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    6758 ソニーグループ 四半期報告書-第104期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)

    【表紙】

    【提出書類】 四半期報告書
    【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
    【提出先】 関東財務局長
    【提出日】 2021年2月9日
    【四半期会計期間】 2020年度第3四半期(自 2020年10月1日 至 2020年12月31日)
    【会社名】 ソニー株式会社
    【英訳名】 SONY CORPORATION
    【代表者の役職氏名】 代表執行役 吉田 憲一郎
    【本店の所在の場所】 東京都港区港南1丁目7番1号
    【電話番号】 03-6748-2111(代表)
    【事務連絡者氏名】 執行役員 松岡 直美
    【最寄りの連絡場所】 東京都港区港南1丁目7番1号
    【電話番号】 03-6748-2111(代表)
    【事務連絡者氏名】 執行役員 松岡 直美
    【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所 (東京都中央区日本橋兜町2番1号)

    第一部【企業情報】

    第1【企業の概況】

    1【主要な経営指標等の推移】

    回次 2019年度 第3四半期 連結累計期間 2020年度 第3四半期 連結累計期間 2019年度
    会計期間 自2019年 4月1日 至2019年 12月31日 自2020年 4月1日 至2020年 12月31日 自2019年 4月1日 至2020年 3月31日
    売上高及び営業収入 百万円 6,511,145 6,778,941 8,259,885
    (第3四半期連結会計期間) (2,463,162) (2,696,536)
    営業利益 百万円 810,012 905,385 845,459
    税引前利益 百万円 803,433 1,096,894 799,450
    当社株主に帰属する四半期(当期)純利益 百万円 569,547 1,064,776 582,191
    (第3四半期連結会計期間) (229,538) (371,891)
    四半期包括利益又は包括利益 百万円 689,995 998,674 666,032
    純資産額 百万円 4,886,586 5,433,323 4,789,535
    総資産額 百万円 22,637,546 25,881,122 23,039,343
    基本的1株当たり当社株主に帰属する四半期(当期)純利益 円 460.11 867.17 471.64
    (第3四半期連結会計期間) (187.02) (301.09)
    希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期(当期)純利益 円 450.08 852.04 461.23
    (第3四半期連結会計期間) (182.89) (297.35)
    自己資本比率 % 18.7 20.8 17.9
    営業活動によるキャッシュ・フロー 百万円 834,067 1,087,508 1,349,745
    投資活動によるキャッシュ・フロー 百万円 △1,026,082 △1,372,187 △1,352,278
    財務活動によるキャッシュ・フロー 百万円 145,096 676,660 65,658
    現金・預金及び現金同等物四半期末(期末)残高 百万円 1,408,876 1,878,047 1,512,357

    (注)1  当社の四半期連結財務諸表は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式及び作成方法(以下「米国会計原則」)によって作成されています。

    2   当社は、持分法による投資利益を営業利益の一部として表示しています。

    3   売上高及び営業収入には、消費税等は含まれていません。

    4   純資産額は米国会計原則にもとづく資本合計を使用しています。

    5   自己資本比率は、当社株主に帰属する資本合計を用いて算出しています。

    6   当社は四半期連結財務諸表を作成していますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載していません。

    2【事業の内容】

     2020年度第3四半期連結累計期間において、当社及び当社の連結子会社(以下「ソニー」)が営む事業の内容について、重要な変更はありません。

     2020年12月31日現在の子会社数は1,448社、関連会社数は147社であり、このうち連結子会社(変動持分事業体を含む)は1,413社、持分法適用会社は131社です。

     なお、当社の連結財務諸表は米国会計原則にもとづき作成されており、関係会社の情報についても米国会計原則の定義にもとづいて開示しています。「第2 事業の状況」においても同様です。

    第2【事業の状況】

    1【事業等のリスク】

    2020年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書の「事業等のリスク」に記載した内容から、下記の変更以外に重要な変更はありません。変更点は下線部で示してあります。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において判断したものです。

    (1) 新型コロナウイルス感染拡大は、ソニーの事業活動、業績及び財政状態に悪影響を及ぼし、その悪影響が今後も続く可能性があります。

     新型コロナウイルス感染拡大は、ソニーの全ての分野の製品又はサービスの生産、開発又は制作、及び販売又は提供に悪影響を及ぼし、今後も悪影響が続く可能性があります。例えばゲーム&ネットワークサービス(以下「G&NS」)分野では部品のサプライチェーン上の問題からハードウェアの生産に悪影響が出ました。音楽分野では、世界各国において、アーティストによる楽曲のレコーディング、音楽ビデオの制作又はプロモーションに影響が出ていることなどにより、一部の新曲のリリースの遅れが続いています。対面でのコンサートその他のイベントの開催の制約が続いている日本などで、ライブ興行や物販などが減少しています。また、世界的な広告活動の縮小により、テレビCMなどからの楽曲使用料が減少しています。映画分野では、映画館の閉鎖や収容人数の制限などにより、映画興行ビジネス全体に大きな影響が出ており、ソニーにおいても既に製作が完了している大半の作品について劇場でのリリースができない状況にあります。ソニーの新作映画の製作やテレビ番組作品の制作は徐々に再開していますが、スケジュールの遅れが続いています。また、世界的な広告の減少により、広告収入が減少しました。エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(以下「EP&S」)分野では、現地政府の方針により特定の製造事業所が一定期間稼働を停止し、一部で供給が需要に追い付いていない状況が発生しました。複数の製品カテゴリーに部品を供給している特定パートナーの稼働率が低下したことにより、一部の製品で部品不足による生産遅延が発生しました。また、製品の販売店舗の世界的な閉鎖や休業により、店頭売上が減少しました。イメージング&センシング・ソリューション(以下「I&SS」)分野では、最終製品であるスマートフォン市場の減速などにより、イメージセンサーの売上が減少しています。金融分野では、日本政府の緊急事態宣言発出を受け、2020年4月から5月にかけてソニー生命のライフプランナー®による対面での営業活動が停止していました。

     新型コロナウイルス感染拡大による悪影響を受ける期間や度合いは、今後の事態の進展、例えば、さらなる感染拡大や再流行により、大きく変動する可能性があります。また、各地域における外出制限等の状況に左右される可能性があります。

     例えば、上記のような各分野における悪影響が、今後も継続又は拡大する可能性があります。映画分野では、主要スタジオ各社が大型作品の公開を延期している結果、映画公開スケジュールが過密となることで公開可能なスクリーンを巡り競争が激化し、収益の回復を遅らせる可能性があります。EP&S分野では、製造事業所の稼働停止やサプライチェーンの混乱、製品の販売店舗の世界的な閉鎖や休業による悪影響を受ける可能性があります。

     さらに、新型コロナウイルス感染拡大は、下記のリスク及び不確実な要素の多くに悪影響を与える可能性があります。

    (6) ソニーはグローバルに事業を展開しているため、多くの国々において広範な法規制の適用を受けるとともに、企業の社会的責任に関する消費者の関心の高まりに直面しています。これらの法規制や消費者の関心は大きく変わる可能性があり、その変化がソニーの事業活動費用の増加、事業活動の制約及びソニーの評判への悪影響につながる可能性があります。

     ソニーはグローバルに事業を展開しているため、広告、販売促進、消費者保護、輸出入、腐敗防止、反競争的行為、環境保護、プライバシー、データ保護、コンテンツや放送規制、労働、課税、外国投資規制、政府調達、為替管理、経済制裁、個人を識別できる情報(以下「個人情報」)の収集、使用、保有、保全及び移転に関する法規制を含む多数の地域における事業活動に影響を与える世界中の多くの国々の法規制の適用を受けます。

     これらの法規制を遵守することは事業活動における負担をともない、また、遵守にともない費用が発生する可能性があります。これらの法規制は継続的に変更されるとともに、管轄ごとに異なるものとなる可能性があり、その遵守や事業遂行にかかる費用が増加する可能性があります。このような変更は、場合によっては頻繁に又は事前の通知なくして起こり、消費者にとってのソニー製品又はサービスの魅力の低下、新製品又はサービスの導入の遅延もしくは禁止、あるいはソニーの事業遂行の変更や制約に結びつく可能性があります。例えば、米国及びその他の地域における貿易制限措置及び報復措置の導入が、ソニーの製品に賦課される関税率の増加、部品の調達費用の増加、又は既存及び将来的なソニーの製品及びサービスの顧客への販売の制限又は中止につながり、ソニーの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。I&SS分野において、2020年8月17日に発表された米国政府による輸出規制に従い、ソニーの特定の顧客に対するイメージセンサーの出荷を同年9月15日から一時的に停止していました。その後、米国政府の輸出許可を得て、当該顧客に対する一部の出荷を再開しているものの、輸出規制が発効する前に比べて、イメージセンサーの売上が減少しています。また、2020年度第3四半期連結累計期間において、当該顧客向けのイメージセンサーの在庫に関する評価減を計上しました。加えて、ソニーがオンライン上を含め事業を行う上で依拠又は適用を受ける法規制又はそれに関連する裁判所の解釈に変化が生じた場合や、ソニーがこのような変化を想定できなかった場合にも、ソニーの法的責任に対するリスクの増加、法規制遵守のための費用の増加又は一部の事業活動に対する制限、制約もしくは中止を含む事業活動の変更につながる可能性があります。

     ソニー、ならびにソニーの従業員、第三者サプライヤー、ビジネスパートナー、及び代理人が法規制に違反すると、ソニーが罰金、刑罰、法的制裁の対象となり、また、ソニーの事業遂行への制約や評判への悪影響につながる可能性があります。加えて、企業の社会的責任や調達活動に対し、全世界的に規制当局や消費者の注目が高まっており、また、これらの事項に関する情報開示の法的規制が強化されています。特に、アジア地域で操業する電子部品の製造事業者や製造/設計受託事業者又は「ODM/OEM」、製品の製造事業者における労働環境を含む労働慣行への注目が高まっています。ソニーは製品の製造に多くの部品や原材料を使用しており、それらの部品や原材料の供給を第三者サプライヤーに依存しているものの、第三者サプライヤーの調達活動や雇用慣行を直接的には管理していないため、これらの領域における規制の強化や消費者の関心の高まりによって、ソニーの法規制の遵守にかかる費用が増加する可能性があります。さらに、かかる法規制の不遵守があった場合、又は消費者の関心の高まりに対してソニーが適切に対処していないとみなされた場合には、それが法的に求められているか否かにかかわらず、ソニーの評判、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

    2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

    (1)財政状態及び経営成績の状況

     すべての金額は米国会計原則に則って算出されています。各分野の売上高及び営業収入(以下「売上高」)はセグメント間取引消去前のものであり、また各分野の営業損益はセグメント間取引消去前のもので配賦不能費用は含まれていません。各分野に含まれる製品カテゴリーに関する詳細については、「第4 経理の状況」 四半期連結財務諸表注記『11 セグメント情報』をご参照ください。

       連結業績概況

    2019年度 2020年度
    第3四半期連結累計期間 第3四半期連結累計期間
    億円 億円
    売上高及び営業収入 65,111 67,789
    営業利益 8,100 9,054
    税引前利益 8,034 10,969
    当社株主に帰属する四半期純利益 5,695 10,648

     2020年度第3四半期連結累計期間(以下「当四半期連結累計期間」)の売上高は、2019年度第3四半期連結累計期間(以下「前年同期」)に比べ2,678億円増加し、6兆7,789億円となりました。これは、主に、EP&S分野の減収及び映画分野の大幅な減収があったものの、G&NS分野及び金融分野の大幅な増収によるものです。なお、前年同期の売上高には、特定のライセンス契約締結にともなう特許料収入79億円が含まれており、全社(共通)及びセグメント間取引消去に計上されていました。

     当四半期連結累計期間の営業利益は、前年同期比954億円増加し、9,054億円となりました。この増益は、I&SS分野の大幅な減益があったものの、G&NS分野、音楽分野及び映画分野の大幅な増益などによるものです。

    当四半期連結累計期間の営業利益に含まれている要因:

     ・Pledis Entertainment Co., Ltd.(以下「Pledis」)株式の一部譲渡にともなう売却益65億円(音楽分野)

     ・事業譲渡にともなう利益54億円(音楽分野)

     ・モバイル機器向けの一部のイメージセンサーの在庫に関する評価減90億円(I&SS分野)

     ・「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」にかかる費用48億円(全社(共通)及びセグメント間取引  消去)

    前年同期の営業利益に含まれている要因:

     ・SREホールディングス㈱株式の上場及び一部売出しにともなう再評価益及び売却益 173億円(その他分野)

     ・㈱NSFエンゲージメント株式の一部譲渡にともなう売却益及び再評価益 63億円(全社(共通)及びセグメント

      間取引消去)

     当四半期連結累計期間の構造改革費用(純額)は、前年同期比60億円減少し、81億円となりました。構造改革費用は、営業費用として営業利益に含まれています。

     営業利益に含まれる持分法による投資利益は、前年同期比2億円増加し、66億円となりました。

     その他の収益(費用)(純額)は、前年同期の66億円の費用に対し、当四半期連結累計期間は1,915億円の収益を計上しました。これは主に当四半期連結累計期間において、Spotify Technology S.A.株式、Bilibili Inc.(以下「Bilibili」)株式などの評価益2,057億円を計上したことによるものです。詳細については、「第4 経理の状況」 四半期連結財務諸表注記『3 有価証券及び投資有価証券』をご参照ください。なお、上記の評価益には、売却制限が一年以内に解除される株式にかかる評価益112億円が含まれています。

     税引前利益は、前年同期比2,935億円増加し、1兆969億円となりました。

     法人税等は、当四半期連結累計期間において126億円を計上し、実効税率は前年同期の24.5%を下回り、1.2%となりました。これは主に日本の連結納税グループにおける相当部分の繰延税金資産に対する評価性引当金を取り崩した結果、2020年度第2四半期連結会計期間において、法人税等を2,149億円減額したこと、及び米国の連結納税グループにおける試験研究費の税額控除にかかる繰延税金資産に対する評価性引当金を取り崩した結果、2020年度第3四半期連結会計期間において、法人税等を136億円減額したことによるものです。

     当社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比4,952億円増加し、1兆648億円となりました。

    分野別の当四半期連結累計期間の業績は以下のとおりです。

    ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野

    当四半期連結累計期間の業績

     売上高は、前年同期比4,520億円増加し、1兆9,960億円となりました。この大幅な増収は、プレイステーション®4(以下「PS4®」)ハードウェアの減収があったものの、主に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けたデジタル消費の増加による、アドオンコンテンツを含むゲームソフトウェアの増収、及びプレイステーション®5(以下「PS5™」)発売にともなうハードウェアの増収によるものです。営業利益は、コスト増加があったものの、主に前述のゲームソフトウェアの増収やプレイステーション®プラスを中心としたネットワークサービスの増収の影響により、前年同期比1,169億円増加し、3,092億円となりました。

    音楽分野

     音楽分野の業績には、日本の㈱ソニー・ミュージックエンタテインメントの円ベースでの業績、ならびにその他全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結している、Sony Music Entertainment(以下「SME」)、Sony/ATV Music Publishing LLC(以下「Sony/ATV」)、及びEMI Music Publishing Ltd.(以下「EMI」)の円換算後の業績が含まれています。

    当四半期連結累計期間の業績

    売上高は、前年同期比340億円増加し、6,724億円となりました。この増収は、映像メディア・プラットフォーム及び音楽制作の売上が増加したことなどによるものです。映像メディア・プラットフォームは、主に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の貢献などによるアニメ事業売上の増加により、増収となりました。音楽制作は、主に有料会員制ストリーミングサービスからの収入の増加により、増収となりました。営業利益は、前年同期比354億円増加し、1,474億円となりました。この増益は、前述の増収の影響に加え、Pledis株式の一部譲渡にともなう売却益65億円の計上及び海外での事業譲渡にともなう利益54億円の計上などによるものです。

    映画分野

     映画分野の業績は、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結しているSony Pictures Entertainment Inc. (以下「SPE」)の円換算後の業績です。ソニーはSPEの業績を米ドルで分析しているため、一部の記述については「米ドルベース」と特記してあります。

    当四半期連結累計期間の業績

     売上高は、前年同期比1,241億円(18%)減少し、5,586億円となりました(米ドルベースでは、約16%の減収)。この米ドルベースでの大幅な減収は、主に映画製作において、前年度公開作品及びカタログ作品のホームエンタテインメント及びテレビ向けライセンス売上の増加があったものの、当四半期連結累計期間において主に新型コロナウイルス感染拡大による映画館の閉鎖の影響により主要作品の劇場公開ができなかったことによるものです。営業利益は、前年同期比336億円増加し、787億円となりました。この大幅な増益は、主に新型コロナウイルス感染拡大により映画製作において大型作品の劇場公開ができなかった影響で広告宣伝費が減少したこと、ならびに前述のホームエンタテインメント及びテレビ向けライセンス売上の増加によるものです。

    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)分野

    当四半期連結累計期間の業績

     売上高は、前年同期比1,424億円減少し、1兆4,855億円となりました。この減収は、主に、販売台数の減少によるデジタルカメラ、オーディオ・ビデオ、放送用・業務用機器の減収によるものです。営業利益は、前述の減収等の影響はあったものの、オペレーション費用の削減及び主にテレビにおける製品ミックスの改善により、前年同期比39億円増加し、1,506億円となりました。

    イメージング&センシング・ソリューション(I&SS)分野

    当四半期連結累計期間の業績

     売上高は、前年同期比592億円減少し、7,802億円となりました。この減収は、主に米国の輸出規制の影響などによるモバイル機器向けイメージセンサーの販売数量の減少及び製品ミックスの悪化、ならびに新型コロナウイルス感染拡大の影響によるデジタルカメラ向けイメージセンサーの販売数量の減少などによるものです。営業利益は、前年同期比754億円減少し、1,257億円となりました。この大幅な減益は、減価償却費及び研究開発費の増加、前述の減収の影響、ならびに米国の輸出規制を受けて出荷を停止していた前述のモバイル機器向けの一部のイメージセンサーの在庫に関する評価減90億円の計上などによるものです。なお、当該在庫評価減の金額は、2020年度第2四半期連結会計期間に計上した評価減175億円と当四半期連結会計期間に計上した戻入益85億円の純額です。

    金融分野

     金融分野には、ソニーフィナンシャルホールディングス㈱(以下「SFH」)及びSFHの連結子会社であるソニー生命保険㈱(以下「ソニー生命」)、ソニー損害保険㈱(以下「ソニー損保」)、ソニー銀行㈱(以下「ソニー銀行」)等の業績が含まれています。金融分野に記載されているソニー生命の業績は、SFH及びソニー生命が日本の会計原則に則って個別に開示している業績とは異なります。

    当四半期連結累計期間の業績

     金融ビジネス収入は、主にソニー生命の増収及びソニー銀行の大幅な増収により、前年同期比1,246億円増加し、1兆2,460億円となりました。ソニー生命の収入は、保有契約高が拡大したものの一時払保険料の減少により保険料収入が減少した一方で、特別勘定における運用益が増加したことにより、前年同期比819億円増加し、1兆893億円となりました。ソニー銀行の増収は有価証券評価損益の改善によるものです。営業利益は、ソニー生命が減益となったものの、ソニー銀行の大幅な増益及びソニー損保の増益により前年同期比200億円増加し、1,375億円となりました。ソニー銀行の増益は前述の有価証券評価損益の改善、ソニー損保の増益は自動車保険の損害率の低下によるものです。また、ソニー生命の営業利益は、米ドル建保険関係の為替差損益の改善があったものの、新型コロナウイルス対策関連費用の計上や変額保険等の市況の変動にともなう最低保証にかかる責任準備金の繰入額等及びヘッジを目的としたデリバティブ取引の損益の合計金額の悪化などにより、前年同期比48億円減少し、970億円となりました。

    所在地別の業績

     所在地別の業績は、顧客の所在国又は地域別に分類した売上高及び営業収入を「第4 経理の状況」 四半期連結財務諸表注記『11 セグメント情報』に記載しています。

    為替変動とリスクヘッジ

     下記の記載以外に、2020年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書に記載した内容から重要な変更はありません。為替相場は変動していますが、リスクヘッジの方針についても前述の報告書に記載した内容から重要な変更はありません。

     当四半期連結累計期間の米ドル、ユーロに対する平均円レートはそれぞれ106.1円、122.4円となり、前年同期の平均レートに比べ、米ドルに対して2.6円の円高、ユーロに対して1.3円の円安となりました。

     当四半期連結累計期間の連結売上高は、前年同期比4%増加し6兆7,789億円となりました。前年同期の為替レートを適用した場合は、5%の増収となります。為替変動による売上高及び営業損益への影響については後述の『注記』をご参照ください。

     連結営業利益は、前年同期比954億円増加し、9,054億円となりました。主に、G&NS分野、EP&S分野及びI&SS分野において為替変動の影響が生じました。

     前述の3分野毎の売上高及び営業損益への為替変動による影響については、以下の表をご参照ください。あわせて、「財政状態及び経営成績の状況」の分野別営業概況における各分野の分析をご参照ください。為替の影響が大きかった分野やカテゴリーについて、その影響に言及しています。

    2019年度 第3四半期 連結累計期間 2020年度 第3四半期 連結累計期間 為替変動に よる影響額
    億円 億円 億円
    G&NS分野 売上高 15,440 19,960 △188
    営業利益 1,922 3,092 +78
    EP&S分野 売上高 16,278 14,855 △193
    営業利益 1,468 1,506 +12
    I&SS分野 売上高 8,394 7,802 △160
    営業利益 2,011 1,257 △50

     なお、音楽分野の売上高は前年同期比5%増加の6,724億円となりましたが、前年同期の為替レートを適用した場合、約7%の増収でした。映画分野の売上高は前年同期比18%減少の5,586億円となりました。米ドルベースでは、約16%の減収でした。ソニーの金融分野は、その事業のほとんどが日本で行われていることから、ソニーは金融分野の業績の分析を円ベースでのみ行っています。

    『注記』

    前年同期の為替レートを適用した場合の売上高の状況、及び為替変動による影響額について

     前年同期の為替レートを適用した場合の売上高の状況は、当四半期連結累計期間の現地通貨建て月別売上高に対し、前年同期の月次平均レートを適用して算出しています。ただし、音楽分野のSME、Sony/ATV及びEMIについては、米ドルベースで集計した上で、前年同期の月次平均米ドル円レートを適用した金額を算出しています。

     映画分野の業績の状況は、米国を拠点とするSPEが、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結していることから、米ドルベースで記載しています。

     為替変動による影響額は、売上高については前年同期及び当四半期連結累計期間における平均為替レートの変動を主要な取引通貨建て売上高に適用して算出し、営業損益についてはこの売上高への為替変動による影響額から、同様の方法で算出した売上原価ならびに販売費及び一般管理費への為替変動による影響額を差し引いて算出しています。I&SS分野では独自に為替ヘッジ取引を実施しており、営業損益への為替変動による影響額に同取引の影響が含まれています。

     これらの情報は米国会計原則に則って開示されるソニーの連結財務諸表を代替するものではありません。しかしながら、これらの開示は、投資家の皆様にソニーの営業概況をご理解頂くための有益な分析情報と考えています。

    キャッシュ・フローの状況*

     営業活動によるキャッシュ・フロー:当四半期連結累計期間において営業活動から得た現金・預金及び現金同等物(純額)は、前年同期比2,534億円増加し、1兆875億円となりました。

     金融分野を除いたソニー連結では、9,094億円の受取超過となり、前年同期比4,154億円の受取の増加となりました。この増加は、主に非資金調整項目(有形固定資産の減価償却費及び無形固定資産の償却費、その他の営業損益、ならびに投資有価証券に関する損益(純額))を加味した後の四半期純利益が前年同期比で増加したことや、支払手形及び買掛金が減少から増加に転じたこと、ならびに繰延映画製作費の増加額が縮小したことなどによるものです。一方で、その他の流動資産に含まれる部品組立業者との取引に関する未収入金が減少から増加へ転じるなどのキャッシュ・フローを悪化させる要因もありました。

     金融分野では1,980億円の受取超過となり、前年同期比1,594億円の受取の減少となりました。この減少は、金融ビジネスにおける有価証券及び投資有価証券に関する損益(純額)などの非資金調整項目を加味した四半期純利益が前年同期に比べて減少したことなどによるものです。

     投資活動によるキャッシュ・フロー:当四半期連結累計期間において投資活動に使用した現金・預金及び現金同等物(純額)は、前年同期比3,461億円増加し、1兆3,722億円となりました。

     金融分野を除いたソニー連結では、4,532億円の支払超過となり、前年同期比2,037億円の支払の増加となりました。この増加は、半導体製造設備等の固定資産の購入による支払いが増加したことや、Bilibiliの株式取得に対する支払いなどがあったこと、加えて、前年同期において、保有していたオリンパス株式会社の全株式を売却したことによる収入があったことなどによるものです。

     金融分野では9,191億円の支払超過となり、前年同期比1,425億円の支払の増加となりました。この増加は、ソニー銀行における投資及び貸付が前年同期に比べて増加したことなどによるものです。

     財務活動によるキャッシュ・フロー:当四半期連結累計期間において財務活動から得た現金・預金及び現金同等物(純額)は、前年同期比5,316億円増加し、6,767億円となりました。

     金融分野を除いたソニー連結では、670億円の支払超過となり、前年同期比2,622億円の支払の減少となりました。SFHの完全子会社化を目的とするSFHの普通株式及び新株予約権の全ての取得資金に充当するため、2020年7月及び10月に合計3,965億円の短期銀行借入を行い、うち2,000億円を2020年12月に返済しました。また、2020年7月に約2,000百万米ドル相当の長期銀行借入を行いました。前年同期においては、普通社債の償還や長期借入金の返済に加え、自己株式の取得の実施にともなう支出などがありました。

     金融分野では7,238億円の受取超過となり、前年同期比2,669億円の受取の増加となりました。この増加は、ソニー銀行における顧客預り金の増加額が拡大したことなどによるものです。

     現金・預金及び現金同等物:以上の結果、為替変動の影響を加味した2020年12月末の現金・預金及び現金同等物期末残高は1兆8,780億円となりました。

     金融分野を除いたソニー連結の2020年12月末における現金・預金及び現金同等物期末残高は、2020年3月末に比べ3,630億円増加し、1兆3,253億円となりました。これは、2019年12月末比では4,638億円の増加となります。

     金融分野の2020年12月末における現金・預金及び現金同等物期末残高は、2020年3月末に比べ27億円増加し、5,528億円となりました。これは、2019年12月末比では54億円の増加となります。

    *ソニーは、「金融分野を除いたソニー連結のキャッシュ・フローについての情報」を開示情報に含めています。この情報は以下の要約キャッシュ・フロー計算書をもとに作成しています。これらのキャッシュ・フローの情報を含む、要約キャッシュ・フロー計算書はソニーの連結財務諸表の作成に用いられた米国会計原則には準拠していませんが、金融分野はソニーのその他のセグメントとは性質が異なるため、ソニーはこのような比較表示が連結財務諸表の理解と分析に役立つものと考えています。なお、以下の金融分野と金融分野を除くソニー連結の金額には両者間の取引(非支配持分を含む)を含んでおり、これらの相殺消去を反映した後のものがソニー連結の金額です。

    要約キャッシュ・フロー計算書

    (単位:百万円)

    項    目 金融分野 金融分野を除くソニー連結 ソニー連結
    2019年度 第3四半期 連結累計期間 2020年度 第3四半期 連結累計期間 2019年度 第3四半期 連結累計期間 2020年度 第3四半期 連結累計期間 2019年度 第3四半期 連結累計期間 2020年度 第3四半期 連結累計期間
    営業活動によるキャッシュ・フロー
    1 四半期純利益(損失) 83,269 99,839 540,939 1,004,421 606,517 1,084,253
    2 営業活動から得た又は使用した(△)現金・預金及び現金同等物(純額)への四半期純利益(損失)の調整
    (1) 有形固定資産の減価償却費及び無形固定資産の償却費(繰延保険契約費及び契約コストの償却を含む) 60,154 41,519 221,239 245,044 281,393 286,563
    (2) 繰延映画製作費の償却費 - - 212,684 197,849 212,684 197,849
    (3) その他の営業損(益)(純額) 42 62 △24,073 △16,553 △24,017 △16,491
    (4) 有価証券及び投資有価証券に関する   損益(純額) △127,002 △339,714 △392 △205,721 △127,394 △545,435
    (5) 資産及び負債の増減
    受取手形、売掛金及び契約資産の増加(△)・減少 5,158 △12,757 △242,695 △312,712 △237,477 △300,544
    棚卸資産の増加(△)・減少 - - 34,865 △41,039 34,865 △41,039
    繰延映画製作費の増加(△)・減少 - - △296,377 △193,344 △296,377 △193,344
    支払手形及び買掛金の増加・減少(△) - - △12,640 277,309 △12,640 277,309
    保険契約債務その他の増加・減少(△) 554,596 619,049 - - 554,596 619,049
    繰延保険契約費の増加(△)・減少 △73,385 △69,433 - - △73,385 △69,433
    生命保険ビジネスにおける有価証券の増加(△)・減少 △103,746 △119,871 - - △103,746 △119,871
    (6) その他 △41,646 △20,692 60,410 △45,868 19,048 △91,358
    営業活動から得た又は使用した(△)現金・預金及び現金同等物(純額) 357,440 198,002 493,960 909,386 834,067 1,087,508
    項    目 金融分野 金融分野を除くソニー連結 ソニー連結
    2019年度 第3四半期 連結累計期間 2020年度 第3四半期 連結累計期間 2019年度 第3四半期 連結累計期間 2020年度 第3四半期 連結累計期間 2019年度 第3四半期 連結累計期間 2020年度 第3四半期 連結累計期間
    投資活動によるキャッシュ・フロー
    1 固定資産の購入 △14,425 △13,851 △300,366 △377,654 △314,791 △391,439
    2 投資及び貸付 △970,438 △1,197,359 △40,423 △93,368 △1,010,861 △1,290,727
    3 投資の売却又は償還及び貸付金の回収 208,164 292,090 93,526 19,604 301,690 311,694
    4 その他 125 23 △2,229 △1,738 △2,120 △1,715
    投資活動から得た又は使用した(△)現金・預金及び現金同等物(純額) △776,574 △919,097 △249,492 △453,156 △1,026,082 △1,372,187
    財務活動によるキャッシュ・フロー
    1 借入債務の増加・減少(△) 272,960 361,169 △73,866 390,290 198,773 751,459
    2 顧客預り金の増加・減少(△)(純額) 211,135 392,891 - - 211,135 392,891
    3 配当金の支払 △27,189 △30,454 △49,621 △61,153 △49,621 △61,153
    4 その他 62 231 △205,734 △396,128 △215,191 △406,537
    財務活動から得た又は使用した(△)現金・預金及び現金同等物(純額) 456,968 723,837 △329,221 △66,991 145,096 676,660
    為替相場変動の現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金含む)に対する影響額 - - △14,887 △28,538 △14,887 △28,538
    現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金含む)純増加・減少(△)額 37,834 2,742 △99,640 360,701 △61,806 363,443
    現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金含む)期首残高 509,595 550,039 964,218 965,256 1,473,813 1,515,295
    現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金含む)四半期末残高 547,429 552,781 864,578 1,325,957 1,412,007 1,878,738
    控除-その他の流動資産及びその他の資産に含まれる制限付き現金・預金 - - 3,131 691 3,131 691
    現金・預金及び現金同等物四半期末残高 547,429 552,781 861,447 1,325,266 1,408,876 1,878,047

    (2)経営方針、経営環境及び対処すべき課題等

     2020年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載した内容から重要な変更はありません。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において判断したものです。

    (3)研究開発活動

    2020年度第3四半期連結累計期間の連結研究開発費は、3,777億円でした。

    なお、2020年度第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

    (4)資本の財源及び資金の流動性についての分析

    下記の金融機関とのコミットメントラインにかかる記載等以外に、2020年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書の「資本の財源及び資金の流動性についての分析」に記載した内容から重要な変更はありません。変更点は下線部で示してあります。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において判断したものです。

    流動性マネジメントと資金の調達

     ソニーは、事業活動に必要な流動性を保ちながら健全なバランスシートを維持することを財務の重要な目標と考えています。ソニーは、現金・預金及び現金同等物(以下「現預金等」。ただし、国の規制等で資金の移動に制約があるものを除く)及びコミットメントラインの未使用額を合わせた金額を流動性として位置づけています。

     流動性の保持に必要な資金は、営業活動及び投資活動(資産売却を含む)によるキャッシュ・フロー及び現預金等で賄いますが、ソニーは必要に応じて社債、コマーシャルペーパー(以下「CP」)、銀行借入などの手段を通じて、金融・資本市場からの資金調達を行っています。

     当社、英国の子会社Sony Global Treasury Services Plc(以下「SGTS」)及び米国の子会社Sony Capital Corporation(以下「SCC」)は、日本・米国・欧州の各市場へアクセス可能なCPプログラム枠を有しています。2020年3月末時点で当社、SGTS及びSCCは、円換算で合計1兆442億円分のCPプログラム枠を保有しています。2020年3月31日時点における発行残高はありません。

     当社は、連結子会社であるSFHの完全子会社化を目的とするSFHの普通株式及び新株予約権の全ての取得資金に充当するために、国内民間銀行から2020年7月に3,225億円、2020年10月に740億円の借入を行いました。2020年12月に借入総額3,965億円のうち、2,000億円を返済しました。

     当社は、2020年7月に、流動性拡充のため、2018年11月に実施したEMI Music Publishingを所有するDH Publishing, L.P.の持分約60%の取得等を融資対象として、複数の銀行から約2,000百万米ドル相当の長期借入(8年、10年満期)を行いました。この借入は、日本企業による海外M&A支援等を目的として創設された、株式会社国際協力銀行の「成長投資ファシリティ」を活用したものです。1,200百万米ドル(借入総額の約60%)が「成長投資ファシリティ」を活用したドル建て借入、860億円(約800百万米ドル相当、借入総額の約40%)が国内民間銀行からの円建て借入となっています。

     金融・資本市場が不安定な混乱状況に陥り、前述の手段により十分な資金調達ができなくなった場合に備え、ソニーは、多様な金融機関との契約によるコミットメントラインも保持しています。2020年12月末の未使用のコミットメントラインの総額は円換算で5,605億円です。未使用のコミットメントラインの内訳は、日本の銀行団と結んでいる2,750億円の円貨コミットメントライン、日本の銀行団と結んでいる1,700百万米ドルの複数通貨建コミットメントライン、外国の銀行団と結んでいる1,050百万米ドルの複数通貨建コミットメントラインです。金融・資本市場の流動性がなくなった場合でも、ソニーは現預金等及びこれらのコミットメントラインを使用することによって十分な流動性を維持することができると考えています。

     グループ全体の主要な資金調達に関する金融機関との契約において、ソニーの格付が低下した場合に、強制的に早期弁済を求められるものはありません。また、これらの契約のうち一部のコミットメントライン契約については、ソニーの格付けにより借入コストが変動する条件が含まれているものがありますが、未使用のコミットメントラインからの借入を禁ずる条項を含んでいるものはありません。

    (5)設備の新設、除却等の計画

     2020年度(自2020年4月1日 至2021年3月31日)における設備投資計画(新設・拡充)及び除却等の計画は、2020年8月11日に提出した2020年度第1四半期の四半期報告書に記載した内容から、重要な変更はありません。

    3【経営上の重要な契約等】

     2020年度第3四半期連結会計期間においてPS5™を発売したことにともない、2020年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書中の「経営上の重要な契約等」に記載した内容を以下の通り変更いたします。変更点は下線部で示してあります。なお、2020年度第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

     「PS4®及びPS5™ハードウェアを含むソニーのDVDビデオプレーヤー機能付製品は、米国のDolby Laboratories Licensing Corporationとのライセンス契約にもとづきライセンスを供与されている、DVD規格上特定されている技術に関する特許に大きく依存しています。PS4®及びPS5™ハードウェアを含むソニーのブルーレイディスク™プレーヤー機能付製品は、DVD規格上特定されている技術に関する上記の特許に加え、米国のMPEG LA LLC及びOne-Blue, LLCとのライセンス契約にもとづきライセンスを供与されている、ブルーレイディスク規格上特定されている技術に関する特許にも大きく依存しています。」

    第3【提出会社の状況】

    1【株式等の状況】

    (1)【株式の総数等】

    ①【株式の総数】
    種類 発行可能株式総数(株)
    普通株式 3,600,000,000
    計 3,600,000,000
    ②【発行済株式】
    種類 第3四半期会計期間末 現在発行数(株) (2020年12月31日) 提出日現在発行数(株) (2021年2月9日) 上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 内容
    普通株式 1,261,058,781 1,261,058,781 東京・ニューヨーク 各証券取引所 単元株式数は 100株
    計 1,261,058,781 1,261,058,781 - -

    (注) 東京証券取引所については市場第一部に上場されています。

    (2)【新株予約権等の状況】

    ①【ストックオプション制度の内容】

     当社は、新株予約権方式によるストック・オプション制度を採用しています。当該制度は、当社の執行役及び従業員ならびに当社子会社の取締役(社外取締役を除く。以下同じ。)及び従業員に対してストック・オプション付与を目的として新株予約権を発行することが、会社法第236条、第238条及び第239条の規定にもとづき、定時株主総会においてそれぞれ決議されたものです。当第3四半期会計期間において発行した新株予約権は次のとおりです。

    定時株主総会 の決議年月日 2020年6月26日
    付与対象者の区分 及び人数 第43回普通株式新株予約権  当社の執行役 6名  当社の従業員 363名  当社子会社の取締役 81名  当社子会社の従業員 1,553名 第44回普通株式新株予約権  当社の従業員 2名  当社子会社の取締役 19名  当社子会社の従業員 1,082名
    新株予約権の数 *2 22,599個 22,547個
    新株予約権の目的 となる株式の種類 普通株式 単元株式数は100株
    新株予約権の目的 となる株式の数 *3 2,259,900株 2,254,700株
    新株予約権の行使 時の払込金額 *4 1株当たり 9,237円 1株当たり 87.48米ドル
    新株予約権の行使 期間 2021年11月18日から2030年11月17日までとする。ただし、行使期間の最終日が当社の休業日に当たるときは、その前営業日を最終日とする。また、権利行使期間内であっても、当社と新株予約権者との間で締結される新株予約権割当契約(以下「割当契約」という。)に定める一定の制限に服するものとする。
    新株予約権の行使に より株式を発行する 場合の株式の発行価 格及び資本組入額 1株当たり発行価格  9,237円 1株当たり資本組入額  4,618.5円 1株当たり発行価格  87.48米ドル 1株当たり資本組入額  43.74米ドル
    新株予約権の行使の 条件 ①各新株予約権の一部行使はできないものとする。 ②当社が消滅会社となる合併契約が当社株主総会で承認されたとき、又は当社が完全子会社となる株式交換契約もしくは株式移転計画が当社株主総会(株主総会決議が不要の場合は、当社取締役会)で承認されたときは、当該合併、株式交換又は株式移転の効力発生日以降新株予約権は行使することができない。 ③その他割当契約に定める条件及び制限に服するものとする。
    新株予約権の譲渡に 関する事項 譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による当社の承認を要するものとする。ただし、割当契約の規定にもとづく制限に服するものとする。 譲渡による新株予約権の取得(新株予約権者が死亡した時点において行使可能な新株予約権の当該新株予約権者の遺産又は受益者への移転を除く。)については、当社取締役会の決議による当社の承認を要するものとする。ただし、割当契約の規定に基づく制限に服するものとする。
    組織再編成行為にと もなう新株予約権の 交付に関する事項 -

    (注) 1 新株予約権の割当日(2020年11月18日)における内容を記載しております。

    *2 各新株予約権の目的である株式の数(以下「付与株式数」という。)は100株とする。ただし、当社が当社普通株式につき株式分割(無償割当てを含む。)又は株式併合を行う場合、付与株式数は次の算式により調整されるものとする。

    調整後付与株式数 = 調整前付与株式数 × 分割・併合の比率

    なお、調整の結果生じる1株未満の端数は切り捨てるものとする。

    *3 注記2により付与株式数が調整された場合は、調整後付与株式数に新株予約権の数を乗じた数に調整されるものとする。

    *4 新株予約権の割当日後に、当社が当社普通株式につき株式分割(無償割当てを含む。)又は株式併合を行う場合、行使価額は次の算式により調整され、調整の結果生じる1円又は1セント未満の端数は切り上げるものとする。

    調整後行使価額 = 調整前行使価額 × 1
    分割・併合の比率

    上記のほか、新株予約権の割当日後に当社が他社と合併する場合、会社分割を行う場合、資本金の額の減少を行う場合、その他これらの場合に準じ行使価額の調整を必要とする場合には、合理的な範囲で、行使価額は適切に調整されるものとする。

    ②【その他の新株予約権等の状況】

    該当事項はありません。

    (3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

     該当事項はありません。

    (4)【発行済株式総数、資本金等の推移】

    年月日 発行済株式総数増減数 (千株) 発行済株式総数残高 (千株) 資本金増減額 (百万円) 資本金残高 (百万円) 資本準備金増減額 (百万円) 資本準備金残高 (百万円)
    2020年10月1日~ 2020年12月31日 ― 1,261,059 ― 880,214 ― 1,093,907

    (5)【大株主の状況】

    2020年12月31日現在
    氏名又は名称 住所 所有株式数 (千株) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
    CITIBANK AS DEPOSITARY BANK FOR DEPOSITARY RECEIPT HOLDERS *1 (常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行) 388 GREENWICH ST., 14TH FL., NEW YORK, NY 10013, U.S.A. (東京都千代田区丸の内2-7-1) 114,553 9.27
    日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)*2 東京都港区浜松町2-11-3 108,001 8.74
    ㈱日本カストディ銀行(信託口)*2 東京都中央区晴海1-8-12 64,363 5.21
    JP MORGAN CHASE BANK 385632 *3 (常任代理人 ㈱みずほ銀行) 25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON, E14 5JP, UNITED KINGDOM (東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟) 29,768 2.41
    SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT *3 (常任代理人 香港上海銀行 東京支店) ONE LINCOLN STREET, BOSTON MA USA 02111 (東京都中央区日本橋3-11-1) 25,473 2.06
    ㈱日本カストディ銀行(信託口7)*2 東京都中央区晴海1-8-12 24,389 1.97
    STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 *3 (常任代理人 ㈱みずほ銀行) 1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171, U.S.A. (東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟) 20,211 1.63
    ㈱日本カストディ銀行(信託口5) *2 東京都中央区晴海1-8-12 19,882 1.61
    GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ 東京支店) BANKPLASSEN 2, 0107 OSLO 1 OSLO 0107 NO (東京都新宿区新宿6-27-30) 19,140 1.55
    ㈱日本カストディ銀行(信託口6) *2 東京都中央区晴海1-8-12 17,946 1.45
    計 ─ 443,726 35.89

     (注)*1 ADR(米国預託証券)の受託機関であるCitibank, N.A.の株式名義人です。

    *2 各社の所有株式は、全て各社が証券投資信託等の信託を受けている株式です。

    *3 主として欧米の機関投資家の所有する株式の保管業務を行うとともに、当該機関投資家の株式名義人となっています。

     4 2020年10月6日付で公衆の縦覧に供されている野村アセットマネジメント㈱を提出者とする大量保有報告書において、野村アセットマネジメント㈱他3社が2020年9月30日現在で以下のとおり当社株式等を保有している旨が記載されていますが、当社としては当第3四半期会計期間末現在における株主名簿では確認ができていません。

    氏名又は名称 所有株式等数 (千株) 発行済株式総数に対する 所有株式等の数の割合(%)
    野村アセットマネジメント㈱及び 共同保有者3社 63,157 5.01

     5 2019年9月20日付で公衆の縦覧に供されている三井住友信託銀行㈱を提出者とする大量保有報告書の変更報告書において、三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱他1社が2019年9月13日現在で以下のとおり当社株式等を保有している旨が記載されていますが、当社としては当第3四半期会計期間末現在における株主名簿では確認ができていません。

    氏名又は名称 所有株式等数 (千株) 発行済株式総数に対する 所有株式等の数の割合(%)
    三井住友トラスト・アセット マネジメント㈱及び 共同保有者1社 72,546 5.70

     6 2017年3月22日付で公衆の縦覧に供されているブラックロック・ジャパン㈱を提出者とする大量保有報告書の変更報告書において、ブラックロック・ジャパン㈱他8社が2017年3月15日現在で以下のとおり当社株式等を保有している旨が記載されていますが、当社としては当第3四半期会計期間末現在における株主名簿では確認ができていません。

    氏名又は名称 所有株式等数 (千株) 発行済株式総数に対する 所有株式等の数の割合(%)
    ブラックロック・ジャパン㈱及び 共同保有者8社 79,185 6.27

    (6)【議決権の状況】

    ①【発行済株式】
    2020年12月31日現在
    区    分 株式数(株) 議決権の数(個) 内   容
    無議決権株式 - - - -
    議決権制限株式(自己株式等) - - - -
    議決権制限株式(その他) - - - -
    完全議決権株式(自己株式等) 普通株式 24,670,700 - -
    完全議決権株式(その他) 普通株式 1,234,535,000 12,345,350 -
    単元未満株式 普通株式 1,853,081 - 1単元(100株)未満の株式
    発行済株式総数 1,261,058,781 - -
    総株主の議決権 - 12,345,350 -

    (注) 「完全議決権株式(その他)」の「株式数」の欄には、㈱証券保管振替機構名義の普通株式が18,900株含まれています。また、「議決権の数」の欄には、同機構名義の完全議決権株式に係る普通株式の議決権の数が189個含まれています。

    ②【自己株式等】
    2020年12月31日現在
    所有者の氏名又は名称 所有者の住所 自己名義所有 株式数(株) 他人名義所有 株式数(株) 所有株式数の合計 (株) 発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)
    ソニー㈱ (自己保有株式) 東京都港区港南1-7-1 24,670,700 - 24,670,700 1.96
    計 - 24,670,700 - 24,670,700 1.96

    (注) 1 株主名簿上は当社名義となっていますが、当社が実質的に所有していない普通株式が300株あり、当該株式

      数は上記①「発行済株式」の「完全議決権株式(その他)」に含まれています。

        2 2021年1月1日から2021年1月31日までの間に、新株予約権(130%コールオプション条項付第6回無担保転換社債型新株予約権付社債を含む)の権利行使に伴い、自己株式を処分したこと等により、自己株式は809千株減少しております。

    2【役員の状況】

     前事業年度の有価証券報告書の提出日後、本書の提出日までにおいて、役員の異動はありません。

    第4【経理の状況】

    1.四半期連結財務諸表の作成方法について

    (1)当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年(平成19年)内閣府令第64号)第95条の規定により、米国で一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式及び作成方法に準拠して作成されています。

    (2)当社の四半期連結財務諸表は、当社及び連結子会社がその所在する国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に準拠して作成した個別財務諸表を基礎として、上記(1)の基準に合致するよう必要な修正を加えて作成されています。

    2.監査証明について

     当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定にもとづき、2020年度第3四半期連結会計期間(2020年10月1日から2020年12月31日まで)及び2020年度第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日まで)に係る四半期連結財務諸表について、PwCあらた有限責任監査法人による四半期レビューを受けています。

    1【四半期連結財務諸表】

    (1)【四半期連結貸借対照表】

    2019年度 (2020年3月31日) 2020年度 第3四半期連結会計期間末 (2020年12月31日)
    区分 注記 番号 金額(百万円) 金額(百万円)
    (資産の部)
    Ⅰ 流動資産
    1 現金・預金及び現金同等物 1,512,357 1,878,047
    2 有価証券(うち、譲受人が売却又は再担保 差入れできる権利を有している差入担保 資産 2019年度 17,521百万円、2020年度 第3四半期連結会計期間末 20,548百万円 を含む) *3 1,847,772 2,771,000
    3 受取手形、売掛金及び契約資産 *7 1,028,793 1,310,227
    4 損失評価引当金 *2 △25,873 △25,143
    5 棚卸資産 *2 589,969 605,437
    6 未収入金 188,106 308,178
    7 前払費用及びその他の流動資産 594,021 540,302
    流動資産合計 5,735,145 7,388,048
    Ⅱ 繰延映画製作費 *2 427,336 421,382
    Ⅲ 投資及び貸付金
    1 関連会社に対する投資及び貸付金 207,922 220,221
    2 投資有価証券その他(うち、譲受人が売却 又は再担保差入れできる権利を有してい る差入担保資産 2019年度 930,882百万 円、2020年度第3四半期連結会計期間末 1,602,797百万円を含む) *3 12,526,210 13,635,160
    3 損失評価引当金 *2 - △8,370
    投資及び貸付金合計 12,734,132 13,847,011
    Ⅳ 有形固定資産
    1 土地 81,482 78,285
    2 建物及び構築物 659,556 659,679
    3 機械装置及びその他の有形固定資産 1,725,720 1,683,264
    4 建設仮勘定 76,391 126,502
    2,543,149 2,547,730
    5 減価償却累計額 △1,634,505 △1,584,620
    有形固定資産合計 908,644 963,110
    Ⅴ その他の資産
    1 オペレーティング・リース使用権資産 359,510 336,112
    2 ファイナンス・リース使用権資産 33,100 43,763
    3 無形固定資産 906,310 920,148
    4 営業権 783,888 791,000
    5 繰延保険契約費 600,901 639,831
    6 繰延税金 *8 210,372 182,494
    7 その他 *7 340,005 348,223
    その他の資産合計 3,234,086 3,261,571
    資産合計 23,039,343 25,881,122
    2019年度 (2020年3月31日) 2020年度 第3四半期連結会計期間末 (2020年12月31日)
    区分 注記 番号 金額(百万円) 金額(百万円)
    (負債の部)
    Ⅰ 流動負債
    1 短期借入金 810,176 1,320,595
    2 1年以内に返済期限の到来する 長期借入債務 29,807 119,192
    3 1年以内に返済期限の到来する 長期オペレーティング・リース負債 68,942 73,203
    4 支払手形及び買掛金 380,810 657,458
    5 未払金・未払費用 1,630,197 1,660,096
    6 未払法人税及びその他の未払税金 145,996 208,063
    7 銀行ビジネスにおける顧客預金 2,440,783 2,723,808
    8 その他 *3 *7 733,732 1,108,847
    流動負債合計 6,240,443 7,871,262
    Ⅱ 長期借入債務 634,966 737,258
    Ⅲ 長期オペレーティング・リース負債 314,836 286,235
    Ⅳ 未払退職・年金費用 324,655 314,559
    Ⅴ 繰延税金 549,538 340,015
    Ⅵ 保険契約債務その他 6,246,047 6,463,972
    Ⅶ 生命保険ビジネスにおける契約者勘定 3,642,271 4,159,852
    Ⅷ その他 *7 289,285 266,611
    負債合計 18,242,041 20,439,764
    償還可能非支配持分 7,767 8,035
    コミットメント及び偶発債務 *10
    (資本の部) *5
    Ⅰ 当社株主に帰属する資本
    1 資本金
    普通株式(無額面)
    2019年度末 授権株式数 3,600,000,000株 発行済株式数 1,261,058,781株 880,214
    2020年度第3四半期連結会計期間末 授権株式数 3,600,000,000株 発行済株式数 1,261,058,781株 880,214
    2 資本剰余金 1,289,719 1,486,104
    3 利益剰余金 2,768,856 3,788,596
    4 累積その他の包括利益
    (1) 未実現有価証券評価益(純額) 161,191 139,369
    (2) 未実現デリバティブ評価益(純額) 1,248 1,916
    (3) 年金債務調整額 △235,520 △229,625
    (4) 外貨換算調整額 △509,872 △536,902
    (5) 金融負債評価調整額 1,973 1,195
    累積その他の包括利益合計 △580,980 △624,047
    5 自己株式
    普通株式
    2019年度末 40,898,841株 △232,503
    2020年度第3四半期連結会計期間末 24,670,705株 △140,307
    当社株主に帰属する資本合計 4,125,306 5,390,560
    Ⅱ 非支配持分 664,229 42,763
    資本合計 4,789,535 5,433,323
    負債及び資本合計 23,039,343 25,881,122

    (2)【四半期連結損益計算書】

    【第3四半期連結累計期間】
    2019年度 第3四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日     至 2019年12月31日) 2020年度 第3四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日     至 2020年12月31日)
    区分 注記 番号 金額(百万円) 金額(百万円)
    Ⅰ 売上高及び営業収入 *7
    1 純売上高 5,318,782 5,481,349
    2 金融ビジネス収入 1,115,291 1,240,455
    3 営業収入 77,072 6,511,145 57,137 6,778,941
    Ⅱ 売上原価、販売費・一般管理費     及びその他の一般費用
    1 売上原価 3,629,246 3,753,504
    2 販売費及び一般管理費 1,105,115 1,040,308
    3 金融ビジネス費用 997,211 1,102,877
    4 その他の営業益(純額) △24,017 5,707,555 △16,491 5,880,198
    Ⅲ 持分法による投資利益 6,422 6,642
    Ⅳ 営業利益 810,012 905,385
    Ⅴ その他の収益
    1 受取利息及び受取配当金 14,658 7,109
    2 持分証券に関する利益(純額) *3 372 205,727
    3 その他 4,441 19,471 4,210 217,046
    Ⅵ その他の費用
    1 支払利息 8,793 7,265
    2 為替差損(純額) 9,376 8,684
    3 年金制度変更にかかる損失 6,358 -
    4 その他 1,523 26,050 9,588 25,537
    Ⅶ 税引前利益 803,433 1,096,894
    Ⅷ 法人税等 *8 196,916 12,641
    Ⅸ 四半期純利益 606,517 1,084,253
    Ⅹ 非支配持分に帰属する四半期純利益 36,970 19,477
    Ⅺ 当社株主に帰属する四半期純利益 569,547 1,064,776
    1株当たり情報 *6
    当社株主に帰属する四半期純利益
    ‐基本的 460.11円 867.17円
    ‐希薄化後 450.08円 852.04円
    【第3四半期連結会計期間】
    2019年度 第3四半期連結会計期間 (自 2019年10月1日     至 2019年12月31日) 2020年度 第3四半期連結会計期間 (自 2020年10月1日     至 2020年12月31日)
    区分 注記 番号 金額(百万円) 金額(百万円)
    Ⅰ 売上高及び営業収入 *7
    1 純売上高 2,034,826 2,252,904
    2 金融ビジネス収入 405,382 423,432
    3 営業収入 22,954 2,463,162 20,200 2,696,536
    Ⅱ 売上原価、販売費・一般管理費     及びその他の一般費用
    1 売上原価 1,411,228 1,554,843
    2 販売費及び一般管理費 400,032 409,835
    3 金融ビジネス費用 372,540 376,833
    4 その他の営業損(益)(純額) △18,056 2,165,744 295 2,341,806
    Ⅲ 持分法による投資利益 2,714 4,496
    Ⅳ 営業利益 300,132 359,226
    Ⅴ その他の収益
    1 受取利息及び受取配当金 3,900 1,753
    2 持分証券に関する利益(純額) *3 13,392 120,234
    3 為替差益(純額) - 60
    4 その他 1,286 18,578 1,413 123,460
    Ⅵ その他の費用
    1 支払利息 1,129 2,756
    2 為替差損(純額) 427 -
    3 年金制度変更にかかる損失 6,358 -
    4 その他 475 8,389 2,559 5,315
    Ⅶ 税引前利益 310,321 477,371
    Ⅷ 法人税等 *8 69,977 103,661
    Ⅸ 四半期純利益 240,344 373,710
    Ⅹ 非支配持分に帰属する四半期純利益 10,806 1,819
    Ⅺ 当社株主に帰属する四半期純利益 229,538 371,891
    1株当たり情報 *6
    当社株主に帰属する四半期純利益
    ‐基本的 187.02円 301.09円
    ‐希薄化後 182.89円 297.35円

    (3)【四半期連結包括利益計算書】

    【第3四半期連結累計期間】
    2019年度 第3四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年12月31日) 2020年度 第3四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
    区分 注記 番号 金額(百万円) 金額(百万円)
    Ⅰ 四半期包括利益 *5
    1 四半期純利益 606,517 1,084,253
    2 その他の包括利益(税効果考慮後)
    (1) 未実現有価証券評価損益 14,757 △64,428
    (2) 未実現デリバティブ評価益 60 668
    (3) 年金債務調整額 86,162 6,805
    (4) 外貨換算調整額 △17,501 △26,787
    (5) 金融負債評価調整額 - △1,837
    四半期包括利益 689,995 998,674
    Ⅱ 非支配持分に帰属する四半期包括利益 41,635 6,866
    Ⅲ 当社株主に帰属する四半期包括利益 648,360 991,808
    【第3四半期連結会計期間】
    2019年度 第3四半期連結会計期間 (自 2019年10月1日 至 2019年12月31日) 2020年度 第3四半期連結会計期間 (自 2020年10月1日 至 2020年12月31日)
    区分 注記 番号 金額(百万円) 金額(百万円)
    Ⅰ 四半期包括利益 *5
    1 四半期純利益 240,344 373,710
    2 その他の包括利益(税効果考慮後)
    (1) 未実現有価証券評価損 △25,168 △26,546
    (2) 未実現デリバティブ評価益 368 1,539
    (3) 年金債務調整額 80,122 2,346
    (4) 外貨換算調整額 46,249 △3,317
    (5) 金融負債評価調整額 - △644
    四半期包括利益 341,915 347,088
    Ⅱ 非支配持分に帰属する四半期包括利益 2,538 1,758
    Ⅲ 当社株主に帰属する四半期包括利益 339,377 345,330

    (4)【四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

    2019年度 第3四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年12月31日) 2020年度 第3四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
    区分 注記番号 金額(百万円) 金額(百万円)
    Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー
    1 四半期純利益 606,517 1,084,253
    2 営業活動から得た現金・預金及び現金同等物(純額)への四半期純利益の調整
    (1) 有形固定資産の減価償却費及び無形固定資産の償却費(繰延保険契約費及び契約コストの償却を含む) 281,393 286,563
    (2) 繰延映画製作費の償却費 212,684 197,849
    (3) 退職・年金費用(支払額控除後) 4,714 1,748
    (4) その他の営業益(純額) △24,017 △16,491
    (5) 投資有価証券に関する利益(純額) (金融ビジネス以外) △392 △205,721
    (6) 金融ビジネスにおける有価証券及び投資有価証券に関する利益(純額) △127,002 △339,714
    (7) 繰延税額 23,594 △155,881
    (8) 持分法による投資利益(純額) (受取配当金相殺後) △2,737 △2,211
    (9) 資産及び負債の増減
    受取手形、売掛金及び契約資産の増加 △237,477 △300,544
    棚卸資産の増加(△)・減少 34,865 △41,039
    繰延映画製作費の増加 △296,377 △193,344
    支払手形及び買掛金の増加・減少(△) △12,640 277,309
    未払法人税及びその他の未払税金の増加 34,419 136,263
    保険契約債務その他の増加 554,596 619,049
    繰延保険契約費の増加 △73,385 △69,433
    生命保険ビジネスにおける有価証券の増加 △103,746 △119,871
    その他の流動資産の増加 △15,047 △150,801
    その他の流動負債の増加・減少(△) △16,443 66,950
    (10) その他 △9,452 12,574
    営業活動から得た 現金・預金及び現金同等物(純額) 834,067 1,087,508
    2019年度 第3四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年12月31日) 2020年度 第3四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
    区分 注記番号 金額(百万円) 金額(百万円)
    Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー
    1 固定資産の購入 △314,791 △391,439
    2 固定資産の売却 12,445 13,699
    3 金融ビジネスにおける投資及び貸付 △970,438 △1,197,359
    4 投資及び貸付(金融ビジネス以外) △40,423 △93,368
    5 金融ビジネスにおける投資の売却又は償還 及び貸付金の回収 208,164 292,090
    6 投資の売却又は償還及び貸付金の回収 (金融ビジネス以外) 13,169 19,604
    7 ビジネスの売却による収入 13,404 1,605
    8 オリンパス株式会社株式の売却による収入 80,357 -
    9 その他 △27,969 △17,019
    投資活動に使用した 現金・預金及び現金同等物(純額) △1,026,082 △1,372,187
    Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー
    1 長期借入 110,535 336,960
    2 長期借入債務の返済 △189,790 △93,913
    3 短期借入金の増加(純額) 278,028 311,912
    4 ソニーフィナンシャルホールディングス 株式会社の非支配持分の取得を目的とする 短期借入 - 396,500
    5 ソニーフィナンシャルホールディングス 株式会社の非支配持分の取得を目的とする 短期借入金の返済 - △200,000
    6 金融ビジネスにおける顧客預り金の 増加(純額) 211,135 392,891
    7 配当金の支払 △49,621 △61,153
    8 自己株式の取得 △156,187 △211
    9 Game Show Network, LLCの非支配持分の取得 △39,894 -
    10 ソニーフィナンシャルホールディングス 株式会社の非支配持分の取得 *5 - △396,698
    11 その他 △19,110 △9,628
    財務活動から得た 現金・預金及び現金同等物(純額) 145,096 676,660
    Ⅳ 為替相場変動の現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金含む)に対する影響額 △14,887 △28,538
    Ⅴ 現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金含む)純増加・減少(△)額 △61,806 363,443
    Ⅵ 現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金含む)期首残高 1,473,813 1,515,295
    Ⅶ 現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金含む)四半期末残高 1,412,007 1,878,738
    Ⅷ 控除-その他の流動資産及びその他の資産に含まれる制限付き現金・預金 3,131 691
    Ⅸ 現金・預金及び現金同等物四半期末残高 1,408,876 1,878,047

    四半期連結財務諸表注記

    1 会計処理の原則及び手続ならびに四半期連結財務諸表の表示方法

     当社は、1961年6月、米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission、以下「SEC」)に米国預託証券(American Depositary Receipt)の発行登録を行い、1970年9月、ニューヨーク証券取引所に上場しています。前述の経緯により、当社は米国1934年証券取引所法第13条(Section 13 of the Securities Exchange Act of 1934)にもとづく継続開示会社となり、年次報告書(Annual report on Form 20-F)をSECに対し提出しています。

     当社の四半期連結財務諸表は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式及び作成方法(以下「米国会計原則」)によって作成されています。なお、米国会計原則により要求される記載及び注記の一部を省略しています。

     当社及び連結子会社(以下「ソニー」)が採用している会計処理の原則及び手続ならびに四半期連結財務諸表の表示方法のうち、日本における会計処理の原則及び手続ならびに表示方法(以下「日本会計原則」)と異なるもので重要性のあるものは以下のとおりです。ほとんどの違いは国内会社の会計処理によるもので、そのうち金額的に重要な修正及び組替項目については、米国会計原則による税引前利益に含まれる影響額を括弧内に表示しています。

    (1) 保険事業の会計

     新規保険契約の獲得もしくは保険契約の更新に直接関連し、かつそれに応じて変動する費用のうち、回収できると認められるものについては繰り延べています。伝統的保険商品に関する繰延費用は、保険契約債務の計算と共通の基礎数値を用いて関連する保険契約の保険料払込期間にわたり償却されます。上記以外の保険商品に関する繰延費用は、見積期間にわたり関連する保険契約の見積粗利益に比例して償却されます。なお、日本会計原則においてはこれらの費用は、発生年度の期間費用として処理しています。(2019年度第3四半期連結累計期間 21,672百万円の利益、2020年度第3四半期連結累計期間 37,024百万円の利益、2019年度第3四半期連結会計期間 12,693百万円の利益、2020年度第3四半期連結会計期間 11,317百万円の利益)米国会計原則上、保険契約債務等は保険数理上の諸数値にもとづく平準純保険料式等により計算していますが、日本会計原則においては行政監督庁の認める方式により算定しています。(2019年度第3四半期連結累計期間 25,238百万円の利益、2020年度第3四半期連結累計期間 10,899百万円の損失、2019年度第3四半期連結会計期間 12,291百万円の損失、2020年度第3四半期連結会計期間 6,152百万円の損失)

    (2) 営業権及びその他の無形固定資産

     営業権及び耐用年数が確定できない無形固定資産は償却をせず、年一回第4四半期及び減損の可能性を示す事象又は状況の変化が生じた時点で減損の判定を行っています。(2019年度第3四半期連結累計期間 29,408百万円の利益、2020年度第3四半期連結累計期間 22,604百万円の利益、2019年度第3四半期連結会計期間 9,737百万円の利益、2020年度第3四半期連結会計期間 7,340百万円の利益)

    (3) 持分法による投資利益(損失)の会計処理区分

     持分法による投資利益(損失)は、持分法適用会社の事業の大部分をソニーの事業と密接不可分なものと考えて営業利益(損失)の前に区分して表示しています。なお、日本会計原則において持分法による投資利益(損失)は、営業外収益又は営業外費用の区分に表示されています。

    (4) 変動持分事業体の連結

     変動持分事業体(以下「VIE」)とされる事業体のうち、ソニーがその第一受益者であると判定されたVIEを連結しています。

    (5) 法人税等に関する会計処理

     繰延税金資産の帳簿価額は、入手可能な証拠にもとづいて50%超の可能性で回収可能性がないと考えられる場合に、評価性引当金の計上により減額されています。繰延税金資産の回収可能性については、関連するあらゆる肯定的及び否定的証拠を適切に検討することにより、繰延税金資産にかかる評価性引当金計上の要否を定期的に評価しています。また、税務申告時にある税務処理を採用することによって生じる税金費用の減少が、50%以上の可能性で税務当局に認められないと考えられる場合には、税金引当を計上しています。

    (6) 持分証券に係る未実現評価損益の会計処理

     連結子会社及び持分法適用会社への投資を除く持分証券を、原則として公正価値で測定し、連結会計期間末に保有する持分証券の再評価による価値の変動を損益に計上しています。持分証券の再評価により生じた未実現評価損益の詳細については、注記3をご参照ください。

    (7) リース

     リース期間が1年を超えるオペレーティング・リース契約について、将来のリース期間にわたる支払リース料総額を入手可能な情報を基にした借手の追加借入利率で割り引くことにより、使用権資産及びリース負債の現在価値を測定しています。これらは連結貸借対照表上、オペレーティング・リース使用権資産、1年以内に返済期限の到来する長期オペレーティング・リース負債、長期オペレーティング・リース負債に計上されています。

    (8) 未払退職・年金費用

     年金数理純損益は、コリドーアプローチ(回廊方式)により一定期間にわたって償却しています。日本会計原則において数理計算上の差異は、平均残存勤務期間以内の一定期間で全額が償却されています。

    2 主要な会計方針の要約

     (1)新会計基準の適用

    金融商品の信用損失の測定

     2016年6月、米国財務会計基準審議会(Financial Accounting Standards Board、以下「FASB」)は金融商品の信用損失の測定に関する基準を変更する会計基準アップデート(Accounting Standards Update、以下「ASU」)2016-13を公表しました。このASUは、金融商品の信用損失の測定にあたり、過去の損失実績、現在の状況、将来の状況の予測及び予測される信用損失など関連する全ての情報を考慮することを要求しています。ソニーは、2020年4月1日からこのASUを適用しています。このASUの適用がソニーの業績及び財政状態に与える重要な影響はありませんでした。

    映画製作費及び番組コンテンツのライセンス契約に関する改訂

     2019年3月、FASBは映画製作費及び番組コンテンツのライセンス契約に関する会計処理を変更するASU 2019-02を公表しました。このASUは、テレビ番組制作費用の資産化にかかるガイダンスを改訂し、テレビ放映権の減損にあたっては正味実現可能価額ではなく、公正価値を用いるように要求しています。また、映画製作費及びテレビ放映権の表示及び開示要求を改訂しています。加えて繰延映画製作費の計上にあたっては、主要な収益戦略が個々の作品か、ストリーミング配信のライブラリに加えるための映画公開のように、他の映画や放映権と合わせた資産グループかを定性的に判断することが要求されます。資産グループの場合、減損は個々の作品ではなく資産グループで判定されます。ソニーは、2020年4月1日から将来に向かってこのASUを適用しています。このASUの適用により、ソニーは棚卸資産に含まれていた映画分野におけるテレビ放映権及び音楽分野におけるアニメーション作品制作費を繰延映画製作費に含めて開示しています。

     上記の新会計基準の適用による、2020年4月1日時点の連結貸借対照表に対する累積的影響額は、以下のとおりです。

    区分 金額(百万円)
    2019年度末 (2020年3月31日) 新会計基準の適用による累積的影響額 2020年度期首 (2020年4月1日)
    ASU2016-13 ASU2019-02 合計
    (資産の部)
    流動資産
    受取手形、売掛金及び契約資産 1,028,793 - - - 1,028,793
    損失評価引当金 * △25,873 △280 - △280 △26,153
    棚卸資産 589,969 - △31,517 △31,517 558,452
    未収入金 188,106 △30 - △30 188,076
    前払費用及びその他の流動資産 594,021 △12 - △12 594,009
    流動資産合計 5,735,145 △322 △31,517 △31,839 5,703,306
    繰延映画製作費 427,336 - 31,517 31,517 458,853
    投資及び貸付金
    投資有価証券その他 12,526,210 780 - 780 12,526,990
    損失評価引当金 - △6,341 - △6,341 △6,341
    投資及び貸付金合計 12,734,132 △5,561 - △5,561 12,728,571
    その他の資産
    繰延税金 210,372 45 - 45 210,417
    その他 340,005 △721 - △721 339,284
    その他の資産合計 3,234,086 △676 - △676 3,233,410
    資産合計 23,039,343 △6,559 - △6,559 23,032,784
    (負債の部)
    繰延税金 549,538 △1,504 - △1,504 548,034
    負債合計 18,242,041 △1,504 - △1,504 18,240,537
    (資本の部)
    当社株主に帰属する資本
    利益剰余金 2,768,856 △3,669 - △3,669 2,765,187
    当社株主に帰属する資本合計 4,125,306 △3,669 - △3,669 4,121,637
    非支配持分 664,229 △1,386 - △1,386 662,843
    資本合計 4,789,535 △5,055 - △5,055 4,784,480
    負債及び資本合計 23,039,343 △6,559 - △6,559 23,032,784

    * 新会計基準の適用により、連結貸借対照表上の当該科目の名称を、「貸倒引当金」から「損失評価引当金」に変更しています。

    公正価値測定に関する開示

     2018年8月、FASBは公正価値測定に関する開示規定を改訂するASU 2018-13を公表しました。ソニーは、2020年4月1日からこのASUを適用しています。このASUは、開示への影響のみであるため、このASUの適用がソニーの業績及び財政状態に与える影響はありませんでした。

    確定給付制度に関する開示

     2018年8月、FASBは確定給付年金制度及びその他の退職給付制度に関する開示規定を改訂するASU 2018-14を公表しました。ソニーは、2020年4月1日からこのASUを適用しています。このASUは、開示への影響のみであるため、このASUの適用がソニーの業績及び財政状態に与える影響はありませんでした。

     (2)四半期連結財務諸表の作成にあたり適用した特有の会計処理

    税金費用の計算

     ソニーは年間の税引前利益に対する実効税率を合理的に見積もり、この税率を各四半期までの累計税引前利益に乗じて累計税金費用を算出する方法により、各四半期の税金費用を計算しています。この年間見積実効税率にもとづく税金費用の計算には税務上の繰越欠損金、税額控除等の見込みを反映させていますが、異常要因による又は発生頻度の低い事象に関する損益等は反映させていません。なお、これらの損益に関する税金費用については、年間見積実効税率にもとづく税金費用とは別々に、その発生する四半期に計上しています。

     (3)勘定科目の組替再表示

     2019年度第3四半期連結累計期間及び第3四半期連結会計期間にかかる四半期連結財務諸表の一部の金額を、2020年度第3四半期連結累計期間及び第3四半期連結会計期間の表示に合わせて組替再表示しています。

    3 有価証券及び投資有価証券

     有価証券及び投資有価証券に含まれる負債証券は主に金融分野に含まれ、そのうち売却可能証券及び満期保有目的証券に区分されるものの取得原価、未実現評価損益及び公正価値は次のとおりです。

    項目 2019年度末 2020年度 第3四半期連結会計期間末
    取得原価(百万円) 未実現 評価益 (百万円) 未実現 評価損 (百万円) 公正価値(百万円) 取得原価(百万円) 未実現 評価益 (百万円) 未実現 評価損 (百万円) 公正価値(百万円)
    負債証券
    売却可能証券
    日本国債 *1,*2 1,552,036 210,459 △566 1,761,929 2,260,356 171,613 △16,521 2,415,448
    日本地方債 69,132 73 △33 69,172 75,475 75 △24 75,526
    日本社債 202,164 19,112 △567 220,709 260,819 14,075 △1,060 273,834
    外国国債 *1 198,777 81,014 △14 279,777 299,974 51,678 △5,912 345,740
    外国社債 361,422 507 △2,179 359,750 354,910 996 △278 355,628
    証券化商品 205,223 0 - 205,223 221,463 - - 221,463
    その他 14,398 1,867 △12 16,253 24,531 3,131 △7 27,655
    2,603,152 313,032 △3,371 2,912,813 3,497,528 241,568 △23,802 3,715,294
    満期保有目的証券
    日本国債 *2 6,204,505 2,098,885 △1,397 8,301,993 6,223,506 1,720,015 △12,141 7,931,380
    日本地方債 2,504 331 - 2,835 1,766 307 - 2,073
    日本社債 482,050 61,176 △4,754 538,472 542,204 39,863 △13,636 568,431
    外国国債 *1,*3 723,937 302,297 - 1,026,234 775,601 221,695 △2,149 995,147
    外国社債 98 7 - 105 25,870 825 - 26,695
    証券化商品 5,418 - △421 4,997 34,627 29 △13 34,643
    7,418,512 2,462,696 △6,572 9,874,636 7,603,574 1,982,734 △27,939 9,558,369
    合計 10,021,664 2,775,728 △9,943 12,787,449 11,101,102 2,224,302 △51,741 13,273,663

    *1 2020年度第3四半期連結会計期間末における売却可能証券及び満期保有目的証券には、短期の債券貸借取引として貸し付けた外国国債330,059百万円が含まれています。また、日本国債には、当該取引において差し入れられた担保426,467百万円が含まれており、これらの取引に係る債務として、連結貸借対照表上、流動負債の「その他」に同額が計上されています。

    *2 2020年度第3四半期連結会計期間末における売却可能証券及び満期保有目的証券には、短期の債券貸借取引により差し入れた日本国債438,652百万円が含まれています。

    *3 2020年度第3四半期連結会計期間末における満期保有目的証券には、短期の現先取引により差し入れた外国国債238,399百万円が含まれています。

     有価証券及び投資有価証券に含まれる持分証券に関して、ソニーは、2019年度第3四半期連結累計期間及び2020年度第3四半期連結累計期間において、売却による実現利益(純額)をそれぞれ9,976百万円及び29,906百万円、2019年度第3四半期連結会計期間末及び2020年度第3四半期連結会計期間末に保有する持分証券の再評価により、未実現評価益(純額)をそれぞれ116,667百万円及び516,174百万円計上しました。連結損益計算書上、金融分野において保有する持分証券に関して発生した損益は金融ビジネス収入、金融分野を除くその他の分野における保有に係るものは持分証券に関する利益(損失)(純額)に計上しています。上記の損益には、ソニーが保有するSpotify Technology S.A.(以下「Spotify」)株式に係る損益が含まれています。

     2019年度第3四半期連結会計期間末時点で保有するSpotify株式については、2019年度第3四半期連結累計期間における株価の変動からアーティストとレーベルへの分配見込額を調整した株式評価損(税引前)3,998百万円(36百万米ドル)を連結損益計算書上、持分証券に関する利益(純額)に計上しました。

     2020年度第3四半期連結会計期間末時点で保有するSpotify株式については、2020年度第3四半期連結累計期間における株価の変動からアーティストとレーベルへの分配見込額を調整した株式評価益(税引前)68,050百万円(638百万米ドル)を連結損益計算書上、持分証券に関する利益(純額)に計上しました。

    4 公正価値による測定

      ソニーにおいて継続的に公正価値で測定されている資産・負債の公正価値は、次のとおりです。

    項目 2019年度末
    金額(百万円)
    レベル1 レベル2 レベル3 合計 連結貸借対照表計上科目
    有価証券 投資有価証券その他 その他の 流動資産 その他の 資産
    資産
    負債証券
    売買目的有価証券 24,330 245,790 - 270,120 270,120 - - -
    売却可能証券
    日本国債 - 1,761,929 - 1,761,929 10,011 1,751,918 - -
    日本地方債 - 69,172 - 69,172 15,334 53,838 - -
    日本社債 - 220,679 30 220,709 14,774 205,935 - -
    外国国債 - 279,777 - 279,777 2,690 277,087 - -
    外国社債 - 343,980 15,770 359,750 94,156 265,594 - -
    証券化商品 - 33,383 171,840 205,223 - 205,223 - -
    その他 - 4,152 12,101 16,253 - 16,253 - -
    持分証券 950,744 581,642 - 1,532,386 1,434,612 97,774 - -
    その他の投資 *1 7,162 816 9,242 17,220 - 17,220 - -
    デリバティブ資産            *2,*3 1,310 41,073 - 42,383 - - 40,784 1,599
    資産合計 983,546 3,582,393 208,983 4,774,922 1,841,697 2,890,842 40,784 1,599
    項目 レベル1 レベル2 レベル3 合計 連結貸借対照表計上科目
    保険 契約債務 生命保険ビジネスにおける契約者勘定 流動負債 その他 固定負債 その他
    負債
    保険契約債務及び生命保険ビジネスにおける契約者勘定 *4 - - 532,191 532,191 64,045 468,146 - -
    デリバティブ負債            *2,*3 2,077 33,789 - 35,866 - - 16,814 19,052
    負債合計 2,077 33,789 532,191 568,057 64,045 468,146 16,814 19,052
    項目 2020年度第3四半期連結会計期間末
    金額(百万円)
    レベル1 レベル2 レベル3 合計 連結貸借対照表計上科目
    有価証券 投資有価証券その他 その他の 流動資産 その他の 資産
    資産
    負債証券
    売買目的有価証券 29,993 260,538 - 290,531 290,531 - - -
    売却可能証券
    日本国債 - 2,415,448 - 2,415,448 446,497 1,968,951 - -
    日本地方債 - 75,526 - 75,526 19,830 55,696 - -
    日本社債 - 266,639 7,195 273,834 20,488 253,346 - -
    外国国債 - 345,740 - 345,740 300 345,440 - -
    外国社債 - 337,907 17,721 355,628 115,319 240,309 - -
    証券化商品 - 45,701 175,762 221,463 - 221,463 - -
    その他 - 5,397 22,258 27,655 - 27,655 - -
    持分証券 1,588,999 659,963 144 2,249,106 1,875,185 373,921 - -
    その他の投資 *1 6,544 3,390 8,540 18,474 - 18,474 - -
    デリバティブ資産            *2,*3 - 18,813 - 18,813 - - 14,015 4,798
    資産合計 1,625,536 4,435,062 231,620 6,292,218 2,768,150 3,505,255 14,015 4,798
    項目 レベル1 レベル2 レベル3 合計 連結貸借対照表計上科目
    保険 契約債務 生命保険ビジネスにおける契約者勘定 流動負債 その他 固定負債 その他
    負債
    保険契約債務及び生命保険ビジネスにおける契約者勘定 *4 - - 539,656 539,656 52,644 487,012 - -
    デリバティブ負債            *2,*3 1,900 29,468 - 31,368 - - 16,051 15,317
    負債合計 1,900 29,468 539,656 571,024 52,644 487,012 16,051 15,317

    *1 その他の投資には、複合金融商品やプライベートエクイティ投資が含まれています。

    *2 デリバティブ資産・負債は総額で認識及び開示されています。

    *3 主にネッティング契約の対象となっているデリバティブや担保による資産と負債の相殺について潜在的な影響は軽微

       です。

     *4 保険契約債務及び生命保険ビジネスにおける契約者勘定は、公正価値オプションを適用しているものです。

    5 資本及び包括利益に関する補足情報

    (1) 資本

     2019年度第3四半期連結累計期間及び2020年度第3四半期連結累計期間における、当社株主に帰属する資本及び非支配持分ならびに資本合計の期首帳簿価額と期末帳簿価額との調整は次のとおりです。

    項目 金額(百万円)
    当社株主に帰属する資本 非支配持分 資本合計
    2018年度末(2019年3月31日) 3,746,377 690,313 4,436,690
    ASU 2016-02適用による累積的影響額 △7,472 - △7,472
    新株の発行 1,058 - 1,058
    新株予約権の行使 7,121 - 7,121
    転換社債型新株予約権付社債の株式への転換 42 - 42
    株式にもとづく報酬 1,637 - 1,637
    四半期包括利益
    四半期純利益 569,547 36,970 606,517
    その他の包括利益(税効果考慮後)
    未実現有価証券評価益 9,563 5,194 14,757
    未実現デリバティブ評価益 60 - 60
    年金債務調整額 86,143 19 86,162
    外貨換算調整額 △16,953 △548 △17,501
    四半期包括利益合計 648,360 41,635 689,995
    配当金 △24,607 △25,577 △50,184
    自己株式の取得 △156,187 - △156,187
    非支配持分株主との取引及びその他 15,275 △51,389 △36,114
    2019年度第3四半期連結会計期間末(2019年12月31日) 4,231,604 654,982 4,886,586
    項目 金額(百万円)
    当社株主に帰属する資本 非支配持分 資本合計
    2019年度末(2020年3月31日) 4,125,306 664,229 4,789,535
    ASU 2016-13適用による累積的影響額 △3,669 △1,386 △5,055
    新株予約権の行使 11,544 - 11,544
    転換社債型新株予約権付社債の株式への転換 68,819 - 68,819
    株式にもとづく報酬 1,006 - 1,006
    四半期包括利益
    四半期純利益 1,064,776 19,477 1,084,253
    その他の包括利益(税効果考慮後)
    未実現有価証券評価損 △52,457 △11,971 △64,428
    未実現デリバティブ評価益 668 - 668
    年金債務調整額 6,804 1 6,805
    外貨換算調整額 △26,729 △58 △26,787
    金融負債評価調整額 △1,254 △583 △1,837
    四半期包括利益合計 991,808 6,866 998,674
    配当金 △30,839 △12,996 △43,835
    自己株式の取得 △211 - △211
    自己株式の売却 1,516 - 1,516
    非支配持分株主との取引及びその他 225,280 △613,950 △388,670
    2020年度第3四半期連結会計期間末(2020年12月31日) 5,390,560 42,763 5,433,323

     2019年度第3四半期連結累計期間において、当社の連結子会社に対する持分の変動が当社株主に帰属する資本に与える重要な影響はありませんでした。

     2020年度第2四半期連結会計期間において、当社は連結子会社であるソニーフィナンシャルホールディングス株式会社(以下「SFH」)の普通株式及び新株予約権の全てを取得し、SFHは当社の完全子会社となりました。かかる取得の対価は396,698百万円です。当該対価と、非支配持分簿価の減少額622,364百万円及び累積その他の包括利益の増加額30,203百万円との差額195,463百万円は、資本剰余金の増加として認識されています。

    (2) その他の包括利益

     2019年度第3四半期連結累計期間及び2020年度第3四半期連結累計期間における、累積その他の包括利益(税効果考慮後)の項目別の変動は次のとおりです。

    項目 金額(百万円)
    未実現 有価証券 評価損益 未実現 デリバティブ 評価損益 年金債務 調整額 外貨換算 調整額 合計
    2018年度末(2019年3月31日) 135,035 △19 △310,457 △435,229 △610,670
    組替前その他の包括利益 14,899 464 △3,668 △17,427 △5,732
    累積その他の包括利益からの組替額 △142 △404 89,830 △74 89,210
    その他の包括利益(純額) 14,757 60 86,162 △17,501 83,478
    控除:非支配持分に帰属するその他の包括利益 5,194 - 19 △548 4,665
    2019年度第3四半期連結会計期間末(2019年12月31日) 144,598 41 △224,314 △452,182 △531,857
    項目 金額(百万円)
    未実現 有価証券 評価損益 未実現 デリバティブ 評価損益 年金債務 調整額 外貨換算 調整額 金融負債評価 調整額 合計
    2019年度末(2020年3月31日) 161,191 1,248 △235,520 △509,872 1,973 △580,980
    組替前その他の包括利益 △64,518 6,167 △3,704 △26,900 △1,812 △90,767
    累積その他の包括利益からの組替額 90 △5,499 10,509 113 △25 5,188
    その他の包括利益(純額) △64,428 668 6,805 △26,787 △1,837 △85,579
    控除:非支配持分に帰属するその他の包括利益 △11,971 - 1 △58 △583 △12,611
    非支配持分株主との取引及びその他 30,635 - △909 △301 476 29,901
    2020年度第3四半期連結会計期間末(2020年12月31日) 139,369 1,916 △229,625 △536,902 1,195 △624,047

    6 基本的及び希薄化後1株当たり当社株主に帰属する利益の調整表

     基本的及び希薄化後1株当たり当社株主に帰属する利益(以下「EPS」)の調整計算は次のとおりです。

    項目 2019年度第3四半期連結累計期間 2020年度第3四半期連結累計期間
    利益 (百万円) 加重平均 株式数 (千株) EPS (円) 利益 (百万円) 加重平均 株式数 (千株) EPS (円)
    基本的EPS
    当社株主に帰属する四半期純利益 569,547 1,237,842 460.11 1,064,776 1,227,879 867.17
    希薄化効果
    新株予約権 - 3,570 - 4,229
    転換社債型新株予約権付社債 (ゼロクーポン) - 24,009 - 17,564
    希薄化後EPS
    計算に用いる当社株主に帰属する 四半期純利益 569,547 1,265,421 450.08 1,064,776 1,249,672 852.04

     2019年度第3四半期連結累計期間及び2020年度第3四半期連結累計期間において、希薄化後EPSの計算から除いた潜在株式数はそれぞれ4,777千株及び4,515千株です。2019年度第3四半期連結累計期間及び2020年度第3四半期連結累計期間においては、新株予約権の権利行使価格が当期間における当社の普通株式の市場平均株価を上回っている場合は希薄化効果がないと認め、その潜在株式をこの計算から除外しています。2015年7月に発行された転換社債型新株予約権付社債(ゼロクーポン)は、転換仮定法にもとづいて発行時点から希薄化後EPSの計算に含めています。

    項目 2019年度第3四半期連結会計期間 2020年度第3四半期連結会計期間
    利益 (百万円) 加重平均 株式数 (千株) EPS (円) 利益 (百万円) 加重平均 株式数 (千株) EPS (円)
    基本的EPS
    当社株主に帰属する四半期純利益 229,538 1,227,355 187.02 371,891 1,235,162 301.09
    希薄化効果
    新株予約権 - 3,669 - 4,460
    転換社債型新株予約権付社債 (ゼロクーポン) - 24,006 - 11,071
    希薄化後EPS
    計算に用いる当社株主に帰属する 四半期純利益 229,538 1,255,030 182.89 371,891 1,250,693 297.35

     2019年度第3四半期連結会計期間及び2020年度第3四半期連結会計期間において、希薄化後EPSの計算から除いた潜在株式数はそれぞれ4,777千株及び4,515千株です。2019年度第3四半期連結会計期間及び2020年度第3四半期連結会計期間においては、新株予約権の権利行使価格が当期間における当社の普通株式の市場平均株価を上回っている場合は希薄化効果がないと認め、その潜在株式をこの計算から除外しています。2015年7月に発行された転換社債型新株予約権付社債(ゼロクーポン)は、転換仮定法にもとづいて発行時点から希薄化後EPSの計算に含めています。

    7 収益

    (1) 契約残高

     顧客との契約から生じた債権、契約資産及び契約負債の残高は次のとおりです。

    項目 金額(百万円)
    2019年度 (2020年3月31日) 2020年度 第3四半期連結会計期間末 (2020年12月31日)
    顧客との契約から生じた債権 *1 1,126,597 1,390,987
    契約資産 *1 13,985 15,433
    契約負債 *2 271,286 295,167

    *1 顧客との契約から生じた債権及び契約資産は、連結貸借対照表のうち「受取手形、売掛金及び契約資産」ならびに非流動の「その他」に含まれています。

    *2 契約負債は、連結貸借対照表のうち流動・非流動の「その他」に含まれています。

     契約負債は、主に契約の履行以前に顧客から受領した対価に関する残高です。2020年3月31日時点における契約負債残高のうち184,423百万円を、2020年度第3四半期連結累計期間において収益として認識しています。

    (2) 履行義務

     残存履行義務(未充足又は部分的に未充足)は、未履行の受注残高であり、将来の履行に伴って収益として認識されます。ソニーは、残存履行義務の開示に当たって実務上の便法を適用し、当初の予測期間が1年以内の契約、及び知的財産のライセンス契約のうち売上高ベース又は使用高ベースで受領するロイヤルティにかかる部分について開示対象より除外しています。ソニーの残存履行義務(実務上の便法適用後)は、主に映画分野における映画及びテレビ番組コンテンツのライセンス契約に関連し、その大部分は3年以内に収益として認識されるものと見込まれています。

    (3) 収益の分解

     売上高及び営業収入のセグメント別、製品カテゴリー別及び地域別の内訳については注記11に記載しています。

    8 日本の連結納税グループにおける繰延税金資産に対する評価性引当金の取り崩し

     ソニーは、一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除に対する繰延税金資産のすべてもしくは一部について、50%超の可能性で回収可能性がないと考えられる場合、評価性引当金を計上しています。繰延税金資産の最終的な回収可能性は、関連する税務管轄における将来課税所得の発生によって決定されます。2020年9月30日時点で、新型コロナウイルス感染拡大による影響はあるものの、2020年度第2四半期に完了したSFHの完全子会社化により、日本の当社及びその連結納税グループにおいて安定的なさらなる収益性の改善が期待されることを踏まえ、特に直近の利益推移や将来利益予測に関する入手可能な肯定的及び否定的な証拠を評価した結果、ソニーは、2020年度第2四半期連結会計期間において、一時差異及び一部の繰越欠損金に対する日本における相当部分の繰延税金資産について評価性引当金を取り崩し、連結損益計算書上、法人税等を214,900百万円減額しました。なお、主に外国税額控除に対する繰延税金資産については、その使用制限や比較的短い繰越可能期間による影響を考慮し、評価性引当金を引き続き計上しています。

    9 非連結VIE

     一部の売掛債権売却プログラムにはVIEが関与しています。これらのVIEは全てスポンサー銀行に関連する特別目的会社です。定性的評価にもとづき、ソニーはこれらのVIEの活動を指揮する力、損失を負担する義務又は残余利益を受け取る権利がないことから、第一受益者ではないためこれらのVIEを連結対象とはしていません。なお、ソニーの最大損失額は僅少と考えられます。

     金融分野においては、ソニーが第一受益者ではないVIEに対し、変動持分を保有することがあります。そのようなVIEに対し、ソニーが保有する変動持分には、持分証券、証券化商品、外国社債、その他の投資が含まれます。

     以下の表は、2020年3月31日及び2020年12月31日時点の、金融分野における非連結のVIEに対する変動持分の簿価、連結貸借対照表上の科目、及び最大損失のエクスポージャーを表しております。なお、最大損失のエクスポージャーは、不利な環境変化から実際に発生すると見積もられる損失額を表したものでも、その損失額を減少させる効果のある経済的ヘッジ取引を反映したものでもありません。VIEに対するソニーの関与に関わるリスクは簿価及びコミットメントの金額に限定されます。

    項目 2019年度 (2020年3月31日) 2020年度 第3四半期連結会計期間末 (2020年12月31日)
    金額(百万円) 金額(百万円)
    簿価 簿価
    有価証券 投資有価証券その他 前払費用及びその他の流動資産 最大損失のエクスポージャー 有価証券 投資有価証券その他 前払費用及びその他の流動資産 最大損失のエクスポージャー
    持分証券*1 579,773 6,229 - 587,602 656,602 6,624 - 663,854
    証券化商品 - 210,641 - 210,641 - 256,090 - 256,090
    外国社債*2 41,452 41,036 - 82,488 50,748 37,031 - 87,779
    その他の投資 - 16,253 21,000 43,719 - 27,655 21,000 66,239
    合計 621,225 274,159 21,000 924,450 707,350 327,400 21,000 1,073,962

      *1 持分証券には、主に投資信託が含まれています。

    *2 外国社債には、主にリパッケージ債が含まれています。

    10 コミットメント、偶発債務及びその他

    (1) ローン・コミットメント

     金融子会社は、顧客に対する貸付契約にもとづき、貸付与信枠を有しています。2020年12月31日現在、これらのうち、貸付未実行残高は35,186百万円です。ローン・コミットメントの翌年度以降における支払予定額について見積りを行うことは現時点においては可能ではありません。

    (2) パーチェス・コミットメント等

     2020年12月31日現在のパーチェス・コミットメント等の残高は、合計で720,856百万円です。これらのうち、主要なものは次のとおりです。

     映画分野の一部の子会社は、製作関係者との間で映画の製作及びテレビ番組の制作を行う契約を締結し、また第三者との間で完成した映画作品もしくはそれに対する一部の権利を購入する契約、スポーツイベントの放映権を購入する契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として3年以内の期間に関するものです。2020年12月31日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は105,027百万円です。

     音楽分野の一部の子会社は、音楽アーティスト、ならびに作詞家、音楽ソフトやビデオの制作・販売会社との間で契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として5年以内の期間に関するものです。2020年12月31日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は145,884百万円です。

     2020年12月、当社の映画分野の子会社と音楽分野の子会社の合弁会社であるFunimation Global Group, LLCは、AT&T Inc.の子会社でアニメ事業「Crunchyroll」を運営するEllation Holdings, Inc.の持分の100%を取得するための確定契約を締結しました。本取引の対価は1,175百万米ドルで、今後一定の運転資金その他の調整を経て決定されます。なお、本取引の完了には、関係当局の承認及び許可の取得などの条件を満たす必要があります。

     ゲーム&ネットワークサービス(以下「G&NS」)分野の一部の子会社は、ゲームソフトウェアの開発、販売及び配信に関連する長期契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として7年以内の期間に関するものです。2020年12月31日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は34,360百万円です。

     ソニーは、固定資産の購入契約を締結しています。2020年12月31日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は140,262百万円です。

     ソニーは、部材の調達契約を締結しています。2020年12月31日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は97,949百万円です。

     ソニーは、広告宣伝の権利に関するスポンサーシップ契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主に1年以内の期間に関するものです。2020年12月31日現在、当該契約にもとづく支払予定額は2,711百万円です。

    (3) 訴訟

     当社及び一部の子会社は、複数の訴訟の被告又は政府機関による調査の対象となっています。しかし、ソニーが現在知り得るかぎりの情報にもとづき、それらの訴訟その他の法的手続により生じ得る結果は、ソニーの業績及び財政状態に重要な影響を与えることはないと考えています。

    (4) 保証債務

     ソニーは、ある特定の事象又は状況が発生した場合に、被保証者への支払要求に対して保証を行っています。2020年12月31日現在の保証債務にもとづく将来の潜在的支払債務は、最大で554百万円です。

    11 セグメント情報

     以下の報告セグメントは、そのセグメントの財務情報が入手可能なもので、その営業利益(損失)が最高経営意思決定者によって経営資源の配分の決定及び業績の評価に通常使用されているものです。最高経営意思決定者は、個別の資産情報を使用してセグメント評価を行っていません。ソニーにおける最高経営意思決定者は、会長兼社長CEOです。

     G&NS分野には、主にネットワークサービス事業、家庭用ゲーム機の製造・販売及びソフトウェアの制作・販売が含まれています。音楽分野には、主に音楽制作、音楽出版及び映像メディア・プラットフォーム事業が含まれています。映画分野には、主に映画製作、テレビ番組制作及びメディアネットワーク事業が含まれています。エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(以下「EP&S」)分野には、主にテレビ事業、オーディオ・ビデオ事業、静止画・動画カメラ事業、スマートフォン事業及びインターネット関連サービス事業が含まれています。イメージング&センシング・ソリューション(以下「I&SS」)分野には、主にイメージセンサー事業が含まれています。金融分野には、主に日本市場における個人向け生命保険及び損害保険を主とする保険事業ならびに日本における銀行業が含まれています。その他分野は、ディスク製造事業、記録メディア事業等の様々な事業活動から構成されています。ソニーの製品及びサービスは、一般的にはそれぞれのオペレーティング・セグメントにおいて固有のものです。

    【ビジネスセグメント情報】

    セグメント別売上高及び営業収入:

    項目 2019年度 第3四半期連結累計期間 2020年度 第3四半期連結累計期間
    金額(百万円) 金額(百万円)
    売上高及び営業収入:
    ゲーム&ネットワークサービス:
    外部顧客に対するもの 1,496,372 1,959,383
    セグメント間取引 47,609 36,590
    計 1,543,981 1,995,973
    音 楽:
    外部顧客に対するもの 630,641 663,878
    セグメント間取引 7,825 8,567
    計 638,466 672,445
    映 画:
    外部顧客に対するもの 681,848 557,534
    セグメント間取引 858 1,063
    計 682,706 558,597
    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション:
    外部顧客に対するもの 1,612,785 1,472,634
    セグメント間取引 15,058 12,858
    計 1,627,843 1,485,492
    イメージング&センシング・ソリューション:
    外部顧客に対するもの 774,570 726,134
    セグメント間取引 64,839 54,074
    計 839,409 780,208
    金 融:
    外部顧客に対するもの 1,115,291 1,240,455
    セグメント間取引 6,053 5,523
    計 1,121,344 1,245,978
    その他:
    外部顧客に対するもの 181,704 150,434
    セグメント間取引 29,057 25,362
    計 210,761 175,796
    全社(共通)及びセグメント間取引消去 △153,365 △135,548
    連結合計 6,511,145 6,778,941
    項目 2019年度 第3四半期連結会計期間 2020年度 第3四半期連結会計期間
    金額(百万円) 金額(百万円)
    売上高及び営業収入:
    ゲーム&ネットワークサービス:
    外部顧客に対するもの 616,576 865,790
    セグメント間取引 15,554 17,436
    計 632,130 883,226
    音 楽:
    外部顧客に対するもの 213,861 261,724
    セグメント間取引 3,077 2,738
    計 216,938 264,462
    映 画:
    外部顧客に対するもの 235,702 191,118
    セグメント間取引 312 57
    計 236,014 191,175
    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション:
    外部顧客に対するもの 645,818 644,558
    セグメント間取引 4,611 4,430
    計 650,429 648,988
    イメージング&センシング・ソリューション:
    外部顧客に対するもの 277,816 243,809
    セグメント間取引 20,191 23,129
    計 298,007 266,938
    金 融:
    外部顧客に対するもの 405,382 423,432
    セグメント間取引 1,846 1,841
    計 407,228 425,273
    その他:
    外部顧客に対するもの 63,129 63,995
    セグメント間取引 9,144 8,505
    計 72,273 72,500
    全社(共通)及びセグメント間取引消去 △49,857 △56,026
    連結合計 2,463,162 2,696,536

     G&NS分野におけるセグメント間取引は、主としてその他分野に対するものです。

     I&SS分野におけるセグメント間取引は、主としてG&NS分野及びEP&S分野に対するものです。

     その他分野におけるセグメント間取引は、主としてG&NS分野、音楽分野及び映画分野に対するものです。

     全社(共通)及びセグメント間取引消去には、ブランド及び特許権使用によるロイヤルティ収入が含まれています。

    セグメント別損益:

    項目 2019年度 第3四半期連結累計期間 2020年度 第3四半期連結累計期間
    金額(百万円) 金額(百万円)
    営業利益(損失):
    ゲーム&ネットワークサービス 192,241 309,152
    音 楽 112,007 147,435
    映 画 45,116 78,700
    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション 146,789 150,649
    イメージング&センシング・ソリューション 201,088 125,657
    金 融 117,518 137,516
    その他 20,505 14,849
    計 835,264 963,958
    全社(共通)及びセグメント間取引消去 △25,252 △58,573
    連結営業利益 810,012 905,385
    項目 2019年度 第3四半期連結会計期間 2020年度 第3四半期連結会計期間
    金額(百万円) 金額(百万円)
    営業利益(損失):
    ゲーム&ネットワークサービス 53,450 80,183
    音 楽 36,250 59,692
    映 画 5,422 22,207
    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション 80,336 105,772
    イメージング&センシング・ソリューション 75,182 50,396
    金 融 32,634 46,595
    その他 20,673 8,126
    計 303,947 372,971
    全社(共通)及びセグメント間取引消去 △3,815 △13,745
    連結営業利益 300,132 359,226

     上記の営業利益(損失)は、売上高及び営業収入から売上原価、販売費・一般管理費及びその他の一般費用を差し引き、持分法による投資利益(損失)を加えたものです。

    製品カテゴリー別売上高内訳:

      下記の表は、各セグメントにおける製品カテゴリー別の外部顧客に対する売上高及び営業収入です。ソニーのマネジメントは、各セグメントをそれぞれ単一のオペレーティング・セグメントとして意思決定を行っています。

    項目 2019年度 第3四半期連結累計期間 2020年度 第3四半期連結累計期間
    金額(百万円) 金額(百万円)
    ゲーム&ネットワークサービス
    デジタルソフトウェア・アドオンコンテンツ 747,835 1,124,487
    ネットワークサービス 253,467 284,966
    ハードウェア・その他 495,070 549,930
    計 1,496,372 1,959,383
    音 楽
    音楽制作(ストリーミング) 206,091 235,790
    音楽制作(その他) 144,012 127,732
    音楽出版 117,413 113,653
    映像メディア・プラットフォーム 163,125 186,703
    計 630,641 663,878
    映 画
    映画製作 322,586 208,871
    テレビ番組制作 180,604 190,895
    メディアネットワーク 178,658 157,768
    計 681,848 557,534
    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション
    テレビ 550,099 559,056
    オーディオ・ビデオ 284,239 247,942
    静止画・動画カメラ 321,891 258,212
    モバイル・コミュニケーション 291,764 284,430
    その他 164,792 122,994
    計 1,612,785 1,472,634
    イメージング&センシング・ソリューション 774,570 726,134
    金 融 1,115,291 1,240,455
    その他 181,704 150,434
    全社(共通) 17,934 8,489
    連 結 6,511,145 6,778,941
    項目 2019年度 第3四半期連結会計期間 2020年度 第3四半期連結会計期間
    金額(百万円) 金額(百万円)
    ゲーム&ネットワークサービス
    デジタルソフトウェア・アドオンコンテンツ 304,982 432,789
    ネットワークサービス 85,484 95,774
    ハードウェア・その他 226,110 337,227
    計 616,576 865,790
    音 楽
    音楽制作(ストリーミング) 72,812 88,063
    音楽制作(その他) 53,127 54,049
    音楽出版 39,716 44,997
    映像メディア・プラットフォーム 48,206 74,615
    計 213,861 261,724
    映 画
    映画製作 101,345 52,633
    テレビ番組制作 72,572 75,656
    メディアネットワーク 61,785 62,829
    計 235,702 191,118
    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション
    テレビ 235,859 247,870
    オーディオ・ビデオ 121,742 116,974
    静止画・動画カメラ 122,031 121,570
    モバイル・コミュニケーション 113,500 111,061
    その他 52,686 47,083
    計 645,818 644,558
    イメージング&センシング・ソリューション 277,816 243,809
    金 融 405,382 423,432
    その他 63,129 63,995
    全社(共通) 4,878 2,110
    連 結 2,463,162 2,696,536

     ソニーは2019年度第4四半期より音楽分野において音楽制作カテゴリーの細分化により、製品カテゴリー区分を変更しました。この変更により、上記2019年度の実績を組替再表示しています。

     G&NS分野のうち、デジタルソフトウェア・アドオンコンテンツカテゴリーにはSony Interactive Entertainmentがネットワークを通じて販売するソフトウェアタイトル及びアドオンコンテンツ、ネットワークサービスカテゴリーにはゲーム、ビデオ及び音楽コンテンツ関連のネットワークサービス、ハードウェア・その他カテゴリーには家庭用ゲーム機、パッケージソフトウェア及び周辺機器などが主要製品として含まれています。音楽分野のうち、音楽制作(ストリーミング)はストリーミングによるデジタルの音楽制作物の販売、音楽制作(その他)にはパッケージ及びダウンロードによるデジタルの音楽制作物の販売やアーティストのライブパフォーマンスからの収入、音楽出版には、楽曲の詞、曲の管理及びライセンス、映像メディア・プラットフォームには、アニメーション作品及びその派生ゲームアプリケーションの制作・販売、音楽・映像関連商品の様々なサービス提供などが含まれています。映画分野のうち、映画製作には実写及びアニメーション映画作品の全世界での製作・買付・配給・販売、テレビ番組制作にはテレビ番組の制作・買付・販売、メディアネットワークには、全世界でのテレビ、デジタルのネットワークオペレーションなどが含まれています。EP&S分野のうち、テレビカテゴリーには液晶テレビ、有機ELテレビ、オーディオ・ビデオカテゴリーにはブルーレイディスクプレーヤー/レコーダー、家庭用オーディオ、ヘッドホン、メモリ内蔵型携帯オーディオ、静止画・動画カメラカテゴリーにはレンズ交換式カメラ、コンパクトデジタルカメラ、民生用・放送用ビデオカメラ、モバイル・コミュニケーションカテゴリーにはスマートフォン、インターネット関連サービス、その他カテゴリーにはプロジェクターなどを含むディスプレイ製品、医療用機器などが主要製品として含まれています。

     EP&S分野のうち、モバイル・コミュニケーションカテゴリーの、2019年度第3四半期連結累計期間及び2020年度第3四半期連結累計期間における営業利益は、それぞれ8,639百万円及び41,786百万円です。また、2019年度第3四半期連結会計期間及び2020年度第3四半期連結会計期間における営業利益は、それぞれ6,965百万円及び21,292百万円です。

    項目 2019年度 第3四半期連結累計期間 2020年度 第3四半期連結累計期間
    金額(百万円) 金額(百万円)
    減価償却費及び償却費:
    ゲーム&ネットワークサービス 20,920 27,493
    音楽 21,223 23,723
    映画 16,266 13,467
    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(契約コストを含む) 44,846 45,502
    イメージング&センシング・ソリューション 96,228 114,973
    金融(繰延保険契約費を含む) 60,154 41,519
    その他 3,639 2,886
    計 263,276 269,563
    全社(共通) 18,117 17,000
    連結合計 281,393 286,563
    項目 2019年度第3四半期連結累計期間
    金額(百万円)
    構造改革費用合計 構造改革に関連する資産の減価償却費 合計
    構造改革費用及び関連する減価償却費:
    ゲーム&ネットワークサービス - - -
    音楽 890 - 890
    映画 278 - 278
    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション 9,376 - 9,376
    イメージング&センシング・ソリューション - - -
    金融 - - -
    その他及び全社(共通) 3,296 245 3,541
    連結 13,840 245 14,085
    項目 2020年度第3四半期連結累計期間
    金額(百万円)
    構造改革費用合計 構造改革に関連する資産の減価償却費 合計
    構造改革費用及び関連する減価償却費:
    ゲーム&ネットワークサービス 482 - 482
    音楽 646 - 646
    映画 740 - 740
    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション 3,307 - 3,307
    イメージング&センシング・ソリューション 1,237 - 1,237
    金融 - - -
    その他及び全社(共通) 1,669 - 1,669
    連結 8,081 - 8,081

      構造改革に関連する資産の減価償却費として開示されているものは、承認された構造改革計画のもとで、償却対象固定資産の耐用年数及び残存価額の見直しを行ったことにより発生した減価償却費の増加分です。資産の減損については、発生期間において直ちに費用認識されます。

    項目 2019年度 第3四半期連結会計期間 2020年度 第3四半期連結会計期間
    金額(百万円) 金額(百万円)
    減価償却費及び償却費:
    ゲーム&ネットワークサービス 7,230 9,799
    音楽 7,176 8,352
    映画 5,151 4,586
    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(契約コストを含む) 15,215 15,700
    イメージング&センシング・ソリューション 34,661 37,400
    金融(繰延保険契約費を含む) 14,919 15,761
    その他 986 1,042
    計 85,338 92,640
    全社(共通) 6,116 6,195
    連結合計 91,454 98,835
    項目 2019年度第3四半期連結会計期間
    金額(百万円)
    構造改革費用合計 構造改革に関連する資産の減価償却費 合計
    構造改革費用及び関連する減価償却費:
    ゲーム&ネットワークサービス - -
    音楽 405 - 405
    映画 87 - 87
    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション 2,776 - 2,776
    イメージング&センシング・ソリューション - - -
    金融 - - -
    その他及び全社(共通) 939 - 939
    連結 4,207 - 4,207
    項目 2020年度第3四半期連結会計期間
    金額(百万円)
    構造改革費用合計 構造改革に関連する資産の減価償却費 合計
    構造改革費用及び関連する減価償却費:
    ゲーム&ネットワークサービス 482 - 482
    音楽 △477 - △477
    映画 705 - 705
    エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション 1,992 - 1,992
    イメージング&センシング・ソリューション 1,237 - 1,237
    金融 - - -
    その他及び全社(共通) △213 - △213
    連結 3,726 - 3,726

      構造改革に関連する資産の減価償却費として開示されているものは、承認された構造改革計画のもとで、償却対象固定資産の耐用年数及び残存価額の見直しを行ったことにより発生した減価償却費の増加分です。資産の減損については、発生期間において直ちに費用認識されます。

    【地域別情報】

     2019年度及び2020年度の第3四半期における連結累計期間及び連結会計期間における顧客の所在国又は地域別に分類した売上高及び営業収入は次のとおりです。

    項目 2019年度 第3四半期連結累計期間 2020年度 第3四半期連結累計期間
    金額(百万円) 金額(百万円)
    売上高及び営業収入:
    日本 2,026,005 2,210,809
    米国 1,410,544 1,624,525
    欧州 1,313,715 1,363,893
    中国 696,530 595,193
    アジア・太平洋地域 696,167 649,006
    その他地域 368,184 335,515
    計 6,511,145 6,778,941
    項目 2019年度 第3四半期連結会計期間 2020年度 第3四半期連結会計期間
    金額(百万円) 金額(百万円)
    売上高及び営業収入:
    日本 729,225 802,586
    米国 545,581 652,346
    欧州 543,709 635,873
    中国 246,122 182,729
    アジア・太平洋地域 263,026 280,300
    その他地域 135,499 142,702
    計 2,463,162 2,696,536

      日本、米国ならびに中国以外の各区分に属する主な国又は地域は次のとおりです。

      (1)  欧州:                  イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、スペイン、スウェーデン

      (2)  アジア・太平洋地域:   インド、韓国、オセアニア

      (3)  その他地域:         中近東/アフリカ、ブラジル、メキシコ、カナダ

     売上高及び営業収入に関して、欧州、アジア・太平洋地域、その他地域において個別には金額的に重要性のある国はありません。

     報告セグメント間及び地域間の取引は、市場の実勢価格を参考にして、その都度交渉の上で決定しております。

     2019年度及び2020年度の第3四半期連結累計期間及び第3四半期連結会計期間において、単一顧客として重要な顧客に対する売上高及び営業収入はありません。

    12 重要な後発事象

    Kobalt Music Group Limitedの一部の事業買収

     2021年1月31日、当社の完全子会社であるSony Music Entertainment(以下「SME」)及びKobalt Music Group Limited(以下「Kobalt」)は、SMEがKobaltの有する主にインディーズアーティストを対象とした音楽制作及び配給事業である「AWAL」、ならびに音楽の著作隣接権管理事業である「Kobalt Neighbouring Rights」を取得するために、これらの事業に関するKobaltの子会社の全ての株式及び関連資産の譲渡にかかる確定契約を締結しました。本取引の対価は430百万米ドルで、今後一定の運転資金その他の調整を経て決定されます。なお、本取引の完了は、関係当局の承認及び許可の取得等を条件としています。

    2【その他】

    (1) 配当決議にかかる状況

     2020年10月28日開催の取締役会において、当期中間配当に関し、次のとおり決議しました。

     1  中間配当による配当金の総額・・・・・・・・・・・・30,839百万円

     2  1株当たりの金額・・・・・・・・・・・・・・・・・25.00円

     3  支払請求の効力発生日及び支払開始日・・・・・・・・2020年12月1日

     (注)2020年9月30日の最終の株主名簿に記載又は記録された株主もしくは登録株式質権者に対し、支払いを行

        いました。

    (2) 訴訟

    訴訟事件等については、「第4 経理の状況」四半期連結財務諸表注記『10 コミットメント、偶発債務及びその他』に記載のとおりです。

    第二部【提出会社の保証会社等の情報】

    該当事項はありません。

    独立監査人の四半期レビュー報告書
    2021年2月9日
    ソニー株式会社
    取 締 役 会 御 中
    PwCあらた有限責任監査法人
    東京事務所
    指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 木 内 仁 志
    指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 井 野 貴 章
    指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 宍 戸 賢 市

    監査人の結論

    当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられているソニー株式会社の2020年4月1日から2021年3月31日までの連結会計年度の第3四半期連結会計期間(2020年10月1日から2020年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日まで)に係る四半期連結財務諸表、すなわち、四半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書、四半期連結キャッシュ・フロー計算書及び四半期連結財務諸表注記について四半期レビューを行った。

    当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第95条により規定された米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(四半期連結財務諸表注記1及び2参照)に準拠して、ソニー株式会社及び連結子会社の2020年12月31日現在の財政状態、同日をもって終了する第3四半期連結会計期間及び第3四半期連結累計期間の経営成績並びに第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況を適正に表示していないと信じさせる事項が全ての重要な点において認められなかった。

    監査人の結論の根拠

    当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行った。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を入手したと判断している。

    四半期連結財務諸表に対する経営者及び監査委員会の責任

    経営者の責任は、米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(四半期連結財務諸表注記1及び2参照)に準拠して四半期連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。

    四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき四半期連結財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(四半期連結財務諸表注記1及び2参照)に基づき、継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。

    監査委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における執行役及び取締役の職務の執行を監視することにある。

    四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任

    監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から四半期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。

    監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。

    ・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レビュー手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。

    ・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められると判断した場合には、入手した証拠に基づき、四半期連結財務諸表において、米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(四半期連結財務諸表注記1及び2参照)に基づき、適正に表示されていないと信じさせる事項が認められないかどうか結論付ける。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュー報告書において四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する四半期連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められている。監査人の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。

    ・ 四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(四半期連結財務諸表注記1及び2参照)に準拠していないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた四半期連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示していないと信じさせる事項が認められないかどうかを評価する。

    ・ 四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。監査人は、四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査人の結論に対して責任を負う。

    監査人は、監査委員会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要な発見事項について報告を行う。

    監査人は、監査委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じている場合はその内容について報告を行う。

    利害関係

    会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。

    以  上

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    (注) 1. 上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期報告書提出会社)が別途保管しております。

    2. XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。