は、フォトブック事業において、株式会社NTTドコモへのOEM供給を行っており、一定以上の販売比率となっております。
     当事業年度末現在、株式会社NTTドコモとは良好かつ安定的な関係を構築しておりますが、同社との取引条件の変更等があった場合、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

      (13) ベンチャー企業への投資について

    当社は、持続的な成長を実現するために、優秀な技術を有するベンチャー企業に投資を行い、シナジー効果により当社事業が進展することや、ベンチャー企業の成長を通して当社の業績に寄与することを期待しております。そのために、経営者との面談、保有技術の評価、市場性や事業計画の吟味など必要な手続きをとっております。
     しかしながら、ベンチャー企業との相乗効果が想定ほど得られなかったり、ベンチャー企業の成長が想定以上の時間がかかるなどの原因により、投資からの収益獲得が想定どおりに進まなかった場合には、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (14) M&Aについて

    まだ実績はありませんが、当社は、事業拡大等を目的として、M&Aを一つの選択肢として考えております。M&Aの実行に際しては、ビジネスや財務、法務等に関する詳細なデューデリジェンスを行い、リスクの低減に努める方針であります。
     しかしながら、これらのデューデリジェンスで想定・確認がされなかった事項がM&A等の実行後に判明あるいは発生した場合や、市場環境の変化等により事業展開が想定どおりに進まない場合には、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (15) 小規模組織であることについて

    当社は、当事業年度末現在、取締役5名、監査役3名並びに従業員420名と規模が比較的小さく、社内管理体制もこの規模に応じたものになっております。今後につきましては、事業拡大に伴い人員増強を図り、社内管理体制もあわせて強化・充実させていく方針でありますが、事業の拡大及び人員の増加に適時適切に組織的対応ができなかった場合は、結果として当社の事業遂行及び拡大に悪影響を与える可能性があります。

    また、小規模な組織であるため、業務を特定の個人に依存している場合があります。2018年5月より執行役員を設け、権限委譲を進めており、今後も、さらなる権限委譲や業務の定型化、代替人員の確保・育成などを進める予定でありますが、特定の役職員の社外流出などにより、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (16) 新型コロナウイルス感染症の影響について

    新型コロナウイルス感染症の影響は軽減傾向にありますが、個人の働き方や生活様式、行動様式に大きな影響を与えております。

    このような状況の中、当社は、この変化をチャンスととらえ、具体的には空中ディスプレイ事業にて推進しております空中結像による非接触操作は大きな注目を受けており、その事業化に努めてまいります。また、冠婚葬祭業界や写真業界においてもこの変化を的確に捉えたサービス提供に努めてまいります。
     こうした対応にも関わらず、冠婚葬祭や写真撮影の在り方などが変容し、その結果当社サービスの価値が減少してしまう場合には、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    (17) ダイバーシティについて

    当社は、持続的な成長を実現するためには、多様な考え方、バックグラウンドを持つ人材がそれぞれの個性を発揮して活躍することによる新たな価値創造が不可欠であり、それを可能にする環境整備が重要と考えております。多様な人材がパフォーマンスを発揮できる制度や環境を醸成できない場合には、当社のレピュテーションが損なわれる可能性、優秀な人材を確保できず、多様性がもたらすイノベーション創出が達成できない可能性があり、その結果、当社の業績や財政状態に影響を与える可能性があります。

    なお、当社の人材育成方針及び社内環境整備については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)重要なサステナビリティ項目 ①人的資本」に記載のとおりです。

    4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

    (1) 経営成績等の状況の概要

    当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

    ① 財政状態の状況

    (全般)

    当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べ、238,624千円増加し、7,134,859千円となりました。その主な要因は、現金及び預金が49,848千円、売掛金が50,024千円、棚卸資産が194,292千円それぞれ増加したためであります。また、自己資本比率は前事業年度末に比べ0.4ポイント減少し、86.9%となりました。

    (流動資産)

    当事業年度末における流動資産は、前事業年度末に比べ、312,084千円増加し、3,745,622千円となりました。その主な要因は、現金及び預金が49,848千円、売掛金が50,024千円、棚卸資産が194,292千円それぞれ増加したことによるものであります。

    (固定資産)

    当事業年度末における固定資産は、前事業年度末に比べ、73,460千円減少し、3,389,237千円となりました。その主な要因は、投資有価証券が46,972千円増加した一方、建物が33,581千円、機械及び装置が107,467千円それぞれ減少したためであります。

    (流動負債)

    当事業年度末における流動負債は、前事業年度末に比べ、57,749千円増加し、922,337千円となりました。その主な要因は、賞与引当金が32,180千円増加したためであります。

    (固定負債)

    当事業年度末における固定負債は、前事業年度末に比べ、1,437千円減少し、9,424千円となりました。

    (純資産)

    当事業年度末における純資産は、前事業年度末に比べ、182,311千円増加し、6,203,097千円となりました。その主な要因は、自己株式が189,465千円増加した一方、利益剰余金が364,854千円増加したことによるものであります。

    ② 経営成績の状況

    当事業年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する各種行動制限の緩和により、社会経済活動の正常化が進みました。一方、欧州における地政学リスクの長期化や、原材料やエネルギー価格の高騰による個人消費の伸び悩みなど、先行きに予断を許さない状況が続いております。

    このような環境の中、当社は景気動向に左右されにくい葬祭市場に対し、遺影写真等画像映像のデジタル加工や通信出力サービスを主に提供するフューネラル事業、1冊から本格的写真集という新しい写真のアウトプット手法を提案するフォトブック事業、空中結像という今までにないユニークな技術で新しい市場を創造し、夢の実現を目指す空中ディスプレイ事業というそれぞれに位置づけや特色が異なる三つの事業を展開してまいりました。

    2022年12月には、結婚式相談カウンターDXサービス「トキハナ」を展開するスタートアップ企業である株式会社リクシィと資本業務提携を締結いたしました。

    セグメント別の概況を示すと、次のとおりであります。各セグメントの業績数値にはセグメント間の内部売上を含んでおります。

     (フューネラル事業)

    当事業におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響は軽減し、葬儀の施行は正常化しておりますが、葬儀の小規模化傾向は継続している状況です。主力である遺影写真加工収入は、新規契約を確実に積み上げたことに加え、全国的に葬儀施行件数が増加したことが影響し、順調に増加いたしました。それに伴い、額やペーパーなどのサプライ品の売上やハード機器の売上も順調に伸長いたしました。
     取組みとしましては、葬儀業界向けDXサービス「tsunagoo(つなぐ)」の操作方法やレイアウトを見直し、より利用しやすいデザインとしました。また、葬儀社に役立つ情報提供を充実させ、オンラインセミナーを実施してまいりました。

    利益面につきましては、前期において想定以上の遺影写真加工件数の増加に伴い繁忙期において画像処理オペレーションセンターの稼働が高止まりしたため、人員を積極的に増強した結果人件費が増加し、加えてサプライ品の仕入価格上昇により商品粗利率が低下したものの、売上増加の効果によりセグメント利益は増加いたしました。

    以上の結果、売上高は3,152,168千円(前期比113.7%)、セグメント利益は751,673千円(前期比105.4%)となりました。

     (フォトブック事業)

    当事業におきましては、国内プロフェッショナル写真家向け市場は「アスカブック」、国内一般消費者向け市場は「マイブック」ブランドで展開しております。また、スマートフォンで撮影された写真をもとにフォトブックや写真プリントをOEM供給しております。
     国内プロフェッショナル写真家向け市場では、主力であるウェディング向け写真集が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から回復し、ウェディングの施行が正常化したため、売上は順調に回復いたしました。また、家族写真や子ども写真などスタジオ向け写真集の売上も新製品投入の効果もあり、順調に増加いたしました。データ納品システム「グランピック」の機能強化を進めたほか、アスカブック20周年記念として「赤ちゃんの等身大フォトアワード」など三つのフォトアワードを同時開催しました。

    国内一般消費者向け市場は、新型コロナウイルス感染症の影響が緩和されつつあるものの、海外旅行の戻りは鈍く、またマスク着用の常態化により撮影機会が減少している状況は続いており、自社ブランド「マイブック」、OEMともに売上の減少を余儀なくされております。このような厳しい状況の中、様々なキャンペーンの実施や新製品の投入などの施策を実施してまいりました。また、新たに「マイブック年賀状」サービスをリリースいたしました。

    利益面につきましては、原材料価格の値上げや、人件費、水道光熱費などの増加があったものの、工場稼働率の上昇や各生産工程での改善施策が奏功し、セグメント利益は順調に増加いたしました。
     以上の結果、売上高は3,640,854千円(前期比106.8%)、セグメント利益は772,112千円(前期比119.9%)となりました。

     (空中ディスプレイ事業)

    当事業におきましては、空中結像技術を用いた新しい画像・映像表現により市場を創造することを目指しており、独自技術により空中結像を可能にする「ASKA3Dプレート」について、ガラス製、樹脂製それぞれを開発、製造、販売しております。

    営業面につきましては、国内は自社営業を主として、海外は代理店を主として販売を進めております。国内では沖縄の首里杜館や自治体、アミューズメント施設など、海外ではトルコの病院施設など設置実績を重ねてまいりました。一方、中東地域の大型サイネージ案件では設置環境の問題等から受注が叶わなかったケースが生じました。2023年1月には世界最大級のIT展示会「CES2023」に北米代理店と共同出展し、ASKA3Dプレートを使用した空中ディスプレイの持つ近未来感やエンターテインメント性を高く評価いただきました。また、プロモーション動画をリニューアルいたしました。

    製造・開発面では、ガラス製、樹脂製とも外製による生産の安定や大型化への取組みを進めており、成果をあげております。自社技術開発センターでは、中型のガラス製プレートの製造に一定の目途が立ち、試作品の販売を実現しました。今後は安定的な生産を確立するため量産試作段階へと進めてまいります。

    売上につきましては、主にサイネージ向けのガラス製ASKA3Dプレートの販売が国内外の市場で進み、また製造に必要な金型の売上が発生したため、売上高は前年実績を上回りました。

    費用面では、国内1か所、海外1か所の展示会へ参加したことにより広告宣伝費が増加し、また、営業活動の活性化により旅費交通費が増加したものの、研究開発テーマの絞り込みによる研究開発費のコントロールなどにより、セグメント損失は前期に比べ縮小しました。

    以上の結果、売上高は189,303千円(前期比127.8%)、セグメント損失は300,889千円(前期は352,037千円の損失)となりました。

    以上の結果、売上高は6,976,226千円(前期比110.2%)となり、利益面につきましては、フューネラル事業とフォトブック事業のセグメント利益が増加したことが主要因となり、経常利益は618,028千円(前期比136.5%)、当期純利益は482,498千円(前期比145.0%)となりました。

    ③ キャッシュ・フローの状況

    当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当期純利益の増加などにより、前事業年度末に比べ、49,848千円増加し、2,044,027千円となりました。

    (営業活動によるキャッシュ・フロー)

    当事業年度において営業活動の結果獲得した資金は、695,453千円(前事業年度は827,132千円の獲得)となりました。これは主に税引前当期純利益617,815千円、減価償却費417,492千円を計上したことによるものであります。

    (投資活動によるキャッシュ・フロー)

    当事業年度において投資活動の結果使用した資金は、331,554千円(前事業年度は91,260千円の使用)となりました。これは主に、投資有価証券の償還が200,000千円あった一方で、投資有価証券の取得246,150千円、有形固定資産の取得181,682千円、無形固定資産の取得97,608千円によるものであります。

    (財務活動によるキャッシュ・フロー)

    当事業年度において財務活動の結果使用した資金は、315,639千円(前事業年度は157,761千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払117,780千円、自己株式の取得による支出196,421千円によるものであります。

    ④ 生産、受注及び販売の状況

       a. 生産実績

    生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    セグメントの名称 生産高(千円) 前期比(%) 生産高(千円) 前期比(%)
    フォトブック事業 1,669,148 105.3 1,761,124 105.5
    空中ディスプレイ事業 218,937 140.0 294,301 134.4
    合計 1,888,085 108.4 2,055,425 108.9

    (注) 1 金額は、製造原価によっております。

    2 フューネラル事業は、主に役務提供及び仕入商品の販売であり、生産を伴わないため、生産実績を記載しておりません。

    b. 仕入実績

    仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    セグメントの名称 仕入高(千円) 前期比(%) 仕入高(千円) 前期比(%)
    フューネラル事業 614,212 116.2 779,689 126.9
    合計 614,212 116.2 779,689 126.9

    (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。

    2 金額は、仕入価格によっております。

    3 フォトブック事業及び空中ディスプレイ事業は、主に生産であり、仕入を伴わないため、仕入実績を記載しておりません。

    c. 受注実績

    フューネラル事業、フォトブック事業、空中ディスプレイ事業とも受注実績はありますが、受注から売上計上までが、フューネラル事業においては概ね1日以内、フォトブック事業においては概ね20日以内、空中ディスプレイ事業においては概ね1か月以内であるため、記載を省略しております。

    d. 販売実績

    販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    セグメントの名称 販売高(千円) 前期比(%) 販売高(千円) 前期比(%)
    フューネラル事業 2,773,460 111.3 3,152,168 113.7
    フォトブック事業 3,410,229 108.0 3,634,755 106.6
    空中ディスプレイ事業 147,642 119.5 189,303 128.2
    合計 6,331,332 109.7 6,976,226 110.2

    (注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。

    2 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合

    相手先 第27期 第28期
    金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%)
    株式会社NTTドコモ 843,683 13.3 721,864 10.3

    (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

    経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

    ① 重要な会計方針及び見積り

    当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績や現状を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

    当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。

    また、財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

    新型コロナウイルス感染症拡大による当事業年度における影響は一定程度ありますが、会計上の見積りに大きな影響を与えるとは認識しておりません。

    ② 当事業年度における経営成績等の状況に関する認識等
    a. 経営成績等の状況

    当事業年度の経営成績は、売上高6,976,226千円(前期比110.2%)、経常利益618,028千円(前期比136.5%)、当期純利益482,498千円(前期比145.0%)となりました。

    当社は経営指標として、売上高増加率と売上高経常利益率を重要視しております。当事業年度の売上高増加率はプラス10.2%であり、前事業年度がプラス9.7%であったことに比べると、売上は順調に増加いたしました。フューネラル事業、フォトブック事業のプロフェッショナル部門とも新型コロナウイルス感染症拡大の影響は軽減しており、正常化へ向け着実に進んでおります。一方、フォトブック事業のコンシューマ部門におきましては、依然として継続しており、海外旅行の鈍い戻りやマスク着用の常態化により写真撮影機会が減少しており、新型コロナウイルス感染症拡大以前の状況には戻っておらず、厳しい環境が継続しております。OEM供給部門も同様の傾向となりました。フォトブック事業のプロフェッショナル部門では、現在活況となっておりますフォトウェディングや、スタジオ写真、建築写真など一般ウェディング以外の市場に向けた営業及び製品投入が奏功いたしました。フューネラル事業においては、自社営業による新規顧客開拓に加え、2期連続での全国的な葬儀施行件数の増加という追い風もあり好調な売上に繋がりました。一方tsunagooなどのITサービスは導入顧客からのサービス自体の評価は高いものの、新規導入件数は想定には及びませんでした。そこで専任営業を置くなどの施策によりサービス拡大を図ってまいりたいと考えております。また、空中ディスプレイ事業につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が軽減し、国内、海外とも基本的に営業活動の制約がなくなりましたが、中国市場は当事業年度第4四半期からようやく活動が再開できました。そうした状況の中、サイネージ案件での実績を積み重ね、一定程度の売上の増加は実現できましたが、中東での大型有望案件が受注できなかったことなどにより、想定の売上は達成することができませんでした。国内営業体制の強化、海外代理店サポート体制の強化により、売上の増加を図ってまいります。
     売上高経常利益率は8.9%となり、前事業年度に比べ、1.7ポイント回復いたしました。これは、フォトブック事業において、材料費や水道光熱費の増加があったものの、売上の回復により稼働率が上昇したことや製造部門における改善活動が奏功し、セグメント利益率が上昇したことが主な要因になっております。空中ディスプレイ事業につきましては、セグメント損失は縮小したものの、継続してセグメント損失を計上しており、事業化に想定以上の時間を要していることは重く受け止めております。売上の増加はもちろんのこと、広告宣伝費や研究開発費の効果的な活用に努めてまいります。

    b. キャッシュ・フローの状況の分析

    キャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

    c. 資本の財源及び資金の流動性についての分析

    当社は、十分な手元流動性を有しており、運転資金及び投資資金は基本的に自己資金で賄うこととしております。

    当社の事業活動における資金需要の主なものは、フォトブック事業における生産設備や空中ディスプレイ事業における生産設備や研究開発費等になります。

    翌事業年度においては、フォトブック事業における印刷機等生産設備の購入のほか、空中ディスプレイ事業におけるASKA3Dプレート大型化や技術開発センターでの生産技術確立のための研究開発投資などの資金需要がありますが、これらは自己資金で賄う予定であります。

    5 【経営上の重要な契約等】

    該当事項はありません。

    6 【研究開発活動】

    当事業年度の研究開発活動は、デジタル技術を応用したネットワーク型情報社会が確立していく中、当社の強みである画像処理技術や写真印刷技術を生かした新製品の開発及び新市場の開拓に積極的に取り組んでおります。ネットワーク型情報社会では、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク技術、画像処理技術、組版技術、写真印刷技術、製本技術など専門分野が細分化しており、当社は画像処理技術及び写真印刷技術の研究をメインとし、各専門分野のエキスパートと情報交換、技術協力により、新たなサービスの企画開発を行っております。また、新しい映像画像の表現方法として、空中結像技術を取得し、さらなる研究開発を進めております。
     研究開発体制としましては、フューネラル事業とフォトブック事業につきましては、戦略企画部が中心となり、両事業部門と密接に連携することにより、効率的な研究開発活動を行っております。また、空中ディスプレイ事業につきましては、空中ディスプレイ事業部が研究開発活動を行っております。また、事業部門に属さない新規事業開発等につきましては、戦略企画部が担っております。

    当事業年度の研究開発費の総額は254,260千円となっております。フューネラル事業とフォトブック事業は共有の研究開発も行っているため、研究開発費は、両事業につきましては、セグメント別に区分しておりません。

    セグメント別の研究開発活動を示すと、次のとおりであります。

    (フューネラル事業)

    フューネラル事業では、主として、お客様の多様なニーズにこたえる高付加価値サービスの開発、商品化に取り組んでおります。当事業年度は、主として、葬儀社と喪主と会葬者をつなぐ新サービス「tsunagoo」のデザイン一新と最新技術によるピント復元ツールの実証実験に取り組んでまいりました。

    (フォトブック事業)

    フォトブック事業では、「デジタルカメラから写真集」という新しい写真表現方法に役立つ発注ツールやコミュニケーションツールの開発に重点的に取り組んでおります。当事業年度は、主として、データ納品サービス「グランピック」や写真集発注用ソフトウェアの機能強化開発に取り組んでまいりました。

    (空中ディスプレイ事業)

    空中ディスプレイ事業では、映像画像の新しい表現方法として、空中結像技術の開発に取り組んでおります。当事業年度は、主として、空中結像を可能にするプレートにおきまして、耐熱タイプの樹脂製プレートの製造開発、ならびに技術開発センターによるガラス製プレートのタイリング技術の醸成に重点的に取り組んでまいりました。当事業年度における研究開発費の金額は206,985千円であります。

    第3 【設備の状況】

    1 【設備投資等の概要】

    当事業年度の設備投資の総額は288,334千円であり、セグメントごとの設備投資等について示すと、次のとおりであります。

    なお、当事業年度中は重要な設備の除却、売却等はありません。

    (1) フューネラル事業

    当事業年度の主な設備投資は、画像処理用のコンピュータ機器の購入やクラウド発注システムの機能強化を中心とする総額65,392千円の投資を実施しました。

    (2) フォトブック事業

    当事業年度の主な設備投資は、ラミネート加工機の購入や写真集発注ソフトウエア機能強化、マイブック年賀状システム開発を中心とする総額141,846千円の投資を実施しました。

    (3) 空中ディスプレイ事業

    当事業年度の主な設備投資は、光度計の購入やASKA3D動画制作を中心とする総額34,196千円の投資を実施しました。

    (4) 全社共通

    当事業年度の主な設備投資は、サーバー機器の購入や主装置の入替を中心とする総額46,898千円の投資を実施しました。

    2 【主要な設備の状況】

    2023年4月30日現在

    事業所名(所在地) セグメントの名称 設備の内容 帳簿価額(千円) 従業員数(名)
    建物及び構築物 機械装置及び運搬具 土地(面積㎡) その他 合計
    本社(広島市安佐南区) 本社機能、フォトブック事業、空中ディスプレイ事業 統括業務施設、画像処理設備、生産設備等 708,843 382,632 709,361(4,117) 95,815 1,896,653 160[74]
    東京支社(東京都港区) フォトブック事業、空中ディスプレイ事業 備品等 14,907 7,613 22,521 35[―]
    フューネラル事業部(広島市安佐南区) フューネラル事業 画像処理設備等 103,838 134,699(719) 32,048 270,586 138[40]
    千葉ベイサイドオペレーションセンター(千葉市中央区) フューネラル事業 画像処理設備等 5,323 13,036 18,359 44[24]
    びわこオペレーションセンター(滋賀県大津市) フューネラル事業 画像処理設備等 549 4,448 4,998 35[8]
    技術開発センター(相模原市緑区) 空中ディスプレイ事業 生産設備等 50,075 37,710 15,999 103,784 8[―]

    (注) 1 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品と建設仮勘定の合計であります。

    2 従業員数は就業人員であります。

    3 従業員数欄の[外書]は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

    4 現在休止中の設備はありません。

    5 東京支社、千葉ベイサイドオペレーションセンター、びわこオペレーションセンター、及び技術開発センターは、賃貸借契約により使用しているものであり、年間賃借料はそれぞれ26,535千円、8,663千円、6,693千円、19,560千円であります。

    3 【設備の新設、除却等の計画】

    (1) 重要な設備の新設等

    事業所名(所在地) セグメントの名称 設備の内容 投資予定額 資金調達方法 着手年月 完了予定年月 完成後の増加能力
    総額(百万円) 既支払額(百万円)
    本社 (広島市安佐南区) フォトブック事業 印刷設備 144 自己資金 2023年6月 2023年9月 更新のため大きな変更なし

    (2) 重要な設備の除却等

    経常的な設備の更新のための除却等を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。

    第4 【提出会社の状況】

    1 【株式等の状況】

    (1) 【株式の総数等】

    ① 【株式の総数】
    種類 発行可能株式総数(株)
    普通株式 67,200,000
    67,200,000
    ② 【発行済株式】
    種類 事業年度末現在発行数(株)(2023年4月30日) 提出日現在発行数(株)(2023年7月27日) 上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 内容
    普通株式 17,464,000 17,464,000 東京証券取引所グロース市場 (注)単元株式数は100株であります。
    17,464,000 17,464,000

    (2) 【新株予約権等の状況】

    ① 【ストックオプション制度の内容】

    該当事項はありません。

    ② 【ライツプランの内容】

    該当事項はありません。

    ③ 【その他の新株予約権等の状況】

    該当事項はありません。

    (3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

    該当事項はありません。

    (4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

    年月日 発行済株式総数増減数(株) 発行済株式総数残高(株) 資本金増減額 (千円) 資本金残高 (千円) 資本準備金増減額(千円) 資本準備金残高(千円)
    2014年11月1日(注) 13,098,000 17,464,000 490,300 606,585

    (注)  株式分割(1:4)による増加であります。

    (5) 【所有者別状況】

    2023年4月30日現在

    区分 株式の状況(1単元の株式数100株) 単元未満株式の状況(株)
    政府及び地方公共団体 金融機関 金融商品取引業者 その他の法人 外国法人等 個人その他
    個人以外 個人
    株主数(人) 5 20 70 27 29 10,636 10,787
    所有株式数(単元) 5,573 8,181 2,613 1,490 664 156,014 174,535 10,500
    所有株式数の割合(%) 3.19 4.69 1.50 0.85 0.38 89.39 100.00

    (注) 自己株式842,257株は、「個人その他」に8,422単元、「単元未満株式の状況」に57株含まれております。

    (6) 【大株主の状況】

    2023年4月30日現在

    氏名又は名称 住所 所有株式数(株) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
    福田 幸雄 広島県広島市西区 2,192,000 13.19
    アスカネット従業員持株会 広島県広島市安佐南区祇園3丁目28-14 427,200 2.57
    株式会社広島銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) 広島県広島市中区紙屋町1丁目3-8 (東京都中央区晴海1丁目8番12号) 380,000 2.29
    木原 伸二 広島県広島市南区 324,000 1.95
    功野 顕也 広島県広島市中区 307,900 1.85
    モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 東京都千代田区大手町1丁目9番7号大手町フィナンシャルシテイサウスタワー 263,874 1.59
    山口 浩司 福岡県福岡市西区 231,800 1.39
    JPモルガン証券株式会社 東京都千代田区丸の内2丁目7-3東京ビルディング 189,180 1.14
    吉岡 智也 広島県広島市西区 180,300 1.08
    佐橋 英紀 愛知県瀬戸市 175,300 1.05
    4,671,554 28.11

     (注) 上記のほか当社所有の自己株式842,257株があります。

    (7) 【議決権の状況】

    ① 【発行済株式】

    2023年4月30日現在

    区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
    無議決権株式
    議決権制限株式(自己株式等)
    議決権制限株式(その他)
    完全議決権株式(自己株式等) (自己保有株式)普通株式
    842,200
    完全議決権株式(その他) 普通株式 166,113
    16,611,300
    単元未満株式 普通株式
    10,500
    発行済株式総数 17,464,000
    総株主の議決権 166,113
    ② 【自己株式等】

    2023年4月30日現在

    所有者の氏名又は名称 所有者の住所 自己名義所有株式数(株) 他人名義所有株式数(株) 所有株式数の合計(株) 発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)
    (自己保有株式)株式会社アスカネット 広島県広島市安佐南区祇園3丁目28番14号 842,200 842,200 4.82
    842,200 842,200 4.82

    2 【自己株式の取得等の状況】

    【株式の種類等】 会社法第155条第3号による普通株式の取得

    (1) 【株主総会決議による取得の状況】

     該当事項はありません。

    (2) 【取締役会決議による取得の状況】

    区分 株式数(株) 価額の総額(千円)
    取締役会(2022年6月17日)での決議状況(取得期間2022年6月20日~2022年10月31日) 200,000 200,000
    当事業年度前における取得自己株式
    当事業年度における取得自己株式 196,200 195,833
    残存決議株式の総数及び価額の総額 3,800 4,166
    当事業年度の末日現在の未行使割合(%) 1.9 2.1
    当期間における取得自己株式
    提出日現在の未行使割合(%) 1.9 2.1
    区分 株式数(株) 価額の総額(千円)
    取締役会(2023年6月16日)での決議状況(取得期間2023年6月19日~2023年7月31日) 180,000 150,000
    当事業年度前における取得自己株式
    当事業年度における取得自己株式
    残存決議株式の総数及び価額の総額
    当事業年度の末日現在の未行使割合(%)
    当期間における取得自己株式 87,900 73,848
    提出日現在の未行使割合(%) 51.2 50.8

    (注)1.当期間における取得自己株式数には、2023年7月1日からこの有価証券報告書提出日までの自己株式の取得及び単元未満株式の買取による株式は含まれておりません。

    2.取得期間及び取得自己株式数は約定日基準で記載しております。

    (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

     該当事項はありません。

    (4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

    区分 当事業年度 当期間
    株式数(株) 処分価額の総額(千円) 株式数(株) 処分価額の総額(千円)
    引き受ける者の募集を行った取得自己株式
    消却の処分を行った取得自己株式
    合併、株式交換、株式交付、会社分割に係る移転を行った取得自己株式
    その他(譲渡制限付株式の付与) 11,600 11,298
    保有自己株式数 842,257 930,157

    (注)1.当期間における保有自己株式数には、2023年7月1日からこの有価証券報告書提出日までの自己株式の取得及び単元未満株式の買取による株式は含まれておりません。

    2.保有自己株式数は約定日基準で記載しております。

    3 【配当政策】

    当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しており、配当につきましては、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、配当性向30%以上を目安に、業績に応じた配当を継続して実施していくことを基本方針としております。

    当社の剰余金の配当は、年1回の期末配当を基本的な方針としております。配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。

    上記方針のもと、当事業年度の配当につきましては、1株当たり9.00円といたしました。

    内部留保資金の使途につきましては、今後の事業展開への備えと、設備投資、研究開発投資として、投入することとしております。

    なお、当社は中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。

    基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。

    決議年月日 配当金の総額(千円) 1株当たりの配当額(円)
    2023年7月26日 定時株主総会決議 149,595 9.00

    4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】

    (1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】

    ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

    当社のコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方は、継続的に企業価値を増大させ、社会から信頼される会社になる上で、経営の健全性、透明性を高め、経営環境の変化に適切かつ迅速に対応できる体制を構築することであります。
     社会から信頼される会社になるため、株主はもちろんのこと、従業員、顧客、取引先、地域社会など全てのステークホルダーを重要視しております。
     そのために、コーポレート・ガバナンスの向上やコンプライアンスの強化は、当社の経営上の重要な課題であると認識しており、会社を構成する人員全てがステークホルダーに対して、どのように行動するべきかを共有し、浸透させる体制構築を目指しております。

    ②  企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由

    当社は監査役会設置会社を採用しております。これは、当社の監査役3名のうち2名はいずれも、高い独立性と専門性を有している社外監査役であり、基本的に監査役全員は毎月開催される取締役会に、常勤監査役は毎月開催される経営会議に出席し、また稟議書、報告書の閲覧、取締役とのミーティング、内部監査室との連携などにより会社経営全般の状況を把握しており、経営の監視機能を十分に発揮していると判断しているためです。

    当社のコーポレート・ガバナンス体制の模式図は、以下のとおりであります。

    a.  取締役会

    取締役会は、本報告書提出日現在、議長を務める代表取締役社長松尾雄司及び専務取締役功野顕也、取締役芝和洋、取締役村上大吉朗、社外取締役川瀨真紀の5名で構成されており、会社の経営方針、経営戦略、予算や事業計画、重要な設備投資の実施、資本業務提携の締結、コーポレート・ガバナンスに関する事項、重要な組織及び人事に関する意思決定機関、取締役の職務執行の監督機関として、毎月1回開催し、必要に応じて随時開催しております。なお、取締役5名のうち1名は社外取締役であり、コーポレート・ガバナンス体制の更なる強化を図っております。 

      当事業年度において、取締役会は14回開催しており、各取締役の出席状況は以下のとおりです。

    役職名 氏名 出席状況
    代表取締役 松尾 雄司 全14回中14回
    専務取締役 功野 顕也 全14回中14回
    取締役 芝 和洋 全14回中14回
    取締役 村上 大吉朗 全14回中14回
    社外取締役 川瀨 真紀 全14回中14回
    b.  監査役会

    監査役会は、本報告書提出日現在、常勤監査役井上卓也及び社外監査役戸田良一、社外監査役小田富美男の3名で構成されており、常勤監査役は、社内での内部監査の経験があり、社内業務に精通しております。また、社外監査役はいずれも高い専門性を有する社外監査役であり、高い独立性を確保しております。毎月1回監査役会を開催するほか、取締役会その他重要な会議に出席し、必要な意見の表明を行い、取締役の業務執行の監査を行っております。

    c.  経営会議

    経営会議は、迅速な経営判断を行うために、取締役会の意思決定を要する事項の事前審査を行うとともに、取締役会から委譲された権限の範囲内で意思決定を行っております。経営会議は、本報告書提出日現在、代表取締役社長が議長を務め、専務取締役、取締役(社外取締役を除く)、常勤監査役、執行役員(新山忠、吉宗裕文)及び部門長より構成されております。また、社外取締役、社外監査役も参加することができます。

    d.  内部監査

    内部監査は、内部監査室(内部監査室長柴田俊平)として独立させることで権限を強化し、社長直轄の組織として、業務全体にわたる内部監査を実施し、監査役や会計監査人との意見交換等により、業務の改善に向け具体的な助言、勧告を行っております。

    e.  会計監査

    当社は、有限責任監査法人トーマツと監査契約を締結しており、独立監査人として金融商品取引法第193条の2の規定に基づく監査を受けております。また、監査役監査計画の策定や監査役の会計監査の実施においては相互に連携を行い、公正不偏な立場から監査が実施できる環境を整備しております。

    ③ 内部統制システムの整備状況

    当社の経営理念は「私たちは、アスカネットに関わる一人ひとりの思いを大切に、世界に誇れるチームの心と技術で、ワクワクする未来を創造し、多くの人たちに幸せと感動を提供します」としており、未来に感動を提供し、継続的に企業価値を増大させ、社会から信頼される会社になる上で、経営の健全性、透明性を高め、経営環境の変化に適切かつ迅速に対応できる体制を構築することを基本的な考えとしており、この考えに基づき、業務の適正を確保するための体制を以下のとおり決定しております。

    a.  取締役、使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制

    全役職員が、法令・定款・社内規程・企業倫理を遵守するため、コンプライアンス行動指針を定めるとともに、研修を充実させる。

    代表取締役社長を委員長とした「リスク管理・コンプライアンス委員会」を毎月1回開催し、各部署からの情報収集や議論、情報発信を通じて、全役職員のコンプライアンス意識を高める。

    法令・定款等に違反する行為を発見した場合の報告体制としての内部通報制度を構築する。

    b.  取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制

    取締役会議事録、経営会議議事録、稟議書など取締役の職務執行に関する重要な文書等については、法令及び社内規程に基づき適切に保存するものとする。

    c.  損失の危機の管理に関する規程及びその他の体制

    リスク管理のうち情報管理については「情報リスク管理規程」及び「個人情報保護規程」を制定し、その浸透を図る。

    各部署の業務に付随するリスクについては各部署で対応するとともに、「リスク管理・コンプライアンス委員会」に情報を集約し、適切な処置をとる。

    内部監査室は、各部署の業務執行につき、損失の危険のある行為又は状態の有無について監査要点とし、そのような行為を発見した場合は、直ちに社長及び「リスク管理・コンプライアンス委員会」に報告し、適切な処置をとる。

    d.  取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制

    毎月1回の定時取締役会に加え、必要に応じ臨時取締役会を開催する。

    毎月1回取締役と各部署責任者による経営会議を開催し、各部署の状況を的確に把握するとともに、取締役会付議事項の審議を行う。

    取締役が職務執行を効率的に行うため、「組織規程」「業務分掌規程」「職務権限規程」等各種規程を定める。

    e.  企業集団における業務の適正性を確保するための体制

    現在、子会社に該当するものが存在しないが、将来において子会社等を設置する場合には、子会社管理規程を整備し、必要な体制等を確立する。

    f.  監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項

    監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合、監査役と協議の上、補助使用人を置くものとする。

    g.  前号の使用人の取締役からの独立性及び当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項

    前号の使用人を置く場合には、当該使用人の業務指示は監査役が行うものとし、当該使用人の異動、評価、懲戒については、監査役の同意を得ることとし、取締役からの独立性を確保する。

    h.  取締役及び使用人が監査役に報告するための体制、その他の監査役への報告に関する体制及び報告を行った者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制

    取締役及び使用人は、会社に著しい損害を及ぼすおそれのある事実や行為を発見したときは、直ちに監査役に報告するものとする。

    監査役は独立性をもって、各部署に赴き、業務の状況の確認やヒアリングをすることができる。

    監査役に対して報告を行った者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けることを禁止し、その旨をコンプライアンス行動指針に記載するとともに、研修等で周知徹底を図る。

    i.  監査役の職務の執行について生ずる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項

    監査役の職務の執行について生ずる費用については、所定の手続により会社が負担する。なお、監査役は、当該費用の支出にあたり、効率性及び適正性に留意するものとする。

    j.  その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制

    監査役は、取締役会、経営会議その他重要会議に出席するとともに、書類の閲覧や質問を行うことができる。

    監査役は、各部署の会議その他あらゆる場面に出席することができる。

    監査役は、内部監査室や監査法人と連携し、効率的な監査を行う。

    ④ リスク管理体制の整備状況

    リスク管理体制及びコンプライアンス体制については、代表取締役社長を委員長とし、経営会議メンバーを委員とする「リスク管理・コンプライアンス委員会」を立ち上げ、毎月1回開催し、リスクに関する情報の収集、評価を行うとともに、コンプライアンス行動指針の浸透及びリスク管理規程の整備・運用や従業員への教育を随時進めております。法令、定款等に違反する行為を発見した場合の報告体制として内部通報制度を構築しております。また、適宜顧問弁護士に相談し、コンプライアンスの強化に努めております。

    ⑤ 役員等賠償責任保険契約

    当社は会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、被保険者が会社の役員として業務につき行った行為(不作為を含む。)に起因して損害賠償請求がなされたことにより、被保険者が被る損害賠償金や争訟費用等を当該保険契約により填補することとしております。保険料は全額当社が負担しております。なお、贈収賄などの犯罪行為や意図的に違法行為を行った役員自身の損害等は補償対象外とすることにより、役員の職務の執行の適正性が損なわれないように措置を講じております。

    ⑥ 取締役の定数

    当社の取締役は7名以内とする旨定款に定めております。

    ⑦ 取締役選任の決議要件

    当社は、株主総会の取締役選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨及び累積投票によらない旨を定款に定めております。

    ⑧ 株主総会決議事項を取締役会で決議することができる事項
    a. 自己の株式の取得

    当社は、自己の株式の取得について、経済情勢の変化に対応して財務政策等の施策を機動的に遂行することを可能とするため、会社法第165条第2項の規定に基づき、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨を定款に定めております。

    b. 中間配当

    当社は、中間配当について、株主への利益還元を機動的に遂行することを可能とするため、会社法第454条第5項の規定に基づき、取締役会の決議によって毎年10月31日を基準日として中間配当ができる旨を定款に定めております。

    c. 取締役及び監査役の責任免除

    当社は、取締役及び監査役の責任免除について、取締役及び監査役が期待される役割を十分に発揮することを可能とするため、会社法第426条第1項の規定に基づき、取締役会の決議によって取締役(取締役であった者も含む。)及び監査役(監査役であった者も含む。)の会社法第423条第1項の責任につき、善意でかつ重大な過失がない場合は、法令の定める限度額の範囲内で、その責任を免除できる旨を定款に定めております。

    ⑨ 株主総会の特別決議要件

    当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。

    (2) 【役員の状況】

    ① 役員一覧

       男性7名 女性1名 (役員のうち女性の比率12.5%)

    役職名 氏名 生年月日 略歴 任期 所有株式数(株)
    代表取締役社 長 松尾 雄司 1961年10月7日 1992年8月 有限会社セイコー物産入社 1998年4月 当社入社 2001年12月 当社フューネラル事業推進部長 2002年5月 当社フューネラル事業部長 2002年7月 当社取締役フューネラル事業部長 2005年5月 当社常務取締役 2007年5月 当社常務取締役COO 2018年7月 当社代表取締役社長兼COO 2020年7月 当社代表取締役社長(現任) 2022年10月 Holo Industries Inc.取締役(現任) 1992年8月 有限会社セイコー物産入社 1998年4月 当社入社 2001年12月 当社フューネラル事業推進部長 2002年5月 当社フューネラル事業部長 2002年7月 当社取締役フューネラル事業部長 2005年5月 当社常務取締役 2007年5月 当社常務取締役COO 2018年7月 当社代表取締役社長兼COO 2020年7月 当社代表取締役社長(現任) 2022年10月 Holo Industries Inc.取締役(現任) (注)3 163,800
    1992年8月 有限会社セイコー物産入社
    1998年4月 当社入社
    2001年12月 当社フューネラル事業推進部長
    2002年5月 当社フューネラル事業部長
    2002年7月 当社取締役フューネラル事業部長
    2005年5月 当社常務取締役
    2007年5月 当社常務取締役COO
    2018年7月 当社代表取締役社長兼COO
    2020年7月 当社代表取締役社長(現任)
    2022年10月 Holo Industries Inc.取締役(現任)
    専務取締役CFO 功野 顕也 1971年1月12日 1997年8月 監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所 1999年3月 当社入社 総務部長 2001年2月 当社管理部長 2001年7月 当社取締役管理部長 2007年5月 当社常務取締役CFO兼管理部長 2011年5月 当社常務取締役CFO兼AI事業担当 2015年11月 当社常務取締役CFO 2018年7月 当社専務取締役CFO(現任) 1997年8月 監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所 1999年3月 当社入社 総務部長 2001年2月 当社管理部長 2001年7月 当社取締役管理部長 2007年5月 当社常務取締役CFO兼管理部長 2011年5月 当社常務取締役CFO兼AI事業担当 2015年11月 当社常務取締役CFO 2018年7月 当社専務取締役CFO(現任) (注)3 307,900
    1997年8月 監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所
    1999年3月 当社入社 総務部長
    2001年2月 当社管理部長
    2001年7月 当社取締役管理部長
    2007年5月 当社常務取締役CFO兼管理部長
    2011年5月 当社常務取締役CFO兼AI事業担当
    2015年11月 当社常務取締役CFO
    2018年7月 当社専務取締役CFO(現任)
    取締役フォトブック事業部長 芝 和洋 1965年4月9日 1985年5月 株式会社廣済堂入社 2003年7月 当社入社 2015年5月 当社フォトパブリッシング事業部プロダクトセンター部長 2018年5月 当社執行役員フォトパブリッシング事業部プロダクトセンター部長 2020年7月 当社取締役フォトパブリッシングラボ部長 2021年5月 当社取締役フォトブックラボ部長 2023年5月 当社取締役フォトブック事業部長(現任) 1985年5月 株式会社廣済堂入社 2003年7月 当社入社 2015年5月 当社フォトパブリッシング事業部プロダクトセンター部長 2018年5月 当社執行役員フォトパブリッシング事業部プロダクトセンター部長 2020年7月 当社取締役フォトパブリッシングラボ部長 2021年5月 当社取締役フォトブックラボ部長 2023年5月 当社取締役フォトブック事業部長(現任) (注)3 5,000
    1985年5月 株式会社廣済堂入社
    2003年7月 当社入社
    2015年5月 当社フォトパブリッシング事業部プロダクトセンター部長
    2018年5月 当社執行役員フォトパブリッシング事業部プロダクトセンター部長
    2020年7月 当社取締役フォトパブリッシングラボ部長
    2021年5月 当社取締役フォトブックラボ部長
    2023年5月 当社取締役フォトブック事業部長(現任)
    取締役戦略企画部長 村上 大吉朗 1977年2月18日 2000年9月 ポエック株式会社入社 2004年6月 当社入社 2016年11月 当社フォトパブリッシング事業部コンシューマ営業グループ部長 2018年5月 当社執行役員イノベーション推進担当 2020年2月 当社執行役員イノベーション推進室長 2020年7月 当社取締役イノベーション推進室長 2020年11月 当社取締役戦略企画部長(現任) 2000年9月 ポエック株式会社入社 2004年6月 当社入社 2016年11月 当社フォトパブリッシング事業部コンシューマ営業グループ部長 2018年5月 当社執行役員イノベーション推進担当 2020年2月 当社執行役員イノベーション推進室長 2020年7月 当社取締役イノベーション推進室長 2020年11月 当社取締役戦略企画部長(現任) (注)3 44,900
    2000年9月 ポエック株式会社入社
    2004年6月 当社入社
    2016年11月 当社フォトパブリッシング事業部コンシューマ営業グループ部長
    2018年5月 当社執行役員イノベーション推進担当
    2020年2月 当社執行役員イノベーション推進室長
    2020年7月 当社取締役イノベーション推進室長
    2020年11月 当社取締役戦略企画部長(現任)
    取締役 川瀨 真紀 1967年2月1日 2006年2月 ミネソタ大学博士(教育学:調査設計)学位取得 2008年10月 ミネソタ大学エクステンション・アシスタント・プロフェッサー 2014年12月 広島大学産学・地域連携センター特任准教授 2016年9月 広島大学産学・地域連携センター准教授 2017年5月 広島大学産学・地域連携センター客員准教授 2019年3月 株式会社ライズボールズ代表取締役 2020年7月 広島大学学術・社会連携室客員准教授当社取締役(現任) 2020年10月 広島大学大学院先進理工系科学研究科客員准教授 2022年4月 叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部教授(現任) 2006年2月 ミネソタ大学博士(教育学:調査設計)学位取得 2008年10月 ミネソタ大学エクステンション・アシスタント・プロフェッサー 2014年12月 広島大学産学・地域連携センター特任准教授 2016年9月 広島大学産学・地域連携センター准教授 2017年5月 広島大学産学・地域連携センター客員准教授 2019年3月 株式会社ライズボールズ代表取締役 2020年7月 広島大学学術・社会連携室客員准教授当社取締役(現任) 2020年10月 広島大学大学院先進理工系科学研究科客員准教授 2022年4月 叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部教授(現任) (注)3
    2006年2月 ミネソタ大学博士(教育学:調査設計)学位取得
    2008年10月 ミネソタ大学エクステンション・アシスタント・プロフェッサー
    2014年12月 広島大学産学・地域連携センター特任准教授
    2016年9月 広島大学産学・地域連携センター准教授
    2017年5月 広島大学産学・地域連携センター客員准教授
    2019年3月 株式会社ライズボールズ代表取締役
    2020年7月 広島大学学術・社会連携室客員准教授当社取締役(現任)
    2020年10月 広島大学大学院先進理工系科学研究科客員准教授
    2022年4月 叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部教授(現任)
    役職名 氏名 生年月日 略歴 任期 所有株式数(株)
    監査役(常勤) 井上 卓也 1963年5月9日 1995年7月 監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所 2007年7月 井上公認会計士事務所所長(現任) 2007年11月 八幡物産株式会社非常勤監査役(現任) 2008年2月 当社内部監査室長 2017年11月 株式会社オガワ非常勤監査役(現任) 2021年7月 当社常勤監査役(現任) 1995年7月 監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所 2007年7月 井上公認会計士事務所所長(現任) 2007年11月 八幡物産株式会社非常勤監査役(現任) 2008年2月 当社内部監査室長 2017年11月 株式会社オガワ非常勤監査役(現任) 2021年7月 当社常勤監査役(現任) (注)4 2,000
    1995年7月 監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所
    2007年7月 井上公認会計士事務所所長(現任)
    2007年11月 八幡物産株式会社非常勤監査役(現任)
    2008年2月 当社内部監査室長
    2017年11月 株式会社オガワ非常勤監査役(現任)
    2021年7月 当社常勤監査役(現任)
    監査役 戸田 良一 1961年10月13日 1997年3月 株式会社日本合同ファイナンス(現ジャフコグループ株式会社)入社 1999年8月 戸田公認会計士事務所所長(現任)リベレステ株式会社非常勤監査役 2000年4月 当社常勤監査役 2006年3月 株式会社ウィーヴ監査役 2015年8月 リベレステ株式会社取締役(監査等委員)(現任) 2021年7月 当社監査役(現任) 1997年3月 株式会社日本合同ファイナンス(現ジャフコグループ株式会社)入社 1999年8月 戸田公認会計士事務所所長(現任)リベレステ株式会社非常勤監査役 2000年4月 当社常勤監査役 2006年3月 株式会社ウィーヴ監査役 2015年8月 リベレステ株式会社取締役(監査等委員)(現任) 2021年7月 当社監査役(現任) (注)4 108,000
    1997年3月 株式会社日本合同ファイナンス(現ジャフコグループ株式会社)入社
    1999年8月 戸田公認会計士事務所所長(現任)リベレステ株式会社非常勤監査役
    2000年4月 当社常勤監査役
    2006年3月 株式会社ウィーヴ監査役
    2015年8月 リベレステ株式会社取締役(監査等委員)(現任)
    2021年7月 当社監査役(現任)
    監査役 小田 富美男 1957年8月12日 1990年1月 株式会社ユアーズ入社 1998年5月 小田人事・システム研究所所長(現任) 2007年8月 株式会社丸和取締役管理本部長 2008年7月 当社監査役(現任) 1990年1月 株式会社ユアーズ入社 1998年5月 小田人事・システム研究所所長(現任) 2007年8月 株式会社丸和取締役管理本部長 2008年7月 当社監査役(現任) (注)5
    1990年1月 株式会社ユアーズ入社
    1998年5月 小田人事・システム研究所所長(現任)
    2007年8月 株式会社丸和取締役管理本部長
    2008年7月 当社監査役(現任)
    631,600

    (注)1 取締役川瀨真紀は、社外取締役であります。

       2 監査役戸田良一及び監査役小田富美男は、社外監査役であります。

    3 任期は、2022年4月期に係る定時株主総会終結の時から2024年4月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    4 任期は、2021年4月期に係る定時株主総会終結の時から2025年4月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    5 任期は、2020年4月期に係る定時株主総会終結の時から2024年4月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    6 当社では、業務執行の権限を委譲し、その責任を明確化することで、業務執行の迅速性と適切性を向上させるため、また、業務執行に優れた人材を登用することで、経営人材の育成を図り、企業の持続的成長と企業価値の向上を実現するために執行役員制度を導入しております。

      執行役員は2名で、管理部長 新山忠、フューネラル事業部長 吉宗裕文で構成されております。

    ②  社外役員の状況

    当社の社外取締役は1名で、社外監査役は2名であります。

    社外取締役の川瀨真紀は、叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部教授を務めております。起業家教育の専門家としての知見及びイノベーションの観点からの企業アドバイザーとしての豊富な経験、また女性の視点からの分析が期待できるなど当社の社外取締役として適任であると判断しております。なお、本報告書提出日現在当社株式を保有しておりません。また、東京証券取引所に対し、独立役員として届け出ております。

    社外監査役の戸田良一は、戸田公認会計士事務所所長であり、公認会計士としての高度な専門的知識を有していることから、当社の社外監査役として適任であると判断しております。なお、本報告書提出日現在当社株式を108,000株保有しております。また、東京証券取引所に対し、独立役員として届け出ております。

    社外監査役の小田富美男は、小田人事・システム研究所所長であり、人事・労務の専門家として高い知識を有しており、また異業種経営者の経験もあることから、当社の社外監査役として適任であると判断しております。なお、本報告書提出日現在当社株式を保有しておりません。また、東京証券取引所に対し、独立役員として届け出ております。

    上記以外に社外取締役及び社外監査役と当社との間に人的関係、資本的関係、取引関係及びその他の利害関係はありません。

    当社は、社外取締役及び社外監査役の独立性に関する基準や方針についての特段の定めはありませんが、株式会社東京証券取引所が定める独立性の基準を参考にしており、選任にあたっては、一般株主と利益相反が生じるおそれがなく、豊富な経験、知識に基づき客観的な視点から適切な意見を述べていただける方を選任しております。

    ③  社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

    当社は監査役会設置会社であり、監査役3名のうち監査役2名を専門性の高い社外監査役とし、監査役監査は、年度監査役監査計画に基づき、取締役会など重要な会議への出席や重要書類の閲覧などによって、独立性の高い立場から専門性を生かした経営の監視を行っております。監査役会は会計監査人と定期的に意見交換、情報交換を行うことで、連携を深めております。また、必要に応じて、内部監査室や顧問弁護士と連携し、効率的かつ有効な監査を実施しております。

    これらの社外取締役及び社外監査役は、取締役会や監査役会において、内部監査、監査役監査、会計監査及び内部統制部門からの報告を受けて適宜意見を述べております。また、これらの報告を通じて、相互連携や内部統制の監督・監査を行っております。 

    (3) 【監査の状況】

    ①  監査役監査の状況

    当社は監査役会制度を採用しており、第28期における監査役監査の状況は以下のとおりであります。

    監査役会は、本報告書提出日現在、監査役3名から構成されており、いずれも高い専門性を有しております。うち、社外監査役は2名であり、高い独立性を確保しております。 

    常勤監査役井上卓也は、当社内部監査室長を経験しており、当社の業務に精通しているほか、公認会計士としての専門知識も有しており、高い経営監視機能を発揮しております。社外監査役戸田良一は、独立役員であり、公認会計士としての専門知識を有し、また経営管理についても高い造詣を有しております。社外監査役小田富美男は、独立役員であり、人事、労務の分野での専門知識が豊富であり、また異業種での管理部門担当取締役も経験しております。いずれの監査役も、財務及び会計に関する相当程度の知見を有するものであります。

    各監査役は、取締役会への出席のほか、監査役監査方針及び監査実施計画における業務分担等を踏まえて、役職員へのヒアリングや重要な決裁書類の閲覧等を通じて、業務執行の監査を行っております。

    当事業年度において、監査役会は13回開催しており、各監査役の出席状況は以下のとおりです。

    役職名 氏名 出席状況
    常勤監査役 井上 卓也 全13回中13回
    社外監査役 戸田 良一 全13回中13回
    社外監査役 小田 富美男 全13回中13回
    社外監査役 柏信 憲二(注) 全3回中3回

    (注)社外監査役柏信憲二氏の監査役会出席状況は、2022年7月28日退任以前に開催された監査役会を対象としております。

    監査役会においては、監査報告の作成、監査の方針、年度監査計画の作成、業務及び財産の状況の調査の方法、会計監査人の再任と報酬の同意等を決議したほか、会計監査人からの監査計画、識別されたリスクの内容、監査上の主要な検討課題(KAM)、四半期レビューの結果、年度監査結果、各監査役からの監査結果等を報告しております。また、会計監査人や内部監査室との連携を行い効率的かつ有効な監査を行っております。

    常勤監査役は、監査役会の議長を務め審議を進めるほか、経営会議やリスク管理・コンプライアンス委員会、情報セキュリティ委員会等社内の重要会議に出席し、重要な意思決定の過程や業務の執行状況の把握、会社が有するリスク内容や法令遵守状況を理解し、必要に応じて提言、助言を行っております。

    ② 内部監査の状況

    内部監査は、内部監査室(専任1名)として独立させることで権限を強化し、社長直轄の組織として、業務全体にわたる内部監査を実施し、業務の改善に向け具体的な助言、勧告を行っております。内部監査室専任者は公認会計士の資格を有しており、高い専門性のもと有効な内部監査が機能していると考えております。
     監査にあたって監査役と内部監査室は、緊密な連携を保ち、会計監査人との意見交換、情報交換を行い、内部監査の実効性及び効率性の向上を図っております。

    内部監査室は、内部統制実施部門の自己点検結果を踏まえ、内部監査を実施し、内部監査の実施結果を監査役及び会計監査人に定期的に報告しております。さらに、年間の内部監査計画及び内部監査結果を取締役会に報告することにより、内部監査の実効性を確保しております。

    ③  会計監査の状況
    a.  監査法人の名称

    有限責任監査法人トーマツ

    b.  継続監査期間

    21年間

    c.  業務を執行した公認会計士

    指定有限責任社員 業務執行社員 家元 清文

    指定有限責任社員 業務執行社員 平岡 康治

    d.  監査業務に係る補助者の構成

    公認会計士5名、公認会計士試験合格者3名、その他7名

    e.  監査法人の選定方針と理由

    監査法人の選定に際しては、監査法人の専門性、独立性や監査費用の合理性などを総合的に勘案して、現監査法人を選定しております。

    監査役会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合は、株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定し、取締役会は当該決定に基づき、当該議案を株主総会に提出します。

    また、監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査役全員の同意に基づき、会計監査人を解任いたします。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨及びその理由を報告するものといたします。

    f.  監査役及び監査役会による監査法人の評価

    監査役及び監査役会は、監査法人に対して評価を行っております。監査法人の品質管理体制や監査チームの独立性、専門性及び監査役や経営者とのコミュニケーションなどを評価した結果、監査法人の職務遂行は問題ないと判断しております。

    ④ 監査報酬の内容等

    a.  監査公認会計士等に対する報酬
    区分 前事業年度 当事業年度
    監査証明業務に基づく報酬(千円) 非監査業務に基づく報酬(千円) 監査証明業務に基づく報酬(千円) 非監査業務に基づく報酬(千円)
    提出会社 16,000 16,000
    b.  監査公認会計士等との同一のネットワークに対する報酬(a. を除く)
    区分 前事業年度 当事業年度
    監査証明業務に基づく報酬(千円) 非監査業務に基づく報酬(千円) 監査証明業務に基づく報酬(千円) 非監査業務に基づく報酬(千円)
    提出会社 450

    (注)前事業年度における非監査業務の内容は、デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社からのMeetup Sessionスポンサーサービスによるものであります。

    c.  その他重要な報酬の内容

    該当事項はありません。

    d.  監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容

    該当事項はありません。

    e.  監査報酬の決定方針

    該当事項はありませんが、監査日数等を勘案の上で決定しております。

    f.  監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由

    監査役会は、会計監査人の監査計画の内容、監査の実施状況、監査報酬見積りの相当性などを総合的に判断し、会社法第399条第1項の同意を行っております。

    (4) 【役員の報酬等】

    ①  役員の報酬の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項

    当社は役員の報酬の額又はその算定方法の決定に関する方針を取締役会にて定めており、取締役の報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして十分に機能するよう株主利益と連動した報酬体系とし、個々の取締役の報酬の決定に際しては各職責を踏まえた適正な水準とすることを基本方針としております。具体的には、業務執行取締役の報酬は、固定報酬としての基本報酬、各事業年度の業績に連動した業績連動報酬及び企業価値の持続的な向上を図るためのインセンティブとしての株式報酬(非金銭報酬)から構成されており、監督機能を担う社外取締役については、その職務に鑑み、基本報酬のみを支払うこととします。また、監査役につきましては、独立性・客観性を保つ観点から基本報酬のみを支払うこととします。
     取締役および監査役の報酬につきましては、株主総会で決議された報酬限度額の範囲内で、取締役については取締役会が決定し、監査役については監査役の協議で決定しております。

    取締役の報酬限度額は、2006年7月29日開催の第11回定時株主総会において、金銭による報酬として年額180百万円以内と決議されており、当該金銭報酬とは別枠で、2020年7月29日開催の第25回定時株主総会において、譲渡制限付株式報酬として年額30百万円以内(社外取締役は付与対象外)と決議されております。また、監査役の報酬限度額は、1998年6月24日開催の第3回定時株主総会において、年額50百万円以内と決議されております。

    取締役の報酬は、固定報酬である基本報酬と、各事業年度の業績に連動した業績連動報酬及び企業価値の持続的な向上を図るためのインセンティブとしての譲渡制限付株式報酬から構成されており、個人別の報酬額については、取締役会決議に基づき代表取締役社長である松尾雄司がその具体的内容について委任を受けるものとしております。委任した理由は、当社全体の業績を勘案しつつ各取締役の担当業務、能力、成果などにより評価を行うには代表取締役社長が適していると判断したためであります。

    その権限の内容は、「a.基本報酬の個人別の報酬等の額の決定に関する方針」に基づき各取締役の基本報酬の額を評価配分しております。当該権限が適切に行使されるよう、業務執行取締役については年額基本報酬幅を設定しており、その範囲内での権限委任としております。なお、業績連動報酬等は、「b.業績指標の内容および業績連動報酬等の額または数の算定方法の決定に関する方針」により機械的に算定されます。また、非金銭報酬等は、「c.非金銭報酬等の内容および額もしくは数またはその算定方法の決定に関する方針」に基づき、取締役会で取締役個人別の割当株式数を決議いたします。

    業務執行取締役の基本報酬、業績連動報酬及び株式報酬の種類別支給割合については、当社と同程度の事業規模や関連する業種・業態に属する企業をベンチマークとする報酬水準を踏まえ、上位の役位ほど基本報酬以外のウェイトが高まる構成としております。

    なお、報酬等の種類ごとの比率の目安は、次のとおりであります(KPIを100%達成の場合)。

    役位 基本報酬 業績連動報酬 株式報酬
    代表取締役 75% 12.5% 12.5%
    専務取締役・取締役 80% 10% 10%

    また、取締役会は、当事業年度に係る取締役の個人別の報酬等について、報酬等の内容の決定方法及び決定された報酬等の内容が当該決定方針と整合していることを確認しており、当該決定方針に沿うものであると判断しております。

    a,基本報酬の個人別の報酬等の額の決定に関する方針

    基本報酬につきましては、役位、職責、在任年数に応じて他社水準、当社の業績、従業員給与の水準をも考慮しながら、総合的に勘案して決定するものとし、業務執行取締役の年額基本報酬幅は次のとおりとします。

    役位 基本報酬(年額)
    代表取締役 30百万円~50百万円
    専務取締役 20百万円~28百万円
    取締役 12百万円~16百万円

    b.業績指標の内容および業績連動報酬等の額または数の算定方法の決定に関する方針

    業績連動報酬につきましては、適正な会社経営を通じて業績達成へのインセンティブを高めるため、2019年4月期より、法人税法第34条第1項第3号に定める利益連動給与を採用しております。業績連動報酬に係る指標につきましては、市場に対して公表した利益計画を達成することが適切なハードルと考えておりますので、経常利益予想数値としております。なお、業績連動報酬の支給対象となる取締役は、法人税法第34条第1項第3号に定める業務執行役員である取締役であります。

    2023年4月期における業績連動報酬に係る指標の目標及び実績につきましては、経常利益予想数値490百万円に対し、業績連動報酬損金経理前経常利益が629百万円と目標を達成し、業績連動報酬の原資となる目標達成超過額の20%が、各業務執行取締役の業績連動報酬の上限合計額を上回ったことから、業績連動報酬の実績は上限金額の11,500千円となりました。

    なお、2024年4月期における業績連動報酬の算定方法は以下のとおりであり、2023年4月期と同様であります。その算定方法について監査役及び社外取締役で構成される業績連動報酬諮問委員会が適正と認めた書面を受領しております。

    (支給条件)

    業績連動報酬損金経理前経常利益が、前事業年度決算短信にて記載された経常利益予想数値を達成した場合にのみ支給いたします。

    (計算方法)

    法人税法第34条第1項第3号イに規定する「当該事業年度の利益に関する指標」については、当該事業年度の経常利益とし、以下のとおり、取締役の役位に応じて定められたポイントをもとに計算いたします。

    ・各業務執行取締役の業績連動報酬
      =(業績連動報酬損金経理前経常利益-経常利益予想数値)×20%×役位ポイント÷役位ポイント計

        ただし、千円未満は切り捨てとします。

    業務執行取締役の役位ポイント及び人数

    役位 役位ポイント 取締役の数 役位ポイント計
    代表取締役社長 5.0 1名 5.0
    専務取締役 3.5 1名 3.5
    取締役 1.5 2名 3.0
    合計 4名 11.5

              上記は、2023年7月26日現在における業務執行取締役の数で計算しております。

    (支給上限額)

    業務執行取締役に支給する業績連動報酬の額は、それぞれ代表取締役社長5,000千円、専務取締役3,500千円、取締役1,500千円を超えない金額とします。

    (その他)

    業績連動報酬は、株主総会の日以後1か月以内に支給することといたします。

    業務執行取締役の在籍期間が12か月に満たない場合は、在籍月数で按分計算した金額を支給するものとし、期末後の退任につきましては月数按分いたしません。

    c.非金銭報酬等の内容および額もしくは数またはその算定方法の決定に関する方針

    中長期的なインセンティブ報酬制度として、譲渡制限付株式報酬制度を導入しております。本制度により付与されます譲渡制限付株式は年30,000株以内とし、その譲渡制限期間は3年間から6年間までの間で取締役会が定める期間とします。各業務執行取締役の譲渡制限付株式報酬(年額)の目安は次のとおりであり、株主総会の日以後2か月以内に支給することとします。

    役位 譲渡制限付株式報酬(年額)
    代表取締役 5百万円~7百万円
    専務取締役 3.5百万円~5百万円
    取締役 1.5百万円~2.5百万円

    本制度の導入に伴い、役員に対する退職慰労金制度およびストックオプション制度は廃止しております。

    ②  役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
    役員区分 報酬等の総額(千円) 報酬等の種類別の総額(千円) 対象となる役員の員数(名)
    基本報酬 業績連動報酬 非金銭報酬等
    取締役(社外取締役を除く。) 104,576 83,217 11,500 9,858 4
    監査役(社外監査役を除く。) 7,500 7,500 1
    社外役員 11,031 11,031 4

    (注)取締役(社外取締役を除く。)に対する非金銭報酬等は、譲渡制限付株式報酬であり、当事業年度における費用計上額を記載しております。

    ③  役員ごとの報酬等の総額等

     報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。

    ④  使用人兼務役員の使用人分給与

    該当事項はありません。

    (5) 【株式の保有状況】

    ① 投資株式の区分の基準及び考え方

    当社は、株式価値の変動や配当の受領のみを目的として保有する株式を純投資目的である投資株式、それ以外の株式を純投資目的以外の投資株式と区分しております。

    ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
    a.  保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容

    当社は、保有目的が純投資以外の目的である投資株式について、当該株式の保有が安定した取引関係の構築や、事業シナジーを目的とした業務提携などにより当社の中長期的な価値の向上に資すると判断した場合においては継続保有し、一方その保有の意義が薄れたと判断した場合は売却する方針であります。

    その方針のもと、毎期取締役会において保有する経済合理性や意義を検証し、保有の適否を判断しております。

    b.  銘柄数及び貸借対照表計上額
    銘柄数(銘柄) 貸借対照表計上額の合計額(千円)
    非上場株式 4 352,180
    非上場株式以外の株式 1 33,550
    (当事業年度において株式数が増加した銘柄)
    銘柄数(銘柄) 株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円) 株式数の増加の理由
    非上場株式 1 49,280 資本業務提携に伴う新規取得
    非上場株式以外の株式

     (当事業年度において株式数が減少した銘柄)

    該当事項はありません。

    c.  特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

                特定投資株式

    銘柄 当事業年度 前事業年度 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社の株式の保有の有無
    株式数(株) 株式数(株)
    貸借対照表計上額(千円) 貸借対照表計上額(千円)
    ㈱ひろぎんホールディングス 50,000 50,000 当社の取引銀行として良好な関係を保ち、財務活動をより円滑に推進するためであります。
    33,550 32,100

    (注)特定投資株式における定量的な保有効果の記載が困難であるため、保有の合理性を検証した方法について記載いたします。当社は、個別の特定投資株式について保有する経済的合理性や意義を検証しており、2023年4月20日の取締役会において、現状保有する特定投資株式の継続保有は妥当であるとの結論に至っております。

    ③ 保有目的が純投資目的である投資株式

    該当事項はありません。

    第5 【経理の状況】

    1 財務諸表の作成方法について

    当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて作成しております。

    2 監査証明について

    当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、事業年度(2022年5月1日から2023年4月30日まで)の財務諸表について、有限責任監査法人トーマツの監査を受けております。

    3 連結財務諸表について

    当社は子会社がありませんので、連結財務諸表を作成しておりません。

    4 財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組について

    当社は、会計基準等の内容を適切に把握できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構に加入し、同法人が開催する研修等に参加し、情報収集に努め、社内で共有しております。

    1 【連結財務諸表等】

    (1) 【連結財務諸表】

    該当事項はありません。

    (2) 【その他】

    該当事項はありません。

    2 【財務諸表等】

    (1) 【財務諸表】

    ①【貸借対照表】

    (単位:千円)
    第27期(2022年4月30日) 第28期(2023年4月30日)
    資産の部
    流動資産
    現金及び預金 1,999,178 2,049,027
    受取手形 489
    売掛金 836,041 886,065
    商品及び製品 304,090 477,047
    仕掛品 169,022 185,485
    原材料及び貯蔵品 84,426 89,298
    前払費用 40,156 57,103
    前渡金 1,411
    その他 2,021 2,899
    貸倒引当金 △2,810 △1,793
    流動資産合計 3,433,537 3,745,622
    固定資産
    有形固定資産
    建物 ※1 1,483,173 ※1 1,507,917
    減価償却累計額 △576,543 △634,868
    建物(純額) 906,630 873,048
    構築物 26,606 26,606
    減価償却累計額 △15,207 △16,116
    構築物(純額) 11,399 10,489
    機械及び装置 1,852,725 1,870,803
    減価償却累計額 △1,330,132 △1,455,679
    機械及び装置(純額) 522,592 415,124
    車両運搬具 9,369 9,369
    減価償却累計額 △2,267 △4,151
    車両運搬具(純額) 7,102 5,217
    工具、器具及び備品 481,776 548,132
    減価償却累計額 △339,202 △379,171
    工具、器具及び備品(純額) 142,574 168,961
    土地 ※1 844,060 ※1 844,060
    建設仮勘定 22,691
    有形固定資産合計 2,457,050 2,316,903
    無形固定資産
    特許出願権等 6,686 3,206
    ソフトウエア 198,404 205,750
    その他 3,350 10,353
    無形固定資産合計 208,440 219,310
    投資その他の資産
    投資有価証券 587,437 634,410
    出資金 10 10
    長期前払費用 10,302 8,089
    繰延税金資産 120,907 127,067
    その他 78,548 83,446
    投資その他の資産合計 797,206 853,023
    固定資産合計 3,462,698 3,389,237
    資産合計 6,896,235 7,134,859
    (単位:千円)
    第27期(2022年4月30日) 第28期(2023年4月30日)
    負債の部
    流動負債
    買掛金 182,892 187,109
    未払金 197,458 208,545
    未払費用 84,215 96,444
    未払法人税等 131,400 87,200
    前受金 12,360 23,898
    預り金 26,347 33,619
    賞与引当金 161,620 193,800
    その他 68,292 91,719
    流動負債合計 864,587 922,337
    固定負債
    退職給付引当金 5,351 5,351
    その他 5,510 4,072
    固定負債合計 10,862 9,424
    負債合計 875,449 931,761
    純資産の部
    株主資本
    資本金 490,300 490,300
    資本剰余金
    資本準備金 606,585 606,585
    その他資本剰余金 12,971 17,901
    資本剰余金合計 619,556 624,486
    利益剰余金
    利益準備金 1,693 1,693
    その他利益剰余金
    繰越利益剰余金 5,194,731 5,559,585
    利益剰余金合計 5,196,424 5,561,278
    自己株式 △298,392 △487,857
    株主資本合計 6,007,889 6,188,207
    評価・換算差額等
    その他有価証券評価差額金 12,896 14,890
    評価・換算差額等合計 12,896 14,890
    純資産合計 6,020,785 6,203,097
    負債純資産合計 6,896,235 7,134,859

    ②【損益計算書】

    (単位:千円)
    第27期(自 2021年5月1日 至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日 至 2023年4月30日)
    売上高
    役務収益 1,883,658 2,071,040
    製品売上高 3,570,511 3,835,068
    商品売上高 877,161 1,070,116
    売上高合計 6,331,332 6,976,226
    売上原価
    役務原価 938,723 1,083,539
    製品売上原価
    製品期首棚卸高 143,020 235,893
    当期製品製造原価 1,888,085 2,055,425
    合計 2,031,106 2,291,318
    製品他勘定振替高 ※1 19,305 ※1 20,624
    製品期末棚卸高 235,893 393,016
    製品売上原価 1,775,907 1,877,677
    商品売上原価
    商品期首棚卸高 77,008 68,197
    当期商品仕入高 614,212 779,689
    合計 691,220 847,887
    商品他勘定振替高 ※2 21,833 ※2 24,630
    商品期末棚卸高 68,197 84,031
    商品売上原価 601,189 739,225
    売上原価合計 3,315,820 3,700,442
    売上総利益 3,015,511 3,275,784
    販売費及び一般管理費 ※3,※4 2,575,552 ※3,※4 2,690,424
    営業利益 439,959 585,359
    営業外収益
    受取利息 83 496
    有価証券利息 487 2,526
    受取配当金 1,200 1,275
    受取手数料 312 312
    為替差益 8,383 1,951
    助成金収入 20,599
    その他 2,406 7,337
    営業外収益合計 12,873 34,499
    営業外費用
    投資事業組合運用損 1,243
    自己株式取得費用 116 587
    営業外費用合計 116 1,830
    経常利益 452,715 618,028
    特別利益
    固定資産売却益 ※5 352
    特別利益合計 352
    特別損失
    固定資産売却損 ※6 708
    固定資産除却損 ※7 316 ※7 213
    特別損失合計 1,024 213
    税引前当期純利益 452,043 617,815
    法人税、住民税及び事業税 143,070 141,714
    法人税等調整額 △23,837 △6,397
    法人税等合計 119,232 135,316
    当期純利益 332,810 482,498

    【役務原価明細書】

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    区分 注記番号 金額(千円) 構成比(%) 金額(千円) 構成比(%)
    Ⅰ 労務費 766,031 81.6 871,085 80.4
    Ⅱ 経費 ※1 172,692 18.4 212,453 19.6
    役務原価 938,723 100.0 1,083,539 100.0

    (脚注)

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    ※1 経費の主な内訳は次のとおりであります。 支払リース料 65,560千円 外注加工費 40,471 支払手数料 14,475 支払リース料 65,560千円 外注加工費 40,471 支払手数料 14,475 ※1 経費の主な内訳は次のとおりであります。 支払リース料 75,262千円 外注加工費 50,125 支払手数料 17,575 支払リース料 75,262千円 外注加工費 50,125 支払手数料 17,575
    支払リース料 65,560千円
    外注加工費 40,471
    支払手数料 14,475
    支払リース料 75,262千円
    外注加工費 50,125
    支払手数料 17,575
    【製造原価明細書】
    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    区分 注記番号 金額(千円) 構成比(%) 金額(千円) 構成比(%)
    Ⅰ 材料費 711,764 36.4 752,429 36.3
    Ⅱ 労務費 579,794 29.6 616,782 29.8
    Ⅲ 経費 ※2 665,748 34.0 702,676 33.9
    当期総製造費用 1,957,308 100.0 2,071,888 100.0
    期首仕掛品棚卸高 99,800 169,022
    合計 2,057,108 2,240,911
    期末仕掛品棚卸高 169,022 185,485
    当期製品製造原価 1,888,085 2,055,425
    (脚注)
    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    1 原価計算の方法総合原価計算による実際原価計算を採用しております。 1 原価計算の方法総合原価計算による実際原価計算を採用しております。
    ※2 経費の主な内訳は次のとおりであります。 外注加工費 279,889千円 減価償却費 225,099 保守料 72,279 水道光熱費 32,781 修繕費 18,156 外注加工費 279,889千円 減価償却費 225,099 保守料 72,279 水道光熱費 32,781 修繕費 18,156 ※2 経費の主な内訳は次のとおりであります。 外注加工費 317,440千円 減価償却費 202,057 保守料 71,939 水道光熱費 47,413 修繕費 18,453 外注加工費 317,440千円 減価償却費 202,057 保守料 71,939 水道光熱費 47,413 修繕費 18,453
    外注加工費 279,889千円
    減価償却費 225,099
    保守料 72,279
    水道光熱費 32,781
    修繕費 18,156
    外注加工費 317,440千円
    減価償却費 202,057
    保守料 71,939
    水道光熱費 47,413
    修繕費 18,453

    ③【株主資本等変動計算書】

     第27期(自 2021年5月1日 至 2022年4月30日)

    (単位:千円)
    株主資本
    資本金 資本剰余金 利益剰余金
    資本準備金 その他資本剰余金 資本剰余金合計 利益準備金 その他利益剰余金 利益剰余金合計
    繰越利益剰余金
    当期首残高 490,300 606,585 7,737 614,322 1,693 4,979,863 4,981,556
    当期変動額
    剰余金の配当 △117,942 △117,942
    当期純利益 332,810 332,810
    自己株式の取得
    自己株式の処分 5,234 5,234
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
    当期変動額合計 5,234 5,234 214,867 214,867
    当期末残高 490,300 606,585 12,971 619,556 1,693 5,194,731 5,196,424
    株主資本 評価・換算差額等 純資産合計
    自己株式 株主資本合計 その他有価証券評価差額金 評価・換算差額等合計
    当期首残高 △265,577 5,820,602 4,997 4,997 5,825,599
    当期変動額
    剰余金の配当 △117,942 △117,942
    当期純利益 332,810 332,810
    自己株式の取得 △38,903 △38,903 △38,903
    自己株式の処分 6,088 11,322 11,322
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 7,899 7,899 7,899
    当期変動額合計 △32,814 187,287 7,899 7,899 195,186
    当期末残高 △298,392 6,007,889 12,896 12,896 6,020,785

      第28期(自 2022年5月1日 至 2023年4月30日)

    (単位:千円)
    株主資本
    資本金 資本剰余金 利益剰余金
    資本準備金 その他資本剰余金 資本剰余金合計 利益準備金 その他利益剰余金 利益剰余金合計
    繰越利益剰余金
    当期首残高 490,300 606,585 12,971 619,556 1,693 5,194,731 5,196,424
    当期変動額
    剰余金の配当 △117,644 △117,644
    当期純利益 482,498 482,498
    自己株式の取得
    自己株式の処分 4,930 4,930
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
    当期変動額合計 4,930 4,930 364,854 364,854
    当期末残高 490,300 606,585 17,901 624,486 1,693 5,559,585 5,561,278
    株主資本 評価・換算差額等 純資産合計
    自己株式 株主資本合計 その他有価証券評価差額金 評価・換算差額等合計
    当期首残高 △298,392 6,007,889 12,896 12,896 6,020,785
    当期変動額
    剰余金の配当 △117,644 △117,644
    当期純利益 482,498 482,498
    自己株式の取得 △195,833 △195,833 △195,833
    自己株式の処分 6,368 11,298 11,298
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 1,993 1,993 1,993
    当期変動額合計 △189,465 180,318 1,993 1,993 182,311
    当期末残高 △487,857 6,188,207 14,890 14,890 6,203,097

    ④【キャッシュ・フロー計算書】

    (単位:千円)
    第27期(自 2021年5月1日 至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日 至 2023年4月30日)
    営業活動によるキャッシュ・フロー
    税引前当期純利益 452,043 617,815
    減価償却費 468,455 417,492
    貸倒引当金の増減額(△は減少) △29 △197
    賞与引当金の増減額(△は減少) 7,970 32,180
    受取利息及び受取配当金 △1,283 △1,771
    有価証券利息 △487 △2,526
    為替差損益(△は益) △5,979 △1,590
    投資事業組合運用損益(△は益) 1,243
    助成金収入 △20,599
    固定資産売却損益(△は益) 355
    固定資産除却損 316 213
    売上債権の増減額(△は増加) △61,559 △51,416
    棚卸資産の増減額(△は増加) △150,940 △194,292
    仕入債務の増減額(△は減少) 19,549 4,217
    未払消費税等の増減額(△は減少) 30,529 23,426
    その他 58,655 31,311
    小計 817,596 855,506
    利息及び配当金の受取額 2,173 3,877
    助成金の受取額 20,599
    法人税等の支払額又は還付額(△は支払) 7,361 △184,530
    営業活動によるキャッシュ・フロー 827,132 695,453
    投資活動によるキャッシュ・フロー
    有形固定資産の取得による支出 △370,085 △181,682
    有形固定資産の売却による収入 1,283
    無形固定資産の取得による支出 △65,510 △97,608
    投資有価証券の取得による支出 △47,492 △246,150
    投資有価証券の償還による収入 200,000
    貸付けによる支出 △882
    貸付金の回収による収入 292 295
    定期預金の預入による支出 △5,000 △5,000
    定期預金の払戻による収入 405,000 5,000
    その他 △8,864 △6,408
    投資活動によるキャッシュ・フロー △91,260 △331,554
    財務活動によるキャッシュ・フロー
    配当金の支払額 △118,502 △117,780
    自己株式の取得による支出 △39,019 △196,421
    その他 △239 △1,437
    財務活動によるキャッシュ・フロー △157,761 △315,639
    現金及び現金同等物に係る換算差額 5,979 1,590
    現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 584,089 49,848
    現金及び現金同等物の期首残高 1,410,088 1,994,178
    現金及び現金同等物の期末残高 ※1 1,994,178 ※1 2,044,027
    【注記事項】
    (重要な会計方針)

    1 有価証券の評価基準及び評価方法

    その他有価証券

    市場価格のない株式等以外のもの

    時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)を採用しております。

    市場価格のない株式等

    移動平均法による原価法を採用しております。

    なお、投資事業有限責任組合への出資(金融商品取引法第2条第2項により有価証券とみなされるもの)については、組合契約に規定される決算報告日に応じて入手可能な最近の決算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法によっております。

    2 棚卸資産の評価基準及び評価方法

    (1) 商品、製品、仕掛品、原材料

    移動平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)を採用しております。

    (2) 貯蔵品

    最終仕入原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)を採用しております。

    3 固定資産の減価償却の方法

    (1) 有形固定資産(リース資産を除く)

    定額法を採用しております。

    なお、主な耐用年数は次のとおりであります。

    建物        3~39年

    機械及び装置    2~10年

    工具、器具及び備品 2~15年

    (2) 無形固定資産(リース資産を除く)

    定額法を採用しております。

    なお、主な償却年数は次のとおりであります。

    特許出願権等        8年

    ソフトウエア(自社利用分)5年

    (3) リース資産

    所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

      リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

      なお、リース期間は5年であります。

    4 引当金の計上基準

    (1) 貸倒引当金

    債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

    (2) 賞与引当金

    従業員に対する賞与の支給に備えるため、支給見込額のうち当事業年度負担額を計上しております。

    (3) 退職給付引当金

    従業員の退職により支給する退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額に基づき計上しております。

    退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

    5 収益及び費用の計上基準

    当社の顧客との契約から生じる収益に関する主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。

    (1) 商品及び製品の販売

    フューネラル事業においては、主にプリンターやスキャナーなどのハード機器の販売及び額やペーパーなどのサプライ用品の販売を行っております。

    フォトブック事業においては、主に写真集の製造及び販売を行っております。

    空中ディスプレイ事業においては、主に空中結像を可能にするプレート(ASKA3Dプレート)の製造及び販売を行っております。

    このような商品又は製品の販売において、主な履行義務は、顧客との契約に基づき、受注した商品又は製品を顧客に引き渡すことであります。ただし、出荷時から納品時までの期間が通常の期間であるため、重要性等に関する代替的な取扱いを適用し、顧客に商品又は製品それぞれを出荷した時点で収益を認識しております。

    (2) 役務の提供

    フューネラル事業においては、主に遺影写真等の画像処理サービスを提供しております。

    このような画像処理サービスの提供において、主な履行義務は、顧客との契約に基づき、役務を提供することであるため、顧客に役務を提供した時点で収益を認識しております。

    また、当社の顧客との契約から生じる収益に関して、取引価格は顧客との契約に基づいた対価で算定しており、取引の対価に金融要素は含んでおりません。

    6 キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

    手許現金、要求払預金及び取得日から3か月以内に満期日の到来する流動性の高い、容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期的投資からなっております。

     (重要な会計上の見積り)

    1 非上場株式の評価

    (1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額

    (千円)
    前事業年度 当事業年度
    投資有価証券(非上場株式) 302,900 352,180

    (2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

    当社は株式発行会社の1株当たり純資産額に比べて相当程度高い価額を取得原価として非上場株式を有しており、市場価格がないこれらの銘柄の評価にあたっては、株式発行会社の事業計画に基づいて算定される実質価額を検討し、非上場株式の減損の必要性を判断しております。非上場株式の評価における重要な見積りは発行会社の事業計画であり、その事業計画の重要な仮定は、将来売上高の成長率です。

    重要な仮定である事業計画における将来売上高の見積りの不確実性が高く、予測不能な事態の発生により、株式発行会社の事業計画の遂行が困難な状況となり将来の業績回復が見込めなくなった場合、翌事業年度の財務諸表において重要な影響を与える可能性があります。

    2 空中ディスプレイ事業に係る固定資産の評価

    (1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額

    (千円)
    前事業年度 当事業年度
    有形固定資産 185,014 168,529
    無形固定資産 8,938 4,931

    (2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

    当社は固定資産の減損に係る見積りを適切に行うため、事業セグメントごとにグルーピングを行い、減損の兆候を判定します。兆候があると判定された資産等は減損損失の認識の要否を判定します。

    減損の兆候の判定は、資産等を使用した営業活動から生じた損益状況や事業計画、経営環境や市場動向など当社が利用可能な情報に基づいて行っております。また、減損損失の認識の要否の判定は、事業計画に基づいて算定される割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって行います。固定資産の評価における重要な見積りは事業計画であり、その事業計画の重要な仮定は、将来売上高の成長率です。

    空中ディスプレイ事業は、先行投資段階であり、継続してセグメント損失が発生していることから、減損の兆候を認識しておりますが、事業計画に基づいて算定される割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を上回っていることから減損損失は認識しておりません。

    重要な仮定である事業計画における将来売上高の見積りの不確実性が高く、予測不能な事態の発生により、空中ディスプレイ事業の事業計画の遂行が困難な状況となり将来の業績回復が見込めなくなった場合、翌事業年度の財務諸表において重要な影響を与える可能性があります。

    (会計方針の変更等)

      (時価の算定に関する会計基準の適用指針の適用)

    「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日。以下「時価算定会計基準適用指針」という。)を当事業年度の期首から適用し、時価算定会計基準適用指針第27-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準適用指針が定める新たな会計方針を将来にわたって適用することといたしました。これによる当事業年度の財務諸表に与える影響はありません。

    (貸借対照表関係)

    ※1 担保に供している資産

    第27期(2022年4月30日) 第28期(2023年4月30日)
    建物 47,534千円 45,528千円
    土地 75,992 75,992
    123,526 121,520

    (第27期)

    なお、担保付債務はありませんが、建物及び土地に対する根抵当権極度額は、180,000千円であります。

    (第28期)

    なお、担保付債務はありませんが、建物及び土地に対する根抵当権極度額は、180,000千円であります。

    (損益計算書関係)

    ※1 製品他勘定振替高の内訳は次のとおりであります。

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    有形固定資産 2,605千円 1,334千円
    販売費及び一般管理費 16,700 19,290
    19,305 20,624

    ※2 商品他勘定振替高の内訳は次のとおりであります。

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    有形固定資産 8,261千円 12,612千円
    役務原価 4,639 4,612
    販売費及び一般管理費 8,932 7,405
    21,833 24,630

    ※3 (第27期)

     販売費に属する費用のおおよその割合は19%、一般管理費に属する費用のおおよその割合は81%であります。

    (第28期)

     販売費に属する費用のおおよその割合は18%、一般管理費に属する費用のおおよその割合は82%であります。

    主要な費目及び金額は次のとおりであります。

    第27期(自  2021年5月1日至  2022年4月30日) 第28期(自  2022年5月1日至  2023年4月30日)
    貸倒引当金繰入額 △29 千円 △197 千円
    広告宣伝費 149,357 164,631
    発送配達費 303,305 285,950
    給料手当 544,906 593,873
    賞与引当金繰入額 59,804 74,940
    退職給付費用 18,448 20,213
    研究開発費 303,153 254,260
    減価償却費 165,265 166,659

    ※4 販売費及び一般管理費に含まれる研究開発費

    第27期(自  2021年5月1日至  2022年4月30日) 第28期(自  2022年5月1日至  2023年4月30日)
    303,153 千円 254,260 千円

    ※5 固定資産売却益の内容は次のとおりであります。

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    工具、器具及び備品 352千円 ―千円
    352

    ※6 固定資産売却損の内容は次のとおりであります。

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    投資その他の資産「その他」 708千円 ―千円
    708

    ※7 固定資産除却損の内容は次のとおりであります。

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    機械及び装置 48千円 0千円
    工具、器具及び備品 268 213
    316 213
    (株主資本等変動計算書関係)

    第27期(自 2021年5月1日 至 2022年4月30日)

    1 発行済株式の種類及び総数に関する事項

    株式の種類 当事業年度期首 増加 減少 当事業年度末
    普通株式(株) 17,464,000 17,464,000

    2 自己株式の種類及び総数に関する事項

    株式の種類 当事業年度期首 増加 減少 当事業年度末
    普通株式(株) 615,057 56,700 14,100 657,657

     (変動事由の概要)

      2021年12月23日の取締役会決議による自己株式取得による増加 56,700株

        譲渡制限付株式の付与による減少 14,100株

    3 新株予約権等に関する事項

       該当事項はありません。

    4 配当に関する事項

    (1) 配当金支払額

    決議 株式の種類 配当金の総額(千円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    2021年7月27日定時株主総会 普通株式 117,942 7.00 2021年4月30日 2021年7月28日

    (2) 基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌事業年度となるもの

    決議 株式の種類 配当金の原資 配当金の総額(千円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    2022年7月28日定時株主総会 普通株式 利益剰余金 117,644 7.00 2022年4月30日 2022年7月29日

    第28期(自 2022年5月1日 至 2023年4月30日)

    1 発行済株式の種類及び総数に関する事項

    株式の種類 当事業年度期首 増加 減少 当事業年度末
    普通株式(株) 17,464,000 17,464,000

    2 自己株式の種類及び総数に関する事項

    株式の種類 当事業年度期首 増加 減少 当事業年度末
    普通株式(株) 657,657 196,200 11,600 842,257

     (変動事由の概要)

        2022年6月17日の取締役会決議による自己株式取得による増加 196,200株

        譲渡制限付株式の付与による減少 11,600株

    3 新株予約権等に関する事項

       該当事項はありません。

    4 配当に関する事項

    (1) 配当金支払額

    決議 株式の種類 配当金の総額(千円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    2022年7月28日定時株主総会 普通株式 117,644 7.00 2022年4月30日 2022年7月29日

    (2) 基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌事業年度となるもの

    決議 株式の種類 配当金の原資 配当金の総額(千円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    2023年7月26日定時株主総会 普通株式 利益剰余金 149,595 9.00 2023年4月30日 2023年7月27日
    (キャッシュ・フロー計算書関係)

    ※1 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    現金及び預金 1,999,178千円 2,049,027千円
    預入期間が3か月を超える定期預金 △5,000 △5,000
    現金及び現金同等物 1,994,178 2,044,027
    (金融商品関係)

    1 金融商品の状況に関する事項

    (1) 金融商品に対する取組方針

    当社は、資金運用については短期の定期預金など安全性の高い金融資産に限定し、資金調達については金融機関からの借入を基本としております。また、デリバティブ取引や投機的な取引は行わない方針であります。今後、リスクを回避するためにデリバティブ取引を行う必要が生じた場合には、規程等の整備を行った上で実行する方針であります。

    (2) 金融商品の内容及びそのリスク

    営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。また、海外向け販売から生じている外貨建ての営業債権は、為替の変動リスクに晒されております。
     投資有価証券は、株式及び債券であり、これらは市場価格の変動リスクに晒されております。また、必要に応じて従業員等に対し貸付を行っており、貸付金は信用リスクに晒されております。
     営業債務である買掛金及び未払金等は、全て1年以内の支払期日であります。また、営業債務は、流動性リスクに晒されております。

    (3) 金融商品に係るリスク管理体制

    ① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

    当社は、債権管理規程に従い、営業債権及び貸付金について、管理部が主要な取引先等の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理し、営業部門と連携し、回収懸念の早期把握や軽減を図っております。

    ② 市場リスク(為替等の変動リスク)の管理

    当社は、外貨建ての営業債権については、ほぼ2か月以内に決済されることから、為替の変動リスクをヘッジしておりません。
     投資有価証券については、発行体(取引先企業)の財務状況等の把握に努め、四半期ごとの決算で適正な評価を行っております。

    ③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理

    当社は、管理部が月次に資金繰状況を管理するとともに、手許流動性を一定水準以上維持することにより、流動性リスクを管理しております。

    (4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

    金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。

    (5) 信用リスクの集中

    特にありません。

    2 金融商品の時価等に関する事項

    貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、市場価格のない株式等は次表には含まれておりません((注)2を参照ください。)。

    第27期(2022年4月30日)

    (単位:千円)
    貸借対照表計上額 時価 差額
    投資有価証券
    その他有価証券 232,322 232,322
    資産計 232,322 232,322

    第28期(2023年4月30日)

    (単位:千円)
    貸借対照表計上額 時価 差額
    投資有価証券
    その他有価証券 230,050 230,050
    資産計 230,050 230,050

     (注)1 「現金及び預金」「受取手形」「売掛金」「買掛金」「未払金」「未払法人税等」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

      (注)2 市場価格のない株式等は、「投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

    (単位:千円)
    区分 第27期(2022年4月30日) 第28期(2023年4月30日)
    非上場株式等 335,115 385,712
    貸借対照表に持分相当額を純額で計上する組合その他これに準ずる事業体への出資 20,000 18,648
    合計 355,115 404,360

     (注)3 金銭債権及び満期がある有価証券の決算日後の償還予定額

     第27期(2022年4月30日)

    (単位:千円)
    1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超
    預金 1,997,630
    売掛金 836,041
    投資有価証券 その他有価証券のうち満期があるもの(債券) 200,000
    合計 3,033,671

     第28期(2023年4月30日)

    (単位:千円)
    1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超
    預金 2,046,916
    受取手形 489
    売掛金 886,065
    投資有価証券 その他有価証券のうち満期があるもの(債券) 200,000
    合計 2,933,471 200,000

    3 金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

    金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

    レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

    レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

    レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

    時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

       時価で貸借対照表に計上している金融商品

    第27期(2022年4月30日)

    区分 時価(千円)
    レベル1 レベル2 レベル3 合計
    投資有価証券
    その他有価証券
    株式 32,100 32,100
    債券 200,222 200,222
    資産計 32,100 200,222 232,322

    第28期(2023年4月30日)

    区分 時価(千円)
    レベル1 レベル2 レベル3 合計
    投資有価証券
    その他有価証券
    株式 33,550 33,550
    債券 196,500 196,500
    資産計 33,550 196,500 230,050

     (注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

    投資有価証券

    上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。一方で、当社が保有している債券は、市場での取引頻度が低く、活発な市場における相場価格とは認められないため、その時価をレベル2の時価に分類しております。

    (有価証券関係)

      その他有価証券で市場価格のない株式等以外のもの

    第27期(2022年4月30日)

    区分 貸借対照表日における貸借対照表計上額(千円) 取得原価(千円) 差額(千円)
    貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの
    ① 株式 32,100 22,450 9,650
    ② 債券
    ③ その他
    小計 32,100 22,450 9,650
    貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの
    ① 株式
    ② 債券 200,222 200,276 △53
    ③ その他
    小計 200,222 200,276 △53
    合計 232,322 222,726 9,596

    第28期(2023年4月30日)

    区分 貸借対照表日における貸借対照表計上額(千円) 取得原価(千円) 差額(千円)
    貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの
    ① 株式 33,550 22,450 11,100
    ② 債券
    ③ その他
    小計 33,550 22,450 11,100
    貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの
    ① 株式
    ② 債券 196,500 197,089 △589
    ③ その他
    小計 196,500 197,089 △589
    合計 230,050 219,539 10,510
    (デリバティブ取引関係)

    デリバティブ取引を全く利用しておりませんので、該当事項はありません。

    (退職給付関係)

    1 採用している退職給付制度の概要

    当社は、確定拠出型年金制度を採用しておりますが、一部の従業員については、退職金規程に基づく退職一時金制度(非積立型制度であります。)を採用しております。

    なお、当社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付引当金及び退職給付費用を計算しております。

    2 簡便法を適用した確定給付制度

    (1) 簡便法を適用した制度の、退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表

    (千円)

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    退職給付引当金の期首残高 5,351 5,351
    退職給付費用
    退職給付の支払額
    退職給付引当金の期末残高 5,351 5,351

    (2) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金及び前払年金費用の調整表

    (千円)

    第27期(2022年4月30日) 第28期(2023年4月30日)
    非積立型制度の退職給付債務 5,351 5,351
    貸借対照表に計上された負債と資産の純額 5,351 5,351
    退職給付引当金 5,351 5,351
    貸借対照表に計上された負債と資産の純額 5,351 5,351

    (3) 退職給付費用

       該当事項はありません。

    3 確定拠出制度

    当社の確定拠出制度への要拠出額は、第27期 43,495千円 第28期 46,480千円であります。

    (ストック・オプション等関係)

       該当事項はありません。

    (税効果会計関係)

     1 繰延税金資産の発生の主な原因別の内訳

    第27期(2022年4月30日) 第28期(2023年4月30日)
    繰延税金資産
    賞与引当金 49,229千円 59,031千円
    退職給付引当金 1,630 1,630
    貸倒引当金 856 546
    ソフトウエア 28,856 22,292
    棚卸資産 17,109 16,741
    投資有価証券評価損 11,436 11,436
    未払事業税 10,282 9,223
    未払事業所税 2,810 2,915
    未払社会保険料 7,606 9,351
    未払確定拠出年金 1,168 1,245
    未払販売手数料 225 192
    譲渡制限付株式報酬 2,555 5,558
    繰延税金資産小計 133,766 140,164
    評価性引当額 △11,436 △11,436
    繰延税金資産合計 122,330 128,727
    繰延税金負債
    その他有価証券評価差額金 △1,422 △1,660
    繰延税金負債合計 △1,422 △1,660
    繰延税金資産の純額 120,907 127,067

     2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

    第27期(2022年4月30日) 第28期(2023年4月30日)
    法定実効税率 30.5% 30.5%
    (調整)
    交際費等永久に損金に算入されない項目 0.4% 0.4%
    住民税均等割等 1.4% 1.0%
    試験研究費に係る税額控除 △5.9% △4.8%
    賃上げ促進税制に係る税額控除 △5.2%
    その他 △0.0% 0.0%
    税効果会計適用後の法人税等の負担率 26.4% 21.9%
    (企業結合等関係)

    該当事項はありません。

    (資産除去債務関係)

    該当事項はありません。

    (賃貸等不動産関係)

    該当事項はありません。 

    (収益認識関係)

    1 顧客との契約から生じる収益を分解した情報

    第27期(自 2021年5月1日 至 2022年4月30日)

    (単位:千円)
    報告セグメント 合計
    フューネラル事業 フォトブック事業 空中ディスプレイ事業
    役務収益
    画像処理等収入 1,816,130 1,816,130
    その他 67,528 67,528
    役務収益計 1,883,658 1,883,658
    製品売上高
    フォトブックBtoB売上 10,474 1,991,982 2,002,457
    フォトブックBtoC売上 1,310,731 1,310,731
    ASKA3D売上 2,165 147,642 149,807
    その他 107,515 107,515
    製品売上高計 12,639 3,410,229 147,642 3,570,511
    商品売上高 877,161 877,161
    顧客との契約から生じる収益 2,773,460 3,410,229 147,642 6,331,332
    外部顧客への売上高 2,773,460 3,410,229 147,642 6,331,332

    第28期(自 2022年5月1日 至 2023年4月30日)

    (単位:千円)
    報告セグメント 合計
    フューネラル事業 フォトブック事業 空中ディスプレイ事業
    役務収益
    画像処理等収入 1,984,517 1,984,517
    その他 86,523 86,523
    役務収益計 2,071,040 2,071,040
    製品売上高
    フォトブックBtoB売上 10,812 2,304,561 2,315,373
    フォトブックBtoC売上 1,209,481 1,209,481
    ASKA3D売上 198 189,303 189,501
    その他 120,712 120,712
    製品売上高計 11,010 3,634,755 189,303 3,835,068
    商品売上高 1,070,116 1,070,116
    顧客との契約から生じる収益 3,152,168 3,634,755 189,303 6,976,226
    外部顧客への売上高 3,152,168 3,634,755 189,303 6,976,226

    2 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

    収益を理解するための基礎となる情報は、「(重要な会計方針)5 収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

    3 顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当事業年度末において存在する顧客との契約から翌事業年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

    (1) 契約資産及び契約負債の残高等

    顧客との契約から生じる債権は、受取手形、売掛金であり、残高は貸借対照表において区分表示しているため、記載を省略しております。

    契約資産及び契約負債については、残高に重要性が乏しく、重要な変動も発生していないため、記載を省略しております。

    個々の契約により支払条件は異なるため、通常の支払期限はありません。

    (2) 残存履行義務に配分した取引価格

    当初に予想される契約期間が1年を超える重要な取引がないため、実務上の便法を適用し、残存履行義務に関する情報の記載を省略しております。

    (セグメント情報等)

    【セグメント情報】

     1  報告セグメントの概要

    当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

    当社は、「フューネラル事業」、「フォトブック事業」及び「空中ディスプレイ事業」の三つの事業を柱とし、それぞれの事業ごとに取り扱う製品・サービスについて事業計画を立案し、展開しているため、当社は、「フューネラル事業」、「フォトブック事業」及び「空中ディスプレイ事業」の三つを報告セグメントとしております。

    「フューネラル事業」は、葬儀葬祭市場に対する遺影写真等画像映像のデジタル加工、通信出力を主体としており、「フォトブック事業」は、デジタル写真とオンデマンド印刷の融合を目指し、一般消費者からプロフェッショナル写真家までをターゲットに個人向け写真集の作成、販売を主体としております。また、「空中ディスプレイ事業」は、画像映像の新しい表現方法として、空中結像技術を研究開発し、ビジネス化を推進しております。  2  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

    報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「重要な会計方針」における記載と概ね同一であります。セグメント間の売上高は、第三者間取引価格に基づいております。 

     3  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

    第27期(自  2021年5月1日  至  2022年4月30日)

    (単位:千円)

    報告セグメント 調整額(注)1,2 財務諸表計上額(注)3
    フューネラル事業 フォトブック事業 空中ディスプレイ事業 合計
    売上高
    外部顧客への売上高 2,773,460 3,410,229 147,642 6,331,332 6,331,332
    セグメント間の内部  売上高又は振替高 474 474 △474
    2,773,460 3,410,229 148,116 6,331,806 △474 6,331,332
    セグメント利益又は損失(△) 713,054 644,083 △352,037 1,005,100 △565,141 439,959
    その他の項目
    減価償却費 36,534 311,968 92,680 441,183 27,272 468,455

    (注) 1 セグメント利益の調整額△565,141千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用(報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費)であります。

    2 減価償却費の調整額27,272千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産にかかるものであります。

    3 セグメント利益は、損益計算書の営業利益と一致しております。

    4 セグメント資産及び負債については、各報告セグメントへの配分を行っていないため記載しておりません。

    第28期(自  2022年5月1日  至  2023年4月30日)

    (単位:千円)

    報告セグメント 調整額(注)1,2 財務諸表計上額(注)3
    フューネラル事業 フォトブック事業 空中ディスプレイ事業 合計
    売上高
    外部顧客への売上高 3,152,168 3,634,755 189,303 6,976,226 6,976,226
    セグメント間の内部  売上高又は振替高 6,099 6,099 △6,099
    3,152,168 3,640,854 189,303 6,982,326 △6,099 6,976,226
    セグメント利益又は損失(△) 751,673 772,112 △300,889 1,222,897 △637,537 585,359
    その他の項目
    減価償却費 40,644 292,970 55,166 388,781 28,710 417,492

    (注) 1 セグメント利益の調整額△637,537千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用(報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費)であります。

    2 減価償却費の調整額28,710千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産にかかるものであります。

    3 セグメント利益は、損益計算書の営業利益と一致しております。

    4 セグメント資産及び負債については、各報告セグメントへの配分を行っていないため記載しておりません。 

    【関連情報】

    第27期(自  2021年5月1日  至  2022年4月30日)

     1  製品及びサービスごとの情報

      セグメント情報に同様の開示をしているため、記載を省略しております。 

     2  地域ごとの情報

    (1) 売上高

     本邦の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 (2) 有形固定資産

     本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。  3  主要な顧客ごとの情報

    (単位:千円)
    顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
    株式会社NTTドコモ 843,683 フォトブック事業

    第28期(自  2022年5月1日  至  2023年4月30日)

     1  製品及びサービスごとの情報

      セグメント情報に同様の開示をしているため、記載を省略しております。 

     2  地域ごとの情報

    (1) 売上高

     本邦の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。 (2) 有形固定資産

     本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。  3  主要な顧客ごとの情報

    (単位:千円)
    顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
    株式会社NTTドコモ 721,864 フォトブック事業

    【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

      第27期(自  2021年5月1日  至  2022年4月30日)

       該当事項はありません。

     第28期(自  2022年5月1日  至  2023年4月30日)

      該当事項はありません。

    【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

       第27期(自  2021年5月1日  至  2022年4月30日)

       該当事項はありません。

     第28期(自  2022年5月1日  至  2023年4月30日)

      該当事項はありません。

    【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

       第27期(自  2021年5月1日  至  2022年4月30日)

       該当事項はありません。

     第28期(自  2022年5月1日  至  2023年4月30日)

      該当事項はありません。

    (持分法損益等)

    該当事項はありません。

    【関連当事者情報】

    該当事項はありません。

    (1株当たり情報)
    項目 第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    1株当たり純資産額 358円24銭 373円19銭
    1株当たり当期純利益 19円76銭 28円94銭

    (注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

    2 1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

    第27期(自 2021年5月1日至 2022年4月30日) 第28期(自 2022年5月1日至 2023年4月30日)
    1株当たり当期純利益
    当期純利益(千円) 332,810 482,498
    普通株主に帰属しない金額(千円)
    普通株式に係る当期純利益(千円) 332,810 482,498
    普通株式の期中平均株式数(株) 16,841,606 16,672,047

    3 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

    第27期(2022年4月30日) 第28期(2023年4月30日)
    純資産の部の合計額(千円) 6,020,785 6,203,097
    純資産の部の合計額から控除する金額(千円)
    普通株式に係る期末の純資産額(千円) 6,020,785 6,203,097
    1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(株) 16,806,343 16,621,743
    (重要な後発事象)

    該当事項はありません。

    ⑤ 【附属明細表】
    【有形固定資産等明細表】
    資産の種類 当期首残高(千円) 当期増加額(千円) 当期減少額(千円) 当期末残高(千円) 当期末減価償却累計額又は償却累計額(千円) 当期償却額(千円) 差引当期末残高(千円)
    有形固定資産
    建物 1,483,173 24,743 1,507,917 634,868 58,324 873,048
    構築物 26,606 26,606 16,116 909 10,489
    機械及び装置 1,852,725 81,466 63,387 1,870,803 1,455,679 188,934 415,124
    車両運搬具 9,369 9,369 4,151 1,884 5,217
    工具、器具及び備品 481,776 109,625 43,269 548,132 379,171 83,025 168,961
    土地 844,060 844,060 844,060
    建設仮勘定 22,691 70,527 93,219
    有形固定資産計 4,720,404 286,362 199,876 4,806,890 2,489,986 333,078 2,316,903
    無形固定資産
    特許出願権等 27,834 27,834 24,627 3,479 3,206
    ソフトウエア 462,331 88,188 54,963 495,555 289,805 80,842 205,750
    その他 3,350 34,618 27,616 10,353 10,353
    無形固定資産計 493,516 122,806 82,579 533,743 314,433 84,321 219,310
    長期前払費用 11,738 11,168 13,288 9,618 1,528 93 8,089
    繰延資産
    繰延資産計

    (注)1 当期増加額のうち主なものは次のとおりであります。

    機械及び装置 本社 ラミネート加工機 39,880千円
    工具、器具及び備品 本社 サーバー機器 15,369
    技術開発センター 光度計 10,800
    本社 ASKA3D動画制作 10,406
    建設仮勘定 本社 ラミネート加工機 43,868
    ソフトウエア 写真集発注ソフトウエア機能追加 9,250
    マイブック年賀状システム開発 8,347

        2 当期減少額のうち主なものは次のとおりであります。

    建設仮勘定 本社 ラミネート加工機 43,868千円

    【社債明細表】

         該当事項はありません。

    【借入金等明細表】
    区分 当期首残高(千円) 当期末残高(千円) 平均利率(%) 返済期限
    短期借入金
    1年以内に返済予定の長期借入金
    1年以内に返済予定のリース債務 1,437 1,437
    長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。)
    リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。) 5,510 4,072 2024年5月~2027年2月
    その他有利子負債
    合計 6,947 5,510

    (注) 1.リース債務の「平均利率」については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債務を貸借対照表に計上しているため、「平均利率」を記載しておりません。

    2.リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)の貸借対照表日後5年内における1年ごとの返済予定額の総額

    区分 1年超2年以内(千円) 2年超3年以内(千円) 3年超4年以内(千円) 4年超5年以内(千円)
    リース債務 1,437 1,437 1,197
    【引当金明細表】
    区分 当期首残高(千円) 当期増加額(千円) 当期減少額(目的使用)(千円) 当期減少額(その他)(千円) 当期末残高(千円)
    貸倒引当金 2,811 1,661 820 1,858 1,793
    賞与引当金 161,620 193,800 161,620 193,800

    (注) 貸倒引当金の当期減少額「その他」のうち、1,761千円は一般債権の貸倒実績率による洗替額であり、97千円は貸倒懸念債権の個別見積りによる一部戻入額であります。

    【資産除去債務明細表】

         該当事項はありません。

    (2) 【主な資産及び負債の内容】

    ① 資産の部

    a 現金及び預金

    区分 金額(千円)
    現金 2,110
    預金
    当座預金 7,494
    普通預金 493,415
    別段預金 767
    定期預金 1,545,239
    小計 2,046,916
    合計 2,049,027

    b 受取手形

    イ 相手先別内訳

    相手先 金額(千円)
    神田工業株式会社 489
    合計 489

    ロ 期日別内訳

    期日 金額(千円)
    2023年5月満期
    2023年6月満期
    2023年7月満期 489
    2023年8月満期
    2023年9月満期
    2023年10月以降満期
    合計 489

    c 売掛金

    イ 相手先別内訳

    相手先 金額(千円)
    株式会社NTTドコモ 125,544
    株式会社DGフィナンシャルテクノロジー 50,960
    ひろぎんリース株式会社 40,469
    Altareeq Alashal Advertising LLC 32,462
    三菱HCキャピタル株式会社 19,422
    その他 617,207
    合計 886,065

    ロ 売掛金の発生及び回収並びに滞留状況

    当期首残高(千円) (A) 当期発生高(千円) (B) 当期回収高(千円) (C) 当期末残高(千円) (D) 回収率(%)  (C) ×100 (A)+(B) (C) ×100 (A)+(B) 滞留期間(日) (A)+(D) 2 (B) 365 (A)+(D) (B) 365
    (C) ×100
    (A)+(B)
    (A)+(D)
    (B)
    365
    836,041 7,666,360 7,616,336 886,065 89.6 41.0
    d 商品及び製品
    区分 金額(千円)
    商品
    システム機器 51,557
    サプライ用品 32,474
    小計 84,031
    製品
    写真集 10,740
    ASKA3Dプレート 382,276
    小計 393,016
    合計 477,047

    e  仕掛品

    区分 金額(千円)
    写真集 22,690
    ASKA3Dプレート 162,795
    合計 185,485

    f 原材料及び貯蔵品

    区分 金額(千円)
    原材料
    印刷材料 18,853
    製本材料 37,273
    ASKA3Dプレート用材料 4,196
    その他 28,314
    小計 88,637
    貯蔵品 661
    合計 89,298

    g 投資有価証券

    区分及び銘柄 金額(千円)
    株式 385,730
    債券
    社債 196,500
    その他 52,180
    合計 634,410

    ② 負債の部

    a 買掛金

    相手先 金額(千円)
    エプソン販売株式会社 33,566
    広島洋紙株式会社 26,709
    有限会社石川額縁 15,989
    オオアサ電子株式会社 14,258
    有限会社サンリボン 13,428
    その他 83,157
    合計 187,109

    (3) 【その他】

    当事業年度における四半期情報等

    (累計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 当事業年度
    売上高 (千円) 1,543,046 3,160,445 5,200,977 6,976,226
    税引前四半期(当期)純利益 (千円) 56,586 150,177 497,398 617,815
    四半期(当期)純利益 (千円) 38,538 103,723 349,232 482,498
    1株当たり四半期(当期)純利益 (円) 2.30 6.20 20.93 28.94
    (会計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
    1株当たり四半期純利益 (円) 2.30 3.91 14.77 8.02

    第6 【提出会社の株式事務の概要】

    事業年度 5月1日から4月30日まで
    定時株主総会 7月中
    基準日 4月30日
    剰余金の配当の基準日 10月31日、4月30日
    1単元の株式数 100株
    単元未満株式の買取り
    取扱場所 (特別口座)大阪市中央区北浜四丁目5番33号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
    株主名簿管理人 (特別口座)東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社
    取次所
    買取手数料 無料
    公告掲載方法 当社の公告は電子公告の方法により行う。ただし、電子公告によることができない事故その他やむを得ない事由が生じたときは、日本経済新聞に掲載して行う。なお、電子公告は以下の当社ホームページに掲載する。ホームページアドレス https://www.asukanet.co.jp
    株主に対する特典 毎年1回、4月30日現在の株主に対し、自社サービス(マイブックなど)の割引利用券を以下の基準により贈呈する。 100株以上400株未満 1,000円割引利用券1枚 400株以上2,000株未満 1,000円割引利用券2枚 2,000株以上 1,000円割引利用券6枚

    (注)  当社の株主は、その有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することができません。

     会社法第189条第2項各号に掲げる権利

     会社法第166条第1項の規定による請求をする権利

     株主の有する株式数に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受ける権利

    第7 【提出会社の参考情報】

    1 【提出会社の親会社等の情報】

    当社には、親会社等はありません。

    2 【その他の参考情報】

    当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に次の書類を提出しております。

    (1) 有価証券報告書及びその添付書類並びに有価証券報告書の確認書 事業年度(第27期) 自 2021年5月1日至 2022年4月30日 2022年7月29日中国財務局長に提出
    (2) 内部統制報告書及びその添付書類 事業年度(第27期) 自 2021年5月1日至 2022年4月30日 2022年7月29日中国財務局長に提出
    (3) 臨時報告書 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2(株主総会における議決権行使の結果)の規定に基づく臨時報告書 2022年7月29日中国財務局長に提出
    (4) 有価証券報告書の訂正報告書及び確認書 事業年度(第27期) 自 2021年5月1日至 2022年4月30日 2022年8月12日中国財務局長に提出
    (5) 四半期報告書、四半期報告書の確認書 (第28期第1四半期) 自 2022年5月1日至 2022年7月31日 2022年9月14日中国財務局長に提出
    (第28期第2四半期) 自 2022年8月1日至 2022年10月31日 2022年12月14日中国財務局長に提出
    (第28期第3四半期) 自 2022年11月1日至 2023年1月31日 2023年3月14日中国財務局長に提出
    (6) 自己株券買付状況報告書 2022年8月1日、2022年9月1日、2022年10月3日、2022年11月1日、2023年7月3日中国財務局長に提出
    (7) 自己株券買付状況報告書の訂正報告書 2022年9月1日提出分 2022年9月27日中国財務局長に提出

    第二部 【提出会社の保証会社等の情報】

    該当事項はありません。

    独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書

    2023年7月26日

    株式会社アスカネット

    取締役会 御中

    有限責任監査法人 トーマツ

    広島事務所

    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 家 元 清 文
    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 平 岡 康 治

    <財務諸表監査>

    監査意見

    当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社アスカネットの2022年5月1日から2023年4月30日までの第28期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュ・フロー計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。

    当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社アスカネットの2023年4月30日現在の財政状態並びに同日をもって終了する事業年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。

    監査意見の根拠

    当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

    監査上の主要な検討事項

    監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 

    空中ディスプレイ事業セグメントに属する資産の評価
    監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由 監査上の対応
    会社は、空中ディスプレイ事業において、映像画像の新しい表現方法として空中結像技術を研究開発し、ビジネス化を推進している。【注記事項】(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、会社は当事業年度の財務諸表に、空中ディスプレイ事業に係る固定資産として、有形固定資産168,529千円及び無形固定資産4,931千円を計上している。このほか、ASKA3Dプレート在庫として、製品382,276千円、仕掛品162,795千円及び原材料4,196千円を計上している。空中ディスプレイ事業は、空中結像という今までにない非常に斬新でユニークな技術にて新しい市場の創造を目指している。新型コロナウイルス感染症の状況を経て、空中結像によるサイネージや非接触操作に確固たるニーズがあることは把握しているものの、ASKA3Dプレートの生産体制の構築や世界的なマーケティングに時間を要しており、【注記事項】(セグメント情報等)に記載のとおり、空中ディスプレイ事業は、継続してセグメント損失を計上している。固定資産の減損会計や棚卸資産の評価における収益性低下の判断には、将来の事業計画など、事業環境を踏まえた経営者の重要な予測・判断が用いられる。特に、空中ディスプレイ事業は、技術の開発を伴い、新しい市場を創造している段階である。このため、さらなる技術開発に想定より時間を要する、量産化が想定どおりに進まない、マーケティングが不調となる、会社の技術より優れた技術の出現により優位性が低下するなどの将来の事業計画における不確実性が存在する。空中ディスプレイ事業セグメントに属する資産の評価が適切に行われない場合、固定資産及び棚卸資産が過大評価される可能性が存在し、財務諸表全体に及ぼす影響も小さくない。空中ディスプレイ事業セグメントに属する資産には、減損の兆候や収益性の低下の可能性が認められ、その評価の判断には不確実性を伴うという質的な重要性があり、また、財務諸表に及ぼす金額的な重要性も認められる。したがって、当監査法人は、空中ディスプレイ事業セグメントに属する資産の評価を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、空中ディスプレイ事業セグメントに属する資産の評価が適切に実施されているかどうかを検討するため、主に以下の手続を実施した。(内部統制の整備状況及び運用状況の評価)・ 中期事業計画の作成を含む固定資産の減損会計に関するプロセス及び棚卸資産の評価プロセスにおいて、実施担当者や承認者の適格性など、関連する内部統制の整備状況及び運用状況を評価した。(固定資産の減損の検討)・ 会社が作成した空中ディスプレイ事業の割引前将来キャッシュ・フローと、取締役会にて承認された中期事業計画の整合性を検討した。・ 中期事業計画については、直近の販売実績、棚卸資産単価、取締役会や経営会議における報告や意思決定に照らして合理的に作成されているかどうかを検討した。・ 中期事業計画の根拠となる、会社による空中結像技術に関する市場予測が、事業環境に照らして合理的かどうかを検討した。・ 過年度における事業計画とその実績を比較するとともに、責任者への質問や資料の査閲により中期事業計画の合理性を検討した。・ 将来キャッシュ・フローを見積る期間については、空中ディスプレイ事業の主要設備の耐用年数に照らして妥当かどうかを検討した。・ 将来業績の計画からの下振れリスクについては、感応度分析により回収可能性の十分性について検討した。(棚卸資産の評価の検討)・ 会社によるASKA3Dプレート在庫の評価資料を査閲するとともに、空中ディスプレイ事業責任者に対して評価の判断根拠について質問を実施した。・ 期末時点の棚卸資産の単価及び数量と、中期事業計画における販売計画の整合性を検討した。

    投資有価証券(非上場株式)の評価
    監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由 監査上の対応
    会社は、持続的な成長を実現するために、優秀な技術を有するベンチャー企業に投資を行っている。【注記事項】(重要な会計上の見積り)に記載のとおり、会社は当事業年度の財務諸表に非上場株式352,180千円を計上しており、これらは株式発行会社の1株当たり純資産に比べて相当程度高い価額にて取得している。非上場株式の評価には、当該株式の実質価額に関して、投資先の将来の事業計画や投資先の事業環境などを踏まえた経営者の重要な予測・仮定・判断が用いられる。特に、ベンチャー企業に対する投資においては、予測不能な事態の発生、当初事業計画から業績の下振れや事業化の遅れなどにより、将来の収益性における不確実性が存在する。当該状況下において、非上場株式の評価が適切に行われない場合、投資有価証券が過大評価される可能性が存在し、財務諸表全体に及ぼす影響も小さくない。会社が保有する投資有価証券(非上場株式)には、その評価の判断には不確実性を伴うという質的な重要性があり、また、財務諸表に及ぼす金額的な重要性も認められる。したがって、当監査法人は、投資有価証券(非上場株式)の評価を監査上の主要な検討事項に該当するものと判断した。 当監査法人は、投資有価証券(非上場株式)の評価が適切に実施されているかどうかを検討するため、主に以下の手続を実施した。(内部統制の整備状況及び運用状況の評価)・ 会社による出資先の将来事業計画の検討を含む非上場株式の評価に関するプロセスにおいて、実施担当者及び承認者の適格性など、関連する内部統制の整備状況及び運用状況を評価した。(会社持分相当額と帳簿価額との比較検討)・ 出資先の財務諸表を基礎とした1株当たり純資産金額により算定した実質価額と帳簿価額とを比較して下落の程度を検討した。(出資先の超過収益力の検討)・ 実質価額に出資先の超過収益力等が含まれる場合は、当該超過収益力の基礎となる事業計画を実績値と比較するとともに、責任者への質問や資料の査閲により事業計画等の合理性について検討した。(直近の追加出資受入実績の検討)・ 出資先において、会社以外の第三者による増資引受けが行われている場合は、追加出資における1株当たり取得価額が、会社の1株当たり取得価額を著しく下回っていないかどうかを検討した。
      その他の記載内容

    その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、財務諸表及びその監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。

    財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。

    当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。

    その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 

    財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任

    経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

    財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。

    監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    財務諸表監査における監査人の責任

    監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。

    監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。

    ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。

    ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。

    ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。

    ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。

    ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。

    <内部統制監査>

    監査意見

    当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社アスカネットの2023年4月30日現在の内部統制報告書について監査を行った。

    当監査法人は、株式会社アスカネットが2023年4月30日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。

    監査意見の根拠

    当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

    内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任

    経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。

    監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。

    なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。

    内部統制監査における監査人の責任

    監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。

    監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。

    ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。

    ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。

    ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。

    利害関係

    会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

    以  上

    ※1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。