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    7731 ニコン 有価証券報告書-第158期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

    【表紙】
    【提出書類】 有価証券報告書
    【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
    【提出先】 関東財務局長
    【提出日】 2022年6月29日
    【事業年度】 第158期(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    【会社名】 株式会社ニコン
    【英訳名】 NIKON CORPORATION
    【代表者の役職氏名】 代表取締役 兼 社長執行役員 馬 立 稔 和
    【本店の所在の場所】 東京都港区港南2丁目15番3号
    【電話番号】 03(6433)3600(代表)
    【事務連絡者氏名】 財務・経理本部長 奥 村 徹 也
    【最寄りの連絡場所】 東京都港区港南2丁目15番3号
    【電話番号】 03(6433)3600(代表)
    【事務連絡者氏名】 財務・経理本部長 奥 村 徹 也
    【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所 (東京都中央区日本橋兜町2番1号)

    第一部 【企業情報】

    第1 【企業の概況】

    1 【主要な経営指標等の推移】

    (1) 連結経営指標等

    回次 第154期 第155期 第156期 第157期 第158期
    決算年月 2018年3月 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月
    売上収益 (百万円) 717,078 708,660 591,012 451,223 539,612
    税引前利益又は損失(△) (百万円) 56,257 87,915 11,864 △45,342 57,096
    親会社の所有者に帰属する当期利益又は損失(△) (百万円) 34,772 66,513 7,693 △34,497 42,679
    当期包括利益 (百万円) 42,375 63,520 △11,969 4,168 70,646
    親会社の所有者に帰属する持分 (百万円) 572,908 615,920 540,652 537,585 597,681
    資産合計 (百万円) 1,098,343 1,134,985 1,005,881 989,737 1,039,566
    1株当たり親会社所有者帰属持分 (円) 1,445.92 1,554.34 1,472.69 1,464.06 1,627.34
    基本的1株当たり当期利益又は損失(△) (円) 87.76 167.86 19.93 △93.96 116.23
    希薄化後1株当たり当期利益又は損失(△) (円) 87.49 167.30 19.85 △93.96 115.58
    親会社所有者帰属持分比率 (%) 52.2 54.3 53.7 54.3 57.5
    親会社所有者帰属持分利益率 (%) 6.3 11.2 1.3 △6.4 7.5
    株価収益率 (倍) 21.6 9.3 50.1 11.3
    営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 125,082 68,901 16,419 4,966 31,351
    投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △34,808 △25,304 △21,281 18,024 △385
    財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △19,970 △21,583 △72,739 △4,991 △26,151
    現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) 388,438 411,055 324,034 351,798 370,277
    従業員数 (人) 21,029 20,917 20,190 19,448 18,437

    (注) 1 国際会計基準(以下「IFRS」という。)に基づいて連結財務諸表を作成しております。

     2 百万円未満を四捨五入して記載しております。

    3 「役員報酬BIP信託」を導入し役員報酬BIP信託が保有する当社株式を連結財務諸表において自己株式として計上しております。当該信託が保有する当社株式は、1株当たり親会社所有者帰属持分の算定上、期末発行済株式総数の計算において控除する自己株式に含め、また、基本的1株当たり当期利益又は損失及び希薄化後1株当たり当期利益又は損失の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。

    4 第157期の株価収益率については、基本的1株当たり当期損失であるため記載しておりません。

    (2) 提出会社の経営指標等

    回次 第154期 第155期 第156期 第157期 第158期
    決算年月 2018年3月 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月
    売上高 (百万円) 482,142 509,530 406,194 302,057 348,643
    経常利益 (百万円) 44,569 46,335 27,332 14,472 21,040
    当期純利益又は当期純損失(△) (百万円) 34,075 51,616 △9,662 60,771 29,332
    資本金 (百万円) 65,476 65,476 65,476 65,476 65,476
    発行済株式総数 (千株) 400,879 400,879 378,337 378,337 378,337
    純資産額 (百万円) 329,601 356,323 276,848 342,155 362,281
    総資産額 (百万円) 780,487 795,991 679,431 734,760 721,322
    1株当たり純資産額 (円) 827.62 894.61 748.84 926.32 980.75
    1株当たり配当額 (円) 36.00 60.00 40.00 20.00 40.00
    (内1株当たり中間配当額) (円) (14.00) (30.00) (30.00) (10.00) (20.00)
    1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) (円) 86.00 130.27 △25.03 165.52 79.88
    潜在株式調整後1株当たり当期純利益 (円) 85.74 129.83 164.67 79.43
    自己資本比率 (%) 42.0 44.5 40.5 46.3 49.9
    自己資本利益率 (%) 10.9 15.1 △3.1 19.8 8.4
    株価収益率 (倍) 22.0 12.0 6.0 16.5
    配当性向 (%) 41.9 46.1 12.1 50.1
    従業員数 (人) 4,444 4,398 4,442 4,183 4,174
    株主総利回り (%) 119.7 102.7 70.3 73.8 93.6
    (比較指標:配当込みTOPIX) (%) (115.9) (110.0) (99.6) (141.5) (144.3)
    最高株価 (円) 2,396 2,178 1,619 1,162 1,387
    最低株価 (円) 1,517 1,516 845 620 960

    (注) 1 百万円未満を四捨五入して記載しております。

    2 従業員数に他社への出向者は含まれておりません。

    3  第156期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

    4  第156期の株価収益率及び配当性向については、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

    5 最高・最低株価は、東京証券取引所市場第一部における株価を記載しております。

    2 【沿革】

    創立経緯 まだ光学製品のほとんどを輸入に頼っていた大正初期、第一次世界大戦により、その輸入が途絶したため、光学機械の自給自足体制の確立が急務となり、官民の要望を担って当社、日本光学工業(株)が創立された。
    1917年7月 東京計器製作所の光学計器部門と岩城硝子製造所の反射鏡部門を統合、三菱合資会社社長岩崎小彌太の出資をもって設立(直後に藤井レンズ製造所を合併)
    1918年1月 大井第一工場(現・大井製作所) 完成
    1918年5月 光学ガラスの製造研究に着手
    1932年12月 写真レンズの名称NIKKOR(ニッコール)を商標登録
    1946年9月 小型カメラの名称をニコンに決定
    1948年3月 小型カメラ「ニコンI型」を発売
    1949年5月 東京証券取引所に株式上場
    1953年7月 米国にカメラ等の輸入・技術サービス・市場調査を行う現地法人 Nikon Optical Co., Inc. (現・Nippon Kogaku (U.S.A.) Inc.) を設立
    1959年6月 フィルム一眼レフカメラ「ニコンF」を発売
    1967年6月 大井製作所大船工場 (現・横浜製作所) を新設
    1971年7月 大井製作所相模原工場 (現・相模原製作所) を新設
    1980年11月 超LSI製造用縮小投影型露光装置「NSR-1010G」を発売
    1981年1月 米国に現地法人 Nikon Americas Inc. (現・連結子会社) を設立
    1982年8月 米国に現地法人 Nikon Precision Inc. (現・連結子会社) を設立
    1984年12月 熊谷製作所を新設
    1986年3月 香港に現地法人 Nikon Hong Kong Ltd. (現・連結子会社) を設立
    1986年12月 大型基板用露光装置「NSR-L7501G」を発売
    1988年4月 商号を日本光学工業(株)から(株)ニコンに変更
    1990年10月 タイに現地法人 Nikon (Thailand) Co., Ltd. (現・連結子会社) を設立
    1991年1月 水戸製作所を新設
    1997年1月 コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX 100/300」を発売
    1999年9月 デジタル一眼レフカメラ「D1」を発売
    1999年10月 カンパニー制を導入
    2000年8月 オランダに現地法人 Nikon Holdings Europe B.V. (現・Nikon Europe B.V.・連結子会社) を設立
    2001年6月 執行役員制度を導入
    2003年6月 報酬審議委員会を設置
    2004年10月 横浜製作所横須賀分室(現・横須賀製作所)を新設
    2005年4月 中国に現地法人 Nikon Imaging (China) Sales Co., Ltd. (現・連結子会社) を設立
    2005年10月 内部監査部門である経営監査部を設置
    2009年10月 単元株式数を100株に変更
    2014年6月 カンパニー制を廃止し事業部制へ移行
    2015年5月 英国の法人 Optos Plc (現・連結子会社) の全株式を取得し、メディカル事業(現・ヘルスケア事業)に本格参入
    2016年6月 監査等委員会設置会社へ移行
    2018年9月 フルサイズミラーレスカメラ「Z 7」を発売
    2019年5月 指名審議委員会を設置

    3 【事業の内容】

     当社グループは、株式会社ニコン(当社)及び連結子会社71社並びに持分法を適用した関連会社及び共同支配企業15社より構成されており、映像事業、精機事業、ヘルスケア事業、コンポーネント事業、産業機器事業等を行っております。

     当連結会計年度より、従来の報告セグメントに「コンポーネント事業」を加え、「映像事業」「精機事業」「ヘルスケア事業」及び「コンポーネント事業」の報告セグメントに変更しております。詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.事業セグメント」をご参照ください。

    事業の系統図は次のとおりであります。

    コンポーネント事業につきましては、主に㈱ニコンで生産・販売・サービスを行っております。

    4 【関係会社の状況】

    名称 住所 資本金又は出資金(百万円) 主要な事業の内容 議決権の所有(被所有)割合(%) 関係内容
    役員の兼任 営業上の取引等
    当社役員(人) 当社従業員(人)
    (連結子会社)
    ㈱栃木ニコン ※1 栃木県大田原市 363 交換レンズ、各種光学レンズ、光学部品等の製造 100.0 - 9 当社製品の製造
    ㈱栃木ニコンプレシジョン 栃木県大田原市 204 FPD・半導体露光装置用ユニットの製造 100.0 - 6 当社製品の製造
    ㈱仙台ニコン 宮城県名取市 480 各種製品の設計・試作・量産、装置の設計・制作など 100.0 - 4 当社製品の製造
    ㈱宮城ニコンプレシジョン 宮城県刈田郡 200 FPD露光装置用ユニットの製造 100.0 - 6 当社製品の製造
    ㈱ニコンテック 東京都品川区 200 FPD・半導体関連機器の保守サービス、中古機販売等 100.0 - 6 当社製品のアフターサービス
    ㈱ニコンイメージングジャパン 東京都港区 400 カメラ等の販売、サービス 100.0 - 6 当社製品の販売、アフターサービス
    ㈱ニコン ソリューションズ 東京都品川区 310 網膜画像診断機器等の輸入販売・サービス、顕微鏡、測定機、X線検査装置等の販売・サービス 100.0 - 8 当社製品の販売、アフターサービス
    ㈱ニコンビジョン 東京都港区 300 望遠鏡、双眼鏡等の開発、製造、販売、サービス 100.0 - 7 当社製品の開発、製造、販売、アフターサービス
    ㈱ニコンシステム 東京都品川区 50 コンピュータソフトウェアの開発・サポート 100.0 - 7 当社製品にかかわるIT開発、サポート
    ㈱ニコンビジネスサービス 東京都品川区 200 福利厚生業務、資材調達業務、物流業務 100.0 1 4 当社の厚生、工務、総務関連業務、及び当社製品にかかる物流業務
    ㈱ニコン・セル・ イノベーション 東京都港区 1,000 再生医療向け細胞受託生産事業等 100.0 - 4 -
    光ガラス㈱ 秋田県湯沢市 224 光学ガラス、光学ガラスプレス部品等の製造、販売 100.0 - 6 当社部品の製造、販売
    Nikon Precision Inc. CaliforniaU.S.A. US$1,000 半導体露光装置の輸入販売、保守サービス 100.0(100.0) - 4 当社製品の販売、アフターサービス
    Nikon Inc. New YorkU.S.A. US$1,000 カメラ等の輸入販売、サービス 100.0(100.0) - 4 当社製品の販売、アフターサービス
    Nikon Instruments Inc. New YorkU.S.A. US$1 顕微鏡の輸入販売、保守サービス 100.0(100.0) - 5 当社製品の販売、アフターサービス
    Nikon Americas Inc. New YorkU.S.A. US$2,051 米国におけるグループ会社の資金の集中的調達・管理・運用等 100.0 - 2 米州子会社の持株会社
    Nikon Canada Inc. OntarioCanada 千CAN$3,300 カメラ、顕微鏡等の輸入販売、サービス 100.0 - 1 当社製品の販売、アフターサービス
    Nikon PrecisionEurope GmbH LangenGermany 千EUR4,090 半導体露光装置の保守サービス 100.0(100.0) - 4 当社製品のアフターサービス
    Nikon Europe B.V. AmsterdamThe Netherlands 千EUR20 欧州におけるグループ会社の資金の集中的調達・管理・運用等、カメラ、顕微鏡等の輸入販売、サービス 100.0 1 5 当社製品の販売、アフターサービス
    Nikon Metrology NV ※1 LeuvenBelgium 千EUR97,222 産業機器の欧州・米州地域における統括 100.0 - 4 当社製品の開発
    名称 住所 資本金又は出資金(百万円) 主要な事業の内容 議決権の所有(被所有)割合(%) 関係内容
    役員の兼任 営業上の取引等
    当社役員(人) 当社従業員(人)
    Nikon (Russia) LLC. Moscow RussianFederation 千RUB45,500 カメラ等の輸入販売、サービス 100.0(99.0) - 2 当社製品の販売、アフターサービス
    Optos Plc ScotlandUnited Kingdom 千Stg£1,524 網膜画像診断機器等の製品の開発、製造及び販売・保守サービス 100.0 - 2 当社製品の開発、製造、販売、アフターサービス
    Nikon Hong Kong Ltd. Hong KongChina 千HK$5,500 カメラ等の輸入販売、サービス 100.0(100.0) - 2 当社製品の販売、アフターサービス
    Nikon Holdings Hong Kong Limited Hong KongChina 千HK$263,560 アジア・オセアニアにおけるグループ会社のCSR・内部監査の推進 100.0 - 3 中国子会社の持株会社
    NikonSingapore Pte. Ltd. Singapore 千S$33,164 カメラ、顕微鏡、測定機等の輸入販売、サービス等、半導体関連機器の保守サービス 100.0 1 7 当社製品の販売、アフターサービス
    Nikon AustraliaPty Ltd SydneyAustralia 千AU$4,000 カメラ等の輸入販売、サービス 100.0(100.0) - 1 当社製品の販売、アフターサービス
    Nikon India Pvt Ltd. GurgaonIndia 千INR80,000 カメラ等の輸入販売、サービス 100.0(100.0) - 2 当社製品の販売、アフターサービス
    Nikon(Thailand) Co.,Ltd.  ※1 AyutthayaThailand 百万Baht1,260 カメラ、交換レンズ、カメラ用ユニットの製造 100.0 - 9 当社製品の製造
    Nikon PrecisionKorea Ltd. Gyeonggi-DoKorea 百万Won300 FPD・半導体関連機器の保守サービス 100.0 - 6 当社製品のアフターサービス
    Nikon Imaging KoreaCo.,Ltd. SeoulKorea 百万Won4,000 カメラ等の輸入販売、サービス 100.0 - 3 当社製品の販売、アフターサービス
    Nikon PrecisionTaiwan Ltd. TaiwanR.O.C 千NT$43,000 FPD・半導体関連機器の保守サービス 100.0(10.0) - 7 当社製品のアフターサービス
    Nikon Imaging (China)Sales Co.,Ltd. ShanghaiChina 千US$10,000 カメラ等の輸入販売、サービス 100.0(100.0) - 8 当社製品の販売、アフターサービス
    Nikon Precision   Shanghai Co., Ltd. ShanghaiChina 250 FPD・半導体関連機器の保守サービス 100.0(100.0) - 6 当社製品のアフターサービス
    Nikon Lao Co.,Ltd. SavannakhetProvinceLao P.D.R. 百万LAK60,000 カメラ用ユニットの組み立て 100.0(100.0) - 2 当社製品の製造
    Nikon Middle East FZE DubaiUAE 千AED7,000 カメラ等の輸入販売、サービス 100.0(100.0) - 1 当社製品の販売、アフターサービス
    その他36社
    (持分法を適用した関連会社及び共同支配企業)
    ㈱ニコン・エシロール 東京都墨田区 3,586 メガネレンズ等の開発、製造、販売、サービス 50.0 1 4 -
    ㈱ニコン・トリンブル 東京都大田区 96 測量機の開発、製造、販売、サービス 50.0 - 4 -
    その他13社

    (注) 1 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合を示しております。

    2 役員の兼任欄の当社従業員には執行役員を含めております。

    3 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

    4 ※1:特定子会社を示しております。

    5 【従業員の状況】

    (1)  連結会社の状況

    2022年3月31日現在

    セグメントの名称 従業員数(人)
    映像事業 7,079
    精機事業 3,181
    ヘルスケア事業 1,761
    コンポーネント事業 654
    産業機器・その他 5,064
    全社(共通) 698
    合計 18,437

    (注)  従業員数は就業人員であります。

    (2)  提出会社の状況

    2022年3月31日現在

    従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
    4,174 43.5 16.6 8,118,353
    セグメントの名称 従業員数(人)
    映像事業 606
    精機事業 1,225
    ヘルスケア事業 282
    コンポーネント事業 428
    産業機器・その他 1,075
    全社(共通) 558
    合計 4,174

    (注) 1  従業員数は、就業人員であります。

    2  平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

    (3)  労働組合の状況

    当社の労働組合は、当社の従業員(他社への出向者を含む。)をもって構成するニコン労働組合があり、JAMに加盟しております。

    2022年3月31日現在の組合員数は、4,062人であります。

    なお、労使関係は安定しており特記すべき事項はありません。

    第2 【事業の状況】

    1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

    当社グループを取り巻く事業環境は、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等の概要) (1) 業績」に記載のとおりでありました。

    当社グループは、2019年5月に、中期経営計画(2019~2021年度)を発表、計画の完遂を最優先で対処すべき課題として認識し、「新たな収益の柱の創出」「既存事業の収益力強化」を推し進めました。本中期経営計画の総括としては、新型コロナウイルス感染症拡大という予期せぬ事態のなか、着実に前進することができた3年間となりました。なお、2022年4月7日には、新たな中期経営計画(2022年度~2025年度)を発表し、完成品販売中心のビジネスからの進化、次なる収益の柱の育成を推し進めていきます。

    ■2022年3月期の進捗等

    ① 経営上の目標達成状況を判断する客観的な指標等

    本計画期間で達成すべき数値目標として、ROE8%以上を掲げていました。2022年3月期のROEは7.5%と、目標の8%には届きませんでした。一方、財務運営面では、バランスシートの最適化を積極的に進めた結果、当社グループは、危機に強く、より筋肉質な企業体質への変革を実現しました。

    ② 新たな収益の柱の創出

    「成長基盤構築」に関しては着実に進展しています。なお、2021年4月より新たな報告セグメントとした「コンポーネント事業」では、光学コンポーネントやEUV関連コンポーネントが拡大し、収益の柱に成長しました。

    材料加工ビジネスにおいては、オープン・イノベーションや協業先の販売ネットワークを活用した顧客開発を着実に進めています。

    ③ 既存事業の収益力向上

    映像事業は、構造改革とプロ・趣味層や中高級機へのフォーカス戦略により、安定的に黒字を確保できる体質になりました。

    また、精機事業は、FPD装置事業が収益を支えるなか、半導体装置事業で顧客開拓に一定の成果を出すことができました。加えて、既存装置の高い稼働率からサービス収益が堅調に推移するなど、より安定的なビジネスとなってきています。

    ■ご参考 気候変動への対応

    TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に基づく情報開示

    当社グループは、気候変動への対応を重要な社会課題と認識し、脱炭素化の推進をマテリアリティ(重点課題)としています。「脱炭素社会の実現」をニコン環境長期ビジョンと位置づけ、長期ビジョンと連動するニコン環境中期目標では、2031年3月期までにScope1※1およびScope2※2における温室効果ガス排出量を2014年3月期比で71.4%削減すること、Scope3※3の「購入した製品・サービス」「輸送、配送(上流)」「販売した製品の使用」における温室効果ガス排出量を2014年3月期比で31%削減することを目標としています。この目標は、Science Based Targets(SBT)イニシアチブ※4の1.5℃水準として認定を受けています。

    これらの目標の達成に向け、当社グループでは製品、事業所、物流などのサプライチェーンの各段階での温室効果ガス排出の削減に取り組んでいます。この姿勢を明確化するため、2021年2月にRE100※5に加盟し、同3月にはBusiness Ambition for 1.5℃※6に賛同しました。

    また、代表取締役 兼 社長執行役員が委員長を務めるサステナビリティ委員会(原則年に2回開催)による監督の下、リスクと機会を明確にした上で取り組んでいます。実績や取り組み状況は、年に1回取締役会に報告しています。取締役会は、サステナビリティにかかわる取り組みの有効性について管理・監督し、グループ全体の戦略に反映させています。

    気候変動への取り組み状況は、サステナビリティを担当する役員や関連の部門長・部門員の報酬に反映されます。

    ※1 Scope1 敷地内における燃料の使用などによる直接的な温室効果ガス排出のこと

    ※2 Scope2 購入した電気・熱の使用により発生する間接的な温室効果ガス排出のこと

    ※3 Scope3 サプライチェーンにおける事業活動に関する間接的な温室効果ガス排出のこと(Scope1、2を除く)

    ※4 気候変動など環境分野に取り組む国際NGOのCDP、国連グローバルコンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)による国際的な共同イニシアチブ。パリ協定の「世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べて2℃未満に抑える」という目標に向け、科学的根拠に基づく削減のシナリオと整合した企業の温室効果ガス削減目標を認定している

    ※5 CDPと非営利組織The Climate Groupがパートナーシップのもと運営する国際的イニシアチブ。事業活動で使用する電力の100%を再生可能エネルギーで調達することを目標としている

    ※6 国連グローバルコンパクト、SBTイニシアチブ、We Mean Businessの3社が世界の気温上昇を産業革命以前のレベルから1.5℃未満に抑え、2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにすることをめざし、企業に科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減目標を設定するよう呼びかけるキャンペーン

    当社グループの「脱炭素化の推進」に関する目標

    環境目標 ニコン環境長期ビジョン (ターゲット年:2051年3月期)●脱炭素社会の実現ニコン環境中期目標(ターゲット年:2031年3月期)●Scope1およびScope2における温室効果ガス排出量を2014年3月期比で71.4%削減●Scope3の「購入した製品・サービス」「輸送、配送(上流)」「販売した製品の使用」における温室効果ガス排出量を2014年3月期比で31%削減
    考え方 気候変動問題は、人為的な温室効果ガスの排出が起源である。当社グループは、気候変動によるリスクに真摯に向き合い、気温上昇を1.5℃未満に抑えるための努力を継続的に行っていく。より便利で快適な生活の追求も必然。「豊かな生活」と「環境負荷対策」が両立出来る製品には、需要がうまれる。これを機会と捉え、これまでの常識を超えたイノベーションにより、温室効果ガスの絶対量を減らすことへ貢献する製品・サービスを世界に提供・展開していく。2051年3月期のカーボンニュートラル達成に向け、モニタリング指標を定めて活動を推進していく。

    ガバナンス -気候関連リスク及び機会にかかわる組織のガバナンス-

    取組み ●代表取締役 兼 社長執行役員が委員長を務めるサステナビリティ委員会により経営レベルで管理●環境目標の進捗管理、脱炭素関連の投資判断の審議●サステナビリティ委員会での決定に基づきサステナビリティ担当部門が全社の気候変動対応を推進●サステナビリティ委員会の活動状況を最低年1回取締役会に報告。取締役会にて気候変動を含む環境関連の取組み状況をモニタリング
    2022年3月期の進捗状況 ●サステナビリティ委員会で気候変動対応に関する事項を審議・決定・ニコン環境中期目標達成に向けたロードマップ・ニコン環境中期目標達成に向けたScope1、2削減策の方向性・環境アクションプラン(単年度目標)の進捗確認

     戦略 -ビジネス・戦略・財務計画に対する気候関連リスク及び機会の実際の潜在的影響-

    取組み ●マテリアリティ(重点課題)の一つに 「脱炭素化の推進」を設定●取締役 兼 専務執行役員が部会長を務める環境部会でリスク・機会を検討し、代表取締役 兼 社長執行役員が委員長を務めるサステナビリティ委員会で審議・承認
    2022年3月期の進捗状況 ●環境部会・サステナビリティ委員会で気候変動対応に関する事項を審議・決定・ニコン環境中期目標達成に向けたロードマップ・ニコン環境中期目標達成に向けたScope1、2削減策の方向性・リスクおよび機会の分析結果●気候変動対応を含むサステナビリティへの取り組みを中期経営計画に反映

    気候変動シナリオ分析について

    当社グループでは、気候関連リスクと機会について、事業の特性や生産拠点・事業所の立地条件、近年の気候変動に起因する自然災害の度合いと頻度、業界の動向、関連する法令の動向、IPCCの気候変動予測に用いられているRCP(代表的濃度経路)シナリオや外部の調査機関による調査結果・シナリオを総合的に考慮した分析を行い、2℃および4℃シナリオ下におけるリスクの評価、特定を行っています。

    2℃シナリオにおいては、温室効果ガス排出規制などの強化やそれに伴う市場要求、4℃シナリオにおいては洪水などの自然災害の増加や気温上昇、いずれのシナリオにおいても再生可能エネルギーの移行拡大などのエネルギー技術とコストの変化を認識し、財務への影響を考慮して事業戦略として気候変動への適応対策を行っています。シナリオ分析は継続して実施し、レベルアップを図っていきたいと考えています。

    気候変動による当社グループへのリスク

    <財務影響> 大:100億円以上、中:10億円~100億円、小:10億円以下

    <緊急度>   高:3年以内、中:3~10年、低:10年以上

    当社グループへのリスク 財務影響 緊急度 対応
    物理(急性・慢性) 台風・水害などの気象災害が増加した場合、主要生産拠点(日本・タイなど)やサプライヤーの拠点の被災、物流網の寸断などにより供給/操業が停止したり、資産価値が低下する可能性がある。また、海面上昇によりこれらのリスクの発生確率が高まる可能性がある。 ・トータルサプライチェーンマネジメント(TSM)活動の推進・事業継続マネジメント(BCM)の推進
    平均気温が上昇した場合、冷房などの空調設備の負荷増大により電力コストが増加する可能性がある。特に、精密機器の製造・輸送などの過程で必要な厳密な温度管理が困難になる、または管理コストが増加する可能性がある。 ・積極的な省エネ活動の推進
    長期的な降水パターンの変化や干ばつの発生により水資源の利用に制約が生じ、操業に悪影響が生じる可能性がある。 ・取水量の削減・水資源のリサイクル促進
    移行 政策・法規制 ・炭素税等のカーボンプライシング政策が導入・拡大された場合、当社への適用により事業コストが増大する可能性がある。また、サプライヤーへの適用により仕入れ価格が上昇する可能性がある。・事業拠点を有する国のエネルギー政策の変更により、電気料金が上昇し、事業コストや仕入れコストが増加する可能性がある。 ・省エネの推進、再エネ導入による温室効果ガス排出の削減・モーダルシフトや物流ルート改善による温室効果ガス排出の削減・サプライヤーへの温室効果ガス排出削減の要請
    技術 ・製品使用時の排出削減、製造法・素材の低炭素化に乗り遅れた場合、販売機会が減少する可能性がある。 ・省エネの推進、再エネ導入による温室効果ガス排出の削減・製品の省エネ性能向上・新素材・製造法の開発・検討
    市場・評判 ・顧客の脱炭素要求に十分に応えられない場合、販売機会が減少する可能性がある。・脱炭素対応が十分でない場合、評価・評判を損ない、株価や売上に影響する可能性がある。 ・省エネの推進、再エネ導入による温室効果ガス排出の削減・積極的な情報開示の推進

    気候変動による当社グループにとっての機会

    <時間的範囲> 短期:3年以内、中期:3~10年、長期:10年以上

    当社グループにとっての機会 時間的範囲
    ・脱炭素社会の実現に貢献する技術やビジネス展開に対する消費者/機関投資家などからの評価が高まり、売上が増加し株価が上昇する可能性がある。-社会のエネルギー効率向上に貢献する光を使った付加加工や微細加工-既存部品の補修などで製品の長寿命化に貢献する付加加工-ものづくりの効率化に貢献する高度な手や目を持つロボットやデバイス製造プロセス-光源の省エネルギー化、長寿命化・耐久性の向上による環境にやさしい製品の提供-時間・空間/現実と仮想を超えて人がつながる社会の実現に貢献する映像制作技術 短期~長期
    生産プロセス、物流の効率化や省エネ活動により、将来的な炭素税やエネルギーコストを低減できる可能性がある。 短期~長期
    物理的リスクへの備えとして実施するトータルサプライチェーンマネジメント(TSM)や自社のBCMの改善により事業体制を強靭化できる可能性がある。 短期

    リスク管理 -気候関連リスクを識別・評価・管理するプロセスと総合的なリスク管理への統合-

    取り組み ●リスク管理委員会がグループのリスクを全社的に管理するとともに、サステナビリティ委員会が専門的見地から気候変動含む環境リスクについて把握・評価し、対応を協議●各委員会で議論、承認された内容は取締役会に報告
    2022年3月期の進捗状況 ●「リスク把握調査」を実施し、結果を影響の規模と発生確率で表す「リスクマップ」を作成。関連部門にフィードバックし、全社的なリスクの認識を共有●特定したリスクを環境アクションプランなどに反映、グループ各社に展開●特定したリスクの潜在的財務影響額を、中期経営計画の財務シミュレーションにおいて、他の潜在的要素とともに把握・認識

    指標と目標 -気候関連リスク及び機会を評価・管理するために使用する指標と目標-

    2022年3月期の温室効果ガス排出量(Scope1、2、3)及び電力の再生可能エネルギー使用率は以下の結果になりました。引き続き、ニコン中期環境目標に沿って脱炭素化の推進に取り組みます。

    2 【事業等のリスク】

    当社グループの戦略・事業その他を遂行する上でのリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しています。

    なお、当社グループではグループ経営上のリスク全般につき、潜在リスクの洗い出しと優先順位付けをしたうえで、リスク対応方針の審議決定を行う「リスク管理委員会」により、リスクを整理・管理しています。

    また、新型コロナウイルス感染症拡大に関するリスクは、更なる感染拡大や再流行により大きく変動する可能性がありますが、最新の情報を常に確認しつつ、リスクと機会をしっかりと整理し、中長期的視点をもって施策を策定していきます。

    なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

    ① 事業環境の急激な変化

    映像事業の主要製品であるデジタルカメラの市場は、ミラーレスカメラにおける競争激化に加えて、新型コロナウイルス感染症の流行及びそれによる各国での規制強化や部品調達の遅れによる影響が生じています。対応として、生産販売拠点等の最適化、徹底したコストダウン、開発効率化、サプライチェーンや物流の改革など、引き続き事業の収益体質強化を進めています。

    精機事業が扱うFPD露光装置の需要は、ディスプレイ市場自体は安定的に需要が見込める市場ですが、大規模設備投資の反動や足元の消費抑制により供給過剰となった場合には露光装置の需要も落ち込む可能性があります。対応として、そのような環境下でも、一定の利益を確保するため、新規露光装置及びサービスビジネスによる収益拡大やトータルコスト低減を進めています。

    半導体露光装置の対象市場である半導体市場は中長期的に大きく成長が見込まれるものの、先端プロセス開発のEUVLへの移行度合によっては、液浸露光装置の需要が減少する可能性があります。また、当社グループの主要顧客が設備投資計画を変更した場合など、当社グループの収益に影響を及ぼす恐れがあります。対応として、収益性重視の事業戦略の下、既存顧客以外の開拓を積極的に進めるとともに、サービスビジネスを拡大していきます。

    精機事業全体として、新型コロナウイルス感染症の流行及びそれによる各国での規制強化により、出荷遅延・停止による顧客の信頼を損ねる恐れや、需要減退による投資凍結、販売減少などの可能性があります。対応として、顧客とのコミュニケーションの強化、立上げ・サービス要員の現地対応促進などをより一層強めていきます。

    また、海外での事業展開においては、政治体制・経済環境の変動、各国間の貿易摩擦・紛争等の影響、暴動・テロ・戦争・災害・各種感染症等による社会の混乱等により、事業活動に大きな障害や損失が生じる可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性やその影響レベルについては、社会情勢等により左右されるため、具体的に予測することは困難でありますが、対応として、情報収集及び事業に与える影響の分析を行い、対策を検討、実施しています。

    ② 成長ドライバーの収益拡大

    2022年4月に発表した中期経営計画(2022~2025年度)期間において、材料加工・ロボットビジョンは戦略事業「デジタルマニュファクチャリング」の中期成長ドライバーと位置づけています。製造業全体のものづくり変革のスピードによっては、本計画期間である2025年度までに期待される規模への成長に届かない可能性があります。

    当該リスクが顕在化する可能性を最小化するため、対応として、当社グループは、デジタル化が進む製造業に対して独自の価値を提供し、新たな市場を形成していきます。また、戦略投資につきましても幅広く取り組み、事業の拡大に寄与させていきます。

    ③ 競争力維持強化のための新製品開発力及び開発投資

    当社グループの主力事業は厳しい競争下にあり、高度な研究開発の継続による新製品の開発が常に求められています。そのため、当社グループの収益の変動にかかわらず、製品開発のための投資を常に継続する必要があります。投資の成果が十分に上がらず新製品、次世代技術の開発や市場投入がタイムリーに行えない場合や、当社グループが開発した技術が市場に受け入れられなかった場合、ゲームチェンジなど抜本的な変化により当社の技術が不要となる場合、企業価値が低下し、収益が減少する可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性を最小化するため、対応として、当社グループでは、技術戦略委員会にて、これからの社会や市場動向を踏まえ、注力すべき新領域の開拓や、既存事業の競争力向上につながる技術戦略と、その実現に向けた研究開発計画を策定し、グループの技術可視化、適正化を図っています。

    ④ 調達

    当社グループは、それぞれの事業において、原材料、基幹部品、生産委託した製品完成品等を仕入先と密接な関係を保ちながら、安定的な調達を行っています。地震等の天災地変、暴動・テロ・戦争・感染症等による社会の混乱、品質問題、特定仕入先の政策変更や倒産・経営破綻等により調達に重大な支障をきたした場合や仕入価格が高騰した場合には、当社グループの収益と財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。具体的には、新型コロナウイルス感染症の流行や国際情勢悪化による調達先・地域の規制強化、操業停止、倒産、物流混乱などによる調達品の遅れが一部顕在化しています。また、需要増加、火災等による供給減少を起因とした部品供給不足も同様です。当該リスクの規模、時期は社会情勢により大きく左右されるため、具体的に予測することは困難ですが、対応として、当社グループでは、可能な範囲での複数購買および代替調達先候補の把握とともに、天災事変等の混乱時には、全事業部の調達状況の情報収集を実施し、代替品の調達可能性、設計変更等による代替措置など、複数の視点からの対応策を実施しています。

    ⑤ 人材・情報の流出

    当社グループは、高度な技術等専門知識及び能力を有する社員によって支えられており、市場での激しい競争に打ち克つにはこうした人材の確保がますます重要になっております。これらの主要な人材が退職し、その知識・ノウハウが社外に流出する可能性があります。こうした知識・ノウハウの流出の影響を最小限にするべく、具体的な習得カリキュラムを組み、社内における固有技術・技能の伝承と標準化・共有化を推進しています。

    また、当社グループは、技術情報等の重要な情報や取引先の企業情報並びに多くの顧客またはその他関係者の個人情報を保有しております。これらの情報が漏洩するリスクが顕在化しないよう、これらの情報への外部からのアクセス制御の徹底や保管セキュリティレベルの向上を図るとともに、情報取り扱いに関する社内規程の整備、従業員教育等を実施しています。

    ⑥ 環境問題

    当社グループは、気候変動や天然資源の枯渇、廃棄物問題、有害化学物質による汚染などの環境問題を自社の存続にも関わる問題と捉え、さまざまな対策を講じるとともに、地球環境に配慮した経営を行っています。

    気候変動については、それに起因する異常気象や洪水、渇水などの自然災害や感染症の拡大により、開発・生産拠点および調達先などに甚大な損害が生じた場合、操業に影響が生じたり、生産や出荷が遅延したりする恐れがあることから、これらは当社グループが直面しているリスクであると認識しています。また、脱炭素社会に向けた動きが加速する中、各国において炭素税の導入または導入検討が進んでおり、これによるエネルギーや原材料のコストが増加するリスクがあります。こうしたリスクを低減するため、対応として、グループ全体で省エネルギー活動や再生可能エネルギーの活用、開発・生産プロセスの効率化などをはじめとしたサプライチェーン全体での温室効果ガス削減やBCP(事業継続計画)の策定に取り組んでいます。

    環境法規制等の対応が十分でないと、行政処分などによる生産への影響や課徴金、社会的信用の失墜など会社経営に甚大な損害を与える可能性があります。特にエネルギーや温室効果ガス、化学物質等に関連する法規制は年々強化される傾向にあることから、これらは直近のリスクであると考えています。対応としては、着実な実行に繋げるため、社内の規程類を整備し、担当者の教育などを実施することで、管理体制を強化するほか、規制の変更などのタイムリーな把握と対応に努めています。また法規制よりも厳しい自主基準値を設けることで環境汚染の未然防止に努めています。

    3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

    (業績等の概要)

    (1) 業績

    当連結会計年度の世界経済は、オミクロン株などによる新型コロナウイルス感染症の再拡大の中で、期末にかけて勃発したロシアによるウクライナ侵攻により、世界情勢は急激に不透明なものとなりました。

    事業別では、映像事業においては、半導体不足等による部品調達の制約により、デジタルカメラ市場の製品供給不足が継続しました。精機事業においては、FPD関連分野は大型パネル用、中小型パネル用、いずれも設備投資は堅調に推移しました。また、半導体関連分野の設備投資は拡大基調となりました。ヘルスケア事業においては、ライフサイエンスソリューション及びアイケアソリューション分野で市況は回復しましたが、半導体等電子部品の需給ひっ迫による製品供給への影響が継続しました。コンポーネント事業においては、デジタルソリューションズ事業では、光学部品・光学コンポーネントやエンコーダ関連市場が堅調に推移し、カスタムプロダクツ事業では、EUV関連市場が好調に推移しました。

    当社グループでは、2019年5月に発表した中期経営計画の下、持続的・中長期的な企業価値向上に向けて、ビジネスモデルの変革に取り組んでまいりました。

    まず、映像事業のより一層の構造改革に努めるとともに、精機事業においては装置販売のみならず、サービスビジネスや周辺ビジネスの拡大にも取り組みました。また、コンポーネント事業においては光学・EUV関連コンポーネントの拡販に注力するとともに、材料加工事業ではアライアンスやM&Aを実施するなど、事業の育成に取り組みました。さらに、ガバナンス強化のため、取締役会の実効性向上に加え、リスクマネジメントの強化などにも引き続き取り組みました。

    このような状況の下、当社グループの連結業績は、売上収益は5,396億12百万円、前期比883億88百万円(19.6%)の増収、営業利益は499億34百万円(前期は562億41百万円の営業損失)、税引前利益は570億96百万円、(前期は453億42百万円の税引前損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益は426億79百万円(前期は344億97百万円の親会社の所有者に帰属する当期損失)となりました。

    セグメント情報は次のとおりです。

    なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 6.事業セグメント (1) 報告セグメントの概要 (報告セグメントの変更に関する事項)」に記載のとおり、当連結会計年度より報告セグメントに変更があり、以下の前期比較においては、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えて比較しています。

    ① 映像事業

    2021年12月に発売したフラッグシップモデル、フルサイズミラーレスカメラ「Z 9」の販売が好調に推移するとともに、ミラーレスカメラ用交換レンズのラインナップを拡充させ、プロ・趣味層向け中高級機の拡販に努めました。

    製品ミックスの改善による平均販売単価上昇効果に加え、為替の影響もあり、当事業の売上収益は1,782億34百万円、前期比18.7%増、営業利益は190億69百万円(前期は363億91百万円の営業損失)となりました。

    ② 精機事業

    FPD露光装置分野は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う渡航制限の影響がある中でも据付作業は概ね順調に進み、中小型パネル用装置の販売台数が大幅に増加したことにより、増収増益となりました。

    半導体露光装置分野は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う物流混乱による出荷延期や渡航制限の影響により新品装置の販売台数が減少しましたが、中古装置の販売台数増加及びサービスビジネスの増益により、廃棄・評価損を計上した前期と比べて、増収増益となりました。

    これらの結果、当事業の売上収益は2,112億16百万円、前期比14.3%増、営業利益は277億19百万円(前期は6億43百万円の営業損失)となりました。

    ③ ヘルスケア事業

    ライフサイエンスソリューション及びアイケアソリューション分野は、半導体をはじめとする電子部品の需給ひっ迫による生産への影響が継続しましたが、過去最高の売上を計上し、新型コロナウイルス感染症の影響が大きかった前期に比べ、大幅な増収となりました。

    これらの結果、当事業の売上収益は732億43百万円、前期比16.5%増、営業利益は43億85百万円(前期は30億91百万円の営業損失)と黒字化を達成しました。

    ④ コンポーネント事業

    デジタルソリューションズ事業は、光学部品・光学コンポーネントやエンコーダの販売が好調に推移し、増収増益となりました。カスタムプロダクツ事業は、EUV関連コンポーネントの販売が大きく伸び、増収増益となりました。

    この結果、これらの事業を含む当事業の売上収益は408億69百万円、前期比58.5%、営業利益は127億21百万円(前期は1億87百万円の営業利益)となりました。

    ⑤ 産業機器・その他

    産業機器事業は、半導体、電子部品、EV関連市場等の活況を背景に、画像測定システムや工業用顕微鏡、X線検査装置の販売が好調に推移したことにより、増収増益となりました。

    この結果、産業機器・その他の売上収益は360億50百万円、前期比30.6%増、営業利益は29億64百万円(前期は12億5百万円の営業損失)となりました。

    (注) 事業別の営業損益には、当社グループ内取引において生じた損益を含んでおります。

    (2) キャッシュ・フローの状況

    当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、主に税引前利益570億96百万円、減価償却費及び償却費248億57百万円の計上に加えて、仕入債務及びその他の債務の増加があった一方、前受金の減少、売上債権及びその他の債権の増加、法人所得税の支払があり、313億51百万円の収入(前年同期は49億66百万円の収入)となりました。

    当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、主に投資有価証券の売却による収入が204億59百万円、有形固定資産の売却による収入が54億84百万円あった一方、有形固定資産の取得による支出が179億81百万円、無形資産の取得による支出が58億44百万円、投資有価証券の取得による支出が42億24百万円あり、3億85百万円の支出(前年同期は180億24百万円の収入)となりました。

    当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、主に短期借入金の増加が131億89百万円あった一方、配当金の支払が110億24百万円、長期借入金の返済による支出が108億3百万円、社債の償還による支出が100億円、リース負債の返済による支出が74億38百万円あり、261億51百万円の支出(前年同期は49億91百万円の支出)となりました。

    また、現金及び現金同等物に係る換算差額は136億64百万円の増加となりました。

    この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末に比べ184億78百万円増加し、3,702億77百万円となりました。

    (生産、受注及び販売の状況)

    (1) 生産実績

    当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

    セグメントの名称 当連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日)(百万円) 前期比(%)
    映像事業 105,998 △1.9
    精機事業 90,591 △24.0
    ヘルスケア事業 32,137 31.8
    コンポーネント事業 48,727 44.3
    産業機器・その他 15,716 65.5
    合計 293,168 △0.6

    (注) 金額は製造者販売価格によって算出し、付属品仕入額を含んでおります。

    (2) 受注状況

    当連結会計年度における受注残高は、次のとおりであります。

    なお、精機事業を除いては見込生産を主としておりますので記載を省略しております。

    セグメントの名称 当連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日)(百万円) 前期比(%)
    精機事業 196,877 4.0
    合計 196,877 4.0

    (3) 販売実績

    当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

    セグメントの名称 当連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日)(百万円) 前期比(%)
    映像事業 178,234 18.7
    精機事業 211,216 14.3
    ヘルスケア事業 73,243 16.5
    コンポーネント事業 40,869 58.5
    産業機器・その他 36,050 30.6
    合計 539,612 19.6

    (注) 当社グループは、主要な顧客グループであるIntel Corporation及びそのグループ会社に対し、精機事業及び産業機器・その他において、前連結会計年度に53,230百万円(総販売実績に占める割合:11.8%)の販売をしております。なお、当連結会計年度は連結売上収益の10%以上を占める顧客グループが存在しないため、記載を省略しております。

    (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)

    (1) 重要な会計方針及び見積り

    当社グループは、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上や、グループ内の会計基準統一による経営基盤の強化を目指し、2017年3月期有価証券報告書における連結財務諸表からIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって採用する重要な会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要な会計方針、4.見積り及び判断の利用」をご参照ください。

    (2) 財政状態の分析

    当連結会計年度末における資産の残高は、前連結会計年度末に比べて498億30百万円増加し、1兆395億66百万円となりました。これは主に、現金及び現金同等物が184億78百万円、有形固定資産、使用権資産、のれん及び無形資産が181億45百万円、売上債権及びその他の債権が176億71百万円それぞれ増加したためです。

    当連結会計年度末における負債の残高は、前連結会計年度末に比べて114億11百万円減少し、4,396億円となりました。これは主に、リース負債の増加等により流動負債及び非流動負債に含まれるその他の金融負債が97億79百万円、仕入債務及びその他の債務が45億45百万円それぞれ増加した一方、前受金が238億10百万円、借入金の返済等により流動負債及び非流動負債に含まれる社債及び借入金が40億11百万円それぞれ減少したためです。

    当連結会計年度末における資本の残高は、前連結会計年度末に比べて612億41百万円増加し、5,999億67百万円となりました。これは主に、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上等により利益剰余金が435億60百万円、在外営業活動体の換算差額の増加や保有する株式の時価上昇等によりその他の資本の構成要素が163億39百万円、Morf3D Inc.の子会社化等により非支配持分が11億44百万円それぞれ増加したためです。

    キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等の概要) (2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

    (3) 経営成績の分析

    当連結会計年度における売上収益は映像事業、精機事業を中心に全事業で増収し、883億88百万円増の5,396億12百万円(前連結会計年度は4,512億23百万円)となりました。映像事業は、ラインナップを拡充したミラーレスカメラ・交換レンズを中心に販売額が増加し、280億31百万円の増収となりました。精機事業は、FPD露光装置は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う渡航制限等で遅延していた据付が順調に進み中小型パネル用装置の販売台数が増加、また半導体露光装置は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う出荷遅延や渡航制限の影響により新品装置の販売台数減少も、中古装置の販売台数増加及びサービスビジネスの拡大により販売額が増加し、264億41百万円の増収となりました。

    売上原価は主に映像事業や精機事業において、前連結会計年度に計上した棚卸資産廃棄・評価損の剥落により一時費用は減少したものの、全事業で増収となったことに伴う増加により、82億23百万円増の3,035億41百万円(前連結会計年度は2,953億18百万円)となりました。

    販売費及び一般管理費は、業績改善に伴う労務費や広告宣伝費及び販売促進費の増加や、渡航制限の緩和に伴う旅費交通費の増加等により、81億26百万円増の1,894億65百万円(前連結会計年度は1,813億39百万円)となりました。

    その他営業収益は、遊休地の売却に伴う土地売却益等により、19億59百万円増の53億22百万円となりました。その他営業費用は、前連結会計年度に計上した減損損失や構造改革関連費用が大きく減少したこと等により、321億77百万円減の19億94百万円となりました。

    これらの結果、営業利益は499億34百万円(前連結会計年度は562億41百万円の営業損失)となり、1,061億75百万円の増益となりました。

    税引前当期利益は1,061億75百万円の営業増益が大きく影響し、570億96百万円(前連結会計年度は453億42百万円の税引前当期損失)となり、1,024億38百万円の増益となりました。

    親会社の所有者に帰属する当期利益は法人所得税費用148億43百万円の計上により426億79百万円(前連結会計年度は344億97百万円の親会社の所有者に帰属する当期損失)となりました。なお、当社グループの課題につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」を、またセグメント別の分析は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(業績等の概要) (1)業績」をそれぞれご参照ください。

    (4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

    当社グループは、一定の財務健全性の確保を前提に置きながら、自己資本比率55%~60%を目安として、投資資本の運用効率を重視し、持続的な成長のために資本コストを上回る収益が見込める投資(戦略投資、R&D、設備投資)に資金を活用することで企業価値の最大化を実現すると同時に、安定的な株主還元を実施することで株主の要求にも応えることを資本管理の方針としております。

    運転資金や経常的に発生する設備投資資金については、現在保有する現金や預金で賄い、持続的成長に向けた投資については、配分可能な現金や預金、及び営業活動から創出されるキャッシュ・フローを源泉とした資金で賄うことを原則としております。また、機動的な資本配分を実現するため、国内外のグループ会社が保有する資金をグローバル・キャッシュ・マネージメント・システムにより効率的に管理することでグループ内の資金の流動性を高め、これを有効活用しております。

    なお、当社は市場の混乱や、当社が事業を遂行する上でのリスクに晒されているため、こうした要因が資金繰りを圧迫する事態への備えとして十分な手元流動性(現預金、コミットメントライン等)の確保に努めており、事業環境に急激な変化を与え得る様々な不確実性を前提としても当面安定的な経営が可能な状態にあります。

    当社グループの資金状況は、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (業績等の概要) (2)キャッシュ・フローの状況」に記載しておりますとおり、当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは313億51百万円の収入となり、投資活動によるキャッシュ・フローは3億85百万円の支出であったため、309億66百万円のプラスのフリー・キャッシュ・フローとなりました。また、有利子負債を控除したネットキャッシュ残高は2,171億79百万円になりました。

    なお、当連結会計年度後1年間の設備投資計画は400億円を予定しており、主に生産能力の最適化と設備の維持・更新を図るためのものであります。また、当連結会計年度後1年間の研究開発投資は640億円を予定しております。当該設備投資及び研究開発投資の資金は、主に営業キャッシュ・フローを源泉とした資金の範囲で賄うことを予定しております。設備投資計画の詳細につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」をご参照ください。

    以上の記載事項のうち将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2022年6月29日)現在において判断したものであります。また、分析に記載した実績値は百万円未満を四捨五入して記載しております。

    4 【経営上の重要な契約等】

    相互技術援助契約

    当社が締結している重要な相互技術援助契約は次のとおりであります。

    相手先 国名 契約内容 契約期間
    ASML Holding N.V.Carl Zeiss SMT AG オランダドイツ 露光装置及びデジタルカメラに関する特許実施権の許諾 自 2019年2月18日至 2029年2月18日

    5 【研究開発活動】

    当社グループでは、全社の技術戦略を統括する役員を選任し、中長期計画と連動した技術戦略を立案し、研究開発の全体最適化を図るとともに、各事業部門の開発担当部門が次世代プロジェクト本部、光学本部、先進技術開発本部、生産本部と連携しながら研究開発を推進しております。

    これまで培った「光利用技術」と「精密技術」の2つの中核技術に加え、他社との共同研究開発等を通じて新たな技術を取り入れることで、成長戦略の実現を目指していきます。

    当連結会計年度の研究開発投資は61,107百万円でありました。なお、当社グループは開発投資の一部について資産化を行っており、研究開発投資には無形資産に計上された開発費を含んでおります。

    当連結会計年度における主な開発状況は次のとおりであります。

    ① 映像事業

    レンズ交換式デジタルカメラでは、ニコンの最先端技術を結集させ、静止画・動画ともにニコン史上最高の機能・性能を備えた「ニコン Z シリーズ」初のフラッグシップモデル「Z 9」を開発しました。

    「Z 9」は、新開発の積層型CMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 7」により、9種類の被写体検出に対応したニコン史上最強のAF性能を実現しました。動画撮影では、最長約125分の8K UHD/30p動画の内部記録を可能にし、さらに、多様な動画制作のニーズに応える4K UHD/120p/60p/30pにも対応しました。また、縦位置、横位置問わずハイアングル、ローアングルでの撮影が容易な縦横4軸チルト式の画像モニターを搭載し、ファインダー像の消失がなく、実際の被写体の動きを常に表示可能な電子ビューファインダー「Real-Live Viewfinder」を搭載しました。

    交換レンズでは、ニコン Z マウントのFXフォーマットミラーレスカメラ対応の大口径超望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」を開発しました。NIKKORレンズ史上最高の反射防止効果を持つ新コーティング「メソアモルファスコート」採用により、ゴーストやフレアの発生しやすいシチュエーションでも、クリアーな画像が得られます。AF駆動用モーターには、新開発「シルキースウィフトVCM(ボイスコイルモーター)」を搭載し、高速で高精度、かつ静粛を同時に実現したAF制御を可能にしました。また、1.4倍のテレコンバーターを内蔵し、1本で400mmと560mmの焦点距離に対応しました。質量は持ち運びを考慮し、約2,950gの軽量化を実現しました。

    なお、当事業に係る研究開発投資の金額は15,225百万円であります。

    ② 精機事業

    FPD露光装置分野においては、最先端の高精細な中小型パネル生産に最適な露光装置FX-6AS、ならびに高付加価値パネルに幅広く対応する露光装置FX-88Sを開発しました。FX-6ASは高解像度化のため投影レンズを新規開発したほか、ステージの改良、照度アップを実現しています。これにより第6世代プレートで1.2マイクロメートルの高解像度を達成しながら高生産性も同時に実現します。また、FX-88Sは高精細な中小型パネルの生産に適したFPD露光装置「FX-68SH/68S」と、大型テレビ用パネルの生産に適したFPD露光装置「FX-103SH/103S」で培った技術を応用し最適化することで、第8世代プレートで1.5マイクロメートルの高解像度を達成しながら前モデル「FX-86SH2/S2」より高タクトタイムの量産を実現します。

    また、半導体露光装置分野においては、改良した高機能アライメントステーション「inline Alignment Station (iAS)」を搭載し、多点アライメントによる計測と高次補正によって、半導体デバイス構造の三次元化に必要な高い重ね合わせ精度と高生産性を実現する液浸露光装置「NSR-S636E」の開発を進めました。一方、「Litho Booster」においては、お客様プロセスでの歩留まりと重ね合わせ精度の更なる向上を達成する為に技術開発、アプリケーション開発などを進めました。

    なお、当事業に係る研究開発投資の金額は28,609百万円であります。

    ③ ヘルスケア事業

    ライフサイエンスソリューション分野においては、共焦点レーザー顕微鏡システム「A1 MP+」「A1R MP+」の後継機種として、「AX R MP」を開発しました。脳科学や免疫学などの研究分野では、生体組織や生体標本の高速な現象を生きたまま観察するニーズがあり、赤外線パルスレーザで標本をスキャンし、生体深部の構造や現象を三次元で観察できる高速多光子共焦点レーザー顕微鏡システムを開発しました。視野数22mmの広視野を高解像な2Kx2K画質(2048x2048画素)にて撮影可能であり、レゾナントスキャナーを利用する事で高速な現象を視野周辺まで高解像度でとらえることが可能となりました。さらに、お客様の幅広い標本ニーズに合わせるため「AX-FNGP」「AX-FNSP」の顕微鏡本体を同時開発し、広い自由空間を標本設置位置に確保することが可能となり、「対物傾角ホルダー」と組み合わせることにより、様々な角度から標本を観察可能となりました。

    なお、当事業に係る研究開発投資の金額は6,091百万円であります。

    ④ コンポーネント事業

    カスタムプロダクツ事業ではビジネスが多様化する中、様々なニーズに対応するために、多分野に渡る技術開発を実施しています。「宇宙分野」では、「スペースデブリ(宇宙ゴミ)回収」及び多数の人工衛星を協調して動作させる「衛星コンステレーション」を目的とした人工衛星に搭載する光学系の開発を行い、何れも宇宙環境に耐え得る光学系の試作、評価を実施しました。「特注分野」では、異物検査装置向け技術開発として、近赤外、紫外を含む幅広い波長画像を応用した異物検出技術を開発しました。従来よりも画像として応用する波長を広げて、照明方法を各対象に最適化しました。取得された波長画像をポスト処理することで、従来では判別の難しかった異物の検出率を向上しています。「半導体分野」では、「EUV検査装置関連」光学系の高精度化、生産性向上を目的とした開発を推し進めました。必要とされる高精度の光学部品製造技術と測定技術の向上を目指し、引き続き開発を継続していきます。

    なお、これらの事業に係る研究開発投資の金額は2,887百万円であります。

    ⑤ 産業機器・その他

    産業機器事業においては、大規模空間非接触測定機「APDIS」を使用したパッケージシステム商品「APDIS GFシリーズ」を開発、発売しました。このシステムは、自動車生産ラインの最終工程における車体の隙間・段差を、生産ライン上で非接触で且つ、全自動で測定するものです。ロボットを必要としないシステム構成で、複雑なプログラミングや衝突リスクを排除し、自動車製造工程の生産性と安全性の向上に貢献します。 

    なお、これらの事業に係る研究開発投資の金額は8,509百万円であります。

    (注) 事業別に記載している研究開発投資の金額には、内部消去額を含んでおります。

    第3 【設備の状況】

    1 【設備投資等の概要】

    当社グループは生産設備の合理化、省力化、新製品対応、研究開発部門の強化等のための設備投資を行っております。当連結会計年度の設備投資の総額は42,143百万円で、工作機械等生産設備の更新、整備を行いました。セグメントごとでは、映像事業においては4,564百万円、精機事業においては6,918百万円、ヘルスケア事業においては4,556百万円、コンポーネント事業においては6,641百万円、産業機器・その他においては5,620百万円、各セグメントに配分していない全社資産については13,844百万円の設備投資を行いました。また、設備投資額には、有形固定資産、使用権資産及び無形資産への投資額を含んでいます。

      なお、生産能力に重要な影響を及ぼすような設備の売却、撤去等はありません。

    2 【主要な設備の状況】

    (1) 提出会社

    2022年3月31日現在

    事業所名(所在地) セグメントの名称 設備の内容 帳簿価額(百万円) 従業員数(人)
    建物及び構築物 機械装置及び運搬具 土地(面積千㎡) 使用権資産 その他 合計
    大井製作所(東京都品川区) 映像事業産業機器・その他 研究開発施設設備 1,734 446 12(32) 57 897 3,146 228
    横浜製作所(神奈川県横浜市) 精機事業ヘルスケア事業コンポーネント事業産業機器・その他 研究開発施設設備 2,757 961 18(17) 62 2,029 5,826 852
    横須賀製作所(神奈川県横須賀市) 精機事業産業機器・その他 生産設備 736 1,268 - 1,432 273 3,708 47
    相模原製作所(神奈川県相模原市) コンポーネント事業産業機器・その他 生産設備 7,086 3,912 2,922(70) 459 3,172 17,551 293
    熊谷製作所(埼玉県熊谷市) 精機事業産業機器・その他 生産設備 2,985 821 3,658(108) 247 1,107 8,818 798
    水戸製作所(茨城県水戸市) コンポーネント事業産業機器・その他 生産設備 2,200 2,353 1,687(96) 46 1,598 7,884 218

    (2) 国内子会社

    2022年3月31日現在

    会社名 事業所名(所在地) セグメントの名称 設備の内容 帳簿価額(百万円) 従業員数(人)
    建物及び構築物 機械装置及び運搬具 土地(面積千㎡) 使用権資産 その他 合計
    ㈱栃木ニコン 栃木県大田原市 産業機器・その他 生産設備 6,200 2,279 1,318(195) 262 666 10,724 939
    ㈱栃木ニコンプレシジョン 栃木県大田原市 産業機器・その他 生産設備 1,083 206 35(4) 93 104 1,521 450
    ㈱仙台ニコン 宮城県名取市 産業機器・その他 生産設備 1,370 152 426(57) 366 235 2,550 236
    ㈱宮城ニコンプレシジョン 宮城県刈田郡 精機事業 生産設備 1,290 11 487(44) 761 108 2,657 180
    ㈱ニコン・セル・イノベーション 東京都江東区 ヘルスケア事業 生産設備 2,579 127 - 1,333 229 4,269 78
    光ガラス㈱ 秋田県湯沢市 産業機器・その他 生産設備 740 140 310(64) 11 1,452 2,654 169

    (3) 在外子会社

    2022年3月31日現在

    会社名 事業所名(所在地) セグメントの名称 設備の内容 帳簿価額(百万円) 従業員数(人)
    建物及び構築物 機械装置及び運搬具 土地(面積千㎡) 使用権資産 その他 合計
    Nikon Inc. New YorkU.S.A. 映像事業 販売設備 653 58 613(31) 20 60 1,403 104
    Nikon Precision Inc. CaliforniaU.S.A. 精機事業 販売設備 1,064 18 524(22) 309 405 2,320 439
    Nikon(Thailand)Co., Ltd. AyutthayaThailand 映像事業 生産設備 2,343 734 695(138) 238 1,420 5,431 4,493

    (注) 帳簿価額のうち「その他」は、工具器具備品及び建設仮勘定等の合計であります。

    3 【設備の新設、除却等の計画】

    当連結会計年度後1年間の設備投資計画(新設・拡充)は40,000百万円であり、生産能力の最適化と設備の維持・更新を図るためのものであります。

    なお、セグメントごとの内訳は次のとおりであります。

    セグメントの名称 2023年3月末計画金額(百万円) 設備の主な内容・目的 主な資金調達方法
    映像事業 5,900 諸設備の維持・更新 自己資金等
    精機事業 6,900 生産設備の最適化諸設備の維持・更新 自己資金等
    ヘルスケア事業 4,300 営業用備品、新製品生産 自己資金等
    コンポーネント事業 4,700 諸設備の維持・更新 自己資金等
    産業機器・その他 5,800 諸設備の維持・更新 自己資金等
    全社資産 12,400 諸設備の維持・更新新本社建設 自己資金等
    合計 40,000 - -

    (注) 経常的な設備の更新のための除・売却を除き、重要な設備の除・売却の計画はありません。

    第4 【提出会社の状況】

    1 【株式等の状況】

    (1) 【株式の総数等】

    ① 【株式の総数】
    種類 発行可能株式総数(株)
    普通株式 1,000,000,000
    1,000,000,000
    ② 【発行済株式】
    種類 事業年度末現在発行数(株)(2022年3月31日) 提出日現在発行数(株)(2022年6月29日) 上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 内容
    普通株式 378,336,521 378,336,521 東京証券取引所市場第一部(事業年度末現在) プライム市場(提出日現在) 単元株式数は100株です。
    378,336,521 378,336,521

    (2) 【新株予約権等の状況】

    ① 【ストックオプション制度の内容】

    当事業年度の末日(2022年3月31日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2022年5月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。

    決議年月日 2007年7月27日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 2
    新株予約権の数(個) 21 (注)1
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 2,100
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2007年8月28日~2037年8月27日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 3,260資本組入額 1,630
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。

    決議年月日 2008年11月6日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 2
    新株予約権の数(個) 101 (注)1
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 10,100
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2008年11月26日~2038年11月25日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 735資本組入額 368
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。 

    決議年月日 2009年7月16日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 2 当社執行役員 1[0]
    新株予約権の数(個) 71[54] (注)1
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 7,100[5,400]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2009年8月11日~2039年8月10日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 1,409資本組入額 705
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。

    決議年月日 2010年6月29日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 2 当社執行役員 1[0]
    新株予約権の数(個) 67[51] (注)1
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 6,700[5,100]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2010年7月15日~2040年7月14日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 1,528資本組入額 764
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。 

    決議年月日 2012年3月2日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 2 当社執行役員 1[0]
    新株予約権の数(個) 93[71] (注)1
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 9,300[7,100]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2012年3月20日~2042年3月19日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 2,038資本組入額 1,019
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。

    決議年月日 2012年8月8日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 3 当社執行役員 1[0]当社エグゼクティブ・フェロー 1[0]
    新株予約権の数(個) 186[134] (注)1
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 18,600[13,400]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2012年8月24日~2042年8月23日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 1,727資本組入額 864
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。   

    決議年月日 2013年7月17日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 3 当社執行役員 1[0]当社エグゼクティブ・フェロー 1[0]
    新株予約権の数(個) 270[189] (注)1
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 27,000[18,900]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2013年8月2日~2043年8月1日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 1,633資本組入額 817
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。

    決議年月日 2014年7月17日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 3 当社執行役員 2[1]当社エグゼクティブ・フェロー 1[0]
    新株予約権の数(個) 495[384] (注)1
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 49,500[38,400]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2014年8月2日~2044年8月1日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 1,184資本組入額 592
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。 

    決議年月日 2015年7月9日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 4、当社執行役員 3[2]当社エグゼクティブ・フェロー 1[0]
    新株予約権の数(個) 699[554] (注)1
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 69,900[55,400]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2015年7月29日~2045年7月28日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 1,041資本組入額 521
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。

    決議年月日 2016年7月14日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 4、当社執行役員 4[3]当社エグゼクティブ・フェロー 1[0]
    新株予約権の数(個) 668530
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 66,800[53,000]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2016年7月30日~2046年7月29日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 1,214資本組入額 607
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。 

    決議年月日 2017年7月12日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 4、当社執行役員 4[3]当社エグゼクティブ・フェロー 1[0]
    新株予約権の数(個) 441366
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 44,100[36,600]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2017年7月28日~2047年7月27日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 1,682資本組入額 841
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。

    決議年月日 2018年4月6日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 4、当社執行役員 5[4]当社エグゼクティブ・フェロー 1[0]
    新株予約権の数(個) 633531
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 63,300[53,100]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2018年4月24日~2048年4月23日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 1,645資本組入額 823
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。 

    決議年月日 2019年4月5日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 4、当社執行役員8[7]当社エグゼクティブ・フェロー 2[1]
    新株予約権の数(個) 1,698[1,507] (注)1
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 169,800[150,700]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2019年4月23日~2049年4月22日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 954資本組入額 477
    新株予約権の行使の条件 (注)2
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注)3

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。

    決議年月日 2020年4月2日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 4、当社執行役員10[9]当社エグゼクティブ・フェロー 2[1]
    新株予約権の数(個) 4,547[3,986] (注)1
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 454,700[398,600]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2020年4月18日~2050年4月17日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 375資本組入額 188
    新株予約権の行使の条件 (注2)
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注3)

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。

    決議年月日 2021年8月5日
    付与対象者の区分及び人数(名) 当社取締役 3、当社執行役員12[11]当社エグゼクティブ・フェロー 2[1]
    新株予約権の数(個) 2,228[1,969] (注)1
    新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 普通株式 222,800[196,900]
    新株予約権の行使時の払込金額(円) 1株当たり1
    新株予約権の行使期間 2021年8月21日~2051年8月20日
    新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 発行価格 808資本組入額 404
    新株予約権の行使の条件 (注2)
    新株予約権の譲渡に関する事項 新株予約権を譲渡するには当社取締役会の決議を要する。
    組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 (注3)

    (注)1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

    2.各新株予約権の一部行使はできないものとする。

    権利者が権利行使期間中に取締役(指名委員会等設置会社における執行役を含む)、監査役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した場合等において、新株予約権割当契約書に従って権利行使をすることができる。
    権利者が権利行使期間中に死亡した場合、相続人は、新株予約権割当契約に定めるところにより、権利を行使することができる。
    その他の条件は、当社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結した「新株予約権付与契約」で定めるところによる。

    3.再編行為時の取扱い

    当社を完全子会社とする株式交換又は株式移転を行う場合には、当該時点において行使又は消却されていない新株予約権に係る義務を当該株式交換又は株式移転により完全親会社となる会社に一定の条件により承継させることができるものとする。

    ② 【ライツプランの内容】

    該当事項はありません。

    ③ 【その他の新株予約権等の状況】

    該当事項はありません。

    (3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

    該当事項はありません。

    (4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

    年月日 発行済株式総数増減数(株) 発行済株式総数残高(株) 資本金増減額(百万円) 資本金残高(百万円) 資本準備金増減額(百万円) 資本準備金残高(百万円)
    2019年4月1日~2020年3月31日 △22,542,400 378,336,521 65,476 80,712

    (注) 2019年11月7日開催の取締役会決議により、2020年3月31日付で自己株式を消却し、発行済株式総数が22,542,400株減少しております。

    (5) 【所有者別状況】

    2022年3月31日現在

    区分 株式の状況(1単元の株式数100株) 単元未満株式の状況(株)
    政府及び地方公共団体 金融機関 金融商品取引業者 その他の法人 外国法人等 個人その他
    個人以外 個人
    株主数(人) 0 69 58 398 484 78 40,213 41,300
    所有株式数(単元) 0 1,784,950 132,630 199,840 1,174,093 706 488,697 3,780,916 244,921
    所有株式数の割合(%) 0.00 47.21 3.51 5.29 31.05 0.02 12.92 100.00

    (注) 自己株式10,485,746株は、「個人その他」に104,857単元、「単元未満株式の状況」に46株含まれております。

    (6) 【大株主の状況】

    2022年3月31日現在

    氏名又は名称 住所 所有株式数(千株) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
    日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 港区浜松町2丁目11番3号 74,622 20.3
    明治安田生命保険相互会社 千代田区丸の内2丁目1-1 19,537 5.3
    株式会社日本カストディ銀行(信託口) 中央区晴海1丁目8-12 19,356 5.3
    SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店) 米国 ボストン(東京都中央区日本橋3丁目11-1) 7,154 1.9
    株式会社三菱UFJ銀行 千代田区丸の内2丁目7番1号 7,009 1.9
    株式会社常陽銀行 茨城県水戸市南町2丁目5番5号 6,121 1.7
    STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(株式会社みずほ銀行決済営業部) 米国 ボストン(港区港南2丁目15-1) 5,110 1.4
    株式会社静岡銀行 静岡市葵区呉服町1丁目10番地 4,996 1.4
    日本生命保険相互会社 千代田区丸の内1丁目6番6号 4,697 1.3
    JP MORGAN CHASE BANK 385781(株式会社みずほ銀行決済営業部) 英国 ロンドン(港区港南2丁目15-1) 4,213 1.1
    152,817 41.5

    (注)1 上記大株主表は、2022年3月31日現在の株主名簿に基づいたものであります。

    2 上記のほか、当社所有の自己株式10,486千株があります。

    3 2020年12月4日付で三井住友信託銀行株式会社及びその共同保有者による株式大量保有報告書(保有株式数23,380千株、保有比率6.18%)が以下の通り関東財務局長に提出されておりますが、当社として2022年3月31日現在の所有株式数の確認が出来ないため、上記表には含めておりません。

    氏名又は名称 住所 保有株券等の数(千株) 株券等保有割合(%)
    三井住友信託銀行株式会社 東京都千代田区丸の内1丁目4番1号 600 0.16
    三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 東京都港区芝公園1丁目1番1号 12,851 3.40
    日興アセットマネジメント株式会社 東京都港区赤坂9丁目7番1号 9,929 2.62

    4 2021年11月1日付で株式会社三菱UFJ銀行及びその共同保有者による株式大量保有報告書に関する変更報告書(保有株式数28,961千株、保有比率7.65%)が以下の通り関東財務局長に提出されておりますが、当社として2022年3月31日現在の所有株式数の確認が出来ないため、上記表には含めておりません。

    氏名又は名称 住所 保有株券等の数(千株) 株券等保有割合(%)
    株式会社三菱UFJ銀行 東京都千代田区丸の内2丁目7番1号 8,509 2.25
    三菱UFJ信託銀行株式会社 東京都千代田区丸の内1丁目4番5号 13,933 3.68
    三菱UFJ国際投信株式会社 東京都千代田区有楽町1丁目12番1号 6,519 1.72

    5 2022年4月7日付で野村證券株式会社及びその共同保有者による株式大量保有報告書(保有株式数24,892千株、保有比率6.58%)が以下の通り関東財務局長に提出されておりますが、当社として2022年3月31日現在の所有株式数の確認が出来ないため、上記表には含めておりません。

    氏名又は名称 住所 保有株券等の数(千株) 株券等保有割合(%)
    野村證券株式会社 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 1,406 0.37
    ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) 1 Angel Lane, London EC4R 3AB, United Kingdom 37 0.01
    野村アセットマネジメント株式会社 東京都江東区豊洲2丁目2番1号 23,449 6.58

    (7) 【議決権の状況】

    ① 【発行済株式】

    2022年3月31日現在

    区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
    無議決権株式
    議決権制限株式(自己株式等)
    議決権制限株式(その他)
    完全議決権株式(自己株式等) (自己保有株式)
    普通株式 10,485,700
    完全議決権株式(その他) 普通株式 367,605,900 3,676,059
    単元未満株式 普通株式 244,921
    発行済株式総数 378,336,521
    総株主の議決権 3,676,059

    (注)1.「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、役員報酬BIP信託にかかる信託口が保有する当社株式       576,900株が含まれております。

    2.「単元未満株式」欄の普通株式には、当社所有の自己株式46株が含まれております。

    ② 【自己株式等】

    2022年3月31日現在

    所有者の氏名又は名称 所有者の住所 自己名義所有株式数(株) 他人名義所有株式数(株) 所有株式数の合計(株) 発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)
    (自己保有株式)
    株式会社ニコン 東京都港区港南2丁目15番3号 10,485,700 0 10,485,700 2.8
    10,485,700 0 10,485,700 2.8

    (注) 上記の自己保有株式のほか、役員報酬BIP信託にかかる信託口が保有する当社株式576,900株を財務諸表上、自己株式として処理しております。

    (8) 【役員・従業員株式所有制度の内容】

    (当社取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度)

    当社は、株主との価値共有及び中長期的な業績向上に対する意欲や士気を高めることを目的として,受益者要件を満たす当社の取締役(監査等委員、社外取締役その他の非業務執行取締役及び国内非居住者を除く)及び執行役員(執行役員相当の者を含む。国内非居住者を除く。以下「業務執行取締役等」という)を対象にした業績連動型株式報酬制度を導入しておりましたが、2022年6月29日開催の第158期定時株主総会において、新しい株式報酬制度が承認されたことを機に本制度は廃止いたしました。

    なお、当社は、上記の業績連動型株式報酬制度のために、対象期間毎に合計12億円を上限とする信託金を役員報酬BIP(Board Incentive Plan)信託(以下「役員報酬BIP信託」という。)に拠出することとし、当該拠出金を原資として、役員報酬BIP信託により当社株式が株式市場から取得され、3年毎に設定する中期経営計画で提示する最終事業年度の当社全体の資本効率等の目標達成度等に基づき、0~150%の範囲で業務執行取締役等への報酬として株式等を交付する仕組みとしておりました。

    また、対象期間毎に業務執行取締役等に交付される当社株式の総数は73万株を上限としておりました。

    2 【自己株式の取得等の状況】

    【株式の種類等】 会社法第155条第3号及び会社法第155条第7号による普通株式の取得

    (1) 【株主総会決議による取得の状況】

    該当事項はありません。

    (2) 【取締役会決議による取得の状況】

    区分 株式数(株) 価額の総額(百万円)
    取締役会(2022年4月7日)での決議状況(取得期間2022年5月13日~2023年3月24日) 36,000,000 30,000
    当事業年度前における取得自己株式
    当事業年度における取得自己株式
    残存決議株式の総数及び価額の総額
    当事業年度の末日現在の未行使割合(%)
    当期間における取得自己株式 1,335,800 1,999
    提出日現在の未行使割合(%) 96.29 93.34

    (注)1.取得期間及び取得自己株式は約定日基準で記載しております。

    2.当期間における取得自己株式には、2022年6月1日から有価証券報告書提出日までに取得した株式は含めておりません。

    (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

    区分 株式数(株) 価額の総額(千円)
    当事業年度における取得自己株式 1,925 2,300
    当期間における取得自己株式 92 139

    (注) 当期間における取得自己株式には、2022年6月1日から有価証券報告書提出日までに取得した株式は含めておりません。

    (4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

    区分 当事業年度 当期間
    株式数(株) 処分価額の総額(千円) 株式数(株) 処分価額の総額(千円)
    引き受ける者の募集を行った取得自己株式
    消却の処分を行った取得自己株式
    合併、株式交換、株式交付、会社分割に係る移転を行った取得自己株式
    その他(単元未満株式の買増請求) 52 81
    その他(新株予約権の権利行使) 87,000 136,242
    保有自己株式数 10,485,746 11,821,638

    (注)1.保有自己株式は受渡日基準で記載しております。

    2.当期間における保有自己株式には、2022年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含めておりません。

    3.上記の保有自己株式のほか、役員報酬BIP信託にかかる信託口が保有する当社株式576,900株を財務諸表上、自己株式として処理しております。

    3 【配当政策】

    当社の利益配分は持続的成長に向けた投資(戦略投資、R&D、設備投資)を強化するとともに、株主重視の観点から安定的な配当を行うことを基本とし、同時に柔軟な株主還元政策により中長期的な視点に基づく最適な資本配分を実現する方針としております。

    2022年3月期は、増収増益となり、期末配当金は1株当たり20円とさせていただき、年間配当金は中間配当の20円と合わせ1株当たり40円と決定いたしました。

    当社の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としております。配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。なお、当社は中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。

    (注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。

    決議年月日 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円)
    2021年11月4日取締役会決議 7,356 20.00
    2022年6月29日定時株主総会決議 7,357 20.00

    4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】

    (1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】

    ① コーポレート・ガバナンスに対する基本的な考え方 

    当社グループは、企業理念である「信頼と創造」を変わることのないテーマとして、すべての活動の根幹とし、社会の持続可能な発展に貢献することを目指します。

    当社グループの企業理念を踏まえ、誠実・真摯な姿勢で、株主に対する受託者責任、お客様、従業員、事業パートナー及び社会等のステークホルダーに対する責任を果たし、透明性の高い経営を行います。また、コーポレートガバナンス・コードの趣旨に則り、経営のさらなる効率化と透明性の向上、業務執行の監督機能の一層の強化により、当社グループの持続的成長と中長期的な企業価値の向上を図ります。

    このような考え方に基づき、当社は、コーポレート・ガバナンスの一層の充実を目指し、権限委譲による執行責任の明確化と意思決定の効率化を図るとともに、取締役会による監督機能をより一層強化することができる監査等委員会設置会社を採用しています。

    ② 企業統治の体制の概要

    a) 取締役会

    ア) 取締役会の役割

    取締役会は、法令及び定款に定められた事項、並びに当社グループの重要事項について意思決定し、取締役の業務執行の監督を行います。

    当社では、経営陣への委任の範囲を明確化し、経営陣による迅速な意思決定と業務執行を可能とするため、取締役会付議・報告基準において、取締役会に付議すべき事項を具体的に定めます。例えば、経営の基本方針、中期経営計画、年度計画、内部統制システムの基本方針、一定の金額水準を超える投融資等の重要な業務執行の決定については、取締役会で行います。

    イ) 取締役会の構成・規模

    取締役会は、当社グループの事業に関する深い知見を有する取締役、財務・会計、法令順守等に関する知識・経験を有する取締役に加え、取締役会の多様性も考慮したうえで、その実効性を確保するための適切な員数を維持し、全体としてバランスのとれた構成とします。また、取締役会の監督機能をより強化するため、独立性を有する社外取締役5名(うち3名は監査等委員)を選任しています。また、取締役会議長は、非業務執行取締役である牛田一雄が務めています。

    ウ) 取締役会の運営・情報入手・支援体制

    当社は、取締役に対して、その役割及び責務を実効的に果たすことができるよう、適切かつ必要な情報提供に努めます。また、取締役会においては、建設的な議論や意見交換が可能となるよう、取締役会出席者への関連資料の事前配付、また、必要に応じて社外取締役への事前説明を実施します。

    エ) 取締役会の実効性評価

    取締役会は、毎年その実効性について分析・評価を行い、その評価結果の概要を開示するとともに、さらなる機能向上に向けた討議を実施します。

    b) 監査等委員会

    ア) 監査等委員会の役割

    監査等委員会は、独立した機関として、監査等委員以外の取締役・執行役員の業務執行状況を監査・監督します。そのため、監査等委員は取締役会の他、経営委員会等の重要会議へ定期的に出席し、経営及び取締役に対する監査・監督を行います。

    イ) 監査等委員会の構成・規模

    監査等委員会は、定款に定める5名以内の範囲で、実効性の高い監査・監督の実現のための適切な員数を維持します。また、監査等委員には、適切な経験・能力及び財務・会計・法務に関する知識を有する者を選任し、特に、財務・会計に関する十分な知見を有する者を1名以上選任するとともに、監査体制の独立性及び中立性を一層高めるため、その過半数を、独立性を有する社外取締役で構成します。なお、委員長は、社外取締役である蛭田史郎が務めています。

    c) 指名審議委員会

    ア) 指名審議委員会の役割

    指名審議委員会は、取締役会の任意の諮問機関として、取締役及び執行役員の選解任の決定が透明性・客観性をもってなされることを目的に、最高経営責任者・社長執行役員・取締役の選解任基準の策定及び候補者の指名、取締役会の構成の検討、執行役員人事の監督等を行います。

    イ) 指名審議委員会の構成・規模

    適切な監督を実施するという観点から、委員の過半数を社外取締役とするとともに、委員長も社外取締役とします。

    具体的には、取締役会議長である牛田一雄、社外取締役である村山滋、立岡恒良及び澄田誠の4名で構成し、委員長は、社外取締役である澄田誠が務めています。

    d) 報酬審議委員会

    ア) 報酬審議委員会の役割

    報酬審議委員会は、取締役会の任意の諮問機関として、役員報酬が透明性・客観性及び業績との連動性をもって定められることを目的とし、役員報酬の方針及び関連諸制度の審議、提言を行います。

    イ) 報酬審議委員会の構成・規模

    適切な監督を実施するという観点から、委員の半数以上を社外取締役とするとともに、委員長も社外取締役とします。

    具体的には、取締役会議長である牛田一雄、代表取締役兼社長執行役員である馬立稔和、社外取締役である蛭田史郎及び村山滋の計4名で構成し、委員長は、社外取締役である村山滋が務めています。なお、社外有識者であるペイ・ガバナンス日本株式会社 代表取締役 阿部直彦氏をアドバイザーとして招いています。

    なお、当社のコーポレート・ガバナンス体制の模式図は次のとおりです。

    ③ 企業統治に関するその他の事項

    a) 内部統制の状況

    内部統制システムの整備の状況、リスク管理体制の整備の状況、子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況につきましては、以下のとおりです。

    ア) グループの取締役等及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制

    ⅰ グループの社会的責任に対する基本姿勢及びグループの役職員が法令や社内規則に従い高い倫理観をもって良識ある行動をとるための基準を示した「ニコン行動規範」を制定し、企業倫理意識の浸透・定着を図ります。

    ⅱ 「コンプライアンス委員会」が、企業行動の遵法性、公正性、健全性を確保するための活動を定常的に行います。また、「サステナビリティ委員会」が、社会的責任を含むサステナビリティを巡る課題について、改善のための活動、教育・啓発を行います。

    なお、「ニコン環境長期ビジョン」を掲げ、健全な環境を次世代に引き継ぎ、社会の持続的発展を可能にするため、「環境部会」が、事業活動による環境負荷や気候関連リスクをはじめとする環境リスクを的確に把握し、環境に関する取り組みの目標と進捗状況をモニタリングし、環境保全活動を進めます。各委員会で扱われた内容は取締役会に報告され、取締役会は経営の視点からサステナビリティに関わる取り組みの有効性を監督します。

    ⅲ 反社会的勢力の排除に関しては、その基本的な考え方を「ニコン行動規範」において規定し、さらに、弁護士や警察等と連携し、組織的に対応する体制を構築します。

    ⅳ グループの財務報告の信頼性を確保するため、「財務報告に係る内部統制に関する基本方針」を定めるとともに、必要な体制の整備・改善に努めます。

    ⅴ グループの業務遂行が、法令、社内規則等に則って適正に行われていることを監査するとともに、必要に応じて改善のための提言を行うため、各業務執行部門から独立した内部監査部門として経営監査部を設置し、内部監査を行います。

    ⅵ 社会規範、企業倫理に反する行為を防止・是正し、グループのコンプライアンスを徹底するために、「倫理ホットライン」などの報告相談窓口を設置し、運用します。

    イ) グループの取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制

    ⅰ 当社及び国内子会社においては、執行役員制度により業務執行における権限と責任を明確化し、迅速な意思決定と業務執行の効率化を図ります。

    ⅱ 組織的かつ効率的な業務遂行のために、グループにおいて各組織並びに役職位の責任と権限の体系を明確にした権限規程を制定し、運用します。

    ⅲ 当社の取締役がグループの意思決定及び業務執行を効率的に行うことを目的として、「経営委員会」、各種委員会等の会議体を設置し、運用します。この内、「経営委員会」は、業務執行取締役等から構成され、取締役会の決定した経営基本方針に基づき、全般的な業務執行方針、会社全般の内部統制に関する事項並びに経営に関する重要事項について審議・決定するとともに、各部署より重要事項の報告を受けております。

    ⅳ 企業理念である「信頼と創造」の下、グループの経営目標を中期経営計画及び年度計画の中で定め、施策として展開・具体化します。年度計画目標の達成に向けては、事業部制によって事業運営を行い、事業上の課題及び対応を検討する会議を定期的に開催します。また、「業績評価制度」に基づいて年度計画目標の達成度を評価・確認します。

    ウ) 当社の取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制

    ⅰ 当社の取締役の職務執行に係る決議・決裁・報告の内容は、「取締役会規則」「経営委員会規則」「ニコングループ情報管理規程」において定められた保存期間・書類にて保存します。また、必要に応じ取締役、会計監査人が閲覧可能な状態で管理する体制を整備します。

    ⅱ 情報の保護については、情報セキュリティ推進部が、グループ全体の情報管理を一元的に統括するなど体制の整備・強化に努めます。また、グループ共通の規程を整備し、機密区分・重要度に応じた閲覧権者の明確化、パスワード管理、情報の漏洩・改ざん・破壊防止の措置等について役職員に対し周知・徹底を図ります。

    エ) グループの損失の危険の管理に関する規程その他の体制

    ⅰ 企業経営・事業継続に重大な影響を及ぼすリスクの識別・評価・管理が重要な課題であるとの認識の下、「リスク管理委員会」が全社的な見地でリスクを把握し、対応方針等を決定します。また、「リスク管理委員会」傘下の「品質委員会」、「輸出審査委員会」及び「コンプライアンス委員会」に加え、「サステナビリティ委員会」及び傘下の「環境部会」等にて専門的知見からリスクを把握し、各リスクに対する規程等の整備及び遵守徹底を図ることで、グループを取り巻くリスクを適切に管理する体制の整備に努めます。

    ⅱ 経営監査部は、上記の各委員会等によるリスクの管理状況について、監査、有効性の評価を行い、必要に応じ代表取締役を通じて取締役会に報告し、取締役会は改善策が講じられる体制を整備します。

    オ) 子会社の取締役等の職務の執行に係る事項の当社への報告に関する体制

    子会社の重要な事項については、「子会社等に関する決裁・報告規程」により当社への報告、当社での決裁等がなされる体制を整備します。

    カ) 当社の監査等委員会の職務を補助すべき使用人に関する事項、当該使用人の取締役(監査等委員である取締役を除く)からの独立性に関する事項及び監査等委員会の当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項

    ⅰ 監査等委員会運営を効率的に行い、監査等委員会監査の実効性を高めることを目的として、当社監査等委員会の指揮命令に従って監査等委員会の職務を補助する当社の使用人若干名を、専任の監査等委員会スタッフとして従事させます。

    ⅱ 監査等委員会スタッフに対する指揮命令、人事異動及び人事考課については、業務執行者からの独立性を確保します。

    キ) グループの取締役等が当社の監査等委員会に報告をするための体制その他の当社の監査等委員会への報告に関する体制及び当該報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制

    ⅰ 当社の監査等委員は、重要な会議に出席し、グループの経営状態・意思決定プロセスについて常に把握する機会を確保します。

    ⅱ 当社の監査等委員会に対しては、会社に著しい損害を及ぼすおそれがある事実、コンプライアンスに関する報告相談窓口に寄せられた情報、予め取締役と協議して定めた監査等委員会に対する報告事項等について、適切かつ有効に報告がなされる体制を整備します。

    ⅲ 当社の監査等委員会に対しては、経営監査部より、内部監査に関わる状況とその監査結果の報告を行い、当社の監査等委員会は必要に応じて経営監査部に調査を求めるなど、緊密な連携を保ちます。

    ⅳ 報告相談窓口である「倫理ホットライン」に報告した者への報復行為を禁ずる規定を「倫理ホットライン運用規程」に置くなど、当社の監査等委員会への報告を理由とする不利な取扱いがなされないことを確保します。

    ク) 当社の監査等委員の職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項

    当社の監査等委員の職務に係わる費用については、監査等委員会からの申請に基づき一定の年間予算を設け、必要な費用は予算を超過する場合であっても法令に則り当社が支払います。さらに、必要に応じて外部の専門家を起用するために要する費用についても、当社が支払います。

    ケ) その他当社の監査等委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制

    ⅰ 当社の監査等委員会の執行部門からの独立を確保するとともに、当社の監査等委員会は代表取締役と定期的に会合を持ち、会社が対処すべき課題、監査上の重要課題等について意見を交換し、必要と判断される要請を行います。

    ⅱ 当社の監査等委員会は、会計監査人と定期的に会合を持ち、積極的な意見交換・情報交換を行います。

    b) その他

    ア)当社は、会社法第427条第1項に基づき、非業務執行取締役との間で、会社法第423条第1項に定める取締役の責任について、損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任限度額は、法令が定める額としています。また、当社は、会社法第426条第1項の規定により、任務を怠ったことによる取締役(取締役であった者を含む。)の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨を定款に定めています。これは、取締役が職務遂行にあたり期待される役割を十分に発揮できるようにするためです。

    イ)当社は、会社法第430条の3に基づき、役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、当該保険により、被保険者が会社の役員としての業務につき行った行為に起因して損害賠償請求を受けたことにより被保険者が負担することになる損害等を填補することとしております。

    当該役員等賠償責任保険契約の被保険者は当社取締役及び当社執行役員等であり、被保険者がその保険料の約一割を負担しております。なお、当該役員等賠償責任保険契約においては、当社取締役及び当社執行役員等の職務の執行の適正性が損なわれないようにするための措置として、一定の免責額の定めを設け、当該金額に至らない損害については填補の対象としないこととしております。

    ウ)当社の監査等委員以外の取締役は15名以内とする旨、また、監査等委員である取締役は5名以内とする旨、取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもってこれを行う旨、また、累積投票によらない旨、定款に定めています。

    エ)当社は、機動的に自己株式の取得が行えるようにするため、会社法第165条第2項の規定に基づき、取締役会の決議により自己株式が取得できる旨、定款に定めています。

    オ)当社は、株主へ安定的に利益還元を行うため、会社法第454条第5項に定める剰余金の配当(中間配当)を行うことができる旨、定款に定めています。

    カ)当社は、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営が行えるようにするため、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上の多数をもって行う旨、定款に定めています。

    (2) 【役員の状況】

    ① 役員一覧

    男性10名 女性1名 (役員のうち女性の比率 9.1%)

    役職名 氏名 生年月日 略歴 任期 所有株式数(千株)
    取締役 取締役会議長 牛田一雄 1953年1月25日 1975年4月 当社入社 2003年6月 当社執行役員 2005年6月 当社常務取締役 兼 上席執行役員 2007年6月 当社取締役 兼 専務執行役員 2013年6月 当社代表取締役 兼 副社長執行役員 2014年6月 当社代表取締役 兼 社長執行役員 2019年4月 当社代表取締役会長 2020年4月 当社取締役会長 2021年6月 当社取締役 取締役会議長(現) 1975年4月 当社入社 2003年6月 当社執行役員 2005年6月 当社常務取締役 兼 上席執行役員 2007年6月 当社取締役 兼 専務執行役員 2013年6月 当社代表取締役 兼 副社長執行役員 2014年6月 当社代表取締役 兼 社長執行役員 2019年4月 当社代表取締役会長 2020年4月 当社取締役会長 2021年6月 当社取締役 取締役会議長(現) (注)2 43
    1975年4月 当社入社
    2003年6月 当社執行役員
    2005年6月 当社常務取締役 兼 上席執行役員
    2007年6月 当社取締役 兼 専務執行役員
    2013年6月 当社代表取締役 兼 副社長執行役員
    2014年6月 当社代表取締役 兼 社長執行役員
    2019年4月 当社代表取締役会長
    2020年4月 当社取締役会長
    2021年6月 当社取締役 取締役会議長(現)
    代表取締役 兼 社長執行役員CEO、CTO、デザインセンター担当、映像ソリューション推進室担当、先進技術開発本部担当 馬立稔和 1956年3月1日 1980年4月 当社入社 2005年6月 当社執行役員 2012年6月 当社常務執行役員 2019年4月 当社社長執行役員 2019年6月 当社代表取締役 兼 社長執行役員 兼 CEO 2020年4月 当社代表取締役 兼 社長執行役員 2021年10月 当社代表取締役 兼 社長執行役員CEO、CTO、デザインセンター担当、映像ソリューション推進室担当、先進技術開発本部担当(現) 1980年4月 当社入社 2005年6月 当社執行役員 2012年6月 当社常務執行役員 2019年4月 当社社長執行役員 2019年6月 当社代表取締役 兼 社長執行役員 兼 CEO 2020年4月 当社代表取締役 兼 社長執行役員 2021年10月 当社代表取締役 兼 社長執行役員CEO、CTO、デザインセンター担当、映像ソリューション推進室担当、先進技術開発本部担当(現) (注)2 28
    1980年4月 当社入社
    2005年6月 当社執行役員
    2012年6月 当社常務執行役員
    2019年4月 当社社長執行役員
    2019年6月 当社代表取締役 兼 社長執行役員 兼 CEO
    2020年4月 当社代表取締役 兼 社長執行役員
    2021年10月 当社代表取締役 兼 社長執行役員CEO、CTO、デザインセンター担当、映像ソリューション推進室担当、先進技術開発本部担当(現)
    代表取締役 兼 専務執行役員CAO、CRO、経営管理本部長、情報セキュリティ推進部担当、法務・知的財産本部担当 小田島匠 1958年12月5日 1981年4月 当社入社 2012年6月 当社執行役員 2017年6月 当社取締役 兼 常務執行役員 2020年4月 当社代表取締役 兼 専務執行役員 2021年4月 当社代表取締役 兼 専務執行役員CAO、CRO、経営管理本部長、情報セキュリティ推進部担当、法務・知的財産本部担当(現) 1981年4月 当社入社 2012年6月 当社執行役員 2017年6月 当社取締役 兼 常務執行役員 2020年4月 当社代表取締役 兼 専務執行役員 2021年4月 当社代表取締役 兼 専務執行役員CAO、CRO、経営管理本部長、情報セキュリティ推進部担当、法務・知的財産本部担当(現) (注)2 14
    1981年4月 当社入社
    2012年6月 当社執行役員
    2017年6月 当社取締役 兼 常務執行役員
    2020年4月 当社代表取締役 兼 専務執行役員
    2021年4月 当社代表取締役 兼 専務執行役員CAO、CRO、経営管理本部長、情報セキュリティ推進部担当、法務・知的財産本部担当(現)
    取締役 兼 専務執行役員CFO、経営監査部担当、サステナビリティ戦略部担当、財務・経理本部担当、ITソリューション本部担当 德成旨亮 1960年3月6日 1982年4月 三菱信託銀行(株)(現三菱UFJ信託銀行(株))入社 2005年10月 同行フロンティア戦略企画部長 2007年4月 同行役員付部長 兼 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ財務企画部長 2009年6月 同行執行役員 兼 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ財務企画部長 2010年6月 同行執行役員経営企画部長 2011年6月 同行常務執行役員経営企画部長 2012年6月 同行常務取締役経営企画部・フロンティア戦略企画部・人事部・社員相談室担当 2013年6月 同行専務取締役経営企画部・フロンティア戦略企画部・人事部・社員相談室担当 2014年6月 同行専務取締役経営企画部・フロンティア戦略企画部担当 2015年6月 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ取締役執行役常務グループCFO 兼 (株)三菱東京UFJ銀行(現(株)三菱UFJ銀行)常務取締役CFO 2016年5月 同社取締役執行役専務グループCFO 兼 (株)三菱東京UFJ銀行専務取締役CFO 2018年6月 同社執行役専務グループCFO 兼 (株)三菱UFJ銀行専務取締役CFO 2020年4月 当社専務執行役員 CFO、財務・経理本部担当 2020年6月 当社取締役 兼 専務執行役員 2021年4月 当社取締役 兼 専務執行役員CFO、経営監査部担当、サステナビリティ戦略部担当、財務・経理本部担当、ITソリューション本部担当(現) 1982年4月 三菱信託銀行(株)(現三菱UFJ信託銀行(株))入社 2005年10月 同行フロンティア戦略企画部長 2007年4月 同行役員付部長 兼 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ財務企画部長 2009年6月 同行執行役員 兼 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ財務企画部長 2010年6月 同行執行役員経営企画部長 2011年6月 同行常務執行役員経営企画部長 2012年6月 同行常務取締役経営企画部・フロンティア戦略企画部・人事部・社員相談室担当 2013年6月 同行専務取締役経営企画部・フロンティア戦略企画部・人事部・社員相談室担当 2014年6月 同行専務取締役経営企画部・フロンティア戦略企画部担当 2015年6月 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ取締役執行役常務グループCFO 兼 (株)三菱東京UFJ銀行(現(株)三菱UFJ銀行)常務取締役CFO 2016年5月 同社取締役執行役専務グループCFO 兼 (株)三菱東京UFJ銀行専務取締役CFO 2018年6月 同社執行役専務グループCFO 兼 (株)三菱UFJ銀行専務取締役CFO 2020年4月 当社専務執行役員 CFO、財務・経理本部担当 2020年6月 当社取締役 兼 専務執行役員 2021年4月 当社取締役 兼 専務執行役員CFO、経営監査部担当、サステナビリティ戦略部担当、財務・経理本部担当、ITソリューション本部担当(現) (注)2 7
    1982年4月 三菱信託銀行(株)(現三菱UFJ信託銀行(株))入社
    2005年10月 同行フロンティア戦略企画部長
    2007年4月 同行役員付部長 兼 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ財務企画部長
    2009年6月 同行執行役員 兼 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ財務企画部長
    2010年6月 同行執行役員経営企画部長
    2011年6月 同行常務執行役員経営企画部長
    2012年6月 同行常務取締役経営企画部・フロンティア戦略企画部・人事部・社員相談室担当
    2013年6月 同行専務取締役経営企画部・フロンティア戦略企画部・人事部・社員相談室担当
    2014年6月 同行専務取締役経営企画部・フロンティア戦略企画部担当
    2015年6月 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ取締役執行役常務グループCFO 兼 (株)三菱東京UFJ銀行(現(株)三菱UFJ銀行)常務取締役CFO
    2016年5月 同社取締役執行役専務グループCFO 兼 (株)三菱東京UFJ銀行専務取締役CFO
    2018年6月 同社執行役専務グループCFO 兼 (株)三菱UFJ銀行専務取締役CFO
    2020年4月 当社専務執行役員 CFO、財務・経理本部担当
    2020年6月 当社取締役 兼 専務執行役員
    2021年4月 当社取締役 兼 専務執行役員CFO、経営監査部担当、サステナビリティ戦略部担当、財務・経理本部担当、ITソリューション本部担当(現)
    役職名 氏名 生年月日 略歴 任期 所有株式数(千株)
    取締役 村山 滋 1950年2月27日 1974年4月 川崎重工業(株)入社 2005年4月 同社執行役員 2008年4月 同社常務執行役員 2010年6月 同社代表取締役常務 2013年6月 同社代表取締役社長 2016年6月 同社代表取締役会長 2017年6月 同社取締役会長 2020年6月 同社特別顧問(現) 2020年6月 当社社外取締役(現) 1974年4月 川崎重工業(株)入社 2005年4月 同社執行役員 2008年4月 同社常務執行役員 2010年6月 同社代表取締役常務 2013年6月 同社代表取締役社長 2016年6月 同社代表取締役会長 2017年6月 同社取締役会長 2020年6月 同社特別顧問(現) 2020年6月 当社社外取締役(現) (注)2 1
    1974年4月 川崎重工業(株)入社
    2005年4月 同社執行役員
    2008年4月 同社常務執行役員
    2010年6月 同社代表取締役常務
    2013年6月 同社代表取締役社長
    2016年6月 同社代表取締役会長
    2017年6月 同社取締役会長
    2020年6月 同社特別顧問(現)
    2020年6月 当社社外取締役(現)
    取締役 立岡恒良 1958年1月29日 1980年4月 通商産業省(現経済産業省) 入省 2010年1月 内閣官房内閣審議官 2011年8月 経済産業省大臣官房長 2013年6月 経済産業事務次官 2015年7月 退官 2022年6月 当社社外取締役(現) 1980年4月 通商産業省(現経済産業省) 入省 2010年1月 内閣官房内閣審議官 2011年8月 経済産業省大臣官房長 2013年6月 経済産業事務次官 2015年7月 退官 2022年6月 当社社外取締役(現) (注)2 2
    1980年4月 通商産業省(現経済産業省) 入省
    2010年1月 内閣官房内閣審議官
    2011年8月 経済産業省大臣官房長
    2013年6月 経済産業事務次官
    2015年7月 退官
    2022年6月 当社社外取締役(現)
    取締役(常勤監査等委員) 萩原 哲 1961年7月18日 1985年4月 当社入社 2015年6月 当社執行役員 2017年6月 当社取締役 兼 常務執行役員 2020年6月 当社常務執行役員 2021年6月 当社取締役(常勤監査等委員)(現) 1985年4月 当社入社 2015年6月 当社執行役員 2017年6月 当社取締役 兼 常務執行役員 2020年6月 当社常務執行役員 2021年6月 当社取締役(常勤監査等委員)(現) (注)3 13
    1985年4月 当社入社
    2015年6月 当社執行役員
    2017年6月 当社取締役 兼 常務執行役員
    2020年6月 当社常務執行役員
    2021年6月 当社取締役(常勤監査等委員)(現)
    取締役(常勤監査等委員) 鶴見 淳 1959年9月29日 1982年4月 当社入社 2012年4月 当社財務・経理本部財務部ゼネラルマネジャー 2014年6月 当社経営監査部長 2018年6月 当社取締役(常勤監査等委員)(現) 1982年4月 当社入社 2012年4月 当社財務・経理本部財務部ゼネラルマネジャー 2014年6月 当社経営監査部長 2018年6月 当社取締役(常勤監査等委員)(現) (注)4 10
    1982年4月 当社入社
    2012年4月 当社財務・経理本部財務部ゼネラルマネジャー
    2014年6月 当社経営監査部長
    2018年6月 当社取締役(常勤監査等委員)(現)
    取締役(監査等委員) 蛭田史郎 1941年12月20日 1964年4月 旭化成工業(株)(現 旭化成(株))入社 1997年6月 同社取締役 1999年6月 同社常務取締役 2001年6月 同社専務取締役 2002年6月 同社取締役副社長 2003年4月 同社代表取締役社長 2010年4月 同社取締役最高顧問 2010年6月 同社最高顧問 2013年6月 同社常任相談役 2016年6月 同社相談役 2019年6月 当社社外取締役 2020年6月 当社社外取締役(監査等委員)(現) 1964年4月 旭化成工業(株)(現 旭化成(株))入社 1997年6月 同社取締役 1999年6月 同社常務取締役 2001年6月 同社専務取締役 2002年6月 同社取締役副社長 2003年4月 同社代表取締役社長 2010年4月 同社取締役最高顧問 2010年6月 同社最高顧問 2013年6月 同社常任相談役 2016年6月 同社相談役 2019年6月 当社社外取締役 2020年6月 当社社外取締役(監査等委員)(現) (注)4 3
    1964年4月 旭化成工業(株)(現 旭化成(株))入社
    1997年6月 同社取締役
    1999年6月 同社常務取締役
    2001年6月 同社専務取締役
    2002年6月 同社取締役副社長
    2003年4月 同社代表取締役社長
    2010年4月 同社取締役最高顧問
    2010年6月 同社最高顧問
    2013年6月 同社常任相談役
    2016年6月 同社相談役
    2019年6月 当社社外取締役
    2020年6月 当社社外取締役(監査等委員)(現)
    取締役(監査等委員) 山神麻子 1970年1月1日 1999年4月 弁護士登録太陽法律事務所(現ポールヘイスティングス法律事務所)入所 2005年10月 ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社(出向) 2006年5月 日本アイ・ビー・エム(株)入社 2012年7月 名取法律事務所(現ITN法律事務所)入所(パートナー)(現) 2016年1月 日本弁護士連合会国際室室長 2020年6月 当社社外取締役(監査等委員)(現) 1999年4月 弁護士登録太陽法律事務所(現ポールヘイスティングス法律事務所)入所 2005年10月 ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社(出向) 2006年5月 日本アイ・ビー・エム(株)入社 2012年7月 名取法律事務所(現ITN法律事務所)入所(パートナー)(現) 2016年1月 日本弁護士連合会国際室室長 2020年6月 当社社外取締役(監査等委員)(現) (注)4
    1999年4月 弁護士登録太陽法律事務所(現ポールヘイスティングス法律事務所)入所
    2005年10月 ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社(出向)
    2006年5月 日本アイ・ビー・エム(株)入社
    2012年7月 名取法律事務所(現ITN法律事務所)入所(パートナー)(現)
    2016年1月 日本弁護士連合会国際室室長
    2020年6月 当社社外取締役(監査等委員)(現)
    役職名 氏名 生年月日 略歴 任期 所有株式数(千株)
    取締役(監査等委員) 澄田 誠 1954年1月6日 1980年4月 株式会社野村総合研究所入社 1996年6月 イノテック株式会社取締役 2005年4月 同社代表取締役専務 2007年4月 同社代表取締役社長 2011年6月 TDK株式会社社外監査役 2013年4月 イノテック株式会社代表取締役会長 2013年6月 TDK株式会社社外取締役 2018年6月 イノテック株式会社取締役会長 2018年6月 TDK株式会社取締役会長 2021年4月 イノテック株式会社取締役 2022年4月 TDK株式会社取締役 2022年6月 当社社外取締役(監査等委員)(現) 1980年4月 株式会社野村総合研究所入社 1996年6月 イノテック株式会社取締役 2005年4月 同社代表取締役専務 2007年4月 同社代表取締役社長 2011年6月 TDK株式会社社外監査役 2013年4月 イノテック株式会社代表取締役会長 2013年6月 TDK株式会社社外取締役 2018年6月 イノテック株式会社取締役会長 2018年6月 TDK株式会社取締役会長 2021年4月 イノテック株式会社取締役 2022年4月 TDK株式会社取締役 2022年6月 当社社外取締役(監査等委員)(現) (注)4
    1980年4月 株式会社野村総合研究所入社
    1996年6月 イノテック株式会社取締役
    2005年4月 同社代表取締役専務
    2007年4月 同社代表取締役社長
    2011年6月 TDK株式会社社外監査役
    2013年4月 イノテック株式会社代表取締役会長
    2013年6月 TDK株式会社社外取締役
    2018年6月 イノテック株式会社取締役会長
    2018年6月 TDK株式会社取締役会長
    2021年4月 イノテック株式会社取締役
    2022年4月 TDK株式会社取締役
    2022年6月 当社社外取締役(監査等委員)(現)
    119

    (注)1.取締役のうち、村山滋、立岡恒良、蛭田史郎、山神麻子、澄田誠は、会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。

    2.取締役(監査等委員であるものを除く)の任期は、2022年3月期に係る定時株主総会終結の時から2023年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    3.監査等委員である取締役のうち萩原哲の任期は2021年3月期に係る定時株主総会終結の時から2023年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    4.監査等委員である取締役のうち鶴見淳、蛭田史郎、山神麻子、澄田誠の任期は2022年3月期に係る定時株主総会終結の時から2024年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

    5.当社は、経営の意思決定と業務執行のさらなる迅速化を図るため、2001年6月より執行役員制度を導入しております。また、2021年4月より特定の専門分野での卓越した専門知識や経験及び顕著な功績を有するとともに、会社経営に貢献し、実績を上げている者をエグゼクティブ・フェローに任命しております。

    取締役を兼務しない執行役員及びエグゼクティブ・フェローは、次の17名であります。

    専務執行役員 CMO、生産本部長 石塚 伸之
    常務執行役員 半導体装置事業部長 濱谷 正人
    常務執行役員 映像事業部長 池上 博敬
    常務執行役員 社長室長、光学本部担当 大村 泰弘
    常務執行役員 FPD装置事業部長、ガラス事業室担当 戸口 学
    執行役員 産業機器事業部長 中山 正
    執行役員 半導体装置事業部生産統括部長 金原 寿郎
    執行役員 ヘルスケア事業部長 山口 達也
    執行役員 Nikon Precision Inc. Director & Executive Vice President 兼 デジタルソリューションズ事業部副事業部長 兼 Nikon Ventures Corporation CEO Hamid Zarringhalam
    執行役員 次世代プロジェクト本部長 柴崎 祐一
    執行役員 半導体装置事業部副事業部長 森田 眞弘
    執行役員 デジタルソリューションズ事業部長 牧 良浩
    執行役員 Nikon Europe B.V. Director & President 梶原 望
    執行役員 FPD 装置事業部開発統括部長 宮崎 聖二
    執行役員 カスタムプロダクツ事業部長 江守 茂
    エグゼクティブ・フェロー 映像事業部開発統括部長 村上 直之
    エグゼクティブ・フェロー 先進技術開発本部長 土肥 正明
    ② 社外取締役の状況

    当社には監査等委員以外の社外取締役が2名、監査等委員である社外取締役が3名おり、このうち、監査等委員以外の社外取締役である村山滋は500株、立岡恒良は2,000株、監査等委員である社外取締役である蛭田史郎は3,000株の当社株式を所有しておりますが、この他に当社との間に人的関係、取引関係その他の利害関係はありません。

    当社の社外取締役は、他社における経営者としての豊富な知識・経験等を有し、あるいは、弁護士としての専門知識・経験等を有し、会社より独立した公正で客観的な立場から監査・監督機能を担っています。社外取締役の大局的な見地からの意見等は、当社の企業価値の向上及びコンプライアンス遵守の経営に貢献します。

    以上のとおり、当社においては、社外取締役は、その期待される機能・役割を発揮し、社外取締役の選任状況は十分であると考えます。

    なお、社外取締役を選任する際、独立性に関する東京証券取引所所定の基準の何れにも該当せず、また、一般株主と利益相反が生じるおそれがなく、公正な立場から監査・監督機能を担っていただけると当社として判断できることを、当社における社外取締役の独立性に関する方針としております。

    また、当社においては、社外取締役又は社外監査役を選任するための会社からの独立性に関する基準を定めており、会社法上の社外取締役の要件に加え、以下の要件に該当しない場合には、当該社外取締役に独立性があると判断いたします。

    a) 候補者が、当社グループの在籍者または出身者である場合

    b) 候補者が、当社の「主要な取引先※」若しくは「主要な取引先」の業務執行者である場合

    c) 候補者が、主要株主若しくは主要株主の業務執行者である場合

    d) 候補者が、社外取締役の相互就任の関係にある先の出身者である場合

    e) 候補者が、当社が寄付を行っている先またはその出身者である場合

    f) 候補者の二親等以内の者が当社グループまたは当社の「主要な取引先」の重要な業務執行者である場合

    ※「主要な取引先」とは、以下に該当する取引先をいうものとします。

    (1) 過去3年間の何れかの1年において以下の取引がある取引先

    ・当社からの支払いが取引先連結売上高の2%若しくは1億円のいずれか高い方を超える取引先

    ・当社への支払いが当社連結売上高の2%若しくは2億円のいずれか高い方を超える取引先

    (2) 当社より、過去3事業年度の平均で、年間1千万円を超える報酬を得ているコンサルタント、会計専門家または法律専門家

    ③ 社外取締役による監督又は監査と内部監査、監査等委員監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

    社外取締役は、経営監査部が実施した内部監査等について、代表取締役を通じて取締役会に必要に応じ報告される内容を把握し、取締役会を通じて改善策を講じることに携わります。また、監査等委員である社外取締役は、会計監査人と定期的に会合を持ち、積極的な意見交換・情報交換を行うほか、経営監査部より定期的に報告を受け、緊密な連携を保ちます。

    (3) 【監査の状況】

    ① 監査等委員会による監査の状況

    a) 監査等委員会の組織・人員・手続

    監査等委員会は取締役5名で構成され、うち3名は独立性を有する社外取締役であります。社外監査等委員には、他社における経営者としての豊富な知識・経験を有する、あるいは弁護士としての専門知識・経験等を有する者を選任しております。当社は定款にて常勤監査等委員を置くことができる旨を定めており、監査等委員会活動の実効性を確保するため監査等委員会規則に従って、監査等委員の互選により常勤監査等委員2名を選定しております。なお、常勤監査等委員の萩原哲及び鶴見淳は、当社の経理部門における長年の経歴を有しており、財務及び会計に関して相当程度の知見を有しております。

    また、監査等委員の職務を補助する体制として、執行からの独立性を確保したうえで専任スタッフ2名を配置しております。

    b) 監査等委員会の活動状況

    ア)監査等委員会の開催頻度、個々の監査等委員の出席状況

    監査等委員会は、原則として2か月に1回開催するほか必要に応じて随時開催しており、当事業年度は10回の監査等委員会を開催しました。年間を通じ、決議(16件)、協議(4件)、報告等(65件)が行われました。

    個々の監査等委員の出席状況は以下の通りです。

    役職名 氏名 出席状況
    監査等委員 蛭田 史郎(委員長)(社外取締役) 10回中10回
    監査等委員 石原 邦夫(社外取締役) 10回中10回
    監査等委員 山神 麻子(社外取締役) 10回中10回
    常勤監査等委員 萩原 哲 8回中8回
    常勤監査等委員 本田 隆晴 2回中2回
    常勤監査等委員 鶴見 淳 10回中10回

    (注)1.監査等委員の萩原哲は2021年6月29日に就任後の出席状況を記載しております。

    2.監査等委員の本田隆晴は2021年6月29日に退任するまでの出席状況を記載しております。

    イ)監査等委員会の主な検討事項

    監査等委員会は、独立の立場から当社グループの健全で持続的な成長と中長期的な企業価値創出の実現に貢献することを基本方針として、グループの内部統制システムが適正に整備、運用されているかに重点を置いた監査活動を展開しております。監査等委員会における主な検討事項は、監査方針及び監査計画、グループの内部統制システムの整備・運用状況、会計監査人に関する評価と監査結果の相当性、経営の評価とそれに基づく取締役の選解任、報酬等に関する意見形成等で、当事業年度はグループガバナンス、職場環境及び法令等遵守体制の確認を重点項目として監査活動を行いました。

    ウ)監査等委員会の活動内容

    監査等委員会で定めた監査方針及び監査計画に基づき、主として常勤監査等委員が経営委員会等の重要な会議への出席、事業部門・管理部門及び事業所・国内外グループ会社の監査(当事業年度は10部門、23社)、代表取締役との定期的な意見交換、経営監査部及び内部統制に係わる管理部門からの定期的な報告聴取等を行いました。会計監査人とは、監査の計画、実施状況並びにその結果の報告を受け内容を確認するとともに、定期的に会計関連の情報共有や意見交換を行いました。なお、当事業年度の活動は、新型コロナウイルス感染症対策として、オンライン会議システムも活用して実施しました。

    ②  内部監査の状況

    当社は、2005年10月に内部監査部門として各業務執行部門から独立した経営監査部を設置し、当社グループの各制度や業務遂行状況を法令遵守や有効性・効率性の観点から監査を行っています。監査等委員会に対しては、経営監査部より、内部監査に関わる状況とその監査結果の報告を行い、監査等委員会は必要に応じて経営監査部に監査について助言するなど、経営監査部と緊密な連携を保ちます。会計監査人との間では、双方の監査結果を相互に提供し、また、必要に応じて協議を行うなど、監査の情報が共有される仕組みとなっています。なお、2022年3月末時点でのグループ全体での内部監査部門のスタッフ数は22名となります。

    ③ 会計監査の状況

    a) 監査法人の名称

    有限責任監査法人トーマツ

    b) 継続監査期間

    1974年以降

    c) 業務を執行した公認会計士の氏名

    指定有限責任社員業務執行社員:鈴木登樹男、宇治川雄士、吉崎肇

    d) 監査業務に係わる補助者の構成

    公認会計士11名、日本公認会計士協会準会員5名、その他14名

    e) 監査法人の選定方法と理由

    当社は、監査公認会計士等として必要とされる専門性、独立性、品質管理体制等を総合的に考慮した結果、適正な監査を遂行することが可能と判断したため、有限責任監査法人トーマツを監査公認会計士等としております。

    なお、会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれかに該当すると認められる場合には、監査等委員会は、監査等委員全員の同意により解任します。

    また、会社法第340条第1項各号のいずれにも該当しない場合であっても、会計監査人が適格性又は独立性を欠き、適正な監査を遂行することが困難と認められるに至った場合には、取締役会は監査等委員会の決定に従い、会計監査人の解任又は不再任を株主総会に提案します。

    f) 監査等委員会による監査法人の評価

    監査等委員会で定めた「会計監査人の選任等に関する基準」に則り、監査法人の規模や当社グループ連結体制への対応、独立性及び品質管理体制、会計監査の実施体制と方法並びに実績等を評価し、検討した結果、当社の会計監査人として再任が適当であると判断しております。

    ④ 監査報酬の内容等

    a) 監査公認会計士等に対する報酬
    区  分 前連結会計年度 当連結会計年度
    監査証明業務に基づく報酬(百万円) 非監査業務に基づく報酬(百万円) 監査証明業務に基づく報酬(百万円) 非監査業務に基づく報酬(百万円)
    提出会社 117 3 117 32
    連結子会社 46 1 46
    合計 163 4 163 32

    (前連結会計年度)

    当社における非監査業務の内容は社債発行に係る調査業務であります。また、連結子会社における非監査業務の内容は、監査受託のための期首残高調査業務であります。

    (当連結会計年度)

    当社における非監査業務の内容は経理業務の標準化等に対する支援業務であります。

    b) 監査公認会計士等と同一のネットワーク(デロイトトウシュトーマツ)に対する報酬(a.を除く)
    区 分 前連結会計年度 当連結会計年度
    監査証明業務に基づく報酬(百万円) 非監査業務に基づく報酬(百万円) 監査証明業務に基づく報酬(百万円) 非監査業務に基づく報酬(百万円)
    提出会社 137 86
    連結子会社 463 618 572 239
    463 756 572 325

    (前連結会計年度)

    当社および当社の子会社における非監査業務の内容は、移転価格税制、組織再編に関するコンサルティング業務等であります。

    (当連結会計年度)

    当社および当社の子会社における非監査業務の内容は、経理業務の標準化等に対する支援業務及び移転価格税制に関するコンサルティング業務等であります。

    c) その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容

    (前連結会計年度)

    重要な報酬がないため記載を省略しております。

    (当連結会計年度)

    重要な報酬がないため記載を省略しております。

    d) 監査報酬の決定方針

    特に定めたものはありませんが、事業の規模・特性・監査日数などを勘案のうえ、監査等委員会の同意を得て決定しております。

    e) 監査等委員会が会計監査人の報酬に同意した理由

    監査等委員会は、会計監査人の監査計画の内容、前期までの会計監査の職務遂行状況及び当該期の報酬見積りの算出根拠などが適切であるかどうかについて必要な検証を行ったうえで、当会計監査人の報酬は相当であると判断して会社法第399条第1項の同意をしております。

    (4) 【役員の報酬等】

    ① 役員の報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針に係る事項

    以下のような方針及び手続によるものとします。

    a) 基本方針

    役員報酬は、以下の基本的な事項を満たすように定める。

    ・企業価値及び株主価値の持続的な向上への動機付けとなり、意欲や士気を高めること

    ・優秀な人材を確保・維持し、啓発・報奨すること

    ・報酬制度の決定プロセスは、客観的で透明性が高いこと

    b) 報酬審議委員会による報酬額・算定方法の審議を踏まえた決定

    職責に応じた適切な水準及び体系とするため、報酬審議委員会が役員報酬の方針の策定、関連諸制度の審議・提言等を行い、当社業績、事業規模などに見合った報酬額を設定するため、グローバルに事業を展開する国内の主要企業の報酬水準を考慮する。

    監査等委員以外の取締役及び執行役員(エグゼクティブ・フェローその他執行役員に準ずるものを含む。)の個人別の報酬については、報酬審議委員会において審議を行い、その審議結果に従って、取締役会(固定報酬及び賞与については、取締役会から委任を受けた社長執行役員)が決定する。

    また、監査等委員である取締役の個人別の報酬については、監査等委員である取締役の協議によって決定する。

    なお、報酬審議委員会は、適切な監督を実施するという観点から、取締役及び社外有識者で構成し、委員の過半数を社外取締役及び社外有識者とするとともに、委員長も社外取締役とする。

    c) 報酬体系及び業績連動の仕組み

    ア) 業務執行取締役及び執行役員(執行役員には執行役員相当の者を含む。以下同じ。)の報酬体系は、原則として以下のもので構成され、業績連動報酬及び株式報酬のそれぞれの標準支給額は、各人の固定報酬額に、役位・職責に応じて所定の割合を乗じた金額とし、上位の役位・職責ほど当該割合が高まる設計とする。

    <固定報酬>

    ・月例定額報酬

    業績に連動しない金銭報酬とし、毎月支給する。

    <業績連動報酬>

    ・賞与

    単年度における全社のROE及び営業利益、各担当部門の資本効率、収益性等の目標達成度及び定性評価並びに役員ごとに設定した課題の定性評価に基づき、役位等に応じて算出される標準支給額に対して0~200%の範囲で決定される金銭報酬とし、原則として毎年6月に支給する。

    ・業績連動型株式報酬

    株主との価値共有及び中長期的な業績向上に対する意欲や士気を高めることを目的として、3年毎に設定する中期経営計画で提示する最終事業年度の当社全体のROEに加え中期経営計画期間中の累積営業利益の目標達成度に基づき、役位等に応じて算出される基準の0~150%の範囲で決定される信託を用いた株式報酬とし、当社が掲げる中期経営計画の対象となる3事業年度毎に、原則として中期経営計画期間終了後最初に到来する6月に支給する。

    <株式報酬>

    ・株式報酬型ストックオプション

    株主との価値共有及び長期的な業績向上に対する意欲や士気を高めることを目的として、新株予約権を行使することにより交付を受けることができる株式1株当たり1円を行使価額とし、原則として当社の取締役、執行役員及び相談役のいずれの地位をも喪失した日から1年を経過した日以降に行使することができる新株予約権を、原則として毎年4月に付与する。付与する新株予約権の数は、取締役会の決議により役位等に応じて算出される一定額を、新株予約権1個当たりの公正価額(新株予約権を割り当てる日の株価、一定の基準により算出される株価変動率及び新株予約権の行使可能期間等の諸条件を踏まえてブラック・ショールズ公式に基づき算出する。)をもって除した数を原則とし、株式の希薄化率が5%を超えない範囲内で実施するものとする。

    イ) 非業務執行取締役の報酬体系は、固定報酬(月例定額報酬)のみとし、毎月支給する。

    d) 返還請求

    当社の取締役(監査等委員である取締役を除く)及び執行役員に、職務の重大な違反もしくは社内規程の重大な違反があることが判明した場合、または、当社に許可なく同業他社等に就職等(当該同業他社等の取締役及び執行役員もしくはそれに準ずる役職に就任すること及び当該同業他社等の従業員として就職すること等)をしていることが判明した場合には、当社は、当該取締役又は執行役員(エグゼクティブ・フェローその他執行役員に準ずるものを含む。)に対して交付、付与及び給付した新株予約権、業績連動型株式報酬に係る権利、当社株式及び金銭の全部又は一部の返還を求めることができるものとする。

    なお、当社は2022年6月29日開催の第158期定時株主総会において、監査等委員以外の取締役に関する報酬制度改定を付議し、承認されましたため、「役員の報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針」について、以下の内容に変更しております。

    a) 基本方針

    役員報酬は、以下の基本的な事項を満たすように定める。

    ・企業価値及び株主価値の持続的な向上への動機付けとなり、意欲や士気を高めること

    ・優秀な人材を確保・維持し、啓発・報奨すること

    ・報酬制度の決定プロセスは、客観的で透明性が高いこと

    b) 報酬体系及び業績連動の仕組み

    ア)業務執行取締役及び執行役員(エグゼクティブ・フェローその他執行役員に準ずるものを含む。)の報酬体系は、原則として金銭報酬(月例定額報酬及び賞与)並びに株式報酬(業績連動型株式報酬及び譲渡制限付株式報酬)で構成される。賞与及び各株式報酬の標準支給額は、各人の月例定額報酬に、役位・職責に応じた比率を乗じた金額とし、上位の役位・職責ほど当該割合が高まる設計とする。なお、月例定額報酬を1とした場合の各報酬の比率の範囲は以下の通りとする。また、株式報酬に関しては、各事業年度毎に、株式の希薄化率が1%を超えない範囲内で支給するものとする。

    賞与 業績連動型株式報酬 譲渡制限付株式報酬
    0.6~0.7 0.1~0.225 0.3~0.45

    <金銭報酬>

    ・月例定額報酬

    業績に連動しない金銭報酬とし、毎月支給する。

    ・賞与

    単年度における当社全体のROE及び営業利益、各担当部門の資本効率、収益性等の目標達成度及び定性評価並びに役員毎に設定した課題の定性評価を踏まえた報酬審議委員会による評価に基づき、役位等に応じて算出される標準支給額に対して0~200%の範囲で取締役会において決定される金銭報酬とし、原則として毎年6月に支給する。

    <株式報酬>

    ・業績連動型株式報酬

    株主との価値共有及び中長期的な業績向上に対する意欲や士気を高めることを目的として、別途取締役会にて決定する複数事業年度毎に設定する中期経営計画の最終事業年度の当社全体のROEに加え、中期経営計画期間中の各事業年度における当社全体の売上収益、営業利益率、戦略課題の目標達成度を踏まえた報酬審議委員会による評価に基づき、役位等に応じて算出される基準の0~150%の範囲で取締役会において決定される株式報酬とし、原則として、当社が掲げる中期経営計画の対象期間に含まれる各事業年度の終了後最初に到来する6月に譲渡制限付株式又はその時価相当額の金銭を交付する。当該譲渡制限付株式は、当社の取締役及び執行役員(エグゼクティブ・フェローその他執行役員に準ずるものを含む。)のいずれの地位からも退任するまでの期間中の処分が原則として禁止される。

    ・譲渡制限付株式報酬

    株主との価値共有及び長期的な業績向上に対する意欲や士気を高めることを目的として、原則として毎年4月に譲渡制限付株式を交付する。当該譲渡制限付株式は、当社の取締役及び執行役員(エグゼクティブ・フェローその他執行役員に準ずるものを含む。)のいずれの地位からも退任するまでの期間中の処分が原則として禁止される。交付する譲渡制限付株式の数は、取締役会の決議により役位等に応じて算出される一定額を、当社株式の時価をもって除した数を原則とする。

    イ)非業務執行取締役の報酬体系は、月例定額報酬のみとし、毎月支給する。

    c) 報酬審議委員会による報酬額・算定方法の審議を踏まえた決定

    職責に応じた適切な水準及び体系とするため、報酬審議委員会が役員報酬の方針の策定、関連諸制度の審議・提言等を行い、当社業績、事業規模などに見合った報酬額を設定するため、グローバルに事業を展開する国内の主要企業の報酬水準を考慮する。

    監査等委員以外の取締役及び執行役員(エグゼクティブ・フェローその他執行役員に準ずるものを含む。)の個人別の報酬については、報酬審議委員会において審議を行い、その審議結果に従って、取締役会が決定する。

    また、監査等委員である取締役の個人別の報酬については、監査等委員である取締役の協議によって決定する。

    なお、報酬審議委員会は、適切な監督を実施するという観点から、取締役で構成し、委員の半数以上を社外取締役とするとともに、委員長も社外取締役とする。

    d) 返還請求

    当社の取締役(監査等委員である取締役を除く)及び執行役員(エグゼクティブ・フェローその他執行役員に準ずるものを含む。)に、職務の重大な違反もしくは社内規程の重大な違反があることが判明した場合、または、当社に許可なく同業他社等に就職等(当該同業他社等の取締役及び執行役員もしくはそれに準ずる役職に就任すること及び当該同業他社等の従業員として就職すること等)をしていることが判明した場合には、当社は、当該取締役又は執行役員(エグゼクティブ・フェローその他執行役員に準ずるものを含む。)に対して交付及び給付した当社株式及び金銭の全部又は一部の返還を求めることができるものとする。

    ②  取締役の報酬等の額

    (単位:百万円)

    役員区分 固定報酬 業績連動報酬 株式報酬 合計
    金銭報酬 非金銭報酬等
    月例定額報酬 賞与 業績連動型株式報酬 株式報酬型ストックオプション
    支給人数 支給額 支給人数 支給額 支給人数 支給額 支給人数 支給額 支給人数 支給額
    監査等委員以外の取締役(社外取締役を除く) 4名 213 3名 112 4名 18 3名 60 4名 404
    監査等委員である取締役(社外取締役を除く) 3名 59 ―名 ―名 ―名 3名 59
    社外役員 5名 75 ―名 ―名 ―名 5名 75

    (注)1.上記のうち、固定報酬/月例定額報酬、株式報酬/株式報酬型ストックオプション及び合計に係る支給人数・支給額には、2021年6月29日開催の第157期定時株主総会終結の時をもって退任した監査等委員である取締役1名(うち、社外取締役0名)及び当該取締役に係る支給額を含んでおります。

    2.上記の賞与の支給額は、報酬審議委員会の審議を経て、2022年5月20日開催の取締役会にて監査等委員以外の取締役(非業務執行取締役を除く)に支給することを決議した総額であります。

    3.上記の業績連動型株式報酬の支給額は、報酬審議委員会の審議を経て、2022年5月20日開催の取締役会にて監査等委員以外の取締役(非業務執行取締役を除く)に支給することを決議した業績連動型株式報酬のうち、当事業年度において監査等委員以外の取締役であった者に対する報酬の支給総額(但し、業績連動型株式報酬制度の対象期間のうち、当該取締役が監査等委員以外の取締役ではなかった期間に係る分を除く。)と、当該取締役に係る2021年3月期までの費用計上額の合計額との差額であります。

    4.上記の株式報酬型ストックオプションの支給額は、監査等委員以外の取締役(非業務執行取締役を除く)に付与した新株予約権に関する報酬等の額の当事業年度の費用計上額であります。

    5.上記のうち、監査等委員以外の取締役の個人別の固定報酬については、取締役会から委任を受けた社長執行役員馬立稔和が報酬審議委員会の審議結果に従って決定しております。委任をした理由は、当社グループの業績等を勘案しつつ、各人の固定報酬を決定するには、同氏が適していると判断したためです。

    ③ 提出会社の役員ごとの連結報酬等の総額等                      (単位:百万円)

    氏名 連結報酬等の総額 役員区分 会社区分 固定報酬 業績連動報酬 株式報酬
    金銭報酬 非金銭報酬等
    月例定額報酬 賞与 業績連動型株式報酬 株式報酬型ストックオプション
    馬立 稔和 179 取締役 提出会社 74 63 10 32

    (注) 連結報酬等の総額が1億円以上である者に限定して記載しております。 

    ④ 取締役の報酬に関する基本方針の決定の方法

    取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針は、報酬審議委員会にて検討の上取締役会に答申し、2021年2月4日開催の当社取締役会において審議・検討の上決定しております。なお、当社は株式報酬等の見直しに伴い、2022年5月20日開催の取締役会において、2022年度以降を対象とする取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針について審議・検討の上決定しております。

    ⑤ 当事業年度に係る取締役の個人別の報酬等の内容が基本方針に沿うものであると取締役会が判断した理由

    当事業年度においては、監査等委員以外の取締役報酬について、報酬審議委員会で個人別の報酬と基本方針との整合性について検討を行い、基本方針に沿う旨を取締役会に答申しており、取締役会においても基本方針に沿うものであると判断しております。

    ⑥ 業績連動報酬に関する事項

    賞与の額の算定に際しては、連結ROE・連結営業利益の評価のほか、担当部門の業績や役員ごとに設定した課題の評価を行っており、また、業績連動型株式報酬の額の算定に際しては、連結ROE・連結営業利益による評価を行っております。これらの指標のうち、連結ROEは資本の効率性を測るため、また、連結営業利益は収益力を測るために用いております。

    なお、2020年3月期から2022年3月期までを対象期間とする業績連動型株式報酬は、役位等に応じて毎年付与する基準ポイントの累積値に対し、以下に示す業績連動係数を乗じて算出する株式交付ポイントに基づき、1ポイント1株として決定します。

    評価指標 ウェイト 基準値 業績連動幅 業績別の適用係数
    2022年3月期の連結ROE 50% 8.0% 0%~150% 以下の範囲で変動します。 上 限(12.0%):係数150% 基準値(8.0%):係数100% 下 限(6.0%):係数50%※業績が6.0%未満の場合は係数が0%、12.0%以上の場合は係数が150%となります。
    2020年3月期~2022年3月期の連結営業利益の合計額 50% 2,000億円 0%~150% 以下の範囲で変動します。 上 限(2,400億円):係数150% 基準値(2,000億円):係数100% 下 限(1,800億円):係数50%※業績が1,800億円未満の場合は係数が0%、2,400億円以上の場合は係数が150%となります。

    ⑦ 当該業績連動報酬に係る指標の目標及び実績

    ・賞与に係る指標の目標及び実績

    目標値 実績値
    2022 年3月期の連結ROE(%) 3.0 7.5
    2022 年3月期の連結営業利益(億円) 200 499

    ・業績連動型株式報酬に係る指標の目標及び実績

    目標値 実績値
    2022 年3月期の連結ROE(%) 8.0 7.5
    2020 年3月期~2022 年3月期の連結営業利益の合計額(億円) 2,000

    ⑧ 非金銭報酬等の内容

    当社は、非金銭報酬等として業績連動型株式報酬及び株式報酬型ストックオプションを支給しております。

    業績連動型株式報酬の内容は、対象期間毎に合計12億円を上限とする信託金を役員報酬BIP (Board Incentive Plan)信託(以下「役員報酬BIP信託」という。)に拠出し、当該拠出金を原資として、役員報酬BIP信託により当社株式が株式市場から取得され、3年毎に設定する中期経営計画で提示する最終事業年度の当社全体の資本効率等の目標達成度等に基づき、0~150%の範囲で受益者要件を満たす当社の取締役(監査等委員、社外取締役その他の非業務執行取締役及び国内非居住者を除く)及び執行役員(執行役員相当の者を含む。国内非居住者を除く。)への報酬として株式等を交付するものです。

    株式報酬型ストックオプションの内容については、「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況 ① ストックオプション制度の内容」に記載のとおりであります。

    ⑨ 役員の報酬等に関する株主総会の決議

    a) 2016年6月29日開催の第152期定時株主総会において、監査等委員である取締役の報酬額を年額1億5,000万円以内とする旨決議されております。なお、決議時の監査等委員である取締役の員数は5名であります。

    b) 2022年6月29日開催の第158期定時株主総会において、監査等委員以外の取締役の報酬について、以下の内容が承認されています。

    ア)監査等委員以外の取締役の金銭報酬の額を、年額6億5,000万円以内(うち、社外取締役分は年額5,000万円)(この金額には使用人兼務取締役の使用人分の報酬を含まない)とする(決議時の対象となる取締役は6名(うち社外取締役2名))。

    イ)監査等委員以外(社外取締役その他の非業務執行取締役及び国内非居住者を除く)の取締役の株式報酬を次の通りとする(決議時の対象となる取締役は3名)。

    ・譲渡制限付株式報酬制度

    1事業年度当たりの交付株式数、現物出資のために付与する金銭報酬債権の総額の上限は以下の通りとする。

    交付株式数:15万株

    現物出資のために付与する金銭報酬債権の総額:1億円

    ・業績連動型株式報酬制度

    中期経営計画で掲げる各種目標の達成度に応じて交付する譲渡制限付株式の、1事業年度当たりの交付株式数、現物出資のために付与する金銭報酬債権の総額の上限は以下の通りとする。

    交付株式数:11万株

    現物出資のために付与する金銭報酬債権の総額:11万株に当該株式を交付することを決議する取締役会決議日の前営業日における東京証券取引所での当社普通株式の終値(同日に取引が成立していない場合は、それに先立つ直近取引日の終値)を乗じた金額

    ⑩ 報酬委員会の概要及び報酬等の額の決定過程における活動内容

    報酬審議委員会の概要につきましては、「① 役員の報酬等の額またはその算定方法の決定に関する方針に係る事項 c) 報酬審議委員会による報酬額・算定方法の審議を踏まえた決定」に記載のとおりであります。

    当事業年度においては、監査等委員以外の取締役報酬について、報酬審議委員会で月例定額報酬・業績連動型株式報酬・株式報酬型ストックオプションの額について各人別の報酬額を検討するとともに、その結果を取締役会に答申し、最終的に取締役会で審議・検討の上、決議(固定報酬については、取締役会から委任を受けた社長執行役員が決定)しております。

    (5) 【株式の保有状況】

    ① 投資株式の区分の基準及び考え方

    当社は、投資株式のうち、保有することに事業戦略上の意義が認められるものについて、保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式として区分いたします。なお、当社では、保有目的が純投資目的である投資株式は保有しておりません。

    ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式

    a) 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容

    政策保有株式として上場株式を保有する場合、政策保有株式ごとに、その事業戦略上の意義及び合理性、株主総利回りや関連取引収益などの保有に伴う便益・リスク、当社の資本コストその他の観点も踏まえ、取締役会において定期的に検証・評価を実施し、その結果、保有の必要性・合理性が低いと判断した銘柄については売却の可能性を含め検討いたします。2022年3月期においては、取締役会における検証の結果、一部の政策保有株式については売却することが相当であるものと判断しておりますので、今後、当該株式の株価の動向等を考慮の上、適切な時期に売却を行う予定です。

    b) 銘柄数及び貸借対照表計上額

    銘柄数(銘柄) 貸借対照表計上額の合計額(百万円)
    非上場株式 16 3,661
    非上場株式以外の株式 46 57,083
    (当事業年度において株式数が増加した銘柄)
    銘柄数(銘柄) 株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円) 株式数の増加の理由
    非上場株式 2 1,825 取引先との関係強化のため
    非上場株式以外の株式

    ※非上場株式の上場に伴う区分変更等は記載しておりません。

    (当事業年度において株式数が減少した銘柄)

    銘柄数(銘柄) 株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)
    非上場株式
    非上場株式以外の株式 8 19,612

    ※非上場株式の上場に伴う区分変更等は記載しておりません。

    c) 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

    特定投資株式

    銘柄 当事業年度 前事業年度 保有目的、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社株式の保有の有無
    株式数(株) 株式数(株)
    貸借対照表計上額(百万円) 貸借対照表計上額(百万円)
    日本電子(株) 2,300,000 4,300,000 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のため保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    15,801 18,877
    三菱地所(株) 2,428,237 2,428,237 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    4,417 4,693
    東京海上ホールディングス(株) 594,645 594,645 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。 有*
    4,239 3,131
    三菱倉庫(株) 1,156,270 1,156,270 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    3,515 3,914
    ウシオ電機(株) 1,464,317 1,464,317 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    2,674 2,136
    シチズン時計(株) 5,005,800 5,005,800 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    2,608 1,892
    三菱電機(株) 1,766,057 1,766,057 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    2,490 2,978
    (株)アバールデータ 646,700 646,700 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    2,011 2,519
    Oxford Nanopore Technologies PLC 2,857,160 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。取引関係強化のために株式数が増加しております。
    1,830
    (株)ヘリオス 1,537,400 1,537,400 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    1,788 2,566
    三菱瓦斯化学(株) 848,637 848,637 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    1,766 2,303
    (株)めぶきフィナンシャルグループ 6,394,869 7,105,269 財務活動の円滑化のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。 有*
    1,637 1,854
    三菱商事(株) 299,613 299,613 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    1,379 938
    (株)京都銀行 227,469 227,469 財務活動の円滑化のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    1,217 1,549
    東京応化工業(株) 122,300 122,300 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    900 846
    銘柄 当事業年度 前事業年度 保有目的、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社株式の保有の有無
    株式数(株) 株式数(株)
    貸借対照表計上額(百万円) 貸借対照表計上額(百万円)
    Velodyne LiDAR, Inc. 2,439,024 2,439,024 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    764 3,078
    (株)オキサイド 125,000 125,000 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    726 22
    (株)静岡銀行 841,250 841,250 財務活動の円滑化のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    726 732
    (株)百十四銀行 432,978 432,978 財務活動の円滑化のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    718 732
    (株)エスケーエレクトロニクス 568,400 568,400 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    471 723
    (株)オカムラ 388,000 388,000 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    470 503
    (株)ジーエス・ユアサコーポレーション 200,000 200,000 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。 有*
    468 600
    (株)レスターホールディングス 226,400 226,400 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    448 462
    三菱マテリアル(株) 192,107 384,207 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。 有*
    412 993
    (株)滋賀銀行 171,900 171,900 財務活動の円滑化のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    380 412
    (株)タムロン 151,000 151,000 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    360 326
    日本ケミコン(株) 184,800 184,800 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    350 359
    AGC(株) 70,628 141,228 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    346 654
    (株)テクノ菱和 378,114 378,114 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    321 330
    コニカミノルタ(株) 596,000 596,000 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    308 358
    日本郵船(株) 27,117 27,117 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    292 102
    銘柄 当事業年度 前事業年度 保有目的、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社株式の保有の有無
    株式数(株) 株式数(株)
    貸借対照表計上額(百万円) 貸借対照表計上額(百万円)
    (株)朝日工業社 64,000 64,000 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    205 196
    戸田建設(株) 265,000 530,000 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    196 430
    三井住友トラスト・ホールディングス(株) 40,562 40,562 財務活動の円滑化のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。 有*
    162 157
    第一生命ホールディングス(株) 61,300 61,300 財務活動の円滑化のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。 有*
    153 117
    Essilor Luxottica S.A. 6,500 6,500 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    148 117
    (株)三井住友フィナンシャルグループ 21,661 21,661 財務活動の円滑化のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。 有*
    85 87
    (株)りそなホールディングス 122,340 122,340 財務活動の円滑化のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。 有*
    64 57
    (株)七十七銀行 40,000 40,000 財務活動の円滑化のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    62 62
    (株)安川電機 10,000 10,000 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    48 55
    (株)東京精密 8,662 8,662 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    42 44
    (株)牧野フライス製作所 8,675 8,675 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    34 38
    (株)みずほフィナンシャルグループ 12,112 12,112 財務活動の円滑化のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。 有*
    19 19
    三菱化工機(株) 9,303 9,303 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    19 26
    三菱製鋼(株) 10,000 10,000 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    11 9
    (株)弘電社 780 780 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。
    4 4
    スタンレー電気(株) 188,700 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しておりましたが、当事業年度に売却を実施しております。
    622
    銘柄 当事業年度 前事業年度 保有目的、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社株式の保有の有無
    株式数(株) 株式数(株)
    貸借対照表計上額(百万円) 貸借対照表計上額(百万円)
    三菱重工業(株) 180,000 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しておりましたが、当事業年度に売却を実施しております。
    621
    (株)三菱総合研究所 100,000 事業の円滑な推進及び取引関係の強化・維持のために保有しておりましたが、当事業年度に売却を実施しております。
    412

    (注) 「-」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。また、「*」は、当該発行会社は当社株式を保有していませんが、当該発行会社の子会社が当社株式を保有しています。

    みなし保有株式

    銘柄 当事業年度 前事業年度 保有目的、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 当社の株式の保有の有無
    株式数(株) 株式数(株)
    貸借対照表計上額(百万円) 貸借対照表計上額(百万円)
    (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ 5,355,500 5,355,500 財務活動の円滑化のために保有しております。なお、②に記載のとおり、株主総利回り等の観点から保有の合理性について検証を行っておりますが、保有効果は定量的なものに限らないため、定量的な保有効果の記載は困難です。 有*
    4,072 3,169

    (注) * 当該発行会社は当社株式を保有していませんが、当該発行会社の子会社が当社株式を保有しています。

    ③ 保有目的が純投資目的である投資株式

    該当事項はありません。

    ④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの

    該当事項はありません。

    ⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの

    該当事項はありません。

    第5 【経理の状況】

    1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

    (1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下、「連結財務諸表規則」という。)第93条の規定により、国際会計基準(以下、IFRS)に準拠して作成しております。

    (2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下、「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

    また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。

    2.監査証明について

    当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2021年4月1日から2022年3月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2021年4月1日から2022年3月31日まで)の財務諸表について、有限責任監査法人トーマツによる監査を受けております。

    3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備について

    当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備を行っております。その内容は以下のとおりであります。
     
    (1) 公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、また、専門的情報を有する団体等が主催する研修に参加することで会計基準等の内容を適切に把握し、又は会計基準等の変更等に的確に対応することができる体制を整備しております。
     
    (2) IFRSに基づく適正な連結財務諸表等を作成するために、IFRSに準拠したグループ会計処理指針を作成し、これに基づいて会計処理を行っております。グループ会計処理指針は、国際会計基準審議会が公表するプレスリリースや基準書を随時入手し、最新の基準の把握及び当社への影響の検討を行った上で、適時に内容の更新を行っております。

    1 【連結財務諸表等】

    (1) 【連結財務諸表】

    ① 【連結財政状態計算書】
    (単位:百万円)
    注記番号 前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    資産
    流動資産
    現金及び現金同等物 351,798 370,277
    売上債権及びその他の債権 72,900 90,571
    棚卸資産 10 235,760 238,950
    その他の金融資産 11,35 1,179 948
    その他の流動資産 12 14,215 13,467
    流動資産合計 675,853 714,214
    非流動資産
    有形固定資産 13 86,210 88,956
    使用権資産 17 12,233 22,310
    のれん及び無形資産 14 44,056 49,379
    退職給付に係る資産 24 5,984 8,685
    持分法で会計処理されている投資 16 11,099 10,702
    その他の金融資産 11,35 91,090 93,308
    繰延税金資産 18 62,956 51,610
    その他の非流動資産 12 255 403
    非流動資産合計 313,884 325,353
    資産合計 989,737 1,039,566
    (単位:百万円)
    注記番号 前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    負債及び資本
    負債
    流動負債
    仕入債務及びその他の債務 19 60,615 65,161
    社債及び借入金 20,35 29,943 37,347
    未払法人所得税 18 1,428 4,770
    前受金 27 163,110 139,300
    引当金 21 5,458 5,403
    その他の金融負債 22,35 25,575 27,424
    その他の流動負債 23 32,176 34,516
    流動負債合計 318,305 313,921
    非流動負債
    社債及び借入金 20,35 104,131 92,715
    退職給付に係る負債 24 9,905 5,543
    引当金 21 5,048 5,186
    繰延税金負債 18 3,053 3,360
    その他の金融負債 22,35 8,258 16,188
    その他の非流動負債 23 2,310 2,687
    非流動負債合計 132,706 125,679
    負債合計 451,011 439,600
    資本
    資本金 25 65,476 65,476
    資本剰余金 25 46,419 46,483
    自己株式 25 △17,529 △17,395
    その他の資本の構成要素 25 △14,133 2,206
    利益剰余金 25 457,352 500,912
    親会社の所有者に帰属する持分 537,585 597,681
    非支配持分 1,141 2,285
    資本合計 538,726 599,967
    負債及び資本合計 989,737 1,039,566
    ② 【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
    【連結損益計算書】
    (単位:百万円)
    注記番号 前連結会計年度(自 2020年4月1日至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日)
    売上収益 27 451,223 539,612
    売上原価 10 △295,318 △303,541
    売上総利益 155,906 236,070
    販売費及び一般管理費 28 △181,339 △189,465
    その他営業収益 29 3,363 5,322
    その他営業費用 29 △34,170 △1,994
    営業利益又は損失(△) △56,241 49,934
    金融収益 30 11,167 9,592
    金融費用 30 △2,238 △3,643
    持分法による投資利益 16 1,969 1,213
    税引前利益又は損失(△) △45,342 57,096
    法人所得税費用 18 10,832 △14,843
    当期利益又は損失(△) △34,509 42,253
    当期利益又は損失(△)の帰属
    親会社の所有者 △34,497 42,679
    非支配持分 △13 △426
    当期利益又は損失(△) △34,509 42,253
    1株当たり当期利益又は損失(△)
    基本的1株当たり当期利益又は損失(△)(円) 31 △93.96 116.23
    希薄化後1株当たり当期利益又は損失(△)(円) 31 △93.96 115.58
    【連結包括利益計算書】
    (単位:百万円)
    注記番号 前連結会計年度(自 2020年4月1日至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日)
    当期利益又は損失(△) △34,509 42,253
    その他の包括利益
    純損益に振り替えられることのない項目
    その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動 32 24,034 7,421
    確定給付制度の再測定 24,32 1,235 632
    持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分 32 47 △34
    純損益に振り替えられることのない項目合計 25,315 8,019
    純損益に振り替えられる可能性のある項目
    在外営業活動体の換算差額 32 13,551 20,331
    キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の変動額の有効部分 32 △282 △140
    持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分 32 93 183
    純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 13,362 20,375
    税引後その他の包括利益 38,678 28,393
    当期包括利益 4,168 70,646
    当期包括利益の帰属
    親会社の所有者 4,090 70,903
    非支配持分 78 △257
    当期包括利益 4,168 70,646
    ③ 【連結持分変動計算書】                                                              (単位:百万円)
    注記番号 親会社の所有者に帰属する持分
    資本金 資本剰余金 自己株式 その他の資本の構成要素
    その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動 確定給付制度の再測定 持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分
    2020年4月1日残高 65,476 46,369 △17,639 1,108 △964
    当期利益又は損失(△)
    その他の包括利益 32 23,998 1,235 140
    当期包括利益合計 23,998 1,235 140
    剰余金の配当 26
    自己株式の取得及び処分 25 △0 △1
    株式報酬取引 34 51 110
    企業結合による変動
    子会社に対する所有者持分の変動
    その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替 △11,934 △1,235 △48
    所有者との取引額等合計 51 109 △11,934 △1,235 △48
    2021年3月31日残高 65,476 46,419 △17,529 13,172 △873
    当期利益又は損失(△)
    その他の包括利益 32 7,451 632 150
    当期包括利益合計 7,451 632 150
    剰余金の配当 26
    自己株式の取得及び処分 25 △0 △2
    株式報酬取引 34 61 136
    企業結合による変動
    子会社に対する所有者持分の変動 2
    その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替 △11,285 △632 32
    所有者との取引額等合計 63 134 △11,285 △632 32
    2022年3月31日残高 65,476 46,483 △17,395 9,338 △691

     (単位:百万円)

    注記番号 親会社の所有者に帰属する持分 非支配持分 資本合計
    その他の資本の構成要素 利益剰余金 合計
    在外営業活動体の換算差額 キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の変動額の有効部分 合計
    2020年4月1日残高 △39,699 53 △39,502 485,948 540,652 1,108 541,760
    当期利益又は損失(△) △34,497 △34,497 △13 △34,509
    その他の包括利益 32 13,495 △282 38,587 38,587 91 38,678
    当期包括利益合計 13,495 △282 38,587 △34,497 4,090 78 4,168
    剰余金の配当 26 △7,343 △7,343 △43 △7,386
    自己株式の取得及び処分 25 △1 △1
    株式報酬取引 34 161 161
    企業結合による変動
    子会社に対する所有者持分の変動 24 24
    その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替 △13,218 13,243 26 △26
    所有者との取引額等合計 △13,218 5,901 △7,157 △45 △7,202
    2021年3月31日残高 △26,204 △228 △14,133 457,352 537,585 1,141 538,726
    当期利益又は損失(△) 42,679 42,679 △426 42,253
    その他の包括利益 32 20,131 △140 28,224 28,224 170 28,393
    当期包括利益合計 20,131 △140 28,224 42,679 70,903 △257 70,646
    剰余金の配当 26 △11,016 △11,016 △17 △11,033
    自己株式の取得及び処分 25 △2 △2
    株式報酬取引 34 198 35 233
    企業結合による変動 1,392 1,392
    子会社に対する所有者持分の変動 2 2 4
    その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替 △11,885 11,897 12 △12
    所有者との取引額等合計 △11,885 881 △10,807 1,401 △9,406
    2022年3月31日残高 △6,073 △368 2,206 500,912 597,681 2,285 599,967
    ④ 【連結キャッシュ・フロー計算書】                        (単位:百万円)
    注記番号 前連結会計年度(自 2020年4月1日至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日至 2022年3月31日)
    営業活動によるキャッシュ・フロー
    税引前利益(△は損失) △45,342 57,096
    減価償却費及び償却費 28,027 24,857
    減損損失 26,054 449
    受取利息及び受取配当金 △2,727 △2,163
    持分法による投資損益(△は益) △1,969 △1,213
    固定資産売却損益(△は益) △141 △3,537
    支払利息 1,246 1,054
    売上債権及びその他の債権の増減額(△は増加) 17,271 △13,321
    棚卸資産の増減額(△は増加) 13,122 2,181
    仕入債務及びその他の債務の増減額(△は減少) △9,615 3,067
    前受金の増減額(△は減少) △13,802 △27,697
    引当金の増減額(△は減少) 25 △699
    その他 △3,718 △6,234
    (小計) 8,431 33,840
    利息及び配当金の受取額 3,606 3,920
    利息の支払額 △1,250 △1,123
    法人所得税の支払額又は還付額(△は支払) △5,821 △5,285
    営業活動によるキャッシュ・フロー 4,966 31,351
    投資活動によるキャッシュ・フロー
    有形固定資産の取得による支出 △16,965 △17,981
    有形固定資産の売却による収入 681 5,484
    無形資産の取得による支出 △6,134 △5,844
    連結範囲の変更を伴う事業の取得による支出 △378
    投資有価証券の取得による支出 △1,126 △4,224
    投資有価証券の売却による収入 38,754 20,459
    定期預金の預入による支出 △3
    定期預金の払出による収入 1,857
    その他 960 2,098
    投資活動によるキャッシュ・フロー 18,024 △385
    財務活動によるキャッシュ・フロー
    短期借入金の純増減額(△は減少) 33 13,189
    長期借入れによる収入 33 1,000
    長期借入金の返済による支出 33 △1,000 △10,803
    社債の発行による収入 33 19,894
    社債の償還による支出 33 △10,000 △10,000
    リース負債の返済による支出 33 △7,448 △7,438
    配当金の支払額 26 △7,350 △11,024
    非支配持分への配当金の支払額 △43 △17
    自己株式の取得による支出 △1 △2
    その他 △43 △57
    財務活動によるキャッシュ・フロー △4,991 △26,151
    現金及び現金同等物に係る換算差額 9,766 13,664
    現金及び現金同等物増減額(△は減少) 27,765 18,478
    現金及び現金同等物期首残高 324,034 351,798
    現金及び現金同等物期末残高 351,798 370,277

    【連結財務諸表注記】

    1.報告企業

    株式会社ニコン(以下、当社)は、日本に所在する株式会社であり、東京証券取引所に株式を上場しております。登記されている本社の所在地は、東京都港区港南2丁目15番3号であります。

      当社、その子会社(以下、当社グループ)並びに持分法を適用した関連会社及び共同支配企業は、映像事業、精機事業、ヘルスケア事業、コンポーネント事業、産業機器事業等を行っております。当社グループの主な事業内容は、注記「6.事業セグメント」にて開示されております。

     連結財務諸表は、当社グループ並びに持分法を適用した関連会社及び共同支配企業の持分から構成されております。当社は3月31日を期末日としております。
     当連結会計年度末の当社グループの主要な子会社並びに持分法を適用した関連会社及び共同支配企業は、第一部 企業情報 第1 企業の概況 4 関係会社の状況に記載しております。

    2.作成の基礎

    (1)IFRSに準拠している旨

    当社グループの連結財務諸表は、連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、国際会計基準(以下、IFRS)に準拠して作成しております。

    (2)測定の基礎

    当社グループの連結財務諸表は、注記「3.重要な会計方針」に記載している金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。

    (3)機能通貨及び表示通貨

    当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。

    (4)連結財務諸表の承認

     本連結財務諸表は、2022年6月29日に代表取締役 兼 社長執行役員 馬立稔和及び取締役 兼 専務執行役員

    德成旨亮によって承認されております。

    (5)新基準書の早期適用

     当社グループは、2022年3月31日現在有効なIFRSに準拠しており、早期適用しているものはありません。

    (6)新たな基準書及び解釈指針の適用

    当社グループが当連結会計年度より適用した新たな基準書及び解釈指針による、連結財務諸表への重要な影響はありません。

    3.重要な会計方針

    (1)連結の基礎

    ①子会社

    子会社とは、当社グループにより支配されている企業であります。当社グループが投資先の議決権の過半数を保有している場合には、原則として当該投資先を支配していると判断し、子会社に含めております。また、当社グループが保有する議決権が過半数未満の場合であっても、当社グループが投資先への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャー又は権利を有し、かつ、投資先に対するパワーにより当該リターンに影響を及ぼす能力を有している場合に、当該投資先を支配していると判断し、子会社に含めております。

    子会社の財務諸表については、当社グループが支配を獲得した日から支配を喪失した日までの期間を連結財務諸表に含めております。支配を喪失した場合には、支配の喪失に関連した利得及び損失を純損益で認識しております。支配の喪失を伴わない当社グループの持分変動は、資本取引として会計処理し、非支配持分の修正額と支払又は受取対価の公正価値との差額を資本に直接認識し、親会社の所有者に帰属させております。

    子会社が適用する会計方針が当社グループの会計方針と異なる場合には、当社グループの会計方針と整合させるため必要に応じて当該子会社の財務諸表に調整を加えております。当社グループ内の残高、取引高、収益及び費用は、全額を相殺消去しております。

    一部の子会社では、子会社の所在する現地法制度上、親会社と異なる決算日が要請されていることにより、決算日を統一することが実務上不可能なため当社の決算日と異なる日を決算日としています。連結財務諸表には、子会社の決算日が当社の決算日と異なる場合には、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく子会社の財務数値を用いております。

    ②関連会社及び共同支配企業に対する投資

    関連会社とは、当社グループが投資先の財務及び経営の方針決定に重要な影響力を有しているが、支配をしていない投資先企業であります。当社グループが投資先の議決権の20%以上50%以下を保有している場合には、原則として重要な影響力を有しているものとしております。

    共同支配企業とは、取決めに対して契約上合意された支配を共有し、関連性のある活動に関する意思決定が、支配を共有している当事者の全員一致の合意を必要とし、かつ、当社グループが当該取決めの純資産に対する権利を有している企業であります。

    関連会社又は共同支配企業の経営成績並びに資産及び負債は、持分法により当社グループの連結財務諸表に反映されます。持分法においては、当初認識時に関連会社又は共同支配企業に対する投資は取得原価で認識され、それ以降は投資先である関連会社又は共同支配企業の純損益及びその他の包括利益の持分の変動に応じて当社グループ持分相当額を認識しております。

    連結財務諸表には、決算日が当社の決算日と異なる日を決算日とする関連会社及び共同支配企業の財務諸表が含まれております。当社の決算日と関連会社及び共同支配企業の決算日との間に生じた重要な取引又は事象の影響については、必要な調整を行っております。

    (2)企業結合

    企業結合は、取得法に基づく会計処理をしております。取得対価は、被取得企業の支配と交換に移転した資産、当社に発生した被取得企業の旧所有者に対する負債及び当社が発行した資本持分の取得日公正価値の合計額として測定されます。

    被取得企業における識別可能な資産及び負債は、以下を除いて、取得日における公正価値で測定しております。
    ① 繰延税金資産又は繰延税金負債は、IAS第12号「法人所得税」に従って認識し測定しております。
    ② 従業員給付契約に係る負債(又は資産)は、IAS第19号「従業員給付」に従って認識し測定しております。
    ③ IFRS第5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従って売却目的保有に分類される資産又は処分グループは、当該基準書に従って測定しております。

    ④ 株式報酬に係る負債はIFRS第2号「株式に基づく報酬」に準拠して測定しております。

    のれんは、企業結合で移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額、及び当社グループが以前に保有していた被取得企業の資本持分の公正価値の合計が、取得日における識別可能な資産及び負債の正味価額を上回る場合にその超過額として測定されます。

    当社グループは、非支配持分を公正価値で測定するか、又は識別可能な純資産の認識金額の比例持分で測定するかを、個々の企業結合ごとに選択しております。

    企業結合が生じた報告期間末までに企業結合の当初の会計処理が完了していない場合には、会計処理が完了していない項目は暫定的な金額で測定しております。取得日から1年以内の測定期間に入手した新しい情報が、取得日時点で認識した金額の測定に影響を及ぼすものである場合には、取得日時点で認識した暫定的な金額を遡及修正しております。

    企業結合を達成するために当社グループで発生した取得関連コストは、発生時に費用処理しております。なお、支配獲得後の非支配持分の追加取得については、資本取引として会計処理しており、当該取引からのれんは認識しておりません。

    (3)外貨換算

    ① 機能通貨及び表示通貨

    当社グループの各企業の個々の財務諸表は、その企業が事業活動を行う主たる経済環境の通貨である機能通貨で表示しております。当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としております。

    ② 外貨建取引

    外貨建取引は、取引日の直物為替レートまたはそれに近似するレートにより機能通貨に換算しております。

    外貨建ての貨幣性項目は、各報告期間の末日現在の為替レートにより機能通貨に換算しております。取得原価で測定される外貨建非貨幣性項目は、取引日の為替レートにより機能通貨に換算しております。公正価値で測定される外貨建非貨幣性項目は、公正価値が決定された日の為替レートにより機能通貨に換算しております。当該換算及び決済により生じる換算差額は、その他の包括利益として認識する場合を除き、純損益として認識し、連結損益計算書の金融収益及び金融費用に含めております。

    ③ 在外営業活動体

    連結財務諸表を表示するために、当社グループの在外営業活動体の資産及び負債(取得により発生したのれん及び公正価値の調整を含む)は、各報告期間の末日現在の為替レートを用いて日本円に換算しております。収益及び費用は、その会計期間中の為替レートが著しく変動していない限り、その期間の平均為替レートで日本円に換算しております。在外営業活動体の財務諸表の換算から生ずる換算差額は、その他の包括利益「在外営業活動体の換算差額」として認識し、その他の資本の構成要素に含めております。在外営業活動体の処分をする場合には、その他の資本の構成要素に累積していた在外営業活動体の換算差額を、処分による利得または損失が認識される時に資本から純損益に振り替えております。

    なお、在外営業活動体の取得の際に生じたのれん及び公正価値の修正は在外営業活動体の資産及び負債として処理され、期末日の為替レートで換算しております。

    (4)金融商品

    ① デリバティブを除く金融資産

       (i)当初認識及び測定

    当社グループは、デリバティブを除く金融資産を、償却原価で測定する金融資産、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しており、当初認識時において分類を決定しております。

    a)償却原価で測定する金融資産
     金融資産は次の条件がともに満たされる場合に償却原価で測定する金融資産に分類しております。
    ・契約上のキャッシュ・フローを回収するために資産を保有することを目的とする事業モデルに基づいて、資産が保有されている場合
    ・金融資産の契約条件により元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる場合
     償却原価で測定する金融資産は、公正価値(直接帰属する取引コストを含む)で当初測定しております。当初測定後は、実効金利法を用いて帳簿価額を算定しております。また償却原価で測定する金融資産に係る利息発生額は連結損益計算書の金融収益に含まれております。

    b)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
     投資先との取引関係の維持又は強化を主な目的として保有する株式などの資本性金融商品について、当初認識時に、主にその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に指定しております。
     その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産は、当初認識時に公正価値で測定し、当初認識後の公正価値の変動をその他の包括利益として認識しております。金融資産の認識を中止した場合には、その他の包括利益を通じて認識された利得又は損失の累計額を利益剰余金に振り替えております。なお、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産から生じる配当金については、配当を受領する権利が確立された時点で純損益として認識しております。

    c)純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
     その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に指定しなかった金融資産及び償却原価で測定する金融資産に分類されない負債性金融商品は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。
     純損益を通じて公正価値で測定する金融資産は、当初認識時に公正価値で測定し、当初認識後の公正価値の変動を純損益として認識しております。

       (ii)金融資産の認識の中止

    金融資産から生じるキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、あるいは金融資産を譲渡し、実質的に所有に伴うすべてのリスクと経済価値のほとんどすべてを他の企業に移転した場合に、金融資産の認識を中止しております。

         (iii)償却原価で測定する金融資産の減損

    当社グループは、償却原価で測定する金融資産の減損に係る予想信用損失に対して貸倒引当金を認識しております。
     当社グループは、各報告日において、測定する金融資産に係る信用リスクが当初認識時点以降に著しく増大しているかどうかを評価しております。具体的には、当初認識時点から信用リスクが著しく増大していない場合には、12か月の予想信用損失に等しい金額で貸倒引当金を測定しております。一方、当初認識時点から信用リスクが著しく増大している場合には、残存期間に亘る予想信用損失に等しい金額で貸倒引当金を測定しております。なお、売上債権であって、重要な金融要素を含んでいない場合には、当初認識時点から常に全期間の予想信用損失に等しい金額で貸倒引当金を測定しております。

    信用リスクが著しく増大しているか否かは、債務不履行発生のリスクの変動に基づき判断しており、債務不履行発生のリスクに変動があるかどうかの判断にあたっては、次を考慮しております。

    ・取引先相手の財務状況
      ・過去の貸倒損失計上実績
      ・過去の期日経過情報

    貸倒引当金繰入額又は戻入額は純損益で認識しており、連結損益計算書の販売費及び一般管理費に含めております。

    ② デリバティブを除く金融負債

        (i)当初認識及び測定

    当社グループは、デリバティブを除く金融負債を、償却原価で測定する金融負債及び純損益を通じて公正価値で測定する金融負債に分類しており、当初認識時において分類を決定しております。

    a)償却原価で測定する金融負債
     純損益を通じて公正価値で測定する金融負債以外の金融負債は、償却原価で測定する金融負債に分類しております。
     償却原価で測定する金融負債は、当初認識時に公正価値からその発行に直接起因する取引コストを減算して測定しております。また、当初認識後は、実効金利法に基づく償却原価で測定しており、利息発生額は連結損益計算書の金融費用に含めております。

    b)純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

    純損益を通じて公正価値で測定する金融負債は、当初認識時に公正価値により測定し、当初認識後の公正価値の変動を純損益として認識しております。

         (ii)金融負債の認識の中止

    金融負債が消滅した時、すなわち、契約中に特定された債務が免責、取消し、又は失効となった時に金融負債の認識を中止しております。

    ③ 金融資産及び金融負債の相殺表示

    金融資産及び金融負債は、残高を相殺する強制可能な法的権利が存在し、純額で決済するか、又は資産の実現と負債の決済を同時に行う意図が存在する場合にのみ、連結財政状態計算書上において純額で表示しております。

      ④ 金融商品の公正価値測定

    報告期間末において、金融商品の公正価値は、活発な市場における公表価格で測定しております。金融商品に関する市場が活発でない、または市場が存在しない場合は、適切な評価技法を用いて公正価値を測定しております。公正価値で測定する金融商品について、その公正価値の観察可能度合いによって公正価値ヒエラルキーをレベル1から3に分類しております。

    公正価値ヒエラルキーの定義は、次のとおりであります。
    レベル1 - 活発な市場における同一資産又は負債の市場価格により測定した公正価値
    レベル2 - 直接又は間接的に観察可能な価格で構成されたインプットを使用して測定した公正価値
    レベル3 - 資産又は負債に関する観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値

    (5)デリバティブ及びヘッジ会計

    当社グループは、為替レート及び金利の変動によるリスクに対処するため、為替予約取引、金利スワップ取引、通貨スワップ取引、通貨オプション取引等のデリバティブ取引を行っております。

    なお、当社グループの方針として投機目的のデリバティブ取引は行っておりません。

    ヘッジの開始時においてヘッジ取引を行うための戦略や、ヘッジ手段とヘッジ対象の関係について文書化しております。さらに、ヘッジ手段がヘッジが指定されている期間において関連するヘッジ対象の公正価値又はキャッシュ・フローの変動を相殺するのにきわめて有効であるかどうかを継続的に評価しております。

    デリバティブは、デリバティブ取引契約が締結された日の公正価値で当初認識し、当初認識後は報告期間末の公正価値で再測定しております。当初認識後の変動は次のとおり処理しております。

    ① 公正価値ヘッジ

    ヘッジ手段であるデリバティブの公正価値の変動は、純損益として認識しております。ヘッジ対象の公正価値の変動は、ヘッジ対象の帳簿価額を調整するとともに、純損益として認識しております。

    ② キャッシュ・フロー・ヘッジ

    キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定し、かつ適格なデリバティブの公正価値の変動の有効部分はその他の包括利益として認識しております。利得又は損失のうち重要な非有効部分は直ちに純損益として認識しております。

    ヘッジされた予定取引がその後に非金融資産もしくは非金融負債の認識を生じる場合、又は、非金融資産もしくは非金融負債に係るヘッジされた予定取引が公正価値ヘッジが適用される確定約定となった場合には、その他の包括利益で認識し、資本に累積している金額を、当該資産又は負債の当初の原価又はその他の帳簿価額に直接振り替えております。それ以外のキャッシュ・フロー・ヘッジについては、ヘッジされた予想将来キャッシュ・フローが純損益に影響を与えるのと同じ期間に、資本に累積している金額は純損益に振り替えております。 ただし、当該金額が損失であり、当該損失の全部又は一部が将来の期間において回収されないと企業が予想する場合には、回収が見込まれない金額を、直ちに純損益に振り替えております。

    当社グループがヘッジ指定を取消した場合、ヘッジ手段が失効、売却、終結又は行使された場合、もしくは、もはやヘッジ会計として適格でない場合には、ヘッジ会計を中止しております。その他の包括利益で認識し、資本に累積している金額は、そのまま資本に残し、ヘッジ対象である取引が最終的に純損益として認識された期間に、純損益に振り替えております。予定取引がもはや発生しないと見込まれる場合には、資本に累積している金額は、直ちに純損益に振り替えております。

    (6)資本

    ① 普通株式

    当社が発行した資本性金融商品は、発行価額を「資本金」及び「資本剰余金」に計上し、直接発行コスト(税効果考慮後)は「資本剰余金」から控除しております。

    ② 自己株式

    自己株式を取得した場合には取得原価で認識し、資本から控除して表示しております。また、その取得に直接起因する取引コストは、資本から控除しております。自己株式を処分した場合、受取対価を資本の増加として認識し、帳簿価額と受取対価との差額は資本剰余金に含めております。

    (7)現金及び現金同等物

    現金及び現金同等物は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなります。

    (8)棚卸資産

    棚卸資産は、原価と正味実現可能価額のいずれか低い額により測定しております。原価は主として総平均法により算定し、当該原価には購入原価、加工費及び棚卸資産が現在の保管場所及び状態に至るまでに要したすべての費用を含んでおり、加工費には、固定及び変動製造間接費の適切な配賦額も含んでおります。

    正味実現可能価額とは、通常の事業の過程における予想売価から、完成までに要する見積原価および販売に要する見積コストを控除した額であります。

    (9)有形固定資産

    当社グループは、有形固定資産の測定方法として原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示しております。

    取得原価には、資産の取得に直接付随する費用、資産除去及び原状回復費用の当初見積額、適格要件を満たす資産の借入コスト等が含まれております。土地及び建設仮勘定以外の有形固定資産は、取得原価から残存価額を控除した償却可能価額について、使用可能となった時点から見積耐用年数にわたり、定額法で減価償却を行っております。

    主な有形固定資産の見積耐用年数は次の通りであります。

    建物 30~40年
    機械装置 5~10年

    見積耐用年数、残存価額及び減価償却方法は、各連結会計年度末に見直しを行っております。

    有形固定資産の認識の中止から生じる損益はその処分(売却)による正味収入と帳簿価額の差額を純損益として認識しております。

    (10)無形資産

    当社グループは、無形資産の認識後の測定方法として原価モデルを採用し、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示しております。

    ① 個別取得した無形資産

    個別取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定しております。

    ② 企業結合で取得した無形資産

    企業結合で取得した無形資産は、取得日現在における公正価値で測定しております。

    ③ 自己創設無形資産

    研究活動の支出は、発生した年度に連結損益計算書上の費用として認識しております。

    開発(又は内部プロジェクトの開発局面)における支出は、次のすべての認識要件を満たした場合に限り資産として認識することとしており、その他の支出はすべて発生時に費用処理しております。

    (a) 使用又は売却できるように無形資産を完成させることの、技術上の実行可能性

    (b) 無形資産を完成させ、さらにそれを使用又は売却するという意図

    (c) 無形資産を使用又は売却できる能力

    (d) 無形資産が蓋然性の高い将来の経済的便益を創出する方法

    (e) 無形資産の開発を完成させ、さらにそれを使用又は売却するために必要となる、適切な技術上、財務上及びその他の資源の利用可能性

    (f) 開発期間中の無形資産に起因する支出を、信頼性をもって測定できる能力

    自己創設無形資産の取得原価は、資産の認識基準を最初に満たした日以降に発生する支出の合計となります。

    耐用年数を確定できる無形資産は、当該無形資産が使用可能となった時点から見積耐用年数にわたり、定額法により償却を行っております。見積耐用年数、残存価額及び減価償却方法は、各連結会計年度末に見直しを行っております。

    主な無形資産の見積耐用年数は、次のとおりであります。

    技術関連資産 13年
    ソフトウエア 5年

    耐用年数を確定できない無形資産及び未だ使用可能でない無形資産は償却を行わず、毎年又は減損の兆候が存在する場合にはその都度減損テストを実施しております。

    無形資産の認識の中止から生じる損益は、正味処分収入と資産の帳簿価額の差額を純損益として認識しております。

    (11)のれん

    当初認識時点におけるのれんの測定については「(2)企業結合」に記載の通りです。当初認識後ののれんは、減損損失累計額を控除した取得原価で測定しております。

    のれんは、資金生成単位又は資金生成単位グループに配分し、少なくとも年1回又は減損の兆候がある場合にはその都度、減損テストを実施しております。資金生成単位又は資金生成単位グループの回収可能価額が帳簿価額を下回った場合に、のれんの減損損失を純損益として認識し、その後の戻入れは行っておりません。

    減損については「(13)非金融資産及び持分法で会計処理されている投資の減損損失」に記載のとおりです。

    (12)リース

    当社グループは、契約の開始時に、当該契約がリース又はリースを含む契約であるかどうかを判定しております。契約が、特定された原資産の使用を支配する権利を一定期間にわたり対価と交換に移転する場合には、当該契約はリース又はリースを含む契約であると判定しております。

    ①借手としてのリース

    当社グループは、リースの開始日において、使用権資産及びリース負債を認識しております。

    使用権資産の当初測定は、開始日において取得原価によって行っております。開始日後の事後測定は、原価モデルによる測定を採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示しております。使用権資産は、開始日から使用権資産の耐用年数の終了時又はリース期間の終了時のいずれか早い時まで減価償却しております。

    リース負債の当初測定は、開始日において未決済のリース料の現在価値で測定しております。開始日後は、リース負債に係る金利及び支払リース料を反映するようにリース負債を事後測定しております。また、契約条件の変更等があった場合は、リース負債の再測定を行い、使用権資産を修正しております。財政状態計算書上、リース負債は、その他の金融負債に含めて表示しております。

    なお、短期リース及び少額資産のリースのリース料は、リース期間にわたり定額法により費用を認識しております。

    ②貸手としてのリース

    当社グループは、リースをファイナンス・リース又はオペレーティング・リースのいずれかに分類しております。原資産の所有に伴うリスクと経済価値のほとんどすべてを借手に移転する場合にはファイナンス・リースに分類し、それ以外の場合は、オペレーティング・リースに分類しております。

    (a)ファイナンス・リース

    ファイナンス・リース取引においては、対象リース取引の正味リース投資未回収額を債権として計上しております。

    (b)オペレーティング・リース

    オペレーティング・リースに基づく受取リース料は、リース期間にわたり定額法により収益計上しております。

    (13)非金融資産及び持分法で会計処理されている投資の減損損失

    当社グループでは、各報告期間の末日現在において、非金融資産の減損の兆候の有無を評価しております。

    減損の兆候がある場合には、当該資産の回収可能価額の見積りを行っております。なお、減損の兆候の有無にかかわらず、のれん及び耐用年数の確定できない又は未だ使用可能ではない無形資産については、少なくとも年1回毎期減損テストを実施しております。

    また持分法で会計処理されている投資は、減損の客観的な証拠が存在する場合に、投資全体の帳簿価額を単一の資産として減損テストを実施しております。

    資産又は資金生成単位の回収可能価額は、資産又は資金生成単位の処分コスト控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い金額としております。個別資産についての回収可能価額の見積りが不可能な場合には、当該資産が属する資金生成単位又は資金生成単位グループの回収可能価額を見積っております。使用価値は、見積将来キャッシュ・フローを現在価値に割り引くことにより算定しており、使用する割引率は、貨幣の時間価値、及び当該資産に固有のリスクを反映した税引前の割引率を用いております。

    全社資産は別個のキャッシュ・インフローを発生させないため、個別の全社資産の回収可能価額は算定できません。全社資産に減損の兆候がある場合、当該資産の処分を決定している場合を除き、全社資産が属する資金生成単位又は資金生成単位グループの回収可能価額を算定し、帳簿価額と比較しております。

    資産又は資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額を下回る場合に、当該資産の帳簿価額をその回収可能価額まで減額し、減損損失として認識しております。

    過去の期間において、のれん以外の資産について認識した減損損失は、減損損失が最後に認識された以後、認識した減損損失がもはや存在しないか、あるいは減少している可能性を示す兆候に基づき、当該資産又は資金生成単位の回収可能価額の見積りを行い、算定した回収可能価額と過年度で減損損失が認識されなかった場合の減価償却控除後の帳簿価額とのいずれか低い方を上限として、減損損失を戻入れております。

    (14)売却目的で保有する非流動資産

    非流動資産(又は資産グループ)の帳簿価額が、継続的使用ではなく、主として売却取引により回収される場合、売却目的保有に分類しております。売却目的保有に分類するためには、現況で直ちに売却することが可能で、当社グループの経営者が売却計画の実行を確約しており、1年以内に売却が完了する予定である必要があります。売却目的保有に分類した資産は、帳簿価額と、売却コスト控除後の公正価値のいずれか低い金額で測定しております。当該資産については減価償却又は償却は行っておりません。

    (15)従業員給付

    ① 退職後給付

    当社グループの従業員退職後給付制度は、確定給付制度と確定拠出制度があります。

    当社国内グループは、主として規約型確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を採用しておりますが、一部は中小企業退職金共済制度に加入しております。また、一部の当社在外グループでは、確定給付制度及び確定拠出制度を採用しております。

    (i)確定給付制度

    確定給付制度債務の現在価値及び関連する当期勤務費用並びに過去勤務費用は、予測単位積増方式を用いて個々の制度ごとに算定され、その現在価値は、将来の予想支払額に割引率を適用して算定しております。割引率は、将来の毎年度の給付支払見込日までの期間を基に割引期間を設定し、割引期間に対応した、連結会計年度末の優良社債の市場利回りを参照して決定しております。確定給付制度に係る資産又は負債の純額は、確定給付制度債務の現在価値から、制度資産の公正価値(必要な場合には、確定給付資産の上限及び最低積立要件への調整を含む)を控除したものであり、資産又は負債として連結財務諸表で認識しております。確定給付制度の当期勤務費用及び確定給付負債(資産)の純額に係る利息の純額は純損益として認識しております。確定給付制度の再測定額は、発生した期に一括してその他の包括利益で認識し、直ちに利益剰余金に振り替えております。過去勤務費用は、発生時に純損益として認識しております。

    (ii)確定拠出制度

    確定拠出型の退職給付に係る費用は、従業員が役務を提供した期間に費用処理しております。

    ② その他の長期従業員給付

    長期勤続休暇等の長期従業員給付に関する債務は、従業員が過年度及び当年度において提供したサービスの対価として獲得した将来給付額を現在価値に割り引いて算定しております。

    ③ 短期従業員給付

    短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連するサービスが提供された時点で費用として計上しております。
     当社グループは、従業員から過去に提供された労働の結果として支払うべき現在の法的及び推定的債務を負っており、その債務の金額を信頼性をもって見積ることができる場合、支払われると見積られる額を負債として認識しております。

    (16)株式報酬

    ① ストック・オプション制度

    当社は、業務執行取締役等に対する報酬制度として、持分決済型の株式報酬制度(以下、ストック・オプション)を導入しております。

    ストック・オプションは、付与日における公正価値によって見積り、最終的に権利確定条件が充足されずに失効する数を考慮した上で、権利確定期間にわたり定額法で費用処理し、対応する金額を資本の増加として認識しております。付与されたストック・オプションの公正価値は、ブラック・ショールズ・モデルに基づいて測定されております。

    ② 業績連動型株式報酬制度

    当社は、業務執行取締役等に対し、中期経営計画で示す業績の実現及び企業価値の持続的向上のためのインセンティブを一層高めることを目的に業績連動型株式報酬制度として「役員報酬BIP(Board Incentive Plan)信託」と称される仕組みを導入しております。本制度は、3年間の中期経営計画の最終事業年度における業績達成度等に応じて3年ごとに役員報酬として当社株式及びその換価処分金相当額の金銭を交付及び給付するインセンティブプランであります。受け取ったサービスの対価は、付与した当社の株式の公正価値を参照して測定し、測定されたサービスの対価を費用処理するとともに、対応する金額を資本の増加として認識しております。

    (17)引当金

    当社グループは、過去の事象の結果として、現在の法的債務又は推定的債務が存在し、当該債務を決済するために経済的便益をもつ資源の流出が必要となる可能性が高く、当該債務の金額について信頼性のある見積りができる場合に、引当金を認識しております。

    引当金として認識された金額は、報告期間の末日における現在の債務を決済するために要する支出の最善の見積りであります。

    貨幣の時間的価値の影響が重要な場合には、引当金額は見積将来キャッシュ・フローを貨幣の時間的価値及びその負債に特有なリスクを反映した税引前の割引率で割り引いた現在価値で測定しております。時の経過に伴う割引額の振戻しは金融費用として認識しております。

    ① 製品保証引当金

    一定期間無償修理を行う旨の約定がある製品に対する修理費に充てるため、過年度の売上実績と保証実績に基づいて将来の製品保証見込費用を見積り、引当金を認識、測定しております。将来において経済的便益の流出が予測される時期は、各連結会計年度末日より概ね1年以内であります。

    ② 資産除去債務

    事務所等の賃貸借契約に対する原状回復義務及び固定資産に関連する有害物質の除去に備えて、過去の実績に基づき将来支払うと見込まれる資産除去債務を見積り、引当金を認識、測定しております。将来において経済的便益の流出が予測される主な時期は、各連結会計年度末日より1年経過後であります。

    (18)収益の認識

    当社グループは、下記の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しております。

      ステップ1:顧客との契約を識別する

      ステップ2:契約における履行義務を識別する

      ステップ3:取引価格を算定する

      ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する

      ステップ5:企業が履行義務の充足時に収益を認識する

    当社グループは、「映像事業」において、レンズ交換式デジタルカメラ、コンパクトデジタルカメラや交換レンズなど、映像関連製品やその周辺領域の製品・サービスを提供、「精機事業」において、FPD露光装置及び半導体露光装置の製品・サービスを提供、「ヘルスケア事業」において、生物顕微鏡、細胞培養観察装置などのライフサイエンスソリューション分野、超広角走査型レーザー検眼鏡などのアイケアソリューション分野や細胞受託生産ソリューション分野の製品・サービスを提供、「コンポーネント事業」において、光学コンポーネント、光学部品、エンコーダや材料加工などのデジタルソリューションズ事業関連の製品、EUV関連コンポーネントや宇宙関連製品などのカスタムプロダクツ事業関連、FPDフォトマスク基板などのガラス事業関連の製品・サービスを提供、「産業機器・その他」において、工業用顕微鏡、測定機、X線/CT検査システム、測量機の販売を行っております。また、製品に関連した保証、修理・保守、移設などのサービス業務を提供しております。

    製品の販売及びサービス業務について顧客との契約に基づき履行義務を識別しております。

    製品の販売については、主に顧客への引渡の際に据付を要する製品については据付完了時点、また、据付を要しない製品については引渡時点に、顧客が当該製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されると判断していることから、当該時点において収益を認識しております。収益は、顧客との契約において約束された対価から、値引き、リベート等を控除した金額で測定しております。

    サービス業務については、履行義務が一時点で充足される場合にはサービス提供完了時点において、一定期間にわたり充足される場合にはサービス提供期間にわたり定額で、又は進捗度に応じて収益を認識しております。

    (19)政府補助金

    政府補助金は、補助金交付のための付帯条件を満たし、補助金が受領されることについて合理的な保証が得られる場合に認識しております。政府補助金で資産を取得した場合、繰延収益として補助金を計上し、当該資産の耐用年数にわたり、規則的に純損益として認識しております。

    (20)法人所得税

    法人所得税費用は当期税金費用と繰延税金費用から構成されております。法人所得税費用は、その他の包括利益又は資本において直接認識される項目から生じる場合や企業結合から生じる場合を除き、当期の純損益として認識しております。

    当期税金費用は、税務当局に対する納付又は税務当局からの還付が予想される金額で測定しております。税額の算定に使用する税率及び税法は、報告期間の末日までに制定又は実質的に制定されたものであります。

    繰延税金費用は、報告期間の末日における資産及び負債の税務基準額と会計上の帳簿価額との間の一時差異に基づいて算定しております。繰延税金資産は、将来減算一時差異、未使用の繰越税額控除及び繰越欠損金について、それらを回収できる課税所得が生じると見込まれる範囲において認識し、繰延税金負債は、原則として、将来加算一時差異について認識しております。

    繰延税金資産及び負債は、報告期間の末日までに制定され、又は実質的に制定されている税率(及び税法)に基づいて、資産が実現する期又は負債が決済される期に適用されると予想される税率で算定しております。

    なお、次の一時差異に対しては、繰延税金資産又は負債を計上しておりません。

    ・のれんの当初認識から生じる一時差異

    ・企業結合以外の取引で、かつ会計上の利益にも課税所得(欠損金)にも影響を与えない取引における資産又は負債の当初認識から生じる一時差異

    ・子会社、関連会社に対する投資及び共同支配の取決めに対する持分に係る将来減算一時差異に関しては、予測可能な将来に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合、又は当該一時差異の使用対象となる課税所得が稼得される可能性が低い場合

    ・子会社、関連会社に対する投資及び共同支配の取決めに対する持分に係る将来加算一時差異に関しては、一時差異の解消の時点をコントロールすることができ、予測可能な将来に当該一時差異が解消しない可能性が高い場合

     繰延税金資産及び負債は、当期税金資産と当期税金負債を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ同一の税務当局によって同一の納税主体に対して課されている場合、相殺しております。

    当社及び一部の子会社は、連結納税制度を適用しております。

    (21)1株当たり当期利益

    基本的1株当たり当期利益は、親会社の普通株主に帰属する当期利益を、各連結会計年度中の発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。

    希薄化後1株当たり当期利益は、希薄化効果を有するすべての潜在株式の影響を調整して計算しております。

    4.見積り及び判断の利用

    連結財務諸表の作成において、資産、負債、収益及び費用の報告額は経営者による会計方針の選択や見積りにより影響されます。見積りの算定の基礎となる仮定は、過去の経験及び入手可能な情報を収集し、報告期間の末日現在において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者による最善の判断に基づいております。経済状態や市場、消費動向、また当社各事業の属する産業における需要や供給の変化等を踏まえた一定の仮定を置いたうえで、見積りを行っております。しかし、その性質上、これらの見積りは、将来において、異なる結果となる可能性があります。

    見積りは継続して見直されております。これらの見直しによる影響は、当該見積りを見直した期間及び将来の期間において認識しております。新型コロナウイルス感染症による影響については、収束時期は現時点で不透明な状況にありますが、会計上の見積りに際しては、翌連結会計年度においても一定程度は継続するものの、改善していく前提としております。

    連結財務諸表に重要な影響を与える会計方針を適用する過程で経営者が行った判断に関する情報は、次のとおりであります。

    ・子会社、関連会社及び共同支配企業の範囲(「3.重要な会計方針(1)連結の基礎」)

    ・収益認識(「3.重要な会計方針(18)収益の認識」)

    翌連結会計年度に資産や負債の帳簿価額の重要な修正につながるリスクを伴う見積り及びその基礎となる仮定は次のとおりであります。

    ・金融商品の公正価値測定

    (注記3.重要な会計方針(4)金融商品、注記35.金融商品)

    ・棚卸資産の評価

    (注記3.重要な会計方針(8)棚卸資産、注記10.棚卸資産)

    ・有形固定資産、無形資産及び使用権資産の耐用年数

    (注記3.重要な会計方針(9)有形固定資産、(10)無形資産、(12)リース)

    ・非金融資産の減損テストにおける割引キャッシュ・フロー予測の計算に用いた重要な仮定

    (注記3.重要な会計方針(13)非金融資産及び持分法で会計処理されている投資の減損損失、

    注記15.非金融資産の減損損失)

    ・従業員給付

    (注記3.重要な会計方針(15)従業員給付、注記24.従業員給付)

    ・株式報酬

    (注記3.重要な会計方針(16)株式報酬、注記34.株式報酬)

    ・引当金の会計処理と評価

    (注記3.重要な会計方針(17)引当金、注記21.引当金)

    ・繰延税金資産の回収可能性

    (注記3.重要な会計方針(20)法人所得税、注記18.法人所得税)

    ・偶発負債の将来の経済的便益の流出の可能性

    (注記38.偶発負債)

    5.未適用の公表済基準書

    連結財務諸表の承認日までに公表されている主な基準書及び解釈指針の新設又は改訂のうち、重要な影響を及ぼす該当事項はないため、記載しておりません。

    6.事業セグメント

    (1)報告セグメントの概要

    当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

    当社グループは経済的特徴の類似性等を考慮したうえで各事業部を集約し、「映像事業」、「精機事業」、「ヘルスケア事業」及び「コンポーネント事業」の4つを報告セグメントとしております。

    「映像事業」はレンズ交換式デジタルカメラ、コンパクトデジタルカメラや交換レンズなど、映像関連製品やその周辺領域の製品・サービスを提供、「精機事業」はFPD露光装置及び半導体露光装置の製品・サービスを提供、「ヘルスケア事業」は生物顕微鏡、細胞培養観察装置などのライフサイエンスソリューション分野、超広角走査型レーザー検眼鏡などのアイケアソリューション分野、細胞受託生産ソリューション分野の製品・サービスを提供、「コンポーネント事業」は光学コンポーネント、光学部品、エンコーダや材料加工などのデジタルソリューションズ事業関連、EUV関連コンポーネントや宇宙関連などのカスタムプロダクツ事業関連、FPDフォトマスク基板などのガラス事業関連の製品・サービスを提供しております。

    (報告セグメントの変更に関する事項)
     2021年4月1日付で、長期成長領域と定める「デジタルマニュファクチャリング」「ビジョンシステム/ロボッ  ト」の事業推進化に向けて、新たな報告セグメントとして「コンポーネント事業」を設定し、従来、「産業機器・その他」に含まれていたデジタルソリューションズ事業、カスタムプロダクツ事業及びガラス事業を移管しております。また、グループ全体の効率的な生産体制の構築を推進することを目的として、「映像事業」「精機事業」「コンポーネント事業」に関連する一部の生産子会社を「産業機器・その他」に移管しております。
    なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の区分方法に基づき作成したものを開示しております。

    (2)報告セグメントに関する情報

    報告セグメントの会計処理方法は、注記「3.重要な会計方針」で記載している当社グループの会計方針と同じであります。報告セグメントの利益は、営業利益をベースとした数値であります。

    セグメント間の売上収益は市場実勢価格に基づいております。

    当社グループのセグメント情報は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日  至 2021年3月31日) 映像事業 精機事業 ヘルスケア事業 コンポーネント事業 産業機器・その他(注1) 合計 調整額(注2) 連結
    売上収益
    外部顧客からの売上収益 150,203 184,774 62,848 25,788 27,610 451,223 451,223
    セグメント間の売上収益 1,176 378 162 6,944 75,717 84,377 △84,377
    売上収益合計 151,379 185,152 63,010 32,732 103,327 535,600 △84,377 451,223
    セグメント利益又は損失(△) (注3) △36,391 △643 △3,091 187 △1,205 △41,143 △15,097 △56,241
    金融収益 11,167
    金融費用 △2,238
    持分法による投資利益 1,969
    税引前損失(△) △45,342
    セグメント資産 68,370 191,196 93,818 31,881 73,154 458,418 531,319 989,737
    その他の項目
    減損損失(注4) 16,390 3,796 2,459 656 2,753 26,054 26,054
    減価償却費及び償却費 5,242 4,192 4,521 2,153 4,909 21,017 7,011 28,027
    有形固定資産、使用権資産、のれん及び無形資産の増加額 6,498 7,418 2,806 2,889 5,004 24,614 7,083 31,697

    (注1)「産業機器・その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。

    (注2)セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益及び損失(△)と調整を行っております。セグメント利益又は損失(△)の調整額には、セグメント間取引消去3,608百万円及び各セグメントに配賦されない全社損益△18,705百万円が含まれております。全社損益は、主に基礎研究に係る費用、本社機能の一般管理費、新規事業創設に係る費用ならびに各セグメントに配賦されないその他営業損益であります。

    セグメント資産は、連結財政状態計算書の資産と調整を行っております。セグメント資産の調整額には、各セグメントに配分していない全社資産546,073百万円、セグメント間取引消去△14,754百万円が含まれております。全社資産は主に当社及び連結子会社での余資運用資金(現金及び現金同等物)、長期投資資金(株式)、繰延税金資産、各セグメント共用の固定資産及び使用権資産の一部であります。

    (注3)連結損益計算書のその他営業費用に含まれる構造改革関連費用△4,343百万円のうち、「映像事業」には△3,400百万円、「産業機器・その他」には△943百万円がセグメント利益又は損失(△)に含まれております。

    (注4)減損損失の主な内訳は、注記「15.非金融資産の減損損失」に記載されております。

    (単位:百万円)
    当連結会計年度(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日) 映像事業 精機事業 ヘルスケア事業 コンポーネント事業 産業機器・その他(注1) 合計 調整額(注2) 連結
    売上収益
    外部顧客からの売上収益 178,234 211,216 73,243 40,869 36,050 539,612 539,612
    セグメント間の売上収益 720 157 189 9,793 66,166 77,025 △77,025
    売上収益合計 178,954 211,373 73,432 50,662 102,216 616,637 △77,025 539,612
    セグメント利益又は損失(△) 19,069 27,719 4,385 12,721 2,964 66,859 △16,924 49,934
    金融収益 9,592
    金融費用 △3,643
    持分法による投資利益 1,213
    税引前利益 57,096
    セグメント資産 79,984 192,019 102,209 41,989 72,139 488,340 551,226 1,039,566
    その他の項目
    減損損失 2 447 0 449 449
    減価償却費及び償却費 3,088 3,952 4,116 2,382 5,105 18,643 6,214 24,857
    有形固定資産、使用権資産、のれん及び無形資産の増加額 4,564 6,918 4,949 9,142 6,440 32,012 13,844 45,857

    (注1)「産業機器・その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。

    (注2)セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益及び損失(△)と調整を行っております。セグメント利益又は損失(△)の調整額には、セグメント間取引消去1,216百万円、在外子会社の清算による換算差額累計額の純損益への振替△56百万円及び各セグメントに配賦されない全社損益△18,084百万円が含まれております。なお、全社損益△18,084百万円には、連結損益計算書の「その他営業収益」に計上されている土地の売却益2,352百万円が含まれております。全社損益は、主に基礎研究に係る費用、本社機能の一般管理費、新規事業創設に係る費用ならびに各セグメントに配賦されないその他営業損益であります。

    セグメント資産は、連結財政状態計算書の資産と調整を行っております。セグメント資産の調整額には、各セグメントに配分していない全社資産561,298百万円、セグメント間取引消去△10,072百万円が含まれております。全社資産は主に当社及び連結子会社での余資運用資金(現金及び現金同等物)、長期投資資金(株式)、繰延税金資産、各セグメント共用の固定資産及び使用権資産の一部であります。

    (3)地域別情報

    外部顧客からの売上収益

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    日本 72,629 98,382
    米国 114,786 129,274
    欧州 71,386 72,203
    中国 121,058 153,471
    その他 71,364 86,282
    合計 451,223 539,612

    (注) 売上収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

        日本、米国及び中国以外の区分に属する主な国又は地域は、次のとおりであります。
        ① 欧州:英国、フランス、ドイツ
        ② その他:カナダ、アジア、中東、オセアニア、中南米

    非流動資産

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    日本 86,363 93,042
    北米 5,523 12,926
    欧州 43,032 45,231
    中国 2,151 3,192
    タイ 3,240 3,944
    その他 2,446 2,713
    合計 142,755 161,048

    (注) 非流動資産を資産の所在地により、国又は地域に分類しております。
    日本、中国及びタイ以外の区分に属する主な国又は地域は、次のとおりであります。
    ① 北米:米国、カナダ
    ② 欧州:英国、フランス、ドイツ
    ③ その他:アジア、中東、オセアニア、中南米
    金融商品、繰延税金資産及び退職給付に係る資産を含んでおりません。

    (4)主要な顧客に関する情報

    前連結会計年度において当社グループの連結売上収益の10%以上を占める顧客グループが存在しております。当該顧客グループから生じた売上収益は、53,230百万円(精機事業及び産業機器・その他)であります。

    なお当連結会計年度において連結売上収益の10%以上を占める顧客グループが存在しないため、記載しておりません。 

    7.企業結合

    当連結会計年度に生じた企業結合は、次のとおりであります。

    (1)企業結合の概要

    当社は、米国の宇宙航空機部品受託加工会社であるMorf3D Inc.(以下、Morf3D社)の株式の過半数(66.65%)を現金により取得し、子会社化しました。

    ① 被取得企業の名称、事業の内容

    名称 :Morf3D Inc.

    事業内容 :宇宙航空機産業向け金属部品の受託加工(アディティブマニュファクチャリング(AM))

    ② 企業結合を行った主な理由

    Morf3D社は、米国カリフォルニア州に拠点を持ち、一般に「3Dプリンティング」と呼ばれる金属を積層する加工方法“アディティブマニュファクチャリング(AM)”を行う専業会社で、特に、宇宙航空機関連部品の受託生産においては全米トップクラスに位置付けられています。
     当社は、中期経営計画において注力する成長領域の一つとして「材料加工事業」を掲げております。Morf3D社は、欧米の主要な宇宙航空機メーカーの多くを顧客として持ち、必要な宇宙航空機関連の認証も取得しています。当社は、Morf3D社株式の過半数取得後、同社が保有する事業基盤を活用し、「材料加工事業」の拡大を目指します。
     具体的には、インターネット接続や地球観測画像の取得・分析の需要等から市場が急拡大している中小型衛星向けに、Morf3D社が持つ顧客基盤と当社の光加工機をはじめとする精密加工技術を組み合わせた受託加工ビジネスの展開を行っていく計画です。

    ③ 被取得企業の支配を獲得した方法

    現金を対価とする株式の取得及び第三者割当増資の引受

    ④ 支配獲得日

    2021年4月2日

    (2)取得対価及びその内訳

                           (単位:百万円)

    項目 金額
    現金 4,270
    取得対価の合計 4,270

    (3)取得関連コスト

    当該企業結合に係る取得関連コストは177百万円であり、2021年3月31日に終了した前連結会計年度において、

    連結損益計算書上の「販売費及び一般管理費」に計上しております。

    (4)支配獲得日における資産・負債の公正価値、非支配持分及びのれん
                           (単位:百万円)

    項目 金額
    流動資産 4,146
    非流動資産(注1) 2,010
    資産合計 6,156
    流動負債 1,638
    非流動負債 345
    負債合計 1,983
    純資産 4,173
    非支配持分(注2) 1,392
    取得により生じたのれん(注3) 1,489

    (注1)識別可能な無形資産807百万円が含まれており、顧客関連資産が695百万円、技術関連資産が112百万

            円となります。

    (注2)非支配持分は被取得企業の識別可能な純資産に対する非支配株主の持分割合で測定しております。

    (注3)のれんは、今後の事業展開により期待される将来の超過収益力であります。また、認識されたのれ

        んのうち、税務上損金算入が見込まれるものはありません。

    (5)子会社の支配獲得による支出

    Morf3D社株式の取得価額と取得のための支出(純額)との関係は次のとおりであります。
                          (単位:百万円)

    項目 金額
    Morf3D社株式の取得対価 4,270
    Morf3D社現金及び現金同等物(注) △3,892
    差引:Morf3D社取得のための支出 378

         (注)Morf3D社現金及び現金同等物には、第三者割当増資による払込金額3,703百万円が含まれております。

    (6)企業結合が期首に完了したと仮定した場合の、連結売上収益及び連結純利益

    当該企業結合が期首に完了したと仮定した場合の連結売上収益及び連結純利益は、当連結会計年度の連結損益計算書に与える影響額に重要性が乏しいため、記載を省略しております。
     なお、当該企業結合が期首に行われたと仮定した場合の連結売上収益及び連結純利益は、監査法人の監査証明を受けておりません。

    8.現金及び現金同等物

    現金及び現金同等物の内訳は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    現金及び現金同等物
    現金及び預金 246,367 245,637
    預入期間が3ヶ月以内の定期預金等 105,431 124,639
    合計 351,798 370,277

    9.売上債権及びその他の債権

    売上債権及びその他の債権の内訳は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    受取手形及び売掛金 61,952 77,164
    リース債権 11,396 13,159
    その他 994 1,036
    貸倒引当金(控除) △1,441 △788
    合計 72,900 90,571

    (注) 売上債権及びその他の債権は償却原価で測定する金融資産に分類しております。

    貸倒引当金について、注記「35.金融商品(5)信用リスク管理」をご参照ください。

    10.棚卸資産

    棚卸資産の内訳は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    商品及び製品 109,731 101,397
    仕掛品 91,785 96,302
    原材料及び貯蔵品 34,245 41,251
    合計 235,760 238,950

    前連結会計年度に費用処理した棚卸資産の金額は、売上原価295,186百万円であります。売上原価には、正味実現可能価額が簿価を下回る資産に対して、廃棄・評価減した棚卸資産の金額25,392百万円が含まれております。

    当連結会計年度に費用処理した棚卸資産の金額は、売上原価303,355百万円であります。売上原価には、正味実現可能価額が簿価を下回る資産に対して、廃棄・評価減した棚卸資産の金額5,258百万円が含まれております。

    11.その他の金融資産

    (1)その他の金融資産の内訳は、次のとおりであります。 

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    デリバティブ資産 1,894 4,214
    株式 69,247 62,732
    その他 21,129 27,310
    合計 92,269 94,256
    その他の金融資産(流動) 1,179 948
    その他の金融資産(非流動) 91,090 93,308

    金融資産の分類について、注記「35.金融商品(2)金融商品の分類」をご参照ください。デリバティブ資産は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産(ヘッジ会計が適用されているものを除く)、株式は主にその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産にそれぞれ分類しております。

    (2)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の主な銘柄及び公正価値

    株式は主に取引関係の維持・強化目的で保有しているため、主にその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に指定しております。

    (単位:百万円)
    銘柄 前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    日本電子(株) 18,877 15,801
    三菱地所(株) 4,693 4,417
    東京海上ホールディングス(株) 3,131 4,239
    三菱倉庫(株) 3,914 3,515
    ウシオ電機(株) 2,136 2,674
    シチズン時計(株) 1,892 2,608
    三菱電機(株) 2,978 2,490
    (株)アバールデータ 2,519 2,011
    Oxford Nanopore Technologies PLC 1,830
    (株)ヘリオス 2,566 1,788

    (3)認識の中止時点における公正価値、資本でその他の包括利益として認識されていた累積損益

    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

                                 (単位:百万円)

    公正価値 資本でその他の包括利益として認識されていた累積損益
    38,410 11,934

    当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

                                 (単位:百万円)

    公正価値 資本でその他の包括利益として認識されていた累積損益
    20,485 11,285

    資本でその他の包括利益として認識されていた累積損益は、認識の中止時点で利益剰余金に振り替えております。

    12.その他の資産

    その他の資産の内訳は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    未収消費税等 4,769 4,884
    前払費用 3,013 4,614
    未収還付法人税等 2,129 1,209
    その他 4,560 3,163
    合計 14,470 13,871
    その他の資産(流動) 14,215 13,467
    その他の資産(非流動) 255 403

    13.有形固定資産

    (1)増減表

    有形固定資産の取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額の増減は次のとおりであります。

    取得原価
    (単位:百万円)
    建物及び構築物 機械装置及び運搬具 土地 建設仮勘定 その他 合計
    前連結会計年度(2020年4月1日) 138,328 202,195 15,593 5,455 80,583 442,154
    取得 384 774 18,086 661 19,906
    処分 △2,300 △15,878 △357 △4 △6,044 △24,582
    科目振替等 2,341 4,494 31 △14,175 3,803 △3,506
    為替換算差額 1,409 2,537 128 24 1,949 6,047
    前連結会計年度(2021年3月31日) 140,163 194,122 15,395 9,386 80,952 440,019
    取得 211 1,064 18,287 1,070 20,633
    企業結合による取得 81 712 10 802
    処分 △3,688 △10,063 △1,387 △1 △3,550 △18,691
    科目振替等 4,021 7,825 3 △19,880 4,189 △3,842
    為替換算差額 1,547 2,203 183 96 2,075 6,104
    当連結会計年度(2022年3月31日) 142,335 195,863 14,193 7,888 84,745 445,025
    減価償却累計額及び減損損失累計額
    (単位:百万円)
    建物及び構築物 機械装置及び運搬具 土地 建設仮勘定 その他 合計
    前連結会計年度(2020年4月1日) 93,605 176,448 34 743 64,956 335,785
    減価償却費(注1) 4,086 7,328 4,301 15,714
    減損損失(注2) 6,615 6,253 230 2,642 5,275 21,014
    処分 △2,292 △15,535 △6,024 △23,851
    科目振替等 △26 398 △34 △409 235 164
    為替換算差額 1,052 2,232 2 1,695 4,982
    前連結会計年度(2021年3月31日) 103,040 177,124 230 2,977 70,438 353,809
    減価償却費(注1) 3,609 5,990 3,146 12,745
    減損損失 2 18 10 174 205
    処分 △3,491 △8,533 △3,493 △15,517
    科目振替等 105 1,782 △2,481 614 20
    為替換算差額 1,195 1,878 1 1,733 4,808
    当連結会計年度(2022年3月31日) 104,461 178,259 230 507 72,613 356,069

     (注1)有形固定資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれ

         ております。

     (注2)注記「15.非金融資産の減損損失」をご参照ください。

    帳簿価額

    (単位:百万円)
    建物及び構築物 機械装置及び運搬具 土地 建設仮勘定 その他 合計
    前連結会計年度(2021年3月31日) 37,124 16,998 15,165 6,409 10,514 86,210
    当連結会計年度(2022年3月31日) 37,875 17,604 13,963 7,381 12,133 88,956
    (2)担保に供している資産

    担保に提供している資産はありません。

    (3)コミットメント

    前連結会計年度及び当連結会計年度現在の、有形固定資産の取得に関するコミットメントは、それぞれ4,834百万円及び6,527百万円であります。

    14.のれん及び無形資産

    (1)増減表
     のれん及び無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減は次のとおりであります。

    取得原価
    (単位:百万円)
    のれん 技術関連資産 顧客関連資産 商標権 ソフトウエア 工業所有権 開発費 その他 合計
    前連結会計年度(2020年4月1日) 23,646 19,534 679 77,496 27,119 12,444 1,440 162,358
    取得による増加 3,908 912 7 4,826
    内部開発による増加 1,166 1,166
    処分 △5,441 △1,864 △2,727 △15 △10,046
    科目振替等 △1,202 △537 △1 △1,740
    為替換算差額 405 362 35 404 42 846 68 2,162
    前連結会計年度(2021年3月31日) 24,051 19,896 714 75,165 25,672 11,730 1,498 158,726
    取得による増加 4,539 156 4 4,699
    企業結合による取得 1,489 112 695 4 2,300
    内部開発による増加 1,213 1,213
    処分 △2,226 △656 △2 △2,884
    科目振替等 △1,735 5 △1,730
    為替換算差額 2,293 2,100 74 16 634 28 847 39 6,030
    当連結会計年度(2022年3月31日) 27,832 22,108 769 730 76,381 25,861 13,133 1,540 168,354

     償却累計額および減損損失累計額

    (単位:百万円)
    のれん 技術関連資産 顧客関連資産 商標権 ソフトウエア 工業所有権 開発費 その他 合計
    前連結会計年度(2020年4月1日) 3,076 7,236 433 71,141 25,316 7,289 973 115,463
    償却費(注1) 1,173 2,196 456 1,418 58 5,301
    減損損失(注2) 429 2,071 289 171 6 2,965
    処分 △5,394 △1,864 △2,635 △10 △9,903
    科目振替等 △136 △22 △514 △1 △673
    為替換算差額 486 321 15 641 52 1,516
    前連結会計年度(2021年3月31日) 3,505 8,895 433 70,199 24,190 6,370 1,078 114,670
    償却費(注1) 1,608 47 1,766 316 1,460 51 5,248
    減損損失 174 8 182
    処分 △2,225 △656 △2 △2,883
    科目振替等 △400 0 △3 △403
    為替換算差額 43 1,077 4 529 9 462 37 2,161
    当連結会計年度(2022年3月31日) 3,547 11,580 51 433 70,044 24,523 7,636 1,160 118,975

    (注1)無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれております。

    (注2)注記「15.非金融資産の減損損失」をご参照ください。

      帳簿価額

    (単位:百万円)
    のれん 技術関連資産 顧客関連資産 商標権 ソフトウエア 工業所有権 開発費 その他 合計
    前連結会計年度(2021年3月31日) 20,546 11,001 281 4,966 1,482 5,360 420 44,056
    当連結会計年度(2022年3月31日) 24,285 10,528 717 297 6,337 1,338 5,497 379 49,379

    (2)担保に供している資産

    担保に提供している資産はありません。

    (3)コミットメント

    前連結会計年度及び当連結会計年度現在の、無形資産の取得に関するコミットメントは、それぞれ566百万円及び1,579百万円であります。

    (4)重要な無形資産

    当連結会計年度現在において、当社グループの主な無形資産は技術関連資産です。
     技術関連資産のうちOptos Plcの買収により取得した技術関連資産の帳簿価額は、前連結会計年度及び当連結会計年度現在それぞれ10,845百万円及び10,317百万円であります。この無形資産の残存償却年数は6年です。

    15.非金融資産の減損損失

    (1)減損損失

    当社グループは、事業の種類別セグメントをもとに、概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位にグルーピングを行った資金生成単位にて、資産の減損判定を実施しております。なお、遊休資産については今後の具体的な使用または売却の見込みを勘案し、個別資産または複数の資産をグルーピングした資金生成単位にて減損判定を実施しております。減損判定の結果、回収可能価額が帳簿価額を下回る場合、その回収可能価額まで帳簿価額を減額し、減損損失として計上しております。回収可能価額は、資産又は資金生成単位の処分コスト控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い金額としております。減損損失は、連結損益計算書の「その他営業費用」に含まれております。

    (2)認識した減損損失及び認識に至った事象及び状況

    (前連結会計年度)

    当社グループは、将来における中長期の事業環境の動向や新型コロナウイルス感染症拡大を始めとする様々な事業活動への影響を勘案した将来キャッシュ・フローの予測に基づき、減損判定を実施しております。減損判定の結果、減損損失26,054百万円を認識しております。なお、回収可能価額は使用価値及び処分コスト控除後の公正価値に基づき算定しております。公正価値はヒエラルキーレベル3に区分しております。減損損失の資産別内訳は、次のとおりであります。

    なお、当連結会計年度において、報告セグメントに変更がありました。当該変更に伴い、前連結会計年度の減損損失は、変更後の区分方法に基づき作成したものを開示しております。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日)
    有形固定資産 21,014
    使用権資産 1,672
    無形資産 2,536
    のれん 429
    その他 403
    合計 26,054

     減損損失のセグメント別の内訳は、注記「6.事業セグメント」をご参照ください。

    映像事業において、減損損失16,390百万円を認識しております。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う上半期のデジタルカメラ市場の縮小傾向の加速を勘案した将来キャッシュ・フローの見直し、及びその他映像関連ビジネスへの影響を勘案した将来キャッシュ・フローの予測に基づき、減損判定を実施いたしました。減損判定の結果、主にタイの生産子会社、当社及び英国の生産・販売子会社において、資金生成単位の回収可能価額がのれんを含む固定資産の帳簿価額を下回った為、減損損失16,359百万円を認識しております。回収可能価額は主に処分コスト控除後の公正価値に基づいており、公正価値は処分価額により算出しております。なお、当該減損損失には、英国の生産・販売子会社であるMark Roberts Motion Control Limitedに関するのれんが429百万円含まれております。また、固定資産の今後の使用見込を調査した結果、連結子会社の今後の具体的な使用を見込んでいない遊休資産について帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失31百万円を認識しております。
     精機事業及びヘルスケア事業において、減損損失3,796百万円及び2,459百万円を認識しております。新型コロナウイルス感染症拡大を始めとする事業活動への影響を勘案した将来キャッシュ・フローの予測に基づき減損判定を実施した結果、当社において、資金生成単位の回収可能価額が固定資産の帳簿価額を下回った為、精機事業及びヘルスケア事業で減損損失3,796百万円及び2,246百万円を認識しております。回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値に基づいており、公正価値は処分価額により算出しております。また、固定資産の今後の使用見込を調査した結果、連結子会社の今後の具体的な使用を見込んでいない遊休資産について帳簿価額を回収可能価額まで減額し、ヘルスケア事業において減損損失213百万円を認識しております。

    コンポーネント事業において、固定資産の今後の使用見込を調査した結果、当社の今後の具体的な使用を見込んでいない遊休資産について帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失656百万円を認識しております。
     産業機器・その他において、減損損失2,753百万円を認識しております。主に、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う上半期のデジタルカメラ市場の縮小傾向の加速を勘案し、映像事業の将来計画の見直しを実施し、当該将来計画を勘案した将来キャッシュ・フローの予測に基づき減損判定を実施いたしました。減損判定の結果、主に映像関連部品を担う国内の生産子会社において、資金生成単位の回収可能価額が固定資産の帳簿価額を下回った為、減損損失2,630百万円を認識しております。回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値に基づいており、公正価値は処分価額により算出しております。また、固定資産の今後の使用見込を調査した結果、国内連結子会社の今後の具体的な使用を見込んでいない遊休資産について帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失123百万円を認識しております。
     なお、減損損失26,054百万円のうち産業機器・その他に含まれる123百万円は、連結損益計算書では構造改革関連費用として計上しております。

    (3)のれんの減損テスト

     資金生成単位又は資金生成単位グループに配分されたのれんの帳簿価額は、以下のとおりであります。

    なお、当連結会計年度において、報告セグメントに変更がありました。当該変更に伴い、前連結会計年度の減損損失は、変更後の区分方法に基づき作成したものを開示しております。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    映像事業 261 276
    ヘルスケア事業 19,936 22,014
    コンポーネント事業 349 1,995
    合計 20,546 24,285

    各資金生成単位又は資金生成単位グループに配分されたのれんのうち、主要なものはOptos Plcとの企業結合により生じたのれんであり、その資金生成単位はヘルスケア事業に属しております。
     
    (ヘルスケア事業)
     回収可能価額は、処分コスト控除後の公正価値に基づき算定しております。処分コスト控除後の公正価値は、過去の経験と外部からの情報を反映し、経営者が承認した事業計画と成長率を基礎とした10年間のキャッシュ・フローの見積額(税引後)を割り引いて算定しております。(インカム・アプローチ)
     算定に用いた成長率は2.3%(前連結会計年度:2.2%)であり、税引後の割引率は、当該資金生成単位の加重平均資本コストを基礎に9.2%(前連結会計年度:8.4%)としております。なお、公正価値測定は、用いた評価技法への重大なインプットに基づき、レベル3の公正価値に区分しております。
     
    (ヘルスケア事業以外)
     回収可能価額は、使用価値に基づき算定しております。使用価値は、過去の経験と外部からの情報を反映し、経営者が承認した事業計画と成長率を基礎とした5年以下のキャッシュ・フローの見積額を現在価値に割り引いて算定しております。算定に用いた成長率は2.0%~2.3%(前連結会計年度:0.0%~2.1%)であり、税引前の割引率は、資金生成単位又は資金生成単位グループの加重平均資本コストを基礎に8.5%~15.5%(前連結会計年度:8.4%~15.5%)としております。

    これらの減損テストの結果、回収可能価額は各資金生成単位又は資金生成単位グループの帳簿価額を上回っており、回収可能価額の基礎となっている重要な前提(成長率、割引率)に合理的に起こりうる変化があった場合にも減損損失が発生する可能性は低いと判断しております。

    16.持分法で会計処理されている投資

    (1)関連会社に対する投資

    個々には重要性のない関連会社に対する投資の帳簿価額は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    帳簿価額合計 6,080 5,439

    個々には重要性のない関連会社の当期包括利益の持分取込額は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    当期利益に対する持分取込額 1,024 488
    その他の包括利益に対する持分取込額 140 150
    当期包括利益に対する持分取込額 1,163 638

    (2)共同支配企業に対する投資

    個々には重要性のない共同支配企業に対する投資の帳簿価額は以下のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    帳簿価額合計 5,019 5,263

    個々には重要性のない共同支配企業の当期包括利益の持分取込額は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    当期利益に対する持分取込額 946 724
    その他の包括利益に対する持分取込額
    当期包括利益に対する持分取込額 946 724

    17.リース

    (1)借手側

    当社グループが、借手としてリースしている資産は主にオフィスビルや倉庫などの不動産であります。リース契約の期間は1~20年であり、一部の契約には延長オプションや解約オプションが付与されております。延長オプションは、契約期間終了より一定期間の契約を延長するオプションであり、解約オプションは、契約に定めた期間より前に貸手に書面をもって通知した場合に早期解約が可能となるオプションであります。これらのオプションについて、リース契約主体である当社グループは、不動産価格の動向や事業環境を踏まえ、事業への利用を継続するか、中止するかを判断した上、必要に応じて行使しております。

    なお、リース契約によって課された制限(配当、追加借入及び追加リースに関する制限など)はありません。

    ①使用権資産の帳簿価額、増加額及び減価償却費

     使用権資産の帳簿価額は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    建物及び構築物 10,239 19,632
    機械装置及び運搬具 1,008 1,681
    その他 986 997
    合計 12,233 22,310

    前連結会計年度及び当連結会計年度に増加した使用権資産は、それぞれ5,799百万円及び17,001百万円であります。

     使用権資産の減価償却費は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    建物及び構築物 5,882 5,840
    機械装置及び運搬具 623 579
    その他 507 445
    合計 7,013 6,864

    (注)使用権資産の減価償却費は、連結損益計算書の「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」に含まれております。

    ②リースに係る収益及び費用

     連結損益計算書に含まれているリースに係る収益の内訳は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    使用権資産のサブリースによる収益 3 3

     連結損益計算書に含まれているリースに係る費用の内訳は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    費用処理したリース費用
    短期リースに係る費用 2,447 2,297
    少額資産のリースに係る費用 923 727
    変動リース料 4 5
    リース負債に係る支払利息 147 138

     ③リースに係るキャッシュ・アウトフロー

    連結キャッシュ・フロー計算書に含まれているリースに係るキャッシュ・アウトフローは、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    リースに係るキャッシュ・アウトフロー 10,968 10,605

    ④リース負債

     リース負債の満期分析は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    1年以内 5,525 7,022
    1年超2年以内 3,538 5,283
    2年超3年以内 2,237 4,025
    3年超4年以内 1,304 3,463
    4年超5年以内 840 1,656
    5年超 580 2,078
    合計 14,025 23,526
    控除:リース負債に係る金利費用 △470 △491
    リース負債の現在価値 13,555 23,036
    連結財政状態計算書上の金額
    リース負債(流動) 5,366 6,876
    リース負債(非流動) 8,189 16,160

    (2)貸手側

     ①ファイナンス・リース

    当社グループは、ファイナンス・リースとして、超広角走査型レーザー検眼鏡などの賃貸を行っております。

      前連結会計年度及び当連結会計年度におけるファイナンス・リースの販売損益は、それぞれ2,665百万円及び3,262百万円であります。

      また、正味リース投資未回収額に対する金融収益及び変動リース料に係る収益は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    正味リース投資未回収額に対する金融収益 189 221
    変動リース料に係る収益 92

      ファイナンス・リースに基づくリース投資未回収総額の満期分析は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    1年以内 4,114 4,656
    1年超2年以内 3,287 4,022
    2年超3年以内 2,452 2,902
    3年超4年以内 1,402 1,614
    4年超5年以内 414 375
    5年超 70 27
    リース投資未回収総額 11,740 13,596
    未稼得金融収益 344 437
    正味リース投資未回収額 11,396 13,159

     ②オペレーティング・リース

    当社グループは、オペレーティング・リースとして、主に映像機器のロボット制御ソリューションに関する装置の賃貸を行っております。

      前連結会計年度及び当連結会計年度において、連結損益計算書に含まれているオペレーティング・リースに基づくリース収益は、それぞれ364百万円及び528百万円であります。

      なお、賃貸料部分には指数又はレートに応じて決まるものではない変動リース料が含まれており、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ28百万円及び28百万円であります。

    オペレーティング・リースに基づく受取リース料の満期分析は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    1年以内 125 84
    1年超2年以内 57 51
    2年超3年以内 45 42
    3年超4年以内 42 30
    4年超5年以内 32 2
    5年超
    合計 301 209

    18.法人所得税

    (1)繰延税金

    繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別内訳は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    繰延税金資産
    繰越欠損金 4,643 2,204
    減損損失 6,372 4,604
    棚卸資産 25,654 23,769
    未払賞与 2,132 3,231
    製品保証引当金 952 675
    退職給付に係る負債 2,537 752
    減価償却費 21,059 21,277
    工事進行基準 12,802 8,509
    その他 14,957 17,044
    繰延税金資産合計 91,110 82,064
    繰延税金負債
    資本性金融商品 △9,363 △9,952
    子会社留保利益 △7,022 △8,700
    退職給付に係る資産 △5,968 △6,778
    企業結合により識別された無形資産 △2,484 △2,603
    その他 △6,370 △5,781
    繰延税金負債合計 △31,207 △33,815
    繰延税金資産(負債)純額 59,903 48,249

      連結財政状態計算書上の繰延税金資産及び繰延税金負債は、次のとおりであります。

                                                                  (単位:百万円)

    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    繰延税金資産 62,956 51,610
    繰延税金負債 3,053 3,360
    繰延税金資産(負債)純額 59,903 48,249

    繰延税金資産及び繰延税金負債の増減内容は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    期首残高 55,301 59,903
    当期利益への計上額 9,550 △12,628
    その他の包括利益への計上額
    確定給付制度の再測定 △482 △159
    その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動 △4,891 740
    持分法適用会社のその他の包括利益に対する持分 △20 △30
    キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の変動額の有効部分 132 50
    その他 313 374
    期末残高 59,903 48,249

     当期利益への計上額については、注記「18.法人所得税(3)法人所得税費用」をご参照ください。

    当社グループは、繰延税金資産の認識にあたり、将来減算一時差異又は繰越欠損金の一部又は全部が将来課税所得に対して利用できる可能性を考慮しております。繰延税金資産の回収可能性の評価においては、予定される繰延税金負債の取崩、予測される将来課税所得及びタックス・プランニングを考慮しております。当社グループは、認識された繰延税金資産については、過去の課税所得水準及び繰延税金資産が認識できる期間における将来課税所得の予測に基づき、税務便益が実現する可能性は高いと判断しております。

    繰延税金資産を認識していない繰越欠損金、繰越税額控除及び将来減算一時差異は次のとおりであります。

    なお、繰越欠損金及び繰越税額控除は税額ベースであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    繰越欠損金 5,699 6,434
    繰越税額控除 146 236
    将来減算一時差異 67,719 64,341

    繰延税金資産を認識していない繰越欠損金の金額と繰越期限は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    1年目 14
    2年目 17
    3年目 0 45
    4年目 39 80
    5年目 69 120
    5年超 5,591 6,158
    合計 5,699 6,434

    (2)未認識の繰延税金負債

    繰延税金負債を認識していない子会社に対する投資に係る将来加算一時差異の金額は次のとおりであります。

    これらは一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識しておりません。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    繰延税金負債を認識していない子会社に対する投資に係る一時差異 5,090 8,546

    (3)法人所得税費用

    法人所得税費用の内訳は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    当期税金費用 △1,282 2,214
    繰延税金費用 △9,550 12,628
    合計 △10,832 14,843

    繰延税金費用については、注記「18.法人所得税(1)繰延税金」をご参照ください。

    (4)実効税率の調整

    各年度の法定実効税率と実際負担税率との調整は次のとおりであります。実際負担税率は税引前利益に対する法人所得税の負担割合を表示しております。

    (単位:%)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    法定実効税率 30.6 30.6
    連結子会社の税率差異 △2.8 △3.3
    試験研究費の税額控除 △1.2
    在外連結子会社留保利益に対する繰延税金負債の増減 6.2 2.9
    外国子会社からの配当に係る源泉税等 △7.9 0.3
    のれんの減損損失 △0.3
    持分法における投資損益 1.3 △0.7
    その他 △3.3 △2.7
    実際負担税率 23.9 26.0

    19.仕入債務及びその他の債務

    仕入債務及びその他の債務の内訳は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    支払手形及び買掛金 54,253 58,703
    その他の債務 6,362 6,457
    合計 60,615 65,161

    仕入債務及びその他の債務は、償却原価で測定する金融負債に分類しております。

    20.社債及び借入金

    社債及び借入金の内訳は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日) 平均利率(%)(注1) 返済期限
    流動
    短期借入金 9,950 23,347 0.45
    1年以内に返済予定の長期借入金 10,000 14,000 0.38 2023年1月~2023年3月
    1年以内に償還予定の社債(注2) 9,993
    合計 29,943 37,347
    非流動
    長期借入金 74,249 62,813 0.72 2024年3月~2032年2月
    社債(注2) 29,881 29,902
    合計 104,131 92,715

    (注1)平均利率については加重平均利率を使用しております。当該利率を算定する際の利率及び残高は期末時点のものを使用しております。

    (注2)社債の発行条件の要約は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    会社名 銘柄 発行年月日 前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日) 利率(%) 担保 償還期限
    ㈱ニコン 第20回無担保社債 2014年3月14日 9,993 0.652 なし 2022年3月14日
    ㈱ニコン 第21回無担保社債 2014年3月14日 9,983 9,989 0.864 なし 2024年3月14日
    ㈱ニコン 第22回無担保社債 2020年12月2日 9,951 9,961 0.150 なし 2025年12月2日
    ㈱ニコン 第23回無担保社債 2020年12月2日 9,947 9,952 0.470 なし 2030年12月2日

     社債及び長期借入金の返済期日到来予定期別内訳については、注記「35.金融商品」に記載しております。

    21.引当金

    引当金の増減内容は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    製品保証引当金 資産除去債務 その他 合計
    前連結会計年度(2020年4月1日) 4,939 4,992 219 10,150
    流動負債 4,939 3 219 5,161
    非流動負債 4,989 4,989
    期中増加額 2,947 185 995 4,126
    期中減少額(目的使用) △3,063 △166 △179 △3,409
    期中減少額(戻入) △514 △1 △6 △521
    在外営業活動体の換算差額 105 40 15 160
    前連結会計年度(2021年3月31日) 4,413 5,049 1,044 10,507
    流動負債 4,413 1 1,044 5,458
    非流動負債 5,048 5,048
    期中増加額 2,279 259 1,876 4,414
    期中減少額(目的使用) △2,720 △147 △695 △3,562
    期中減少額(戻入) △940 △150 △1,090
    在外営業活動体の換算差額 242 33 45 321
    当連結会計年度(2022年3月31日) 3,274 5,194 2,120 10,589
    流動負債 3,274 9 2,120 5,403
    非流動負債 5,186 5,186

    22.その他の金融負債

    その他の金融負債の内訳は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    デリバティブ負債 1,076 1,390
    未払金 17,631 17,912
    リース負債 13,555 23,036
    その他 1,571 1,274
    合計 33,833 43,612
    その他の金融負債(流動) 25,575 27,424
    その他の金融負債(非流動) 8,258 16,188

    23.その他の負債

    その他の負債の内訳は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    未払費用 29,458 32,301
    未払消費税 2,127 1,698
    その他 2,901 3,203
    合計 34,486 37,202
    その他の負債(流動) 32,176 34,516
    その他の負債(非流動) 2,310 2,687

    24.従業員給付

    (1) 退職給付制度の概要

    当社は、規約型確定給付企業年金制度(キャッシュバランスプラン)と確定拠出制度を採用しております。
     国内グループ会社は、主として規約型確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を採用しておりますが、一部は、中小企業退職金共済制度に加入しております。また、一部の在外グループ会社は、確定給付制度及び確定拠出制度を採用しております。その他、従業員の退職に際して割増退職金を支払う場合があります。
     当社グループの確定給付制度では、年金給付金及び一時金等の支払いを将来にわたり確実に行うという目的に資するため、年金運用の方針を定め、年金資産の運用や管理を委託する運用受託機関を選定しております。運用受託機関は、制度加入者の利益を最優先にして行動することが法令により求められており、所定の方針に基づき制度資産の運用を行う責任を負っております。
     確定給付債務は、年金数理計算上の仮定に基づいて測定されているため、割引率等の仮定の変動によるリスクに晒されております。制度資産は、主に市場性のある株式、債券及びその他の利付証券から構成されており、株価及び金利の変動リスクに晒されております。

    確定拠出制度において、当社及び一部の子会社の責任は、各社ごとに定められた退職金規程に定められた拠出額を拠出することに限定されております。

    当連結会計年度において、米国の一部連結子会社は、確定給付制度から確定拠出制度へ移行しました。この移行により、主として将来債務の振戻益1,311百万円を退職給付費用に計上しております。

    (2) 確定給付制度

    確定給付制度の給付額は、勤務年数、退職時の給与支払額及びその他の要素に基づき設定されております。

    ① 連結財政状態計算書に計上された負債と資産の純額

    連結財政状態計算書で計上された確定給付負債及び資産の純額と、確定給付制度債務及び制度資産との関係は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    確定給付制度債務の現在価値 130,804 108,467
    制度資産の公正価値 △143,312 △131,983
    小計 △12,507 △23,516
    資産上限額による影響 13,327 16,376
    非積立型の確定給付制度債務の現在価値 3,101 3,998
    合計 3,921 △3,142
    連結財政状態計算書上の金額
    退職給付に係る負債 9,905 5,543
    退職給付に係る資産 △5,984 △8,685
    連結財政状態計算書に計上された負債と資産の純額 3,921 △3,142

    ② 確定給付債務

    確定給付債務の現在価値の増減は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    確定給付制度債務の現在価値期首残高 135,854 133,906
    当期勤務費用 3,315 2,786
    利息費用 1,451 1,263
    再測定
    人口統計上の仮定の変化による数理計算上の差異 △627 1,003
    財務上の仮定の変化による数理計算上の差異 922 △2,185
    給付支払額 △8,426 △20,725
    過去勤務費用 △142 91
    為替換算差額 1,583 2,006
    制度移行影響額 △5,784
    その他 △23 104
    確定給付制度債務の現在価値期末残高 133,906 112,465

    (注)確定給付制度債務の加重平均存続期間は、前連結会計年度12.9年、当連結会計年度12.1年であり、著しい分布の偏りは認められません。

    ③ 制度資産

    (ⅰ) 制度資産の公正価値の増減

    制度資産の公正価値の増減は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    制度資産の公正価値期首残高 130,514 143,312
    利息収益 1,278 1,273
    再測定
    利息以外の制度資産に係る収益 14,255 2,657
    事業主による拠出 3,819 6,488
    制度加入者による拠出 △1,991 1,399
    給付支払額 △5,864 △20,532
    為替換算差額 1,326 1,555
    制度移行影響額 △4,187
    その他 △26 19
    制度資産の公正価値期末残高 143,312 131,983

    (注)当社グループの確定給付制度への出資は、税法上の損金算入限度額、制度資産の積立状態、数理計算等の様々な要因を考慮の上で行われます。翌連結会計年度における、確定給付制度への拠出金額は2,544百万円と予測しております。

    (ⅱ) 資産の上限額

    資産の上限額による影響の変動は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    期首残高 1,084 13,327
    確定給付資産の純額を資産上限額に制限
    していることの影響の変動 12,244 3,049
    期末残高 13,327 16,376

    (ⅲ) 制度資産の内訳

    制度資産の公正価値の内訳は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    活発な市場での市場価格があるもの 活発な市場での市場価格がないもの 活発な市場での市場価格があるもの 活発な市場での市場価格がないもの
    生保一般勘定 5,333 5,431
    株式(国内) 14,723 14,868
    株式(海外) 6,975 18,260 14,721
    債券(国内) 43,065 42,541
    債券(海外) 780 22,234 19,950
    オルタナティブ投資 16,430 22,113
    その他 6,448 9,065 526 11,833
    制度資産合計 14,202 129,109 526 131,457

    (注)合同運用信託に投資している制度資産は、活発な市場での市場価格がないものに分類しております。生保一般勘定は、生命保険会社が主として元本と利息を保証している一般勘定において年金資産を運用しているものであります。

    (ⅳ) 制度資産の運用

    当社グループにおける制度資産の運用は、受給者に対する年金給付及び一時金等の支払いを確実にすることを目的とし、将来にわたって健全な年金制度運営を維持するために必要とされる運用収益を長期的に確保することを運用目標としています。
      運用目標を達成するため、定期的に政策的資産構成割合を検討し、資産配分を行っております。政策的資産構成割合の検討に際しては、ALM分析等の結果を踏まえて、投資対象の期待収益率とリスク、各投資対象の収益率の相関係数を考慮しております。なお、市場環境や運用環境等に著しい変化があった場合などには、必要に応じて、政策的資産構成割合の見直しを随時行います。

    ④ 重要な数理計算上の仮定

    確定給付債務の現在価値の算定に用いた重要な数理計算上の仮定は次のとおりであります。

    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    割引率 1.07% 1.23%

    重要な数理計算上の仮定である割引率が変動した場合に、退職給付債務の現在価値に与える影響の感応度分析は、次のとおりであります。本分析においては、その他の変数は一定であることを前提としております。また、当連結会計年度の分析は、前連結会計年度と同様の基礎を用いて実施しております。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    影響額 0.5%上昇した場合 △7,665 △6,192
    0.5%低下した場合 8,446 6,756

    (3) 確定拠出制度

    前連結会計年度及び当連結会計年度において、確定拠出制度に関して費用処理した金額は、それぞれ2,361百万円及び2,681百万円であります。

    (4) 従業員給付費用

    前連結会計年度及び当連結会計年度における連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」及び「その他営業費用」に含まれる従業員給付費用の合計額は、それぞれ133,477百万円及び142,406百万円であります。従業員給付費用には、給与、賞与、法定福利費及び退職給付に係る費用等を含めております。

    25.資本及びその他の資本項目

    (1)資本金及び自己株式

    当社の発行可能株式総数及び発行済株式総数は次のとおりであります。なお、当社が発行する株式はすべて無額面の普通株式であり、発行済株式は全額払込済みであります。

    (単位:株)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    授権株式数
    普通株式 1,000,000,000 1,000,000,000
    発行済株式数
    期首 378,336,521 378,336,521
    期中増減
    期末 378,336,521 378,336,521
    自己株式
    期首 11,216,862 11,147,773
    期中増加 1,211 1,925
    期中減少 △70,300 △87,052
    期末 11,147,773 11,062,646

    (注1)役員報酬BIP信託が保有する自社の株式が、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ576,900株含まれております。

    (注2)前連結会計年度の、普通株式における自己株式の株式数の増加1,211株は、単元未満株式の買取による増加であります。
    当連結会計年度の、普通株式における自己株式の株式数の増加1,925株は、単元未満株式の買取による増加であります。

    (注3)前連結会計年度の、普通株式における自己株式の株式数の減少70,300株は、ストック・オプションの行使による減少70,200株及び単元未満株式の売渡による減少100株であります。
    当連結会計年度の、普通株式における自己株式の株式数の減少87,052株は、ストック・オプションの行使による減少87,000株及び単元未満株式の売渡による減少52株であります。

    (2)資本剰余金

    会社法では、株式の発行に対しての払込み又は給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれている資本準備金に組み入れることが規定されております。資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。

    (3)利益剰余金

    会社法では、剰余金の配当により減少する剰余金の額の10分の1を、資本準備金及び利益準備金の合計額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金又は利益準備金として積み立てることが規定されております。積み立てられた利益準備金は、欠損填補に充当することができ、また株主総会の決議をもって、利益準備金を取り崩すことができます。

    (4)その他の資本の構成要素

    ①その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動

    その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融商品に係る評価損益の累計額であります。

    ②確定給付制度の再測定

    確定給付制度の再測定は、期首時点の数理計算上の仮定と実際の結果との差異による影響額及び数理計算上の仮定の変更による影響額であります。これについては、発生時にその他の包括利益で認識し、その他の資本の構成要素から利益剰余金に直ちに振り替えております。

    ③持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

    持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分は、その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動、確定給付制度の再測定、及び在外営業活動体の換算差額が含まれております。

    ④在外営業活動体の換算差額

    連結会社の在外営業活動体の財務諸表をそれらの機能通貨から連結会社の表示通貨である日本円に換算することによって生じた換算差額であります。

    ⑤キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値変動額の有効部分

    キャッシュ・フロー・ヘッジに係るヘッジ手段の公正価値の変動から生じた利得又は損失のうち、ヘッジ有効部分の累計額であります。

    26.配当金

    配当の総額は次のとおりであります。

    決議 株式の種類 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
    2020年6月26日 定時株主総会 普通株式 3,677 10.00 2020年3月31日 2020年6月29日
    2020年11月5日 取締役会 普通株式 3,677 10.00 2020年9月30日 2020年12月1日
    当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    2021年6月29日 定時株主総会 普通株式 3,678 10.00 2021年3月31日 2021年6月30日
    2021年11月4日 取締役会 普通株式 7,356 20.00 2021年9月30日 2021年12月1日

    (注1)2020年6月26日定時株主総会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託が保有する自社の株式に対する配当金6百万円が含まれております。

    (注2)2020年11月5日取締役会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託が保有する自社の株式に対する配当金6百万円が含まれております。

    (注3)2021年6月29日定時株主総会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託が保有する自社の株式に対する配当金6百万円が含まれております。

    (注4)2021年11月4日取締役会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託が保有する自社の株式に対する配当金12百万円が含まれております。

    また、配当の効力発生日が翌年度となるものは次のとおりであります。

    決議 株式の種類 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日
    当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    2022年6月29日 定時株主総会 普通株式 7,357 20.00 2022年3月31日 2022年6月30日

    (注) 2022年6月29日定時株主総会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託が保有する自社の株式に対する配当金12百万円が含まれております。

    27.売上収益

    (1)収益の分解

    当社グループは経済的特徴の類似性等を考慮したうえで各事業部を集約し、「映像事業」、「精機事業」、「ヘルスケア事業」及び「コンポーネント事業」の4つを報告セグメントとしております。当該報告セグメントは、当社の取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績の評価をするために、定期的に検討を行う対象としていることから、これらの事業で計上する収益を売上収益として表示しております。顧客の所在地に基づく地域別に分解した売上収益及びセグメント売上収益の関連は、次のとおりであります。

    なお、当連結会計年度において、報告セグメントに変更がありました。当該変更に伴い、前連結会計年度のセグメント売上収益は、変更後の区分方法に基づき作成したものを開示しております。詳細は、注記「6.事業セグメント」をご参照ください。

    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 

                                               (単位:百万円)

    映像事業 精機事業 ヘルスケア事業 コンポーネント事業 産業機器・その他(注1) 合計
    日本 16,520 19,718 9,795 17,322 9,274 72,629
    米国 34,750 42,203 27,244 4,899 5,690 114,786
    欧州(注2) 41,015 13,265 12,168 669 4,270 71,386
    中国 23,404 86,423 6,801 1,147 3,284 121,058
    その他(注2) 34,513 23,166 6,841 1,752 5,093 71,364
    合計 150,203 184,774 62,848 25,788 27,610 451,223
    顧客との契約から認識した収益 149,969 184,774 59,009 25,788 27,610 447,151
    その他の源泉から認識した収益(注3) 234 3,839 4,073

    (注1)「産業機器・その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。

    (注2)日本、米国及び中国以外の区分に属する主な国又は地域は、次のとおりであります。
        ① 欧州:英国、フランス、ドイツ
        ② その他:カナダ、アジア、中東、オセアニア、中南米

    (注3)その他の源泉から認識した収益には、IFRS第16号に基づくリース収益等が含まれています。

    当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) 

                                               (単位:百万円)

    映像事業 精機事業 ヘルスケア事業 コンポーネント事業 産業機器・その他(注1) 合計
    日本 18,735 24,234 12,693 31,129 11,591 98,382
    米国 48,991 35,144 32,391 5,377 7,370 129,274
    欧州(注2) 41,639 10,754 13,552 870 5,389 72,203
    中国 25,583 115,589 6,243 1,273 4,783 153,471
    その他(注2) 43,286 25,495 8,364 2,220 6,917 86,282
    合計 178,234 211,216 73,243 40,869 36,050 539,612
    顧客との契約から認識した収益 177,823 211,216 68,418 40,869 36,050 534,376
    その他の源泉から認識した収益(注3) 411 4,825 5,235

    (注1)「産業機器・その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。

    (注2)日本、米国及び中国以外の区分に属する主な国又は地域は、次のとおりであります。
        ① 欧州:英国、フランス、ドイツ
        ② その他:カナダ、アジア、中東、オセアニア、中南米

    (注3)その他の源泉から認識した収益には、IFRS第16号に基づくリース収益等が含まれています。

    ①財・サービスの内容と履行義務の充足時点

    (ⅰ)製品の販売

    (映像事業)

    映像事業においては、レンズ交換式デジタルカメラ、コンパクトデジタルカメラ及び交換レンズなどの映像関連製品及びその周辺領域の製品の販売を行っております。

    映像事業における製品の販売については、製品を顧客に引き渡した時点で、顧客が製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されたと判断して収益を認識しております。すなわち、当該時点において、製品の法的所有権、物理的占有、製品の所有に伴う重大なリスク及び経済価値が顧客に移転し、顧客から取引対価の支払いを受ける権利を得ていると判断しております。

    (精機事業)

    精機事業においては、FPD露光装置及び半導体露光装置の販売を行っております。

    精機事業における製品の販売については、顧客への製品の引渡の際に据付を要する製品については、製品を顧客に引き渡した後に、契約に基づく製品の仕様を満たした状態で顧客の指定する場所に製品の据付を完了した時点で、顧客が製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されたと判断して収益を認識しております。すなわち、当該時点において、製品の法的所有権、物理的占有、製品の所有に伴う重大なリスク及び経済価値が顧客に移転し、顧客から取引対価の支払いを受ける権利を得ていると判断しております。

    顧客への製品の引渡の際に据付を要しない製品については、製品を顧客に引き渡した時点で、顧客が製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されたと判断して収益を認識しております。すなわち、当該時点において、製品の法的所有権、物理的占有、製品の所有に伴う重大なリスク及び経済価値が顧客に移転し、顧客から取引対価の支払いを受ける権利を得ていると判断しております。

    (ヘルスケア事業)

    ヘルスケア事業においては、生物顕微鏡、細胞培養観察装置などのライフサイエンスソリューション分野、超広角走査型レーザー検眼鏡などのアイケアソリューション分野や細胞受託生産ソリューション分野の製品の販売を行っております。

    ヘルスケア事業における製品の販売については、製品を顧客に引き渡した時点で、顧客が製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されたと判断して収益を認識しております。すなわち、当該時点において、製品の法的所有権、物理的占有、製品の所有に伴う重大なリスク及び経済価値が顧客に移転し、顧客から取引対価の支払いを受ける権利を得ていると判断しております。

    顧客の検収が必要となるヘルスケア事業における製品の販売については、製品を顧客に引き渡した後に、顧客が製品の検収を完了した時点で、顧客が製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されたと判断して収益を認識しております。すなわち、当該時点において、製品の法的所有権、物理的占有、製品の所有に伴う重大なリスク及び経済価値が顧客に移転し、顧客から取引対価の支払いを受ける権利を得ていると判断しております。

    (コンポーネント事業)

    コンポーネント事業においては、光学コンポーネント、光学部品、エンコーダや材料加工などのデジタルソリューション製品、EUV関連コンポーネントや宇宙関連製品などを取り扱うカスタムプロダクツ事業関連製品やFPDフォトマスク基板などのガラス事業関連製品の販売を行っております。

    コンポーネント事業における製品の販売については、製品を顧客に引き渡した時点で、顧客が製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されたと判断して収益を認識しております。すなわち、当該時点において、製品の法的所有権、物理的占有、製品の所有に伴う重大なリスク及び経済価値が顧客に移転し、顧客から取引対価の支払いを受ける権利を得ていると判断しております。

    顧客の検収が必要となるコンポーネント事業における製品の販売については、製品を顧客に引き渡した後に、顧客が製品の検収を完了した時点で、顧客が製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されたと判断して収益を認識しております。すなわち、当該時点において、製品の法的所有権、物理的占有、製品の所有に伴う重大なリスク及び経済価値が顧客に移転し、顧客から取引対価の支払いを受ける権利を得ていると判断しております。

    (産業機器・その他事業)

    産業機器・その他事業においては、電子部品、自動車、航空機などの産業分野向けの工業用顕微鏡、非接触三次元測定機、非破壊検査を可能とするX線/CT検査システムなどの産業機器事業関連製品の販売を行っております。

    産業事業・その他事業における製品の販売については、製品を顧客に引き渡した時点で、顧客が製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されたと判断して収益を認識しております。すなわち、当該時点において、製品の法的所有権、物理的占有、製品の所有に伴う重大なリスク及び経済価値が顧客に移転し、顧客から取引対価の支払いを受ける権利を得ていると判断しております。

    顧客の検収が必要となる産業機器・その他事業における製品の販売については、製品を顧客に引き渡した後に、顧客が製品の検収を完了した時点で、顧客が製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されたと判断して収益を認識しております。すなわち、当該時点において、製品の法的所有権、物理的占有、製品の所有に伴う重大なリスク及び経済価値が顧客に移転し、顧客から取引対価の支払いを受ける権利を得ていると判断しております。

    (ⅱ)サービスの提供

    当社グループでは、当社グループ製品に対する有償修理・保守、並びにFPD露光装置及び半導体露光装置等の移設等のサービス業務を提供しております。

    サービス提供完了時点に顧客の検収作業が行われる場合には、当該時点に履行義務が充足されたと判断して収益を認識しております。顧客がサービス提供期間にわたって便益を受ける場合には、当該期間にわたって履行義務が充足されたと判断して、定額で、又は進捗度に応じて収益を認識しております。

    ②取引価格の算定

    当社グループは、履行義務を充足した時、または、充足するにつれて、当該履行義務に配分した取引価格に基づき収益を認識します。取引価格には、固定金額、変動金額、または、その両方が含まれる場合があります。取引価格の算定にあたっては、契約の内容により、当社グループが顧客により約束された対価の性質、時期及び金額等、契約の条件および自らの取引慣行を考慮して、顧客との契約において約束された対価の金額が変動するものがあります。

    対価の金額が変動する主な取引は、販売数量や販売金額に基づくリベートや値引き、返品権付き製品販売や顧客が当社グループ製品の販売のためエンドユーザーへ提供する販売促進等の費用になります。これらの変動対価の見積りは、収益から控除しております。

    販売数量や販売金額に基づくリベートや値引きの見積りは、過去の実績などに基づいた最頻値法を用いて、認識した収益の累計額の重大な戻入が生じない可能性が非常に高い範囲でのみ認識しております。

    返品権付き製品販売については、返金負債を過去の実績等を考慮して見積り、収益から控除しております。返金負債の決済時に顧客から製品を回収する権利について、当該製品の従前の帳簿価額から当該製品の回収のための予想コストを控除した額を参照して、資産として認識しています。

    顧客が当社グループ製品の販売のためエンドユーザーへ提供する販売促進等の費用については、当社グループが顧客へ当該費用の支払いを行い、かつ、その公正価値を合理的に見積もれない場合は、その対価を収益から控除しております。

    なお、顧客に対して、個別に、または品質保証型の製品保証に加えて追加でサービス型の製品保証を提供する場合には、当該製品保証を別個の履行義務として特定し、取引価格を配分して収益を認識しております。

    ③支払条件

    履行義務の充足後、別途定める支払条件により短期のうちに支払いを受けております。履行義務を充足してから対価を受領するまでの期間が通常は1年以内であるため、営業債権については、実務上の便法を使用し、重大な金融要素の調整は行っておりません。

    地域や顧客に応じて、契約条件に従って履行義務の充足前に前受けの形式により対価を受領する場合には、前受金を計上しております。

    (2)契約残高

    顧客との契約から生じた債権及び前受金の残高は以下のとおりであります。

        (単位:百万円)

    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    顧客との契約から生じた債権 60,839 76,715
    前受金 163,110 139,300

    前連結会計年度の前受金の重要な変動は、契約による増加150,297百万円、収益認識による減少164,077百万円であります。また収益認識による減少のうち、期首現在の前受金の残高に含まれていた金額は110,116百万円であります。

    当連結会計年度の前受金の重要な変動は、契約による増加162,157百万円、収益認識による減少191,120百万円であります。また収益認識による減少のうち、期首現在の前受金の残高に含まれていた金額は119,039百万円であります。

    なお、前連結会計年度及び当連結会計年度において、過去の期間に充足した履行義務から認識した収益の額に重要性はありません。

    (3)残存履行義務に配分した取引価格

    前連結会計年度末時点における未充足の履行義務に配分した取引価格は、203,207百万円であり、主に精機事業において2年以内に収益認識することを予定しております。

    当連結会計年度末時点における未充足の履行義務に配分した取引価格は、188,204百万円であり、主に精機事業において2年以内に収益認識することを予定しております。

    なお、実務上の便法を適用し、当初の予想契約期間が1年以内の取引は含んでおりません。また、顧客との契約からの対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。

    28.販売費及び一般管理費

    販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    減価償却費及び償却費 11,827 11,321
    研究開発費 58,789 59,884
    従業員給付費用 51,804 54,927
    広告宣伝費及び販売促進費 11,965 13,932
    その他 46,954 49,400
    合計 181,339 189,465

    29.その他営業収益及び費用

    (1)その他営業収益

    その他営業収益の内訳は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日  至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日)
    保険金収入 446 426
    補助金収入 1,184 416
    貸与資産収入 261 280
    固定資産売却益(注1) 345 3,550
    その他 1,127 651
    合計 3,363 5,322

    (2)その他営業費用

    その他営業費用の内訳は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日  至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    減損損失(注2) 25,931 449
    固定資産売却損 204 13
    構造改革関連費用(注2、注3) 4,343
    土地改良費用(注4) 1,398 2
    その他 2,295 1,529
    合計 34,170 1,994

    (注1)当連結会計年度の固定資産売却益には、当社における東京都品川区の遊休地売却益を含む土地売却益2,542百

            万円を含めております。

    (注2)減損損失及び構造改革関連費用については、注記「15.非金融資産の減損損失」をご参照ください。

    (注3)前連結会計年度の構造改革関連費用については、次のとおりであります。なお、当連結会計年度において、報告セグメントに変更がありました。当該変更に伴い、前連結会計年度の構造改革関連費用は、変更後の区分方法に基づき作成したものを開示しております。

        前連結会計年度におきまして、構造改革関連費用を下記の表の通り、4,343百万円計上いたしました。    映像事業において、持続可能なビジネスモデルへの転換を図るため、生産・販売拠点の再編、要員最適化を進めた結果、割増退職金等の構造改革関連費用3,400百万円を計上しております。
    また、産業機器・その他において、生産拠点の再編を実施した結果、割増退職金等の構造改革関連費用943百万円を計上しております。

    内容 金額 (百万円)
    割増退職金等 2,743
    外部専門家に関する費用 1,026
    減損損失 123
    その他 452
    合計 4,343

    (注4)土地改良費用には、連結子会社の光ガラス㈱が千葉県四街道市に保有する土地の改良に関連する費用を、前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ1,398百万円及び2百万円計上しております。

    30.金融収益及び金融費用

    金融収益及び金融費用の内訳は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    金融収益
    受取配当金
    その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産(注1) 1,414 1,147
    受取利息
    償却原価で測定する金融資産 1,313 1,016
    為替差益 612
    デリバティブ評価益(注2) 857
    その他(注3) 7,828 6,572
    合計 11,167 9,592
    金融費用
    支払利息
    償却原価で測定する金融負債 1,246 1,054
    為替差損 2,287
    デリバティブ評価損(注2) 800
    その他 192 302
    合計 2,238 3,643

    (注1)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産から生じた受取配当金の内、認識の中止を行った金融資産に係る配当金は、前連結会計年度及び当連結会計年度においてそれぞれ199百万円及び99百万円であります。その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産については、注記「11.その他の金融資産」をご参照ください。

    (注2)デリバティブ評価損益は、為替予約、金利通貨スワップ及び通貨オプション取引に関連して発生したものであります。

    (注3)前連結会計年度及び当連結会計年度において、それぞれ7,686百万円及び6,493百万円の有価証券評価益をその他に含めております。なお、前連結会計年度の有価証券評価益には、投資先であるBerkeley Lights, Inc.(本社:米国)が新規株式公開を行ったことに伴う評価益5,796百万円が含まれます。

    31.1株当たり当期利益

    親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり当期利益又は損失(△)及び希薄化後1株当たり当期利益又は損失(△)の算定基礎は次のとおりであります。 

    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    基本的1株当たり当期利益又は損失(△)の算定基礎
    親会社の所有者に帰属する当期利益又は損失(△) (百万円) △34,497 42,679
    親会社の普通株主に帰属しない利益又は損失(△) (百万円)
    基本的1株当たり当期利益又は損失(△)の計算に 使用する当期利益又は損失(△)(百万円) △34,497 42,679
    普通株式の期中平均株式数(千株) 367,144 367,209
    基本的1株当たり当期利益又は損失(△)(円) △93円96銭 116円23銭
    希薄化後1株当たり当期利益又は損失(△)の算定基礎
    基本的1株当たり当期利益又は損失(△)の計算に 使用する当期利益又は損失(△)(百万円) △34,497 42,679
    当期利益調整額(百万円)
    子会社の発行する潜在株式に係る調整額
    希薄化後1株当たり当期利益又は損失(△) の計算に使用する当期利益又は損失(△)(百万円) △34,497 42,679
    普通株式の期中平均株式数(千株) 367,144 367,209
    ストック・オプションによる普通株式増加数(千株) 2,054
    希薄化後の期中平均株式数(千株) 367,144 369,263
    希薄化後1株当たり当期利益又は損失(△)(円) △93円96銭 115円58銭

    (注1) 基本的1株当たり当期利益又は損失(△)及び希薄化後1株当たり当期利益又は損失(△)の算定上、以下の株式数の役員報酬BIP信託が保有する当社株式を、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。

         前連結会計年度 576,900株、当連結会計年度 576,900株

    (注2) 前連結会計年度において、当社が発行するストック・オプションについては、希薄化効果を有していないため、希薄化後1株当たり当期損失の算定に含めておりません。

           また、当連結会計年度において、子会社が発行するストック・オプションについては、希薄化効果を有していないため、希薄化後1株当たり当期利益の算定に含めておりません。

    32.その他の包括利益に係る組替調整額及び法人所得税

    その他の包括利益の項目別の当期発生額及び組替調整額、並びに法人所得税の影響は次のとおりであります。 

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    純損益に振り替えられることのない項目
    その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動
    当期発生額 37,406 11,618
    法人所得税 △13,372 △4,197
    税引後 24,034 7,421
    確定給付制度の再測定
    当期発生額 1,717 791
    法人所得税 △482 △159
    税引後 1,235 632
    持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分
    当期発生額 67 △4
    法人所得税 △20 △30
    税引後 47 △34
    純損益にその後に振り替えられる可能性のある項目
    在外営業活動体の換算差額
    当期発生額 13,551 20,275
    組替調整額 56
    税引前 13,551 20,331
    キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の変動額の有効部分
    当期発生額 △616 △590
    組替調整額 202 400
    税引前 △414 △190
    法人所得税 132 50
    税引後 △282 △140
    持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分
    当期発生額 93 183
    その他の包括利益合計 38,678 28,393

    33.財務活動に係る負債の調整表

     財務活動に係る負債の変動は以下のとおりであります。

     前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

    (単位:百万円)

    2020年4月1日残高 キャッシュ・フローを伴う変動 キャッシュ・フローを伴わない変動 2021年3月31日残高
    新規リース契約 為替変動 公正価値変動 その他
    社債及び借入金(注) 123,728 9,894 409 42 134,073
    リース負債 15,408 △7,448 3,830 402 1,362 13,555
    デリバティブ資産 △1,017 △561 △1,578

    (注)連結財政状態計算書上における流動負債及び非流動負債の「社債及び借入金」の合計額であります。

    「社債及び借入金」のキャッシュ・フローを伴う変動は、連結キャッシュ・フロー計算書における「社債の発行による収入」、「社債の償還による支出」の純額です。なお、その他には利息費用等が含まれています。

    「リース負債」のその他には契約変更等による変動額が含まれています。

     当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

    (単位:百万円)

    2021年4月1日残高 キャッシュ・フローを伴う変動 キャッシュ・フローを伴わない変動 2022年3月31日残高
    企業結合 新規リース契約 為替変動 公正価値変動 その他
    社債及び借入金(注) 134,073 △7,614 811 2,743 48 130,062
    リース負債 13,555 △7,438 181 16,170 734 △174 23,029
    デリバティブ資産 △1,578 △2,430 △4,008

    (注)連結財政状態計算書上における流動負債及び非流動負債の「社債及び借入金」の合計額であります。

    「社債及び借入金」のキャッシュ・フローを伴う変動は、連結キャッシュ・フロー計算書における「短期借入金の純増減額」、「長期借入金の返済による支出」、「社債の償還による支出」の純額です。なお、その他には利息費用等が含まれています。

    「リース負債」のその他には契約変更等による変動額が含まれています。

    34.株式報酬

    当社グループは、中長期の業績及び企業価値を向上させることを目的とし、「株式報酬型ストック・オプション制度」と「業績連動型株式報酬制度」を株式報酬制度として採用しております。

    (1)株式報酬型ストック・オプション制度

    (i)株式報酬型ストック・オプション制度の内容

    新株予約権の行使期間は付与日から30年を経過する日までとなります。

    対象勤務期間内に退任日が到来した場合には、権利が確定するのは在任月数相当分の新株予約権に限ります。

    当社のストック・オプション制度は持分決済型の株式報酬として会計処理しております。

    前連結会計年度及び当連結会計年度において存在するストック・オプション制度の詳細は次のとおりであります。

    付与数(株) 付与日 行使期限 行使価格 付与日の公正価値
    第5回 26,100 2007年8月27日 2037年8月27日 1円 3,259円
    第6回 117,900 2008年11月25日 2038年11月25日 1円 734円
    第7回 68,100 2009年8月10日 2039年8月10日 1円 1,408円
    第8回 66,800 2010年7月14日 2040年7月14日 1円 1,527円
    第9回 99,700 2012年3月19日 2042年3月19日 1円 2,037円
    第10回 108,300 2012年8月23日 2042年8月23日 1円 1,726円
    第11回 119,600 2013年8月1日 2043年8月1日 1円 1,632円
    第12回 177,400 2014年8月1日 2044年8月1日 1円 1,183円
    第13回 207,000 2015年7月28日 2045年7月28日 1円 1,040円
    第14回 198,600 2016年7月29日 2046年7月29日 1円 1,213円
    第15回 115,500 2017年7月27日 2047年7月27日 1円 1,681円
    第16回 121,800 2018年4月23日 2048年4月23日 1円 1,644円
    第17回 220,900 2019年4月22日 2049年4月22日 1円 953円
    第18回 473,800 2020年4月17日 2050年4月17日 1円 374円
    第19回 222,800 2021年8月20日 2051年8月20日 1円 807円

    (ii)ストック・オプションの公正価値測定

    付与されたストック・オプションの公正価値はブラック・ショールズ・モデルに基づいて測定されております。

    予想ボラティリティは、株価実績に基づき算定しております。

    ブラック・ショールズ・モデルで使用された主な基礎数値及び見積方法は次のとおりであります。

    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    第18回 第19回
    付与日の株価 959円 1,070円
    行使価格 1円 1円
    予想ボラティリティ 38.235% 39.106%
    予想残存期間 15年 15年
    予想配当額 60円 20円
    リスクフリーレート 0.251% 0.211%

    (iii)ストック・オプションのオプション数及び平均行使価格

    ストック・オプションの状況は次のとおりであります。

    前連結会計年度(自 2020年4月1日  至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日)
    オプション数(株) 加重平均行使価格(円) オプション数(株) 加重平均行使価格(円)
    期首未行使残高 1,450,800 1 1,854,400 1
    権利付与 473,800 1 222,800 1
    権利失効/満期消滅 - - - -
    権利行使 70,200 1 87,000 1
    期末未行使残高 1,854,400 1 1,990,200 1
    期末行使可能残高 1,854,400 1 1,990,200 1

    前連結会計年度において行使されたストック・オプションは次のとおりであります。

    権利行使数(株) 権利行使期間 権利行使日時点の加重平均価格(円)
    第5回 1,400 2020年4月1日から2021年3月31日 975
    第6回 19,800 2020年4月1日から2021年3月31日 887
    第8回 1,600 2020年4月1日から2021年3月31日 761
    第9回 5,700 2020年4月1日から2021年3月31日 823
    第10回 5,900 2020年4月1日から2021年3月31日 959
    第11回 13,400 2020年4月1日から2021年3月31日 959
    第12回 3,800 2020年4月1日から2021年3月31日 938
    第13回 14,500 2020年4月1日から2021年3月31日 886
    第14回 4,100 2020年4月1日から2021年3月31日 950
    合計 70,200 907

    また、当連結会計年度において行使されたストック・オプションは次のとおりであります。

    権利行使数(株) 権利行使期間 権利行使日時点の加重平均価格(円)
    第6回 4,300 2021年4月1日から2022年3月31日 1,213
    第7回 23,000 2021年4月1日から2022年3月31日 1,182
    第8回 13,500 2021年4月1日から2022年3月31日 1,226
    第9回 4,400 2021年4月1日から2022年3月31日 1,192
    第10回 5,000 2021年4月1日から2022年3月31日 1,144
    第11回 7,700 2021年4月1日から2022年3月31日 1,148
    第12回 3,200 2021年4月1日から2022年3月31日 1,129
    第14回 25,900 2021年4月1日から2022年3月31日 1,266
    合計 87,000 1,209

    前連結会計年度の未行使のストック・オプションの行使価格は1円、加重平均残存契約年数は25.5年であります。

    当連結会計年度の未行使のストック・オプションの行使価格は1円、加重平均残存契約年数は25.2年であります。

     なお、一部の子会社の発行するストック・オプションは重要性が乏しいため、開示を省略しております。

    (2)業績連動型株式報酬制度

    (i)業績連動型株式報酬制度の内容

      当社の業績連動型株式報酬制度は、中期経営計画の最終事業年度における業績達成度等に応じて3年ごとに当社株式およびその換価処分金相当額の金銭(以下「当社株式等」)を役員報酬として業務執行取締役等に交付および給付(以下「交付等」)するインセンティブプランであります。本制度は、役員報酬BIP(Board Incentive Plan)信託と称される仕組みであり、本制度に基づく各インセンティブプランは、信託の設定又は信託期間の延長が行われた日が属する事業年度から連続する3事業年度を対象とし、BIP信託が取得した当社株式等を業績目標の達成度等に応じて当社業務執行取締役等に交付等するものであり、持分決済型の株式報酬として会計処理しております。

      毎年6月に、業務執行取締役等に、役位に応じた基準ポイントが付与され、3事業年度毎の中期経営計画で設定する最終事業年度の末日直後の6月に、3年間の累積基準ポイント数に業績連動係数を乗じて算出したポイントに応じた数の当社株式等を、1ポイント当たり当社株式等1株の割合で交付等します。

    (ⅱ)期中に付与されたポイント数及びポイントの加重平均公正価値

    ポイントの付与に応じて交付等される当社株式等の公正価値は、観察可能な市場価格を基礎にして、予想配当を織り込み測定しております。期中に付与されたポイント数及びポイントの加重平均公正価値は、以下のとおりであります。

    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    期中に付与されたポイント数(ポイント) 117,472 124,082
    加重平均公正価値(円) 1,278 1,278

    (3)株式報酬費用

                                                 (単位:百万円)

    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    株式報酬型ストック・オプション 177 215
    業績連動型株式報酬 △17 18
    合計 161 233

    株式報酬費用は、主に連結損益計算書の販売費及び一般管理費に計上されております。

    2019年6月27日開催の第155期定時株主総会において承認された業績連動型株式報酬制度に基づく、前連結会 計年度の費用として認識する額につきましては、直近の業績状況を勘案し再算定した結果、総額として17百万円を戻入れております。

    35.金融商品

    (1)資本管理

    当社グループは、一定の財務健全性の確保を前提に置きながら、自己資本比率55~60%を目安として、投資資本の運用効率を重視し、持続的な成長のために資本コストを上回る収益が見込める投資(戦略投資、R&D、設備投資)に資金を活用することで企業価値の最大化を実現すると同時に、安定的な株主還元を実施することで株主の要求にも応えることを資本管理の方針としております。そのために必要な資金については、収益力の維持強化により創出する営業キャッシュ・フローで賄うことを基本とし、必要に応じて銀行借入および社債等による資金調達を行ってまいります。
     当社グループは、資本の効率性を追求してROE(親会社所有者帰属持分当期利益率)を経営上の重要な指標に据え、向上を目指してまいります。

                                                                                       (単位:%)

    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    ROE △6.4 7.5

     親会社の所有者に帰属する当期利益÷親会社の所有者に帰属する持分(期首・期末の平均)

    なお、当社は会社法による利益準備金の要求以外の外部からの資本規制は受けていません。

    (2)金融商品の分類

    金融商品の分類は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    <金融資産>
    現金及び現金同等物 (注記8) 351,798 370,277
    償却原価で測定する金融資産
    売上債権及びその他の債権 (注記9) 72,900 90,571
    その他の金融資産 (注記11) 3,847 4,702
    純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
    その他の金融資産 (注記11) 19,658 27,312
    その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
    その他の金融資産 (注記11) 68,764 62,242
    合計 516,968 555,104
    <金融負債>
    償却原価で測定する金融負債
    仕入債務及びその他の債務 (注記19) 60,615 65,161
    社債及び借入金 (注記20) 134,073 130,062
    その他の金融負債 (注記22) 32,757 42,222
    純損益を通じて公正価値で測定する金融負債
    その他の金融負債 (注記22) 701 861
    その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融負債
    その他の金融負債 (注記22) 376 529
    合計 228,522 238,835

    (3)財務上のリスク管理方針

    当社グループが保有する金融商品は、市場リスク(為替リスク、金利リスク、株価変動リスク)、信用リスク、流動性リスクなどの様々なリスクに晒されています。こうした様々なリスクを軽減するため、当社グループでは、取引内容、取引規模や地域特性に応じたリスク軽減のための施策を実施しております。

    (4)市場リスク管理

    当社グループは、外国為替レート及び資本性金融商品の価格変動による市場リスクに晒されております。

     市場リスクをヘッジするために、先物為替予約等のデリバティブ金融商品を利用しております。デリバティブを保有又は発行するにあたっては、外国為替換算リスク、金利リスク、価格リスク、デリバティブ又はそれ以外の金融商品を掌る当社グループの管理規程に基づいて行われております。また、管理規程に基づく適正な運用を内部監査により継続的にモニタリングされております。

    (i)為替リスク管理

    グローバルに事業を展開していることから生じている外貨建ての営業債権は、為替の変動リスクに晒されています。一方、営業債務である支払手形及び買掛金の一部には、原料等の輸入に伴う外貨建てのものがあり、為替の変動リスクに晒されていますが、概ね同じ外貨建ての売掛金残高の範囲内にあります。そのため、主として外貨建ての営業債務をネットしたポジションについて主に先物為替予約を利用してヘッジし、ヘッジ会計の要件を満たしているものはヘッジ会計を適用しております。なお、為替相場の状況により、9ヶ月を限度として、輸出入にかかる予定取引により確実に発生すると見込まれる外貨建て営業債権に対する先物為替予約を行っております。

    a)外貨感応度分析

    各連結会計年度末において保有する外貨建金融商品について、日本円が米ドル、ユーロに対して1%高くなった場合の税引前利益及びその他の包括利益(税効果考慮前)に与える影響額は、次のとおりであります。計算にあたり使用した通貨以外の通貨は変動しないものと仮定しております。

    (単位:百万円)
    米ドル ユーロ
    前連結会計年度(自 2020年4月1日  至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日) 前連結会計年度(自 2020年4月1日  至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日  至 2022年3月31日)
    税引前利益 △71 △12 19 35
    その他の包括利益(税効果考慮前) △14 △11 67 65

    b)デリバティブ

    通貨デリバティブの詳細は、次のとおりであります。

    ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    契約額等 うち1年超 公正価値 契約額等 うち1年超 公正価値
    為替予約取引
    売建
    米ドル 11,661 △477 12,333 △552
    ユーロ 8,171 △87 7,232 △89
    その他 3,708 △135 3,682 △208
    買建
    米ドル 5,322 273 3,161 192
    その他
    合計 28,862 △426 26,407 △657

    ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    契約額等 うち1年超 公正価値 契約額等 うち1年超 公正価値
    為替予約取引
    売建
    ユーロ 6,839 △179 6,547 △293
    その他 2,735 △110 2,974 △172
    買建
    英ポンド 877 40 1,601 △29
    合計 10,450 △248 11,122 △494

    当社グループは、外貨建資産及び負債に係る為替相場変動のヘッジを目的とした先物為替予約を金融機関と行っております。外貨建売掛金及び買掛金並びに将来の外貨建取引契約に関連する先物為替予約は、すべて1年以内に期限が到来します。

    (ⅱ)金利変動リスク

    固定金利と変動金利双方で資金を借り入れているため、金利変動リスクに晒されております。

    有利子負債の殆どは固定金利により調達された社債及び借入金ですが、変動金利による借入金については、原則として金利スワップ契約により実質的に固定金利による借入金と同等の効果を得ております。

    a)金利感応度分析

    金利変動リスクのある変動金利の長期借入金については、金利スワップ取引を利用してキャッシュ・フローを固定化し、リスクを軽減しております。当社グループにおける金利変動リスクに対するエクスポージャーは限定的であり、金利変動に対する影響は軽微であります。

    b)デリバティブ

    金利デリバティブの詳細は、次のとおりであります。

      ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    契約額等 うち1年超 公正価値 契約額等 うち1年超 公正価値
    金利通貨スワップ取引
    受取変動・支払固定 22,952 22,952 1,578 22,952 22,952 4,008
    合計 22,952 22,952 1,578 22,952 22,952 4,008

      ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    契約額等 うち1年超 公正価値 契約額等 うち1年超 公正価値
    金利スワップ取引
    受取変動・支払固定 5,800 3,200 △85 3,200 2,200 △33
    合計 5,800 3,200 △85 3,200 2,200 △33

    (ⅲ)その他の価格リスク

    有価証券及び投資有価証券については、市場価格の変動リスクに晒されていますが、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。

    以下の感応度分析は報告期間末の株式価格エクスポージャーに基づき算定しております。

    前連結会計年度及び当連結会計年度において株式の市場価格が5%変動する場合、FVTOCI指定した資本性金融商品の公正価値の変動の結果として、その他の包括利益(税効果考慮前)はそれぞれ3,216百万円増減及び2,857百万円増減いたします。

    (5)信用リスク管理

     当社グループは、営業債権である受取手形、売掛金及びリース債権、未収入金等のその他の債権及びその他の金融資産について、信用リスク(当社グループが保有する金融資産の相手方が債務を履行できなくなり、当社グループが財務的損失を被ることとなるリスク)に晒されております。

     営業債権である受取手形、売掛金及びリース債権については、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、取引相手ごとに決済条件に準じた期日及び残高の管理、財務状況の悪化等による回収懸念の早期把握、また取引内容、取引規模、取引先の信用力に応じ、前受金、取引信用保険等の活用により信用リスクの軽減を図っております。

     未収入金等のその他の債権についても、取引相手先の信用リスクに晒されておりますが、概ね短期間で決済されるものであります。
     デリバティブ取引は、契約相手先の契約不履行により生ずる信用リスクに晒されております。デリバティブ取引の執行・管理については、取引権限を定めた社内規程に基づき運用されており、また、デリバティブの利用にあたっては、信用リスクを軽減するために、格付の高い金融機関とのみ取引を行っております。
     連結財務諸表に表示されている金融資産の減損控除後の帳簿価額は、獲得した担保の評価額を考慮に入れない、当社グループの信用リスクに対するエクスポージャーの最大値であります。

    (i)売上債権及びその他の債権等に係る信用リスクエクスポージャー

     売上債権及びその他の債権に係る当社グループの信用リスクエクスポージャーは、次のとおりであります。売上債権及びその他の債権については、回収可能性や信用リスクの著しい増加等を考慮して、将来の予想信用損失を測定して、貸倒引当金を計上しております。信用リスクが著しく増加しているか否かについては、債務不履行発生リスクの変動により評価しております。そのために、取引相手先の財務状況、過去の貸倒損失計上実績、過去の期日経過情報などを考慮して判断しております。売上債権に係る貸倒引当金は、常に全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しており、全期間の予想信用損失を個別に測定する場合と集合的に測定する場合があります。集合的に測定する場合であっても、売上債権の見積将来キャッシュ・フローに不利な影響を与える、以下のような一つ又は複数の事象が発生している場合には、信用減損した売上債権として個別債権ごとに予想信用損失を測定しております。

    ・債務者の重大な財政的困難

    ・債務不履行又は期日経過などの契約違反

    ・債務者が破産又は他の財務上の再編を行う可能性が高くなったこと

    売上債権及びその他の債権

        (単位:百万円)

    帳簿価額 常に貸倒引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産 信用減損している金融資産 合計
    前連結会計年度(2021年3月31日) 72,265 1,083 73,347
    当連結会計年度(2022年3月31日) 89,853 471 90,323

    上記の金融資産には、受取手形及び売掛金、リース債権を含んでおります。

     未収入金等のその他の債権は、貸倒引当金を12か月の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産であり、前連結会計年度及び当連結会計年度の債権残高は、それぞれ994百万円及び1,036百万円であります。

    その他の金融資産

         (単位:百万円)

    帳簿価額 貸倒引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産 貸倒引当金を全期間にわたる予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産 合計
    信用リスクが当初認識以降に著しく増大した金融資産 信用減損している金融資産
    前連結会計年度(2021年3月31日) 356 6 362
    当連結会計年度(2022年3月31日) 537 26 563

    (ii)貸倒引当金の増減分析

     当社グループは金融資産が減損した場合、減損を資産の帳簿価額から直接減額せず、貸倒引当金勘定により処理しております。貸倒引当金の増減は次のとおりであります。

    売上債権及びその他の債権

     (単位:百万円)

    貸倒引当金 常に貸倒引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産 信用減損している金融資産 合計
    前連結会計年度(2020年4月1日) 388 1,140 1,528
    期中増加額 8 177 185
    期中減少額(目的使用) △137 △137
    期中減少額(戻入) △178 △178
    在外営業活動体の換算差額 12 31 43
    前連結会計年度(2021年3月31日) 407 1,033 1,441
    期中増加額 8 113 122
    期中減少額(目的使用) △763 △763
    期中減少額(戻入) △26 △47 △73
    在外営業活動体の換算差額 36 26 61
    当連結会計年度(2022年3月31日) 426 362 788

     上記の貸倒引当金は、受取手形及び売掛金、リース債権が対象であります。

     未収入金等のその他の債権について、前連結会計年度及び当連結会計年度の貸倒引当金の残高はそれぞれありません。 

       その他の金融資産

      (単位:百万円)

    貸倒引当金 貸倒引当金を12ヶ月の予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産 貸倒引当金を全期間にわたる予想信用損失に等しい金額で測定している金融資産 合計
    信用リスクが当初認識以降に著しく増大した金融資産 信用減損している金融資産
    前連結会計年度(2020年4月1日) 6 6
    期中増加額
    期中減少額(目的使用)
    期中減少額(戻入)
    在外営業活動体の換算差額
    前連結会計年度(2021年3月31日) 6 6
    期中増加額 17 17
    期中減少額(目的使用)
    期中減少額(戻入)
    在外営業活動体の換算差額 2 2
    当連結会計年度(2022年3月31日) 26 26

    (6) 流動性リスク管理

    営業債務や借入金等の金融負債は、支払期日に支払いを実行できなくなる流動性リスクに晒されております。
    当社グループは、中長期的な資金計画を定期的に作成・更新する等の方法により手元流動性の状況を把握し、状況に応じた適切な手元資金を維持、確保することで流動性リスクを管理しております。

    また、当社グループはグローバルキャッシュマネジメントシステムを導入しており、国内外の子会社が保有する資金を含むグループ資金を集中的かつ効率的に管理することにより、流動性リスクの低減に努めております。

    流動性及び金利リスク表

    次の表は当社グループの金融負債の残存契約満期日別金額を示しております。

    当該表は、当社グループが支払いを要求される最も早い日を基にして金融負債の割引前キャッシュ・フローに基づき作成しており、金利及び元本のキャッシュ・フローを含んでおります。

     (単位:百万円)

    帳簿価額 契約上のキャッシュ・フロー 1年以内 1年超~5年以内 5年超
    前連結会計年度(2021年3月31日)
    非デリバティブ金融負債
    長期借入金(1年以内に返済予定のものを含む) 84,249 85,039 10,478 55,272 19,289
    社債(1年以内に返済予定のものを含む) 39,874 40,842 10,211 20,412 10,220
    短期借入金 9,950 9,957 9,957
    リース負債 13,555 14,025 5,525 7,920 580
    仕入債務及びその他の債務 60,615 60,615 60,615
    デリバティブ金融負債
    デリバティブ負債 1,076 1,076 1,008 67 1
    当連結会計年度(2022年3月31日)
    非デリバティブ金融負債
    長期借入金(1年以内に返済予定のものを含む) 76,813 78,469 14,499 60,219 3,751
    社債(1年以内に返済予定のものを含む) 29,902 30,632 148 20,311 10,173
    短期借入金 23,347 23,361 23,361
    リース負債 23,036 23,526 7,022 14,426 2,078
    仕入債務及びその他の債務 65,161 65,161 65,161
    デリバティブ金融負債
    デリバティブ負債 1,390 1,390 1,363 26

    各報告期間の末日現在におけるコミットメント・ライン総額及び借入実行残高は、次の通りであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    コミットメント・ライン総額 50,500 50,500
    借入実行残高
    未実行残高 50,500 50,500

    (7) 金融商品の公正価値等に関する事項

     ①公正価値で測定する金融商品

    公正価値で測定する金融商品の公正価値ヒエラルキーは、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) レベル1 レベル2 レベル3 合計
    デリバティブ 1,894 1,894
    株式 64,330 4,917 69,247
    その他 857 16,424 17,281
    資産合計 64,330 2,751 21,341 88,422
    デリバティブ 1,076 1,076
    負債合計 1,076 1,076
    (単位:百万円)
    当連結会計年度(2022年3月31日) レベル1 レベル2 レベル3 合計
    デリバティブ 4,214 4,214
    株式 57,134 5,599 62,732
    その他 932 21,676 22,609
    資産合計 57,134 5,146 27,275 89,554
    デリバティブ 1,390 1,390
    負債合計 1,390 1,390

    公正価値で測定する主な金融商品の測定方法は、以下のとおりであります。

    (ⅰ)デリバティブ
     デリバティブ資産及びデリバティブ負債のうち為替予約、金利スワップ、通貨スワップ及び通貨オプションの公正価値については、契約を締結している金融機関等による提示価格や、利用可能な情報に基づく適切な評価方法により算定しており、レベル2に分類しております。

    (ⅱ)株式
     活発な市場が存在する株式の公正価値は、取引所の価格を公正価値としてレベル1に分類しております。活発な市場が存在しない株式の公正価値は、観察可能なインプットを用いて算定している場合にはレベル2に分類し、観察不能なインプットを用いてマーケット・アプローチや将来キャッシュ・フローを割引く方法により公正価値を算定している場合には、レベル3に分類しております。

    (ⅲ)その他
     その他のうち活発な市場が存在しない銘柄の公正価値は、観察可能なインプットを用いて算定している場合にはレベル2に分類し、観察不能なインプットを用いてマーケット・アプローチや将来キャッシュ・フローを割引く方法により公正価値を算定している場合には、レベル3に分類しております。

    経常的にレベル3で測定する金融商品の期首から期末までの変動は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    期首残高 28,048 21,341
    利得又は損失
    純損益(注1) 6,763 3,531
    その他の包括利益(注2) △641 823
    取得 1,146 4,227
    売却・決済 △824 △571
    在外営業活動体の換算差額 10 101
    レベル3から他の分類への振替(注3) △13,161 △2,177
    期末残高 21,341 27,275

    (注1)純損益に含まれている利得及び損失は、各報告期間の末日時点の純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、「金融収益」及び「金融費用」に含まれております。

    (注2)その他の包括利益に含まれている利得及び損失は、各報告期間の末日時点のその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動」に含まれております。

    (注3)前連結会計年度及び当連結会計年度におけるレベル3から他の分類への振替は、投資先が取引所に上場したことによるものであり、レベル1への振替であります。

    ②償却原価で測定する金融商品

    償却原価で測定する金融商品の帳簿価額及び公正価値は、次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    帳簿価額 公正価値 帳簿価額 公正価値
    金融負債
    社債 39,874 40,170 29,902 29,919
    長期借入金 84,249 84,738 76,813 77,160
    合計 124,123 124,908 106,715 107,079

    (注)1年以内に返済予定又は償還予定の残高を含んでおります。

        社債及び借入金については、注記「20.社債及び借入金」をご参照ください。

    償却原価で測定する主な金融商品に係る公正価値の測定方法は、以下のとおりであります。

    社債の公正価値については、市場価格に基づき算定しており、公正価値ヒエラルキーをレベル1に分類しております。長期借入金の公正価値については、将来キャッシュ・フローを国債の利回り等適切な指標に信用スプレッドを上乗せした利率で割り引いて算定しており、公正価値ヒエラルキーはレベル3に分類しております。
     社債及び長期借入金以外の償却原価で測定する金融資産及び金融負債の公正価値は帳簿価額と近似しております。

    36.関連当事者取引

    (1)関連当事者間取引及び未決済残高

    前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

    該当事項はありません。

    当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

    該当事項はありません。

    (2)主要な経営幹部に対する報酬

    主要な経営幹部に対する報酬は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    月額報酬及び賞与 369 460
    株式報酬型ストック・オプション 60 60
    業績連動型株式報酬 △20 1
    合計 408 522

    (注)前連結会計年度において、2019年6月27日開催の第155期定時株主総会において承認された業績連動型株式報酬制度に基づく、前連結会計年度の費用として認識する額につきましては、直近の業績状況を勘案し再算定した結果、総額として20百万円を戻入れております。

    37.子会社、関連会社及び共同支配企業

    当連結会計年度末の当社グループの重要な子会社、関連会社及び共同支配企業は、第一部 企業情報 第1 企業の概況 4 関係会社の状況に記載しております。

    38.偶発負債

    (保証債務)

    保証債務は、銀行借入金等に関する保証で、内訳は次のとおりであります。

    (単位:百万円)
    前連結会計年度(2021年3月31日) 当連結会計年度(2022年3月31日)
    従業員(住宅資金他) 84 54
    合計 84 54

    (訴訟関連)
     当社及び当社グループ会社が事業展開する中で、国内外において、係争案件へ発展すること、訴訟の被告になることや政府機関による調査を受けることがあります。当社及び当社グループ会社では、係争案件や訴訟に関連した債務に関し、当該債務を決済するために経済的便益をもつ資源の流出が必要となる可能性や、その影響額について信頼性のある見積りができるかを勘案のうえ、引当金の認識を検討しております。
      当社のインド子会社は、当社デジタルカメラ製品の輸入に関連して、インド税当局から調査を受け、2016年10月、同製品について関税、延滞税及び加算税の支払決定を受けておりました。これに対し、当社インド子会社は、2017年1月、同国間接税租税審判所(CESTAT:Customs, Excise and Service Tax Appellate Tribunal)へ不服申立を行いましたが、2017年12月、当該申立は棄却されました。当社インド子会社はこれを不服とし、2018年1月、同国最高裁判所(以下「最高裁」)に対して上告し、2021年3月に最高裁は当社インド子会社に対する関税、延滞税及び加算税の支払決定を取り消す判決を下しました。なお、インド税当局は2021年4月に最高裁判決に対する再審請求を申立てています。現時点において同請求に対する最高裁の決定を予想することは不可能であるため、上記会計方針に則り、引当金は認識しておりません。
      その他の案件においては、現時点において、当社連結の業績や財政状態へ重要な影響を与えるものはないと考えております。

    39.重要な後発事象

    当社グループは、後発事象を2022年6月29日まで評価しております。

    当社は、2022年4月7日付で会社法第370条及び当社定款第25条に基づく取締役会の書面決議により、会社法第165
    条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき自己株式を取得すること、及び会社法第178
    条の規定に基づき自己株式の消却を行うことを決議いたしました。

    1 自己株式の取得を行う理由
        株主還元の強化、資本効率の向上ならびに機動的な資本政策の遂行を図ることを目的として、自己株式の取得を
      行うものであります。

    2 取得に係る事項の内容
     (1)取得対象株式の種類: 普通株式
     (2)取得し得る株式の総数: 3,600万株(上限)
                                  (発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合9.8%)
     (3)株式の取得価額の総額: 300億円(上限)
     (4)取得期間: 2022年5月13日~2023年3月24日

    3 消却に係る事項の内容
     (1)消却する株式の種類: 普通株式
     (2)消却する株式の総数: 2022年3月31日時点の保有自己株式数10,485,746株の内5,000,000株、
                                および上記により取得した自己株式の全株式数
     (3)消却予定日: 2023年3月31日

    (2) 【その他】

    当連結会計年度における四半期情報等

    (累計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 当連結会計年度
    売上収益 (百万円) 132,281 273,049 406,345 539,612
    税引前四半期(当期)利益 (百万円) 21,127 35,913 52,556 57,096
    親会社の所有者に帰属する四半期(当期)利益 (百万円) 15,860 26,464 39,073 42,679
    基本的1株当たり四半期(当期)利益 (円) 43.19 72.07 106.41 116.23
    (会計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
    基本的1株当たり四半期利益 (円) 43.19 28.88 34.34 9.82

    2 【財務諸表等】

    (1) 【財務諸表】

    ① 【貸借対照表】
    (単位:百万円)
    前事業年度(2021年3月31日) 当事業年度(2022年3月31日)
    資産の部
    流動資産
    現金及び預金 224,458 209,592
    受取手形 2,562 5,436
    売掛金 ※1 35,021 ※1 47,712
    商品及び製品 64,502 48,357
    仕掛品 85,191 86,514
    原材料及び貯蔵品 9,854 10,632
    その他 ※1 25,727 ※1 25,227
    貸倒引当金 △1 △1
    流動資産合計 447,314 433,470
    固定資産
    有形固定資産
    建物 17,585 17,741
    構築物 711 694
    機械及び装置 10,286 10,199
    車両運搬具 47 47
    工具、器具及び備品 4,783 4,916
    土地 9,324 8,297
    リース資産 594 565
    建設仮勘定 4,476 4,441
    有形固定資産合計 47,805 46,900
    無形固定資産
    ソフトウエア 3,372 4,752
    その他 1,288 1,081
    無形固定資産合計 4,660 5,833
    投資その他の資産
    投資有価証券 81,584 79,619
    関係会社株式 86,360 91,163
    出資金 3 3
    関係会社出資金 16,732 16,954
    長期貸付金 ※1 5,374 ※1 4,974
    前払年金費用 1,652 3,481
    繰延税金資産 44,180 36,926
    その他 3,648 6,245
    貸倒引当金 △4,552 △4,247
    投資その他の資産合計 234,980 235,119
    固定資産合計 287,446 287,852
    資産合計 734,760 721,322
    (単位:百万円)
    前事業年度(2021年3月31日) 当事業年度(2022年3月31日)
    負債の部
    流動負債
    電子記録債務 ※1 6,912 ※1 7,614
    買掛金 ※1 39,889 ※1 41,082
    短期借入金 9,950 19,950
    1年内返済予定の長期借入金 10,000 14,000
    1年内償還予定の社債 10,000
    リース債務 317 304
    未払金 ※1 4,267 ※1 3,210
    未払費用 ※1 15,623 ※1 18,447
    未払法人税等 41 1,400
    前受金 ※1 141,973 ※1 106,537
    預り金 ※1 37,209 ※1 39,860
    製品保証引当金 1,268 1,176
    その他 ※1 1,379 ※1 2,392
    流動負債合計 278,829 255,972
    固定負債
    社債 30,000 30,000
    長期借入金 74,335 62,881
    リース債務 539 460
    資産除去債務 2,337 2,339
    関係会社事業損失引当金 5,983 6,850
    その他 583 540
    固定負債合計 113,777 103,068
    負債合計 392,605 359,040
    純資産の部
    株主資本
    資本金 65,476 65,476
    資本剰余金
    資本準備金 80,712 80,712
    資本剰余金合計 80,712 80,712
    利益剰余金
    利益準備金 5,565 5,565
    その他利益剰余金
    研究開発積立金 2,056 2,056
    固定資産圧縮積立金 9,495 9,342
    別途積立金 111,211 111,211
    繰越利益剰余金 59,541 77,977
    利益剰余金合計 187,867 206,151
    自己株式 △17,529 △17,395
    株主資本合計 316,525 334,943
    評価・換算差額等
    その他有価証券評価差額金 23,867 25,603
    繰延ヘッジ損益 △259 △345
    評価・換算差額等合計 23,608 25,259
    新株予約権 2,021 2,079
    純資産合計 342,155 362,281
    負債純資産合計 734,760 721,322
    ② 【損益計算書】
    (単位:百万円)
    前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 当事業年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
    売上高 ※7 302,057 ※7 348,643
    売上原価 ※7 241,678 ※7 238,420
    売上総利益 60,378 110,224
    販売費及び一般管理費 ※1 102,025 ※1 102,622
    営業利益又は営業損失(△) △41,646 7,602
    営業外収益
    受取利息及び受取配当金 ※7 57,533 ※7 11,903
    その他 ※7 3,940 ※7 7,735
    営業外収益合計 61,472 19,637
    営業外費用
    支払利息 1,007 794
    その他 ※7 4,347 ※7 5,406
    営業外費用合計 5,354 6,199
    経常利益 14,472 21,040
    特別利益
    固定資産売却益 ※2,※7 240 ※2,※7 2,835
    投資有価証券売却益 ※4 28,629 ※4 16,422
    関係会社株式売却益 103
    特別利益合計 28,869 19,360
    特別損失
    固定資産売却損 ※3 90 ※3 8
    減損損失 8,820 424
    投資有価証券売却損 499 343
    投資有価証券評価損 2,989
    構造改革関連費用 ※5 687
    関係会社事業損失 ※6 1,866
    関係会社清算損 2
    特別損失合計 11,964 3,764
    税引前当期純利益 31,377 36,636
    法人税、住民税及び事業税 △624 515
    法人税等調整額 △28,770 6,789
    法人税等合計 △29,394 7,304
    当期純利益 60,771 29,332
    ③ 【株主資本等変動計算書】

      前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

    (単位:百万円)
    株主資本
    資本金 資本剰余金 利益剰余金
    資本準備金 利益準備金 その他利益剰余金 利益剰余金合計
    研究開発積立金 固定資産圧縮積立金 別途積立金 繰越利益剰余金
    当期首残高 65,476 80,712 5,565 2,056 10,051 111,211 5,587 134,471
    当期変動額
    固定資産圧縮積立金の積立 2,212 △2,212
    固定資産圧縮積立金の取崩 △2,768 2,768
    剰余金の配当 △3,677 △3,677
    剰余金の配当(中間配当) △3,677 △3,677
    当期純利益 60,771 60,771
    自己株式の取得
    自己株式の処分 △20 △20
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
    当期変動額合計 △556 53,953 53,397
    当期末残高 65,476 80,712 5,565 2,056 9,495 111,211 59,541 187,867
    株主資本 評価・換算差額等 新株予約権 純資産合計
    自己株式 株主資本合計 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 評価・換算差額等合計
    当期首残高 △17,639 263,019 11,835 60 11,895 1,934 276,848
    当期変動額
    固定資産圧縮積立金の積立
    固定資産圧縮積立金の取崩
    剰余金の配当 △3,677 △3,677
    剰余金の配当(中間配当) △3,677 △3,677
    当期純利益 60,771 60,771
    自己株式の取得 △1 △1 △1
    自己株式の処分 110 90 90
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 12,032 △319 11,713 87 11,800
    当期変動額合計 109 53,506 12,032 △319 11,713 87 65,306
    当期末残高 △17,529 316,525 23,867 △259 23,608 2,021 342,155

      当事業年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

    (単位:百万円)
    株主資本
    資本金 資本剰余金 利益剰余金
    資本準備金 利益準備金 その他利益剰余金 利益剰余金合計
    研究開発積立金 固定資産圧縮積立金 別途積立金 繰越利益剰余金
    当期首残高 65,476 80,712 5,565 2,056 9,495 111,211 59,541 187,867
    当期変動額
    固定資産圧縮積立金の積立 1,360 △1,360
    固定資産圧縮積立金の取崩 △1,512 1,512
    剰余金の配当 △3,678 △3,678
    剰余金の配当(中間配当) △7,356 △7,356
    当期純利益 29,332 29,332
    自己株式の取得
    自己株式の処分 △15 △15
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
    当期変動額合計 △152 18,436 18,284
    当期末残高 65,476 80,712 5,565 2,056 9,342 111,211 77,977 206,151
    株主資本 評価・換算差額等 新株予約権 純資産合計
    自己株式 株主資本合計 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 評価・換算差額等合計
    当期首残高 △17,529 316,525 23,867 △259 23,608 2,021 342,155
    当期変動額
    固定資産圧縮積立金の積立
    固定資産圧縮積立金の取崩
    剰余金の配当 △3,678 △3,678
    剰余金の配当(中間配当) △7,356 △7,356
    当期純利益 29,332 29,332
    自己株式の取得 △2 △2 △2
    自己株式の処分 136 122 122
    株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 1,736 △86 1,651 58 1,709
    当期変動額合計 134 18,418 1,736 △86 1,651 58 20,127
    当期末残高 △17,395 334,943 25,603 △345 25,259 2,079 362,281
    【注記事項】
    (重要な会計方針)

    1 有価証券の評価基準及び評価方法

    (1) 満期保有目的の債券

    償却原価法

    (2) 子会社株式及び関連会社株式

    移動平均法による原価法

    (3) その他有価証券

     ① 市場価格のない株式等以外のもの

    決算日の市場価格等に基づく時価法

    (評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

     ② 市場価格のない株式等

    移動平均法による原価法

    なお、投資事業有限責任組合及びそれに類する組合への出資(金融商品取引法第2条第2項により有価証券とみなされるもの)については、組合契約に規定される決算報告日に応じて入手可能な最近の決算書を基礎とし、持分相当額を純額で取り込む方法によっております。

    2 デリバティブの評価基準及び評価方法

    時価法

    3 棚卸資産の評価基準及び評価方法

    (1) 仕掛品

    個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法)

    (2) その他の棚卸資産

    総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法)

    4 固定資産の減価償却の方法

    (1) 有形固定資産(リース資産を除く)

    定額法を採用しております。

    なお、主な耐用年数は次のとおりであります。

    建物      30~40年

    機械及び装置  5~7年

    (2) 無形固定資産(リース資産を除く)

    定額法を採用しております。

    なお、主な耐用年数は、自社利用ソフトウエア5年であります。

    (3) リース資産

    所有権移転外ファイナンス・リース取引については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

    5 繰延資産の処理方法

    社債発行費は支出時に全額費用として処理しております。

    6 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準

    外貨建金銭債権債務は、期末日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。

    7 引当金の計上基準

    (1) 貸倒引当金

     債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討することにより、回収不能見込額を計上しております。

    (2) 製品保証引当金

      一定期間無償修理を行う旨の約定がある製品に対する修理費に充てるため、売上高を基準として過去の実績負担率により算定した額を基礎に計上しております。
    また、個別に見積り可能な製品保証見込費用についてはその見積額を計上しております。

    (3) 退職給付引当金

     従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上しております。なお、過去勤務費用は、発生した期から10年(平均残存勤務期間以内の一定の年数)による定額法により費用処理しております。また、数理計算上の差異は、発生した期の翌期から10年(平均残存勤務期間以内の一定の年数)による定額法により費用処理しております。
     退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については給付算定式基準によっております。

     年金資産見込額が、退職給付債務見込額に未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用を加減した額を下回る場合には、当該差異を退職給付引当金として計上し、上回る場合には当該超過額を前払年金費用として計上しております。

    (4) 関係会社事業損失引当金

     関係会社の事業に係る損失に備えるため、関係会社に対する出資金額及び貸付金額を超えて当社が負担することとなる損失見込額を計上しております。

    8 収益の認識

     下記の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しております。

      ステップ1:顧客との契約を識別する
      ステップ2:契約における履行義務を識別する
      ステップ3:取引価格を算定する
      ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する
      ステップ5:企業が履行義務の充足時に収益を認識する

     当社は、「映像事業」において、レンズ交換式デジタルカメラ、コンパクトデジタルカメラや交換レンズなど、映像関連製品やその周辺領域の製品・サービスを提供、「精機事業」において、FPD露光装置及び半導体露光装置の製品・サービスを提供、「ヘルスケア事業」において、生物顕微鏡、細胞培養観察装置などのライフサイエンスソリューション分野、超広角走査型レーザー検眼鏡などのアイケアソリューション分野の製品・サービスを提供、「コンポーネント事業」において、光学コンポーネント、光学部品、エンコーダや材料加工などのデジタルソリューションズ事業関連の製品、EUV関連コンポーネントや宇宙関連製品などのカスタムプロダクツ事業関連、FPDフォトマスク基板などのガラス事業関連の製品・サービスを提供、「産業機器・その他」において、工業用顕微鏡、測定機、X線/CT検査システムの販売を行っております。また、製品に関連した保証、修理・保守、移設などのサービスを提供しております。

     製品の販売及びサービス業務について顧客との契約に基づき履行義務を識別しております。
    製品の販売については、主に顧客への引渡の際に据付を要する製品については据付完了時点、また、据付を要しない製品については引渡時点に、顧客が当該製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されると判断していることから、当該時点において収益を認識しております。収益は、顧客との契約において約束された対価から、値引き、リベート等を控除した金額で測定しております。
     サービス業務については、履行義務が一時点で充足される場合にはサービス提供完了時点において、一定期間にわたり充足される場合にはサービス提供期間にわたり定額で収益を認識しております。

    9 ヘッジ会計の方法

    (1) ヘッジ会計の方法

     繰延ヘッジ処理によっております。

    (2) ヘッジ手段とヘッジ対象

    ヘッジ手段

    為替予約、通貨オプション、通貨スワップ、金利スワップ

    ヘッジ対象

    外貨建債権・債務、外貨建予定取引、社債及び借入金

    (3) ヘッジ方針

     デリバティブ取引に関する権限規程及び取引限度額等を定めた内部規程に基づき、ヘッジ対象に係る為替相場変動リスク及び金利変動リスクを一定の範囲内でヘッジしております。

    (4) ヘッジ有効性評価の方法

     ヘッジ対象のキャッシュ・フロー変動の累計又は相場変動とヘッジ手段のキャッシュ・フロー変動の累計又は相場変動を比較し、両者の変動額等を基礎にして、ヘッジ有効性を評価しております。

    10 その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項

    (1) 退職給付に係る会計処理

     退職給付に係る未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の会計処理の方法は、連結財務諸表におけるこれらの会計処理の方法と異なっております。

    (2) 連結納税制度の適用

     連結納税制度を適用しております。

    なお、当社は「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創設されたグループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた項目については、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実務対応報告第39号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額について、改正前の税法の規定に基づいております。

     なお、翌事業年度の期首から、グループ通算制度を適用する場合における法人税及び地方法人税並びに税効果会計の会計処理及び開示の取扱いを定めた「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号2021年8月12日)を適用する予定です。

    (重要な会計上の見積り)

    財務諸表の作成において、資産、負債、収益及び費用の報告額は経営者による会計方針の選択や見積りにより影響されます。見積りの算定の基礎となる仮定は、過去の経験及び入手可能な情報を収集し、報告期間の末日現在において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者による最善の判断に基づいております。経済状態や市場、消費動向、また当社各事業の属する産業における需要や供給の変化等を踏まえた一定の仮定を置いたうえで、見積りを行っております。しかし、その性質上、これらの見積りは、将来において、異なる結果となる可能性があります。
     見積りは継続して見直されております。これらの見直しによる影響は、当該見積りを見直した期間及び将来の期間において認識しております。新型コロナウイルス感染症による影響については、収束時期は現時点で不透明な状況にありますが、会計上の見積りに際しては、翌事業年度においても一定程度は継続するものの、改善していく前提としております。
     翌事業年度に資産や負債の帳簿価額の重要な修正につながるリスクを伴う主な見積り項目は次のとおりであります。なお、見積りの内容及びその基礎となる仮定は、連結財務諸表注記4.見積り及び判断の利用および貸借対照表をご参照ください。
    ・繰延税金資産の回収可能性
    ・固定資産の減損

    (会計方針の変更に関する注記)

     (1) 収益認識に関する会計基準等の適用

     当事業年度の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日)を適用しており、約束した財またはサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財またはサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。

     なお、財務諸表に与える影響はありません。

     (2) 時価の算定に関する会計基準等の適用

     当事業年度の期首より、「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」という。)等を適用しており、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計方針を将来にわたって適用することとしております。
     なお、財務諸表に与える影響はありません。

    (貸借対照表関係)

    ※1  関係会社に対する金銭債権及び金銭債務

    前事業年度(2021年3月31日) 当事業年度(2022年3月31日)
    短期金銭債権 38,416 百万円 44,038 百万円
    長期金銭債権 5,374 百万円 4,976 百万円
    短期金銭債務 77,807 百万円 86,981 百万円

    ※2  偶発債務

     保証債務は、銀行借入金等に関する保証で、内訳は次のとおりであります。

    前事業年度(2021年3月31日) 当事業年度(2022年3月31日)
    子会社(銀行借入金) 2,259 百万円 子会社(銀行借入金) 725 百万円
    従業員(住宅資金他) 84 百万円 従業員(住宅資金他) 54 百万円
    2,342 百万円 779 百万円
    (損益計算書関係)

    ※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、下記のとおりであります。

    前事業年度(自  2020年4月1日  至  2021年3月31日) 当事業年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)
    研究開発費 57,010 百万円 57,300 百万円

     なお、販売費及び一般管理費のうち販売費に属する割合は、前事業年度は概ね13%、当事業年度は概ね14%であります。

    ※2  固定資産売却益の内訳は、下記のとおりであります。

    前事業年度(自  2020年4月1日  至  2021年3月31日) 当事業年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)
    土地 100 百万円 2,352 百万円
    建物 百万円 0 百万円
    機械及び装置 129 百万円 447 百万円
    車両運搬具 百万円 0 百万円
    工具、器具及び備品 9 百万円 33 百万円
    その他 3 百万円 3 百万円
    240 百万円 2,835 百万円

    ※3  固定資産売却損の内訳は、下記のとおりであります。

    前事業年度(自  2020年4月1日  至  2021年3月31日) 当事業年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)
    建物 百万円 6 百万円
    機械及び装置 90 百万円 1 百万円
    工具、器具及び備品 0 百万円 1 百万円
    その他 百万円 0 百万円
    90 百万円 8 百万円

    ※4 投資有価証券売却益

     前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

      当社では、Berkeley Lights, Inc.の株式の売却による売却益23,639百万円を投資有価証券売却益として計上しております。

    当事業年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)

     当社では、日本電子株式会社の株式の売却による売却益15,539百万円を投資有価証券売却益として計上しております。

    ※5 構造改革関連費用

     前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

      当社では、映像事業において、持続可能なビジネスモデルへの転換を図るため、構造改革を実施しております。

    これに伴い、以下の内容を構造改革関連費用として計上しております。

    内容 金額(百万円)
    コンサルティング費用 649
    その他 38
    合計 687

    ※6 関係会社事業損失

      前事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)

     当社連結子会社であるMark Roberts Motion Control Limitedの将来キャッシュ・フローについて、事業環境の悪化により当初想定した収益が見込めない中、新型コロナウイルス感染症拡大による事業活動への影響を勘案した結果、当社が保有する同社株式の実質価額が低下したため、関係会社株式評価損1,325百万円及び出資を超えて当社が負担することとなる関係会社事業損失引当金繰入額541百万円を関係会社事業損失として特別損失に計上しております。

    ※7  関係会社との取引高

    前事業年度(自  2020年4月1日  至  2021年3月31日) 当事業年度(自  2021年4月1日  至  2022年3月31日)
    営業取引高
    関係会社への売上高 170,093 百万円 175,564 百万円
    関係会社よりの仕入高 129,833 百万円 125,412 百万円
    営業取引以外の取引高 40,782 百万円 6,588 百万円
    (有価証券関係)

    子会社株式及び関連会社株式

    前事業年度(2021年3月31日)

     子会社株式及び関連会社株式(貸借対照表計上額 子会社株式81,145百万円、関連会社株式5,215百万円)においては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、時価を記載しておりません。

    当事業年度(2022年3月31日)

     子会社株式及び関連会社株式(貸借対照表計上額 子会社株式85,948百万円、関連会社株式5,215百万円)においては、市場価格のない株式等のため、時価を記載しておりません。

    (税効果会計関係)

    1  繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

    前事業年度(2021年3月31日) 当事業年度(2022年3月31日)
    (繰延税金資産)
    棚卸資産 18,075 百万円 16,296 百万円
    未払賞与 978 百万円 1,609 百万円
    減価償却費 20,296 百万円 20,673 百万円
    製品保証引当金 388 百万円 360 百万円
    減損損失 5,439 百万円 3,936 百万円
    工事進行基準 12,802 百万円 8,509 百万円
    その他 16,071 百万円 14,984 百万円
    繰延税金資産小計 74,050 百万円 66,367 百万円
    評価性引当額 △15,486 百万円 △14,854 百万円
    繰延税金資産合計 58,564 百万円 51,513 百万円
    (繰延税金負債)
    固定資産圧縮積立金 △4,190 百万円 △4,123 百万円
    その他有価証券評価差額金 △10,191 百万円 △10,463 百万円
    その他 △3 百万円 △1 百万円
    繰延税金負債合計 △14,384 百万円 △14,587 百万円
    繰延税金資産の純額 44,180 百万円 36,926 百万円

    2  法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳

    前事業年度(2021年3月31日) 当事業年度(2022年3月31日)
    法定実効税率 30.6 30.6
    (調整)
    受取配当金、交際費等の永久差異 △52.8 △8.2
    試験研究費等の税額控除 △1.3
    評価性引当額の増減 △73.5 △1.7
    外国子会社からの配当等に係る外国源泉税 2.3 0.3
    その他 △0.3 0.2
    税効果会計適用後の法人税等の負担率 △93.7 19.9

    (収益認識関係)

     顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表注記「27.売上収益」に同一の内容を記載しているので、注記を省略しております。

    (重要な後発事象)

     当社は、2022年4月7日付で会社法第370条及び当社定款第25条に基づく取締役会の書面決議により、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき自己株式を取得すること、及び会社法第178条の規定に基づき自己株式の消却を行うことを決議いたしました。
     なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 39.重要な後発事象」をご参照ください。

    ④ 【附属明細表】
    【有形固定資産等明細表】
    区分 資産の種類 当期首残高(百万円) 当期増加額(百万円) 当期減少額(百万円) 当期償却額(百万円) 当期末残高(百万円) 減価償却 累計額(百万円)
    有形固定資産 建物 17,585 1,819 19 1,644 17,741 47,832
    構築物 711 72 2 86 694 3,373
    機械及び装置 10,286 4,678 1,438(19) 3,327 10,199 92,462
    車両運搬具 47 23 0 23 47 707
    工具、器具及び備品 4,783 1,612 190(174) 1,288 4,916 29,272
    土地 9,324 3 1,030 - 8,297 -
    リース資産 594 248 26(26) 250 565 4,101
    建設仮勘定 4,476 11,328 11,363(10) - 4,441 -
    47,805 19,782 14,068(229) 6,618 46,900 177,746
    無形固定資産 特許権 1,097 122 8(8) 295 916 1,369
    施設利用権 191 - - 26 165 226
    ソフトウエア 3,372 2,791 215(174) 1,197 4,752 2,605
    4,660 2,913 223(182) 1,518 5,833 4,200

    (注) 1 当期減少額欄の()内は内書きで、減損損失計上額であります。

       2 建設仮勘定の当期増加額は、各資産の取得に伴う増加額であり、当期減少額は、各資産科目への振替えであります。

    【引当金明細表】
    区分 当期首残高(百万円) 当期増加額(百万円) 当期減少額(百万円) 当期末残高(百万円)
    貸倒引当金 4,553 215 520 4,248
    関係会社事業損失引当金 5,983 867 6,850
    製品保証引当金 1,268 1,036 1,128 1,176

    (2) 【主な資産及び負債の内容】

    連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。

    (3) 【その他】

    該当事項はありません。

    第6 【提出会社の株式事務の概要】

    事業年度 4月1日から3月31日まで
    定時株主総会 6月中
    基準日 3月31日
    剰余金の配当の基準日 3月31日、9月30日
    1単元の株式数 100株
    単元未満株式の買取り
    取扱場所 (特別口座)東京都千代田区丸の内1丁目4番5号 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
    株主名簿管理人 (特別口座)東京都千代田区丸の内1丁目4番5号 三菱UFJ信託銀行株式会社
    取次所
    買取手数料 株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額
    公告掲載方法 当会社の公告方法は電子公告とする。ただし事故その他やむを得ない事由によって電子公告による公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載してこれを行う。なお、電子公告は当社のホームページに掲載しており、そのアドレスは次のとおりです。https://www.nikon.co.jp/
    株主に対する特典 なし

    (注) 当会社の株主(実質株主を含む)は、その有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することができない。

    ・会社法第189条第2項各号に掲げる権利

    ・会社法第166条第1項の規定による請求をする権利

    ・株主の有する株式数に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受ける権利

    ・株主の有する単元未満株式の数と併せて単元株式数となる数の株式を売渡すことを請求する権利

    第7 【提出会社の参考情報】

    1 【提出会社の親会社等の情報】

    当社は、親会社等はありません。

    2 【その他の参考情報】

    当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に次の書類を提出しております。

    (1) 有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書

    事業年度 第157期(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 2021年6月29日関東財務局長に提出

    (2) 内部統制報告書及びその添付書類

    2021年6月29日関東財務局長に提出

    (3) 四半期報告書及び四半期報告書の確認書

    第158期第1四半期(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日) 2021年8月5日関東財務局長に提出

    第158期第2四半期(自 2021年7月1日 至 2021年9月30日) 2021年11月4日関東財務局長に提出

    第158期第3四半期(自 2021年10月1日 至 2021年12月31日) 2022年2月3日関東財務局長に提出

    (4) 臨時報告書

    企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2(株主総会における議決権行使の結果)の規定に基づく

    臨時報告書

    2021年7月2日関東財務局長に提出

    (5) 臨時報告書

    企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第2号の2(新株予約権の発行)の規定に基づく臨時報告書

    2021年8月5日関東財務局長に提出

    (6) 臨時報告書

    企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第12号(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に著しい影響を与える事象)の規定に基づく臨時報告書

    2021年9月8日関東財務局長に提出

    (7) 臨時報告書の訂正報告書

    臨時報告書(上記(7) 臨時報告書の訂正報告書) 2021年8月20日関東財務局長に提出

    (8) 訂正発行登録書(普通社債)

    2021年4月1日、2021年4月26日、2021年5月11日、2021年7月2日、2021年8月5日、2021年8月20日、2021年9月8日、関東財務局長に提出

    (9) 自己株券買付状況報告書

    2022年5月9日、2022年6月1日 関東財務局長に提出

    第二部 【提出会社の保証会社等の情報】

    該当事項はありません。

    独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書

    2022年6月29日

    株 式 会 社 ニ   コ   ン

    取 締 役 会 御中

    有限責任監査法人 ト ー マ ツ

    東京事務所

    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 鈴 木 登 樹 男
    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 宇 治 川 雄 士
    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 吉 崎 肇

    <財務諸表監査>

    監査意見

    当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社ニコンの2021年4月1日から2022年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結財政状態計算書、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結持分変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び連結財務諸表注記について監査を行った。

    当監査法人は、上記の連結財務諸表が、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第93条により規定された国際会計基準に準拠して、株式会社ニコン及び連結子会社の2022年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。

    監査意見の根拠

    当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

    監査上の主要な検討事項

    監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。

    繰延税金資産の回収可能性
    監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由 監査上の対応
    連結財務諸表注記「18.法人所得税(1)繰延税金」に記載されているとおり、2022年3月31日現在、繰延税金資産51,610百万円を認識している。繰延税金資産は、将来減算一時差異の解消及び繰越欠損金の予測される将来課税所得との相殺により、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると認められる範囲内で認識される。繰延税金資産の回収可能性の評価は、過去の課税所得水準及び経営者による将来課税所得の予測の見積りに基づいており、その基礎となる将来の事業計画に含まれる売上収益の成長の見込みは、各事業の市場動向、新型コロナウイルス感染症の収束時期や収束後の市況の回復想定といった将来予測の不確実性を伴うものであり、経営者の判断を伴う重要な仮定により影響を受ける。 以上を踏まえ、当監査法人は、繰延税金資産の回収可能性の判断における経営者の重要な仮定である各事業の将来の事業計画とそこに含まれる今後の市場規模の見込みやシェアの想定、販売台数や価格が、当連結会計年度の連結財務諸表監査において特に重要であり、「監査上の主要な検討事項」に該当すると判断した。 当監査法人は、繰延税金資産の回収可能性における経営者の重要な仮定である各事業の将来の事業計画を検討するにあたり、主として以下の監査手続を実施した。・将来の課税所得の予測の基礎となる事業計画の承認プロセスを含む、繰延税金資産の回収可能性の判断に関連する内部統制の整備・運用状況の有効性を評価した。・一時差異及び税務上の繰越欠損金の残高に対し、その解消スケジュール及び予測される将来課税所得を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性を検証した。・繰延税金資産の回収可能性の判断に使用された事業計画について、取締役会で承認された中期事業計画との整合性を検証するとともに、過年度の事業計画の達成度合いに基づく見積りの精度を評価した。・新型コロナウイルス感染症の影響について経営者に質問し、収束時期や収束後の市場動向に関する経営者の仮定を評価した。・経営者の重要な仮定である将来の事業計画に含まれる今後の市場規模の見込みやシェアの想定については、市場予測やその他利用可能な外部データとの整合性を検証した。また、販売台数や価格について、今後の販売計画やその他の関連資料との整合性を検証した。

    その他の記載内容

    その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。

    連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。

    当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。

     その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。

    連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任

    経営者の責任は、国際会計基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

    連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、国際会計基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。

    監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    連結財務諸表監査における監査人の責任

    監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。

    監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。

    ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。

    ・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。

    ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。

    ・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。

    ・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、国際会計基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。

    ・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。

    監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。

    監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。

     監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。

    <内部統制監査>

    監査意見

    当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社ニコンの2022年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。

    当監査法人は、株式会社ニコンが2022年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。

    監査意見の根拠

    当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

    内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任

    経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。

    監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。

     なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性がある。

    内部統制監査における監査人の責任

    監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにある。

    監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。

    ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用される。

    ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討する。

    ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責任を負う。

    監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。

     監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。

    利害関係

    会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

    以  上

    ※1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。

    独立監査人の監査報告書

    2022年6月29日

    株 式 会 社 ニ   コ   ン

    取 締 役 会 御中

    有限責任監査法人 ト ー マ ツ

    東京事務所

    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 鈴 木 登 樹 男
    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 宇 治 川 雄 士
    指定有限責任社員業務執行社員 公認会計士 吉 崎 肇

    監査意見

    当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式会社ニコンの2021年4月1日から2022年3月31日までの第158期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。

    当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社ニコンの2022年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。

    監査意見の根拠

    当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。

    監査上の主要な検討事項

    監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。  

    繰延税金資産の回収可能性
    監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由 監査上の対応
    注記事項(税効果会計関係)「1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳」に記載されているとおり、2022年3月31日現在、繰延税金資産36,926百万円を認識している。 繰延税金資産は、将来減算一時差異の解消及び繰越欠損金の予測される将来課税所得との相殺により、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると認められる範囲内で認識される。 監査上の主要な検討事項の決定理由に関しては、連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(繰延税金資産の回収可能性)と同一内容であるため、記載を省略している。 繰延税金資産の回収可能性に係る監査上の対応に関しては、連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(繰延税金資産の回収可能性)と同一内容であるため、記載を省略している。
      その他の記載内容

    その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査等委員会の責任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載内容に対して意見を表明するものではない。

    財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。

    当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告することが求められている。

    その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。 

    財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任

    経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

    財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。

    監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

    財務諸表監査における監査人の責任

    監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。

    監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。

    ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手する。

    ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。

    ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関連する注記事項の妥当性を評価する。

    ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。

    ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。

    監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。

    監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。

    監査人は、監査等委員会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。

    利害関係

    会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

    以  上

    ※1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。 2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。