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    5801 古河電気工業 有価証券報告書-第201期(2022/04/01-2023/03/31)

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    4 【関係会社の状況】

        2023年3月31日現在

    名称 住所 資本金又は出資金(百万円) 主要な事業の内容 議決権の所有(又は被所有)割合(%) 関係内容
    (連結子会社)古河電池㈱(注)4 横浜市保土ヶ谷区 1,640 電装エレクトロニクス 58.1(0.8) 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品の一部を購入。このほか、当社が不動産及び設備を賃貸。役員の兼任等あり。
    ㈱KANZACC(注)7 大阪市中央区 720 インフラ 99.9 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品の一部を購入。このほか、当社が不動産を賃貸。役員の兼任等あり。資金の貸付(CMS)あり。
    古河産業㈱(注)7 東京都港区 700 販売子会社 100.0 当社製品の販売、当社が同社より原材料の一部を購入。このほか、当社が不動産を賃貸。役員の兼任等あり。資金の貸付・借入(CMS)あり。
    岡野電線㈱(注)5 神奈川県大和市 489 インフラ 49.2 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品の一部を販売。役員の兼任等あり。資金の借入あり。
    古河電工産業電線㈱(注)7 東京都荒川区 450 インフラ 100.0 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品の一部を購入・販売。このほか、当社が不動産及び設備を賃貸。役員の兼任等あり。資金の貸付(CMS)あり。
    古河電工パワーシステムズ㈱(注)7 横浜市青葉区 450 インフラ 100.0 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品の一部を購入・販売。このほか、当社が不動産を賃貸。役員の兼任等あり。資金の貸付・借入(CMS)あり。
    古河樹脂加工㈱(注)7 千葉市美浜区 300 機能製品 100.0 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品の一部を購入。このほか、当社が不動産及び設備を賃貸。役員の兼任等あり。資金の貸付(CMS)あり。
    ㈱古河テクノマテリアル(注)7 神奈川県平塚市 300 電装エレクトロニクス 100.0 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品を販売。役員の兼任等あり。資金の貸付(CMS)あり。
    古河日光発電㈱(注)7 栃木県日光市 300 サービス・開発等 100.0 当社が同社より電力の一部を購入。このほか、当社が不動産を賃貸。役員の兼任等あり。資金の貸付(CMS)あり。
    名称 住所 資本金又は出資金(百万円) 主要な事業の内容 議決権の所有(又は被所有)割合(%) 関係内容
    古河ネットワークソリューション㈱(注)7 神奈川県平塚市 150 インフラ 100.0 当社が購買及び製造を受託、当社が同社製品を販売。このほか、当社が不動産を賃貸。役員の兼任等あり。資金の借入(CMS)あり。
    古河AS㈱(注)3, 7 滋賀県犬上郡 100 電装エレクトロニクス 100.0 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品を販売。このほか、当社が不動産を賃貸。役員の兼任等あり。資金の貸付(CMS)あり。
    古河ファイテルオプティカルデバイス㈱(注)7 千葉県市原市 100 インフラ 70.6 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品を販売。このほか、当社が不動産を賃貸。役員の兼任等あり。資金の貸付・借入(CMS)あり。
    古河精密金属工業㈱(注)7 栃木県日光市 100 電装エレクトロニクス 100.0 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品を販売。このほか、当社が不動産を賃貸・賃借。役員の兼任等あり。資金の貸付(CMS)あり。
    理研電線㈱(注)7 東京都中央区 100 インフラ 100.0 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品の一部を購入・販売。このほか、当社が不動産及び設備を賃貸。役員の兼任等あり。資金の借入(CMS)あり。
    古河エレコム㈱(注)7 東京都千代田区 98 販売子会社 100.0 当社製品の販売。このほか、当社が不動産を賃貸。役員の兼任等あり。資金の借入(CMS)あり。
    古河マグネットワイヤ㈱(注)7 東京都千代田区 96 電装エレクトロニクス 100.0 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品を販売。このほか、当社が不動産を賃貸。役員の兼任等あり。資金の貸付(CMS)あり。
    古河C&B㈱(注)7 神奈川県平塚市 90 インフラ 100.0 当社が同社製品を販売。このほか、当社が不動産を賃貸。役員の兼任等あり。資金の貸付(CMS)あり。
    OFS Fitel, LLC(注)3 アメリカ 362百万米ドル インフラ 100.0 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品の一部を購入・販売。役員の兼任等あり。資金の貸付あり。
    Furukawa Electric LatAm S.A.(注)3 ブラジル 149百万レアル インフラ 100.0 当社より原材料の一部を供給。役員の兼任等あり。
    American Furukawa,Inc.(注)3 アメリカ 109百万米ドル 電装エレクトロニクス 100.0(0.1) 当社子会社製品の販売。当社子会社より原材料の一部を供給。役員の兼任等あり。資金の貸付あり。
    瀋陽古河電纜有限公司(注)3 中国 768百万元 インフラ 100.0 当社より原材料の一部を供給、当社が同社製品の一部を販売。役員の兼任等あり。資金の貸付あり。
    古河銅箔股份有限公司 台湾 1,555百万台湾ドル 機能製品 100.0 当社が同社製品の一部を販売。役員の兼任等あり。
    名称 住所 資本金又は出資金(百万円) 主要な事業の内容 議決権の所有(又は被所有)割合(%) 関係内容
    台日古河銅箔股份有限公司 台湾 1,475百万台湾ドル 機能製品 81.9 当社子会社より原材料の一部を供給。役員の兼任等あり。資金の貸付あり。
    Furukawa Electric Singapore Pte. Ltd. シンガポール 3百万米ドル 販売子会社 100.0 当社製品の販売。役員の兼任等あり。
    Furukawa Precision(Thailand) Co.,Ltd. タイ 169百万バーツ 電装エレクトロニクス 100.0(50.0) 当社より原材料の一部を供給。役員の兼任等あり。
    Thai Furukawa Unicomm Engineering Co.,LTD. タイ 104百万バーツ インフラ 91.8(42.8) 当社子会社より原材料の一部を供給。役員の兼任等あり。
    Furukawa Automotive Parts(Vietnam) Inc. ベトナム 18百万米ドル 電装エレクトロニクス 100.0(100.0) 当社子会社より原材料の一部を供給。役員の兼任等あり。資金の貸付あり。
    PT Tembaga Mulia Semanan Tbk(注)5 インドネシア 12百万米ドル 電装エレクトロニクス 42.4 当社子会社より原材料の一部を供給。役員の兼任等あり。
    Trocellen GmbH ドイツ 8百万 ユーロ 機能製品 100.0 役員の兼任等あり。資金の貸付あり。
    PT.Furukawa Indomobil Battery Manufacturing(注)3 インドネシア 899,732百万インドネシアルピア 電装エレクトロニクス 51.0(51.0) 当社子会社より原材料の一部を供給。当社子会社が同社より原材料の一部を購入。
    その他81社
    (持分法適用関連会社)富士古河E&C㈱(注)4 神奈川県川崎市 1,970 インフラ 20.2 当社より工事を請負。役員の兼任等あり。
    ㈱UACJ(注)4 東京都千代田区 52,276 サービス・開発等 25.0 当社より原材料の一部を供給、当社が同社より原材料の一部を購入、業務の一部を受託。このほか、当社が不動産及び設備を賃貸・賃借。
    山崎金属産業㈱(注)4 東京都千代田区 600 電装エレクトロニクス 25.0 当社が同社より原材料の一部を購入。当社製品を販売。
    ㈱ビスキャス 東京都大田区 10 インフラ 50.0 役員の兼任等あり。資金の貸付あり。
    Asia Vital Components Co.,Ltd.(注)6 台湾 3,533百万台湾ドル 機能製品 17.7(2.7) 役員の兼任等あり。
    西安西古光通信有限公司 中国 227百万元 インフラ 49.0 役員の兼任等あり。
    その他9社

    (注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

    2.議決権の所有又は被所有割合の(  )内は、間接所有割合で内数であります。

    3.古河AS㈱、OFS Fitel, LLC、Furukawa Electric LatAm S.A.、American Furukawa,Inc.、瀋陽古河電纜有限公司、PT.Furukawa Indomobil Battery Manufacturingは特定子会社に該当します。

    4.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社は、古河電池㈱、富士古河E&C㈱、㈱UACJ、山崎金属産業㈱であります。

    5.持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社とした会社は、岡野電線㈱、PT Tembaga Mulia Semanan Tbkであります。

    6.持分は100分の20未満でありますが、実質的な影響力を持っているため関連会社としたものであります。

    7.当社と一部の関係会社は、効率的な資金活用のために、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入しております。

    5 【従業員の状況】

    (1) 連結会社の状況

    2023年3月31日現在

    セグメントの名称 従業員数(人)
    インフラ 10,051
    電装エレクトロニクス 36,815
    機能製品 2,282
    サービス・開発等 2,166
    合計 51,314

    (注)1.従業員数には、臨時従業員及び企業集団外への出向者を含めておりません。

    2.サービス・開発等の従業員数には、当社の本部部門など、全社共通の業務に従事する人員数が含まれております。

    (2) 提出会社の状況

    2023年3月31日現在

    従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
    4,267 43.7 19.9 6,845,157
    セグメントの名称 従業員数(人)
    インフラ 1,516
    電装エレクトロニクス 525
    機能製品 712
    サービス・開発等 1,514
    合計 4,267

    (注)1.従業員数には、臨時従業員及び出向者を含めておりません。

    2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

    3.サービス・開発等の従業員数には、当社の本部部門など、全社共通の業務に従事する人員数が含まれております。

    (3) 労働組合の状況

    当社グループには、古河電気工業労働組合をはじめとする労働組合が組織されており、全日本電線関連産業労働組合連合会(日本労働組合総連合会加盟)等に所属しております。なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。

    (4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

     ① 提出会社

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_003" />

    (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

    2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

     ② 連結子会社

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_004" />

    (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

    2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

     ③ 提出会社・国内連結子会社グループ

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_005" />

    (注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

    2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

    第2 【事業の状況】

    1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

    文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

    (1) 会社の経営の基本方針

    [古河電工グループ理念]

    ■基本理念

    世紀を超えて培ってきた素材力を核として、絶え間ない技術革新により、真に豊かで持続可能な社会の実現に貢献します。

    ■経営理念

    私たち古河電工グループは、人と地球の未来を見据えながら、

    ・ 公正と誠実を基本に、常に社会の期待と信頼に応え続けます。

    ・ お客様の満足のためにグループの知恵を結集し、お客様とともに成長します。

    ・ 世界をリードする技術革新と、あらゆる企業活動における変革に絶えず挑戦します。

    ・ 多様な人材を活かし、創造的で活力あふれる企業グループを目指します。

    ■Core Value(コア・バリュー)

    古河電工グループ理念を達成し持続的に成長していく上で、特に大事にし、より強化していきたい価値観として<正々堂々><革新><本質追究><主体・迅速><共創>の5つを定め、「Core Value」としております。

    ■古河電工グループ ビジョン2030

    当社グループの事業を取り巻く環境の急速な変化を捉え、目指す時間軸と事業領域を明確にした「古河電工グループ ビジョン2030」(以下、「ビジョン2030」という)を策定しております。

    ビジョン2030は、「世紀を超えて培ってきた素材力を核として、絶え間ない技術革新により、真に豊かで持続可能な社会の実現に貢献します。」という当社グループの基本理念を踏まえ、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs*)」が 示す社会課題の解決を念頭に置いて、当社グループの2030年におけるありたい姿を描くとともに、そこへ向けて目指す時間軸と領域を明確にしております。

    ビジョン2030のもと、情報/エネルギー/モビリティの各領域及びこれらの融合領域において、当社グループは社会課題の解決を目指してまいります。さらに、新領域においても、これまでにない新たな事業の創出を通じた社会課題の解決を目指してまいります。

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    古河電工グループは「地球環境を守り」「安全・安心・快適な生活を実現する」ため、情報 / エネルギー / モビリティが融合した社会基盤を創る。

    さらに、当社グループでは、ビジョン2030を達成するために当社グループが対処すべき経営上の重要課題を「マテリアリティ」と定義し、収益機会とリスクの両面で次のとおりマテリアリティを特定しております。これらのマテリアリティに取り組むことにより、ビジョン2030を達成するとともに、SDGsの達成にも寄与してまいります。

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    *SDGs…国連で採択されたSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称であり、17のゴール・169のターゲットで構成される国際目標

    (2) 経営環境、中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題

    当社は、ビジョン2030のありたい姿からのバックキャストで中間地点としての2025年の目指す姿を定義し、その達成に向け2025年度を最終年度とする4か年の新中期経営計画「Road to Vision2030-変革と挑戦-」(以下、「25中計」という)を昨年策定し、各施策に取り組んでまいりました。

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    <経営環境>

    25中計の前提となる当社を取り巻く経営環境は、今後非連続かつ不可逆的に変化していくものと考えております。例えば、ESG/SDGsが企業の存続に欠かせない経営課題となる、人生100年時代などを踏まえた新たなライフスタイルが広がる、人口減少・高齢化の進展により国内市場が縮小する、DX(Digital Transformation)が急速に進展する、等の変化が想定されます。

    このような環境においては、Beyond5G*の実現やカーボンニュートラルの実現、安全・安心・快適に人とモノが移動の自由を享受するための次世代インフラの実現、健康寿命延伸の実現、サーキュラー・エコノミーの実現等の社会課題解決の期待がより高まるものと想定されます。

    *Beyond5G…5Gの特徴(高速・大容量、低遅延、多数端末との接続)のさらなる高度化に加えて、空・海・宇宙への利用領域の拡張、超低消費電力、超高信頼などの特徴を備えることが想定されている。6G(第6世代移動通信システム)とも呼ばれる。

    <> </>

    <各事業領域における市場環境の見通し>

    世界経済は、回復傾向をたどるとみられます。しかし、インフレ率は高止まりしているほか、金融環境は不安定な状況にあり、リスクバランスは下振れの方向にあります。先行き不透明な状況が続くと予想されますが、当社グループが重点領域と位置づけているインフラ(情報通信、エネルギー)/自動車分野、また、注力事業と位置づけている半導体に関連する機能製品分野は、中長期では継続的な市場成長が見込まれます。

    情報通信分野は、5GやIoTなど、クラウドをベースとしたサービスが様々な分野で成長しておりましたが、それに加えコロナ禍で定着したテレワークとその拡大により、データセンタ関連の光ネットワークの建設が今後も続くと考えられます。足元では世界的な光ファイバ等の需給バランスが悪化しておりますが、中長期では継続的な市場成長が見込まれます。

    エネルギー分野は、国内に関しては国のエネルギー政策に伴う洋上風力を中心とする再生可能エネルギーや電力会社のリプレース需要が見込まれ、海外に関しては欧米、新興国での旺盛な需要が継続する見通しであります。

    自動車分野は、半導体供給制約が緩和の方向にあるとともに、日系自動車メーカーのBEVシフトが加速するなど、今後も当該分野は継続的に成長する見通しであります。

    機能製品分野は、足元ではスマートフォン・パソコン・データセンタ向けの需要が落ち込んでおりますが、中長期的には継続的な市場拡大・成長が見込まれます。

    <25中計達成に向けた取組み(対処すべき課題)>

    25中計のもと、情報/エネルギー/モビリティの各領域及びこれらの融合領域における社会課題解決型事業の強化・創出を掲げ、収益の拡大に向けた取組みとして、「資本効率重視による既存事業の収益最大化」及び「開発力・提案力の強化による新事業創出に向けた基盤整備」を推進してまいります。また、これらを下支えする「ESG経営の基盤強化」に取り組んでまいります。

    ①資本効率重視による既存事業の収益最大化

    収益性・成長性等の観点から事業の位置付けを可視化し、これに則した投資配分の最適化を進め、事業ポートフォリオの見直しを含む、資本コストをより意識した経営管理と意思決定を一層加速してまいります。また、売上における高付加価値製品の比率の向上や付加価値に見合った製品価格の適正化により、収益の改善・拡大を図ってまいります。具体的には、光ファイバ等の需要拡大をとらえ、拡販を進めているローラブルリボンケーブル等の高付加価値製品の売上増を図るとともに、中南米で培ったビジネスモデルの強みを活かしネットワーキングシステム事業をグローバルに拡大してまいります。電力ケーブルシステムについては、製造能力や工事施工能力の増強等を進め、国内での電力網強靭化や再生可能エネルギー向けの海底線及び地中線を主なターゲット領域として事業基盤を確立し、収益成長を図ってまいります。また、EV化の加速に伴う自動車の軽量化ニーズの高まりに応えるため、新車種への搭載を着実に拡大しているアルミワイヤハーネスの優位性を活かし、事業拡大と収益性向上を進めてまいります。さらに、中長期的に半導体需要の拡大が見込まれることから、半導体製造用テープにつきまして、2025年度の量産開始に向け新工場建設を進めており、製造能力の増強による安定的供給及び高性能・高品質な製品の提供により、売上拡大を目指してまいります。

    ②開発力・提案力の強化による新事業創出に向けた基盤整備

    当社グループは、素材力を核として長年培ってきた「メタル」「ポリマー」「フォトニクス」「高周波」の4つのコア技術を活用し、新たな社会課題解決型事業創出の基盤整備を図ってまいります。Beyond5G社会に向け情報通信トラフィックの増加が見込まれる中、当社のコア技術であるフォトニクス技術及び高周波技術を活かした高機能なフォトニクス製品の開発力と、光通信市場への幅広い対応力を活かし、オール光ネットワークと高効率エネルギー社会の実現に貢献してまいります。また、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、化石資源によらないグリーンLPガスの開発・製造を進めてまいります。さらに、次世代のエネルギー源として期待される核融合発電に必要な高温超電導線材の開発・製造により、環境に配慮したクリーンな電力の供給に寄与してまいります。引き続き、外部パートナーとの共創を進めるほか、デジタル技術やデータの利活用を推進し、課題解決を起点とした製品・サービスを開発・提供することを通じて、新たな提供価値の創造を目指してまいります。

    ③ESG経営の基盤強化

    25中計では、特定したマテリアリティごとに2025年度の目指す姿を定め、それらを実現する施策を策定するとともに、進捗を測定するサステナビリティ指標・目標値を設定しており、それらの達成を図ることで、ESG経営の基盤を強化してまいります。持続可能な企業へ変革する上で必須となっている気候変動に配慮したビジネス活動を展開するべく、「自社のCO2を出さない・減らす」「社会のCO2を出さない・減らす」「排出されたCO2を溜める・変える」という収益機会の獲得とリスクの低減の両面からの活動により、カーボンニュートラル実現への取組みを加速してまいります。また、人的資本の強化を図るため、人材に対するグループ・グローバル共通の考え方である「古河電工グループPeople Vision」に基づき、2030年のありたい姿として「多様な人材を確保し、挑戦し続けようとする人の成長を支援する」「全員が主役で誇りを持ちワクワク働ける企業グループを目指す」「『チームで徹底的にやりきる』古河電工グループの文化を醸成する」ことを基本方針として、「人材・組織実行力」の強化に取り組んでまいります。具体的には、従業員エンゲージメントの要素を含む人材・組織実行力調査を実施し、これをモニタリングツールとして、ダイバーシティ&インクルージョン推進、リーダーシップ変革活動、経営戦略・事業戦略遂行に資する人材の採用・配置・育成施策など、人材マネジメントに関わる取組みを強化してまいります。人権マネジメントについては、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」の企業の取り組むべき3つの要件に基づき推進してまいります。その中でも「人権デューディリジェンスの実施」としては、従業員と取引先を優先して対応すべきステークホルダーとして、それぞれについて想定される人権上の課題を特定し、課題への改善策や予防策を講じてまいります。具体的には、人権問題に関する教育について当社はもとより国内外グループ会社の管理職にまで拡大し、継続的に実施してまいります。また、サプライチェーンにおける人権を含めたCSR調達実現のため、「古河電工グループCSR調達ガイドライン」に基づく自己評価調査(SAQ)について当社から国内外グループ会社の主要な取引先へと段階的に拡大してまいります。

    (3) 目標とする経営指標

    25中計において、資本効率を意識した事業の強化と創出を行うため、ROICやROEなどを経営指標として重視し、最終年度である2026年3月期の到達目標水準は、ROIC(税引後)6%以上、ROE11%以上、連結売上高1.1兆円以上、連結営業利益580億円以上、親会社株主に帰属する当期純利益370億円以上としております。また、25中計では、これらの財務目標に加え、各マテリアリティにおける2025年度の目指す姿を実現するための指標をサステナビリティ指標(温室効果ガス排出量削減率、管理職に占める女性比率、管理職に対する人権リスクに関する教育実施率等)として目標を設定しており、収益機会とリスクの両面から、企業価値向上に向けた取組みを実施し、これらの達成を図ってまいります。

    当社グループ経営理念及びビジョン2030の実現に向けて、本中期経営計画を着実に推進してまいります。

    2025年度の財務目標値

    ROIC(税引後) 6%以上
    ROE 11%以上
    Net D/Eレシオ 0.8以下
    自己資本比率 35%以上
    連結売上高 1.1兆円以上
    連結営業利益 580億円以上
    親会社株主に帰属する当期純利益 370億円以上

    2025年度のサステナビリティ目標値

    環境調和製品売上高比率 70%
    新事業研究開発費増加率(2021年度基準) 125%
    事業強化・新事業創出テーマ(*1)に対するIPランドスケープ実施率 100%
    温室効果ガス排出量削減率(スコープ1、2)(2021年度基準) △18.7%(*2)
    電力消費量に占める再生可能エネルギー比率 30%(*3)
    (単体)従業員エンゲージメントスコア 75(*4)
    (単体)管理職層に占める女性比率 7%
    (単体)スタッフ新規採用者に占めるキャリア採用比率 30%
    全リスク領域に対するリスク管理活動フォロー率 100%
    主要取引先に対するCSR調達ガイドラインに基づくSAQ実施率 グローバル100%
    管理職に対する人権リスクに関する教育実施率 グローバル100%

    (*1) 2022年度に設定したテーマが対象。

    (*2) 環境目標2030改定に伴い基準年度と目標値を改定。従来の2017年度基準で△42%に相当。

    (*3) 環境目標2030改定に伴い目標値を改定。

    (*4) 2022年度に目標値を新たに設定。

    2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】

    当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は、次のとおりであります。

    なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

    (1)サステナビリティ共通

    当社グループは、「世紀を超えて培ってきた素材力を核として、絶え間ない技術革新により、真に豊かで持続可能な社会の実現に貢献します。」を基本理念とし、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」が示す社会課題の解決を念頭に描いた当社グループの2030年におけるありたい姿「古河電工グループ ビジョン2030」(以下、ビジョン2030)を定めております。当社グループは、ビジョン2030の達成に向け、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指すESG経営を推進しています。

    ① ガバナンス

    当社グループのサステナビリティに関する議論を集約し、実行の質・スピードをさらに高めることを目的として、「サステナビリティ委員会」を設置しています。サステナビリティ委員会は、委員長を社長、副委員長を戦略本部長、委員を経営層で構成され、サステナビリティに関する基本方針、収益機会・リスクのマテリアリティに関する基本的事項及びサステナビリティに関する基本的な情報開示等の当社グループのサステナビリティに関する課題についての審議並びに当該事項に関する進捗状況の確認をし、取締役会に提案・報告を行っています。事務局はサステナビリティ推進室が担当し、原則、年に2回開催します。また、リスクのマテリアリティに関する事項は、当社グループの経営上のリスクとも密接に関わることから、リスクマネジメント委員会と連携して対処しています。

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    当社グループでは、2018年度よりESG経営への取り組みを加速させ、取締役会、経営会議及びサステナビリティ委員会で気候変動や人的資本を含めたサステナビリティに関係する議論を拡充させています。また、取締役会には、気候変動や人的資本を含めたサステナビリティに関する進捗状況を四半期ごとに報告・共有しています。

    <当社グループのサステナビリティに関する主な議論>

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_006" />

    ② リスク管理

    当社グループは、委員長を社長、副委員長をリスクマネジメント本部長、委員を経営層で構成した「リスクマネジメント委員会」を設置し、当社グループのリスク管理、内部統制、コンプライアンスについての課題を審議し、監督・推進する体制をとっています。同委員会では、経営視点及びオペレーショナル視点のリスク評価などによりリスクを俯瞰し、全社的に対応すべき重要リスクを定め、優先的に対応しています。

    「気候変動」と「人材・組織実行力」は、影響度大及び発生可能性大の経営視点の重要リスクとして認識しています。

    詳細については、「3 [事業等のリスク]」を参照してください。

    また、分野別には、品質管理、安全衛生(健康を含む)、環境、防災・事業継続マネジメント(BCM)など重要度が高いとされるリスクについては、特別委員会を設置して重点的に管理する体制をとっており、事業活動に関するリスク管理体制の強化を図っています。これらの体制に加え、取締役会、経営会議、稟議等により重要な意思決定を行う際には、当該事案から予測されるリスク等を資料等に明示し、これらを認識した上で判断することとしています。

    <> </>  ③ 戦略

    <古河電工グループのESG経営とマテリアリティ>

    当社グループは、ビジョン2030の達成に向け、当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指すESG経営を推進しています。当社グループでは、ビジョン2030を達成するために当社グループが対処すべき経営上の重要課題を「マテリアリティ」と定義し(※)、マテリアリティの特定プロセス(後述)に従って、収益機会とリスクの両面でマテリアリティを特定しています。収益機会のマテリアリティは資本効率の向上、リスクのマテリアリティは資本コストの低減に資するものとして、特定したマテリアリティに取り組み、ビジョン2030の達成を目指します。また、マテリアリティと関連性の深いSDGsの達成にも貢献していきます。

    ※ 当社グループのESG経営において、「マテリアリティ」は、ビジョン2030を達成するために当社グループが対処すべき経営上の重要課題と定義しており、財務・会計上における重要課題(業績、財務状況等に影響を及ぼす可能性のある項目)とは、異なる意味で使用しています。

    <マテリアリティの特定と見直し>

    収益機会の観点から、当社グループが事業活動を通じて様々な社会課題を解決していくためには、従来のプロダクト・アウトの考え方からアウトサイド・イン・アプローチへの転換が必要不可欠と考え、「社会課題解決型事業の創出」をマテリアリティとして特定しました。その具体例として、ビジョン2030で描く社会の基盤となる「次世代インフラを支える事業の創出」、カーボンニュートラルやサーキュラー・エコノミーの実現に貢献する「環境配慮事業の創出」をサブ・マテリアリティとしています。また、自ら積極的に変革する企業を目指すという思いを表した「Open, Agile, Innovative」と、外部との共創に注力する「多様なステークホルダーとのパートナーシップの形成」を通じて「社会課題解決型事業の創出」を推進し、資本コストを含めた資本効率を向上していきます。

    一方、リスクの観点からは、企業が持続的な成長をしていく上で「気候変動に配慮したビジネス活動の展開」は必須であるため、環境(E)のマテリアリティとしました。また、自ら積極的に変革する企業になるための「人材・組織実行力の強化」を社会(S)のマテリアリティ、コーポレートガバナンス、グループガバナンス及びサプライチェーンマネジメントをサブ・マテリアリティとする「リスク管理強化に向けたガバナンス体制の構築」をガバナンスのマテリアリティとし、ESG経営の基盤強化を推進し、資本コストを低減していきます。

    <> </>

    <マテリアリティの特定プロセス>

    マテリアリティの特定及び見直しは、Step1~Step3 のプロセスで行います。まず、Step1では「外部要因」と「内部要因」を参考に社会課題を洗い出し、重複項目を整理した上で項目リストを作成します(現在、29項目に整理されています)。Step2では「株主・投資家にとっての重要度」と「ビジョン2030達成にとっての重要度」の2軸に対して重要度評価(高・中・低)をし、優先順位付けを行います。Step3で、優先度の高い項目をマテリアリティ項目として特定します。特定したマテリアリティ項目は、ビジョン2030達成に向けた重要課題として収益機会及びリスク側面で類型化・再整理し、収益機会のマテリアリティ及びE・S・G各々のリスクのマテリアリティとして表現します。

    <> </>

    <> </>

    <2030年に向けた価値創造プロセス>

    「中期経営計画2022-2025」(以下、25中計)は、ビジョン2030達成に向けたマイルストンとして位置づけられています。2030年におけるありたい姿から遡るバックキャスティングによって示された2025年の姿に向かって、現在からのフォワード・ルッキングの考え方で策定された25中計を確実に実行していきます。25中計では、特定したマテリアリティごとに2025年度の目指す姿を定め、それらを実現する施策を策定するとともに、進捗を測定・管理するサステナビリティ指標・目標を設定しています。

    当社グループは、これまで素材力を核とした「メタル」「ポリマー」「フォトニクス」「高周波」の4つのコア技術を強みに、特定市場に限定されない開発力と提案力によって、お客様の信頼を培ってきました。

    25中計で設定した財務目標・サステナビリティ目標を達成し、当社グループが持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現するために、資本効率を意識した事業の強化と創出を行い、オープンイノベーションや外部パートナーとの共創、知的資産の活用を含めた当社グループの強みを強化し、新しいビジネスモデルの構築を進めます。2025年に向けて、情報・エネルギー・モビリティ分野での収益を安定化させ、社会課題解決型事業の強化を通じて成長し、情報/エネルギー/モビリティの融合社会へ貢献していきます。また、2030年に向かって、ビジョン2030で描く融合社会の基盤となる「次世代インフラを支える事業」、カーボンニュートラルやサーキュラー・エコノミーの実現に貢献する「環境配慮事業」などの社会課題解決型事業の創出によって飛躍をしていきます。

    事業の強化に関しては、光ファイバ等の需要拡大をとらえ、拡販を進めているローラブルリボンケーブル等の高付加価値製品の売上増を図るとともに、中南米で培ったビジネスモデルの強みを活かしネットワーキングシステム事業をグローバルに拡大していきます。電力ケーブルシステムについては、製造能力や工事施工能力の増強等を進め、国内での電力網強靭化や再生可能エネルギー向けの海底線及び地中線を主なターゲット領域として事業基盤を確立し、収益成長を図ります。また、EV化の加速に伴う自動車の軽量化ニーズの高まりに応えるため、新車種への搭載を着実に拡大しているアルミワイヤハーネスの優位性を活かし、事業拡大と収益性向上を進めていきます。さらに、中長期的には半導体需要の拡大が見込まれることから、半導体製造用テープについて、2025年度の量産開始に向け新工場建設を進めており、製造能力の増強による安定的供給及び高性能・高品質な製品の提供により、売上拡大を目指します。

    新事業の創出に関しては、Beyond5G(以下、B5G)社会に向け情報通信トラフィックの増加が見込まれる中、当社のコア技術であるフォトニクス技術及び高周波技術を活かした高機能なフォトニクス製品の開発力と、光通信市場への幅広い対応力を活かし、オール光ネットワークと高効率エネルギー社会の実現に貢献していきます。また、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、化石資源によらないグリーンLPガスの開発・製造を進めてまいります。さらに、次世代のエネルギー源として期待される核融合発電に必要な高温超電導線材の開発・製造により、環境に配慮したクリーンな電力の供給に寄与していきます。

    一方、当社グループが持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現するために、資本コスト低減に向けた経営基盤の強化も行います。特に、気候変動対応、人材・組織実行力の強化及びガバナンス体制の構築をリスクのマテリアリティとして経営基盤を強化していきます。

    持続可能な企業へ変革する上で必須となっている「気候変動に配慮したビジネス活動」を展開し、カーボンニュートラル実現への取り組みを加速していきます。また、人的資本の強化を図るため、人材に対するグループ・グローバル共通の考え方である「古河電工グループPeople Vision」に基づき、「人材・組織実行力」の強化に取り組んでいきます。具体的には、従業員エンゲージメントの要素を含む人材・組織実行力調査を実施し、これをモニタリングツールとして、ダイバーシティ&インクルージョン推進、リーダーシップ変革活動、経営戦略・事業戦略遂行に資する人材の採用・配置・育成施策など、人材マネジメントに関わる取り組みを強化していきます。人権マネジメントについては、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」の企業の取り組むべき3つの要件に基づき推進してまいります。その中でも「人権デューディリジェンスの実施」としては、従業員と取引先を優先して対応すべきステークホルダーとして、それぞれについて想定される人権上の課題を特定し、課題への改善策や予防策を講じていきます。また、サプライチェーンにおける人権を含めたCSR調達実現のため、「古河電工グループCSR調達ガイドライン」に基づく自己評価調査(SAQ)について当社から国内外グループ会社の主要な取引先へと段階的に拡大していきます。

    <> </>

    ※1 4つのコア技術:メタル、ポリマー、フォトニクス、高周波

    ※2 知的資産の活用強化を含む。

    ※3 B5G:Beyond5G 

    ④ 指標と目標

    <サステナビリティ指標と目標>

    25中計においては、各々のマテリアリティにおける2025年度の目指す姿を実現するためのサステナビリティ指標(KPI)と2025年度サステナビリティ目標を設定しており、収益機会とリスクの両面から、企業価値向上を図っていきます。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_007" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_008" />

    ※1 2022年時点で設定した事業強化・新事業創出テーマに関して、全件実施を意味します。

    ※2 環境目標2030の改定に伴い、基準年を2021年度に変更しましたが、従来の2017年度基準に当てはめた場合の削減目標も参考値として示しています。

    ※3 環境目標2030の改定に伴い、2025年度目標を改定しました。

    ※4 2022年度に、2025年度目標値を新たに設定しました。

    ※5 新規採用者は新卒採用者及びキャリア採用者を示し、その対象は管理職層、総合職、一般職です。

    ※6 各年度30%程度維持することを意味します。

    ※7 各年度グローバル100%を継続することを意味します。

    (2)気候変動

    当社グループは、気候関連リスク及び機会が経営上の重要課題であるという認識のもと、2020年1月に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)への賛同を表明しました。TCFD提言に沿った情報開示を進め、ステークホルダーの皆様との信頼関係の強化に繋げていきます。また、当社グループは、機関投資家を代表とするCDPの質問書に対して、2008年度より気候変動について回答しています。2022年度のCDP気候変動は「A-」評価、CDPサプライヤーエンゲージメントは「A」評価を受けました。

    ① ガバナンス

    「(1)サステナビリティ共通 ①ガバナンス」をご参照ください。 ② リスク管理

    当社グループは、「リスクマネジメント委員会」を設置し、当社グループ全体のリスク管理、内部統制、コンプライアンスについての課題を審議し、監督・推進する体制をとっています。

    詳細については、「(1)サステナビリティ共通 ②リスク管理」を参照してください。

    気候変動や自然災害などの気候関連リスクは、環境リスクの最重要課題として位置づけ、気候関連リスクへの事前戦略については主に「古河電工グループ環境委員会」(以下、環境委員会)、リスク発生後の事業継続対策については主に「中央防災・BCM推進委員会」で定期的に議論されています。

    環境委員会は、委員長をリスクマネジメント本部長とし、事業経営を担当する統括部門長や事業部門長、本部長などの経営層によって、3ヶ月に1回定期的に開催され、気候変動に関連する課題などを審議し、経営会議や取締役会に提案・報告します。2022年度は、2050年カーボンニュートラルへの取り組みを加速するため、環境目標2030の改定やSBT1.5℃認定の申請について議論し、経営会議に提案・報告をしました。インターナルカーボンプライシング(Shadow price)は、2019年度から試算しています。事業部門ごとの炭素価格の見える化により、脱炭素化に向けた気候変動リスク回避への準備を促しています。環境委員会における四半期ごとの評価・掲示効果により、未達成の部門については再生可能エネルギーの導入計画が推進されます。

    中央防災・BCM推進委員会は、委員長をリスクマネジメント本部長とし、事業部門長や事業所長などの委員によって、3ヶ月に1回定期的に開催され、事業継続マネジメント(BCM)の構築、自然災害等を含む事業継続リスクの特定をし、その特定プロセスを推進・管理しています。

    <> </>  ③ 戦略

    <当社グループの気候関連リスク(移行リスク、物理リスク)及び機会の検討期間の定義>

    中 期 2025年度まで 中期経営計画2022-2025、サステナビリティ目標の達成年度までの期間
    長 期 2030年度まで ビジョン2030、環境目標2030達成年度までの期間
    超 長 期 2050年度まで 環境ビジョン2050達成年度までの期間

    <シナリオ分析>

    □2019年度は環境省が実施する「TCFDに沿った気候リスク・機会のシナリオ分析支援事業」に参加し、インフラ事業(情報通信ソリューション事業の光ファイバ・ケーブルとエネルギーインフラ事業の電力ケーブル)について、2020年度は自動車部品事業について、2021年度はAT・機能樹脂事業と銅条・高機能材事業について、気候関連リスク(移行リスク、物理リスク)及び機会を特定し、シナリオ分析を実施しました。

    □2021年度までは、TCFD提言が推奨する「2℃以下のシナリオを含む異なる気候関連のシナリオ」を検討するに当たり、国際エネルギー機関(IEA)や気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が公表する複数の既存シナリオを参照し、「2℃以下シナリオ」と「4℃シナリオ」の検討を、事業分野別に段階的に進めてきました。

    □2022年度は、2050年カーボンニュートラルへの取り組みを加速するため、環境目標2030を改定し、SBT1.5℃認定にも申請しました。それに伴い、従来シナリオ分析を実施してきた事業のシナリオについても、「1.5℃シナリオ」と「4℃シナリオ」に見直しました。

    <2030年における事業への影響度評価>

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_009" />

    <カーボンニュートラル実現に向けた取り組み>

    シナリオ分析の実施によって、気候関連の機会及びリスクを特定し、収益機会の獲得とリスクの低減の両面からカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを進めています。

    収益機会については、25中計期間において既存事業の収益安定化と新事業創出に向けた基盤整備を進め、2030年にはそれぞれの分野において社会課題を解決することによりカーボンニュートラル実現に貢献していきます。例えば、既存事業の強化として電力ケーブル事業の再生可能エネルギー普及拡大、新事業の創出として情報通信分野のB5G社会の実現や、グリーンLPガスによる地産地承※できる社会基盤の構築などに取り組んでいます。

    また、リスクについては超長期目標として環境ビジョン2050を策定し、事業活動における温室効果ガス排出量(スコープ1、2)を2050年ゼロにするチャレンジ目標とバリューチェーン全体で温室効果ガス排出量を削減することを目標に掲げています。そこからのバックキャスティングによる環境目標2030、25中計のサステナビリティ目標において温室効果ガス排出量削減の目標を設定し、温室効果ガス排出量削減に取り組んでいます。

    ※ 地産地承:地産地消に加えて地域の資源や文化を次世代に承継することを表現しました。 ④ 指標と目標

    <古河電工グループ環境ビジョン2050>(2021年3月策定)

    環境ビジョン2050では、環境に配慮した製品・サービスの提供及び循環型生産活動を通じ、バリューチェーン全体で持続可能な社会の実現に貢献することを掲げています。脱炭素社会への貢献としては、バリューチェーン全体で温室効果ガス排出削減を目指し、2050年の事業活動における温室効果ガス排出量(スコープ1、2)ゼロを、チャレンジ目標としています。

    <環境目標2030>(2022年12月改定)

    環境ビジョン2050の実現に向け、マイルストンとなる環境目標2030を改定しました。脱炭素社会への貢献として、2030年目標を以下のとおりに見直しました。

    (1)事業活動における温室効果ガス排出量(スコープ1、2) :2021年度比42%以上削減

    (2)バリューチェーンにおける温室効果ガス排出量(スコープ3):2021年度比25%以上削減

    スコープ1:自社工場・オフィスからの直接排出
    スコープ2:自社が購入した電力、熱などの使用による間接排出
    スコープ3:スコープ1、2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)

    なお、当社グループの2030年温室効果ガス削減目標は、SBT(Science Based Targets, 科学的知見と整合した温室効果ガス排出量削減目標)のwell-below2℃(2℃を十分に下回る基準)を、2022年7月に取得しています。

    <2025年度サステナビリティ指標>

    25中計では、マテリアリティである「環境配慮事業の創出」及び「気候変動に配慮したビジネス活動の展開」の進捗を測定するサステナビリティ指標として、「環境調和製品売上高比率」、「温室効果ガス排出量削減率(スコープ1、2)」及び「電力消費量に占める再生可能エネルギー比率」を設定しました。

    <実績と目標>

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_010" />

    ※1 基準年を2021年度に変更しましたが、従来の2017年度基準に当てはめた場合の削減目標も参考値として示しています。

    ※2 2022年度に環境目標2030を改定し、それに伴い、2025年度目標も改定しました。

    ※3 環境目標2030の改定に伴い、再生可能エネルギー比率の2025年度目標値も引き上げました。

    ※4 基準年を2021年度に変更しましたが、従来の2019年度基準に当てはめた場合の削減目標も参考値として示しています。 

    (3) 人的資本(人材の多様性を含む。)

    ① ガバナンス

    「(1)サステナビリティ共通 ①ガバナンス」をご参照ください。 ② リスク管理

    当社グループは、「リスクマネジメント委員会」を設置し、当社グループ全体のリスク管理、内部統制、コンプライアンスについての課題を審議し、監督・推進する体制をとっています。

    詳細については、「(1)サステナビリティ共通 ②リスク管理」を参照してください。 ③ 戦略

    ■2030年のありたい姿に向けた基本方針

    当社グループでは、「古河電工グループ ビジョン2030」(以下、ビジョン2030)達成のための経営上の重要課題(マテリアリティ)として、「人材・組織実行力の強化」を掲げ、ありたい姿「古河電工グループPeople Vision」に向けて、次の3点を基本方針としています。

    ①多様な人材を確保し、挑戦し続けようとする人の成長を支援する。

    ②全員が主役で誇りを持ちワクワク働ける企業グループを目指す。

    ③「チームで徹底的にやりきる」古河電工グループの文化を醸成する。

    <> </>

    ■25中計における人材マネジメント戦略

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_011" />

    ※ PDSサイクル:Plan Do See のサイクル

    ■エンゲージメント(個人×意識・心・文化)

    基本方針②「全員が主役で誇りを持ちワクワク働ける企業グループを目指す」活動を進めるにあたり、「フルカワEサーベイ」における「持続可能なエンゲージメント」のスコアを25中計におけるサステナビリティ指標として目標を設定し、各種施策を着実に実行していきます。

    エンゲージメントは、6要素のうち、他の5つの要素と密接につながっていることから、人材・組織実行力向上の総合的な指標として活動を行ないます。

    ■リーダーシップ、チームマインド(組織×意識・心・文化)

    基本方針③「『チームで徹底的にやりきる』古河電工グループの文化を醸成する」するために、リーダーシップ変革の取り組みを行っています。

    「チームで成果を上げる」組織を目指し、2020年に「良いチームをつくる」リーダーとなるための大事な1つの心構えと6つの行動原則「古河電工流上司心得七則(フルカワセブン)」を定めました。役員及び課長以上の管理職が周囲に「行動宣言」し日々実践するとともに、360度フィードバックによる振り返りを実施し、さらなる行動変容に繋げています。取り組みを開始して3年が経過し、リーダーの意識・行動に良い変化が見られ、チームにおけるメンバーの関係性が改善してきました。今後は、チーム活動と成果との結びつきによりフォーカスし、チーム力のさらなる強化に向けた取り組みを加速していきます。

    ■組織風土・コミュニケーション(組織×意識・心・文化)

    基本方針①「多様な人材を確保し、挑戦し続けようとする人の成長を支援する」に基づき、多様な人材を受け入れ活かす環境・風土づくりを推進しています。

    (1) ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進

    D&Iを「人材・組織実行力の強化」における重要な要素と位置づけ、社長直下のHK※・D&I委員会を設置し、全社を挙げて積極的な取り組みを展開しています。※ HK:「働き方改革」

    1. 女性活躍推進

    企業成長の基盤として特に意思決定層の多様性確保が重要と考え、管理職層の女性比率を25中計におけるサステナビリティ指標に設定し、取り組みを進めています。女性従業員の絶対数が少ないことを最大の課題と捉え、採用から中核人材の育成・登用まで、すべての局面でパイプラインを維持・強化する取り組みを粘り強く進めるとともに、女性自身やその上司がキャリアアップを前向きに捉えられるよう、上司のリーダーシップ変革、フィードバック強化、柔軟な働き方の整備、自律的なキャリア形成支援といった全社的な組織風土・環境整備も並行して実施しています。

    これらの取り組みが評価され、女性活躍推進法に基づく優良企業「えるぼし」三段階目に認定されている他、2022年度には、女性活躍推進に優れた上場企業「なでしこ銘柄」に3度目の選定をされました。

    1. 働き方改革

    生産性と働きがいの向上をねらいとする「ワークスタイル変革」と、当社グループのCore Valueの体現を促進することを狙いとした「組織風土改革」の両面から、さまざまな施策を推進しています。

    個人の挑戦や成長を支援し、個々人がより能力を発揮するための施策として、妊娠・出産、育児、介護などの多様なライフイベントと業務との両立を支援する制度や、各種休暇制度、フレックスタイム制やテレワーク制度等を拡充し、従業員のワークライフバランスの向上に取り組んでいます。2007年より仕事と子育ての両立支援に積極的に取り組んでいる企業「くるみん」認定事業主として、積極的に子育て支援の充実に取り組んでいます。

    1. 障がい者雇用推進

    社会的責務を果たすだけでなく、企業成長の基盤として多様な人材や組織の可能性を追求するD&Iの観点から、障がい者の方に働いていただける環境の拡大を目指し、積極的な取り組みを進めています。グループ各社及び特例子会社古河ニューリーフ㈱を通じた採用活動に加え、リモートワークやバリアフリー等、職場環境の更なる改善や働き方改革を進め、より働きやすい環境を整備していきます。

    (2) 健康経営の推進

    従業員の「心と身体の健康づくり」を重要な経営課題と認識し、2017年に「古河電工グループ健康経営宣言」を制定しました。経営的な視点から戦略的に従業員の健康管理・健康づくりに取り組む「健康経営」を推進することで、従業員一人一人のwell-being向上を目指しています。

    具体的には、以下のようなユニークな取り組みを行っています。

    ・2025年に向けた「産業保健の中期5ヵ年計画」を策定し、従業員のヘルスリテラシーや身体機能の向上等を5つの柱として健康づくり活動を推進

    ・従業員一人一人の健康意識を相互に高めるため、社内の挨拶には製造業として愛着のある「ご安全に!」とともに「ご健康に!」を使用

    ・2015年に「喫煙対策5か年計画」を策定、2020年に全社で敷地内全面禁煙を達成

    これらの活動が評価され、2017年から7年連続で「健康経営優良法人」に、上位500社に顕彰される同ホワイト500にも5度にわたり認定されています。また、2023年はこれに加え、2度目となる「健康経営銘柄」にも選定されました。

    (3) 理念浸透

    2007年にグループ理念を定め、同理念を達成し持続的に成長していく上で、特に大事にし、より強化していきたい価値観を「Core Value」として定めています。グループ理念とCore Valueの浸透に向けたワークショップを定期的に開催するとともに、日常的な会議の場での振り返りなどを行ない、浸透に向けた取り組みを継続して実施しています。

    ■能力・スキル(個人×行動・システム)

    基本方針①「多様な人材を確保し、挑戦し続けようとする人の成長を支援する」に基づき、経営戦略・事業戦略の実現と、多様な人材の挑戦と成長の支援の両面の観点から、各種施策を展開しています。

    研修・トレーニングにおいては、リーダーシップ開発、「対話」による関係性構築、論理的思考に基づく問題解決スキル習得に関するプログラムに注力する他、将来の経営を担うグローバル人材育成プログラムを2006年より継続的に実施しています。

    また、2021年度にキャリアサポート室を立ち上げ、年代・階層別のキャリアデザイン研修やキャリア形成に役立つセミナーの開催、個別のキャリア面談実施など、従業員の自律的キャリア形成を支援する取り組みを拡充しています。

    2022年度は、これらの取り組みに加え、企業と個人、双方の成長の観点から必要とされる能力・スキルと現状とのギャップの可視化、及び能力・スキル獲得に向けた仕組みづくりといった、リスキリング施策の検討を開始しました。

    ■組織構造デザイン・人員構成(組織×行動・システム)

    基本方針①「多様な人材を確保し、挑戦し続けようとする人の成長を支援する」に基づき、経営戦略・事業戦略に必要な体制及び人材の整備を目指し、要員管理の取り組みを展開しています。

    (1) サクセッションプランと育成計画の立案

    経営人材及び各組織の部長候補の育成を目的として、サクセッションプランと育成計画を策定し、実行しています。

    経営人材については、外部アセスメントを活用した人材プールの形成や外部研修への派遣を進めるとともに、育成計画に基づくタフアサインメントを含む計画的な異動を進めています。また、社外取締役が過半を占める指名・報酬委員会において、経営人材育成の仕組みの適正性及び運用状態をモニタリングするとともに、執行役員の登用やCEOサクセッションプランに関して複数年かけて計画的に取り組んでいます。

    2022年度は、サクセッションプランの対象範囲を部長層まで拡大して、事業戦略を実現するための組織のあり方・後継者育成について各部門と人事部門との定期的な議論を進めています。

    (2) キャリア採用の強化

    経営戦略・事業戦略の実現に必要な専門性の強化や複数視点からのアプローチを意図し、多様な人材のキャリア採用を積極的に行っています。

    キャリア採用者数の増加に伴い、採用チャネルの拡大、採用プロセスの見直し、オンボーディングプログラムの整備を行い、入社時のアンマッチを防ぎ、早期立ち上がりと定着の支援を図っています。

    ■情報の流れ・調整・意思決定の仕組み(組織×行動・システム)

    (1) 目標管理制度の運用見直しとフォロー

    基本方針②「全員が主役で誇りを持ちワクワク働く」を実現するため、業績向上と挑戦する風土づくりと人材育成を目指して、2021年の人事制度改定時に、①フィードバック機会の増加と質の向上、②資格等級で定める役割期待と個々人の目標の難易度の確認、③個人目標の積み上げと組織目標の整合の確認 の3点に着目し、目標管理制度の運用を見直しました。

    さらに、目標管理の実施状況のモニタリング、フィードバック実施の徹底、運用上の悩みや好事例の共有など、フォローも充実させ、個々人が主体的に高い目標に挑戦し、自身の成長と組織の貢献を感じられるよう、活動を進めています。

    (2) 労務ガバナンスの強化

    労務分野におけるリスク低減に向け、当社グループが進出している各国の法令に基づいた労務コンプライアンスの遵守状況の確認と改善指導を計画的に進めています。 ④ 指標と目標

    エンゲージメント(個人×意識・心・文化)

    持続的なエンゲージメントのスコア

     当該サーベイのグローバル製造業基準値83を参考に、2030年度の目標を85に設定しました。

    2022年度 2024年度 2025年度 2030年度
    実績 単体 65
    目標 単体 70 75 85
    目標 グループ 85

    ※Eサーベイのグループ調査は2023年度よりグループ実施。

    <参考指標>

    2022年度
    離職率 実績 単体 3.5%

    ■組織風土・コミュニケーション(組織×意識・心・文化)

    ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進

    管理職層に占める女性比率

    2022年度 2025年度 2030年度
    実績 単体 4.8%
    目標 単体 4.5% 7% 15%

    <参考指標>

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_012" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_013" />

    ※グループは単体を含む。一部、関係会社で他社からの出向者の数字を含まない。

    ■能力・スキル(個人×行動・システム)

    <参考指標>

    2022年度
    一人当たり調査教育費 単体 実績 70千円

    ■組織構造デザイン・人員構成(組織×行動・システム)

    キャリア採用の強化

    新規採用者に占めるキャリア採用比率(管理職層、総合職、一般職) 

    2022年度 ~2030年度(※)
    実績 単体 45.7%
    目標 単体 30% 30%

    ※   2023年度以降30%以上を維持する。

    3 【事業等のリスク】

    当社グループの業績、財務状況等は、当社グループが製品販売・サービス提供をしている様々な市場における経済状況の影響を受けます。

    当社グループの業績、財務状況等に影響を及ぼす可能性のある重要なリスクには以下のようなものがあります。発生可能性と影響度の双方が中以上のものをリスク項目とし、主にどの視点でリスク認識したかにより、リスク項目は大きく「経営視点のリスク」と「オペレーショナル視点のリスク」に分類しております。各リスクに対する取り組みを進めるにあたり、特に経営視点のリスクについてはそれぞれ単独のリスクではなく、相互に連関したリスクであると認識しております。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

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    (注)当社は、自動車用部品カルテルに関し、ブラジル競争法当局の調査を受けております。また、米国での一連の自動車用部品カルテルによる損害の賠償を求める集団訴訟などにおいて、当社や当社連結子会社がその被告となっております。このほか、自動車メーカーなどの顧客に対して、当社または当社関係会社が民事賠償金を支払う可能性があります。なお、これまで複数の原告・顧客等との間で和解が成立し、上記継続案件の当社決算への潜在的な金額的インパクトは大きくないものと認識しております。今後も、これまでと同様、顧問弁護士とも連携しながら、早期解決、損失の最小化に向けて対応してまいります。また、上記継続案件はいずれも自動車用部品カルテルを含む過去の競争法違反行為に関するものであり、現時点においてはこれらの行為は行われておりません。

    4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

    (業績等の概要)

    (1) 業績

    当期の世界経済は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う社会経済活動の制限が緩和され、需要と供給の両面で景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、世界的なインフレとその抑制のための金融引締め強化や地政学的な緊張等の影響により、先行きが不透明な経済環境が続きました。

    米国では、物価高止まりによる消費下押し圧力や大幅利上げ継続による住宅投資減少、さらには急激な金融引締めによる一部金融機関の経営への悪影響が生じたものの、雇用環境が個人消費を下支えし、底堅く推移しました。欧州では、新型コロナウイルス感染拡大防止のための規制が緩和されたことによる消費の持ち直しや自動車生産に回復の兆し等が見られたものの、ロシア・ウクライナ情勢の影響で加速したエネルギー価格高騰・供給制約による物価上昇が継続し、景気は減速基調で推移しました。中国では、経済成長重視の政策による下支えがあったものの、ゼロコロナ政策下での長期間に亘る厳格な行動制限や制限緩和後の感染急拡大、不動産市況低迷等が影響し、景気の回復は限定的なものとなりました。

    わが国の経済は、社会経済活動の正常化が進み、緩やかな持ち直しが続いているものの、円安を背景とする物価高や原油・天然ガス、各種原材料の供給不安及び価格高騰等の影響が下押し要因となり、景気の本格的な回復には至りませんでした。

    このような環境の下、当社グループでは、2030年におけるありたい姿を描き、そこへ向けての時間軸と領域を明確にした「古河電工グループ ビジョン2030」(以下、「ビジョン2030」という)からバックキャストして2025年に目指す姿の達成を見据えて策定した中期経営計画「Road to Vision2030-変革と挑戦-」(以下、「25中計」という)に基づき、「資本効率重視による既存事業の収益最大化」及び「開発力・提案力の強化による新事業創出に向けた基盤整備」を推進してまいりました。また、これらを下支えする「ESG経営の基盤強化」に取り組んでまいりました。

    「資本効率重視による既存事業の収益最大化」については、成長性と収益性の指標を用いて事業の位置付けを可視化し、その結果に応じて経営資源を成長が見込まれる分野に集中的に配分することにより、資本効率性を意識した経営管理を推進するとともに事業ポートフォリオの見直しを図ってまいりました。この取組みにおいて、当社連結子会社である東京特殊電線株式会社の位置付けの検討を行い、昨年12月に当社所有の同社株式全てを売却いたしました。さらに、情報通信ソリューション事業においては、高付加価値製品の拡販や人員の確保及び育成強化による工場生産性の改善に注力してまいりました。また、自動車部品事業においては、コスト競争力があり変化に強い生産・供給体制の確立を推進し、加えてDX(Digital Transformation)の活用を通じた業務プロセス改善の取組みにより原価低減を図ってまいりました。

    「開発力・提案力の強化による新事業創出に向けた基盤整備」については、カーボンニュートラルの実現に貢献する新事業創出として化石資源によらないグリーンLPガス*の合成技術の開発を進めてまいりました。本取組みを実用化に向けて加速するために昨年9月には「地産地承*エネルギープロジェクトチーム」を新設いたしました。また、次世代のエネルギー源として期待される核融合*発電の開発を進める英国の顧客に対して必要とされる高温超電導線材を供給する契約を締結いたしました。

    *グリーンLPガス…バイオガス(家畜の排泄物や生ゴミなどを発酵させた際に発生するメタンガスと二酸化炭素の混合ガス)を原料に生成したLPガスのこと。

    *地産地承…地域の資源や文化を次世代に承継すること。

    *核融合…強力な超電導マグネットで高温プラズマ(数億度)を閉じ込め、核融合反応でエネルギーを発生させる。核融合の燃料の元は海水(重水素(2H))であり、二酸化炭素(CO2)を排出せずに発電可能で環境負荷も低いことから、核融合による発電は次世代のエネルギー源として期待されている。

    「ESG経営の基盤強化」については、脱炭素社会への貢献と水・資源循環型社会への貢献等を掲げた「古河電工グループ環境目標2030」(以下、「環境目標2030」という)の達成に取り組んでおり、そこに定める温室効果ガス排出量削減目標は、SBTi(Science Based Targets initiative)によりSBT WB2℃*の認定を取得いたしました。なお、カーボンニュートラル実現への取組みを加速するため、昨年12月に環境目標2030において設定した2030年度温室効果ガス排出量削減率をより厳しい目標値に改定いたしました。さらに、本目標値をもってSBT1.5℃認定の申請をいたしました。製造時における省エネルギー化、製品設計の見直し、水力発電や太陽光発電の活用等により目標達成を目指してまいります。また、「人材・組織実行力の強化」に継続的に取り組んでおり、人と組織の現状と改善施策の効果をモニタリングするため昨年7月に当社及び国内外のグループ会社の従業員を対象とした従業員エンゲージメントの要素を含む人材・組織実行力調査を実施し、その後の活動計画に活かしております。本年3月には、女性活躍推進に優れた企業として「なでしこ銘柄」に3度目の選定を受けました。また、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組む企業として「健康経営銘柄2023」にも選定されました。加えて、特に優良な健康経営を実践している企業として「健康経営優良法人2023(ホワイト500)」に5度目の認定を受けました。さらに、2021年度にガバナンスの4つ目のサブ・マテリアリティとして追加した「人権・労働慣行」については、当社グループの管理職を対象とした人権に関する教育を人権デューディリジェンスの一環として実施するとともに、人権に関する社外の通報窓口を活用し、客観性・透明性をもった救済メカニズムの構築に努めてまいりました。

    *WB2℃…well-below 2℃。世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準に抑える温室効果ガス削減目標。

    当期の業績につきましては、情報通信ソリューション事業における北米での光ファイバ等の増収や電装エレクトロニクス事業におけるワイヤハーネス等の自動車部品の増収、また為替や銅地金価格高騰の影響により、グループ全体の売上は増加しました。損益面では、原燃料価格の高騰等がありましたが、価格転嫁による販売価格適正化の進捗や円安の進行等により増益となりました。

    これらの結果、連結売上高は1兆663億円(前期比14.6%増)、連結営業利益は154億円(前期比35.1%増)、連結経常利益は196億円(前期比0.1%減)となりました。連結子会社株式などの売却による投資有価証券売却益153億円などを特別利益に、関係会社事業損失23億円などを特別損失として計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は179億円(前期比77.4%増)となりました。なお、海外売上高は5,490億円(前期比17.0%増)で、海外売上高比率は51.5%(前期比1.1ポイント増)となりました。

    単独の業績につきましては、売上高は3,058億円(前期比4.6%増)、営業損失は18億円(前期比23億円悪化)、経常利益は87億円(前期比34.4%増)、当期純利益は252億円(前期比258億円改善)となりました。

    セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

    〔インフラ〕

    情報通信ソリューション事業では、半導体の調達難に伴う生産数量減による国内ネットワーク関連製品の減収、ロシア・ウクライナ情勢に伴う減収の影響が一部あったものの、北米において光ファイバ等の需要が堅調に推移したことや工場生産性改善により増収となりました。また、原燃料価格の高騰が継続したものの、高騰分の価格転嫁の進捗、製品ミックスの改善や為替の影響などにより増益となりました。

    エネルギーインフラ事業では、中国での新型コロナウイルス感染拡大による顧客工事遅延の影響で中国子会社の売上は減少したものの、国内においては地中線案件が堅調に推移したことや海底線・送水管案件のケーブル出荷・布設工事による売上を順調に計上したこと、加えて原燃料価格高騰分の転嫁を進めたことにより、増収増益となりました。

    これらの結果、当セグメントの連結売上高は3,239億円(前期比9.1%増)、連結営業利益は86億円(前期比66.1%増)となりました。また、単独売上高は898億円(前期比5.8%増)となりました。

    情報通信ソリューション事業では、引き続き北米の光ファイバケーブル生産性向上や高付加価値製品の拡販を進め収益の増加を図るとともに、中南米において展開している、光ファイバケーブル等の製品販売だけでなく、ネットワークの設計や運用支援、アフターサービスなどをトータルで提供するネットワーキングシステム事業について、北米、欧州、アジアへの拡大を加速してまいります。さらに、半導体調達難の国内ネットワーク関連製品への影響が継続する中、半導体の戦略在庫の確保や長期先行発注、新機種への切替えにより調達難の影響を低減する施策を進めてまいります。エネルギーインフラ事業では、国内超高圧地中線、太陽光発電や洋上風力発電等の再生可能エネルギー向け海底線及び地中線など市場拡大が見込まれる分野に注力し、ケーブル製造能力や工事施工能力の増強を図るとともに、軽量かつ柔軟性に優れ建設工事の省力化・効率化に貢献するアルミCVケーブルなどの機能線及び送配電部品の拡販を進め、収益の拡大を目指してまいります。

    〔電装エレクトロニクス〕

    自動車部品事業では、原燃料等の価格高騰の継続、新型コロナウイルスの感染拡大による中国でのロックダウンや顧客の生産計画変更による人件費などの増加があったものの、製造工程における再生可能エネルギーの利用及び軽量化によるCO2削減への貢献など、環境に配慮した製品であるアルミワイヤハーネスの販売強化や、原燃料費増加に対する価格転嫁の進捗、さらに2021年度において東南アジア一部拠点のロックダウンに伴い発生した緊急輸送費が当期は減少したこともあり、増収増益となりました。

    電装エレクトロニクス材料事業では、通信インフラ関連やパワー半導体向け製品の堅調な需要を着実に取り込んだことや銅地金価格高騰により増収となったものの、原燃料等の価格高騰の影響や下期における車載及びエレクトロニクス関連製品の需要減少があり、減益となりました。

    これらの結果、当セグメントの連結売上高は6,103億円(前期比21.9%増)、連結営業利益は47億円(前期比46億円増)となりました。また、単独売上高は1,527億円(前期比4.2%増)となりました。

    自動車部品事業では、アルミワイヤハーネスの更なる拡販を推進するとともに、安全・安心で環境にやさしい高付加価値製品の創出に取り組んでまいります。また、原燃料価格の更なる高騰を受け、価格転嫁による販売価格の適正化を進めてまいります。さらに、顧客の生産計画の変更にも柔軟に対応できる体制を整えるとともに、DXの活用等による業務プロセスの改善を推進し、原価低減に努めてまいります。電装エレクトロニクス材料事業では、原燃料価格高騰に対応した更なる価格転嫁や、グローバル通信ネットワークを支える光海底ケーブル用及びパワー半導体用無酸素銅条の拡販、製品ミックスの改善を進めてまいります。

    〔機能製品〕

    機能製品事業では、原燃料価格等の高騰に伴う価格転嫁は進捗しているものの、主に下期以降の世界的なスマートフォンやパソコン、データセンタの需要の減少に伴うサプライチェーン上の在庫調整が、半導体製造用テープ、ハードディスクドライブ用アルミブランク材、電解銅箔の売上に影響し、減収減益となりました。

    これらの結果、当セグメントの連結売上高は1,265億円(前期比2.7%減)、連結営業利益は42億円(前期比44.9%減)となりました。また、単独売上高は601億円(前期比2.1%増)となりました。

    機能製品事業では、顧客とのコミュニケーション強化を通じてサプライチェーン上の在庫状況の把握に努め、市況の急激な変化にも柔軟に対応できる生産体制の確立や、市場・顧客のニーズに沿ってより一層他社と差別化した新製品の提案・開発を行い、収益の拡大を図ってまいります。さらに、原燃料価格高騰に対する価格転嫁を引き続き推進し、収益の確保に努めてまいります。

    なお、事業ポートフォリオ見直しの一環として、昨年12月に当社連結子会社の東京特殊電線株式会社の全株式を売却いたしました。これにより、同社は当社の連結子会社から外れておりますが、同社との取引関係を従来どおり継続してまいります。

    〔サービス・開発等〕

    水力発電、新製品の研究開発、不動産の賃貸、各種業務受託等による当社グループ各事業のサポート等を行っております。なお、当社日光事業所においては、必要な電力のほとんどを再生可能エネルギー(水力発電)で賄っており、本水力発電は25中計におけるサステナビリティ目標値「電力消費量に占める再生可能エネルギー比率30%」の達成に向け、その一端を担っております。

    当セグメントの連結売上高は317億円(前期比8.0%減)、連結営業損失は21億円(前期比7億円悪化)となりました。また、単独売上高は33億円(前期比48.0%増)となりました。

    (2) キャッシュ・フローの状況

    当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、520億円(前連結会計年度比△157億円)となりました。

    (営業活動によるキャッシュ・フロー)

    営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益+303億円、減価償却費+391億円、有価証券及び投資有価証券売却損益(△は益)△153億円、仕入債務の増減額(△は減少)△87億円などにより+365億円(前連結会計年度比+498億円)となりました。

    (投資活動によるキャッシュ・フロー)

    投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出△359億円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入+119億円などにより△217億円(前連結会計年度比+184億円)となりました。

    (財務活動によるキャッシュ・フロー)

    財務活動によるキャッシュ・フローは、コマーシャル・ペーパーの純増減額△260億円や長期借入れによる収入+106億円、長期借入金の返済による支出△130億円、配当金の支払額△42億円などにより△345億円(前連結会計年度比△695億円)となりました。

    (生産、受注及び販売の状況)

    当社グループの生産・販売品目は、広範かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、また受注生産形態をとらない製品も多く、セグメントごとに生産規模及び受注規模を金額または、数量で示すことはしておりません。

    (財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析)

    (1) 財政状態の分析

    当連結会計年度末の資産の部では、合計が前連結会計年度末に比べ10億円減少して9,348億円となりました。棚卸資産が82億円、有形固定資産が91億円、投資有価証券が42億円増加しましたが、現金及び預金が177億円減少しました。

    流動資産から流動負債を差し引いた運転資本は、前連結会計年度末に比べ175億円減少して1,058億円となりました。

    有形・無形固定資産は、資本的支出で438億円の増加、減価償却で391億円の減少のほか、除売却による減少等により変動しております。

    負債の部では、合計が前連結会計年度末に比べ180億円減少して6,038億円となりました。借入金、社債、コマーシャル・ペーパーを含む有利子負債が3,238億円と前連結会計年度末比で183億円減少しました。

    純資産の部では、合計が前連結会計年度末に比べ169億円増加して3,310億円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益の増加等により利益剰余金が145億円増加し、その他の包括利益累計額が98億円増加しました。その結果、自己資本比率は、前連結会計年度末比2.7ポイント上昇し32.5%となりました。

    キャッシュ・フローの概況については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(業績等の概要)(2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

    (2) 経営成績の分析

    当連結会計年度の連結売上高は、前連結会計年度比14.6%増の1兆663億円、連結営業利益は、前連結会計年度比35.1%増の154億円となりました。情報通信ソリューション事業における北米での光ファイバ等の増収や電装エレクトロニクス事業におけるワイヤハーネス等の自動車部品の増収、また為替や銅地金価格高騰の影響により、グループ全体の売上は増加しました。損益面では、原燃料価格の高騰等がありましたが、価格転嫁による販売価格適正化の進捗や円安の進行等により増益となりました。

    営業外損益では、持分法による投資損益が31億円悪化しました。この結果、連結経常利益は前連結会計年度比0.1%減の196億円となりました。

    特別損益は、107億円の利益(純額)となりました。連結子会社株式などの売却による投資有価証券売却益153億円などを特別利益に、関係会社事業損失23億円などを特別損失として計上いたしました。

    以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比77.4%増の179億円となりました。

    なお、セグメント別の概況は、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(業績等の概要)(1)業績」に記載しております。

    (3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

    当社グループでは、事業活動の継続及び発展のための成長投資や運転資金需要に対して、営業活動を通じて獲得したキャッシュ・フローの他、金融機関からの借入、社債やコマーシャル・ペーパーの発行等の負債性調達や、資産の流動化等により、資金調達を実施しております。具体的な調達手段については、市場環境や当社のバランスシート状況を踏まえ、経済合理性や財務構造の安定化の観点から判断しております。

    また、日本、中国及びタイにおいては、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入し、効率的な資金活用に努めております。

    手元流動性については、手元現預金とコミットメントラインにより、短期的な支払リスクをカバー出来うる水準を確保しております。

    (重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定)

    当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

    連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

    5 【経営上の重要な契約等】

    当社は、2022年11月8日開催の取締役会において、The Carlyle Groupに属する投資ファンドであり、ケイマン諸島法に基づき2021年6月2日に設立された特例リミテッド・パートナーシップであるTTC Holdings, L.P.がその株式の100%を保有するTTCホールディングス株式会社(以下、「TTC」という)との間で、TTCが当社の連結子会社である東京特殊電線株式会社(以下、「東特」という)を非公開化するための取引の一環として行う、TTCによる東特の普通株式(以下、「東特株式」という)に対する公開買付け(以下、「本公開買付け」という)に対し、当社が保有する東特株式の全てについて本公開買付けに応募すること等を定めた応募契約(以下、「本応募契約」という)を締結することを決議し、同日付で本応募契約を締結しました。

    その後、本応募契約に基づき本公開買付けに応募し、本公開買付けは2022年12月21日をもって成立しました。なお、本公開買付けの決済の開始日である2022年12月28日付で、東特は当社の連結範囲から除外されました。

    詳細は、「第5[経理の状況]1[連結財務諸表等][注記事項](企業結合等関係)」をご参照ください。

    6 【研究開発活動】

    当社グループは、新商品、新技術開発による新規事業の創出と展開を図るべく、国内の当社研究所等(サステナブルテクノロジー研究所、自動車・エレクトロニクス研究所、情報通信・エネルギー研究所、インキュベーター統括部、デジタルイノベーションセンター)及び海外の OFS Laboratories, LLC (米国)、 Furukawa Electric Institute of Technology Ltd.(ハンガリー)、SuperPower Inc.(米国)、 Silicon Valley Innovation Laboratories, Furukawa Electric (米国)を中心とした研究体制を有し、積極的に研究開発へ取り組んでおります。なお、2023年4月1日付で、「マテリアル研究所」を新設し、「自動車・エレクトロニクス研究所」を「エレクトロニクス研究所」に、「情報通信・エネルギー研究所」を「フォトニクス研究所」に、「デジタルイノベーションセンター」を「デジタルトランスフォーメーション&イノベーションセンター」に名称を変更し、また、「インキュベーター統括部」を廃止しその機能を事業部門・各研究所へ移管しております。

    当連結会計年度における研究開発費は、前連結会計年度比12.3%増の23,324百万円とし、各セグメントの主な成果等は以下のとおりであります。

    (1)インフラ

    ①次世代の大容量光デジタルコヒーレント通信向け超小型狭線幅制御回路付信号光源(Nano-ITLA)の製品化を進めております。本製品は、大幅な小型化と低消費電力化に対応し、かつ超高速光通信に用いられる多値変調の光デジタルコヒーレント通信に要求される狭線幅の特性を有しております。この技術は、Beyond5G時代の急激なトラフィックの増大を見据えて世界的に開発が進む400Gbps超の光デジタルコヒーレント通信を支えるキーデバイスです。引き続き次世代光ファイバ通信システムの高速化・大容量化・長距離化を支える技術開発を進め、人々の生活利便性の向上に大きく貢献してまいります。

    ②情報通信サービスの普及にともないデータセンタにおける情報処理量が飛躍的に増大しており、次世代ネットワークスイッチ装置の実現が求められております。この次世代ネットワークスイッチ装置ではCPO(Co-Packaged Optics)と呼ばれる光電融合デバイスを用いた新しい実装形態が必要になると見込まれていることから、CPO用外部光源の製品開発を行っており、サンプルを出荷しております。今後も次世代データセンタ向けの光部品提供により大容量情報通信と高効率エネルギー社会の実現に貢献してまいります。

    ③光ファイバ及び光ファイバケーブルについては、長距離用途におけるさらなる高性能化・低コスト化を進めております。総務省から委託を受けている「新たな社会インフラを担う革新的光ネットワーク技術の研究開発」の成果として、マルチコアファイバによる光海底ケーブルの大容量化を実現する基盤技術を開発・実証しました。国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー)) からは、「マルチコアファイバの実用化加速に向けた研究開発」、「Beyond5G超大容量無線通信を支える空間多重光ネットワーク・ノード技術の研究開発」及び「Beyond5G時代に向けた空間モード制御光伝送基盤技術の研究開発」を受託し、将来の超大容量光通信における空間多重技術の長距離幹線系・加入者アクセス系への適用に向けて、光ファイバ及び光ファイバケーブルの製造技術やこれらの性能検証、光ファイバの接続技術並びにマルチコア光増幅技術の向上にむけた検証を継続、推進しております。一方、データセンタ用途や大都市ネットワーク用途で光ファイバネットワークの大容量化・多心化が求められていることから、省スペース化が可能な「ローラブルリボンを搭載した光ファイバケーブル」のさらなる高密度化も引き続き推し進めております。

    ④加工用高出力レーザの製品群として、高輝度青色レーザダイオードモジュールを搭載し、青色レーザ出力1kWを有するBlue-IRハイブリッドレーザ「BRACE®X」を販売しております。本製品は、電動モビリティ向け主要部品であるリチウムイオン電池、モータ、インバータ等の導体となる銅の溶接工程の生産性向上(品質・加工速度の向上)や製造工程の省人化に貢献することができます。これまで、光反射率が極めて高い純銅は難加工素材とされておりましたが、本製品は銅加工において高水準の品質・深度・加工速度を実現しました。さらに、溶接品質管理のためのモニタリング技術等の開発も引き続き進めております。加えて、最先端のレーザ加工装置を設置した加工ラボCALL(Chubu Advanced Laser processing Laboratory)を愛知県豊田市に開設いたしました。レーザ加工技術の向上を図るとともに、顧客へのレーザ溶接ソリューションの提案やパートナーとの共創を進められる環境を構築しました。これらの研究開発により、自動車や船舶における難接合材の溶接等、高度な加工技術でものづくり競争力を支援し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

    ⑤再生可能エネルギーにより発電した電力の安定供給に貢献するため、古河電池株式会社とバイポーラ型蓄電池の共同開発を推進しております。本製品は、シンプルな構造のため電池の高容量化が実現でき、稼働時の空調コストを抑制できる高い経済性を持ち合わせた電力貯蔵用蓄電池です。2023年2月から当社平塚事業所においてバイポーラ型鉛蓄電池のシステム運用時における性能評価を中心とした実証実験を開始しました。また、再生可能エネルギー及びEVの大量導入に伴う課題へ対応するため、当社横浜事業所のコンテナ型蓄電システムをリニューアルし、太陽光発電及びEV急速充放電器を直流で接続した実証環境を構築しました。本実証環境において当社優位技術の開発を行うとともに、パートナーとの共創フィールドとして活用してまいります。

      以上、当該事業に係る研究開発費は11,944百万円であります。

    (2)電装エレクトロニクス

    ①自動車用部品においては、カーボンニュートラルに向けた電動車市場の拡大に対応して、高圧ハーネス・高圧部品の開発に注力しております。電動車用コネクタ・電線については、次世代製品の開発や表面処理を含む端子材料の開発も進めております。自動車用ワイヤハーネスについては、車両軽量化へのニーズに応えるため、当社独自のα端子を活用し、アルミ電線のさらなる適用部位拡大を進めております。また、情報/エネルギー/モビリティの融合領域の新事業創出により、多様化するクルマの進化に貢献できる技術・製品の開発にも取り組んでおります。

    ②BSS®(鉛バッテリ状態検知センサ)は、過充電抑制による燃費向上及び過放電によるバッテリ上がり防止等に貢献しており、拡販及び受注活動を進めております。また、今後予想される車載電子機器の増加やソフトウェアアップデート、自動車の電動化・自動運転化に向けて、鉛バッテリ電源を確実に提供し、安全・安心・快適な社会の実現に貢献できる製品開発を行っております。

    ③雨、雪等の環境下でも安定して物体検知可能な車載用の24GHz帯周辺監視レーダの量産を行っております。先進安全運転支援システム高度化に適応するため、後方監視だけでなく前方監視まで機能を拡張し、体積と重量をそれぞれ約30%削減した次世代品の量産を開始しました。また汚れやホコリに強い特長を活かして建機・農機等向け周辺監視レーダの量産を開始しております。今後も、小型・高性能・高機能化を進めてまいります。

    ④新しいワイヤレス電力伝送方法として期待され、軽量かつ金属異物を加熱し難い特徴を有する電界共振結合方式を用いて、世界トップクラスとなる9.1kWの電力伝送に成功しております。本方式を採用した電動キックボードのワイヤレス充電ポートシステムを株式会社大林組とともに開発し、実証実験を行っております。引き続き、小型・軽量化と大電力・高効率化を実現させ、モビリティの電動化に貢献してまいります。

    ⑤シミュレーション技術及び分析技術を有効活用し、研究開発の効率化を推進しております。ワイヤハーネスなどの自動車用部品は変形・応力シミュレーション、電子機器開発は振動・熱流体・電磁界シミュレーションを活用したほか、車載ソフト用のアルゴリズム構築についてのモデルベース開発等を行いました。先端分析装置や手法を活用した解析を行っており、日本顕微鏡学会や日本銅学会において講演を行いました。Furukawa Electric Institute of Technology Ltd. (ハンガリー)では、先進的なシミュレーション技術開発に取り組んでおり、触媒構造解析のための分子動力学シミュレーションを実施しました。引き続き、シミュレーション技術及び分析技術を活用し、メカニズムの解明や設計の最適化に加え、試作代替による環境負荷低減への取組みを推進してまいります。

    ⑥高強度・高導電な銅合金及び貴金属めっきの開発を引き続き行っております。本開発により、電子機器における小型化・大容量化に伴う接続部品(コネクタ、端子等)の多極化・高密度化、発熱の制御、電装品(ワイヤハーネス等)の高電圧化・大電流化への対応を進めてまいります。また、銅材及びめっき材のスクラップに対するリサイクルプロセスについては、カーボンニュートラルの実現へ向けて技術開発を推進してまいります。

      以上、当該事業に係る研究開発費は4,732百万円であります。

    (3)機能製品

    ①植物由来の素材であるセルロース繊維の高剛性及び軽量性の特長を活かし、自動車分野など様々な用途での活用が期待されるセルロース繊維強化樹脂の量産技術開発とその実用化に向けた検証を行っております。また、海洋汚染の対策やCO2排出量削減を目的に、プラスチックごみをプラスチックに再生する過程でセルロース繊維を用い、より強度を向上させて再生する技術を開発し、環境省の「プラスチック・スマート」に参加しております。加えて、当社は経済産業省が公表した「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ基本構想」に賛同しており、本研究開発を通して、カーボンニュートラル実現への取組みを推進してまいります。

    ②情報/エネルギー/モビリティ分野に関わる製品の高発熱化、薄型化、軽量化へ対応するヒートパイプ式ヒートシンクを開発しております。当社は引き続き、データセンタの高発熱密度に対応した製品、エレクトロニクス機器の高発熱化、軽量化に対応した製品や、次世代モビリティに向けた熱技術を応用した製品の開発に注力してまいります。

    ③5Gサービスの本格化に伴い、通信基地局用のルーター、スイッチ、アンテナや、データセンタ用のサーバー等に使用されるプリント基板の高周波化が進展しております。これにより高周波プリント基板を構成する銅箔の需要も高まっています。当社は、さらなる高周波化にも対応できる次世代高周波プリント基板用銅箔であるF0X-WSを開発し、量産化を進めております。今後も、高周波プリント基板用銅箔の製品群を拡充し、5G及びBeyond5Gに対応する高周波プリント基板用銅箔の需要に対応してまいります。

      以上、当該事業に係る研究開発費は2,166百万円であります。

    (4)サービス・開発等

    ①超電導製品部では、高機能低温超電導線材の開発・量産化を進めており、顧客のコイル製造プロセスを効率化する新商品の量産化を開始し、販売しております。また、SuperPower Inc.(米国)と連携し、低温超電導線材及び高温超電導線材の新製品の開発を進めております。

    ②SuperPower Inc.(米国)において、イットリウム高温超電導線材の研究開発を継続しております。高温超電導線材は、当社製低温超電導線材と併せて用いることにより、次世代エネルギー源と期待される核融合炉や、新素材や先端医薬の開発に欠かせない高磁場マグネットなど、各方面への応用が期待されます。先進核融合原型炉に用いる高温超電導線材の供給をとおして海外有力顧客との関係強化が進んでおります。また、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)からの委託により開発を行う未来社会創造事業において、京都大学と連携した共同研究グループでは、交流損失の低減を達成しました。標準的な薄膜高温超電導線と比較し、交流損失が約20分の1になることを実証しております。

    ③Silicon Valley Innovation Laboratories, Furukawa Electric(米国)では、「古河電工グループ ビジョン2030」の実現につながる社会課題解決型の新技術や新事業の創出を目的に、スタートアップを中心としたイノベーションエコシステムのステークホルダーとのオープンイノベーションを積極的に推進しております。現地アクセラレータとパートナー契約を結び、当社グループのコア技術とシリコンバレーに集まる技術やビジネスモデルを結合させ新たな顧客体験や価値創出を目指す共創機能を強化しております。さらに、現地ネットワークを活用したVOC(Voice Of Customer)の収集や北米の市場調査分析などのマーケティング機能を加え、当社技術のインキュベーション北米拠点として、その活動を開始いたしました。

    ④技術開発及び事業開発の両方の機能を担うソーシャルデザイン統括部において、社会インフラ維持管理・ライフサイエンス・宇宙等の各領域において、当社の技術を活かした新事業開発を進めております。社会インフラ維持管理やライフサイエンスの領域では、当社が携わる製品・サービスの市場展開が加速する等、着実に社会実装が進んでおります。加えて、宇宙領域では、2023年度から新たに東京大学大学院工学系研究科と社会連携講座を開始し、事業創出を加速しております。

    ⑤2022年4月に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によるグリーンイノベーション基金事業「CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト/化石燃料によらないグリーンなLPガス合成技術の開発」に採択されました。この実証候補地として北海道鹿追町と包括連携協定を締結し共創を開始しております。また、北海道大学とはこれまで、温室効果ガスの削減に向けて共同研究を進めてまいりましたが、より一層連携を進めるべく寄附分野「地域元素資源利活用工学分野」を開設しました。二酸化炭素とメタンに加え様々な地域資源を最大限利活用した脱炭素社会・循環型社会の実現に向けて技術開発を進めるとともに、専門人材の育成に取り組んでおります。

    ⑥「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」オフィシャルサプライヤーとして、炬火台用燃料の一部にバイオガスを原料としたグリーンLPガスを提供しました。提供したグリーンLPガスは、栃木県畜産酪農研究センターのプラントで牛のふん尿を活用して生産したバイオガスから合成したもので、燃料の1%程度が本グリーンLPガスに置き換えられております。今後、この技術を応用させ、実用化に向けた開発を進めてまいります。

      以上、当該事業に係る研究開発費は4,479百万円であります。

    第3 【設備の状況】

    1 【設備投資等の概要】

    当社グループ(当社及び連結子会社)では、前連結会計年度比14.8%増の43,792百万円の設備投資を行いました。

    各セグメントへの主な設備投資の概要は以下のとおりであります。

    インフラセグメントにおいては、主に光通信デバイスの生産能力増強投資、電力事業の海底線製造能力の増強や試験装置更新を行った結果、当連結会計年度の設備投資は12,921百万円となりました。電装エレクトロニクスセグメントにおいては、主に自動車用電装部品の生産能力増強、電装エレクトロニクス材料の製造設備の更新を目的とした設備投資を行った結果、当連結会計年度の設備投資は17,822百万円となりました。機能製品セグメントにおいては、主に半導体製造用テープの生産能力増強を目的とした設備投資を行った結果、当連結会計年度の設備投資は5,997百万円となりました。また、サービス・開発等セグメントにおいては、主に水力発電設備の更新を目的とした設備投資を行った結果、4,351百万円となり、共通又は調整額は2,698百万円となりました。

    当連結会計年度に完成した主要設備投資としては、自動車用電装部品の生産能力増強、水力発電設備の更新投資等があります。

    2 【主要な設備の状況】

    当社グループ(当社及び連結子会社)における主要な設備は、以下のとおりであります。

    (1) 提出会社

    2023年3月31日現在

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_018" />

    (2) 国内子会社

    2023年3月31日現在

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_019" />

    (3) 在外子会社

    2023年3月31日現在

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_020" />

    (注) 子会社については、主要な事業所のみ記載しております。

    3 【設備の新設、除却等の計画】

    当連結会計年度後1年間の設備投資計画は、46,000百万円であり、セグメント毎の内訳は次のとおりであります。

    セグメントの名称 2023年3月末計画金額( 百万円 ) 設備等の主な内容・目的
    インフラ 13,600 光通信デバイスの生産能力増強電力ケーブル製造能力増強及び試験装置更新
    電装エレクトロニクス 17,700 自動車用電装部品の生産能力増強
    機能製品 8,000 半導体製造用テープの生産能力増強
    サービス・開発等 6,700 事業所共通インフラ更新
    合計 46,000

    (注) 経常的な設備の更新のための除売却を除き、重要な設備の除売却の計画はありません。

    第4 【提出会社の状況】

    1 【株式等の状況】

    (1) 【株式の総数等】

    ①【株式の総数】
    種類 発行可能株式総数(株)
    普通株式 250,000,000
    250,000,000
    ②【発行済株式】
    種類 事業年度末現在発行数(株)(2023年3月31日) 提出日現在発行数(株)(2023年6月21日) 上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 内容
    普通株式 70,666,917 70,666,917 東京証券取引所プライム市場 完全議決権株式で権利内容に何ら限定のない当社の標準となる株式であり、単元株式数は100株です。
    70,666,917 70,666,917

    (2) 【新株予約権等の状況】

    ① 【ストックオプション制度の内容】

    該当事項はありません。

    ② 【ライツプランの内容】

    該当事項はありません。

    ③ 【その他の新株予約権等の状況】

    該当事項はありません。

    (3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

     該当事項はありません。

    (4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

    年月日 発行済株式総数増減数(千株) 発行済株式総数残高(千株) 資本金増減額 (百万円) 資本金残高 (百万円) 資本準備金増減額(百万円) 資本準備金残高(百万円)
    2016年10月1日(注) △636,002 70,666 69,395

    (注)2016年10月1日付で、普通株式10株につき1株の割合で株式併合を実施しており、発行済株式総数が636,002,262株減少し、70,666,917株となっております。

    (5) 【所有者別状況】

     2023年3月31日現在

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_021" />

    (注)1.自己株式50,453株は、「個人その他」欄に504単元を、「単元未満株式の状況」欄に53株をそれぞれ含めて記載しております。なお、当該自己株式には、株式給付信託(BBT)にかかる信託口が保有する当社株式  203,700株は含まれておりません。

    2.「その他の法人」の欄には、株式会社証券保管振替機構名義の株式が5単元含まれております。

    (6) 【大株主の状況】

    2023年3月31日現在

    氏名又は名称 住所 所有株式数(株) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
    日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 東京都港区浜松町2丁目11番3号 11,829,200 16.75
    株式会社日本カストディ銀行(信託口) 東京都中央区晴海1丁目8番12号 4,763,900 6.75
    BNYMSANV AS AGENT/ CLIENTS LUX UCITS NON TREATY 1 VERTIGO BUILDING - POLARIS 2-4 RUE EUGENE RUPPERT L-2453 LUXEMBOURG GRAND DUCHY OF LUXEMBOURG 3,154,100 4.47
    株式会社日本カストディ銀行(信託口4) 東京都中央区晴海1丁目8番12号 2,718,200 3.85
    みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行 東京都中央区晴海1丁目8番12号 2,413,500 3.42
    朝日生命保険相互会社 東京都新宿区四谷1丁目6番1号 1,365,050 1.93
    古河機械金属株式会社 東京都千代田区大手町2丁目6番4号 1,329,045 1.88
    DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO PALISADES WEST 6300, BEE CAVE ROAD BUILDING ONE AUSTIN TX 78746 US 1,292,296 1.83
    みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 古河機械金属口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行 東京都中央区晴海1丁目8番12号 1,091,900 1.55
    野村信託銀行株式会社(投信口) 東京都千代田区大手町2丁目2番2号 1,072,400 1.52
    31,029,591 43.94

    (注)1.株式会社みずほ銀行については、同社が退職給付信託として信託設定した上記株式2,413,500株とは別に、同社が保有する株式が173株あります。また、朝日生命保険相互会社については、上記1,365,050株とは別に、同社が退職給付信託として信託設定した株式が1,050,000株あります。

    2.2020年12月22日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書において、2020年12月15日現在で以下のとおり株式を所有している旨の記載がありますが、当社として2023年3月31日現在における実質保有状況の確認ができておりません。なお、変更報告書の内容は次のとおりであります。

    提出者(大量保有者)の氏名又は名称 保有株式数(株) 保有割合(%)
    株式会社みずほ銀行 2,413,673 3.42
    みずほ証券 株式会社 350,100 0.50
    みずほ信託銀行株式会社 354,900 0.50
    アセットマネジメントOne株式会社 2,099,200 2.97
    5,217,873 7.38

    3.2022年7月21日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書において、2022年7月15日現在で以下のとおり株式を所有している旨の記載がありますが、当社として2023年3月31日現在における実質保有状況の確認ができておりません。なお、変更報告書の内容は次のとおりであります。

    提出者(大量保有者)の氏名又は名称 保有株式数(株) 保有割合(%)
    野村證券株式会社 169,461 0.24
    ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) 45,692 0.06
    野村アセットマネジメント株式会社 4,859,200 6.88
    5,074,353 7.18

       4.2022年8月4日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書において、2022年7月29日現在で以下のとおり株式を所有している旨の記載がありますが、当社として2023年3月31日現在における実質保有状況の確認ができておりません。なお、変更報告書の内容は次のとおりであります。

    提出者(大量保有者)の氏名又は名称 保有株式数(株) 保有割合(%)
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4,709,400 6.66
    日興アセットマネジメント株式会社 1,376,500 1.95
    6,085,900 8.61

    (7) 【議決権の状況】

    ①【発行済株式】

     2023年3月31日現在

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_022" />

    (注)1.「完全議決権株式(その他)」の欄には、株式会社証券保管振替機構名義の株式が500株含まれております。また、「議決権の数」の欄に、同機構名義の完全議決権株式に係る議決権の数が5個含まれております。

    2.「完全議決権株式(その他)」の欄には、取締役等への株式報酬制度のために設定した株式給付信託(BBT)にかかる信託口が保有する当社株式203,700株が含まれております。また、「議決権の数」の欄には、同信託名義の完全議決権株式に係る議決権の数が2,037個含まれております。

    3.「単元未満株式」の欄には、自己保有株式が53株含まれております。

    4.相互保有により議決権を有しない山崎金属産業株式会社が、当社の取引先持株会(古河電工共栄持株会)経由で保有する205株のうち200株を相互保有株式の欄に含めるとともに、1単元未満の5株については、これに対応して議決権が生じないこととなった同持株会保有の95株とあわせて単元未満株式の欄に含めております。よって、「単元未満株式」の欄に記載の株式数は、上記(5)[所有者別状況]表中の「単元未満株式の状況(株)」に記載の株式数より100株多い株式数となっております。

    ②【自己株式等】

     2023年3月31日現在

    所有者の氏名又は名称 所有者の住所 自己名義所有株式数(株) 他人名義所有株式数(株) 所有株式数の合計(株) 発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)
    (自己保有株式) 古河電気工業株式会社 東京都千代田区大手町2丁目6番4号 50,400 50,400 0.07
    (相互保有株式) 山崎金属産業株式会社(注) 東京都千代田区岩本町1丁目8番11号 71,400 200 71,600 0.10
    121,800 200 122,000 0.17

    (注)山崎金属産業株式会社は当社の取引先持株会(名称:古河電工共栄持株会、住所:東京都千代田区大手町2丁目6番4号)名義で205株を保有しておりますが、そのうち5株は上記①[発行済株式]の「単元未満株式」に含まれております。

    (8) 【役員・従業員株式所有制度の内容】

    当社は、2016年6月27日開催の第194回定時株主総会の決議に基づき、役員報酬として業績連動型株式報酬制度を導入し、2019年6月27日開催の第197回定時株主総会の決議に基づき、当該業績連動型株式報酬制度の一部改定を行いました(以下、一部改定後の役員報酬としての業績連動型株式報酬制度を「本制度」という)。また、本制度を運用するため株式給付信託(以下、「本信託」という)を設定しております。

    1)本制度の概要
     本制度は、当社が拠出する金員を原資として当社の普通株式(以下、「当社株式」という)が本信託を通じて取得され、社外取締役を除く取締役並びに取締役以外の執行役員及びシニア・フェロー(以下、総称して「取締役等」という)に対して、取締役会決議により定める「役員株式給付規程」に従い、本信託を通じて当社株式等が支給される制度です。

    取締役等は、当社株式等の支給を受ける権利の基礎として、その在任中に役位に応じて予め定められた数のポイントを毎年付与されるとともに、付与されたポイントは予め定められた3事業年度毎の期間を1対象期間とする業績評価基準に従い、一定の場合にはポイント数の調整がなされたうえで、当社株式等の支給を受けるポイントとして確定します。なお、取締役等に付与される総ポイント数は、3事業年度当たり180,000ポイント(当社株式180,000株に相当)を上限とします。取締役等は、原則としてその退任時に、在任中に確定したポイント数に応じた数の当社株式等の支給を本信託より受けます。

    (注)本制度を含む当社の役員報酬制度については、「4[コーポレートガバナンスの状況等](4)[役員の報酬等]」をご参照ください。

    2)本信託の概要

    <本制度導入時(対象期間:2016年4月1日から2019年3月31日までの3事業年度)>

    ① 名称:株式給付信託(BBT)

    ② 委託者:当社

    ③ 受託者:みずほ信託銀行株式会社(再信託先:資産管理サービス信託銀行株式会社)

    ④ 受益者:取締役等を退任した者のうち「役員株式給付規程」に定める受益者要件を満たす者

    ⑤ 信託管理人:当社と利害関係のない第三者(弁護士)

    ⑥ 信託内株式の議決権の行使:信託管理人の指図に従い信託勘定内の当社株式に係る議決権は行使しない

    ⑦ 信託の種類:金銭信託以外の金銭の信託(他益信託)

    ⑧ 本信託契約の締結日:2016年8月8日

    ⑨ 信託設定日:2016年8月8日

    ⑩ 信託の期間:2016年8月8日から信託が終了するまで(特定の終了期日を定めず、本制度が継続する限り信託は継続する)

    ⑪ 本信託による当社株式の取得:3事業年度当たり350百万円を上限として当社から拠出される金員を原資として当社株式を取得

    <本制度一部改定後(対象期間:2019年4月1日から2022年3月31日までの3事業年度。当該3事業年度の経過後は、以降3事業年度毎の期間)>

    ① 名称:株式給付信託(BBT)

    ② 委託者:当社

    ③ 受託者:みずほ信託銀行株式会社(再信託先:資産管理サービス信託銀行株式会社(現 株式会社日本カストディ銀行))

    ④ 受益者:取締役等を退任した者のうち「役員株式給付規程」に定める受益者要件を満たす者

    ⑤ 信託管理人:当社と利害関係のない第三者(弁護士)

    ⑥ 信託内株式の議決権の行使:信託管理人の指図に従い信託勘定内の当社株式に係る議決権は行使しない

    ⑦ 信託の種類:金銭信託以外の金銭の信託(他益信託)

    ⑧ 本信託契約の締結日:2016年8月8日

    ⑨ 信託設定日:2016年8月8日

    ⑩ 信託の期間:2016年8月8日から信託が終了するまで(特定の終了期日を定めず、本制度が継続する限り信託は継続する)

    ⑪ 本信託による当社株式の取得:3事業年度当たり450百万円を上限として当社から拠出される金員を原資として当社株式を取得

    3)本制度により取得した当社株式の数
     当事業年度末で、本信託は203,700株を取得しております。

    4)本制度による受益権その他の権利を受けることができる者の範囲
     取締役等を退任した者のうち「役員株式給付規程」に定める受益者要件を満たす者

    2 【自己株式の取得等の状況】

    【株式の種類等】会社法第155条第7号の規定に基づく普通株式の取得

    (1)【株主総会決議による取得の状況】

    該当事項はありません。

    (2)【取締役会決議による取得の状況】

      該当事項はありません。

    (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

    会社法第155条第7号の規定に基づく普通株式の取得

    区分 株式数(株) 価額の総額(円)
    当事業年度における取得自己株式 667 1,605,113
    当期間における取得自己株式 63 157,689

    (注)当期間における取得自己株式には、2023年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式は含まれておりません。

    (4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_023" />

    (注)当期間における保有自己株式数には、2023年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り及び売渡による株式は含まれておりません。

    3 【配当政策】

    当社では、資本効率を重視した経営を目指し、成長戦略投資や次世代新事業育成、財務体質の改善並びに株主還元のバランスをとることを、資本政策の基本方針としております。

    この基本方針のもと、2025年度を最終年度として策定した中期経営計画「Road to Vision2030-変革と挑戦-」においては、利益成長を通じて企業価値向上を図るべく、成長分野に重点的に投資するとともに、安定的かつ継続的に株主還元していくこととし、親会社株主に帰属する当期純利益の30%を目途として業績に連動した配当を行うことを株主還元方針としております。

    上記方針に基づき、当期の期末配当につきましては、2023年6月23日開催予定の第201回定時株主総会の議案(決議事項)である「剰余金の配当の件」が原案どおり承認可決された場合、1株当たり80円となります。

    なお、中間配当については、毎年9月30日を基準日として取締役会決議で行うことができる旨を定款で定めております。また、期末配当についての決定機関は株主総会です。

    当期に係る剰余金の配当は、以下のとおりであります。

    決議年月日 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円)
    2023年6月23日定時株主総会決議(予定) 5,649 80.00

    4 【コーポレートガバナンスの状況等】

    (1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】

    1)基本的な考え方

    〔創業の思い〕

     古河グループの創業者である古河市兵衛は、「日本を明るくしたい」という思いのもと、「従業員を大切にせよ、お客様を大切にせよ、新技術を大切にせよ、そして、社会に役立つことをせよ」と語っていました。
     当社は、この言葉をDNAとして大切に紡ぎ、1884年の創業以来発展してきました。
     「3つの大切」をしっかりと受け継ぎ、次の未来を作る社会の一員として、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

    〔古河電工グループ理念〕
    ■基本理念

      世紀を超えて培ってきた素材力を核として、絶え間ない技術革新により、真に豊かで持続可能な社会の実現に貢献します。

    ■経営理念

     私たち古河電工グループは、人と地球の未来を見据えながら、
     ・公正と誠実を基本に、常に社会の期待と信頼に応え続けます。
     ・お客様の満足のためにグループの知恵を結集し、お客様とともに成長します。
     ・世界をリードする技術革新と、あらゆる企業活動における変革に絶えず挑戦します。
     ・多様な人材を活かし、創造的で活力あふれる企業グループを目指します。

    ■Core Value(コア・バリュー)

     古河電工グループ理念を達成し持続的に成長していく上で、特に大事にし、より強化していきたい価値観として<正々堂々> <革新> <本質追究> <主体・迅速> <共創>の5つを定め、「Core Value」としております。

    ■古河電工グループ ビジョン2030

     当社グループの事業を取り巻く環境の急速な変化を捉え、目指す時間軸と事業領域を明確にした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定しております。

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    古河電工グループは「地球環境を守り」「安全・安心・快適な生活を実現する」ため、 情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。

     当社及び当社グループは、「古河電工グループ理念」に基づき、透明性・公平性を確保のうえ意思決定の迅速化など経営の効率化を進め、事業環境や市場の変化に機動的に対応して業績の向上に努めるとともに、内部統制体制の構築・強化及びその実効的な運用を通じて経営の健全性を維持し、もって永続的な業容の拡大・発展、企業価値の増大を図ることを基本とし、次の考え方に沿って、コーポレートガバナンスの充実に取り組んでまいります。

    (ⅰ)株主の権利を尊重し、平等性を確保する。

    (ⅱ)株主を含むステークホルダーの利益を考慮し、それらステークホルダーと適切に協働する。

    (ⅲ)会社情報を適切に開示し、透明性を確保する。

    (ⅳ)取締役会は、株主に対する受託者責任・説明責任を踏まえ、独立社外取締役の役割を重視しつつ、客観的な立場からの業務執行監督機能の実効化を図る。

    (ⅴ)中長期的な株主の利益と合致する投資方針を有する株主との間で建設的な対話を行う。

     2)企業統治の体制

    ①企業統治の体制の概要及び当該企業統治の体制を採用する理由

    a.企業統治の体制の概要

    2023年6月21日(有価証券報告書提出日)現在、当社の取締役会は11名で構成されており、うち5名が社外取締役(5名全員が東京証券取引所に届け出ている独立役員)となっております。取締役会議長は、代表権のない非業務執行の立場である取締役会長が務めております。また、監査役会は6名で構成されており、うち3名が社外監査役(3名全員が東京証券取引所に届け出ている独立役員)となっております。

    (注)当社は、2023年6月23日開催予定の第201回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役11名選任の件」及び「監査役1名選任の件」を上程いたします。当該議案が原案どおり承認可決された場合、取締役会は11名(うち5名が社外取締役であり、5名全員が東京証券取引所に届け出ている独立役員)、監査役会は6名(うち3名が社外監査役であり、3名全員が東京証券取引所に届け出ている独立役員)で構成されることとなります。なお、当該議案が原案どおり承認可決され、さらに第201回定時株主総会の直後に開催予定の取締役会で承認された場合、取締役会議長は引き続き取締役会長が務めることとなります。

    当社の社外役員は、金融機関・商社・事業会社における豊富な経営経験あるいは法律・財務・会計・産業政策等の分野における専門性の高い知識・経験を有しており、取締役会では、それらの経験に基づく多様な観点からの意見・指摘を尊重して意思決定等を行っております。
     当社の取締役会は、株主に対する受託者責任・説明責任を踏まえ、当社の持続的成長と中長期的な企業価値の向上を促し、収益力・資本効率等の改善を図る責務を担うものとし、以下の事項を行うこととしております。

    (ⅰ)コーポレートガバナンスに関する事項の決定

    (ⅱ)経営戦略や経営計画等の策定及び変更並びにその遂行の監督

    (ⅲ)資本政策に関する事項の決定 

    (ⅳ)経営陣(代表取締役を含む業務執行取締役及び執行役員をいう。以下同じ。)の選解任(取締役会が備えるべきスキル等の特定を含む。)及びこれらに対する報酬の決定(指名・報酬委員会へ委任する場合を含む。)(注)

    (ⅴ)コンプライアンスや財務報告に係る内部統制及びリスク管理体制の整備に関する事項の決定及びその運用状況の監督

      (ⅵ)経営戦略等を踏まえた重要な業務執行の決定

      (ⅶ)その他法令等で定められた事項

    (注)指名・報酬委員会は、取締役会の諮問又は委任に基づき、経営陣の選解任に関する審議、取締役会への答申並びにこれらの者に対する報酬の決定等を行っております。詳細は、後記〔指名・報酬委員会の審議事項〕をご参照ください。

    当社では、迅速かつ果断な業務執行事項の決定を促すべく、取締役会による業務執行の監督を含むコーポレートガバナンスが十分に機能していることを前提として、法令の範囲内において一定の業務執行事項の決定が経営陣に委ねられており、その委任の範囲については、重要性の度合いに応じ取締役会、経営会議等に関する付議基準において具体的に定めております。

    当社グループの事業は、12の事業部門から構成されており、特に関連性の強い複数の事業部門を統括し指揮・監督する組織として統括部門を設置しております。当社の業務執行は、最高責任者である社長の下、情報通信ソリューション統括部門長、エネルギーインフラ統括部門長、電装エレクトロニクス材料統括部門長、機能製品統括部門長及び自動車部品事業部門長が指揮しております。このほか、グループ全体の経営戦略・経営計画の策定・実施、コーポレートガバナンス及びリスク管理その他の経営体制の確立・維持並びにマーケティング・セールス活動等を担う本部部門を設置しており、それぞれ本部長が指揮しております。これらの者を業務執行責任者として、執行部内の意思決定機関である経営会議を構成しております。経営会議では、業務執行上の重要事項の審議・決定をしているほか、四半期毎に業務執行状況報告が行われ、業務執行責任者間の意思疎通を図り、統制のとれた業務執行がなされるようにしております。また、業務執行の状況は、3ヶ月に1度取締役会に報告されております。

    取締役会による業務執行の監督と業務執行における内部統制体制整備にかかる取組みとを機能的に連携させるべく、社長を委員長とするリスクマネジメント委員会及びサステナビリティ委員会を設置しております。リスクマネジメント委員会は、当社グループの事業戦略遂行上のリスク管理のほかコンプライアンス及び内部統制体制の構築・強化に努めており、内部統制の状況は、定期的に取締役会へ報告されております。サステナビリティ委員会は、当社グループのサステナビリティに関する基本方針、収益機会・リスクのマテリアリティに関する基本的事項及びサステナビリティに関する基本的な情報開示等についての審議並びに当該事項に関する進捗状況の確認を行っております。なお、当社グループの経営上のリスクと密接に関わるリスクのマテリアリティについては、リスクマネジメント委員会とサステナビリティ委員会が連携して審議を行っております。監査部は、当社グループの内部監査を担っており、監査部が監査役と密に連携することにより、グループ全体の内部統制体制全般が適切かつ客観的に監査できる体制を構築しております。

    監査役の監査につきましては、監査役会において決定した監査方針・監査計画に基づきこれを実施するとともに、監査結果については、定期的に取締役会及び社長に報告されております。定例監査役会は、原則として2ヶ月に1回以上開催されております。監査役は、当社及び子会社の取締役・使用人に対し業務執行に関する事項について適宜報告を求めており、また、業務執行側も、監査役に対し、子会社も含めた内部統制の構築・運用状況、コンプライアンスの状況、リスク管理の状況等について適宜報告しております。各監査役は、取締役会に出席するとともに、代表取締役社長をはじめとする主要な取締役及び執行役員との面談並びに社内各部門、事業所・支社及び研究所の往査(web会議システムを利用したリモート監査を含む)を行うなど、監査役会が定めた監査方針及び監査計画に基づき監査を行い、その内容及び結果を監査役会に報告しております。常勤監査役は、上記に加えて、経営会議、リスクマネジメント委員会、サステナビリティ委員会その他の重要な会議に出席するほか、稟議書をはじめとする重要な決裁書類の閲覧、国内外のグループ各社の往査(web会議システムを利用したリモート監査を含む)を行い、その内容及び結果を監査役会に報告しております。また、内部監査部門である監査部が、経営諸活動の全般にわたる管理・運営制度及び業務の執行状況を適法性と効率性の観点から監視・検証し、その結果に基づいて社内及びグループ各社に対し情報の提供及び改善・合理化への助言・勧告等を行っております。加えて監査機能の充実を図るため、監査役、会計監査人、監査部が相互に連携し情報や意見を交換しているほか、監査役からの要請に基づき、経営陣からの独立性を保障された監査役補助使用人2名を置いております。

    当社は「指名・報酬委員会」を設置しております。同委員会は、取締役等の指名や報酬等に関する審議・決定手続きの客観性及び透明性を確保することを目的とし、取締役会決議により取締役中より選任された5名以上の委員(過半数は社外取締役)で構成されるものとしております。2023年6月21日(有価証券報告書提出日)現在における同委員会の委員は、塚本修社外取締役、塚本隆史社外取締役(委員長)、御代川善朗社外取締役、籔ゆき子社外取締役、斎藤保社外取締役、小林敬一取締役会長、森平英也代表取締役社長及び柴田光義取締役の8名であります。

    なお、当社は、2023年6月23日開催予定の第201回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役11名選任の件」を上程いたします。当該議案が原案どおり承認可決され、さらに第201回定時株主総会の直後に開催予定の取締役会で承認された場合、同委員会の委員は塚本修社外取締役、塚本隆史社外取締役、御代川善朗社外取締役、籔ゆき子社外取締役、斎藤保社外取締役、小林敬一取締役会長及び森平英也代表取締役社長の7名となります。また、上記取締役会の直後に開催予定の指名・報酬委員会で承認された場合、同委員会の委員長は引き続き塚本隆史取締役が務めることとなります。

     同委員会における審議事項は以下のとおりであります。 

    〔指名・報酬委員会の審議事項〕

    (ⅰ)取締役会の諮問に基づき審議・答申する事項

       ①株主総会に提出する取締役、監査役の選任・解任に関する議案の内容
        ②代表取締役、取締役会長、取締役社長の選定・解職
        ③執行役員の選任・解任
        ④役付執行役員(執行役員副社長、執行役員専務、執行役員常務)の選定・解職
        ⑤取締役、執行役員の報酬等に関する方針

    (ⅱ)取締役会の委任に基づき審議・決定する事項

       ①取締役、執行役員の評価
        ②(ⅰ)⑤の答申を得て取締役会が決定した方針に基づく取締役、執行役員の報酬等に関する制度
        ③(ⅰ)⑤の答申を得て取締役会が決定した方針に基づく取締役、執行役員の個人別の報酬等の内容
        ④株主総会に提出する取締役、監査役の報酬等に関する議案の内容
        ⑤関係会社代表者の報酬等に関するガイドライン

       ⑥取締役、執行役員の任期上限及び退任後の取扱いに関する方針

       ⑦特別顧問・名誉顧問の選任・解任、報酬に関する案の内容

       ⑧経営陣のサクセッションプランの内容

    (ⅲ)取締役、監査役、執行役員のトレーニングの内容及び方針についての審議・決定

    <企業統治の体制の概要図(2023年6月21日(有価証券報告書提出日)現在)>

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    (注)当社は、2023年6月23日開催予定の第201回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役11名選任の件」を上程いたします。当該議案が原案どおり承認可決され、さらに第201回定時株主総会の直後に開催予定の取締役会で承認された場合、同委員会の委員は取締役7名となり、企業統治の体制の概要図は以下のとおりとなります。

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    b.当該企業統治の体制を採用する理由

    当社は、監査役及び監査役会が取締役会からの制度的な独立性を維持しつつ会計監査人及び内部監査部門と連携を図ることにより、取締役の職務執行に対する監査の実効性が確保されるものと考え、現行のコーポレートガバナンス体制(監査役設置会社)を選択しております。また、取締役会の監督機能を補完するために、指名・報酬委員会を設置しております。なお、同委員会は、取締役会決議により取締役中より選任された5名以上の委員(過半数は社外取締役)で構成されるものとし、委員の互選により、原則として社外取締役の中から委員長を選定することとしております。

    ②内部統制システムの整備の状況

    当社では、職務執行の効率性の維持・向上、法令遵守(コンプライアンス)、リスク管理、情報管理及びグループ会社管理を内部統制の目的と考え、以下のとおり内部統制システムを整備・構築し運用しております。

    a.職務執行の効率性

    予算において達成すべき経営目標を具体的に定め、各業務執行責任者は、その達成に向けて職務を遂行し、達成状況を定期的に取締役会に報告しております。これらの達成状況は、報酬等において適正に反映されるものとしております。また、取締役会、経営会議、稟議等で意思決定すべき事項については詳細かつ具体的な付議基準を定めるとともに、業務執行責任者及び社内部門長の職務権限、職務分掌等についても、社内規程により明確化しており、組織変更等に応じて、常に見直しがなされる仕組みを構築しております。

    b.コンプライアンス体制

    「古河電工グループ理念」、「古河電工グループCSR行動規範」を倫理法令遵守の基本とし、「コンプライアンスに関する規程」に基づき、社長を委員長とするリスクマネジメント委員会及びリスクマネジメント本部を中心として、社内教育や法令違反の点検などのコンプライアンス活動を推進しております。さらに、各部門においては、部門リスク管理推進者を設置し、コンプライアンスを含めたリスク管理活動の効果的推進を図っております。特に、カルテル行為等の再発防止については、同業他社との接触や価格決定プロセスに関する統制を強化するとともに、随時外部専門家の助言を受ける等、監視を強化しております。また、内部通報制度を設けコンプライアンス違反の早期発見と是正を図るほか、内部監査部門である監査部が各部門の職務執行状況をモニタリングすることにより、コンプライアンス体制を含む内部統制システムが有効に機能しているかを検証し、これらの結果が経営層に報告される体制を築いております。

    c.リスク管理体制

    「リスク管理・内部統制基本規程」においてリスク管理体制と管理方法について定めるとともに、リスクマネジメント委員会において、当社グループの事業運営上のリスク全般を把握し、その評価と管理方法の妥当性について検証する体制を整えております。同委員会は、各関係会社・社内部門におけるコンプライアンス、大規模災害、情報セキュリティ、感染症等主要なリスクを中心に対応を推進するとともに、各種リスクのうち、防災・事業継続マネジメント、品質管理、安全衛生、環境保全等重要性が高いと認識されるものについては、特別委員会を設置して、重点的に管理する体制を敷いております。これらの体制に加え、取締役会、経営会議、稟議等により重要な意思決定を行う際には、当該事案から予測されるリスク等を資料等に明示し、これらを認識したうえで判断することとしております。

    d.情報管理体制

    取締役会、経営会議、稟議等の重要な意思決定に係る記録及び書類は、法令及び「文書保管規程」に基づき適切に管理・保存されております。また、上記以外の職務の執行にかかる各種情報についても、情報資産としての重要性と保護の必要性の観点から、統一的な基準を制定し情報管理体制を運用しております。

    e.グループ会社管理

    「グループ経営管理規程」に基づき、グループ会社毎にこれを所管する責任者を定め、経営状況を把握するために必要な情報の定期報告を求め、経営指導を行うとともに、一定の事項については当社の承認を要するものとしております。また、予算はグループベースで作成し、子会社の達成すべき経営目標を具体的に定めております。子会社のリスク管理等については、リスクマネジメント本部が中心となり、リスク管理、内部統制、コンプライアンスに関する教育の実施や助言、指導を行う体制としております。また、子会社に対しコンプライアンス責任者の設置を義務づけるとともに、主要なグループ会社への非常勤役員の派遣のほか、当社監査役及び監査部による監査等により、コンプライアンスやリスク管理等を含む経営全般のモニタリングを行っております。

    f.財務報告の適正性確保

    「リスク管理・内部統制基本規程」に基づき、「古河電工グループ『財務報告に係る内部統制の整備、評価』に関する基本方針」(J-SOX基本方針)を定めるとともに、内部統制システムの構築・整備・運営・モニタリングの体制と責任を明確にしております。また、金融商品取引法に定められた内部統制報告書の作成・提出については、J-SOX会議を設置して、重要事項を審議し、当社グループの財務報告にかかる信頼性の維持・向上に努めております。

    ③リスク管理体制の整備の状況

    上記「②内部統制システムの整備の状況 c.リスク管理体制」に記載のとおりであります。

    ④反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方及びその整備状況

    a.基本的な考え方

    「古河電工グループCSR行動規範」において、「反社会的勢力には毅然とした態度で臨み、一切の関係を遮断します」という基本的な考え方を示しております。

    b.整備状況

    上記のとおり「古河電工グループCSR行動規範」に基本的な考え方を謳い、全役職員に徹底していることに加え、対応統括部署をリスクマネジメント本部総務部と定め、東京都公安委員会による講習を修了した不当要求防止責任者を設置しております。また、当社は、社団法人警視庁管内特殊暴力防止対策連合会(特暴連)に加盟し、特暴連会報や特暴連ニュースによって情報収集を行っているほか、不当要求防止責任者が特暴連全体研修会、ブロック別研修会、ブロック別定例会にも参加し、最新情報の収集を行うとともに特暴連や近隣企業との連携を深めております。

    ⑤責任限定契約の内容の概要

    当社は、社外取締役及び社外監査役全員との間で、会社法第423条第1項の賠償責任を限定する契約を締結しております。なお、当該契約に基づく賠償責任限度額は、法令の定める最低限度額です。

    ⑥補償契約の内容の概要

     当社は、取締役及び監査役全員との間で、会社法第430条の2第1項に規定する補償契約を締結しております。

     当該補償契約では、同条同項第1号の費用及び第2号の損失を法令の定める範囲内において当社が補償することとしております。なお、当該補償契約では、役員の職務執行に関して悪意・重過失があったことが判明した場合には補償を受けた費用の返還請求ができることなど、役員の職務の執行の適正性が損なわれないようにするための措置を講じております。

    ⑦役員等賠償責任保険契約の内容の概要等

    当社は、取締役、監査役及び執行役員等(1994年3月31日以降に退任した者を含む)並びにこれらの相続人を被保険者として、役員等賠償責任保険(D&O保険)契約を締結しております。

    当該保険契約では、被保険者である役員等がその職務執行に関し行った行為(不作為を含む)に起因する法律上の損害賠償責任に基づく賠償金、及び役員等が当該責任追及に係る請求を受けることによって生じる争訟費用等について塡補することとされております。ただし、法令に違反することを被保険者が認識しながら行った行為に起因する場合など、一定の免責事由があります。なお、保険料は当社が全額負担しております。

    3)取締役の定数及び取締役の選任の決議要件

    当社の取締役は20名以内とする旨定款に定めております。また、当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席しその議決権の過半数をもって行う旨及び累積投票によらない旨定款に定めております。

    4)株主総会決議事項を取締役会で決議することができることとした事項及びその理由並びに株主総会の特別決議要件を変更した内容及びその理由
    ①自己株式の取得

    当社は、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって同条第1項に定める市場取引等により自己の株式を取得することができる旨定款に定めております。これは、機動的な資本政策の遂行を可能とすることを目的とするものであります。

    ②中間配当

    当社は、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって、毎年9月30日最終の株主名簿に記載又は記録された株主又は登録株式質権者に対し、中間配当を行うことができる旨定款に定めております。これは、株主への利益還元を柔軟に行うことを目的とするものであります。

    ③取締役及び監査役の責任免除

    当社は、会社法第426条第1項の規定により、任務を怠ったことによる取締役(取締役であったものを含む)及び監査役(監査役であったものを含む)の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨定款に定めております。これは、取締役及び監査役がその職務の遂行にあたり期待される役割を十分に発揮できるようにすることを目的とするものであります。

    ④株主総会の特別決議要件

    当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。

    5)取締役会及び指名・報酬委員会の活動状況(2023年3月期)

          ①取締役会の活動状況

       当社は、2023年3月期において取締役会を計17回開催しており、重要な業務執行の決定や年度予算などの経営目標の達成状況を確認するとともに、コーポレートガバナンスをはじめとする経営に関する基本事項について審議を行いました。各取締役の氏名及び出席状況は以下のとおりであります。

    氏名 取締役会出席状況(出席回数及び出席率)
    柴田 光義 (取締役会長) 17回中17回(100%)
    小林 敬一 (代表取締役社長) 17回中17回(100%)
    塚本 修 (社外取締役) 17回中17回(100%)
    塚本 隆史 (社外取締役) 17回中17回(100%)
    御代川 善朗(社外取締役) 17回中17回(100%)
    籔 ゆき子 (社外取締役) 17回中16回(94.1%)
    斎藤 保 (社外取締役) 17回中17回(100%)
    宮本 聡 (取締役兼執行役員専務、戦略本部長) 17回中17回(100%)
    福永 彰宏 (取締役兼執行役員常務、財務本部長) 17回中17回(100%)
    森平 英也 (取締役兼執行役員常務、情報通信ソリューション統括部門長) 13回中13回(100%)
    枡谷 義雄 (取締役兼執行役員常務、営業統括本部長) 13回中13回(100%)

    (注)森平英也氏及び枡谷義雄氏は2022年6月23日開催の第200回定時株主総会において新たに選任されたため、出席対象となる取締役会の回数が他の取締役と異なります。

     ②指名・報酬委員会の活動状況

    当社は、2023年3月期において指名・報酬委員会を計9回開催しており、指名に関しては2023年4月からの経営執行体制について、報酬に関しては役員報酬制度について、審議等いたしました。各委員の氏名及び出席状況等は以下のとおりであります。

    委員長 氏名 指名・報酬委員会出席状況(出席回数及び出席率)
    塚本 修 (社外取締役) 9回中9回(100%)
    塚本 隆史 (社外取締役) 9回中9回(100%)
    御代川 善朗(社外取締役) 9回中9回(100%)
    籔 ゆき子 (社外取締役) 9回中9回(100%)
    斎藤 保 (社外取締役) 9回中9回(100%)
    柴田 光義 (取締役会長) 9回中9回(100%)
    小林 敬一 (代表取締役社長) 9回中8回(88.9%)

    (2) 【役員の状況】

    1)役員一覧

    ①2023年6月21日(有価証券報告書提出日)現在の役員の状況は以下のとおりであります。

         男性15名 女性2名 (役員のうち女性の比率11.8%)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_024" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_025" />

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    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_027" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_028" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_029" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_030" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_031" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_032" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_033" />

    (注) 1.取締役塚本修、塚本隆史、御代川善朗、籔ゆき子、斎藤保の各氏は、会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。

    2.監査役酒井邦彦、住田清芽、塩見崇夫の各氏は、会社法第2条第16号に定める社外監査役であります。

    3.2022年3月期に係る定時株主総会終結の時から2023年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    4.2022年3月期に係る定時株主総会終結の時から2026年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    5.2019年3月期に係る定時株主総会終結の時から2023年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    6.2020年3月期に係る定時株主総会終結の時から2024年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    7.2021年3月期に係る定時株主総会終結の時から2025年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    8.当社では、執行役員制度を導入しており、その員数は23名(執行役員専務1名、執行役員常務7名、執行役員15名)で、女性執行役員が1名、外国人執行役員が2名となっております。また、執行役員のうち、3名は取締役を兼務しております。

     9.当社は、法令に定める社外監査役の員数を欠くことになる場合に備え、補欠の社外監査役1名を選出しております。補欠社外監査役の略歴は以下のとおりであります。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_034" />

    ②当社は、2023年6月23日開催予定の第201回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役11名選任の件」及び「監査役1名選任の件」を上程いたします。当該議案が原案どおり承認可決された場合、当社の役員の状況は、以下のとおりとなります。なお、役職名及び略歴については、第201回定時株主総会の直後に開催予定の取締役会及び監査役会の決議事項の内容を含めて記載しております。

         男性15名 女性2名 (役員のうち女性の比率11.8%)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_035" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_036" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_037" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_038" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_039" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_040" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_041" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_042" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_043" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_044" />

     (注) 1.取締役塚本修、塚本隆史、御代川善朗、籔ゆき子、斎藤保の各氏は、会社法第2条第15号に定める社外取締役となります。   2.監査役酒井邦彦、住田清芽、塩見崇夫の各氏は、会社法第2条第16号に定める社外監査役であります。

    3.2023年3月期に係る定時株主総会終結の時から2024年3月期に係る定時株主総会終結の時までとなります。

    4.2022年3月期に係る定時株主総会終結の時から2026年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    5.2023年3月期に係る定時株主総会終結の時から2027年3月期に係る定時株主総会終結の時までとなります。

    6.2020年3月期に係る定時株主総会終結の時から2024年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    7.2021年3月期に係る定時株主総会終結の時から2025年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    8.当社では、執行役員制度を導入しており、その員数は23名(執行役員専務1名、執行役員常務7名、執行役員15名)で、女性執行役員が1名、外国人執行役員が2名となっております。また、執行役員のうち、4名は取締役を兼務いたします。

     9.当社は、法令に定める社外監査役の員数を欠くことになる場合に備え、2023年6月23日開催予定の第201回定時株主総会の議案(決議事項)として、「補欠監査役1名選任の件」を上程いたします。当該議案が原案どおり承認可決された場合、補欠社外監査役の略歴は以下のとおりとなります。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_045" />

    2)社外役員の状況
    ①社外役員の員数

    2023年6月21日(有価証券報告書提出日)現在の当社の社外取締役は5名、社外監査役は3名であります。なお、当社は、2023年6月23日開催予定の第201回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役11名選任の件」及び「監査役1名選任の件」を上程いたしますが、当該議案が原案どおり承認可決された後も上記の各員数に変更はございません。

    ②社外役員が企業統治において果たす機能・役割、独立性に関する基準・方針及びその選任状況に関する当社の考え方

    社外取締役及び社外監査役は、取締役会や監査役会等において高い見識に基づく意見表明や提言を積極的に行うことで、取締役会による経営の監督及び監査役による監査をより一層強化する機能及び役割を果たしております。

    なお、当社は、社外役員の選任にあたり、独立性に関する基準を以下のとおり定めております。

    <社外役員の独立性基準>

    次に掲げる属性のいずれにも該当しない場合、当該社外取締役及び社外監査役(候補者を含む)は、当社からの独立性を有し、一般株主と利益相反が生じる恐れがないものと判断する。

    a.当社を主要な取引先とする者(当社に対して製品若しくはサービスを提供している者であって、その取引額が当該取引先の直近事業年度における年間総売上高の2%超に相当する金額となる取引先)又はその業務執行者

    b.当社の主要な取引先(当社が製品若しくはサービスを提供している者であって、その取引額が当社の直近事業年度における年間総売上高の2%超に相当する金額となる取引先)又はその業務執行者

    c.当社の主要な借入先(その借入額が当社の直近事業年度における総資産の2%超に相当する金額である借入先)である金融機関の業務執行者

    d.当社から役員報酬以外にコンサルタント、会計士、弁護士等の専門家として年間1,000万円以上の金銭その他の財産上の利益を得ている個人、又は年間1億円以上を得ている法人等に所属する者 

    e.上記a乃至dに過去3年以内に該当していた者

    f.上記a乃至eに該当する者の二親等内の親族

         g.その他株式会社東京証券取引所の定める独立性基準に抵触する者

    ※a乃至gに該当しない場合であっても、当社子会社又は取引先の子会社における取引高等を勘案して、独立性なしと判断する場合がある。

    ③各社外役員の状況及び当社との関係

    各社外役員の状況及び当社との関係は、以下のとおりであります。

    社外取締役塚本 修 塚本修氏は、これまで当社の社外取締役となること以外の方法で企業経営に携わった経験はありませんが、経済産業省において永年にわたり産業政策に関与してきた経験や特に環境・エネルギー分野における幅広い知見を有しております。同氏は、当社社外取締役に就任以降、研究開発、事業戦略及び製品品質などの議題を中心に、経済政策・市場動向を踏まえた積極的な助言・提言をされてきました。今後、当社グループが新技術の開発や新事業の育成により注力するにあたり、環境・エネルギー分野をはじめとする同氏の産業政策に関する深い知見に基づく助言・提言は極めて有益であることに加え、独立した観点からの取締役会の監督機能の強化に資するものと期待できることから、社外取締役として適任であると考え選任しております。 同氏は、当社との間で2010年10月に顧問契約を締結し、以降、当社は同氏から当社グループの事業分野に関する専門的な助言を受けておりました。また、同氏が2013年6月に当社社外取締役に就任後も、引き続き当社は社外取締役としての報酬のほかに、同氏の専門領域に関する助言に対価を支払っております。これまで同氏に支払った対価及び2023年度に支払う予定の対価は年額5百万円未満であり、当社の独立性基準に定める金額未満です。 同氏については、東京証券取引所が定める社外役員の独立性基準及び当社が定める独立性基準に照らし、独立性があると判断しております。

    社外取締役塚本 隆史 塚本隆史氏は、金融機関の財務担当取締役及び代表取締役などを歴任し、財務・会計を含めた企業経営全般に関する豊富な経験及び高度な知見を有しております。同氏は、2021年に当社社外取締役に就任以降、事業戦略、グループ経営管理、財務政策及びインベスター・リレーションズなどの議題を中心に、グループ・グローバル経営や株主をはじめとするステークホルダーの視点から積極的な助言・提言をされてきました。また、指名・報酬委員会や社外役員会議の長としてリーダーシップを発揮するとともに、幹事社外役員として当社の経営課題に対する社外役員間での認識共有や社外役員と経営陣・監査役(会)との連携を図るなど、当社のコーポレートガバナンスの水準向上に大いに寄与されております。今後、当社グループがコーポレートガバナンス体制の強化やグローバル企業経営を推進するにあたり、同氏の経験・知見に基づく企業経営や財務・会計に関する助言・提言、並びにリーダーシップは極めて有益であることに加え、独立した観点からの取締役会の監督機能の強化に資するものと期待できることから、社外取締役として適任であると考え選任しております。 同氏は、2013年6月まで株式会社みずほ銀行の取締役頭取を務めておりました。2022年度末時点で当社グループは同社から年額68,359百万円の借入を行っております。 同氏については、東京証券取引所が定める社外役員の独立性基準及び当社が定める独立性基準に照らし、独立性があると判断しております。
    社外取締役 御代川 善朗 御代川善朗氏は、大手製薬会社において管理部門の要職や代表取締役副社長等を歴任し、企業経営、コンプライアンス及びコーポレートガバナンスに関する豊富な経験及び高度な知見を有しております。同氏は、当社社外取締役に就任以降、コーポレートガバナンス、事業戦略及び人材育成などに関する議題を中心に、当社グループ全体のガバナンス向上に向けた積極的な助言・提言をされてきました。今後、当社グループのグループガバナンス体制をより一層充実させるための取組みを推進するにあたり、同氏の経験・知見に基づく企業経営やコンプライアンスに関する助言・提言は極めて有益であることに加え、独立した観点からの取締役会の監督機能の強化に資するものと期待できることから、社外取締役として適任であると考え選任しております。 同氏については、東京証券取引所が定める社外役員の独立性基準及び当社が定める独立性基準に照らし、独立性があると判断しております。
    社外取締役 籔 ゆき子 籔ゆき子氏は、これまで社外役員となること以外の方法で企業経営に携わった経験はありませんが、当社を含め複数の上場企業で社外役員としての経験を有していることに加え、大手電機メーカーで培った顧客視点からのマーケティングや製品開発に関する豊富な経験及び高度な知見を有しております。同氏は、当社社外取締役に就任以降、事業戦略、マーケティング及びダイバーシティなどに関する議題を中心に、幅広い視点から積極的な助言・提言をされてきました。今後、当社グループがグローバルでの販売拡大を加速するにあたり、同氏のマーケティングや製品開発等の経験・知見に基づく助言・提言は極めて有益であることに加え、独立した観点からの取締役会の監督機能の強化に資するものと期待できることから、社外取締役として適任であると考え選任しております。 同氏は、2014年3月までパナソニック株式会社に勤務しておりました。同社と当社との間には、当社が同社に対して金属製品を販売する取引等があります。2022年度の取引総額は年額約2,083百万円と極めて少額です。 同氏については、東京証券取引所が定める社外役員の独立性基準及び当社が定める独立性基準に照らし、独立性があると判断しております。
    社外取締役斎藤 保 斎藤保氏は、日本を代表する重工業メーカーの代表取締役社長及び同会長を歴任し、グローバル企業経営及びモノづくり全般に関する豊富な経験及び高度な知見を有しております。同氏は、当社社外取締役に就任以降、事業戦略、モノづくり及び財務政策などに関する議題を中心に、グループ・グローバル経営の視点から積極的な助言・提言をされてきました。今後、当社グループがメーカーとして更なる事業展開を目指すにあたり、同氏の企業経営やモノづくりに関する経験・知見に基づく助言・提言は極めて有益であることに加え、独立した観点からの取締役会の監督機能の強化に資するものと期待できることから、社外取締役として適任であると考え選任しております。 同氏については、東京証券取引所が定める社外役員の独立性基準及び当社が定める独立性基準に照らし、独立性があると判断しております。

    社外監査役酒井 邦彦 酒井邦彦氏は、直接企業経営に携わった経験はありませんが、海外を含めた法曹としての永年の経験により、コーポレートガバナンス、法務リスク管理及びコンプライアンスなどの分野に関する豊富な経験及び高度な知見を有しております。同氏は、当社社外監査役に就任以降、取締役会及び監査役会において、各国の法的規制や訴訟対応などに関する議題を中心に、リスクマネジメントの観点から積極的に発言されてきました。加えて、当社社外監査役としての経験により、当社グループのコンプライアンス体制構築の経緯や事業運営に関する現状を熟知しており、リスクマネジメントを含む内部統制体制の維持・改善や経営の健全性を維持するための適切な指摘及び意見により、当社の監査体制強化に資するものと期待できることから、社外監査役として適任であると考え選任しております。 同氏は、2017年4月よりTMI総合法律事務所の顧問弁護士を務めております。同事務所と当社との間には、当社から同事務所に対する弁護士報酬支払い等の取引があります。2022年度の取引総額は年額約6百万円であり、当社の独立性基準に定める金額未満です。なお、同取引は、顧問契約等に基づく継続的な取引ではなく法律相談に関する一時的な取引であり、同氏は同取引に一切関与しておりません。 同氏については、東京証券取引所が定める社外役員の独立性基準及び当社が定める独立性基準に照らし、独立性があると判断しております。 社外監査役住田 清芽 住田清芽氏は、直接企業経営に携わった経験はありませんが、公認会計士としての永年の経験により、財務諸表監査及び内部統制監査に精通していることに加え、日本公認会計士協会常務理事として、主に国際監査基準(ISA)と整合する日本の監査基準の開発・改正に従事し、また金融庁企業会計審議会委員を務めるなど、財務及び会計に関する豊富な経験及び高度な知見を有しております。同氏は、当社社外監査役に就任以降、取締役会及び監査役会において、グループ企業管理や財務・会計などに関する議題を中心に、リスクマネジメントの観点から積極的に発言されており、これまでの同氏の経験・知見が当社の監査体制強化に資するものと期待できることから、社外監査役として適任であると考え選任しております。 同氏は、2020年3月まで有限責任あずさ監査法人のパートナーを務めておりました。同法人と当社との間には、財務・会計分野のコンサルティングに関する取引があります。2022年度の取引総額は年額約33百万円であり、当社の独立性基準に定める金額未満です。なお、同氏が在籍していた同監査法人は当社の会計監査人であったことはなく、同氏は同監査法人に在籍中に当社の会計監査に一切関与しておりません。また同氏は、当社と同監査法人との間の財務・会計分野のコンサルティングに関する取引にも一切関与しておりません。 同氏については、東京証券取引所が定める社外役員の独立性基準及び当社が定める独立性基準に照らし、独立性があると判断しております。 社外監査役塩見 崇夫 塩見崇夫氏は、大手総合商社や金融、メーカーなど様々な産業分野での経営経験を有しており、財務及び会計を含めた企業経営全般に関する豊富な経験及び高度な知見を有しております。同氏は、当社社外監査役に就任以降、取締役会及び監査役会において、企業管理に関する議題を中心に、リスクマネジメントの観点から積極的に発言されており、これまでの同氏の経験・知見が当社の監査体制強化に資するものと期待できることから、社外監査役として適任であると考え選任しております。 同氏は、2012年6月から2016年3月まで伊藤忠商事株式会社の取締役を務めておりました。同社と当社との間には、当社子会社が同社を代理店として当該子会社製品を海外顧客に販売する取引があります。2022年度の取引総額は年額約3,823百万円と極めて少額です。また、同氏は、2016年6月から2018年6月までいすゞ自動車株式会社の取締役を務めておりました。同社と当社との間には、当社が同社に対して自動車部品を販売する取引等があります。2022年度の取引総額は年額約8,987百万円です。さらに、同氏が取締役を務めていたいすゞ自動車株式会社の社外取締役に、2018年6月から当社取締役の柴田光義氏(2023年6月23日開催予定の定時株主総会終結の時をもって当社取締役を退任予定)が就任しております。 同氏については、東京証券取引所が定める社外役員の独立性基準及び当社が定める独立性基準に照らし、独立性があると判断しております。

    (注)当社は、2023年6月23日開催予定の第201回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役11名選任の件」及び「監査役1名選任の件」を上程いたしますが、当該議案が原案どおり承認可決された後も上表に変更はございません。

    ④社外役員による監督・監査と内部監査等との相互連携及び内部統制部門との関係

    当社は、常勤監査役・社外監査役と監査部が往査(web会議システムを利用したリモート監査を含む)により監査を行っております。社外監査役は、常勤監査役から社外監査役が出席していない重要な会議等の概要について報告を受けているほか、会計監査人から年間監査計画、四半期レビュー結果や監査報告等を受けており、活発な意見交換を行っております。

    さらに、社外取締役又は社外監査役の監督又は監査に資するよう、監査役監査と監査部による監査の結果については定期的に取締役会へ報告されるほか、内部統制システムに不備が発見された場合の状況など、リスク管理部と監査部によるモニタリングの結果についても、取締役会へ報告されることとなっております。取締役会において社外役員から出された意見については、内部統制体制の改善及び以降の監査の実施において、十分に考慮するよう努めております。

    (3) 【監査の状況】

    1)監査役監査の状況

     ①監査役監査の組織・人員

    2023年6月21日(有価証券報告書提出日)現在の監査役監査の組織・人員は、以下のとおりであります。

    当社の監査役は6名、うち社外監査役が3名であります。なお、監査役6名のうち3名は、当社において税務及び会計業務に従事した経験を有する者、財務及び会計分野の専門家である公認会計士としての経験を有する者並びに財務及び会計を含めた企業経営に携わった経験を有する者など、財務及び会計に関する相当程度の知見を有する者であります。また、監査役の職務を補助する監査役補助使用人2名を置いております。

    各監査役の氏名及び経歴等は以下のとおりであります。

    氏名 経歴等
    天野 望(常勤監査役) 当社において法務部門の責任者や総務・CSR本部長を歴任し、当社のコーポレートガバナンス及びコンプライアンスに関する高度な知見を有するとともに、会計業務等に従事した経験から、財務及び会計に関する知見を有しております。
    溝田 義昭(常勤監査役) 当社において情報通信関連事業の製造・開発等に永年従事し、米国子会社での役員及び生産技術本部長、ものづくり改革本部長を歴任し、海外における事業運営及びものづくりに関する豊富な経験、高度な知見を有しております。
    寺内 雅生(常勤監査役) 当社において生産管理・事業企画や調達部門における業務に従事するとともに、アジア圏の上場子会社社長や電装エレクトロニクス材料統括部門長としての経験を通じて、海外における事業運営やエネルギー分野に関する経験及び知見を有しております。
    酒井 邦彦(社外監査役) 海外を含めた法曹としての永年の経験により、コーポレートガバナンス、法務リスク管理及びコンプライアンスなどの分野に関する豊富な経験及び高度な知見を有しております。
    住田 清芽(社外監査役) 公認会計士としての永年の経験により、財務諸表監査及び内部統制監査に精通していることに加え、日本公認会計士協会常務理事や金融庁企業会計審議会委員を歴任し、財務及び会計に関する高度な知見を有しております。
    塩見 崇夫(社外監査役) 大手総合商社や金融、メーカーなど様々な産業分野での経営経験を有しており、財務及び会計を含めた企業経営全般に関する豊富な経験及び高度な知見を有しております。

    (注)当社は、2023年6月23日開催予定の第201回定時株主総会の議案(決議事項)として、「監査役1名選任の件」を上程いたします。当該議案が原案どおり承認可決された場合、当社の監査役は6名、うち社外監査役は3名となります。なお、監査役6名のうち4名は、当社において税務及び会計業務に従事した経験を有する者、当社グループにおいて財務部門担当役員の経験を有する者、財務及び会計分野の専門家である公認会計士としての経験を有する者並びに財務及び会計を含めた企業経営に携わった経験を有する者など、財務及び会計に関する相当程度の知見を有する者であります。また、監査役の職務を補助する監査役補助使用人2名を置いております。

        各監査役の氏名及び経歴等は以下のとおりであります。

    氏名 経歴等
    天野 望(常勤監査役) 当社において法務部門の責任者や総務・CSR本部長を歴任し、当社のコーポレートガバナンス及びコンプライアンスに関する高度な知見を有するとともに、会計業務等に従事した経験から、財務及び会計に関する知見を有しております。
    寺内 雅生(常勤監査役) 当社において生産管理・事業企画や調達部門における業務に従事するとともに、アジア圏の上場子会社社長や電装エレクトロニクス材料統括部門長としての経験を通じて、海外における事業運営やエネルギー分野に関する経験及び知見を有しております。
    荻原 弘之(常勤監査役) 米国子会社におけるCFOや当社の経理部長、財務・調達本部長等を歴任したことに加え、グループ変革活動の統括責任者・執行役員副社長の経験により、財務・会計及び当社グループ経営に関する豊富な経験及び高度な知見を有しております。
    酒井 邦彦(社外監査役) 海外を含めた法曹としての永年の経験により、コーポレートガバナンス、法務リスク管理及びコンプライアンスなどの分野に関する豊富な経験及び高度な知見を有しております。
    住田 清芽(社外監査役) 公認会計士としての永年の経験により、財務諸表監査及び内部統制監査に精通していることに加え、日本公認会計士協会常務理事や金融庁企業会計審議会委員を歴任し、財務及び会計に関する高度な知見を有しております。
    塩見 崇夫(社外監査役) 大手総合商社や金融、メーカーなど様々な産業分野での経営経験を有しており、財務及び会計を含めた企業経営全般に関する豊富な経験及び高度な知見を有しております。

     ②監査役及び監査役会の活動状況(2023年3月期)

    <監査役の活動状況>                     (常勤監査役:◆、社外監査役:◇)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_046" />

    (注)1.各監査役は、監査役会が定めた監査方針及び監査計画に基づき監査を行い、その内容及び結果を監査役会に報告しております。なお、監査役会の監査方針及び監査計画は、取締役会で説明され、監査の結果や状況についても定期的に取締役会及び社長に報告されております。

       2.常勤監査役のみの分担事項については、監査役会において常勤監査役が実施結果等を報告し、社外監査役と情報を共有しております。

    <各監査役の監査役会及び取締役会への出席状況(2023年3月期)>

     当社は、2023年3月期において監査役会を計9回、取締役会を計17回開催しております。

    氏名 監査役会出席状況(出席回数及び出席率) 取締役会出席状況(出席回数及び出席率)
    天野 望 (常勤監査役) 9回中9回 (100%) 17回中17回 (100%)
    溝田 義昭(常勤監査役) 9回中9回 (100%) 17回中17回 (100%)
    寺内 雅生(常勤監査役) 7回中7回 (100%) 13回中13回 (100%)
    酒井 邦彦(社外監査役) 9回中9回 (100%) 17回中17回 (100%)
    住田 清芽(社外監査役) 9回中9回 (100%) 17回中17回 (100%)
    塩見 崇夫(社外監査役) 9回中9回 (100%) 17回中17回 (100%)

      (注)寺内雅生氏は、2022年6月23日開催の第200回定時株主総会において新たに選任されたため、出席対象となる監査役会及び取締役会の回数が他の監査役と異なります。

    <監査役会の具体的な検討内容等>

    時期 概要
    5月 ・会計監査人からの期末監査結果報告聴取及び意見交換・会計監査人の評価及び会計監査人監査の相当性判断・会計監査人からの監査上の主要な検討事項(KAM)最終案の報告聴取及び意見交換・内部統制システムに関する監査結果の確認等・常勤監査役からの監査活動報告・監査役会の監査報告書作成・監査役選任議案への同意可否判断・会計監査人の再任可否判断 ・株主総会提出議案の取扱に関する協議
    6月 ・監査役会議長の選定・常勤監査役の選定・2022年度の監査方針及び監査計画・分担の決定・監査役の報酬に関する協議
    8月 ・会計監査人からの監査計画・四半期レビュー計画の聴取及び意見交換・会計監査人からの第1四半期決算レビューの結果報告聴取及び意見交換・会計監査人からの非監査業務契約の状況報告 ・会計監査人報酬案への同意可否判断・役員個別ヒアリング対象者の決定・常勤監査役からの監査活動報告
    9月 ・常勤監査役からの監査活動報告
    11月 ・会計監査人からの第2四半期決算レビューの結果報告聴取及び意見交換・会計監査人とのKAMに関する協議・会計監査人からの非監査業務契約の状況報告 ・常勤監査役からの監査活動報告
    12月 ・常勤監査役からの監査活動報告・2023年度の監査役会及び役員個別ヒアリングの日程の決定
    2月 ・会計監査人からの第3四半期決算レビューの結果報告聴取及び意見交換・会計監査人とのKAMに関する協議・会計監査人からの非監査業務契約の状況報告・常勤監査役からの監査活動報告
    3月 ・会計監査人からの期末監査計画報告聴取及び意見交換・会計監査人からのKAM草案の報告聴取及び意見交換・会計監査人の中間評価・常勤監査役からの監査活動報告

    2)内部監査の状況

      <内部監査の組織・人員等>

    内部監査については、社長直轄の監査部(専任6名、兼任8名)が実施しており、各部門の業務執行状況を定期的に、また環境の変化に応じ適宜モニタリングし、当該部門及び経営層への報告を行っております。モニタリングにあたっては、内部統制制度とリスク管理の視点から、社内各部門の業務の有効性と効率性、意思決定に係る文書・情報等の管理・保管状況、社内規程類の整備状況及び有効性、遵守状況のほか、コンプライアンスの状況や各部門のリスクの管理状況及び全社的なリスクマネジメントの状況などを重視した活動を展開しております。

    <内部監査・監査役監査・会計監査の連携状況と内部統制部門との関係>

    監査役、監査部及び会計監査人は、年間監査計画や監査報告の定期的な情報交換及び協議を行うなど密接に連携を取り、三様監査の充実を図るよう努めております。監査役は、主要なグループ会社の監査役とも連絡会を開催し、相互の情報交換によりグループ全体の監査機能向上を図っております。
     財務報告に係る内部統制(J-SOX対応)活動の管理・推進を担当するリスクマネジメント本部リスク管理部は、会計監査人と内部監査などの状況について密に連絡を取り、また、監査役及び監査部に対し、内部統制システム構築・整備の進捗状況及び問題点について適宜報告を行っております。

    <内部監査の実効性を確保するための取り組み>

    内部監査の実効性を確保するため、上記のとおり監査部を社長直轄としているほか、監査部が監査結果を定期的に取締役会及び監査役に報告する仕組みを構築しております。なお、当該監査の結果、経営陣(代表取締役を含む業務執行取締役及び執行役員)による不正・不備・問題点等への関与が疑われるような場合には、監査役への報告を優先するものとしております。

    3)会計監査の状況

     a.監査法人の名称

       有限責任監査法人トーマツ

      b.継続監査期間

        2019年3月期以降の5年間

      c.業務を執行した公認会計士

       矢野 浩一、池田 太洋、古谷 大二郎

     d.監査業務に係る補助者の構成

      当社の会計監査業務に係る補助者は、上記c.記載の業務を執行した公認会計士を除き、公認会計士25名、その他51名であります。

    e.監査法人の選定方針と理由

        監査役会は、監査法人の継続監査期間、並びに監査法人の独立性、専門性、適切性及び品質管理体制等について監査役会が定める基準に基づき総合的に検討を行った結果、適任と判断したため、会計監査人として有限責任監査法人トーマツを再任することといたしました。

           なお、会計監査人の解任又は不再任の決定の方針について、監査役会は、以下のとおり定めております。

    監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査役会で協議のうえ、監査役全員の同意に基づき、会計監査人を解任する。この場合、解任後最初に招集される株主総会において、監査役会が選定した監査役は会計監査人を解任した旨と解任理由を報告する。

    また、監査役会は、会計監査人の独立性、監査体制、品質管理体制が整備されていないなど会計監査人の職務の執行に支障があると認められる場合、又は監査の信頼性・適正性をより高めるために妥当であると判断した場合は、会計監査人の解任又は不再任の検討を行い、その必要があると判断したときには、株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定する。

     f.監査役及び監査役会による監査法人の評価

    当社の監査役及び監査役会は、監査役会の決議により定めた評価基準に従い、会計監査人の独立性、専門性及び適切性に加え、会計監査人たる監査法人における監査業務に対する品質管理、当社グループ会社の会計監査人との連携、不正リスクへの対応などの観点から会計監査人を評価しております。

    評価の結果、2023年3月期の会計監査人たる監査法人の会計監査は適切に行われており、その監査体制も有効に機能していると認められたことから、当社監査役会は、会計監査人の選解任等に関する議案を提出しないことを決議しております。

    4)監査報酬の内容等

    a. 監査公認会計士等に対する報酬の内容

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_047" />

    (注)当社における前連結会計年度の非監査業務の内容は、コンフォートレター作成業務であります。

    b. 監査公認会計士等と同一のネットワークに属するDeloitte Touche Tohmatsu Limited及びそのグループに対する報酬(a.を除く)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_048" />

    (注) 1.当社における非監査業務の内容は、前連結会計年度は貿易業務の支援、当連結会計年度はデータベース利用料であります。

    2.連結子会社における非監査業務の内容は、前連結会計年度・当連結会計年度ともに税務に関するアドバイザリー業務等であります。

     c. その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容

       (前連結会計年度)

         該当事項はありません。

       (当連結会計年度)

         該当事項はありません。

    d. 監査報酬の決定方針

    監査公認会計士等に対する報酬の額の決定に関する方針について、当社及び当社グループ企業の業態や事業規模、特性等を考慮して合理的に計算され、業務執行部門と充分に協議検証した監査工数見積もりを元に、過去の実績や統計指標等も勘案したうえで報酬金額を検討し、取締役会の承認、会社法第399条に基づく監査役会の同意を得て決定しております。

    e. 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由

    監査役会は、会計監査人による監査計画の概要説明の中で、見積監査時間及び監査報酬額についても説明を受け、見積監査時間の妥当性や適切性などを確認した結果、見積監査時間は事業環境の変化や規制対応等で監査の複雑性が増していることによる継続的な工数増加を考慮した増加であり、高品質な監査を可能とする十分な監査時間が確保できており、監査報酬額もその単価、前期の報酬等との比較から問題ない額であると判断し、会社法第399条第1項の同意を行っております。

    (4) 【役員の報酬等】

    1)役員報酬等の決定に関する方針

     ①役員報酬の決定に関する方針

    役員報酬は、当社グループが企業価値を増大させ、事業活動を通じて社会に貢献しながら持続的に発展していくために、個々の役員がその持てる能力を遺憾なく発揮し、意欲的に職責を果たしていくことを可能ならしめる内容のものとする。

     ②報酬項目毎の個人別の報酬等の決定に関する方針

    上記方針に則り、取締役等の個人別の報酬等に係る決定方針(以下、「決定方針」という)を、取締役会において決議しております。なお、指名・報酬委員会では、社外の専門機関が行う調査を用い当社と同等規模の製造業約30社と比較することで、役員報酬の制度設計や水準等の妥当性、有効性並びに適切性を毎年確認しております。

    当社の役員報酬は、基本報酬、短期業績連動報酬(個別)、短期業績連動報酬(全社)及び中長期業績連動報酬で構成され、報酬項目毎の報酬の決定方針は以下のとおりであります。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_049" />

    (注)1.短期業績連動報酬(個別)では、個別の事業の達成度を総合的に評価することを目的として、営業利益・棚卸資産削減の計画に対する達成度、安全・品質等の目標達成度、リスクへの準備対応等を点数化し、その合計点で評価を行います。

       2.短期業績連動報酬(全社)では、当社の当該年度の業績を適切かつ明確に反映するために連結営業利益を指標として採用しております。評価基準である連結営業利益と役位毎の支給額との対応表は、過去数年間の連結営業利益を勘案したうえ、適正な水準となるよう指名・報酬委員会で定期的に確認・見直しを実施しております。

        〔短期業績連動報酬(全社)における連結営業利益と役位毎の支給額との対応表〕

                                         (単位:千円/年)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_050" />

     なお、当社では、社外取締役及び監査役以外の役員等への報酬について、ESGへの取組み結果をより直接的に反映することなどを目的に役員報酬制度を一部改定いたしました。改定後の役員報酬制度は2023年7月から運用することを予定しております。
     改定後の短期業績連動報酬(全社)における連結営業利益と役位毎の支給額との対応表は、以下のとおりとなります。

                                          (単位:千円/年)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_051" />

          3.中長期業績連動報酬では、企業価値向上を報酬額に適切に反映するとともに、企業価値向上へのインセンティブを株主と共有するために、当社株価を指標として採用しております。本報酬においては、3事業年度毎の期間を1単位対象期間とし、当社は、取締役等への報酬として、対象期間毎に450百万円を上限とする金員を信託へ拠出します。取締役等は、当社株式等の支給を受ける権利の基礎として、役位に応じて予め定められた数のポイントを毎年付与されます。各対象期間の終了後に、対象期間中の当社株価変動率とTOPIX(東証株価指数)変動率の比較基準に従い、一定の場合にはポイント数の調整がなされたうえで、当社株式等の支給を受けることができるポイントとして確定します(具体的な付与ポイントは、評価期間中の当社株価の変動率とTOPIXの変動率との乖離度により決定した支給率を、各評価期間中に付与されたポイントの累計に乗じて算出しております)。取締役等は、原則としてその退任時に、在任中に確定したポイント数に応じた当社株式等の支給を信託から受けます。

        〔中長期業績連動報酬における役位毎の付与ポイント表(2022年4月1日~2025年3月31日)〕

     対象期間毎に取締役等に付与される総ポイント数は180,000ポイントを上限とし、1ポイント当たり当社普通株式1株に対応します。

    役位 付与ポイント 上限となる株式数(対象期間あたり)
    会長 7,640 29,796
    社長 9,340 36,426
    副社長(取締役兼務) 4,800 18,720
    副社長 3,930 15,327
    専務(取締役兼務) 3,930 15,327
    専務 3,060 11,934
    常務(取締役兼務) 2,190 8,541
    常務 1,310 5,109
    執行役員(取締役兼務) 1,310 5,109
    執行役員、シニア・フェロー 660 2,574

        〔中長期業績連動報酬における乖離度の算定式〕

         乖離度=当社株価変動率/TOPIX変動率

         当社株価変動率=評価期間最終年度中の当社株価平均値

                                 /評価期間開始直前年度中の当社株価平均値

          TOPIX変動率=評価期間最終年度中のTOPIX平均値/評価期間開始直前年度中のTOPIX平均値

             〔中長期業績連動報酬における乖離度ごとの支給率対応表

    乖離度(範囲) 支給率(%)
    1.3以上 130
    1.2以上1.3未満 120
    1.1以上1.2未満 110
    0.95以上1.1未満 100
    0.85以上0.95未満 90
    0.75以上0.85未満 80
    0.65以上0.75未満 70
    0.55以上0.65未満 60
    0.2以上0.55未満 50
    0.2未満 0

         〔中長期業績連動報酬における評価期間の各自のポイント確定の算定式〕

          確定ポイント=(各自が評価期間中に付与されたポイントの累計)×(評価期間の支給率)

          なお、「支給率」は、中長期業績連動報酬における標準報酬水準額を100%とした場合に、業績連動評価により実際の報酬額が変動する割合を示します。

     取締役等は退任時に、中長期業績連動報酬として、下記算定式に基づいた当社株式及び金銭の支給を信託から受けます。

         ●給付する当社株式の数

                 =(権利確定日時点の累積ポイント数×支給率-単元未満ポイント数)×0.7

      ・上記算定式により算出された給付する当社株式の数に、単元未満株式が生じる場合、これを切り捨てるものとします。

    ●給付する金銭の額

     =(単元ポイント数×0.3+単元未満ポイント数)×権利確定日における当社株式の時価

    ・「単元ポイント数」は、(権利確定日時点の累積ポイント数×支給率-単元未満ポイント数)とします。

    ・「単元ポイント数×0.3」に単元未満ポイントが生じる場合、単元数にこれを切り上げて算出するものとします。

    ・権利確定日は、取締役等が退任した後、かつポイント付与の対象となる最後の事業年度の終了後、最初に到来する6月の末日とします。

     ③報酬項目毎の個人別の報酬等に対する割合の決定に関する方針

     各報酬の支給割合については、上位の役位の者ほど報酬総額に占める業績を反映した報酬の割合が高くなるよう設計しております。報酬項目毎に定めた標準報酬水準の合計額を100%とした場合、報酬総額に占める各報酬の割合は以下のとおりであります。

    役位 基本報酬 短期業績連動報酬(個別) 短期業績連動報酬(全社) 中長期業績連動報酬 合計
    取締役会長 55% 12% 12% 21% 100%
    代表取締役社長 51% 15% 15% 19% 100%
    取締役兼執行役員副社長 55% 15% 15% 15% 100%
    取締役兼執行役員専務 58% 14% 14% 14% 100%
    取締役兼執行役員常務 68% 11% 11% 11% 100%
    執行役員副社長 54% 16% 16% 14% 100%
    執行役員専務 56% 15% 15% 14% 100%
    執行役員常務 67% 13% 13% 8% 100%
    執行役員、シニア・フェロー 71% 16% 8% 5% 100%

    2)取締役会決議による報酬の決定の委任に関する事項等

    当社では、取締役会で個人別の役員報酬の内容に係る決定方針を定めております。

    取締役会は、客観性・公平性・透明性を担保する観点から、個人別の役員報酬等の内容の決定を含む審議事項のうち一部の権限を、委員の過半数を社外取締役とする指名・報酬委員会に委任しております。

    同委員会に委任している権限の内容は「(1)[コーポレート・ガバナンスの概要] 2)企業統治の体制 ①企業統治の体制の概要及び当該企業統治の体制を採用する理由 a.企業統治の体制の概要」記載の〔指名・報酬委員会の審議事項〕(ⅱ)のとおりであります。

    同委員会は7人の委員で構成され、うち委員長を含む5名の委員が社外取締役となっております。当事業年度の取締役及び執行役員の個人別の報酬等の内容を決定した日(2022年6月23日)における同委員会の構成は、以下のとおりであります。

    氏名 役職
    塚本 修 社外取締役
    塚本 隆史 社外取締役(委員長)
    御代川 善朗 社外取締役
    籔 ゆき子 社外取締役
    斎藤 保 社外取締役
    柴田 光義 取締役会長
    小林 敬一 代表取締役社長

    当事業年度における役員の報酬等の額の決定過程における取締役会及び指名・報酬委員会の活動状況は、以下のとおりであります。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_052" />

    なお、取締役会は指名・報酬委員会から、同委員会で決定した取締役の個人別の報酬等の内容及び決定方法が決定方針に沿う旨の報告を受けており、当事業年度に係る取締役の個人別の報酬等の内容は決定方針に沿うものであると判断しております。

    3)当事業年度に係る取締役及び監査役の報酬等の額

     当事業年度に係る取締役及び監査役の報酬等の総額は以下のとおりであります。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_053" />

    (注)1.上表の員数及び金額には、2022年6月23日開催の第200回定時株主総会終結の時をもって任期満了により退任した取締役2名及び監査役1名、並びにこれらの者に対する報酬等の額を含んでおります。

       2.取締役(社外取締役を除く)8名に対する短期業績連動報酬(全社)25百万円は、2023年7月に支給予定です。

          3.中長期業績連動報酬額には、株式報酬制度のもと当事業年度分として付与されたポイントに相当する株式数を、当事業年度の報酬とみなして計上した額を記載しております。

       4.短期業績連動報酬(全社)は、業績連動報酬等に該当いたします。本報酬では、当社の当該年度の業績を適切かつ明確に反映するために、連結営業利益を指標として採用しております。なお、当事業年度における当社連結営業利益は15,441百万円です。

       5.中長期業績連動報酬は、業績連動報酬等及び非金銭報酬等に該当いたします。本報酬では、企業価値向上を報酬額に適切に反映するとともに、企業価値向上へのインセンティブを株主と共有するために、当社株価を指標として採用しております。なお、乖離度の実績(2022年度の数値で計算した参考値)は0.93です。

    4)取締役及び監査役の報酬等についての株主総会の決議に関する事項

     役員の報酬等に関する株主総会決議は以下のとおりであります。

    〔取締役等〕

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_054" />

    (注)1.各取締役の報酬額の決定は、取締役会から指名・報酬委員会に委任されております。

    2.上表の決議に係る役員の員数は、当該定時株主総会終結時の員数を記載しております。なお、本定時株主総会終結時の対象となる役員の員数は、以下のとおりであります。

    現行制度で該当する報酬項目 本株主総会終結時の対象となる役員の員数
    基本報酬短期業績連動報酬(個別)短期業績連動報酬(全社) 11名
    中長期業績連動報酬 29名(取締役6名、執行役員20名、シニア・フェロー3名)

    〔監査役〕

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_055" />

    (注)上表の決議に係る役員の員数は、当該定時株主総会終結時の員数を記載しております。なお、本定時株主総会終結時の対象となる役員の員数は6名です。

    5)役員毎の連結報酬等の総額等

    連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。

    (5) 【株式の保有状況】

    ① 投資株式の区分の基準及び考え方

    当社は、株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資株式を「純投資目的投資株式」、株式の価値の変動又は株式に係る配当によって得られる利益を投資目的とせず、その他の定量的又は定性的理由により、政策的に保有する株式を「純投資目的以外の目的である投資株式」と区分しております。

    ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有方針、保有合理性検証の内容

    a.保有方針及び保有合理性の検証方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証内容

    当社は、資本効率の向上や当社の事業活動における必要性等の観点から保有意義があると判断した株式を保有し、保有に適さないと判断した株式については縮減を図るものとしております。

    また、当社は毎年取締役会において、「純投資目的以外の目的である投資株式」のうち全ての上場株式について、保有の適否について検証を実施しております。検証においては、株式の保有に基づき得られる定量的な便益と当該株式の時価及び資本コストにより算出される保有コストとの比較のほか、事業機会の創出、取引関係及び事業における協力関係の維持・強化等も含めた総合的な観点により、保有の適否を判断しております。個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容につきましては、後述の「c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄毎の株式数、貸借対照表計上額等に関する情報」の「保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由」欄に記載しております。

    なお、保有する株式に関する議決権の行使については、議案の内容を検討し、その発行会社の株主価値の向上に資するものか否かを判断したうえで、すべての議案に対して議決権を行使しております。発行会社の株主価値を毀損するおそれのある議案については、反対票を投じることも検討いたします。

    b.銘柄数及び貸借対照表計上額

    銘柄数(銘柄) 貸借対照表計上額の合計額(百万円)
    非上場株式 74 5,595
    非上場株式以外の株式 19 19,209
    (当事業年度において株式数が増加した銘柄)
    銘柄数(銘柄) 取得価額の合計額(百万円) 取得理由
    非上場株式 1 200 出資の合理性・必要性を十分に検討したうえで、中長期的な観点から、企業価値の向上に資すると判断したため
    非上場株式以外の株式
    (当事業年度において株式数が減少した銘柄)
    銘柄数(銘柄) 売却価額の合計額(百万円)
    非上場株式 2 0
    非上場株式以外の株式 5 5,435

    <> </>

    c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄毎の株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

     特定投資株式

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_056" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_057" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_058" />

     みなし保有株式

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_059" />

     (注)貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりません。

    ③ 保有目的が純投資目的である投資株式

     当社は、保有目的が純投資目的である投資株式を保有しておりません。

    第5 【経理の状況】

    1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

    (1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)に基づいて作成しております。

    (2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

    また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。

    2.監査証明について

    当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2022年4月1日から2023年3月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2022年4月1日から2023年3月31日まで)の財務諸表について、有限責任監査法人トーマツにより監査を受けております。

    3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて

    当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内容を適切に把握し、又は会計基準等の変更等について的確に対応することができる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、また、外部講習や研修へ参加しております。

    1 【連結財務諸表等】

    (1)【連結財務諸表】

    ①【連結貸借対照表】

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_060" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_061" />

    ②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
    【連結損益計算書】

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_062" />

    【連結包括利益計算書】

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_063" />

    ③【連結株主資本等変動計算書】

      前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_064" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_065" />

      当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_066" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_067" />

    ④【連結キャッシュ・フロー計算書】

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_068" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_069" />

    【注記事項】
    (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

    1.連結の範囲に関する事項

    (1) 連結子会社の数  111社

    主要な連結子会社名は、「第1  企業の概況  4.関係会社の状況」に記載しているため、省略しております。

    Furukawa Automotive Systems Asia Pacific Co.,Ltd.、古河汽車系統管理(上海)有限公司、上海古産国際貿易有限公司、古河電工(深圳)商貿有限公司は重要性が増したため、Trocellen Automotive Hungary Co., Ltd.、Furukawa Automotive Systems Deutschland GmbH、OFS UTD2 ApSは新たに設立したため、それぞれ連結の範囲に含めております。JIANGSU OFS HENGTONG OPTICAL TECHNOLOGY CO., LTD.、東京特殊電線㈱及び同社の子会社である東特(浙江)有限公司及び㈱トクデンプロセルは保有株式の全部を譲渡したため、HT Italia Holding S.r.l.は清算のため、それぞれ連結の範囲から除外しております。 (2) 主要な非連結子会社の名称等

    古河ニューリーフ㈱等。

    (連結の範囲から除いた理由)

    非連結子会社はその総資産・売上高・損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)の額のいずれにおいても小規模であり全体としても連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないためであります。 

    2.持分法の適用に関する事項

    (1) 持分法適用の関連会社数  15社

    主要な持分法適用の関連会社名は、「第1  企業の概況  4.関係会社の状況」に記載しているため、省略しております。

    MFオプテックス㈱を新たに設立したため、持分法適用の範囲に含めております。 (2) 持分法を適用していない非連結子会社及び関連会社

      ㈱イチボウ等。

    (持分法の範囲から除いた理由)

    持分法を適用していない非連結子会社及び関連会社は、その損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)の額のいずれにおいても小規模であり、全体としても連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないためであります。 3.連結子会社の事業年度等に関する事項

    連結子会社のうち、古河国際股份有限公司、Furukawa FITEL(Thailand)Co.,Ltd.、天津津河電工有限公司、Polifoam Plastic Processing,Co.Ltd.、古河奇鋐電子(蘇州)有限公司、瀋陽古河電纜有限公司、FURUKAWA(THAILAND)CO.,LTD.、Furukawa Thai Holdings Co.,Ltd.、THAI FIBER OPTICS CO.,LTD.、FURUKAWA ELECTRIC SINGAPORE PTE.LTD.、American Furukawa Inc.、FURUKAWA PRECISION(THAILAND)CO.,LTD.、恵州古河汽配有限公司、他37社の決算日は12月31日であるので12月31日の決算書を使用して連結しております。連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。

    持分法を適用している会社のうち、5社は当社と決算日が異なっておりますが、当該会社の決算日現在の財務諸表を使用しております。なお、連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。

    当連結会計年度において、FURUKAWA AUTOMOTIVE PARTS(VIETNAM)INC.、FURUKAWA AUTOMOTIVE SYSTEMS VIETNAM INC.、FURUKAWA AUTOMOTIVE SYSTEMS LIMA PHILIPPINES INC.、FURUKAWA AUTOMOTIVE SYSTEMS VINH LONG VIETNAM INC.、FURUKAWA ELECTRIC AUTOPARTS(PHILIPPINES)INC.については決算日を12月31日から3月31日に変更し、連結決算日と同一となっております。

    なお、当該子会社の2023年1月1日から2023年3月31日までの3か月分の損益については連結損益計算書を通して調整する方法を採用しており、当連結会計年度における会計期間は15か月となっております。この変更による連結財務諸表に与える影響は軽微であります。 4.在外子会社及び在外関連会社における会計処理基準に関する事項

    「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」(実務対応報告第18号 2019年6月28日)及び「持分法適用関連会社の会計処理に関する当面の取扱い」(実務対応報告第24号 2018年9月14日)を適用し、在外子会社及び在外関連会社に対して、連結決算上必要な調整を行っております。  5.会計方針に関する事項

    (1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

    ① 棚卸資産

     主として総平均法に基づく原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

    ② 有価証券

     満期保有目的債券

     主に償却原価法

     その他有価証券

     市場価格のない株式等以外のもの

     時価法(評価差額は主として全部純資産直入法により処理し、売却原価は主として移動平均法により算定)

     市場価格のない株式等

     主として移動平均法による原価法

    ③ デリバティブ

     時価法

    (2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

    ① 有形固定資産(リース資産及び使用権資産を除く)

     定額法を採用しております。

    ② 無形固定資産(リース資産及び使用権資産を除く)

     定額法を採用しております。

     なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5~10年)に基づく定額法を採用しております。

    ③ リース資産

     所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産

     自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用しております。

     所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

     リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

    ④ 使用権資産

     リース期間または当該資産の耐用年数のうち、いずれか短い方の期間を耐用年数とした定額法を採用しております。

    (3) 重要な繰延資産の処理方法

    ① 株式交付費

     支出時に全額費用として処理しております。

    ② 社債発行費

     支出時に全額費用として処理しております。

    (4) 重要な引当金の計上基準

    ① 貸倒引当金

     金銭債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については主に貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

    ② 製品補償引当金

     製品の品質に関する補償費用の支出に備えるため、今後必要と見込まれる金額を計上しております。

    ③ 環境対策引当金

     ポリ塩化ビフェニル(PCB)の撤去や土壌改良工事等の環境関連費用の支出に備えるため、今後発生すると見込まれる金額を計上しております。

    (5) 退職給付に係る会計処理の方法

    ① 退職給付見込額の期間帰属方法

     退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

    ② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

     過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(1~10年)による定額法により費用処理しております。

     数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(1~10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております。

     未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用については、税効果を調整の上、純資産の部におけるその他の包括利益累計額の退職給付に係る調整累計額に計上しております。

    (6) 重要な収益及び費用の計上基準

    当社及び連結子会社の顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。

    ① 製品の製造販売

    当社及び連結子会社の主な事業は、情報通信ネットワーク構成品や電力ケーブル等のインフラ製品、自動車部品や電子機器材料用銅製品等の電装エレクトロニクス製品、樹脂・非鉄金属を加工した機能製品の製造・販売であります。

    製品の製造・販売については、主に完成した製品を顧客に引き渡すことが履行義務であると判断しております。そのため法的所有権、製品の所有に伴う重大なリスクと経済価値、物理的占有の移転及び対価の支払いを受ける権利が製品の引き渡し時点で生じると総合的に判断し、国内取引は主として顧客への製品の引き渡し時点で製品に対する支配が顧客に移転し、履行義務が充足されたと判断しておりますが、製品の出荷日から引き渡し日までが通常の期間であるため重要性等に関する代替的な取り扱いを選択し、出荷された時点で収益を認識しております。また貿易取引は主としてインコタームズ等で定められた貿易条件に基づき、リスク負担が顧客に移転した時に収益を認識しております。

    その他に顧客から原材料等を仕入れ、加工を行ったうえで当該顧客に販売する有償受給取引において、当社及び連結子会社が原材料等の支配を獲得していないことから棚卸資産として認識せず、加工料相当額のみを純額で売上計上しております。また、ボリュームディスカウントや販売インセンティブ(販売奨励金)など顧客に支払われる対価は、それらが顧客から受け取る別個の財又はサービスの対価であるものを除き、取引価格から控除しております。

    ② 保守サービス

    当社及び当社連結子会社では、主にインフラ事業において製品販売後に有償の保守サポートサービスを提供しております。保守サービスについては、履行期間を通じて顧客が望むときに保守サービスを利用できるように、当社及び連結子会社は常に役務が提供できる状態で待機しておくことが履行義務であると判断しております。当社及び連結子会社の保守サービスは、独立した履行義務として識別され、待機状態も含めた一定の期間にわたって行われているため、提供される期間に対する経過期間の割合で進捗度を測定する方法に基づいて収益を認識しております。

    ③ 工事契約

    当社及び連結子会社では、インフラ事業において顧客との契約に基づき設計・施工・敷設等の工事を行っております。その基礎となる財又はサービスの支配は一定期間にわたり顧客に移転しているため、履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗度の測定は、各報告期間の期末日までに発生した原価が、予想される原価の総額に占める割合(インプット法)に基づいて行っております。また、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積ることができないが、発生する費用を回収することが見込まれる場合には、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積ることができる時まで、原価回収基準により収益を認識しております。なお、期間がごく短い工事契約については完全に履行義務を充足した時点で収益を認識しております。

    ④ 代理人取引

    当社及び連結子会社では、当社及び連結子会社が製品の製造を行わず、顧客に代わって調達の手配を行う取引を行っております。当該取引について、顧客に移転する前に製品を支配していない場合、顧客から受け取る額から仕入先に支払う額を控除した純額で収益を認識しております。当社及び連結子会社が製品を顧客に提供する前に支配しているか否かの判断にあたっては、(a)当該財又はサービスを提供するという約束の履行に対する主たる責任を有している、(b)当該財又はサービスが顧客に提供される前、又は支配が顧客へ移転した後に在庫リスクを有している、(c)当該財又はサービスの価格の設定において裁量権があるか否かを考慮しております。

    なお、当社及び連結子会社の履行義務充足後の支払は、充足時点から概ね1年以内に行われるため、重要な金融要素は含んでおりません。

    (7) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準

     外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。なお、在外子会社等の資産及び負債は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定及び非支配株主持分に含めて計上しております。

    (8) ヘッジ会計の方法

    ① ヘッジ会計の方法

     繰延ヘッジ処理を採用しております。なお、為替予約及び通貨スワップについて振当処理の要件を満たしているものは振当処理を、金利スワップについて特例処理の要件を満たしているものは特例処理を採用しております。

    ② ヘッジ手段とヘッジ対象

     金利スワップ:借入金

     通貨スワップ:借入金

     為替予約:外貨建売掛債権、外貨建買掛債務等

     地金先物取引:原材料、仕掛品

    ③ ヘッジ方針

     借入債務、確定的な売買契約等に対し、金利変動、為替変動及び原材料価格変動等のリスクを回避することを目的としてヘッジを行っております。

    ④ ヘッジ有効性評価の方法

     ヘッジ対象の相場変動またはキャッシュ・フロー変動の累計とヘッジ手段の相場変動またはキャッシュ・フロー変動の累計を比較し、その基礎数値の価格に起因する部分以外の部分を除外した変動額の比率によって有効性を評価しております。

    (9) のれんの償却方法及び償却期間

     のれんはその効果が発現すると見積もられる期間(計上後20年以内)で均等償却することとしております。ただし金額が僅少の場合は、発生した年度に一括償却しております。

    (10) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

     手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなります。

    (11) グループ通算制度の適用

    グループ通算制度を適用しております。 

    (重要な会計上の見積り)

    1.将来の事業計画を基礎とする会計上の見積り

    新型コロナウイルス感染症流行やロシア・ウクライナ情勢の影響については、今後の収束時期等を正確に予測することは極めて困難ですが、翌連結会計年度では新型コロナウイルス感染症流行による影響は軽微となるものの、ロシア・ウクライナ情勢に起因する原燃料価格の高騰や物流費増加の影響は今後も一定期間継続すると仮定しております。

    将来の不確実な経済状況の変動が生じた場合は、連結財務諸表において固定資産の減損損失や繰延税金資産の評価に重要な影響を与える可能性があります。

    (1) 繰延税金資産の回収可能性

    ① 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

    (単位:百万円)
    前連結会計年度 当連結会計年度
    繰延税金資産 7,899 9,428

    ② 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

    将来の事業計画により見積もられた将来の課税所得に基づき、繰延税金資産を計上しており、将来の事業計画は、上記に記載の通り、一定の仮定を置いて策定しております。

    課税所得が生じる時期及び金額は、将来の不確実な経済状況の変動によって影響を受ける可能性があり、実際に生じた時期及び金額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度において繰延税金資産を認識する金額に重要な影響を与える可能性があります。

    (2) 固定資産の減損

    ① 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

    (単位:百万円)
    前連結会計年度 当連結会計年度
    有形固定資産及び無形固定資産(連結貸借対照表計上総額) 280,684 289,525
    うち、②に記載の資産グループ 12,214 10,865

    ② 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

    固定資産の帳簿価額について、報告期間の末日ごとに営業活動から生ずる損益等により減損の兆候があると判断した場合には、減損損失の計上要否を確認しております。

    当社グループは、主に事業部門をもとに資産をグルーピングし、当該資産又は資産グループから得られる経済的残存使用年数に基づいた事業計画を基礎として見積る将来キャッシュ・フローと将来時点における正味売却価額の合計である割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し当該減少額を減損損失として計上します。なお、正味売却価額は、外部専門家から取得した不動産鑑定評価書の不動産評価額等に基づいて算定しております。

    当連結会計年度における半導体の調達難やロシア・ウクライナ情勢に伴う減収、原燃料価格の高騰の影響等により、営業損益が当初の予算を下回りマイナスとなった資産グループを中心に減損の兆候有無を検討しました。その結果、インフラセグメントの一部の資産グループ(有形固定資産及び無形固定資産10,865百万円)について減損の兆候を識別しているものの、今後の需要動向や生産計画等の仮定を踏まえ、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が当該資産グループの帳簿価額を上回るため、減損損失を認識しておりません。

    割引前将来キャッシュ・フローの見積りにおける主要な仮定は、事業計画の基礎となる販売数量・販売単価、市場予測並びに、将来時点における固定資産の処分価値です。将来の不確実な経済状況の変動により需要予測が外れ、事業計画や固定資産の処分価値の見直しが必要になった場合、翌連結会計年度において、減損損失を認識する可能性があります。

    2.製品補償引当金

    ① 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

    (単位:百万円)
    前連結会計年度 当連結会計年度
    製品補償引当金 3,045 2,238

    ② 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

    製品の品質に関する補償費用の支出に備えるため、今後必要と見込まれる金額を計上しております。特に、自動車の市場回収措置(リコール)に関する引当金は、過去に当社連結子会社が製造した部品を組み込んだ自動車の不具合に対して客先が修理対応を行った場合に、当社グループが負担することが合理的に見込まれる金額に基づき計上しております。

    この金額は、以下の要素をそれぞれ乗じることにより算定されます。

    ⅰ 対象となる車両台数

    ⅱ 1台あたりの修理単価

    ⅲ 市場回収措置(リコール)の予想措置率

    ⅳ 修理費用についての客先との負担率

    ⅱ及びⅲについては過去の市場回収措置(リコール)実施実績等から、ⅳについては客先との交渉状況からそれぞれ見積りを行っておりますが、それらの見積りには不確実性が含まれており、状況変化に伴い結果として引当金の追加計上もしくは戻入が必要となる可能性があります。なお、重要な新規案件はありません。

    (会計方針の変更)

    (時価の算定に関する会計基準の適用指針の適用)

    「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日。以下「時価算定会計基準適用指針」という。)を当連結会計年度の期首から適用し、時価算定会計基準適用指針第27-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準適用指針が定める新たな会計方針を将来にわたって適用することとしております。これによる連結財務諸表に与える影響はありません。

    (米国会計基準ASU第2016-02「リース」の適用)

    米国会計基準を採用している在外連結子会社において、当連結会計年度の期首から米国会計基準ASU第2016-02「リース」を適用しております。これにより、当該在外連結子会社における借手のリース取引については、原則としてすべてのリースを貸借対照表に資産及び負債として計上することといたしました。当該会計基準の適用にあたっては、経過措置で認められている、当該会計基準の適用による累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用しております。

    この結果、当連結会計年度の連結貸借対照表において、使用権資産が5,333百万円、流動負債その他が608百万円及び固定負債その他が4,721百万円それぞれ増加しております。当連結会計年度の利益剰余金の期首残高に与える影響はありません。なお、当連結会計年度の連結損益計算書及び1株当たり情報に与える影響は軽微であります。

    (未適用の会計基準等)

     ・「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日)

     ・「包括利益の表示に関する会計基準」(企業会計基準第25号 2022年10月28日)

     ・「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日)

     (1) 概要

    その他の包括利益に対して課税される場合の法人税等の計上区分及びグループ法人税制が適用される場合の子会 社株式等の売却に係る税効果の取扱いを定めるもの。

     (2) 適用予定日

    2025年3月期の期首より適用予定であります。

     (3) 当該会計基準等の適用による影響

    影響額は、当連結財務諸表の作成時において評価中であります。

    (表示方法の変更)

    (連結損益計算書関係)

    1.前連結会計年度において独立掲記していた「営業外収益」の「デリバティブ評価益」は金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結損益計算書の組替えを行っております。この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において「営業外収益」に表示していた「デリバティブ評価益」72百万円、「その他」1,735百万円は、「その他」1,807百万円として組み替えております。

    2.前連結会計年度において独立掲記していた「特別損失」の「製品補償引当金繰入額」、「事業譲渡損」、「新型コロナウイルス感染症による損失」は金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において「特別損失」に表示していた「製品補償引当金繰入額」703百万円、「事業譲渡損」120百万円、「新型コロナウイルス感染症による損失」780百万円、「その他」2,123百万円は、「その他」3,727百万円として組み替えております。

    (連結キャッシュ・フロー計算書関係)

    前連結会計年度において独立掲記していた「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「事業譲渡損益(△は益)」「新型コロナウイルス感染症による損失」「新型コロナウイルス感染症による損失の支払額」は金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書の組替えを行っております。この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において「営業活動によるキャッシュ・フロー」に表示していた「事業譲渡損益(△は益)」120百万円、「新型コロナウイルス感染症による損失」780百万円、「新型コロナウイルス感染症による損失の支払額」△755百万円、「その他」3,333百万円は、「その他」3,478百万円として組み替えております。

    (追加情報)

     株式給付信託(BBT)について

    当社は、2016年6月27日開催の第194回定時株主総会決議に基づき、社外取締役を除く取締役並びに取締役以外の執行役員及びシニア・フェロー(以下、総称して「取締役等」という)への報酬の一部について、業績への連動性をより高めるとともに中長期的な企業価値の向上に資することを目的に、業績連動型株式報酬制度「株式給付信託(BBT(=Board Benefit Trust))」を導入しております。

    (1) 取引の概要

    本制度は、予め当社が定めた役員株式給付規程に基づき、取締役等に対して在任期間中にポイントを付与し、業績に連動させた保有ポイントの減点調整を行ったうえで、その退任時に保有するポイント累計数に相当する数の当社株式を給付するものであります。なお、給付を受ける取締役等が役員株式給付規程に定める要件を満たす場合には、ポイント累計数の一定割合について、当社株式に代えて株式時価相当の金銭を給付いたします。

    取締役等に対し給付する株式については、予め当社から信託拠出した金銭を原資として将来給付分も含めて取得しており、信託財産として分別管理しております。

    (2) 会計処理

    「従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引に関する実務上の取り扱い」(実務対応報告第30号 2015年3月26日)に準じて、総額法を適用しております。

    (3) 信託に残存する自社の株式

    信託が保有する当社株式については、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く)により、純資産の部に自己株式として計上しております。当該自己株式の帳簿価額及び株式数は、前連結会計年度末においては605百万円及び215,500株、当連結会計年度末において571百万円及び203,700株であります。

    (連結貸借対照表関係)

    *1.受取手形、売掛金及び契約資産のうち、顧客との契約から生じた債権及び契約資産の金額は、それぞれ以下のとおりであります。

    前連結会計年度(2022年3月31日) 当連結会計年度(2023年3月31日)
    受取手形 20,539百万円 20,172百万円
    売掛金 202,980百万円 203,724百万円
    契約資産 6,797百万円 5,654百万円

    *2.担保資産及び担保付債務

    担保に供している資産は次のとおりであります。

    前連結会計年度(2022年3月31日) 当連結会計年度(2023年3月31日)
    建物及び構築物 353百万円 -百万円
    土地 13百万円 -百万円
    366百万円 -百万円

    担保付債務は次のとおりであります。

    前連結会計年度(2022年3月31日) 当連結会計年度(2023年3月31日)
    短期借入金 144百万円 -百万円
    144百万円 -百万円

    *3.非連結子会社及び関連会社に対する主な資産

    前連結会計年度(2022年3月31日) 当連結会計年度(2023年3月31日)
    投資有価証券(株式) 84,035百万円 93,268百万円
    出資金 5,946百万円 4,149百万円

    *4.流動負債のその他のうち、契約負債の金額は、以下のとおりであります。

    前連結会計年度(2022年3月31日) 当連結会計年度(2023年3月31日)
    契約負債 2,807百万円 3,051百万円

     5.偶発債務

    (1) 保証債務

    連結子会社以外の会社の金融機関からの借入金等に対し、債務保証を行っております。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_070" />

    (注)1.㈱ビスキャスに係る債務保証につきましては、前連結会計年度は1,032百万円が、当連結会計年度は1,026百万円が工事に関するボンド等に対する保証債務であります。

       2.エセックス古河マグネットワイヤジャパン㈱に係る債務保証につきましては、前連結会計年度、当連結会計年度ともに全額が、同社の金融機関に対する借入債務のために、当社の依頼により金融機関が発行したスタンドバイL/Cによる保証債務であります。

    (2) 債権流動化に伴う買戻し義務

    前連結会計年度(2022年3月31日) 当連結会計年度(2023年3月31日)
    債権流動化に伴う買戻し義務 4,729百万円 5,141百万円

    (3) その他

    自動車用ワイヤハーネスカルテルによる競争法違反に関連して、当社及び当社関係会社が、一部の自動車メーカーと損害賠償の交渉を行っております。

    (連結損益計算書関係)

    *1.顧客との契約から生じる収益

    売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

    *2.販売費及び一般管理費のうち、主要な費目及び金額は次のとおりであります。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_071" />

    *3.研究開発費の総額

    一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費は次のとおりであります。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_072" />

    *4.通常の販売目的で保有する棚卸資産の収益性の低下による簿価切下額は次のとおりであります。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_073" />

    *5.固定資産処分益

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    主に当社における寮・社宅の売却によるものであります。

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    主に当社における土地の売却によるものであります。

    *6.投資有価証券売却益

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    主に連結子会社である東京特殊電線㈱の全株式をTTCホールディングス㈱へ譲渡したことによるものであります。

    *7.受取保険金

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    主に2019年6月18日に発生した当社連結子会社の台日古河銅箔股份有限公司における火災事故に対する保険金であります。

    *8.過年度社会負担金還付額

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    当社の在ブラジル連結子会社であるFurukawa Electric LatAm S.A. において、同国の企業が負担する社会負担金(PIS/COFINS)の還付を求めて係争しておりましたが、裁判所より課税標準額に関する判決が出されたことを受けて、過払いとなっていた社会負担金及び利息相当額を利益として計上したものであります。

    *9.固定資産処分損

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    主に当社における機械装置及び運搬具322百万円、建物及び構築物103百万円であります。

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    主に当社における建物及び構築物183百万円、機械装置及び運搬具143百万円であります。

    *10.減損損失

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上いたしました。当社グループは、他の資産又は資産グループのキャッシュ・フローから概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す会社、事業若しくはそれに準じた単位毎に資産のグルーピングをしております。また、遊休資産については、物件単位毎にグルーピングを実施しております。

    場所 用途 種類 減損損失(百万円)
    ロシア ヴォロネジ州 インフラセグメントの事業用資産 建物、機械装置等 673
    インド ハリアナ州 電装エレクトロニクスセグメントのその他資産 のれん 471
    中華人民共和国江蘇省 インフラセグメントの事業用資産 建物 204
    その他 インフラセグメントの事業用資産 機械装置、建物、工具器具備品等 139

    ロシアの事業用資産については、経営環境の著しい悪化等により収益性が低下し、今後も回復の見通しが立たないことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額いたしました。その内訳は、建物417百万円、機械装置189百万円、その他66百万円であります。

    インドののれんについては、当初想定していた収益が見込めなくなり回収可能性が低下したことから、子会社買収時に発生したのれんについてその未償却残高の全額を減損損失として計上しております。

    中華人民共和国の事業用資産については、営業活動から生じる損益が継続してマイナスであり将来キャッシュ・フローによって帳簿価額の全額を回収できる可能性が低いと判断し、帳簿価額を回収可能価額まで減額いたしました。

    なお、回収可能価額は主に正味売却価額により測定しており、鑑定評価額等を基に算定しております。

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    重要性が乏しいため記載を省略しております。

    *11.関係会社事業損失

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    主に当社の連結子会社であるOFS RUS Fiber Optic Cable Companyにかかる為替換算調整勘定取崩額であります。

    *12.事業構造改革費用

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    主に情報通信ソリューション事業における、事業構造改革の一環として在外連結子会社にて実施した人員合理化に伴う特別退職金等、及び当社一部事業撤退に伴う棚卸資産の評価損であります。

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    主に情報通信ソリューション事業における、事業構造改革の一環として在外連結子会社にて実施した人員合理化に伴う特別退職金等であります。

    (連結包括利益計算書関係)

    *1.その他の包括利益に係る組替調整額

                                             (単位:百万円)

    前連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) 当連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日)
    その他有価証券評価差額金:
    当期発生額 △942 722
    組替調整額 △1,739 △4,089
    △2,682 △3,367
    繰延ヘッジ損益:
    当期発生額 6,015 △2,691
    組替調整額 △11
    資産の取得原価調整額 △6,285 △1,198
    △281 △3,890
    為替換算調整勘定:
    当期発生額 10,876 6,856
    組替調整額 3,311
    10,876 10,168
    退職給付に係る調整額:
    当期発生額 231 520
    組替調整額 457 358
    689 878
    持分法適用会社に対する持分相当額:
    当期発生額 5,196 4,877
    組替調整額 △131 △274
    5,065 4,602
    税効果調整前合計 13,667 8,392
    税効果額 854 2,023
    その他の包括利益合計 14,521 10,416

    *2.その他の包括利益に係る税効果額

                                             (単位:百万円)

    前連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) 当連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日)
    その他有価証券評価差額金:
    税効果調整前 △2,682 △3,367
    税効果額 828 1,037
    税効果調整後 △1,853 △2,329
    繰延ヘッジ損益:
    税効果調整前 △281 △3,890
    税効果額 75 1,251
    税効果調整後 △205 △2,639
    為替換算調整勘定:
    税効果調整前 10,876 10,168
    税効果調整後 10,876 10,168
    退職給付に係る調整額:
    税効果調整前 689 878
    税効果額 △50 △264
    税効果調整後 638 613
    持分法適用会社に対する持分相当額:
    税効果調整前 5,065 4,602
    税効果調整後 5,065 4,602
    その他の包括利益合計
    税効果調整前 13,667 8,392
    税効果額 854 2,023
    税効果調整後 14,521 10,416
    (連結株主資本等変動計算書関係)

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    1.発行済株式に関する事項

    株式の種類 当連結会計年度期首(千株) 増加(千株) 減少(千株) 当連結会計年度末(千株)
    普通株式 70,666 70,666

    2.自己株式に関する事項

    株式の種類 当連結会計年度期首(千株) 増加(千株) 減少(千株) 当連結会計年度末(千株)
    普通株式 171 123 12 282

    (注)1.普通株式の自己株式の株式数の増加123千株は、単元未満株式の買取請求による取得0千株、山崎金属産業㈱の保有する自己株式(当社株式)の当社帰属分の増加0千株、株式給付信託(BBT)の株式買付による増加123千株によります。

    2.普通株式の自己株式の株式数の減少12千株は、単元未満株式の買増請求による減少0千株、株式給付信託(BBT)から対象者への株式給付による減少12千株であります。

    3.当連結会計年度末の自己株式数には、株式給付信託(BBT)にかかる信託口が保有する当社株式215千株を含みます。

    3.新株予約権等に関する事項

    該当事項はありません。

    4.配当に関する事項

    (1) 配当金支払額

    決議 株式の種類 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    2021年6月24日定時株主総会 普通株式 4,237 60.00 2021年3月31日 2021年6月25日

    (注)2021年6月24日定時株主総会の決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)にかかる信託口が所有する自社の株式に対する配当金5百万円が含まれております。

    (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

    決議 株式の種類 配当の原資 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    2022年6月23日定時株主総会 普通株式 利益剰余金 4,237 60.00 2022年3月31日 2022年6月24日

    (注)2022年6月23日定時株主総会の決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)にかかる信託口が所有する自社の株式に対する配当金12百万円が含まれております。

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    1.発行済株式に関する事項

    株式の種類 当連結会計年度期首(千株) 増加(千株) 減少(千株) 当連結会計年度末(千株)
    普通株式 70,666 70,666

    2.自己株式に関する事項

    株式の種類 当連結会計年度期首(千株) 増加(千株) 減少(千株) 当連結会計年度末(千株)
    普通株式 282 1 11 272

    (注)1.普通株式の自己株式の株式数の増加1千株は、単元未満株式の買取請求による取得0千株、山崎金属産業㈱の保有する自己株式(当社株式)の当社帰属分の増加0千株によります。

    2.普通株式の自己株式の株式数の減少11千株は、株式給付信託(BBT)から対象者への株式給付による減少11千株であります。

    3.当連結会計年度末の自己株式数には、株式給付信託(BBT)にかかる信託口が保有する当社株式203千株を含みます。

    3.新株予約権等に関する事項

    該当事項はありません。

    4.配当に関する事項

    (1) 配当金支払額

    決議 株式の種類 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    2022年6月23日定時株主総会 普通株式 4,237 60.00 2022年3月31日 2022年6月24日

    (注)2022年6月23日定時株主総会の決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)にかかる信託口が所有する自社の株式に対する配当金12百万円が含まれております。

    (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

    決議予定 株式の種類 配当の原資 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    2023年6月23日定時株主総会 普通株式 利益剰余金 5,649 80.00 2023年3月31日 2023年6月26日

    (注)2023年6月23日定時株主総会の決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)にかかる信託口が所有する自社の株式に対する配当金16百万円が含まれております。

    (連結キャッシュ・フロー計算書関係)

    *1.現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_074" />

    *2.株式の売却により連結子会社でなくなった会社の資産及び負債の主な内訳

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    株式の売却により、古河物流㈱及び同社の子会社である㈱横浜ドラム製作所が連結子会社でなくなったことに伴う売却時の資産及び負債の内訳並びに株式の売却価額と売却による収入は次のとおりであります。

    流動資産 3,862 百万円
    固定資産 1,552 百万円
    流動負債 △3,987 百万円
    固定負債 △300 百万円
    株式売却後の投資勘定 △376 百万円
    関係会社株式売却益 115 百万円
    株式の売却価額 865 百万円
    現金及び現金同等物 △270 百万円
    差引:売却による収入 595 百万円

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    (1) 株式の売却により、東京特殊電線㈱及び同社の子会社である東特(浙江)有限公司及び㈱トクデンプロセルが連結子会社でなくなったことに伴う売却時の資産及び負債の内訳並びに株式の売却価額と売却による収入は次のとおりであります。

    流動資産 16,378 百万円
    固定資産 10,925 百万円
    流動負債 △4,991 百万円
    固定負債 △2,347 百万円
    為替換算調整勘定 △551 百万円
    その他有価証券評価差額 △140 百万円
    退職給付に係る調整累計額 126 百万円
    非支配株主持分 △8,391 百万円
    関係会社株式売却益 10,846 百万円
    株式の売却価額 21,855 百万円
    現金及び現金同等物 △9,483 百万円
    差引:売却による収入 12,371 百万円

    (2) 株式の売却により、JIANGSU OFS HENGTONG OPTICAL TECHNOLOGY CO., LTDが連結子会社でなくなったことに伴う売却時の資産及び負債の内訳並びに株式の売却価額と売却による収入は次のとおりであります。

    流動資産 1,711 百万円
    固定資産 357 百万円
    流動負債 △100 百万円
    為替換算調整勘定 △26 百万円
    非支配株主持分 △953 百万円
    関係会社株式売却益 78 百万円
    株式の売却価額 1,068 百万円
    現金及び現金同等物 △1,496 百万円
    差引:売却による収入 △428 百万円
    (リース取引関係)

    1.ファイナンス・リース取引

    所有権移転外ファイナンス・リース取引

    ① リース資産の内容

    有形固定資産

    主として機械装置及び車両運搬具等であります。

    ② リース資産の償却方法

    リース期間を耐用年数とし残存価額を零とする定額法を採用しております。

    2.オペレーティング・リース取引

    オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

    (単位:百万円)

    前連結会計年度(2022年3月31日) 当連結会計年度(2023年3月31日)
    一年内 2,322 1,064
    一年超 10,985 8,252
    合計 13,308 9,317

    (注)1.国際財務報告基準(IFRS)を適用している在外子会社において、IFRS第16号(リース)を適用しているため、連結貸借対照表において「固定資産」の「使用権資産」に表示しております。

    2.米国会計基準を適用している在外子会社において、当連結会計年度より米国会計基準ASU2016-02「リース」を適用しているため、連結貸借対照表において「固定資産」の「使用権資産」に表示しております。

    3.上記未経過リース料には、規定損害金に相当する額を含めております。

    (金融商品関係)

    1.金融商品の状況に関する事項

    (1) 金融商品に対する取組方針

    当社グループは、資金運用については元本割れのない安全な運用を行うことを基本とし、銀行等金融機関からの借入やコマーシャル・ペーパー及び社債発行により必要な資金を調達しております。デリバティブ取引については投機目的では行わないものとしております。

    (2) 金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制

    営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、与信管理規程に沿って取引先ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに、主要な取引先の信用状況を定期的に把握することでリスク低減を図っております。

    有価証券及び投資有価証券は主として株式であり、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、定期的に時価の把握を行っております。

    営業債務である支払手形及び買掛金は、ほとんど1年以内の支払期日であります。

    借入金、コマーシャル・ペーパー及び社債の使途は運転資金及び設備投資資金であり、このうち長期借入金の一部は、金利変動リスクに対して金利スワップ取引をヘッジ手段として利用しております。

    デリバティブ取引は、外貨建ての営業債権債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした先物為替予約取引、借入金に係る支払金利の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした金利スワップ取引、原材料、仕掛品に係る原材料価格の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした地金先物取引であります。なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジの方針、ヘッジの有効性の評価方法等については、前述の「会計方針に関する事項」の「ヘッジ会計の方法」を参照ください。デリバティブ取引の実行・管理については、社内関連規程に従って行っております。

    また、営業債務や借入金は、流動性リスクに晒されておりますが、適時に資金繰計画を作成するなどの方法により管理しております。

    (3) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

    金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。また、「デリバティブ取引関係」注記におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。

    2.金融商品の時価等に関する事項

    連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

    前連結会計年度(2022年3月31日)

    (単位:百万円)

    連結貸借対照表計上額(*3) 時価(*3) 差額
    (1) 有価証券及び投資有価証券
    ① 満期保有目的の債券 3,257 3,257
    ② その他有価証券 27,115 27,115
    ③ 非連結子会社及び関連会社株式 74,680 65,118 △9,561
    資産計 105,054 95,492 △9,561
    (1) 社債 (40,000) (39,641) 358
    (2) 長期借入金 (133,120) (132,332) 787
    負債計 (173,120) (171,974) 1,145
    デリバティブ取引(*4)
    ① ヘッジ会計が適用されていないもの (1,091) (1,091)
    ② ヘッジ会計が適用されているもの 4,198 4,198
    デリバティブ取引計 3,106 3,106

    (*1)「現金」については、現金であること、「預金」、「受取手形及び売掛金」、「支払手形及び買掛金」、「短期借入金」、「コマーシャル・ペーパー」については、短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

    (*2)市場価格のない株式等は、「(1)有価証券及び投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

    区分 前連結会計年度(百万円)
    非上場株式 14,971
    出資金 6,082

    (*3)負債に計上されているものについては、(  )で示しております。

    (*4)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、(  )で示しております。

    当連結会計年度(2023年3月31日)

    (単位:百万円)

    連結貸借対照表計上額(*3) 時価(*3) 差額
    (1) 有価証券及び投資有価証券
    ① 満期保有目的の債券 5,127 5,127
    ② その他有価証券 21,983 21,983
    ③ 非連結子会社及び関連会社株式 83,359 78,029 △5,330
    資産計 110,469 105,139 △5,330
    (1) 社債 (40,000) (39,257) 742
    (2) 長期借入金 (114,547) (113,632) 915
    負債計 (154,547) (152,889) 1,657
    デリバティブ取引(*4)
    ① ヘッジ会計が適用されていないもの (350) (350)
    ② ヘッジ会計が適用されているもの 304 304
    デリバティブ取引計 (46) (46)

    (*1)「現金」については、現金であること、「預金」、「受取手形及び売掛金」、「支払手形及び買掛金」、「短期借入金」、「コマーシャル・ペーパー」については、短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

    (*2)市場価格のない株式等は、「(1)有価証券及び投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

    区分 当連結会計年度(百万円)
    非上場株式 15,578
    出資金 4,262

    (*3)負債に計上されているものについては、(  )で示しております。

    (*4)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、(  )で示しております。

     (*5) 連結貸借対照表に持分相当額を純額で計上する組合その他これに準ずる事業体への出資については、「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日)第24-16項に定める取扱いに基づき、「(1)有価証券及び投資有価証券」に含めておりません。当該出資の連結貸借対照表計上額は745百万円であります。

    (注1) 金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額

    前連結会計年度(2022年3月31日)

    (単位:百万円)

    1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超
    預金 62,160
    受取手形及び売掛金 223,535
    有価証券及び投資有価証券
    国債・地方債等 3,257
    合計 288,953

    当連結会計年度(2023年3月31日)

    (単位:百万円)

    1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超
    預金 41,228
    受取手形及び売掛金 223,912
    有価証券及び投資有価証券
    国債・地方債等 5,127
    合計 270,268

    (注2) コマーシャル・ペーパー、社債及び長期借入金の連結決算日後の返済予定額

    前連結会計年度(2022年3月31日)

    (単位:百万円)

    1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超
    コマーシャル・ペーパー 54,000
    社債 10,000 30,000
    長期借入金 28,240 21,158 28,721 17,000 38,000
    合計 54,000 28,240 21,158 28,721 27,000 68,000

    当連結会計年度(2023年3月31日)

    (単位:百万円)

    1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超
    コマーシャル・ペーパー 28,000
    社債 10,000 10,000 20,000
    長期借入金 24,300 30,646 17,300 18,800 23,500
    合計 28,000 24,300 30,646 27,300 28,800 43,500

     3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

    金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

    レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

    レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

    レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

    時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

    (1) 時価をもって連結貸借対照表計上額とする金融資産及び金融負債

    前連結会計年度(2022年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_075" />

    (*)負債に計上されているものについては、(  )で示しております。

    当連結会計年度(2023年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_076" />

    (*)負債に計上されているものについては、(  )で示しております。

    (2) 時価をもって連結貸借対照表計上額としない金融資産及び金融負債

    前連結会計年度(2022年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_077" />

    (*)負債に計上されているものについては、(  )で示しております。

    当連結会計年度(2023年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_078" />

    (*)負債に計上されているものについては、(  )で示しております。

    (注) 時価の算定に用いた評価技法及びインプットの説明

    有価証券及び投資有価証券

    上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。一方、当社が保有している公社債は、市場での取引頻度が低く、活発な市場における相場価格とは認められないため、当該債権の利率を基に、割引現在価値法により算定しており、その時価をレベル2の時価に分類しております。

    デリバティブ取引

    金利スワップ、為替予約、通貨スワップ及び商品先物の時価は、取引先金融機関やブローカーから提示された価格等に基づき算定しており、レベル2の時価に分類しております。

    社債

    当社の発行する社債の時価は、元利金の合計額と、当該社債の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

    長期借入金

    長期借入金の時価は、元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

    (有価証券関係)

    1.満期保有目的の債券

    前連結会計年度(2022年3月31日)

    種類 連結貸借対照表計上額(百万円) 時価(百万円) 差額(百万円)
    時価が連結貸借対照表計上額を超えないもの 国債・地方債等 3,257 3,257
    合計 3,257 3,257

    当連結会計年度(2023年3月31日)

    種類 連結貸借対照表計上額(百万円) 時価(百万円) 差額(百万円)
    時価が連結貸借対照表計上額を超えないもの 国債・地方債等 5,127 5,127
    合計 5,127 5,127

    2.その他有価証券

     前連結会計年度(2022年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_079" />

    当連結会計年度(2023年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_080" />

    3.連結会計年度中に売却したその他有価証券

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    種類 売却額(百万円) 売却益の合計額(百万円) 売却損の合計額(百万円)
    株式 2,047 1,744 △3
    合計 2,047 1,744 △3

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    種類 売却額(百万円) 売却益の合計額(百万円) 売却損の合計額(百万円)
    株式 5,682 4,074 △0
    合計 5,682 4,074 △0

    4.減損処理を行った有価証券

    前連結会計年度において、有価証券について32百万円(投資有価証券の株式32百万円)減損処理を行っております。

    当連結会計年度において、有価証券について356百万円(投資有価証券の株式356百万円)減損処理を行っております。

    (デリバティブ取引関係)

    1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

    (1) 通貨関連

    前連結会計年度(2022年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_081" />

    当連結会計年度(2023年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_082" />

    (2) 商品関連

    前連結会計年度(2022年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_083" />

    当連結会計年度(2023年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_084" />

    2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

    (1) 通貨関連

    前連結会計年度(2022年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_085" />

    (注1) 為替予約等の振当処理によるものは、ヘッジ対象とされている売掛金及び買掛金等と一体として処理されるため、その時価は、当該売掛金及び当該買掛金等の時価に含めて記載しております。

    当連結会計年度(2023年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_086" />

    (注1) 為替予約等の振当処理によるものは、ヘッジ対象とされている売掛金及び買掛金等と一体として処理されるため、その時価は、当該売掛金及び当該買掛金等の時価に含めて記載しております。

    (2) 商品関連

    前連結会計年度(2022年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_087" />

    当連結会計年度(2023年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_088" />

    (退職給付関係)

    1.採用している退職給付制度の概要

    当社及び連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型、非積立型の確定給付制度及び確定拠出制度を採用しており、確定給付型の制度として、厚生年金基金制度、確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を設けております。

    また、従業員の退職等に際して割増退職金を支払う場合があるほか、当社において退職給付信託の設定、一部の連結子会社においては総合設立型厚生年金基金への加盟をしており、このうち、自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することができない制度については、確定拠出制度と同様に会計処理しております。

    なお、一部の連結子会社が有する確定給付企業年金制度及び退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算しております。

    2.確定給付制度

    (1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)

    (単位:百万円)

    前連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) 当連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日)
    退職給付債務の期首残高 104,922 103,702
    勤務費用 4,067 3,838
    利息費用 970 1,126
    数理計算上の差異の当期発生額 △1,122 △2,885
    退職給付の支払額 △6,959 △8,389
    企業結合による増減額 △3,229
    為替換算調整 1,823 340
    退職給付債務の期末残高 103,702 94,503

    (2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)

    (単位:百万円)

    前連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) 当連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日)
    年金資産の期首残高 68,943 69,580
    期待運用収益 1,782 682
    数理計算上の差異の当期発生額 △572 △1,175
    事業主からの拠出額 1,286 1,503
    退職給付の支払額 △3,322 △3,382
    企業結合による増減額 △1,199
    為替換算調整 1,462 651
    年金資産の期末残高 69,580 66,661

    (3) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表

    (単位:百万円)

    前連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) 当連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日)
    退職給付に係る負債の期首残高 1,675 1,556
    退職給付費用 628 759
    退職給付の支払額 △360 △654
    制度への拠出額 △202 △199
    連結範囲の変更に伴う増減額 △184
    企業結合による増減額 34
    退職給付に係る負債の期末残高 1,556 1,496

    (4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

    (単位:百万円)

    前連結会計年度(2022年3月31日) 当連結会計年度(2023年3月31日)
    積立型制度の退職給付債務 98,046 88,443
    年金資産 △73,857 △70,493
    24,189 17,950
    非積立型制度の退職給付債務 11,489 11,389
    連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 35,678 29,339
    退職給付に係る負債 43,806 38,239
    退職給付に係る資産 △8,127 △8,900
    連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 35,678 29,339

    (注)簡便法を適用した制度を含んでおります。

    (5) 退職給付に関連する損益

    (単位:百万円)

    前連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) 当連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日)
    勤務費用 4,067 3,838
    利息費用 970 1,126
    期待運用収益 △1,782 △682
    数理計算上の差異の費用処理額 496 346
    過去勤務費用の費用処理額 21 26
    簡便法で計算した退職給付費用 628 759
    合計 4,401 5,415

    (6) 退職給付に係る調整額

    退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

    (単位:百万円)

    前連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) 当連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日)
    過去勤務費用 66 76
    数理計算上の差異 622 802
    合計 689 878

    (7) 退職給付に係る調整累計額

    退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

    (単位:百万円)

    前連結会計年度(2022年3月31日) 当連結会計年度(2023年3月31日)
    未認識過去勤務費用 △120 △196
    未認識数理計算上の差異 3,692 2,889
    合計 3,571 2,693

    (8) 年金資産に関する事項

    ①年金資産の主な内訳

    年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_089" />

    (注)年金資産合計には、企業年金制度に対して設定した退職給付信託が前連結会計年度17%、当連結会計年度18%含まれております。

    ②長期期待運用収益率の設定方法

    年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。

    (9) 数理計算上の計算基礎に関する事項

    主要な数理計算上の計算基礎

    前連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) 当連結会計年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日)
    割引率 0.4%~6.9% 0.4%~7.3 %
    長期期待運用収益率 1.0%~5.0% 1.0%~5.0 %

    3.確定拠出制度

    確定拠出制度(確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の厚生年金基金制度を含む。)への要拠出額は、前連結会計年度500百万円、当連結会計年度542百万円であります。

    4.複数事業主制度

    要拠出額を退職給付費用として処理している複数事業主制度に関する事項は次のとおりであります。

    (1) 複数事業主制度の直近の積立状況

    (単位:百万円)

    前連結会計年度2022年3月31日現在 当連結会計年度2023年3月31日現在
    年金資産の額 85,944 86,086
    年金財政計算上の数理債務の額と最低責任準備金の額との合計額 90,345 88,763
    差引額 △4,401 △2,676

    (2) 複数事業主制度の掛金に占める当社グループの割合

    前連結会計年度0.7%(2021年3月31日現在)

    当連結会計年度0.7%(2022年3月31日現在)

    (3) 補足説明

    上記(1)の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務及び別途積立金であります。

    なお、上記(2)の割合は当社グループの実際の負担割合とは一致しません。

    (税効果会計関係)

    1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

    前連結会計年度(2022年3月31日) 当連結会計年度(2023年3月31日)
    繰延税金資産
    退職給付に係る負債 15,719百万円 14,395百万円
    環境対策引当金 2,926百万円 2,844百万円
    固定資産未実現利益 792百万円 787百万円
    税務上の繰越欠損金(注2) 47,012百万円 48,888百万円
    賞与引当金損金算入限度超過額 3,173百万円 2,961百万円
    未払事業税 198百万円 453百万円
    固定資産減価償却限度超過額 2,956百万円 3,086百万円
    減損損失 8,010百万円 7,894百万円
    棚卸資産評価損 1,103百万円 1,091百万円
    棚卸資産未実現利益 317百万円 580百万円
    役員退職慰労金 155百万円 144百万円
    有価証券評価損 1,223百万円 1,432百万円
    製品補償引当金 888百万円 724百万円
    その他 11,692百万円 14,432百万円
    小計 96,170百万円 99,719百万円
    税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注2) △41,319百万円 △42,515百万円
    将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額 △26,117百万円 △28,558百万円
    評価性引当額小計(注1) △67,436百万円 △71,073百万円
    繰延税金資産合計 28,734百万円 28,646百万円
    繰延税金負債
    その他有価証券評価差額金 △5,464百万円 △4,440百万円
    固定資産圧縮積立金 △28百万円 △28百万円
    土地評価差額 △708百万円 △181百万円
    関係会社の留保利益 △10,776百万円 △11,918百万円
    繰延ヘッジ利益 △1,413百万円 △163百万円
    その他 △5,006百万円 △5,549百万円
    繰延税金負債合計 △23,397百万円 △22,282百万円
    繰延税金資産(負債)の純額 5,336百万円 6,364百万円

    (注1)評価性引当額に重要な変動はありません。

    (注2)税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

    前連結会計年度(2022年3月31日)                                                          (単位:百万円)

    1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超 合計
    税務上の繰越欠損金(※1) 1,576 5,837 5,890 5,305 633 27,768 47,012
    評価性引当額 △874 △3,997 △5,011 △3,986 △377 △27,074 △41,319
    繰延税金資産 702 1,839 879 1,319 256 694 (※2) 5,693

      (※1) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

      (※2) 税務上の繰越欠損金47,012百万円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産5,693百万円を計上しております。当該税務上の繰越欠損金については、将来の課税所得の見積りにより、回収可能と判断した部分については評価性引当額を認識しておりません。

    当連結会計年度(2023年3月31日)                                                          (単位:百万円)

    1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超 合計
    税務上の繰越欠損金(※1) 4,513 6,725 5,378 955 3,051 28,263 48,888
    評価性引当額 △ 2,420 △ 5,432 △ 4,247 △ 362 △ 2,254 △ 27,797 △ 42,515
    繰延税金資産 2,093 1,293 1,131 592 796 466 (※2)6,373

      (※1) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

      (※2) 税務上の繰越欠損金48,888百万円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産6,373百万円を計上しております。当該税務上の繰越欠損金については、将来の課税所得の見積りにより、回収可能と判断した部分については評価性引当額を認識しておりません。将来課税所得の見積りの前提については、「第5[経理の状況]1[連結財務諸表等](1) 連結財務諸表[注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載しております。

    2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

    前連結会計年度(2022年3月31日) 当連結会計年度(2023年3月31日)
    法定実効税率 30.6% 30.6%
    (調整)
    交際費等永久に損金に算入されない項目 2.5% 2.8%
    持分法による投資損益 △15.8% △7.4%
    試験研究費の税額控除 △0.6% △3.7%
    評価性引当額 9.4% 3.2%
    在外子会社での適用税率の差異 △6.1% △0.9%
    のれん償却額 0.7% 0.4%
    関係会社の留保利益 8.4% 3.4%
    未実現損益に係る税効果未認識 1.9% △0.7%
    事業譲渡に係る連結調整 0.4% 7.6%
    繰越欠損金の期限切れ 3.5% 0.2%
    その他 0.2% △0.2%
    税効果会計適用後の法人税等の負担率 35.2% 35.2%

    (表示方法の変更)

    前連結会計年度において、「その他」に含めておりました「事業譲渡に係る連結調整」は重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記することといたしました。これらの表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の注記の組替えを行っております。

    この結果、前連結会計年度の「その他」に表示していた0.6%は、「事業譲渡に係る連結調整」0.4%、「その他」0.2%として組み替えております。

    3.法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理

    当社及び一部の国内連結子会社は、当連結会計年度から、グループ通算制度を適用しております。また、「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号 2021年8月12日)に従って、法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理並びに開示を行っております。

    (企業結合等関係)

    (連結子会社の株式譲渡)

    当社は当社の連結子会社である東京特殊電線株式会社(以下、「東特」という)の全株式を譲渡する契約を2022年11月8日付で締結し、2022年12月28日付で譲渡いたしました。

    事業分離

    (1) 取引の概要

    ①事業分離先企業の名称

    TTCホールディングス株式会社

    ②分離した事業の内容

    譲渡した連結子会社の名称 東京特殊電線株式会社

    事業の内容        電線・デバイス製品の製造販売

    ③事業分離を行った理由

    東特は、1940年に東京都台東区において抵抗線及び諸電線の製造販売を目的として設立され、1954年に株式を東京証券取引所に上場し、2012年には当社の連結子会社となりました。素材開発で培った技術をベースに、電線、ヒータ製品、ケーブル加工品、線材加工品等の分野で、オリジナリティーのある製品を開発製造し、グローバルに事業を展開しております。2021年に発表した2025中期経営計画においては、将来に向け更に収益力強化に努めるとともに、顧客の価値創造のため環境・社会に貢献する技術・製品を提供して、成長し続ける企業を目指すことを基本方針とし、事業の拡大に注力しております。

    一方で当社は、2022年5月に中期経営計画「Road to Vision2030-変革と挑戦-」を発表しました。当社は本中期経営計画において、古河電工グループ ビジョン2030の達成に向け、事業の位置付けの可視化とそれに則した投資配分の最適化を通じた事業ポートフォリオの見直しに取り組んでおります。また、併せて、当社グループにおける上場子会社の在り方について議論を重ねてまいりました。

    これらの取り組みにおいて、東特の位置付けについて検討したところ、東特の事業に当社の経営資源を重点的に配分した場合、その配分に見合った、またはそれを上回る当社グループの価値向上が実現できる蓋然性は高いとは言えず、一方で東特においては、経営資源投下や研究開発力強化を通じた競争力の向上、営業網や商品群の拡充によって、更なる成長が期待できると考えました。このため、東特によるこうした取り組みを力強く推進できるパートナーに株式を譲渡することが最適であると判断しました。

    ④事業分離日

    2022年12月28日

    ⑤法的形式を含むその他取引の概要に関する事項

    受取対価を現金とする株式譲渡

    (2) 実施した会計処理の概要

    ①移転損益の金額

    投資有価証券売却益 10,846百万円

    ②移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳

    流動資産 16,378百万円
    固定資産 10,925百万円
    資産合計 27,304百万円
    流動負債 4,991百万円
    固定負債 2,347百万円
    負債合計 7,338百万円

    ③会計処理

    当該譲渡株式の連結上の帳簿価額と株式売却価額との差額を特別利益の「投資有価証券売却益」に計上しております。

    (3) 分離した事業が含まれていた報告セグメント

    機能製品

    (4) 当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額

    売上高   13,390百万円

    営業利益  3,691百万円

    (収益認識関係)

    1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    (単位:百万円)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_090" />

    (*1)その他の収益は不動産賃貸収入であります。

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    (単位:百万円)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_091" />

    (*1)その他の収益は不動産賃貸収入であります。

    2.収益を理解するための基礎となる情報

    「第5[経理の状況]1[連結財務諸表等](1) 連結財務諸表 [注記事項](連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)5.会計方針に関する事項(6)重要な収益及び費用の計上基準」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。

    3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

    (1) 契約資産及び契約負債の残高等

    (単位:百万円)
    前連結会計年度 当連結会計年度
    顧客との契約から生じた債権(期首残高) 187,580 223,520
    顧客との契約から生じた債権(期末残高) 223,520 223,897
    契約資産(期首残高) 4,759 6,797
    契約資産(期末残高) 6,797 5,654
    契約負債(期首残高) 2,290 2,807
    契約負債(期末残高) 2,807 3,051

    契約資産は、主として工事請負契約について報告期間の末日時点での進捗度に基づき測定した履行義務の充足部分と交換に受け取る対価に対する権利のうち、債権を除いたものであり、対価に対する当社及び連結子会社の権利が当該対価の支払期限が到来する前に時の経過だけが要求される無条件な状態となった時点で債権に振替えられます。

    契約負債は、主として顧客から対価を受け取っているものの履行義務を充足していない部分を認識しています。工事請負契約等の顧客との契約に基づき財又はサービスを顧客に移転する前に顧客から対価を受け取った場合に増加し、履行義務を充足することにより減少します。

    前連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、2,105百万円であります。また、前連結会計年度において、契約資産が増加した主な理由は、工事請負契約に基づく収益の認識によるものであります。また、前連結会計年度において契約負債の重大な変動はありません。

    過去の期間に充足した履行義務から、前連結会計年度に認識した収益の額は612百万円であります。

    当連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、1,714百万円であります。また、当連結会計年度において、契約資産が減少した主な理由は、工事請負契約の進行及び完成によるものであります。また、当連結会計年度において契約負債の重大な変動はありません。

    過去の期間に充足した履行義務から、当連結会計年度に認識した収益の額は759百万円であります。

    (2) 残存履行義務に配分した取引金額

    当社及び連結子会社では、残存履行義務に配分した取引価格の注記にあたって実務上の便法を適用し、当初に予想される契約期間が1年以内の契約について注記の対象に含めておりません。

    前連結会計年度末において期末日時点で充足されていない履行義務に配分した取引価格の総額は、38,402百万円です。当該金額は概ね11年以内に収益認識する予定です。

    当連結会計年度末において期末日時点で充足されていない履行義務に配分した取引価格の総額は、42,508百万円です。当該金額は概ね10年以内に収益認識する予定です。

    (セグメント情報等)

    【セグメント情報】

    1.報告セグメントの概要

    当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、最高経営意思決定機関が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

    当社グループは、製品・サービス別に事業部門を置いており、各事業部門は取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

    各セグメントの主な事業に係る製品及びサービスは、以下のとおりであります。

    (1) 「インフラ」は、光ファイバ、光ファイバ・ケーブル、メタル通信ケーブル、光関連部品、光半導体デバイス、光ファイバ融着接続機、産業用レーザ、ネットワーク機器、CATVシステム、無線製品、電力ケーブル及び接続部品、電力部品、産業用電線、送配電部品、電材製品等であります。

    (2) 「電装エレクトロニクス」は、自動車部品(ワイヤハーネス、ステアリング・ロール・コネクタ、バッテリ状態検知センサ、周辺監視レーダほか)、自動車用・産業用電池、銅線・アルミ線、巻線、伸銅品、めっき製品、電子部品用加工製品、特殊金属材料(形状記憶・超弾性合金ほか)等であります。

    (3) 「機能製品」は、ケーブル管路材、発泡製品、半導体製造用テープ、電子部品、放熱製品、ハードディスクドライブ用アルミブランク材、電解銅箔等であります。

    (4) 「サービス・開発等」は、主に水力発電、新製品研究開発、不動産賃貸等であります。 2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法

    報告セグメントの利益は、営業利益の数値であります。

    セグメント間の内部収益及び振替高は市場価格等に基づいております。 

    3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    (単位:百万円)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_092" />

    (注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△94百万円には、主に未実現利益の消去等が含まれております。

    2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

    3.セグメント資産の調整額72,994百万円には、各セグメントに配分していない全社資産81,558百万円、債権債務相殺消去等△8,564百万円が含まれております。

    4.減価償却費の調整額の2,093百万円には、全社資産に係る減価償却費等が含まれております。

    5.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額の4,059百万円には、全社における有形固定資産及び無形固定資産の増加等が含まれております。 

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    (単位:百万円)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_093" />

    (注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額66百万円には、主に未実現利益の消去等が含まれております。

    2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

    3.セグメント資産の調整額55,732百万円には、各セグメントに配分していない全社資産63,176百万円、債権債務相殺消去等△7,443百万円が含まれております。

    4.減価償却費の調整額の2,857百万円には、全社資産に係る減価償却費等が含まれております。

    5.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額の2,698百万円には、全社における有形固定資産及び無形固定資産の増加等が含まれております。

    【関連情報】

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    1.製品及びサービスごとの情報

    セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 

    2.地域ごとの情報

    (1) 売上高                                                                               (単位:百万円)

    日本 アジア(中国除く) 北中米 中国 その他 合計
    461,450 190,877 91,716 100,457 85,994 930,496

    (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (2) 有形固定資産                                               (単位:百万円)

    日本 アジア アメリカ その他 合計
    140,983 74,411 33,290 11,477 260,163
    3.主要な顧客ごとの情報

    外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載しておりません。 

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    1.製品及びサービスごとの情報

    セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 

    2.地域ごとの情報

    (1) 売上高                                                                               (単位:百万円)

    日本 アジア(中国除く) 北中米 中国 その他 合計
    517,358 224,931 127,793 104,326 91,915 1,066,326

    (注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。 (2) 有形固定資産                                               (単位:百万円)

    日本 アジア アメリカ その他 合計
    141,416 76,739 38,902 12,230 269,288
    3.主要な顧客ごとの情報

    外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載しておりません。 

    【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    (単位:百万円)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_094" />

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    (単位:百万円)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_095" />

    【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    (単位:百万円)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_096" />

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    (単位:百万円)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_097" />

    【関連当事者情報】

    1.関連当事者との取引

    前連結会計年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)

    (1) 連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

       (ア)連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等

      該当事項はありません。

     (イ)連結財務諸表提出会社の非連結子会社及び関連会社等

      該当事項はありません。

    (2) 連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

       連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等

      該当事項はありません。

    当連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

    (1) 連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

       (ア)連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等

      該当事項はありません。

     (イ)連結財務諸表提出会社の非連結子会社及び関連会社等

      該当事項はありません。

    (2) 連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

       連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等

      該当事項はありません。

    2.親会社又は重要な関連会社に関する注記

    (1) 親会社情報

     該当事項はありません。

    (2) 重要な関連会社の要約財務情報

     当連結会計年度において、重要な関連会社は㈱UACJ及びAsia Vital Components Co.,Ltd.であり、その要約財務情報は以下のとおりであります。

    (単位:百万円)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_098" />

    (1株当たり情報)
    前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) 当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
    1株当たり純資産額 3,967円08銭 4,312円07銭
    1株当たり当期純利益 143円40銭 254円45銭

    (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

    2.株式給付信託(BBT)にかかる信託口が保有する当社株式は、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益の算定上、期末株式数及び期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。前連結会計年度における1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益の算定上、控除した当該自己株式の期末株式数は215,500株、期中平均株式数は208,383株、当連結会計年度における1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益の算定上、控除した当該自己株式の期末株式数は203,700株、期中平均株式数は206,650株であります。

    3.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

    前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) 当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
    1株当たり当期純利益
    親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 10,093 17,911
    普通株主に帰属しない金額(百万円)
    普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 10,093 17,911
    普通株式の期中平均株式数(千株) 70,391 70,392

    4.1株当たり純資産額の算定上の基礎は以下のとおりであります。

    前連結会計年度末(2022年3月31日) 当連結会計年度末(2023年3月31日)
    純資産の部の合計額(百万円) 314,062 330,990
    純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 34,843 27,442
    (うち非支配株主持分)(百万円) (34,843) (27,442)
    普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 279,219 303,547
    1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(千株) 70,384 70,394
    (重要な後発事象)

    該当事項はありません。

    ⑤ 【連結附属明細表】
    【社債明細表】
    会社名 銘柄 発行年月日 当期首残高(百万円) 当期末残高(百万円) 利率(%) 担保 償還期限
    当社 第46回無担保普通社債 2016.7.15 10,000 10,000 0.43 なし 2026.7.15
    当社 第47回無担保普通社債 2017.7.14 10,000 10,000 0.53 なし 2027.7.14
    当社 第48回無担保普通社債 2019.7.25 10,000 10,000 0.44 なし 2029.7.25
    当社 第49回無担保普通社債 2021.9.16 10,000 10,000 0.30 なし 2031.9.16
    合計 40,000 40,000

    (注)連結決算日後5年以内における償還予定額は、以下のとおりであります。

    1年以内(百万円) 1年超2年以内(百万円) 2年超3年以内(百万円) 3年超4年以内(百万円) 4年超5年以内(百万円)
    10,000 10,000
    【借入金等明細表】
    区分 当期首残高(百万円) 当期末残高(百万円) 平均利率(%) 返済期限
    短期借入金 102,820 112,821 2.9
    コマーシャル・ペーパー 54,000 28,000 0.0
    1年以内に返済予定の長期借入金 12,179 28,459 1.7
    1年以内に返済予定のリース債務 143 113
    1年以内に返済予定のリース負債 1,409 2,526 3.1
    長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。) 133,120 114,547 1.0 2024年~2031年
    リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。) 516 401 2024年~2031年
    リース負債(1年以内に返済予定のものを除く。) 7,076 12,146 3.5 2024年~2049年
    合計 311,267 299,016

    (注)1.平均利率の算定は、期末時の利率及び残高に基づいて計算しております。

    2.リース債務の平均利率については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債務を連結貸借対照表に計上しているため、記載しておりません。

    3.長期借入金、リース債務及びリース負債(1年以内に返済予定のものを除く)の連結決算日後5年以内における返済予定額は以下のとおりであります。

    区分 1年超2年以内(百万円) 2年超3年以内(百万円) 3年超4年以内(百万円) 4年超5年以内(百万円)
    長期借入金 24,300 30,646 17,300 18,800
    リース債務 83 74 67 58
    リース負債 4,026 1,392 1,067 937
    【資産除去債務明細表】

    当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における資産除去債務の金額が当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における負債及び純資産の合計額の100分の1以下であるため、記載を省略しております。

    (2) 【その他】

    当連結会計年度における四半期情報等

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_099" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_100" />

    2 【財務諸表等】

    (1)【財務諸表】

    ①【貸借対照表】

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_101" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_102" />

    ②【損益計算書】

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_103" />

    ③【株主資本等変動計算書】

    前事業年度(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_104" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_105" />

    当事業年度(自 2022年4月1日  至 2023年3月31日)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_106" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_107" />

    【注記事項】
    (重要な会計方針)

    1.有価証券の評価基準及び評価方法

    (1) 満期保有目的債券

     償却原価法

    (2) 子会社株式及び関連会社株式

     移動平均法による原価法

    (3) その他有価証券

     市場価格のない株式等以外のもの

     時価法

     (評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

     市場価格のない株式等

     移動平均法による原価法

    2.デリバティブの評価基準及び評価方法

     時価法

    3.棚卸資産の評価基準及び評価方法

     主として総平均法に基づく原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

    4.固定資産の減価償却の方法

    (1) 有形固定資産(リース資産を除く)

     定額法を採用しております。

    (2) 無形固定資産(リース資産を除く)

     定額法を採用しております。

     なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5~10年)に基づく定額法を採用しております。

    (3) リース資産(所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産)

     リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

    5.繰延資産の処理方法

     社債発行費

     支出時に全額費用として処理しております。

    6.引当金の計上基準

    (1) 貸倒引当金

     金銭債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

    (2) 製品補償引当金

     製品の品質に関する補償費用の支出に備えるため、今後必要と見込まれる金額を計上しております。

    (3) 環境対策引当金

     ポリ塩化ビフェニル(PCB)の撤去や土壌改良工事等の環境関連費用の支出に備えるため、今後発生すると見込まれる金額を計上しております。

    (4) 工事損失引当金

     受注工事の損失に備えるため、当事業年度末の未引渡工事のうち、損失が発生すると見込まれ、かつ、当事業年度末時点で当該損失額を合理的に見積ることが可能な工事について、翌事業年度以降の損失見積額を計上しております。

    (5) 退職給付引当金

     従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年度末において発生していると認められる額を計上しております。

    ① 退職給付見込額の期間帰属方法

     退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

    ② 数理計算上の差異の費用処理方法

     数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理しております。

    (6) 関係会社事業損失引当金

     関係会社の事業に伴う損失に備えるため、関係会社の財政状態等を勘案し、債務超過額のうち、当該関係会社に対して計上している貸倒引当金を超過する金額について計上しております。

    (7) 役員株式給付引当金

     役員株式給付規程に基づく当社の取締役等への当社株式の給付に備えるため、当事業年度末における株式給付債務の見込額を計上しております。

    7.収益及び費用の計上基準

    当社の顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。

    (1) 製品の製造販売

    当社の主な事業は、情報通信ネットワーク構成品や電力ケーブル等のインフラ製品、自動車部品や電子機器材料用銅製品等の電装エレクトロニクス製品、樹脂・非鉄金属を加工した機能製品の製造・販売であります。

    製品の製造・販売については、主に完成した製品を顧客に引き渡すことが履行義務であると判断しております。そのため法的所有権、製品の所有に伴う重大なリスクと経済価値、物理的占有の移転及び対価の支払いを受ける権利が製品の引き渡し時点で生じると総合的に判断し、国内取引は主として顧客への製品の引き渡し時点で製品に対する支配が顧客に移転し、履行義務が充足されたと判断しておりますが、製品の出荷日から引き渡し日までが通常の期間であるため重要性等に関する代替的な取り扱いを選択し、出荷された時点で収益を認識しております。また貿易取引は主としてインコタームズ等で定められた貿易条件に基づき、リスク負担が顧客に移転した時に収益を認識しております。

    その他に顧客から原材料等を仕入れ、加工を行ったうえで当該顧客に販売する有償受給取引において、当社が原材料等の支配を獲得していないことから棚卸資産として認識せず、加工料相当額のみを純額で売上計上しております。また、ボリュームディスカウントや販売インセンティブ(販売奨励金)など顧客に支払われる対価は、それらが顧客から受け取る別個の財又はサービスの対価であるものを除き、取引価格から控除しております。

    (2) 保守サービス

    当社では、主にインフラ事業において製品販売後に有償の保守サポートサービスを提供しております。保守サービスについては、履行期間を通じて顧客が望むときに保守サービスを利用できるように、当社は常に役務が提供できる状態で待機しておくことが履行義務であると判断しております。当社の保守サービスは、独立した履行義務として識別され、待機状態も含めた一定の期間にわたって行われているため、提供される期間に対する経過期間の割合で進捗度を測定する方法に基づいて収益を認識しております。

    (3) 工事契約

    当社では、インフラ事業において顧客との契約に基づき設計・施工・敷設等の工事を行っております。その基礎となる財又はサービスの支配は一定期間にわたり顧客に移転しているため、履行義務を充足するにつれて、一定の期間にわたり収益を認識しております。履行義務の充足に係る進捗度の測定は、各報告期間の期末日までに発生した原価が、予想される原価の総額に占める割合(インプット法)に基づいて行っております。また、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積ることができないが、発生する費用を回収することが見込まれる場合には、履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積ることができる時まで、原価回収基準により収益を認識しております。なお、期間がごく短い工事契約については完全に履行義務を充足した時点で収益を認識しております。

    (4) 代理人取引

    当社では、当社が製品の製造を行わず、顧客に代わって調達の手配を行う取引を行っております。当該取引について、顧客に移転する前に製品を支配していない場合、顧客から受け取る額から仕入先に支払う額を控除した純額で収益を認識しております。当社が製品を顧客に提供する前に支配しているか否かの判断にあたっては、(a)当該財又はサービスを提供するという約束の履行に対する主たる責任を有している、(b)当該財又はサービスが顧客に提供される前、又は支配が顧客へ移転した後に在庫リスクを有している、(c)当該財又はサービスの価格の設定において裁量権があるか否かを考慮しております。

    なお、当社の履行義務充足後の支払は、充足時点から概ね1年以内に行われるため、重要な金融要素は含んでおりません。

    8.外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準

    外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。

    9.ヘッジ会計の方法

    (1) ヘッジ会計の方法

     繰延ヘッジ処理を採用しております。なお、為替予約及び通貨スワップについて振当処理の要件を満たしているものは振当処理を、金利スワップについて特例処理の要件を満たしているものは特例処理を採用しております。

    (2) ヘッジ手段とヘッジ対象

     金利スワップ…借入金

     通貨スワップ…借入金

     為替予約………外貨建売掛債権、外貨建買掛債務等

     地金先物取引…原材料、仕掛品

    (3) ヘッジ方針

     借入債務、確定的な売買契約等に対し、金利変動、為替変動及び原材料価格変動等のリスクを回避することを目的としてヘッジを行っております。

    (4) ヘッジ有効性評価の方法

     ヘッジ対象の相場変動またはキャッシュ・フロー変動の累計とヘッジ手段の相場変動またはキャッシュ・フロー変動の累計を比較し、その基礎数値の価格に起因する部分以外の部分を除外した変動額の比率によって有効性を評価しております。

    10.退職給付に係る会計処理

     退職給付に係る未認識数理計算上の差異の会計処理の方法は、連結財務諸表における会計処理の方法と異なっております。

    11.グループ通算制度の適用

    グループ通算制度を適用しております。

    (重要な会計上の見積り)

     将来の事業計画を基礎とする会計上の見積り

    新型コロナウイルス感染症流行やロシア・ウクライナ情勢の影響については、今後の収束時期等を正確に予測することは極めて困難ですが、翌事業年度では新型コロナウイルス感染症流行による影響は軽微となるものの、ロシア・ウクライナ情勢に起因する原燃料価格の高騰や物流費増加の影響は今後も一定期間継続すると仮定しております。

    将来の不確実な経済状況の変動が生じた場合は、財務諸表において固定資産の減損損失や繰延税金資産の評価に重要な影響を与える可能性があります。

    (1) 繰延税金資産の回収可能性

    ① 当事業年度の財務諸表に計上した金額 

    (単位:百万円)
    前事業年度 当事業年度
    繰延税金資産 4,129 5,081

    ② 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

    連結財務諸表「注記事項(重要な会計上の見積り)1.将来の事業計画を基礎とする会計上の見積り(1) 繰延税金資産の回収可能性」に同一の内容を記載しているため記載を省略しております。

    (2) 固定資産の減損

    ① 当事業年度の財務諸表に計上した金額

    (単位:百万円)
    前事業年度 当事業年度
    有形固定資産及び無形固定資産(貸借対照表計上総額) 93,402 98,225
    うち、②に記載の資産グループ 12,214 10,865

    ② 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

    連結財務諸表「注記事項(重要な会計上の見積り)1.将来の事業計画を基礎とする会計上の見積り(2) 固定資産の減損」に同一の内容を記載しているため記載を省略しております。

    (会計方針の変更)

    (時価の算定に関する会計基準の適用指針の適用)

    「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日。以下「時価算定会計基準適用指針」という。)を当事業年度の期首から適用し、時価算定会計基準適用指針第27-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準適用指針が定める新たな会計方針を将来にわたって適用することとしております。これによる当事業年度の財務諸表に与える影響はありません。

    (表示方法の変更)

    (損益計算書関係)

    前事業年度において独立掲記していた「特別損失」の「事業構造改革費用」は金額的重要性が乏しくなったため、当事業年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前事業年度の損益計算書の組替えを行っております。

    (追加情報)

    (株式給付信託(BBT)について)

    連結財務諸表「注記事項(追加情報)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。

    (貸借対照表関係)

    *1.関係会社に対する資産・負債

    区分掲記した以外で各科目に含まれているものは次のとおりであります。

    前事業年度(2022年3月31日) 当事業年度(2023年3月31日)
    短期金銭債権 135,789百万円 137,073百万円
    長期金銭債権 2百万円 0百万円
    短期金銭債務 67,728百万円 65,945百万円
    長期金銭債務 0百万円 0百万円

    2.偶発債務

    (1) 保証債務

    前事業年度(2022年3月31日) 当事業年度(2023年3月31日)
    金融機関からの借入に対する債務保証(うち当社負担分) 67,960百万円(50,915百万円) 69,846百万円(53,356百万円)
    リース取引に対する債務保証 1,647百万円 1,553百万円
    工事に関するボンド等に対する債務保証 1,032百万円 1,026百万円

    (2) 債権流動化に伴う買戻し義務

    前事業年度(2022年3月31日) 当事業年度(2023年3月31日)
    債権流動化に伴う買戻し義務 4,729百万円 5,141百万円

    (3) その他

    自動車用ワイヤハーネスカルテルによる競争法違反に関連して、一部の自動車メーカーと損害賠償の交渉を行っております。

    (損益計算書関係)

    *1.販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度23.9%、当事業年度22.3%、一般管理費に属する費用のおおよその割合は前事業年度76.1%、当事業年度77.7%であります。

    販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_108" />

    *2.関係会社との取引内容は次のとおりであります。

    前事業年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日) 当事業年度(自 2022年4月1日至 2023年3月31日)
    営業取引による取引高
    売上高 130,328百万円 127,594百万円
    仕入高 196,385百万円 224,881百万円
    営業取引以外の取引による取引高 9,516百万円 13,264百万円
    (有価証券関係)

    前事業年度(2022年3月31日)

    子会社株式及び関連会社株式

    区分 貸借対照表計上額(百万円) 時価(百万円) 差額(百万円)
    子会社株式 5,168 36,978 31,810
    関連会社株式 27,529 59,308 31,778
    合計 32,697 96,286 63,588

    当事業年度(2023年3月31日)

    子会社株式及び関連会社株式

    区分 貸借対照表計上額(百万円) 時価(百万円) 差額(百万円)
    子会社株式 1,247 22,219 20,972
    関連会社株式 27,291 71,391 44,099
    合計 28,539 93,611 65,072

    (注)上記に含まれない市場価格のない株式等の貸借対照表計上額

    (単位:百万円)

    区分 前事業年度(2022年3月31日) 当事業年度(2023年3月31日)
    子会社株式 63,498 63,165
    関連会社株式 3,236 3,613
    出資金 44,928 44,928
    (税効果会計関係)

    1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_109" />

    2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

    前事業年度 当事業年度
    (2022年3月31日) (2023年3月31日)
    法定実効税率 30.6 30.6
    (調整)
    交際費等永久に損金に算入されない項目 39.6 1.2
    試験研究費の税額控除 - △2.5
    受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △192.9 △9.0
    評価性引当額 266.6 △1.6
    住民税均等割 3.5 0.1
    その他 △0.8 △0.7
    税効果会計適用後の法人税等の負担率 146.6 18.1

    3.法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理

    当社は、当事業年度から、グループ通算制度を適用しております。また、「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号 2021年8月12日)に従って、法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理並びに開示を行っております。

    (収益認識関係)

    顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。

    (重要な後発事象)

       該当事項はありません。

    ④ 【附属明細表】
    【有形固定資産等明細表】

    (単位:百万円)

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_110" />

    【引当金明細表】

    (単位:百万円)

    科目 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高
    貸倒引当金 22,188 2,093 6 24,276
    製品補償引当金 387 387
    環境対策引当金 9,547 261 9,286
    工事損失引当金 53 382 38 397
    関係会社事業損失引当金 234 348 90 492
    役員株式給付引当金 468 143 159 452

    (2) 【主な資産及び負債の内容】

    連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。

    (3) 【その他】

    該当事項はありません。

    第6 【提出会社の株式事務の概要】

    事業年度 4月1日から3月31日まで
    定時株主総会 6月中
    基準日 3月31日
    剰余金の配当の基準日 3月31日9月30日
    1単元の株式数 100株
    単元未満株式の買取・買増
    取扱場所 (特別口座)東京都千代田区丸の内一丁目3番3号みずほ信託銀行株式会社 本店証券代行部
    株主名簿管理人 (特別口座)東京都千代田区丸の内一丁目3番3号みずほ信託銀行株式会社
    取次所
    買取・買増手数料 無料
    公告掲載方法 電子公告により行います。ただし、事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合は、東京都において発行する日本経済新聞に掲載して行います。
    株主に対する特典 ありません。

    第7 【提出会社の参考情報】

    1 【提出会社の親会社等の情報】

    当社には、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。

    2 【その他の参考情報】

    当事業年度の開始日からこの有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_111" />

    第二部 【提出会社の保証会社等の情報】

    該当事項はありません。

    独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書

    2023年6月21日

    古河電気工業株式会社

    取締役会  御中

    有限責任監査法人トーマツ

    東 京 事 務 所

    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 矢 野 浩 一
    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 池 田 太 洋
    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 古 谷 大 二 郎

    <財務諸表監査>

    監査意見

    当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている古河電気工業株式会社の2022年4月1日から2023年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。

    当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、古河電気工業株式会社及び連結子会社の2023年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。

    監査意見の根拠

    当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

    監査上の主要な検討事項

    監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。

    当監査法人は、前連結会計年度の連結財務諸表の監査において監査上の主要な検討事項として、「インフラセグメントに関する固定資産の減損損失の認識要否」を記載した。

    インフラセグメントに含まれる一部の資産グループにおいて原材料不足及び原材料価格や輸送費が高騰している影響、また生産性改善の状況等を理由に収益性が悪化している環境について一部改善傾向はみられるものの、その状況は継続していることから、当連結会計年度においても引き続き連結財務諸表の監査における監査上の主要な検討事項とした。

    また当期においては古河電気工業株式会社において、世界的なスマートフォンやパソコン、データセンタの需要の減少に伴うサプライチェーン上の在庫調整の影響や半導体の調達難に伴う減収、原燃料価格の高騰の影響等による収益性の悪化を背景に営業損失が計上されており、将来課税所得に基づく繰延税金資産の回収可能性に関する監査上の相対的な重要性が高まったことから、「グループ通算制度を適用している通算グループに係わる繰延税金資産の回収可能性」を当連結会計年度の連結財務諸表の監査における監査上の主要な検討事項とした。 

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_112" />

    <TableRenderer data={tableData} tableId="table_113" />   その他の記載内容

    その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。

    連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。

    当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。

    その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 

    連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任

    経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

    連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。

    監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    連結財務諸表監査における監査人の責任

    監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。

    監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。

    ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。

    ・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。

    ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。

    ・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。

    ・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。

    ・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。

    <内部統制監査>

    監査意見

    当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、古河電気工業株式会社の2023年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。

    当監査法人は、古河電気工業株式会社が2023年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。

    監査意見の根拠

    当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

    内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任

    経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。

    監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。

    なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。

    内部統制監査における監査人の責任

    監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。

    監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。

    ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。

    ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。

    ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。

    利害関係

    会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

    以 上

    (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。

    独立監査人の監査報告書

    2023年6月21日

    古河電気工業株式会社

    取締役会  御中

    有限責任監査法人トーマツ

    東 京 事 務 所

    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 矢 野 浩 一
    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 池 田 太 洋
    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 古 谷 大 二 郎

    監査意見

    当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている古河電気工業株式会社の2022年4月1日から2023年3月31日までの第201期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。

    当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、古河電気工業株式会社の2023年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。

    監査意見の根拠

    当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

    監査上の主要な検討事項

    監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。 

    インフラセグメントの一部の資産グループに関する固定資産の減損損失の認識要否
    連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(インフラセグメントの一部の資産グループに関する固定資産の減損損失の認識要否)と同一内容であるため、記載を省略している。
    繰延税金資産の回収可能性
    連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(グループ通算制度を適用している通算グループに係わる繰延税金資産の回収可能性)と同一内容であるため、記載を省略している。

    その他の記載内容

    その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査役及び監査役会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。

    財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。

    当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。

    その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。

    財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任

    経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

    財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。

    監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    財務諸表監査における監査人の責任

    監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。

    監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。

    ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。

    ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。

    ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。

    ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。

    ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。

    監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。

    利害関係

    会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

    以 上

    (注)1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。